chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
毎日のできごとの反省
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/05/30

arrow_drop_down
  • 地球日本史1・日本とヨーロッパの同時勃興・西尾幹二編

    この本のテーマは副題が自ずから示している。何人もの筆者が各テーマで分担しているので、純に紹介していこう。執筆者は必ずしも紹介しない。以下の番号は本書にふられたものであるが引用していない項があるので、番号は抜けている。①日本とヨーロッパの同時勃興日本が有力文明の域に達した時、同時にヨーロッパがイスラム文明を破って海洋に進出したのがほぼ同じ17-18世紀である。(P27)日本の歴史は、明治維新や敗戦などで断絶しているのではない。江戸時代の文明の熟成が維新のヨーロッパ文明の導入を可能にし、戦前の軍需産業が戦後の高度成長を可能にした。農地改革ですら戦前から始まっていたというのである。(P29)②モンゴルから始まった世界史タイトルには4つの意味がある。(P40)モンゴル帝国は、東の中国世界と西の地中海を結ぶ草原の道...地球日本史1・日本とヨーロッパの同時勃興・西尾幹二編

  • 書評・アメリカ・インディアン悲史

    藤永茂著・朝日選書この本は有名なソンミの虐殺で始まる。それは「ソンミは、アメリカの歴史における、孤立した特異点では決してない。動かし難い伝統の延長線上に、それはある。」(P12)として「アメリカ史上はじめての汚い戦争のぎせい者である」という当時の多くの米国民の一般的な声を否定する。米軍は歴史的に民衆を虐殺するような非人道的な体質を持つ軍隊であると言うことを言いながら、著者の姿勢で不可解なのは、それならば米軍が対日戦でも同様な行為をしたはずであるということを考えもしないで、人道的な米軍と非人道的な日本軍ということを疑いもしないことである。この本は確実な証拠はない(P257)、としながらも多くの文献から米国が「西部開拓」に行ったインディアンに対する卑劣で残虐な行為を示し米国の歴史の暗黒面を示している貴重な本で...書評・アメリカ・インディアン悲史

  • GHQ焚書図書開封4「国体」論と現代・西尾幹二

    この本の場合にも、ひとつの論究にかなりの紙面を費やしているために、飽きる部分があるのは仕方ないであろう。国体論だから、民族の出自が問題にされる。辻善之助という人の「皇室と日本精神」という本の引用である。「或る時代に大和民族が出雲民族を併合して、或る程度の文明を持つてゐたらしい。出雲民族の文明といふのは即ち朝鮮の文明であるが、大和民族はその文明を受入れ、更に石器時代であつた時から、直接に支那文明を受入れて支那文明の非常に優秀なものを受取つて居る。かやうにして我が大和民族は比較的早くより、かなりの文明を作つて居たらしい。(P19)」と引用して、今の歴史書にもこういうことが書かれていて納得できるだろう、というのだが、そうだろうか。支那の文明を朝鮮経由ではなく、直接に受け入れていた、という話はともかく、出雲文明が...GHQ焚書図書開封4「国体」論と現代・西尾幹二

  • 習近平とは

    習近平がいわゆる太子党、共産党幹部の子弟であることはよく知られている。ウィキペディアを調べたら、父は習仲勲というそうである。「毛沢東・大躍進秘録」と言う元新華社通信の記者の著書を見て驚いた。この本には大躍進と言われた毛沢東時代の、引用するのさえおぞましい凄惨な記述がどの頁を開いても出てくるものである。壮大なでたらめ-利水工事(P397)と題する記述がある。3000kmの水路を作り、ダムを二つ、発電所を数十か所建設し、二〇余の件が肥沃な土地に生まれ変わるというのだ。ずさんな計画で膨大な金と人員を投入し工事は三年で中止された。一九五八年の秋に国務院秘書長の習仲勲が現場を訪れて、この工事は世界的な意義を持つとか、共産主義の未来を見せてくれたとか演説したと言うのだ。つまり習近平の父は、文化大革命以前からの筋金入り...習近平とは

  • アビィア B-135 1/72 完成

    前作のB-35は国籍標識が、円形で赤、青、白の3色の現在まで続くものなのに、この機体は御覧の通りの変わったマーキングである。これはチェコスロバキアがナチスドイツに占領された時期にB-135が試作されたことによるものと思われる。主脚のトルクリンクは丁度脚カバー内に収まっているので、脚引っ込み時にはゆとりがあると思われる。操縦席背後の転倒防護の四脚柱はキャノピー側面の枠に隠れてしまって見えない。転倒防護には低すぎるが、高くするとキャノピーと干渉するので工作ができなかった。主翼はB-35が楕円翼を採用しているのに、この機体では前縁を直線にしてしまっている。それでハインケルの翼に似ていないこともない。尾翼の三角マークは、ドイツ空軍塗装のデカールグループに入っていました。なかなか見つからないわけです。その下の小さな...アビィアB-1351/72完成

  • アビィア B-135 RSモデルズ その②

    前述のように、B-135などというものは、超マイナーなので、キットの箱絵のカラー図をのせる。引っ込み脚を固定脚にし、主翼前縁を楕円翼にすれば、B-35になる、というわけです。本当に小さいキャノピーで全体をマスクしました。マスキングテープとマスキングゾルです。主尾翼の扉内部などもマスキングします。下面はC115の指定なので単純なのですが、問題は上面です。カラー図は、チェコマークのが何と黒です。ボックスアートを見ると胴体がグリーン系で主翼には何とスプリンター塗装がしてあります。ネットを調べるとグリーンにブラックグリーンの作例があるではありませんか。割り切ってカーキグリーンの単色に決めました。0-senさんがRLM02は難しいいろだと指摘していますが、カラー図のドイツ空軍版はRLM02ながら、何と黄土色に近い色...アビィアB-135RSモデルズその②

