出沢昔ものがたりは、一応完結したのだが、まだ少し物足りない気がして、大海の瀧神社に伝わる話を脚本にしたら、忍さんが絵を描いてくれた。外伝第二話村をすくった龍神様(大海・瀧神社)ぷかりプカリと流れてきた葛籠の中に・・・毎回思うのだが、脚本から場面を切り出し、動きのある絵にするこの能力は尋常でない。当初は挿絵をお願いしたのだが、あまりの出来に、いつの間にか紙芝居になってしまった。重子さんの絵も、味があり安らぐが、忍さんの絵には活気がある。寒狭峡に伝わる話と相まって、いい作品に仕上がった。舞台を製作したコバ建築さん、監修の益道さん、みんなの努力もさる事ながら、昔話を語り継いだ、先人たちの思いがここまで導いてくれたのだろう。出沢昔ものがたり一話追加