津幡町と治水。
今月・9月は「防災月間」である。そのスタートとなる9月1日は「防災の日」。大正12年(1923年)9月1日の「関東大震災」に由来し、また、立春から数えて210日頃にあたり、台風が来襲しやすいことから制定された。近年は、季節を問わず数々の自然災害が起こっているのはご存じのとおり。お互い、普段から心構えを忘れず、何かと備えておきたいものである。さて、戦後わが津幡町で発生した自然災害で最も多いのは「水害」だ。かつて、街中を流れる「津幡川」は台風や大雨によって度々氾濫し、流域一帯に小さくない被害を与えた。特に昭和39年(1964年)夏の豪雨では771戸が浸水し、道路・鉄道が寸断され、田畑も広範囲が水に浸かったという。(※「津幡町史」に掲載された写真)当時、水害が頻発した要因としては---①川幅が狭く蛇行していて、...津幡町と治水。
2022/09/25 20:20