  • アビィアB135 RSモデルズ1/72

    アビィアB135は試作だけで超マイナーな存在なので、前作のB35から紹介しなければなるまい。B35はチェコスロバキア初の低翼単葉の近代的な実用戦闘機であったが、技術的な理由から固定翼機であった。構造的には胴体が鋼管溶接で、前方が金属外皮で後半が布張りという古いものであった。性能向上のために、引っ込み脚を試みたのが、B135であった。全長全幅ともに同じであるが、B35が楕円テーパー翼であったのが、前縁だけを直線翼に変えているので、主翼面積は若干変わっているように推定される。結局試作だけに終えたが、気を付けなければならないのは、試作機といえど2タイプあることであり、キットも2タイプあるらしく、92024と92025番の2種類が存在するようで、大きな違いは、主翼下面の脚カバー形状と機首下面の空気取り入れ口で、他...アビィアB135RSモデルズ1/72

  • 帝国海軍の勝利と滅亡・別宮暖朗

    別宮氏は頑固なのだろうか。自説を唱えるときに有力な反論があっても無視する癖があるように思われる。例えば「作戦計画(国策)にもとづいて第一撃を放てば、先制攻撃を禁ずるパリ不戦条約に違反する。(P175)」先に攻撃した方が侵略者だと言う言い方は、別宮氏が他の著書でもくりかえしている持論であるし、これを根拠に日本は米国を侵略したと言い続けている。不戦条約には正確には「・・・相互関係に於いて国家の政策の手段としての戦争を抛棄することを其の各国人民の名に於いて厳粛に宣言す。」(国際条約集・有斐閣)と書かれている。国策をカッコ書きにして作戦計画を前面に出しているのは、条約の文言には忠実ではなく、別宮氏の解釈を優先しているのだから、正確ではないがこれはどうでもいいことである。問題はアメリカが公文として「不戦条約の米国案...帝国海軍の勝利と滅亡・別宮暖朗

  • メッサーシュミットMe209 V4 完成

    下面ですが、脚収容孔が主車輪が入りそうにもないのは残念です。左側面ですが、残念なところがひとつ。御覧の通りハーケンクロイツがやたらに大きいのです。キットのデカールは例によって二分割なのですが、貼り付けに失敗してしまいました。ストックしていたデカールにいいサイズのがあったのですが、古過ぎてお湯を使ってもデカールが台紙から剥がれません。それでこんなみっともない仕儀になってしまいました。高速機であるにもかかわらず、尾輪ではなく、尾そり式であるのには驚かされる。V1もそうなのだろうか。それとも時代的なものなのだろうか。本当に座席が著しく後方にあることが分かる。日本なら実用化検討以前に「前方視界不良」の一言で、検討もされなかったのに違いない。塗装は赤の14番の蛇さんマークを無難に選びました。ドイツの試作機はRLM0...メッサーシュミットMe209V4完成

  • メッサーシュミットMe209V4 その2

    キャノピーをマスキングしました。中の窓枠は無視して、胴体に接する部分だけ塗装することにして、キャノピー全体をマスキングしました。早速塗装しました。固定風防と可動風防の境は、例によってマスキングテープを貼って、筆塗りです。塗装後、固定風防と可動風防の境を塗装の上からヤスリでスジボリしました。本当は塗装前なのでしょうが、枠の幅が塗装しないと分かりにくいからです。胴体上面は機銃口を開けましたが少し大きめです。勘違いして排気管も取り付けてしまったので、マスキングテープで四方を囲んで、焼鉄色をドライブラシの要領で塗装しました。仕上げは銅色でエッジを塗装しました。プロペラはランナーに取り付けたままサンドがけして、艶消しブラックを吹き付けますが、銀塗装をするので、コンパウンドで滑らかにします。スピンナーキャップはプロペ...メッサーシュミットMe209V4その2

  • メッサーシュミットMe209 V4 スペシャルホビー1/72

    胴体下側ですが塞いでいるのは、主車輪収容庫です。主翼をつけてみたら主脚柱の収容庫より浅く、到底主車輪が収まるとは思えませんが仕方ありません。操縦席は普通主脚の収容庫のすぐ後ろあたりですが、この機体、とんでもない後ろにあるので、上から組み込みます。シートベルトは新聞紙を塗装してから切り抜いてはりつけましたから、色は適当です。主翼は下面の部品を先に胴体に取り付けてから、上面部品を後から取り付けます。下面のセンターを慎重に合わせれば、上面部品が左右にずれる、心配はありません。水平尾翼は差し込み式なので苦労することはありません。下面からですが、巨大なラジエターが目立ちます。主翼はV1と違い、大幅に大きくなっていますが、こうして見るとアンバランスにも見えません。ただ巨大なラジエターとともに、性能の大幅低下のもとにな...メッサーシュミットMe209V4スペシャルホビー1/72

  • 科挙を採用した日本の行く末

    科挙を採用した日本の行く末日本は支那大陸文化のうち、科挙や宦官を取り入れなかった。科挙は考えてみれば、非漢民族支配の、隋、唐代から始まっている。これはむしろ、非漢民族が漢文を共通文書として官僚が利用できるようにした、と考えると分かり易い。漢文の古典をまる暗記する位でないと、漢文で自由に意志の伝達が出来ない。それほど難しいものなのである。科挙が固定化してくると、科挙の合格が高級官僚の条件として絶対化して、個人の能力より優先されるようになった。この状況は今の日本にも当てはまらないか。つまり東大合格の絶対化である。その始まりは維新政府にある。維新政府は、高級官僚の養成機関と西欧文明の導入の手段として帝国大学を設置した。しばらくは東京帝大しかなかったから、帝大と言えば東京帝大を指した。その後、京都帝大ができたので...科挙を採用した日本の行く末

