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MT−09でのツーリング、キャンプ等を通じてバイクにまつわる雑記を書いています。

コベ
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船橋市
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2015/07/30

1件〜100件

  • 昭和、平成、令和を生きるバイク乗り

    伊東四朗の現在を伝えるドキュメンタリー番組を観た。舞台にテレビ、ラジオと、仕事に真摯に向き合うその姿は、「老いてもなお」という言葉がピッタリだった。画面の中で今にも「ニン」と言い出しそうな伊東四朗を見ていて、若かりし頃に観た映画「稲村ジェーン」を思い出した。ビッグウェーブを待ち焦がれる波乗り達の青春を描いた映画にもかかわらず、サーフィンのシーンが全く出てこないで有名な、あの映画だ。その映画に伊東四...

  • 能面たちの免許センター

    引越しは終わったが、残務整理は終わらない。今朝は、ご無沙汰していたMT-09のご機嫌伺いも兼ねて、住所変更のため免許センターへと向かった。昭和は遠くなりにけりだが、休日の免許センターの混雑だけは、令和の時代も変わらない。センターの外は、施設内に入りきれない人達で溢れかえっており、皆一様にスマホに目を落としながら、自分の整理番号が呼ばれるのを待っている。私は住所の変更だけなので、整理券無しでもそのまま施...

  • 青春も終わりかなと思ったら泣けてきたバイク乗り

    引っ越し先にバイクを自走で移動させるため、リュックに入れたバイクカバーとロックを背負って、さあ出発という時、「ここの駐輪場からバイクを走らせるのも、これで最後なんや」と思ったら、泣けてきた。「こんなところで涙流しとったら、バイクなんか買い替えられへんやんけ」と自分に呆れながら、ディスコ帰りに、これで青春も終わりかなとぶやいて涙した女性をBOROさんが歌っていたのを思い出した。古い歌の一節に励まされるよ...

  • 母の日のバイク乗り

    病を患っていた母の体調が急変したとの知らせを受けて、取るものもとらず列車に飛び乗ったのは20年前だ。かなり動揺していたはずだが、特急に乗り換える前に、駅弁だけは忘れずに買った。その日選んだのは、いつも通り、私の好きな鶏の煮こごりの弁当だった。そして普段と同じように、車窓から街の風景が消え海が見え始めた頃に、弁当の蓋をとり、箸を手にした。その時は、とにかく普段と変わりなく振る舞っていれば、悪い事は起こ...

  • Zには見向きもしないZ世代ライダー

    以前と比べて、明らかにソバの量が減っていて、悲しくなった。先週のキャンプツーリングで、約2年ぶりに訪れた焼きそば屋でのことだ。ソバの量はともかく、コロナ禍においてもしっかり営業を続けて下さった事に感謝しなければと思い直し、ゆっくりと噛みしめながら焼きそばをいただくことにした。私が焼きそばに口をつけ始めてすぐ、続けざまに二組のお客が入ってきて、小さなそのお店はあっという間に満席となってしまった。私の...

  • 雨の匂いとキャンプツーリング

    最近の私を評して「コベは野鳥に心を奪われ、バイクには見向きもしなくなった。」と言い放った者がいるが、それは間違いだ。野鳥に夢中になっていると見せかけて、実は野営地でバードウォッチングを楽しむ鳥見キャンプツーリングで、バイクの新たな可能性を探求しているのだ。但し問題がある。最近のキャンプには、予約が必要なのだ。勝手気ままに旅ができるのが、キャンプツーリングの利点だったはずだが、ブーム到来のせいで本来...

  • バイクを降りる理由

    近々に転居しなければならない。本来であれば転居先は伊豆あたりが望ましいが、その選択をすれば、同時に無職という肩書がついてくる。伊豆が叶わぬ夢なら、せめて今よりもっと便利な場所でと探し始めたはいいが、驚いた事にそのような物件にはバイク置き場が無いというのだ。ここ1、2年、バイクで走る距離はめっきり減ってしまった。丁度バイクから降りる潮時を迎えたという事か。いや、走る距離は短くなったが、バイクに跨る回...

  • 私だけのモーターサイクルショー

    とても驚くべきことが起こった。東京モーターサイクルショーで、HONDAブースへの入場が2時間待ちになってしまったことか?違う。私の次期愛車選びだが、性懲りもなく、また新たなバイクが気になり始めたのだ。読者の皆様からの「コベはネタに行き詰ると、愛車選びの話に飛びつく」という声は無視することにして、これまで候補に挙がった車種を振り返ってみたい。確か最初はツーリングセローから検討を始めたように記憶している。こ...

  • 愛車に捧げたいラストピース

    遂にHAWK11が発表された。アフリカツインのエンジンを流用した、ホンダが満を持して投入するスポーツバイクだ。気になる値段は不明だが、同じアフリカツインの派生車種NT1100の価格168万円が参考になるだろう。仮にこれだけの札束を用意しようと思うと、「HAWK11が無いと僕死んじゃうかんね」と思える程には惚れこんでおく必要がある。ロケットカウル周りのデザインは秀逸で、一目見た瞬間に「僕死んじゃうかんね」となりかけたが...

  • 彼女が選ぶバイクと高原ホテル

    花粉だ黄砂だ、くしゃみの季節だ。野鳥に気付かれぬよう、息を殺して身を潜めていても、くしゃみ一つで台無しだ。その点、バイクはいい。ヘルメットの中なら、思いっきりくしゃみをしても誰にも迷惑はかからない。今日はくしゃみのせいで野鳥探しが捗らず、昼食が遅くなってしまった。駐車場を見てガラガラだと決めつけて飛び込んだ食堂だったが、暖簾をくぐると30分待ちと言われてしまった。どうやら私が見たのは裏手の第二駐車場...

  • ETC前夜の思い出

    来月から始まるバイクの高速道路の料金割引は、土日祝日限定で要事前申込み、更には1度の乗り入れで100km超の走行距離が必要になる等、全くもって期待外れな内容だ。もちろんバイクにETCが搭載されていなければ、割引の恩恵は受けられない。最初の愛車だったW400には、しばらくETCを付けていなかった。劣等生のまま教習所を卒業した私にとって、高速道路の走行はあまりにも敷居が高かったからだ。納車から半年が経ち、いよいよ初め...

  • バイク乗りとつながりたくないブログ

    私は閉鎖的なバイク乗りだ。他者を懐深く受け入れるということをしない。ライディングは勿論、バイクを降りた後の振る舞いに至るまで、私が描くライダー像からはみ出る行いは許容できない。些細な例を挙げれば、サービスエリア等に集うライダーの集団はとても苦手だし、タレントのGのように、両足のつま先を外に向けたまま走るライダーとは、決して一緒に走りたくない。「こちらこそ、ハンカバをつけるようなライダーとは一緒に走...

