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長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」さんのプロフィール

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ブログタイトル
長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/nagauta-shamisen
ブログ紹介文
三味線の音色にのせて、 日々感じること、 昭和から平成ひとケタ時代の街かどでの 想い出話などを
更新頻度(1年)

25回 / 365日(平均0.5回/週)

ブログ村参加:2015/07/18

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ハンドル名
長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」さん
ブログタイトル
長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」
更新頻度
25回 / 365日(平均0.5回/週)
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長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」さんの新着記事

1件〜30件

  • 九夏三伏の暑き日は…♪

    鳥の声に目覚める季節が過ぎる。早朝、靄にかすむ雑木林からアブラゼミの鳴き声が聞こえてくる。関東者には夏本番のお知らせだ。8時を過ぎた頃になると、さぁ、今日もこれから幕開きですよ、と、劇場の1ベルともおぼゆるミンミンゼミが騒ぎ出す。数日前から、夕暮れ時の涼風に乗って、ヒグラシが鳴き始めた。通常運転なら、世界中が夏休み。以前、一の字騒動なる記憶をご紹介したが、50年余の時を経て、ついに、決着した。正解は、「考え無しに迂闊なことをするな」。それに気がついたのは、遅れたこと30年、吉川英治原作・大河ドラマ「太平記」足利高氏・青春グラフィティ的エピソードにての、無口な苦労人・緒形拳as足利貞氏の顔を見ていたときのこと。それが我が小学一年生の折の、担任の先生のお教えだったのだろう。至極当たり前で単純なことだけれど、上の空に...九夏三伏の暑き日は…♪

  • コメット君

    旧暦五月はさて、どんな月になりましょうか…などと言っている間に、皐月も本日、晦日を迎えた。梅雨の晴れ間にちらりと覗く青い空は、旅情を誘う。罪つくりなやつである。「なんだか東京だけ罰ゲームみたいになっちゃってるじゃないさ」「寄席はもう開いているらしいね」「チドリに座らされるそうですよ、アベックで行っても離ればなれにされちゃうんですって」「それって、その時以外はアベックでいるんだからさ、もはや無意味なんじゃ……?」千鳥に座るって、ステキな言葉ですね。そいや、お裁縫で千鳥掛けってのがあったわね。違う意味で千鳥掛けな訳だわね。そいや、若かりし頃の宴席での、いざというときの心の持ち唄は、♪唐傘の…でした。いざというとき…というのは、ご接待にお呼ばれしたとき、小唄の一つでもご披露…という、昭和の宴席では極々当たり前に見かけ...コメット君

  • 手札

    子雀が翔ぶ稽古をするときの、可愛らしい囀ずりが聞こえたのが6月。信号待ちの高架下の交差点で、燕がパタパタと翼をはためかせ飛び交っていた昨日はもう、7月。♪ここらでやめてもいいコロナ~と、小林旭の自動車ショー歌が脳裡を経廻る禍中もつかの間、令和2年は半年が過ぎ、中止・延期の憂き目を見た演奏会や催し物の手当てが、解除宣言とともに急に押し寄せ、落ち着かない。総棚ざらいをしていた箪笥のあちこちから、過ぎし日々の捨てられぬテレフォンカードがひょっくり、顔を出す。断捨離は果てもなく、私の記憶は藪のなか、未だ夢の途中。【追記】益田玉城「現代隅田川風景」、目黒雅叙園美術館メトロカード(パスネット)は、昨年末に別れを告げた、営団地下鉄銀座線渋谷駅の旧駅改札口で求めたもの。手札

  • 花がるた 六月 薊

    新暦の6月、単衣(ひとえ)の着物に夏帯を合わせます。半襟や襦袢(じゅばん)も夏物です。紗(しゃ)や絽(ろ)の薄物は7月になってから着ます。昭和のころは6月の定番と言えば、紗袷(しゃあわせ)というオシャレの真髄、まさに歩く絵画、美術品というような、惚れ惚れする着物がありました。具象的なモチーフ(季節の動植物、たとえば鮎や紫陽花など)が描かれた紗の下地に、上生地に波紋や雲、霧などを描いたり織り出したりした紗を二枚合わせて仕立てた、袷(あわせ)の着物です。生地が透ける、紗という織物の特質をよく生かした衣装、そして意匠と言えましょう。とてつもなく抒情的な世界が、一枚のきものから広がります。ぜいたく品なので、20世紀のある時、上野広小路にお店を構えてらした呉服屋さんが、「うちは紗袷の下の生地を単衣物で拵えたりもいたします...花がるた六月薊