  • 九七式単発軽爆撃機 1/72 完成

    作りかけのものをアップしたので、もう完成です。日本陸軍機は灰緑色のべたが一番似合うと思っているので、それにしました。部隊マークは「日本陸軍機の塗装とマーキングの「爆撃機編」をとりました。仏印の30戦隊第二中隊のもので方向舵が黄のシンプルなものです。重大な難点といったのは、主脚の位置です。飛行機の重心というのは25%翼舷の位置に置くのが通例なので、尾輪式の主脚はそれよりも前に置かないと尾輪式では前方にこけてしまいます。ところがキットの主脚の位置の指定はそれよりよほど後方なのです。だから主脚が主翼のかげにかくれてしままうという情けないことになってしまいました、もちろん模型ではこけることはありませんが。間ぁもっともらしく鎮座しているので諦めました。風防の窓枠は多すぎるので一本づつマスキングして筆塗りとしました。...九七式単発軽爆撃機1/72完成

  • 九七式単発軽爆撃機・1/72 AZモデル・その①

    遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年初投稿です。ここまでの写真撮っていなかったので、いきなり機体完成です。窓枠が多いので、キャノピーの主要部分の窓枠だけを残しマスキングしました。このキット垂直尾翼も水平尾翼も取り付くしまがないので、真鍮棒で繋ぎました。しかし胴体後端と垂直尾翼後端は滑らかにつながっているはずなので、パテのお世話になりました。このキット、奇妙なことに後部座席の下に穴が開いていますが、透明部品はおろか、塞ぐ部品もありません。それで、とりあえず塗料が吹き込まないように木工ボンドでマスキングしました。塗装が終えてキャノピーのマスキングを外しましたが。残りの窓枠は1本づつマスキングして筆塗りです。後部座席下の穴は、後部座席の搭乗口だと解釈して、ステップ付きの蓋をぶら下げました。後部座...九七式単発軽爆撃機・1/72AZモデル・その①

  • 何故日本の景観は雑多になったのか

    書評でも論じるから重複するが、東郷和彦氏は「戦後日本が失ったもの」と言う著書で、ヨーロッパの街並みに比べ日本の風景は特に戦後醜く雑多になった事を長々と論じている。そして雑多な町並みは全国同じような風景でかつてのような地域による個性が無いとも言う。同書でも紹介しているように、幕末に日本を訪れた欧米人は日本の街並みの美しさに感動したというのは複数の文献から証明できる。東郷氏は今日の雑多で醜くなった日本の街並みを作ったのは昔と同じDNAを持った日本人とは思われないと言う。ここまでは反論の余地が無いように思われるし、このことは定説と化している。私は「同じ日本人が」と言うところに実は疑問を持った。同じ日本人が違う事をしているのではなく、同じ事をしているのではないか。それはメンタリティーが変化する原因が見当たらないか...何故日本の景観は雑多になったのか

  • キ-87高高度戦闘機・試作1号機完成

    製作過程の写真をとっていなかったので、いきなり完成機です。一番参考になったのが、日本航空機総集の中島篇のグラビアページにある、右舷斜め前から撮った一枚の写真です。プロペラの塗装やアンテナ支柱の塗装です。アンテナ支柱は明らかに暗い色なので、マホガニーにしました。全面シルバーなのでカウリングだけ塗り分けました。主翼も塗り分けてみましたがはかばかしくないので、止めてウオッシングでごまかしました。主翼はやたらに長いので、間の抜けないようにするのは大変です。左舷には排気タービンがないので、何となく間抜けに見えます。この角度が日本航空機総集のグラビアページに似た位置となっており、プロペラの塗装がよく分かります。プロペラの中央にある細線は仕方ないので、線の位置にカッターで刻みを入れてそれを目標にフリーハンドで線を引くと...キ-87高高度戦闘機・試作1号機完成

  • まマーチンベーカーMB5 完成

    キャノピーと胴体の接続部分は木工ボンドとパテ埋めで゛ごまかしたが、この写真ではうまくいっているようにみえるが、キャノピーのくびれれが胴体側にはいってしまって、中々満足できるものではない。この角度から見ると、コントラペラのP-51Dといったところである。冷却器は上下二段であるが、部品分割が細かくて作りにくいところだった。胴体側の車輪カバーは、パーツが見当たらないのて、省略してしまったが、実機写真を見てもみあたらないので、着陸時には閉じているのかも知れない。背中のアンテナ支柱は。パーがないので、伸ばしランナーでそれらしくでっち上げた。主翼はマスタングの翼端を切断したような低アスペクト比のずんぐりした、あまり格好の良いものではない。主翼のずんぐりは、MBシリーズの共通のようだ。まマーチンベーカーMB5完成

  • マーチンベーカーMB5その③

    塗装は海軍バージョンがあったので、それにしました。たった1機しかないのに3つの塗装バージョンがあるのは訳が分かりません。キルマークはパイロットがヘルキャットに乗っていたのと同じにしてあると説明書にはありましたからますます訳がわかりません。ともかく主翼と方向舵の白を塗ってからマスキングをしてから全体をネービーブルーで重ねました。指定はグロスシーブルーなのですが、手元にないのでインチキをしました。マスキングを全部剥がすとこんな具合です。説明書には機銃の先端にマズルブレーキのようなものを接着するようにありますが、ネッとの写真にもそのようなものはないので、カッコも悪いし、省略しました。脚を取り付けました。主脚は取り付けのダボも何もないので主翼に穴を開けて、真鍮線で固定します。マーチンベーカーMB5その③

  • マーチンベーカーMB5その②

    このキットの最大の難点は、キャノピーと胴体の隙間が空いてしまうこと。それで、キャノピーの隙間に水性ボンドをねじこみます。乾燥したら機体内部色を塗ります。さらにパテで盛り上げます。それを胴体となじむようにヤスリがけをするのですが、思った通りはいってくれませんが。マーチンベーカーMB5その②

  • マーチンベーカーMB5 1/72 AZモデル その1

    側面形がP51Dのそっくりさんであるり。コックピットは簡単なもの。操縦席のシートベルトがないので、新聞紙に適当な色を塗ってつくった。主翼下面のパーツです。脚穴のカバーを接着後グンゼ゜の312を塗装しました。ムスタングに似たラジエターを取り付けます。インテークは3つのパーツでできているという凝ったものです。主翼は片側づつ取り付けるために、真鍮棒を埋め込みます。マーチンベーカーMB51/72AZモデルその1