  • 初心者にお薦めするツーリングルート

    バイク乗りを長くやっていれば、天気予報など見なくとも、空を見上げただけで雨が近づいていることぐらいは分かる。今朝もそんな空の変化に気付いたので、鳥見を早々に切り上げ、まだ道端に雪が残る県道を自宅に向かって急いでいると、一台のバイクに追いついた。これもバイク乗りの直感だが、前を行くバイクがどうにも気になる。こちらに向かって突き出るように見える2本のキャブトンマフラーは、Kawasakiが生んだ名車W650の証だ...

  • シグナルダッシュにおける勝負の心得

    バイクに乗っていると、不思議に思うことがある。信号待ちからのスタートダッシュでは、他のバイクより早く出られたことが無い。これは、信号が青に変わっても、必ず一呼吸おいてからアクセルを捻るという教義を守っているからで、驚くことではない。本当に不思議に思うのは、ここからだ。例えば、信号待ちから先に出たのが原二のスクーターだった場合、スタートでつけられた差ぐらいは、私が駆るMT-09をもってすればすぐに追いつ...

  • 見失った道の先にあるツーリング

    鳥見ツーリングで向かう先は、多くの場合、沼や湿地等の周辺に葦原や藪が広がっている場所だ。これまでなら、目的地どころか立ち寄りすらしないような場所を目指すのだから、当然道に迷う。先日も完全に道をロストした挙句、開拓民が原野を切り拓いた頃から変わっていないような、細く曲がった道が複雑に入り組むエリアに飛び込んでしまった。これまでなら、庭先に出ている地元の人に道を尋ねつつ、迷路からの脱出ゲームを楽しむと...

  • 真冬の愛車事情

    冬鳥達が続々とやってきてくれるおかげで、休日は早朝の探鳥地巡りに忙しい。今年の寒さは冬キャンプで鍛えた私をもってしても厳しいものだが、鳥見の為にモンベルで揃えたアウターとミドルウェアはとても優秀で、これまで鳥を探しながら寒いと感じたことは殆どなかった。自宅と探鳥地の間の移動では、アウターをRSタイチに代えて走るのだが、ミドルウェアの方はバイク用としても申し分ない力を発揮してくれている。そのような訳...

  • 愛があれば交通社会の問題は全て解決

    遠くない将来、企業経営は勿論、国家行政の差配すら、どこまでをAI(人工知能)に委ねるべきかという議論が起こるだろう。人は己の知識に基づいて事態に対処するが、AIはディープラーニングによって得た無限の知識から、瞬時に進むべき道を導き出すのだ。運転席すら必要としないAIによる完全自動運転は、技術的には実用可能な段階まで進んでおり、あとは倫理的課題の解決や、法制面の整備を待つのみである。渋滞の長い車列を横目に...

  • バイク系ブログとしての宣誓

    ツーリングに出てもバイクの写真を撮らなくなってしまった。そもそも行き先が探鳥地なのだから、現地に到着する迄カメラの出番がやってこないのは仕方がないとして、ツーリングでは遠回りしてでもワインディングを走っていた習慣も一緒に無くしてしまったようだ。年末のキャンプツーリングでは、そんな状況を何とかしたくて、千葉県が誇る日本一低い山並みを縫うようにして走り回った。久しぶりに走るワインディングはどこまで行っ...

  • キジはいなかったキャンプツーリング

    年の瀬の慌ただしさを縫うようにして、鳥見キャンプツーリングに出た。陽が高くなっても全く気温が上がらず、寒さに震えながら到着したキャンプ場の受付で、薪の値段が750円と聞いて、一瞬聞き間違えかと思った。ここは初心に戻って枯れ木を拾い集めることも考えたが、鳥見の時間を削ることは許されないため、金で時間を買うことにした。ちなみにここのサイト代は、薪一束より安い。キャンプ場の営業部長を呼び出して、事業の継続...

  • イブの夜をバイクで走る勤労者

    イブの夜、サンタやトナカイ達がご馳走を載せたスクータに跨って、忙しそうに街を駆け回っていた。右折しようとしていたサンタは、目の前の信号が赤になると見るや、突如ハンドルを右に切って、歩道に乗り上げたかと思うと、しばらく歩道を滑走した後、そのまま車道に復帰した。トナカイは働き過ぎで自慢の赤鼻が役に立たなくなったのか、左手に持ったスマホで行先を確認しながら、夜の闇へと消えて行った。いずれの芸当も、ゴール...

  • バイクへの愛に気付いた話

    次期愛車選びが長期化している私に対して、以前からR1250GSを強力に推す友人がいる。最初にGSを勧められた時は、冗談だろうと聞き流していた。しかし会うたびにGSの素晴らしさを熱弁する彼をみるにつけ、どうやら彼は本気で私がGSを購入すべきだと考えているようだ。なんでも日本向け車両にはローシートがラインナップされているため、その点の問題は一切ないらしい。確かに値は張るが、1台のバイクを長く愛せるであろう私なら、買...

  • 幸せを呼ぶライダー

    若い頃、飛行機を乗り継ぎながら、米国の主要都市を数週間かけて回ったことがある。現地では、日本人と殆ど出会うことが無かった。私の英語力といえば、本場のサブウエイで、マスタードをたっぷり入れて欲しいということを、店員に伝えるのがやっとという有様で、精神的に辛い数週間だった。ようやく迎えた帰国の日、成田行きの搭乗を待つロサンゼルスの空港で、数週間ぶりに見た日本人の女性達は、荒れた大地に咲いた花々のようだ...

  • 旅をするということ(旅のおともにコッペパン)

    3年前の夏、北海道の大樹町でコッペパンを食べた。縦に入れられた切れ込みに、あんバターが塗ってある定番のやつだ。その日は上士幌のキャンプ場を出発し、襟裳岬を目指して、美しい景色を探しながら走っていたのだが、久しぶりに現れた街でパン屋をみつけた。これまた定番であるお盆の北海道の長雨がようやく途切れ、ちょうど雲の隙間から陽の光が差し始めたところだった。店には沢山の種類のパンが並べられているのだが、商品の...

  • 危険な香りと甘い誘惑に揺れるライダー

    ハンドルカバーの誘惑に屈する時がきた。毎年寒さの限界がくるまで、ハンドルカバーを付けずに我慢する。しかし私の限界点たるや、フルマラソンに挑戦しているにもかかわらず、苦しさに耐えかねて5km過ぎには歩き出してしまうぐらいの軟弱なものだ。出来もしない我慢をする理由は、あらためて述べるまでもなく、ハンカバがバイクのデザインを壊すからだ。バイク+醜悪という数式があるならば、その答えはハンカバということになる...

  • 安堵感に包まれるツーリング

    1年ぶりに下道だけで200kmを走った。なんてことの無い距離だと言いたいが、今の私にとっては「走った」というより「走破した」の方が相応しい表現かもしれない。それほど、久しぶりの長距離(?)ツーリングは身体に堪えた。バイクとは疲れる乗り物だということを、すっかり忘れていたようだ。そして、その疲れる乗り物に乗って安全に帰ることが出来た時には、安堵感に包まれるのだということを、やっと思い出した。1年はバイクの...

