この短編漫画集の中で一番好きだったのは、『differenza(ディッフェレンツァ)』でした。パオロの結婚を祝うため、双子の弟であるマウロは、ゲイのパートナーを連れて帰郷します。まともな道を歩み父のお気に入りのパオロと、父の覚えがめでたくないマウロ。父とマウロの関係が悪化したのは、マウロが男を家に連れ込んでいるのを父が叱責したからなのですが、実はこれは父の誤解で、家に男を連れ込んだのはパオロだったのでした。
イタリア政治家シリーズ第1弾。抑えた色調の中にソファの赤が映える表紙、格好良すぎですよね? お洒落度ハンパない……! このインパクトにそそられて、つい表紙買いした人も多かったのではないでしょうか。 表題作『クマとインテリ』は、カメラマン×インテリ政治家のお話でした。受けのファウストは、前首相かつ現党総裁という、これでもか!と言わんばかりの豪華な肩書を持っています。首相を務めた経験があるくらいですから年齢もかなりいっているわけで、しかも妻子持ちですし、そんな初老男性を受けさせるとはこれまたもの凄いところに萌えを発見するなぁ、と初めてこの本を読んだときは作者さんの発想に度肝を抜かれました。しかも、…
このお話は世界観がとてもファンタジックで魅力的です。 何気なくポクポクと道を歩いるセントールとすれ違ったり、食事の席でヴァンピールと隣り合ったり、スフィンクスとエレベーターに一緒に乗ったり、という生活を想像すると凄くワクワクするなぁ。いや、でも、蛇頭は実際会ったら怖いでしょうが…。
4組の中では、私は彫金師×サラリーマンが一番好きでした。一日ごとに近づいていく二人の距離感が良いです。猫と戯れつつ、一緒にごはんを食べる心地よい関係が自然でした。あ、ちなみにこの二人は受け攻め逆かもしれないという示唆がおまけの 4コマ漫画や人物紹介にありましたが、私は長身でガタイの良い彫金師・亀田攻めの方がイメージしやすいなー。
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