  • 父たちの大東亜戦争・戦地シンガポール・スマトラの意外な日々

    父たちの大東亜戦争・戦地シンガポール・スマトラの意外な日々・堤寛・幻冬舎ルネッサンス この本には戦闘の話は出てこない。しかし、副題の通り意外なことが多く書かれている。著者の父の戦地での話の聞き語りなのだが、戦後趣味の山登りやスキーには戦友と行き、家族とはほとんど一緒にいかない位、家族より戦友を大切にしたというのは理解できる。小生の父もそんなところがあったからだ。行軍の後宿営地で日本兵が酔って暴れて現地人に通報されて憲兵に捕まった。上官が謝っても許されず、将校が謝ってようやく許された。その後中隊長が訓示したと言うが、訓示は兵を非難するのではなく、中隊長の不徳であると結んだ(P79)。観測班で上官のいじめで自殺者が出ると、憲兵が厳しく追及した(P203)。憲兵の厳しさと軍律がきちんとしていること、将校たちのや...父たちの大東亜戦争・戦地シンガポール・スマトラの意外な日々

  • He178V1完成

    He178V1は世界初のジェット機である。英国もわずかに遅れて進空させたが、こちらは遠心式で、He178が軸流式であったことと比べると一段落ちる。主脚の付根に半円形の金属部分が見えるが、引っ込み脚と誤認させるものとしか見えない。V2は引っ込み脚だから、それほど一号機の完成を急いだということだろうか。機首にエアインテークを配し、操縦席横にダクトを置いているのは、F86とおなじだが、しばらくこの形式が採用されなかったのは、実用機にはエンジン出力が不足して、双発形式が採用されたためであろう。見えにくいが、主脚は片持ちではなく、V字の補強がついている。後方から見たが、主翼はハインケル独特の楕円テーパー翼である。わざわざ作りにくい楕円翼にしなくても、と思うのだが。これも楕円テーパー翼がよく分かる構図である。こうして...He178V1完成

  • 書評・我ら降伏せず

    サイパン玉砕戦の狂気と真実田中徳祐復刊ドットコムこの本の書評を書くのは気が重い。米軍の残虐行為を書くのが主だからだ。同胞がかつて非道なことをされたことは辛い事実だからだ。米軍はサイパンでも日本人の若い女性をスパイに使った(P67)。同じことを沖縄でも行った記録がある。米軍は捕獲した現地にいる民間の若い女性を洗脳してスパイとして使うと言うから非道いことをするものである。サイパンではこのスパイたちが隙を見て、指揮官を射殺すると言う。日本人同士が疑心暗鬼になって殺し合いをしてもやむを得ない恐ろしい計略である。また島の水源地に毒薬を入れ住民や兵士が多数犠牲になった(P67)。戦車を先頭にした歩兵がジャングルを機銃掃射すると「子供、兵士、動けない重傷者が見る見る射殺されて行く」。また野戦病院が戦車に蹂躙された(P7...書評・我ら降伏せず

  • He178その③

    説明書のカラーガイドです。これによって厄介なことが色々わかりました。まず、固定脚の一本足は片持ちではなく、V字型の補強部材があること。引っ込み脚に見えるようにするために、脚周りにややこしい格好の金属むき出し部分があること、主翼と尾翼の付根には無塗装のむき出し部分があることです。ひとつづつ解決していきます。マスキングテープを円形に切り抜き、半円だけ切り出して、残りを直線のテープで繋いで終わり。後は不要部分をカバーするだけです。案外すんなりいきました。尾翼の金属部分は片側だけマスキングテープでカバーして、後は面相筆でフリーハンドでごまかしました。もっともらしく仕上りました。主脚のV字補強はプラパーツなので、He178その③

  • He178V1 その②

    取り付け前の主翼です。スジボリの修正でパテ埋めしています。補助翼のリブなどは浮き上がっていないので、全体をペパーがけしてしまいます。主翼尾翼を取り付けて、士の字になりました、これらの取り付けにさほどの問題はありません。厄介なのは、主脚の取り付け。一見引っ込み脚風の固定脚で、付根が金属パーツで脚柱がプラしいうややこしいもの。瞬間で強引に付けましたが、結果はオーライでした。しかし、付根のV字の補強パーツをつけ忘れていたのはドジでした。He178V1その②

  • He178 V1 スペシャル ホビー1/72

    スペシャルホビーの72で簡単な機体なので、ちょこっと行くかと思っていたら、やはり簡易インジェクション、そうは問屋が卸しません。ただし機体内部は簡単なもので胴体内隔壁を取り付けたところです。床は部品がありますが、コクピット前方の目隠しがダクトを完全に塞塞いでしまいます。操縦席左右は空気ダクトがあるはずと考えて、その分えぐって空間にしました。スジボリはいいのですが、胴体のがややデリケートで塗装で消えそうなので彫り直しましたが、やや大げさになってしまいました。彫り間違いなどを修正して、全体をサンドがけします。He178V1スペシャルホビー1/72

  • MRJはやはり危うい②

    何年も前に「MRJはやはり危うい」という記事を書いたが、論旨とは別な意味で「結果的に」当たってしまった。それにしても思うのは、三菱の航空機部門の運のなさである。いかにその①の記事を再掲する。【私がMRJについて危惧する根拠は、前のブログで書いた、雑誌「諸君」のMRJの記事にも少し登場する。私は、ここでそれをもっと敷衍するのである。YS-11については失敗であるとは意外に公言されていない。だが諸君の記事が言うように、民需である以上、赤字で撤退した以上YS-11は失敗である。YS-11の唯一の価値は日本の航空技術の維持である。多くの飛行機ファンはYS-11の失敗を認めない。これは贔屓の引き倒しである。つまり日本の航空産業が自立しないのに目をつぶって、YS-11は技術的には優秀だった、などと言うのである。YS-11の...MRJはやはり危うい②