  • 凶暴なバイクと凶暴な乗り手

    歴代MT-09の中でも、私の愛車である初代モデルが最も凶暴なのだそうだ。本当にそうなのだろうか。先代の愛車であるW400はおそろしく鈍重だったが、そんなバイクに4万km以上乗った私でさえ、初めてMT-09を試乗した際には、低速からトルクがあって乗りやすいバイクだと感じた。もしもその時「凶暴」の片鱗が見えたなら、私はMT-09を手に入れていなかっただろう。勿論、乗り手の側に凶暴な意思があれば、話は変わってくる。しかし、...

  • バイクと涙と男と女

    齢を重ねると、人は涙もろくなる。もちろんバイクにも泣かされることはある。初めての愛車だったW400(ダブヨン)を下取りに出すため、バイク屋の前まで走ってきた時、不覚にもヘルメットの中で涙を流してしまった。引き渡しを終えて店から出る時も、駐車場に残されたダブヨンを見るのが辛くて、最後まで振り返ることが出来なかった。あの日、店の前で最後に出した左ウインカーの感触が、ダブヨンとの最後の思い出になってしま...

  • ライダーになれたその時

    これまで「やっと俺もライダーになれた」と思った瞬間が、二度あった。最初は中型二輪の免許が取れた時。一発試験ではなく、金で買う免許ではあったが、クランクでバイクがコーンに触れたことが原因で、最初の卒検に不合格となった時から苦難の道のりが始まった。普段の教習では難なく通過できるコースも、卒検になると身体が強張り、クランクでの検定中止を繰り返した結果、教習台帳の記載欄が一杯になり、追加で用紙を貼り付けさ...

  • 真冬におけるライダーの心得

    ライダーなら誰しも、ツーリングの朝は早いだろう。それに鳥見を加えるなら、夜明け前には走り出すことになる。メッシュジャケットが活躍し続けた10月だったが、冷え込んだ今朝は、遂に冬用ジャケットを着て玄関を出た。それでも、吐く息の白さに「これではいかん」と踵を返し、クローゼットからインナージャケットを引っ張り出して、結局冬のコーデで走り出すこととなった。急遽インナーを追加し走り出したものの、身体が守られれ...

  • ブームの到来とバイク雑誌の未来

    そんな事は二度と起こらないと思っていたバイクブームが来ている。メディアが煽っているだけだと疑う人は、バイク屋を覗いてみるといい。万年閑古鳥が鳴いていたバイク屋が、中古バイクを物色する若者達で賑わっているはずだ。バイクが売れるということは、バイク雑誌も売れているのだろうか。バイク雑誌を購入しなくなって久しい。骨があると思っていた雑誌は相次いで廃刊となり、かろうじて生き残った雑誌の多くは、メーカの提灯...

  • 愛車選びにおける紙カタログの使い道

    秋本番の早朝に走り出すというのに、メッシュジャケットの出番があるとは思わなかった。しかも予報外れの雨ですら心地よかった。こんな想定外な出来事が不意にやってくるから、何年乗ってもバイクに飽きないのかもしれない。愛車を買い替えようと考え始めて、1年近く経っただろうか。その間、これはと思ったバイクが見つかる度に、カタログを取り寄せてきたが、そんなこともカタログを眺めながら幾度となくツーリングを夢想したCRF...

  • 鬼滅のブーバイク

    鬼滅の刃を見ると、悲しくなる。望まずして鬼になってしまったからには、せめて人間どもを食い漁り、自由気ままに生きればいいものを、鬼の世界にも人間社会以上に強固なヒエラルキーがあり、鬼達はその呪縛から決して逃げられないのだから。若い世代でバイクに乗る人が増えた。先日など、友人宅らしき一軒家の前に愛車を持ち寄った若者達が、何やら楽しそうにお互いのバイクを眺めながら話をしていた。一瞬、時代が昭和に戻ったの...

  • ソロライダー、ソロキャンパーと、もう一つのソロ

    ツーリング先の駐車場で、荷物満載の私のバイクを見た男性から「最近流行りのキャンプツーリングですか?」と声をかけられた。そうなんですと、それだけを返すのは簡単だが、「最近流行りの」という言葉が引っかかる。意味の無い事だと分かっていても、言わずに後悔するぐらいなら、言ってしまおう。「もう長くキャンプツーリングをやっていますが、こんなにソロキャンプが持てはやされる時代が来るなんて、思いもしませんでしたよ...

  • 私のツーリングスタイルを決定づけたブランド和牛

    ツーリング先で、混雑する飲食店の行列に並ぶぐらいなら、餓死を選ぶ。たとえそれが有名な繁盛店であったとしても、10分、15分と前に進まない背中を見ながら、不毛な時間を過ごすことが耐えられないのだ。そのような訳で、ツーリング先でのお昼は、混んでいなさそうな地元のお店の中から、その時の直感で決めている。あれはダブヨンに乗り始めて1年程経った頃だったか。岡山から高梁川沿いに北上し、山陰を目指す途中、お昼の場所...

  • 2度目のクラッチレバー交換と国際的なロマンス

    クラッチレバーを交換した。MT-09のクラッチレバーの交換は今回で2度目。すっかり手慣れたもので、前回より大幅に作業時間を短縮し、交換を終えた。もしクラッチレバーの交換が苦手という方がいらっしゃったら、廉価で作業を引き受けて差し上げたいと思う。野鳥の写真を撮るようになって、放置していたインスタを再開した。生き馬の目を抜く様なツィッターとは異なり、どこか長閑な雰囲気が漂うインスタでは、下手くそな野鳥写真を...

  • バイクライフに寄り添う愛車と新しい傘

    新しい傘はいい。雨の日の憂鬱が薄れ、外を歩くのが楽しくなる。これまでなかなか気に入る傘が見つからず、1年間ほど折りたたみ傘だけで過ごしてきたのだが、先日ようやく買い求めたものを、今差している。雨具コーナの片隅でその柄と色合いをみつけた時、これを差して歩きたいと思った。だから最近の私は、雨の日に少し自慢げなはずだ。代車のジェンマから乗り換えた車検の帰り路、愛車のいつもの鼻息の荒さと従順さに安堵しなが...

  • 車検が与えるバイク乗りへの試練

    スーパーで惣菜の天ぷらを会計する際、「これはイカ天ですか?」とレジのお姉さんに尋ねられた。イカ天は98円だが、私は迷うことなく、「アナゴ天(158円)です」と答えた。金でも銀でもなく、正直に使い古した斧ですと答えた私に、神は何をもたらしてくださるだろうか。正直者の私は、バイクを車検に出さなければならない。車検の見積は、エンジンオイルやエアクリーナなど、特に必要のない交換品目が色々と上乗せされていたので...

