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  • 認知症とボケとの意識差

    「もう忘れたの、ボケたのかしら」「あなた、寝ボケてはいけませんよ」と子供の頃に母からよく言われた。「おい、ボケんなよ」「なんだい。このボケナス・・」僕が子供だった昭和初期なら、仲良し仲間どうしでよく言いあった。だから「ボケは下品な言葉ではない」と私は今でも思っている。小学館発行「新選国語辞典」で「ぼける」の漢字は「惚ける」になっている。「ほれる」と引いたらなんと漢字は「惚れる」だ。老化してボケるのが「恋い慕うこと」と同じ漢字だと思うと楽しくなる。この国語辞典の編集者の一人、金田一京助先生は、このあたりで編集しながらニコニコしていたことでしょう。私の秘蔵書の一冊「絶対音感(最相葉月著)」の中に、新潟大学の認知心理学者宮崎謙一氏は、特に絶対音感研究では第一人者として、海外の研究誌に音楽を通して認知心理学の研究論文を...認知症とボケとの意識差

  • イメチェンして再登場します。

    一昨年、家内の急病。病院の診断は過食。応急処置で直ぐ全快したので、夕方近くなので帰宅しようとしたら、医師から「この際健康診断をするから今晩は入院を・・」で、夕方近くなので「今晩だけならよいか」と入院。一日のつもりの入院が、なぜか退院できず、数日後病院へ行ってみると家内は健康診断どころが「点滴」をされ、病人のように寝たままでした。病状を聞きたい医師はいつも不在。今考えると、入院患者を増やすために、病院で病人にされたことになる。健康な家内が、病院食の美味い筈がなく残すのを、点滴で補っていたのだろうか。それも、点滴をする場所が身体に無くなり4月初旬には胃瘻(いろう)の手術までされている。詳しくは、このブログの№31以降の日記を読んでください。という次第で、旅の穴場の魅力を探す自由業の作家として、ペンを持ち思考する時間...イメチェンして再登場します。

  • №37 朝鮮人街道 と 雨森芳洲

    2015/7-23(木)江戸時代に京都と江戸を結ぶ主要な道路に「中山道(なかせんどう)」がある。中山道が琵琶湖東岸を北上するあたりから、さらに湖畔寄りに分かれ別道となって彦根の手前で再び中山道へ合流する約41㎞を「朝鮮人街道」という。私のように昭和初期に小学校で学んだ子供らは、教室で朝鮮の生徒たちと一緒に学び、遊んだから「朝鮮人」の呼称に少しも抵抗がない。これと同様に近江八幡市を中心にした琵琶湖畔では、今もこの古道を歴史的に保存。各所に「朝鮮人街道」という大きな石標が建ててあるのが私は嬉しい。因みに、私が最初に訪ねたのは20年ほど前、滋賀県立八幡高等学校の生徒の部活動でこの道を教師の指導でまとめた出版書籍を頼りに歩いた想い出がある。朝鮮人街道の由来は、江戸時代に徳川幕府の将軍就任に朝鮮から派遣された外交使節を筆...№37朝鮮人街道と雨森芳洲

  • №36 自宅療養 胃瘻除去の前後

    2015-7月22日千恵子は、白い角張り、情緒皆無の冷たい病室から、暖かいムードの自宅へ帰ってきた。六畳間半分を占める電動ベッド、毛布、バスタオル小物に至るまでが彼女好みで満足。その表情に私はホッとする。何度も繰り返すが、病気とは、文字通り気の病(やまい)。それを失念しないためにも老人はボケないよう情緒を受け持つ音楽脳を、程よく使いこなそう。7月下旬。千恵子の帰宅で訪問看護の手配などで手一杯。日記が殆ど白紙だった。8月1日近くの越山夫人から自家栽培の野菜の天ぷらが届く。※越山さんのご主人は自宅療養で胃瘻を12年間夫人の世話で健康を保持している。千恵子が入院中「病院食を食べているのに胃瘻の手術を受けた」と近所の人から聞き、「それはおかしい」と我が家まで訪ねてくれ、「口から食べることを絶対にやめては駄目よ」と教えに...№36自宅療養胃瘻除去の前後

  • №35 老人関連医療の疑問 退院

    2015-7月21日今の団塊世代の年齢が平均70歳以上になるのは、約10年ほど先。その頃は老人が今より600万人ほど増えて2200万人になるという予測。私は予測ほど無責任な数値は無いとする主義だが、その頃、生産調整せずに増え続ける薬品類を含む医療消費額は60兆円になるという予測。これは、今、話題のオリンピックの体育館の杜撰な建設費より、わが子孫たちの生活へ直接に影響する経済負担額の予測だから恐ろしい。今でも老人を介護する生活は、病院、医師、保険を扱う薬局、老人ホーム、高齢者住宅、家庭介護サービス、保険、年金関係などが福祉という名目で一環した国が関わる収益事業の流れになっている。◇2014-平成26年度5月21日病院=11時半。「今風呂が終わったところ」と言い、持参したヨーグルトを「美味しい」と食べる。私の病院食...№35老人関連医療の疑問退院