  • 在外ウクライナ人に告ぐ

    皆さま外国に住むウクライナ人はロシアの無法に対して国際社会に抗議声明をしている。しかし。これでロシアの侵略が止まるはずがない。止めるには、君たちが祖国に帰ってロシア兵を一人一殺しかないのだ。日本は一億人でアメリカの侵略に対して三百万人の犠牲を払って独立を保全した。小生の叔父もその英霊の一人である。日本は千島列島を失ったか、沖縄は返還された。日本の独立は維持されたのである。ロシアは最終的にウクライナをロシアに併合することを目的としている。それを防ぐのに外交交渉や、経済圧力では不可能であることは明白である。日本人は硫黄島や沖縄では対戦車砲の不足のために、地雷をかついだ歩兵が米国戦車に突入した。木製の複葉機すら神風特別攻撃隊として米艦を撃沈している。繰り返すが在外ウクライナ人よ、故国に帰り一人でも多くのロシア兵を撃ち...在外ウクライナ人に告ぐ

  • ウクライナはポーランドとなる

    第二次大戦前、英国などの欧米諸国は、ポーランドを侵略するものには、ポーランドから武力で撤退させるという条約を結んだ、ところがソ連とポーランド分割の密約をしたドイツは、1939年9月、突然ポーランドに侵入したにもかかわらず、英国などは蹂躙するに任せて、武力行使をすることはなかった。ポーランドは英国に騙されてのんびりしていたのである。英国らは単にドイツに宣戦布告をしただけであった。これが第二次大戦の始まりであった。ところが英国などは武力行使をしないものだから、単にドイツとにらみあうという奇妙な戦争になった。英国などはドイツの侵略に何もせずに口だけで宣戦布告をしただけだったのである。ひるがえって現代、ロシアはウクライナの国境に軍隊を終結させている。これに対して米英諸国はウクライナに侵攻したら厳しい経済制裁を課すと言っ...ウクライナはポーランドとなる

  • MiG21のバリエーション

    MiG21は長い間使われてきただけあって、バリエーションも多く、実験機すらある。ここで゜は、MiG好きの小生の作ったプラモで紹介する。MiG21はバリエーションが多い上にNATOのコードネームがあるので混乱する。ここではinactionシリーズの分類を主として使うことにする。この機体はチェコで使われたものだが、最終型に近いMiG21bisだと思うが実は胴体はKPのものを削って凹モールドにして、主翼周りや脚、ピトー管などの小部品は、はフジミのものにしたのだが、これがぴったり合うのである。ちなみにフジミのシリーズは、胴体が太すぎて使い物にならないのだが、このことを描く模型ライターはいない。しかし長年通っている模型店の店主は簡単に「フジミのは太すぎてだめ」と簡単に言ってのけた。1113号機の側面。この機体はソ連解体後...MiG21のバリエーション

  • 戦後日本が失ったもの-風景・人間・国家

    書評・戦後日本が失ったもの-風景・人間・国家東郷和彦角川書店著者は言わずと知れた開戦と終戦時の外務大臣東郷茂徳の孫である。失われたアイデンティティーという項目に期待して読んだが、勘違いであった。景観の話が以外に長かったのには少々うんざりしたが、傾聴に値する。しかしなぜ日本の街並みが醜くなったかについては別に論ずることとしたい。 ここでは脱ダムについてだけ論ずる。下流の生態系の破壊や土砂流出の遮断による弊害はその通りである。本書では明確には書かれてはいないものの、あたかもダムが不用であるかのような論調である。そしてダムの役割を治水だけに限定している。これは脱ダムの論者がよく使う論法である。植林などによる緑のダムによってダムの治水機能の代替は可能であるからコンクリート製のダムは不用である、というわけである。時折群馬...戦後日本が失ったもの-風景・人間・国家

  • ベアキャットと疾風

    意外に言われないのだが、ベアキャット(F8F)と疾風のスペックは案外似ているのである。これはベアキャッとが小型軽量を第一とした結果、小型軽量な日本機に似た、という結果による。表のように、全長全幅はともかく、翼面積はむしろベアキャットの方が大きく、重量は重いから翼面荷重は似たようなものとなっている。最大速度は、疾風を米国でテストした値を比べれば、ベアキャットの方が速いものの、ともに700km/h弱で大して変わりはない。疾風が日本側の測定値を上回ったことは、燃料のオクタン価に起因すると説明されているが、それだけのことか小生には疑念がある。というのは、計測時の燃料や弾薬などの搭載量が日米でどのように設定されているかわからないからである。ここで敢えて疾風の最大速度を米国での計測値を記載したゆえんである。欧米の機体を日本...ベアキャットと疾風

  • 一式双発高等練習機見学記

    先日、一式双発高等練習機(キ-54)の見学会に行ってきた。平成24年に十和田湖から引き揚げられ、青森の三沢航空博物館に展示されていたものを、今回、製造元の立川飛行機の後身の立飛ホールディングスに移管されたものを展示、それも無料だというので、最終日に行くことができた。三沢でも塗装等若干の補修がなされたようであるが、基本的には引き揚げられたそのまま、ということである。アメリカなどでは、完全に復元して展示されるのが常であるが、引き揚げられたままのおかげで、認識を新たにしたことがある。それは、飛行機というものがいかに繊細で脆弱な構造物であるか、ということを腐食で穴だらけになって構造をむき出しにした機体にみることができたことである。毎年恒例になった鳥人間大会に参加する木や発泡スチロールでできた機体を見て、我々は何と繊細で...一式双発高等練習機見学記

  • 立憲民主党とは何か

    立憲民主党の支持母体労は働組合「連合」である。このことははっきりさせておかなければならない。かつて民主党は政権交代を実現したが、あまりに拙劣な政権運営の結果、わずか三年で自民党に政権を取り返されてしまった。民主党がこのような仕儀に至った経緯は明白である。長く続く自民党政権から政権を奪うために作られた民主党は、支持基盤は官公労を支持基盤とした社会党や共産党と異なり、左右の全体主義すなわちナチス流の極右ファシズムと極左ファシズムの共産主義を排した中道を標榜する労働組合の連合である。民主党は連合を支持基盤としながら、有権者から労組主体だということを見抜かれないように、松下政経塾出身の前原誠司氏など、政治には素人だが穏健で比較的自民党に似ているとみられる人物を党の看板に据えて目くらましをして、自民党に飽いた多くの無党派...立憲民主党とは何か