  • 檸檬可愛や

    この春、中学校に進学予定だったお弟子さんから、晴れて入学式が執り行われたとのお話を伺ったのがもう先々週のこと。(本当によかったです。照る日、曇る日、さまざまあれど、心が晴れやかなら万事OK、というものです)止まっていた時間が動き出し、旧暦令和二年閏四月も昨日晦日。雨もよいの朝、今日は旧暦五月朔日。晴れれば日本にても部分日蝕が見られるとの由、夏至に日蝕が重なるのは1648年(慶安元年)以来、327年ぶりという、心慌しき日曜日の始まり。この半月ほどは時計の針の廻りの早きこと矢の如し。先週末、公園を突っ切って久しぶりの打合せに伺ったら、池のほとりで烏鷺の争い。シラサギと鵜の好対照、教育テレビでは毎日曜正午に見られるこのセットを、現実に見かけるのも珍しい(当社比では十数年前、京都は辰巳大明神さまのご町内でお見かけして以...檸檬可愛や

  • 花がるた 四月 藤

    長すぎた春休みゆえの、夏休みが半分もない…かもしれない…というあまりにも悲しいニュースを目にするにつれ、一個の人間の将来、人生を左右する重大事である、子ども時間の在り方に思い馳せる。久しぶりに聴いた志ん朝の四段目で、昔は子ども向けの娯楽というものはあまりなく、大人の遊びにおまけで連れて行ってもらったものだった…と枕にあった。大人の無意識な日常が、子どもの人生を左右するのである。大人の責任は重大なのだ。小学1年生の夏休みの研究で、父の入れ知恵、差し金の成果である「アリの研究」で賞状をいただいた私は、でも、小学4年の時は「日本の服飾の歴史」という自由研究をする、オシャレ好きな、ごく普通の女の子に育ってはいた。前号で、21世紀のテレビドラマの衣装に対する連綿たる心情を語り損ねたが、1983年の市川崑監督の細雪(私は山...花がるた四月藤

  • レモンの災難

    今年は四月が閏月で、そうなるとどうしたって慶応四年の戊辰戦争のことを思い出してしまうのだが、ストロベリームーンなんて素敵な名称が新大陸の先住民間にはあったのか…ロマンだねぇ…の一方で、星をつかみ損ねた近藤さんの、慙愧に堪えぬ表情が水木しげるの新選組の絵面で浮かぶ、長らく生きていると発想がごった煮である。世相の混沌さに引き摺られ、わが脳内もカオスなのだ。しかし万物は混沌から生まれるらしいので、ごった煮にする材料は多いほどいいのだ。(あくまで自説ですのでお試しくださいませぬよう…)ベランダの植木の世話をしながら(わが庵〈いお〉のスズランは残念ながら花芽が出ず、栄養過多なためかすっかり立派な葉蘭へと成長していた。梅松桜の三人が三人とも、その逞しさたるや、鮨屋に売り飛ばしたいぐらいである)、今年は蝶の姿を見ない…と、茫...レモンの災難

  • 桜井発13時36分、四条畷行き。

    もう先週の月曜日のことになってしまうが、令和2年5月18日の朝、私は「テッペンカケタカ…」という鳥の声で目が覚めた。おお、なんと!!ホトトギスである。杜鵑が啼く季節が到来したのである。♪頃は皐月の末つ方…(ころはさつきのすえつかンた~~~)こうなると、長唄「楠公」の話をせずばなるまい。断捨離作業に精を出していると、限りなく世を捨てた隠居の心境になって後ろ向きになるかと言うと然(さ)にあらず。当時の写真まで発掘して、忘れ去られた時を求めるライフワーク熱が翩翻とひるがえる。機は熟せり。…とはいえ、楠木正成、大楠公のお話をするのは難しい。私の父方の祖母は、明治43年生まれで西暦2000年に90歳で天命を全うしたが、彼女の口から楠公の話を聞いたことはなかった。長男だった父は新婚当初、祖父宅の離れに新所帯を構えたが、祖父...桜井発13時36分、四条畷行き。