  • メジャー級のバイクへの渇望

    右肩を痛めてしまった。バイクを乗るのも長時間は辛いし、ましてや重い荷物を載せてキャンプへ行くこと等とても無理だ。それでも痛んでいるのが大谷の右肩ではなく私の肩で良かったと思えるほど、今彼のプレーに夢中なのだ。巨木を一振りでなぎ倒すようなスイングで、あっという間にボールをスタンドに叩き込んだかと思えば、翌日にはマウンド上で打者を手玉にとっている。見ているこちらが怖くなる程の彼の快進撃なのだが、どんな...

  • バイクと理由なき反抗

    夏の風物詩と言えば、半そで短パン姿の大型バイク乗りである。この時期には必ずバイクウェア論争の着火剤になってくれるアレだ。Tシャツを風にはらませ、すね毛まみれの膝を露わに疾走していく姿を見せられると、炎天下でもプロテクター入りのウェアを着込んだ私の方が、圧倒的に哀れに思えてくる。バイクに乗ると、自由を得たような錯覚に陥る。バイクは機動性が突出していることから、乗り手は他の車両に対して圧倒的に優位に立...

  • 「スーパーカブ」が思い出させてくれたもの

    免許取得後1年間はタンデムが出来ないというルールを、すっかり失念していた。バイクに乗り始めて10年以上経つが、これまで一度も後席に人を乗せるという機会が訪れなかったのだから、そのようなルールがあったことを忘れたとしても仕方あるまい。勝手な解釈で、痴呆呼ばわりせぬようお願いしたい。タンデムといえば、彼女を乗せた若い男子の粋がった走りは、赤の他人からみても残念なものだ。頭の弱さを隠そうともしない排気音を...

  • 環境性能に優れた新車に買い替える誘惑と欲望

    サステナブルな移動手段として、電動キックボードが注目されている。確かに電動キックボードは、エコでスタイリッシュな乗り物なのだろう。しかしサステナブルを謳うのなら、放棄された自転車を集めてきてシェアした方が、よっぽど目指すべき社会に近づくではないか。結局新たな市場に金を誘引すべく、「サステナブル」という言葉が都合よく利用されているに過ぎない。そのような主張をする一方で、自身の趣味のために、無駄に化石...

  • 「バイクはいいぞ」と書かない理由

    「バイクはいいぞ」と書き逃げするのは嫌だ。「いいぞ」と言うからには、何が良いのかを表現したい。だからブログを書いている。あの坂を越えて向こう側を、見たことがあるか。それまで見上げるようにして走っていた坂の頂が背になった瞬間、私を囲む全ての空間につけられた色が一変するのだ。それはギアを変える暇すら与えない、一瞬の出来事だ。だから悠長にバイクを走らせている者は、決して気づきはしない。その坂は、初めての...

  • バイクへの愛情と親の愛

    バイクへ向けられた愛情は、走行距離を重ねるに連れグローブやブーツにまで及ぶようになる。それは、愛車に意思を伝える際に、グローブとブーツが介在しているからに違いない。そんな風だから、たとえ近所を走る時であっても、お気に入りのグローブとブーツは欠かせない。短時間の行程だからといって、愛用の品の折角の出番を奪うということなど、私にとっては有りえないのだ。しかし、テント、寝袋、チェア、ストーブ等々、無数に...

  • バイクを楽しむ為の黄金比

    キャンプツーリングは、目的地や状況に応じて、キャンプとツーリングのどちらに重きを置くかを、柔軟に変更することが出来る。例えば、近場でのキャンプということであれば、やはりキャンプでのリフレッシュを重視。キャンプが「7」に対して、ツーリングは「3」程度か。複数泊で距離を稼ぐ場合は、距離が延びるにつれ、ツーリングの比重がキャンプを上回るようになってくる。そして北海道のような広い大地を、何泊もかけて移動す...

  • トップケースの中身は何ですか?

    鳥見熱に侵されたせいで、双眼鏡に続いて、カメラまでも手に入れてしまった。「最初からカメラを買っておけば、双眼鏡は不要だったのに」というご指摘に対しては、思慮が浅すぎると言わざるを得ない。実はバードウォッチングにおいて、双眼鏡にはカメラでは代え難い、以下のような役割がある。●より広角な範囲で望遠が可能なため、野鳥を見つけやすい●双眼鏡を通して見る野鳥の姿の方が、カメラより圧倒的に美しいしたがって、鳥見...

  • ライダーとバーダーの境界線

    バーダーという言葉をご存じだろうか。バーダーとは、バイクで言うところのライダー、すなわちバードウォッチングをする人のことを意味する。バーダーになってからというもの、雨さえ降っていなければ、週末の度にリュックに双眼鏡と野鳥図鑑を忍ばせてバイクを走らせている。それでも探鳥地に到着するまでは、バーダーである前にライダーとしてバイクを走らせ、バイクを楽しんできた。ところが今朝は信号待ちの間に、鳩が頭を上下...

  • 旧車會に負けるな、病気にも負けるな

    土曜の午後、冷たい雨の降るサービスエリアに、旧車會が集結していた。雨の中を走ろうというぐらいだから、旧車會の中でも気合の入ったグループなのかもしれないが、走る姿は醜悪という言葉がお似合いで、一斉にエンジンをかけると、あたりに小便を撒き散らすようにして行ってしまった。おつむだけでなく、下(しも)の方も緩くなってしまった集団に追いつくことが無いよう、たっぷりと休憩をとった後、雨の中を1時間ほど走ってキ...

  • 選択肢はバイクか大砲か

    毎週のようにバイクで公園巡りをしている。最近手に入れた双眼鏡で、野鳥を眺めるためだ。一方で、バイクの走りに自分の体がついていかないと感じることが増え、ロングツーリングに出るのが怖くなってきた。加齢からくる体力の衰えかと考えると、とても寂しいが、長く安全にバイクを乗るため、もう少し角が取れたバイクに乗り替える必要がある。次の愛車候補にCRF250 Rallyが浮上してきたのには、そんな経緯があった。MT-09を購入...

  • バイクライフのために残された時間

    県知事選の投票のため、近所の小学校へと向かった。校門をくぐると投票会場の体育館まではグランドを横切らなければならない。朝からの雨のせいで地面はぬかるみ、足をとられながらも、傘を片手におっかなびっくりで一歩一歩進んでいる最中に気付いたことがある。雨の日のイベント等で司会者が発する「お足元の悪い中」というフレーズは、まだ道が舗装されていなかった時代の言い回しが、そのまま今に残ったものだということを。つ...

  • リボーンに向けての序章

    人は深い悲しみから立ち上がるため、まず最初に何をするのか。欲しかったものを買うのだ。しかし新しいバイクを買いにディーラーを訪れる程の元気は、今の私にはない。せいぜいパソコン画面を見ながら、注文確定のボタンをクリックするのが精一杯だ。そのクリックですら、悲しみを助長させることになりはしないかと、しばらく逡巡していたのだが、遂に再始動に向けた一歩を踏み出すため、欲しかったものを手に入れた。双眼鏡がこん...