  • 軽巡 矢矧1/700 タミヤ

    いうまでもなく、戦艦大和に随伴して、沖縄水上特攻に参加し、ほとんど戦果も挙げることもなく沈没した艦である。矢矧は阿賀野型の3番艦で、最上型に似たシンプルな環境構造物が魅力的である。実はこの作品、キットも古いが作ったのも相当昔です。艦船をあまり作らない小生が、当時艦船キットに対してひとつだけ不満を持っていました。それは艦橋のガラス窓です。戦艦から駆逐艦まで、窓は凹みで処理されていて、そこに艶消し黒を塗っていたのです。それで小生が考えたのは、艦橋の窓部分をばっさり切り抜いて、窓枠部分に伸ばしランナーを0.3mm位にしたものを張り付ける、という手法です。まず駆逐艦の羅針艦橋でやってみました。うまくいったのでいよいよ矢矧に試してみました。という訳で古い作品を敢えて紹介した次第です。御覧の通り、拡大写真にすると、伸ばしラ...軽巡矢矧1/700タミヤ

  • 書評・世界が語る大東亜戦争と東京裁判・吉本貞昭・ハート出版

    大東亜戦争と東京裁判について、まず筆者の考えを述べて、その後各種の文献等から日本に対して肯定的な世界各国の著名人等の意見を簡単に紹介する体裁である。元中共軍将校の葛西純一氏が盧溝橋事件の中共謀略説の根拠とした人民解放軍の「戦士政治課本」について紹介している(P57)が小生は公刊されている葛西氏の著書は全て読んだつもりだが、まだこの本の記述を見つけていないのが残念である。ところで秦郁彦氏はこの本の存在を否定して、中共謀略説も否定するのだが、本書によると人民出版社の刊行する「毛沢東年譜」によって存在が確認されたと言うのだが、秦氏は保守の論客だと思っていた時期もある小生が愚かであった。「戦うも亡国、戦わざるも亡国、戦わずして滅びるのは、民族の魂まで失う、真の亡国である」という例の永野軍令部総長の言葉を紹介しているが本...書評・世界が語る大東亜戦争と東京裁判・吉本貞昭・ハート出版

  • パール博士「平和の宣言」ラダビノード・パール、田中正明編著

    ○パール博士「平和の宣言」ラダビノード・パール、田中正明編著・亀戸パール博士らしく論理的かつ難解。特にインド哲学を語るのは難解。西洋人がいかに非白人を人間扱いしていないか、植民地での非道な行為を論じた部分は日本人は是非読むべし。読書によるものばかりではなく、インドにおける体験だからである。小林よしのりの復刊にあたっての序には、パールの原著が絶版になったのをいいことに、一部をつまみ食いしてパールが日本を強く批判したかのように書いた者がいると批判している。自国を悪く言いたくてたまらない異常な日本人は一方では大嘘つきであって、少しも誠実でも良心的な人たちではない。それでいて日本をより悪く言う事が良心の証しだなどと本気で考えているからまともではない。第一部のアジアの良心は田中正明氏の筆である。パール氏の日本に対する心情...パール博士「平和の宣言」ラダビノード・パール、田中正明編著

  • Bf109 G-6 完成 1/72

    風防に防弾板を取り付けて完成です。風防は開状態にしました。109らしいいいアングルです。技量がないので、アンテナ線は張ってありません。胴体横の鉄十字の直後のブルー・グレーの帯は、上面が迷彩色で塗りつぶされていて、訳がわかりません。塗装が完了してからようやく気付いて筆塗りしたくらいですから。スピンナーは白のデカールもあったのですが、塗り分けました。Bf109G-6完成1/72

  • 書評「仮面の大国」中国の真実 王文亮 PHP研究所

    期待の1冊であった。何せ図書館に予約しても在庫は多いのに先着の予約が多く、借りることが出来たのは、1か月後だったから。著者は研究者である。1つのテーマに関して、かなりなスペースとデータを使って延々と実証的に追及する。反面素人の読み物としては冗長に感じる。この本の最大の指摘は、GDPは中国経済の実態を表しておらず、外資系企業により巨大なGDPのほとんどが支えられているのに過ぎない、と言う事だろう。 GDPでは属地主義の経済指標であるため、中国の土地において生みだされた付加価値額を表しているだけで、中国人が生み出した価値ではない、ということである。だからGDPがいくら大きくなろうと中国人自身が得る所得は大きくなってはいない。実際、国民にはそんな経済大国になっているという実感はないというのだ。本当はGDPから外国企業...書評「仮面の大国」中国の真実王文亮PHP研究所

  • Bf109G-6 その3

    G型からつけられた機首バルジに、目玉の塗装がされているバージョンを選んだので、まずは黄色と黒のデカールを貼った上に、目玉のデカールを貼るので、下地の黄色と黒のデカールを貼った上を、艶有のクリヤーで押さえる。目玉も無事はいりました。ステンシルを含めてデカールは全部貼り終わりました。スピンナーの白黒はデカールがありますが、エアブラシで済ませるつもりです。塗装図を見ていたら、おっとっとの忘れ物です。胴体の鉄十字マークの直後にブルーグレーの帯があるでありませんか。しかも、横と下しかなく、上面は迷彩で覆われているという、ややこしいものです。しかも色合いが下面色よりやや暗いだけ、という判然としないものです。諦めようかと思いましたが、思い切ってグンゼの308を筆塗りしました。あとは可動風防とプロペラを取り付けるだけ。話はさか...Bf109G-6その3