  • 断捨離のワルツ

    平成三十年に心不全で急逝した父の遺品整理の凄まじさを知っているので、この機を天佑と捉え、断捨離作業に没頭しようかと思ったが、なかなか捗らない。本、CD類(レコードは10年前に殆ど処分してしまった。手許に残ったのは処分するに足る物ではないと別段大切にしていなかったものが、偶々別の場所に置いてあって大英断の網を逃れ、何の未練も無いものだったりするのが忌々しい)を、処分するために分類する作業で(つまりお料理の下ごしらえの段階)、茫然としてやる気をなくした。つまり、山頭火風に言えば……分け入っても分け入っても、断捨離の山。…そうだ、管理会社から毎月配布されるリビング誌に、片付け(大掃除)の極意特集があったのを取っておいたのだ。(実を言えばその雑誌を取っておいたことすら忘れていて、今回の断捨離作業着手の途中で、書類の山か...断捨離のワルツ

  • 誰が為にか春なる

    令和年間最初の4月27日、アスパラガスが緑色のロウソクになって…三日後、果敢にも家族会議に参加。かたや、松王丸から新たな芽が伸び、小太郎かと。アニバーサリーを覚えるのが苦手で、祖母の命日さえ忘却してしまう不心得者であるのだが、22歳の憲法記念日に、深夜放送で市川雷蔵主演、市川崑監督の映画『破戒』を見たことは忘れられない。昭和時代も終盤に近付き、世はバブル期を迎えつつあったが、テレビ局の番組編成担当者にも、憲法記念日に見るべき映画を忘れずに用意する気概というものがあった。その時の私は、市川雷蔵のことをよく知らなくて、その半年ほど前だったろうか、やはりテレビの午後のロードショーというような東京12チャンネルの番組で小国英雄脚本の『影を斬る』でそのキュートさ、チャーミングさに打たれ、母に、市川雷蔵ってどうしたんだっけ...誰が為にか春なる

  • 空 うそ吹いて

    ほー……ほー……ほぉぉ……という野鳥の啼き声で目が覚めたのが、令和2年4月29日、昭和でいえば天皇誕生日の朝だった。おお、こ、これは………!!ほーほけきょ…まごうかたなき鶯の啼き声ではないか…!東京都心で、ウグイスの初鳴きの統計が取れなくなって20年余りも経つ、というショッキングな情報をもたらしたのは、つい2,3週間前のテレビ番組の天気予報士のお兄さんであった。そう言われてみると、最後にウグイスの声を聴いたのはいつだったろうか、心もとない気がしてきた。房総半島の親類の家の裏の藪で、谷渡りに至る稽古中のウグイスの囀りは、寒い時季によく聞いた。都内だって、シジュウカラはよく囀っているのだ。人けのなくなったゴールデンウィークに、よく、お隣のアンテナのてっぺんで鳴いていた。すぴすぴすぴ…と、初夏の青天をつつくように、潔...空うそ吹いて

  • 鉢木

    遠隔稽古の流行がここへきて始まっているらしい。早くも、うちの孫は200メートルで学校の授業を受けているんじゃよ…という落とし噺までできているとのこと。わが杵徳会では、昭和のころから遠隔お稽古というシステムがあり、カセットテープの音のやり取りで、お稽古に来られない方のフォローをしていたと師匠に伺ったことがある。もう10年以前になるが、このブログ開設のきっかけともなった不肖・私の愛弟子に、ご主人のお仕事の都合でドイツに赴任することになった方があった。当初スカイプを考えていたが、時差の煩わしさを勘案し、そのお弟子さんが、ピカサ・ウェブアルバム、というシステム導入を教えてくれた。自分のページに動画をアップすると、全世界に発信することもできるのだが、合鍵を持っている者だけが見られるという仕組みにもなっている。私がお手本を...鉢木