  • 世界中の恋の歌も、別れの歌も、全て君のために

    君とは15年間も一緒に暮らしてきたんだ。君が何を考えているかなんて、表情を見ただけで分かるよ。あの時、君の目は、もう眠くなっちゃったと言っていた。君が我が家にやってきてしばらくの間、二人の関係はぎくしゃくしていたね。君は心を閉ざしたまま。僕も君との距離を近づける努力をしなかった。そんな二人の関係が一転したのは、本当に突然だった。あれは君との同居生活を始めて、一年以上が過ぎた頃だった。ふと君と目が合っ...

  • 黒い点になったCB1100

    緊急事態宣言下ではあるが、毎週のように近場でバイクを走らせている。私が暮らす地域には、ワインディングや、渓谷沿いの緑深い道など、およそツーリングに相応しい場所はない。その代わり、この季節に東京へとつながる国道を進むと、その先の空にくっきりと浮かぶ富士山が見えてくる。富士山が見える辺りから、左に目を向ければディズニーランド、右には東京スカイツリー、更に走り続けると、遠く貨物船が行き交う真っ青な東京湾...

  • バイクが教える恋愛論

    長らくの間、私の次期愛車選びは、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと、フラフラしていたが、遂に本気で乗りたいと思えるバイクにぶち当たってしまった。これまで候補に挙がったバイクは、全てカタログを取り寄せたのだが、カタログを手にしてから2カ月もの間、繰り返し眺めているのは、このバイクだけだ。他のバイクに対しては、少しの間熱くなることはあっても、最終的にはコロナ禍でロングツーリングは憚られるし、いま無理...

  • バイク用品インプレ記事の見本としてどうぞ

    今は昔、2010年の年明け、初めての愛車を迎えるにあたって、ヘルメット、ライディングジャケット、グローブを急いで買い揃えた。免許が本当にとれるかどうか不安だったので、教習所に通っている間は恐ろしくて買えなかったのだ。その一方で、パンツ、ブーツは、愛車がやってきた後もバイク用を買い足すことなく、手持ちの一般アパレル品で代用し、初心者の時期を過ごした。しばらくして、いよいよ遠乗りを始めるようになると、プロ...

  • 優しい心遣いができるライダーを目指して

    「ヨンヒャクを選ぶあたりが渋いですね」何年か前、伊豆のキャンプ場でバイク乗りの若者からかけられた言葉だ。当時の私の愛車(W400)を目にした彼が、W(ダブル)について色々と聞いてきたのが会話のきっかけだったのだが、Wと言えばW400のことではなく、W600が前提となること等、子供でも知っている。これ以上話が進んでしまうと、本当の事を言い出せなくなると感じた私は、「実はこれ、ダブロクではなく、ダブヨンなんです」と打...

  • ロケットカウルと不恰好なスクリーン

    半地下になったマンションの駐車場で、1台のバイクとライダーのシルエットが見えた。斜めにさす日差しが、緑色のロケットカウルを浮かび上がらせている。美しいそのカウルの隣で暖気を待つライダーにも、出発の儀式が必要なのだろう。肩の高さまで上げた左手に、ゆっくりとグローブをはめる姿は、大きなオペに向かう外科医のようだ。ジョギングシューズを履いた私は、ゴールまであと少し、彼の儀式を見届けている暇はない。私が駐...

  • キャンプに必要なものと不要なもの

    やっと見つけたサイトが、夜になってみると、街灯の明かりがテントを照らす場所だったりすると、死にたくなる。自然の暗さを提供できるという事は、そのキャンプ場にとって大きな付加価値になるはずだが、実際には、そんな場所にはなかなか巡り合えない。先週のキャンプでは、季節外れの暖かい夜だったにも関わらず、「オリオーン」と叫ぶおじさんが現れるぐらい、星空が綺麗だった。こんな夜は、ポケットに入ったスマホに出番はな...

  • 敏腕営業マン達と行く、砂浜キャンプツーリング

    土曜の午後、季節外れの暖かい風を受けながら、海を望む丘陵地帯を走っていた。前を行くのは、道先案内を買って出てくれたTさんが跨るメイト90だ。Tさんには「あまり飛ばさないでくださいね」と冗談交じりでお願いしておいたのだが、走り出してしばらくして、もっと真剣にお願いするべきだったと後悔した。そして道を間違えたTさんが見せてくれた、下りカーブでの華麗なUターンは、私の気持ちを奈落の底へと追いやった。それ...

  • 立ちごけで得るものと失うもの

    「立ちごけは、買ってでも経験しろ」既にベテランライダーの領域に入った私から、ひよっこライダー達へ贈る言葉だ。もしそんな私のメッセージに疑問が湧くようなら、あなたはライダーとして未成熟だと言わざるを得ない。バイクも長く乗っていると、それが危険な乗り物だという意識が薄れ、漫然としたライディングに陥りがちだ。立ちごけは、そんなライダーの慢心や油断を一瞬にして消し去る特効薬なのだ。しかも「買ってでもしろ」...

  • 甘い香りがするキャンプツーリング

    キャンプ場は不思議な空間だ。受付を済ませて、キャンプサイトに進めば、そこでは誰一人マスクをしている者はいない。昼前、テントの傍にバイクを残し、歩いて通りへ出た。すれ違う人の目線で、自分がマスクをしていなかったことに気付き、慌ててマスクを取り出す。マスクをしないキャンプ場と、マスクを強いられる街中と、どちらが正常で、どちらが異常なのだろうか。キャンプ場からしばらく歩き、商店街でみつけた蕎麦屋に入った...

  • キャンプブームとバイクスキル

    2月を最後にキャンプから遠ざかっていた理由は、コロナだけではない。昨今のキャンプブームの超がつく程の過熱ぶりをみてしまうと、自ずとキャンプ場から足が遠のいてしまっていた。とはいえ、今週末はVトークラジオのキャンプイベントが久しぶりに開催されるのだ。巨大なシートバックとトップボックスを背負って、さあブームの真っ只中に飛び込んでやろうではないか。久々のキャンプであっても、これまで何度となく繰り返してき...

  • ブー千葉の聖地で蘇るバイク魂

    通院が始まって4カ月。病状が一向に良くならず、何度も薬を変え、病院も変えた。私ではなく愛鳥の話だ。これまでは病気知らずの彼女だったので気付かなかったが、小鳥を積極的に診てやろうという動物病院は少ない。そんな訳で、流れ流れて辿り着いた現在の病院は、高速道路を使っても1時間以上かかるような場所にある。彼女をトップボックスに入れバイクで通うことが出来れば手っ取り早いが、そんなことをしたら彼女との蜜月関係に...

  • 魔女の一撃と愛車からの激

    欧米諸国では、ぎっくり腰のことを「魔女の一撃」と呼ぶ。昨日バイクに乗り込もうとした際、落としたグローブを拾おうとして、魔女からの強烈な一撃を食らってしまった。痛みで悲鳴を上げそうになりるのを堪えながら、引っ張り出したばかりのバイクを何とか駐輪場へと戻し、文字通り這う這うの体で部屋へと引き返した。ぎっくり腰は若い頃から何度も経験してきた。しかしバイクに乗るのを諦めなければならないほどの強烈な一撃は、...