  • 書評・インパール作戦の真実

    私としては、やっと納得できる本に出会った、という気持ちである。著者は医師を本業とする、市井の研究者である。私はその事に必然を感じる。日本の大学の専門の研究者の近代史観は歪んでいる。米軍の占領による公職追放で、左翼の学者以外は大学などから放逐された。米国などの連合軍に都合がいい歴史観を日本に押し付けるためである。その結果日本の歴史学界には、日本の近代史を否定的に見る学者しか育たなくなった。徒弟制度のような日本の大学では、師の意見に反する意見を発表する事は、職業を失う事を意味する。仕方なくそのような研究をする学者の弟子は、本気で日本の近代史を否定する考え方を持つようになる。こうして日本の歴史家は日本の近代史を邪悪なものとしてしか捉える意見しか残らない、という傾向が助長された。従って歴史でまともな意見は私にとって門外...書評・インパール作戦の真実

  • Bf109-G6 その2

    右舷側の塗装。モットリングはエアブラシの細吹きで塗ろうと思ったがかなわず、、はみ出した部分をコンパウンドで削るという、荒っぽい手法になってしまいました。それでもモットリングが上から下へ、後方に流れる塗装図の再現がある程度できたと、思っています。可動風防です。塗装のために、木工ボンドで筆の軸に固定しました。塗装は筆塗りです。固定風防の塗装です。手塗りですが、コクピットをマスキングしました。Bf109-G6その2

  • 戦艦大和は世界一強い軍艦だったのか( ^^;)

    その答えは是本信義氏が「海軍の失敗」に明確に書いている。多くの評論では、この議論に難渋しているのと対照的である。是本氏は大和より装甲や主砲の口径も一回り劣る米海軍のアイオワ級戦艦に完敗すると即断している。理由は明確で射撃指揮装置が大和が圧倒的に劣るから、武器の強さや装甲などのカタログ値は大和の方がずっと優れていても、アイオワはずっと前に大和に多数の命中弾を与えるというのである。さすがに海上自衛隊のプロだっただけある。是本氏はアイオワは大和にないレーダー射撃ができた事も強調しているが、それがなくても射撃指揮装置の性能の差だけでも充分であったのは明白である。このように日本海軍の装備や戦闘手段はカタログデータだけ高くて、実質的能力は低い。この点は日露戦争当時には外国の軍艦の装備と大差なかったのと大きく異なる。そういう...戦艦大和は世界一強い軍艦だったのか(^^;)

  • 高市早苗首相待望論

    自民党の総裁選挙が始まった。自民党総裁は事実上の総理大臣である。総理大臣として、小生は唯一高市氏に希望を託す者である。それは皇統の問題である。明らかに、河野一郎氏と野田聖子氏は女系天皇容認論だから問題外である。岸田氏にしたところで、男系天皇を主張するが、皇室に男系が少なくなっている現在では具体策に欠ける。その点、高市氏だけがGHQに廃止された旧宮家の皇室復帰による男系衰退対策を明確に打ち出している。一体、日本とは何か。第一に皇統があっての日本である。少々できの悪い日本政府であっても、皇統が安泰である限りは、日本は日本たりうるのである。逆に言えば、江東の途絶えた日本は、どんな良き政府をいただこうと、もはや日本ではない。日本の滅亡である。「天皇制」廃止を党是とする共産党政権以外は、どのような政府でも構わない、とすら...高市早苗首相待望論

  • Bf109G6 タミヤ1/72 その1

    タミヤスタンダードで基本的組み立ては問題なし、それで過程は省略して、いきなり士の字です。主翼の迷彩を塗装してラダーの白を塗ったら、後の塗装のためにマスキングしました。水平尾翼の塗装のためのマスキングです。胴体上面の塗装のために、塗装図をコピーしてマスキングに使います。Bf109G6タミヤ1/72その1

  • 我敵艦ニ突入ス

    我敵艦ニ突入ス駆逐艦キッドとある特攻、57年目の真実平義克己扶桑社在米の日本人弁護士が駆逐艦キッドに体当たりしたパイロットの氏名を根気よく特定する話である。軍事知識のない著者が調査しているうちに特攻に関する色々なことを感じるようになってくる過程が興味あるところである。この点は是非読んでいただきたい。ただいくつか気になることがある。米軍兵士が日本兵の遺体から頭蓋骨を取り出して土産にする、というのはまれなできごとではない、ということである。日本では信長が敵将の頭蓋骨で酒を飲んだという話があるが、これは日本人にとって例外的で残忍なものとして扱われているし、そもそも時代が何百年も全く違う戦国乱世の時代である。仲間が日本兵の頭蓋骨を取りだしたことを怒る米兵も書かれているが、これは米国人にも平均的米国人よりかなり良心的な人...我敵艦ニ突入ス

  • ミッドウェー海戦・運命の5分の嘘

    書評・ミッドウェー海戦・その時、艦隊はどう動いたか・「運命の5分間」の真実左近允尚敏・新人物往来社正直なところ、「運命の5分間の真実」という副題に惹かれて買った。しかし著者が元自衛官ではあるが、海軍兵学校の卒業者と知って一瞬後悔した。海兵出身者には旧海軍を擁護5するために嘘までつく人物さえいるからである。これは杞憂だった。大東亜戦史を考える日本人にとって、ミッドウェー海戦は誰にとっても痛恨の一戦である。そこで有名なのが「運命の5分間」である。私が「運命の5分間の嘘」説を初めて目にしたのは、澤地久枝氏によってだったが、その論拠を読み損ねていた。ミッドウェー海戦の「運命の5分間」とは何かを復習して見よう。著者は「運命の5分間」説の元となった当事者である草鹿参謀長と淵田「赤城」飛行隊長の証言を紹介しているのでこれを見...ミッドウェー海戦・運命の5分の嘘