  • 花がるた 二月竹に福来雀

    籠城してはや幾日…曜日の感覚が最早なく、日々の天候で日にちを計る、東京都下郊外の陸の孤島に住まいする、令和ロビンソンクルーソーの物語。4月2日、鈴蘭の新芽によろこぶ。地球温暖化の賜物か、成長が早く、4月15日、慌てて写真を撮る。早くも鈴蘭らしく葉が巻いている。新芽の時は、左側が早く出ていたのに、右側の成長著しく、4月18日、先に芽生えたものを凌駕しつつある自然界の不思議な法則。ふと思いつきで、左を千松、右を鶴千代、と名付ける。関東好み、というものがあって、20世紀の着物界のブランドで、私が常々憧れていたのは、竺仙、そして矢代仁だった。1990年代の忘年某日、とある百貨店の売出しで廻り合ってしまったのが、竹に、ふくら雀のこの縮緬(ちりめん)の染め名古屋帯である。見るなりガビーーーーンと、赤塚不二夫の漫画の描き文字...花がるた二月竹に福来雀

  • 平家蟹

    月暦で今日は、令和二年三月廿四日。旧暦の寿永4年(西暦だと1185年にあたる)3月24日は、壇ノ浦の合戦で平家が滅んだ日であるから、我が国のもののあはれの根幹をなす母胎ともなった一族を悼みたい。1991年、平成3年3月の歌舞伎座。昼の部、相生獅子で、当代時蔵と福助(まだ児太郎時代)の時分の華の競演に圧倒され、次の幕で九代目宗十郎、紀伊國屋の女鳴神に魂をむんずと掴まれるという、その後の人生を左右される芝居に廻り合った、忘れ得ぬターニングポイントの観劇月。その夜の部に、神谷町・七代目の芝翫が、平家の官女の生き残り・玉蟲を演じたのが、岡本綺堂作『平家蟹(へいけがに)』であった。六世歌右衛門、大成駒の演出だった。戯曲自体は大正時代のもので、昭和になってからも何度か舞台にかけられていたらしいが、私は初見。戦に敗れ、零落し...平家蟹

  • われ幻の湖を見たり(遊興一代)

    旧作の日本映画に嵌っていたのは、学生時代から三十代ごろまでのことだったから、これまた20世紀の話である。嵩じた年には年間千二百本弱を観ていた。昭和55年当時、名画座は三本立て700円が相場だったように記憶している。一本千円か千二百円のロードショーで観るのは新作の洋画がメインで、学校のあった渋谷では文化会館で旧作の2001年宇宙の旅、アラビアのロレンス回顧上映…etc.も見たけれども、半中古作品をかける名画座との中間的役割である二番館へもよく行った。ロードショーで見逃した魔界転生を観るために大塚の…館名は失念したが二、三番館へ出かけたこともあった。競馬新聞に赤鉛筆でマークを付けるおあにぃさん方と同じスタイルで、毎週木曜日(火曜日?水曜日だった??)に発売されていた週刊ぴあ誌を入念にチェックし、見たい映画を求めて武...われ幻の湖を見たり(遊興一代)

  • 花がるた 三月桜

    人間として大切なものは何か、子どもたちには分かりにくい世の中になっていると思います。テレビをつけても事務所のサラリーマンと化した芸人たちの悪ふざけ、タカリを推奨・助長するようなゲーム感覚のバラエティ番組などなど、20世紀と比べて明らかに低次元化しています。NHKの教育チャンネルでなくとも、日曜日の朝、イルカの「雨の物語」がオープニングテーマになっている、古今東西の名著を紹介する番組が、昭和のころ在りました。夜、久米明氏の厳かなナレーションとともに、世界各地の歴史的な不思議を紹介する番組もありました。奇をてらった表現ではなく、極々穏やかで静かに、私たち昭和の子どもは未知なる世界と接する機会を与えられ、向学心のようなものも育まれていたのではないかと、感じます。岩波子どもの本、というシリーズがあり、私も未就学児童のこ...花がるた三月桜

  • シャガの擬態

    幾ひらかのかたみを残して、今年の桜の頃は過ぎていった。武蔵野の雑木林の木洩れ日、その下草の中に、実生の楓を見つけた。ミニチュアの破れ傘のようでもあり、南洋の椰子のようでもあり…そういえば、私が育った故郷の庭の、日当たりの悪い植木の下草に、特撮用ミニサイズのジャングルのモサモサっとした熱帯雨林に似た苔が生えていたのだが、何という植物だったのか…眼下に辿りゆく失われた世界への憧憬を込めて、心はキングコングやゴジラ、モスラ、あるいは川口浩の探検隊員となり、子どもたちは想像の翼を広げた。綿毛の飛んだタンポポの果肉様の萼のうてなは、妖精たちのパン、もしくは我らが探検隊の糧食であった。ままごとに発する、子どもたちの見立て遊びは際限なく、ミクロの視点から覗く世界に飽きることがなかった。この度のコロナ禍で、当分のあいだ閉鎖にな...シャガの擬態