  • №34 胃瘻の造設手術 (19日の続き)

    2015-7月20日2014-平成26年度4月8日病院=胃瘻の造設手術千恵子極度の緊張と麻酔で、手術時の記憶が無く、聞くことが不可能。4月10日病院=10時半。野草の花鉢を持参。医師の説明は、映像を見ながらの説明のみ。よくわからず。4月15日病院の介護士が病院の売店で購入のオムツなどの支払い。4月17日病院の相談員から老人ホームへ移る件の説明。病状はそのままで移るのか。4月19日病院=「手術をしたところが痛い」と言う4月20日病院=寝ている千恵子のあご下部分が異常に腫れているのに気づき撮影。4月21日病院=千恵子の腕の動作が軽そう。4月30日相談員から老人ホームへ申し込み書類を受領。5月2日胃瘻のため口の飲み込む括約筋が弱くならないようにと、チューインガムを届ける。※これをみた介護士が「もし咽喉へつかえたら一大...№34胃瘻の造設手術(19日の続き)

  • №33 胃瘻(いろう)の老人 20万人

    2015-7月19日17日、18日とわが女房をモデルにした医療関連の日記が続いた。胃瘻(いろう)の造設手術を受けている老人数は、現在20万人とも30万人とも推定する多さで、認知症と共に病院経営のドル箱事業と新聞で読む。我が女房が、胃瘻(いろう)の、造設手術を受けるまで、私は全く関心が無かったから日記にある如く、口から病院食を食べている女房を、いとも簡単に胃瘻患者に仕立て上げている事実を、知人に話して、日常生活に大変な手間のかかることになることを退院後に痛感した。それは、造設手術は簡単だが、胃瘻によって患者が口から食料を入れることが遠ざかると、それが習性となれば当然死ぬまで胃瘻を取り外すことができなくなる。それでよいのかということだ。私は、女房の口から物を食べられるうち、それに気づき、幸運にも胃瘻を取り外すことが...№33胃瘻(いろう)の老人20万人

  • №32 病院で病人になった女房(昨日の続き)

    2015-7月18日昨年の2月中旬、数日のつもりで入院したのが、退院できたのがなんと7月22日。それも本来は5月頃に老人ホームへ移るように病院から言われ、病院からの紹介状を持参して老人ホームへ行って「病名と介護度の記入が無い」と2カ所のホームから同じことを言われて断られた。病院が病名不明の患者を半年近くも入院させてその上、病院食が三食出ているのに胃瘻(いろう)の造設手術をした。治療途中でも入院は三か月が限度で老人ホームへ現状のまま移るようにと言われ、病院の相談員から病歴記入の書類数組を渡され、近くの老人ホームへ行ったが記入事項の不備で断られた。これらは市民側からみて非常に信頼度が欠けている診療処置だと思えないか。これを知人たちへ話すと「信じられない。おかしい」と一様に言われた。老人ホームから断わられたを幸い「そ...№32病院で病人になった女房(昨日の続き)

  • №31 総合病院の退院と家庭看護

    今日は、久ぶりに今の総合病院の話しである。家内のボケ症状の初期かなと思うが、食べ過ぎで歩けなくなり市立総合病院へ連れていって胃の中を空にして貰ったら全快・・治療室から笑いながら私のいる待合室へ歩いて出てきて「良くなったわ。帰りましょうよ」と帰りかけたら傍にした医師が「まだ調べたいことがあるから今日は入院してください」と言われ、入院したのが昨年の2月18日。「調べるだけなら二日ほどだろう。診て貰えば」の私の言葉でそのまま入院したのが、退院できたのが去年の7月22日。約5か月の入院である。人間とは不思議なもので、寝たきり入院患者にされると数日で病人らしく、まず歩けなくなることを知った。私も妻も、戦後70年間に一度も病院とは無縁だったので、なに、退院すればすぐ足は元通りになるさと軽い気持ちだったのだが、あれから既に約...№31総合病院の退院と家庭看護

  • №30 隠れている親善友好の石碑

    私が住んでいる北アルプス山麓の信州の大町市には、山の町に住む市民たち熱意が今から60数年前に誕生させた日本で唯一の「山岳博物館」がある。最初は街中の小さな古い建物であったが、資料が増えるにつれ、今は市営となり市街地の広がりを眼下に彼方に続く山麓から中腹、そして超ワイドな北アルプスの山並みまでが一望できる東山の中腹に位置し、博物館の3階の広い窓からの眺めはさらに素晴らしい。3階の窓の下側には来館者がカメラを向けて撮影用に開けられる小窓もある。晴天の日は、まず3階へ上がり2階、1階へと降りるのがこの博物館の見学順といえよう。その山岳博物館の広い駐車場に続くようにサクラの季節なら花見ができる公園がある。公園の一角に古い大きな石碑がある。碑面に彫られた文字を判読すると日本の友よ山河よさようならさくらの花よ永遠に咲けその...№30隠れている親善友好の石碑

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