  • 愛車の不調と言い訳

    MT-09のセルが反応しない症状が再発した。再発後、症状は頻発しており、かなりの高確率で最初のセルでは反応してくれない。運が良ければ2回目のセルで反応してくれるが、運が悪いと、数分の間バイクの上でたっぷりと嫌な汗をかかされることになる。その症状は去年の5月に初めて確認されて以降、ツーリングでは毎回発生していたが、同じ年の12月以降はパタリと症状が出なくなった。今にして思えば、これは第一波に過ぎず、今が第二...

  • バイクで哀愁ブルース

    テレビ東京の看板番組「ローカル路線バス乗り継の旅Z」の最新回は、ニセコから出発して、ゴールの知床を目指すというものだった。日を跨ぎながら何度も路線バスを乗り継ぎ、ようやくバスが道東に入ったあたりだったろうか、出演者の羽田圭介さんが「この道はバイクで走ったことがある」と発した瞬間を、私は聞き逃さなかった。羽田圭介さんと言えば、著書『スクラップアンドビルド』で直木賞を受賞した売れっ子作家だ。そんな羽田...

  • 成長しないライダーの軌跡

    ツーリングの前の晩は、なかなか寝付けない。久しぶりのツーリングとなれば尚更だ。それがたとえ、往復50km足らずのショートツーリングであっても。生まれて初めてのツーリングは、免許を取得して1カ月ほど経った頃だった。それまでは、家の近所を周り続けるだけだった私のバイクが、遂に沢山の車が行き交う国道へと飛び出したのだ。目指した先は、国道を真っ直ぐに20kmほど走った先にあるマクドナルドだった。対向車線沿いに...

  • 雨のツーリング写真を無駄にしてはいけない

    ツーリングの写真が増えない。走っていないのだから当然だ。カブのギアチェンジ操作をイメトレしていたのだが、気づくとペダルを踏む足が逆だった。この調子では次回本当に走り出す時が恐ろしいが、購入の予定もないバイクのイメトレをするぐらいだから、バイクへの情熱は失っていないようだ。キャンプも半年以上ご無沙汰だが、テントは上手く立てられるだろうか。テントの張り方は、キャンプの頻度に関係無くいつだって怪しいのだ...

  • カブ主へのメッセージ

    カブ主が続々と増えている。数多の大型バイク乗り達にも「やっぱりカブは良い」と言わしめる、その魅力とは何なのだろうか。「カブは良い」と口にすることで、俺はバイクが分かっている的なアピールなのか。もしかすると、サザンやユーミンを悪く言ってはいけないというような、同調圧力的な何かが働いているのか。記憶が飛んでしまいそうな強烈な日差しのもと、キバナコスモスが咲き誇っていた。(これを植え、育ててくださった方...

  • 俺のビーナスに会えなかった夏

    物干しから取り込んだ短パンから、10円玉2枚が出てきた。思わず「マネーロンダリング」という言葉が頭に浮かんだのは、暑さのせいだろうか。それとも読みかけの任侠小説のせいだろうか。任侠小説の主人公である若い巡査は、SR500を普段の足に使っているが、ストーリにおいてバイクがカギを握るという事ではなさそうだ。この夏の私のバイクとの関わり合いはそれぐらいだ。バイクに乗るのも、ブログを書くのも、何だか億劫にな...

  • バイクに乗って刻み続ける旅の思い出

    『ぼくらが旅に出る理由』という歌がある。かつて小沢健二が歌った曲だが、長い渋滞を抜けて、いよいよこれから旅が始まるという時にヘルメットの中で流れて以来、私の旅のテーマソングになった。私は旅を経験すべき年齢で、旅に出ることをしなかった。齢をとった今頃になって、昔の忘れ物を取り戻そうとしている訳だが、感性豊かな年齢で経験する旅には及ばない。しかし、時期を逸した旅だとしても、旅先で出会った人や風景は心に...

  • SRが眠るガレージは男のロマン

    接骨院のガレージの片隅に、古いSRが置かれている。接骨院は休日も診療が終わった夜も、ガレージのシャッターを閉めない。ガレージはがらんとしているが、SRだけはいつもそこにいて動かない。これまで接骨院のお世話になる機会が無かったおかげで、SRの持ち主がどんな人かは知らない。しかしガレージのシャッターがいつも開いている理由なら知っている。実は1年の殆どの間、営業時間以外、ガレージのシャッターは下がり、中を...

  • バイク乗りには元気な彼女が必要

    笑顔の高校球児が「甲子園では、皆さんに元気が届けられるように頑張りたい」と抱負を語っている。もはや夏の風物詩だが、「元気を届ける」は大きなお世話だ。有り余る性欲に押しつぶされそうな17、8の男子高校生に笑顔を届けてもらわなければならないほど、私は落ちぶれていない。青春の刹那に輝く高校球児の姿は確かに尊いが、元気を届ける範囲は、せいぜい自分の彼女までに留めて欲しい。普段私は何から元気を得ているのだろう...

  • バイクで打たれる雨のビート、それはジャズだ!

    2月に立ち寄ったきりだったジャズ喫茶。梅雨の合間を縫って、2度目の訪問となった。ジャズ喫茶と聞くと敷居は高そうだが、全くそんなことは無い。そもそも地元の常連さんらしい先客の女性は、流れる音楽などどこ吹く風で、マスターの奥さんとコロナ談義に没頭している。左からジャズのビート、右からはスキャット代わりの茨城弁。そして美味いナポリタンに珈琲。それだけではない。利根川を越えて、いくつもの寂れた街並みを堪能...

  • いい感じのライダーを目指せば、自ずと道は決まる

    バイクに乗り始める動機は人それぞれだろう。私の場合は、カッコいいバイクに乗ってみたかったからだ。そしてそんなバイクを自由自在に操ることで、自分までが「いい感じ」になれるのではないかと妄想していたのだ。「いい感じ」はともかく、カッコいいバイクには、SRXという具体的なイメージがあった。残念ながら私が免許を手に入れる頃には、既にSRXは旧車の部類に入っていた為、初めての愛車はW400で手を打つことにな...

  • 濡れネズミのライダーとは俺のことだ

    降られた。確かに降水確率は高めだったが、晴れ間が見えていたんだ。ずぶ濡れだ。秋冬のツーリングはいい。天候が安定している。この時期の天候は読めない。だから夏のツーリングは嫌いだ。だいたい、気温が上がるこの時期に、お湯を沸かしたヤカンのように熱くなったエンジンに跨るなんて、狂気の沙汰だ。とにかくずぶ濡れなんだ。濡れ鼠のようにずぶ濡れだ。でもこの齢になって、濡れ鼠のようにずぶ濡れの気分なんて、なかなか味...