  • 新芽

    ここ暫く、放ったらかしにしていた鉢の状態を案じていたのですが、さすが、我が家の植木たち、生存力の逞しいこと。スズランの、新芽が頭を覗かせておりました。♪早く芽を出せ柿の種出さねば頭をチョン切るぞ…と、脅されるまでもなく、自然は己(おの)が力で、来たるべき時を迎えれば、伸びてゆくものなのですね。新緑の季節に丹精した植物たちの美しく誇らしい姿を、来園者に見てもらえないのは、何て切なく悲しいことなのだろうと、全国の公園・庭園関連の従事者の皆さまにお見舞い申し上げます。当家の檸檬も、花芽を出しました。同じ柑橘類、花橘の実の意匠によく似たかたち。主の酔狂ゆえ、昨シーズンは果実を結ぶことが叶わなかった彼らに、責任を感じておりましたから、殊の外、嬉しくて。新芽

  • あたま山競演録

    本日、第11回Waライブ両国亭が開催されます。正午開場、12時15分開演、14時終演予定です。木戸は500円です。番組は当初予定されていたものと若干変更がございます。以下が本日の番組です。1.篠笛独奏『さくらinブルー』笛:福原清彦2.落語『あたま山』落語:林家時蔵お囃子:福岡民江鳴物:福原庸子、望月実加子笛:福原清彦3.よもやま噺『寄席囃子』福岡民江、林家時蔵4.長唄『あたま山』弾き唄い:杵屋徳衛打物:望月庸子、福原千鶴、望月実加子笛:藤舎理生長唄のあたま山をご存知の方は、えっ…!?と、驚かれたことと存じます。ひとり三味線オペラのような塩梅になっております。乞うご期待。あたま山競演録

  • 庵梅(いおり の うめ)

    横浜能楽堂で、大蔵流の狂言「庵梅(いおりのうめ)」を観たのは、もう先々月の1月13日のことである。この狂言には太郎冠者は出てこない。全編、女性を表すビナンカヅラというお約束の、白い布を頭から巻いて、端をツインテール様に両サイドに垂らした、登場人物すべてが女性という、珍しい狂言である(もちろん狂言方の男性が演じているわけであるけれども)。老境に達した尼僧が一人、結んだ庵に住まいしている。ところへ、かつて彼女に歌の道を学んだ教え子たちが訪い、昔のようにそれぞれが和歌を詠み、梅が枝に短冊を下げていく。やがて酒宴となり、往時を懐かしみ謡い舞う春の一日。しきしまのみちをすてさせたもうなおとめごたちよ…別れ際に老尼は、若き日に学んだ歌の道を忘れず人生を送ってほしい…と謡い、教え子たちを見送るのである。山種美術館所蔵の川端龍...庵梅(いおりのうめ)

  • これを上げましては 明日より何の手業なし

    この度の騒動で、都民フェスティバル邦楽大会、第1部の子ども部門が中止になってしまった。長唄協会会員の小・中学生のお弟子さんで「末広がり」を演奏する予定で、当方からも来年度から中学校に進級するN君が、小学生最後の学年に、日頃のお稽古の成果を発表しようと楽しみにしていた催しであった。長唄「末広がり(末広狩」は、例によって、狂言をもとに歌舞伎化されたものである。お習字に喩えれば、楷書体の曲と申しましょうか、手ほどきから二、三曲目ぐらいの教材になるのだが、山本東次郎さんファンの私としては、嬉々として歌詞説明を膨らませすぎるので、とにかく弾き込んで長唄という曲のスタイルの構造に慣れ親しんでほしい思いもある。N君とは別の小学生のお弟子さんにお手本で弾いたとき、「太郎冠者、あるか」というくだりで、目がキラキラキラ…と輝いたの...これを上げましては明日より何の手業なし

  • 初春の邦楽寄席

    令和時代、最初のお正月。街頭で往き違った老婦人の「今年はどんな年になるんでしょうね…」という嬉しそうな話し声を耳にし、そのお元気で朗らかなお声がまぶしいというか、うらやましいというか…(しっかりせよ、自分)。年を重ね、生きることに倦んだわけではありませんが、どういうわけでしょう、新年を寿ぐ思いよりも、時代に対する違和感が。2020とは、SF小説、近未来映画の中に存在する暗号のようなものではなかろうか…いまだに、見慣れないカレンダーの表記。昔、巷説にては、寄席(落語?お笑い?)が流行るときは、不況である、と言われておりました。確かに、不況なのでありましょう。このところ、自営業の各方面からの方々の廃業のお知らせが夥しく……庶民が肌で感じることには真実があるのです。国の経営は虚構ではなく、事実に基づいて行って欲しいも...初春の邦楽寄席

  • 逢着

    列島を蹂躙して台風が去っていった翌朝、目張りをした玄関を恐る恐る開けてみたら、よく知った懐かしい香りが私の鼻先をくすぐった。今年初めての金木犀であった。季節はめぐる。時もめぐる。先頃ノーベル化学賞を受賞された吉野彰博士が、インタビューの中で座右の銘を「ざうのめい」とおっしゃっていた。おお!!と私はとてもうれしくなった。小学6年生の時の国語の先生が、「昔は“ざう”の銘といったのだけれど、この頃違ってきたのかしら…」と、おっしゃっていたのを、子供心に刻み付け、何かしらのインタビューのたび、マスコミの方々の「ざゆうのめい」という言葉が、ずーーーーーーーーーーーっと気になっていたからだ。「ざゆう」と聞くたび、その違和感に悩んでいたのだ。秘かに始めたい♯座右の銘をざうのめいと呼ぶ運動。昭和の学生というものは、語彙が豊富な...逢着

  • 思索する富士山…(邦楽大会ダョ!)

    お彼岸の富士山をフリサケミレバ…なにやら漫画の…我思うフキダシ状の雲が生まれ出でております。さてさて、お知らせの季節がやって参りました。今週末、9月29日、日曜日。開演13時。吉祥寺南口徒歩2分の、武蔵野公会堂にて、邦楽大会がございます。入場無料にて、箏や三味線、尺八の楽曲をお楽しみただけます。(もちろん長唄も!!)番組は全13番、特別企画として、2時半ごろ「不完全楽器の愉しみ」お話と演奏を、杵屋徳衛が相勤めます。日本独自の文化・発想から誕生した楽器・三味線のこと、日本固有の音楽の魅力についてお話しいたします。上演中17時まで、会場はお出入り自由ですので、お好きな演奏をおたのしみくださいませ。詳しい番組内容につきましては、杵屋徳衛のホームページをご覧下さいませ。よろしくお願い申し上げます。思索する富士山…(邦楽大会ダョ!)

  • 寄せては返す波の鼓

    所用まで時間があったので、ふと、九十九里の砂浜に降り立つ。夏の終わりの遅い午後の海岸…というものは、どうしてこうも1970年代の記憶を呼び覚ますのだろうか。寄せる波、引く波、時折生じる三角波…悠久変わることなく繰り返させる海の営み。♪寄せては返す波の鼓…長唄『岸の柳』の一節。岸の柳は初夏の風物を描くすがすがしい唄だけれど、もう晩夏の初秋で、見上げる空の雲は鱗。……てなことがあった翌日の午前中、先週までは植木に水を遣るほか、寸時の滞在も躊躇するようなありさまだった日向のベランダに出てみたら、虫よけ網の向こうでブンブンと緑葉に取り掛かろうとするつわものがいた。あらあらと、そのけたたましさに度肝を抜かれて、ただぼんやりと傍観していたら、枝に近寄れないまでも、網のクロス目に尻尾をつけて、卵を産んだ。極々小さい、透明な翡...寄せては返す波の鼓