  • 究極のソロキャンプの楽しみ方教えます

    昨夜、遅まきながらオンライン飲み会なるものを初体験した。さすがにリアルな飲み会と比べると不自然さはあるが、酔って脳の反応が鈍くなるにつれ、そんな事は気にならなくなる。しかも、いざとなればベットにダイブできる環境とあって、自ずとお酒のピッチも上がっていった。ベッドではないが、寝袋に潜り込める環境で、アルコールで脳の働きを鈍らせつつ、焚火とバイクを眺めて夜を過ごしたい。もしそんな夜が完ソロだったら、も...

  • 母に捧げるツーリング

    観光地に立ち寄る時間があるなら、知らない街をバイクで走りたい。何の変哲もない街並みを眺めていると、忘れていた思い出が、心の奥から時折顔を出してくる。私の手が電車のつり革に届くようになるずっと前の話だ。月に一度、土曜日学校から帰ると、昼食もそこそこにリュックを背負った私は、祖母に手を引かれて駅に向かった。鈍行に揺られた後、しばらく歩いた先にその家はあった。祖母は私を送り届けた足で帰り、残された私はそ...

  • 久々にバイクに乗って再発、そして再開するもの

    セルが反応しない症状が再発した。嘘のようにエンジンが目覚めるまでは、キーをOFFにしたり、ギアを変えたり、念を送ってみたりしながら、何度もセルを押さなければならない。もちろん、その間にたっぷりと嫌な汗をかくことになる。昨年12月を最後にパタリと症状が出なくなっていたのに。原因不明のまま猛暑の中を走った昨夏のツーリングでは、症状が頻発、それが次期愛車について考えるきっかけになった。以降、大型アドベン...

  • 宣言開け前夜 ライダーの誓い

    バイクのオドメータが一向に増えない代わりに、走行距離が飛躍的に伸びた。ジョギングの話だ。非常事態宣言下、外出の回数は極端に減り、髪や髭が伸び、ストレスが増え、やがてジョギングが日課になった。バス停を探しながら歩く太川陽介さんにも抜かれるようなスピードゆえ、調子が乗った日はどこまでも走り続けることが出来る。おかげで10年近く住み続ける街にも、まだまだ知らない景色が沢山あることに気付いた。手焼きせんべ...

  • 懐かしいカブのサウンドに酔いしれて

    幼少期、仮面ライダーに傾倒していた私にとって、カブはダサいバイクの頂点に位置するものだった。ライダーになった後も、かつての愛車ダブヨンの排気音がカブにそっくりで、納車日にがっかりした記憶が思い出される。しかし時代は変わった。今カブが熱い。カブ、クロスカブ、郵政カブ、プレスカブ、そしてタイカブ。80年代前半、私の住む街にレンタルレコード屋がオープンした。ちょうどその頃、叔父さんから無料でステレオコンポ...

  • 次期愛車を選ぶ長い夜

    連休最終日の夜を、穏やかな心で過ごす方法をご存知だろうか。雑誌、小説、地図等、とにかくバイク関連の紙媒体に頼って気持ちを落ち着かせるのが一番だ。先の連休では、カタログを使ってみた。カタログを眺めつつ、次期愛車選定についての検証を深めるのだ。紙質ならアフリカツインがぶっちぎりのトップ。説明の分かり易さではV-STROMが一歩抜け出ているだろうか。テネレ700は写真が最も洗練されている。3台とも甲乙つ...

  • 自粛下のバイクライフに将来を重ねる

    バイクを走らせた。橋から見える海には朝靄がかかり、遠くのタンカーが陽炎に浮かんだ小舟のようだ。いつもなら真っ赤になった渋滞表示板が私の気力を奪おうとするが、今朝の表示板は赤色が消えているくせに、先へは進むなと訴えかけてくる。もう一つ、あともう一つと橋を越えていく。Uターンを決めたのは表示板に促されたからではない。その道を曲がってみたかったからだ。最近は短い距離でも楽しめるように、より丁寧なライディ...

  • 遠くツーリングを夢見て勝利あるのみ

    普段から不要不急の遠出は殆どしない私だから、ツーリングもキャンプもNGとなれば、いよいよ引きこもりの生活が続く。しかし若い頃はいつも街に繰り出して遊んでいたものだ。そんな私がこれまで街中で偶然見かけた著名人を列挙してみよう(ロケなど、ご本人が仕事中の場合は除く)。※敬称略・順不同①大仁田厚②BEGINのボーカルの人③ゴスペラーズの人④ばんばひろふみ⑤美川憲一⑥山口智充⑦里見まさと(ザ・ぼんち)⑧桂文福⑨国村隼⑩谷隼人...

  • ブーなバイクはやめられない

    分不相応な大金を投じ、命を危険に晒してまでも乗り続けたくなるバイクの魅力とは何だろうか。バイクには人間の根源的な部分に触れる何かが存在すると睨んでいるのだが、未だに核心に迫ることが出来ずにいる。少なくとも風と云々、あるいはライダー同士の云々というような薄っぺらな言葉でその魅力を表すことは出来ないはずだ。かつて私は他のライダーとの交流を拒絶し、偏屈で独りよがりだった。ところがそんな私があるものに出会...

  • 老害一歩手前のライダーの行儀

    他人に縛られることが大嫌いな私だが、一方で自分自身に対して定めたMyルールを多く持つ。その内容は寝る直前に食事をしないなど他愛の無いものから、人生観に関わるものまで多種多様。自身を律していると言えば聞こえは良いが、そうしていないときちんとした生活を送れる自信が無いというのが実際のところだ。振り返ればバイクに乗り始めたのも、キャンプを始めたのも、やりたいことがあれば先送りはしないというルールが起点にな...

  • 私のツーリングライフ

    ツーリングでコンビニは利用しない。非日常を楽しむ為のツーリングに、普段の生活の中にあるコンビニの空気を持ち込みたくないからだ。ツーリングでは観光スポットには行かない。バイクでしかできない旅をしたいからだ。食事も同様。行列や混雑する駐車場をみると、途端にそのお店に対する興味を失う。ひと気のなさそうなお店であっても、暖簾が出ているなら勇気を出して飛び込んでみよう。お昼時にパラパラと集まってくる常連さん...

  • 最高のヘルメットの選び方

    これまでヘルメットはSHOEIとAraiを被り継いできた。しかしどのヘルメットでも、被り始めてから1時間程度でこめかみ辺りが痛くなる症状に悩まされてきた。もちろんインナーパッドの厚さを変えてみる等、我流で試行錯誤を重ねてみたが、結局最も効果のある対策は、ロングツーリング直前に髪を短くすることだった。次こそはそんな悩みから解放されたいという思いから、フィッティングサービスなるものの効果にすがるべく、専門スタ...

  • 独りでバイクを走らせる理由

    桜が咲いた週末、ハンカバを外して家を出た。早朝こそ肌寒かったが、休憩のたびに真冬の装備がどんどん軽くなっていく。目指したのは南房総だったが、陽気に誘われ、途中の公園で文庫本を手にバイクを降りた。麗らかな日差しの下、心行くまでページをめくり続けたら、またバイクが恋しくなってきた。公園を出て、南房総に向かう道は通行止めだったが、こんな日は遠回りも大歓迎だ。実は読書の後、再びバイクの上で風を浴びたら、目...

  • バイクの価値を判断すべきは誰なのか

    新しくバイクを買うためには、背中に最後のひと押しが必要だ。しかしこのひと押しを他人に委ねてはならない。己の背中は己で押す。そして現金払い。大人のライダーとしての責任と覚悟だ。6年前、私がMT-09を買った際はこうだった。「バイクが売れない時代にもかからず、他の国内メーカが持たない3気筒エンジンを開発したヤマハの心意気、これには金を払う価値がある」と、自分で勝手に作った理屈で自分の背中を押したのだ。さ...

  • それでも大型バイクに乗る理由

    中免(普通自動二輪免許)を取得したのは今から10年前。程なくしてW400を愛車として迎え入れた。その外観の美しさが購入の決め手となった訳だが、車種を決める前から購入するバイクは400㏄と決めていた。当時の私は、苦労して手に入れた免許なのだから、その免許で許される最大排気量のバイクに乗るのが当たり前と思っていた。つまり排気量は大きければ大きいほど「偉い」と考えていたのだ。その考えは正しかったのか?バイ...

  • 霞ケ浦の空を舞うプロペラ機

    バイクを走らせていると、自分が飛行機乗りになったかのような感覚をおぼえることがある。膝に抱えたエンジンが発する振動や音がそう感じさせるのかもしれない。コーナーの先を見つめながらスロットルを開ける時、プロペラが唸りを上げ、翼が雲を切り裂き大空を駆け上がっていくのだ。霞ケ浦のほとり、阿見にある予科練平和記念館を訪れた。これまで「予科練」という言葉は知っていたが、それがどこにあり、どのような歴史をたどっ...

  • 偏見と思い出に満ち溢れた茨城ツーリング

    木下(きおろし)、安食(あじき)と千葉県民でも馴染のない地名をみたあと、利根川を越えればいよいよ茨城県だ。ここには起伏に飛んだ道も、ワインディングもなく、ただひたすらに平坦な道が続く。見晴らしは悪くないが、一帯に広がる田んぼからは水が引いていて、春の息吹は感じられない。突然現れたインターチェンジの出口からは、尾張小牧、栃木、福島、地方ナンバーのデコトラ達が続々と降りてきた。遠くに見える筑波山を目印に更...

  • Harley-Davidson賛歌は声高々に

    いかにキャンプにうつつを抜かそうとも、私の本質はキャンパーでなくライダーだ。それが証拠に、知り合いが使うテントは全く覚えていないが、乗っているバイクなら確実に言える。私にとってキャンプで使うテントや寝袋は単なる道具でしかないが、バイクはそれをはるかに超越した大切な存在だ。だから新旧バイクの情報はいつもチェックしているし、街を歩いていても自然とバイクを目で追いかけてしまう。近所に見慣れないハーレーが...

  • ツーリングで撮れた写真と撮れなかった一枚

    テレビのテロップに「キャンプ依存症」の文字が流れた。よくみるとそれは「ギャンブル依存症」と書かれていた。祝日の今朝、玄関を出た途端冷たい風が頬を突き刺し、思わず踵を返して暖かい部屋に戻りたくなった。昨日まで伊豆でのキャンプツーリングを満喫していたはずだが、今はバイクで走ることも、テントで寝ることも考えたくはない。だから私はキャンプ依存症ではないのだ。寒い時期のキャンプツーリングが大好きだ。その理由...

  • バイク乗りの尽きない悩み

    ロボット工学などで語られる「不気味の谷」という言葉をご存知だろうか。ペッパー君のようにデフォルメされたヒト型ロボットに、人々は可愛いという感情を持つ。そしてデフォルメされたロボットの外見がヒトに近づくにつれ、人間はより好意的な感情を抱くようになるが、ロボットの外見がヒトに限りなく近づいたとき、感情が一気に嫌悪感へと変わってしまう。これを「不気味の谷」、「不気味の谷現象」と呼ぶ。バイクに乗る時、バイ...

  • 元ブロガーではなく、現ブロガーのバイクライフ

    ある方から「YouTubeにおけるモトブロガーについてどう思うか?」というお題を頂戴した。ブログを始めて長くなるが、お題をいただいたのは今回が初めてだ。大変有難いことである。すぐにでも記事にしたかったが、「モトブログ」なるものをしっかりと視聴したことが無い。知り合いでもない赤の他人がバイクに乗っている動画に食指が動かないのだ。ちなみに同じ理由でキャンプ動画も全くみない。そして遂にモトブログを見ないまま、...

  • 11年目を迎えたベテランライダーが伝えたいこと

    バイクに乗り始めて丸10年間が経ち、これまで履いてきた革パンも10年選手となった。再染色さえしてやれば、まだまだ現役の一品なのだが、ライダーとして節目を迎えたということで、このたび革パンを新調した。購入したのはこれまでと同じブランドだが、シルエットは今風に、よりタイトなものを選んでみた。新しい革パンは既に正月の伊豆でデビューを済ませているのだが、最初からしっかりと身体に馴染んでくれている。このフィ...

  • 幸運のニューアイテムで房総ツーリング

    「人生は貸借対照表。」東北に住む仙人のような方から教えていただいた有難いお言葉だ。日曜日キャンプに使うニット帽を探して、閉店半額セールでごった返す帽子専門店に飛び込んだ。それまでユニクロや無印良品等をまわってもコレというものに行き当たらなかったが、専門店だけあって種類は豊富、すぐにお気に入りの一品が見つかった。値段は張るものの半額になるので十分許容範囲だったが、レジで告げられたのは値引き前の価格。...

  • スポーツするツーリングで一年の幕開け

    スポーツで負傷した際、試合中は痛みをあまり感じていなかったにも関わらず、試合後になって本格的な痛みに襲われるということがある。競技中は脳内から分泌されるアドレナリンの効果で、痛みを感じにくいということらしい。ツーリングでも帰宅後に身体の節々が痛み出すことがあるが、これもアドレナリンが関係しているのだろうか。さて、おかげさまで今年の正月も、伊豆でキャンプを楽しみながら海へ山へと駆け回った。大好きな土...

  • 最後にワンチャンの愚かなライダー

    自称イタリヤ人で、関西出身の兄さんが私に語った一言が妙に心に残っている。「SNSの中では、誰もが見せたい自分だけを見せていて、不都合な事実は決して見せようとはしない。」先週の大洗ツーリングでは、前回記事にした通り様々なことが起こった訳だが、あの日起こったことでまだ書いていない話がある。なぜなら、まさにそれが私にとって不都合な事実だったからだ。朝から一緒に走ったS君と別れを告げた後の、慣れない夜の高...

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