  • 夏の体験会承ります。

    旧暦の七夕も過ぎまして、いよいよ秋ですね…酷暑に喘ぎつつ見上げる空は、そこはかとなく憂いを含んだ…そう、秋の色をしています。しかし、21世紀市民としてはその前に、夏休みの宿題を仕上げなくてはなりません。今年も、夏休みの自由研究のお助け番といたしまして、親子三味線体験会を行います。親子でなくても、お一人でも、学生さんでなくても、構いません。……三味線を弾いてみたい、長唄をうたってみたい…合言葉はかくの如し、思い立ったが吉日。日程は下北沢教室:8月13日(火)、17(土)、24(土)、27(火)、28(水)池袋教室:8月15(木)、29(木)、31(土)お時間は10時~20時の間、完全予約制です。お電話は0334680330または♪三味っちゃおうホームページより、ご希望時間を3つぐらいご記入の上、お申し込みください...夏の体験会承ります。

  • 白昼のゆかたまつり

    残暑お見舞い申し上げます。本日、Waライブ両国亭がございます。今回は、浴衣まつりと題しまして、大井町の芸者衆のお座敷の愉しみ、着物を裁断しないでドレスとして着付けた折り紙ドレス着用の舞によるファッションショーを、これまた笛や太鼓、三味線で賑々しくお届けします。杵屋正邦作品の「太鼓の曲」もお聞きいただけます。酷暑の夏も涼やかに、ぜひお越しくださいませ。お待ちしております。白昼のゆかたまつり

  • ハートに唄もて

    本気で観光立国を目論んでいるのなら、日本人はもっと自国の文化を知らなきゃなりません。わざわざ外国から、この極東の小さい島国を訪れるからには、プチ西洋文化だったり、イエローモンキー的人真似エセ文化だったりするような文物を観たい…どうしても見たい!!……なぞと思うはずがありません。日本のよいところは、この過酷な自然環境(地震、カミナリ、火事…etc.)で生命の存続に脅かされながらも、朗らかに前向きに生きることを忘れない、心根の明るさとあっさりした達観、それにより長い年月積み上げてきた、文化的文物および技術の素晴らしさです。昨日今日、近代化した圧倒的物量に支配された横文字の発想でない、こまごまとした日常からあふれ出す情緒豊かな文物の数々。人間の細やかな神経、精神力から生み出された美しいものたち。だって、人間って、どん...ハートに唄もて

  • もっとJapaneseを!〈君影草の植え替え〉

    日曜の朝にちらと園芸番組をのぞいてみたら、どうやら百日草の特集のようなのだけれど、主役の名前が私の知ってるのと違う。カタカナ三文字ぐらいの聴いたことのない名称なので、もう忘れてしまったが、日本語イコール漢字表記の名称があるものはできればそれで表現したほうが、一目瞭然で簡潔ではなかろうか。表音文字である、カタカナや、アルファベット系の言語は、一目で物事の意味と全体像を把握できる漢字に劣るところがある、と私は常々思っている。私のように深く物事を考えず直感で生きている人間には、命綱とも思えるツールなのである。そのような、極々優秀で奇特な表記方法を編み出した日本語というツールを持っているのに、もったいない。…と思っている人間の数が多分、2020年頃には逆転して少数派になっているのだろう…と実感する今日この頃。5月の第二...もっとJapaneseを!〈君影草の植え替え〉

  • 梅雨時の和楽器ライブ(ディスカバリー伝統邦楽)

    この極東の地の自然の摂理として、梅雨時に雨が降るのは本寸法。…ですが、21世紀になってから気候も欧米化したのか、激烈な振幅度で、ひ弱な人間としては体に堪えます。皆さま、お体を大切になさって、日本列島ならではの気候・風土のもと、無理なく発生した古来の文化に親しみ、英気を養ってくださいませ。きたる6月16日日曜日(今週末です)、小田急線・成城学園前駅北側徒歩2分の、成城ホールにて、無料公演です。午後1時開演です。長唄(三味線と唄と囃子)、箏曲(13絃の琴)、小唄(三味線と唄)、清元(三味線と浄瑠璃)、新内(三味線と浄瑠璃)、常磐津(三味線と浄瑠璃)、笛(能管、篠笛etc.)…などをお聞きいただけます。今公演では、世田谷邦楽研究会企画番組として、「調絃と口三味線のお話」お話と実演を、杵屋徳衛がいたします。(午後3時前...梅雨時の和楽器ライブ(ディスカバリー伝統邦楽)

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