  • IAR80 完成

    尾翼の3色はデカールなのですが、ボロボロに千切れました。それで手塗りです。案外上手くいくものです。デカールは二択なので派手な四つ葉のクローバーのを選びました。ピトー管は箱絵では細かく分かれているのですがカラー図に合わせて三分割の赤白のストライプです。IAR80の奇妙なのは外板からむき出しになった補強材です。ともかくもレアな機体を48で仕上げて満足です。主脚は瞬間なんどで強引につけました。さえないのはエルロンのマスバランスで片側に二個づつついているのはさえません。零戦は各一個。またスマートな外観のくせに尾脚はなんとそり式です。IAR80完成

  • 世界最強だった日本陸軍

    福井雄三著・PHP研究所刊 本書はマクロに言えば精強だった日本陸軍に諸外国が恐れをなしたことが、世界史を動かした、という視点である。ヤルタ会談でルーズベルトの要請でスターリンはドイツ降伏後3か月以内の対日参戦を約束した。ところが実際に参戦したのは約束の最後の日であった。ここまでスターリンが躊躇したのは、ノモンハン事件で日本陸軍の強さに懲りていたからである(P192)というのだ。このことは時間の不足や満洲や樺太での日本陸軍の抵抗で、北海道東北への侵攻ができず、日本が分断国家にならなかったという幸運を招いたという。筆者は最後にノモンハンの英霊への謝辞で締めくくっているが、その通りである。また、ノモンハンで手を焼いたスターリンは、ヒトラーに日本との調停を依頼し、そのため独ソ不可侵条約を結び、ドイツに急接近した(P27...世界最強だった日本陸軍

  • ルーマニア空軍 IAR-80 1/48 その3

    さて困りました。カウリングを取り付けたのはいいのですが、未塗装です。しかも胴体は迷彩塗装済み。しかもカウルフラップだけ胴体と同じ迷彩で、前端だけが黄色というややこしいもの。カウリングの塗装中には、胴体はマスキングしなければなりません。そこで考えたのが、カウリングと胴体の間に円筒の紙を差し込んで、カウリングとの隙間だけ木工ボンドで埋めてしまうというもの。写真のように何とかなりました。これでカウルフラップの迷彩を塗装してから、カウルフラップの迷彩をマスキングして、黄色塗装にかかります。胴体のマスキングはそのままに、さらにカウルフラップの迷彩をテープでカバーします。ここまでいけばしめたもの。安心してカウリングをイエロー塗装します。マスキングを全部剥がすと御覧の通り、胴体とカウルフラップの緑と茶の迷彩は運よく連続してい...ルーマニア空軍IAR-801/48その3

  • 書評・勝つ司令部 負ける司令部

    勝つ司令部負ける司令部・東郷平八郎と山本五十六生出寿 「凡将山本五十六」の著者だから内容は想像できる。対米戦に反対で三国同盟に反対していたからと、信奉者が多い山本だが、軍人としての山本は欠陥だらけだと言わざるを得ない。山本の気概とは、日米戦争が始まったら「さすが五十六さんだけのことはある」と言われたいという意味の手紙を郷里の友人に送っている(P43)という人なのだ。一方で対米戦が長期は持たない、と言っておきながら、これは見栄っ張りというべきであろう。いい格好したい、という気持ちで指揮をとられたら前線で闘う兵士はたまったものではない。筆者同様、小生も山本も開戦後の派手で隙だらけの行動から推定して、さきの手紙が身命を賭して闘うと言う決意を表わしたものとは到底思われない。ラバウルでの飛行隊の出撃を、皆が着ている緑の第...書評・勝つ司令部負ける司令部

  • ルーマニア IAR-80 その2

    比較的素直に士の字になりました。継ぎ目はサーフェーサーの原液を塗って、600番の水ペーパーで擦ればOKでした。機銃は6基あるはずなのですが、主翼には4基しかありません。カウリング内に隠れていることにしましょう。ルーマニアIAR-80その2

  • 撃たれ強い一式陸攻

    このブログに興味を持たれた方は、ここをクリックして、小生のホームページもご覧下さい。一式陸攻すなわち一式陸上攻撃機と言えば、一式ライターと味方からも揶揄され、脆弱で攻撃に弱い日本機の典型とされている。しかし「我敵艦ニ突入ス」というある特攻機のパイロットを特定しようとする本に、米駆逐艦長の意外な戦闘報告書の記述がある。一式陸攻はいい飛行機で、かなりの攻撃に耐えられるように頑丈にできている。命中しても、九七艦攻のように簡単に爆発したり火災を起こさない。空母攻撃終了後ベティーが一機帰還中、友軍機から何度も機銃掃射を受けたが、まったく被害を受けた様子はなかった。友軍機は最後には諦めてしまった。(P63)何と被弾に弱いとされた一式陸攻が、いくら攻撃を受けても落ちなかったというのだ。かの本の著者も、一式陸攻が日本海軍では燃...撃たれ強い一式陸攻

  • ルーマニア IAR-80 その1

    ホビーボスのIAR-80です。72もありましたが、作りやすそうな48にしました。IAR-80は零戦や隼とほぼ同時期の機体です。航続距離がべらぼうな零戦と隼は例外で、零戦や隼と同程度の性能でエンジンも似たようなサイズですから。尾橇を使っているのを除けば、ワンピースのセミバブルキャノピーは魅力的です。何とこの箱絵、スピンナーキャップが真っ黒でした。前方が、ガンサイト付きのパネル、後方が゜操縦席と操縦桿、インストルメントパネルなどですが、光の当たり方が悪いので、よく見えません(汗)。カラーはC-116です。胴体には左舷だけで接着し、片持ちです。摺合せは比較的容易でした。胴体に組み込んだコクピット、かろうじてガンサイトが見えます。胴体のあわせは良く、パテ要らずでした。ルーマニアIAR-80その1

  • 石平氏の誠

    このブログに興味をお持ちの方は、ここをクリックして小生のホームページも御覧ください。世界中のどんな評論にもない奇想天外・荒唐無稽な中国論があります。産経新聞の平成22年11月23日に曽野綾子氏が書いている。昔の週刊朝日に歌手の加藤登紀子氏がのせた文章である。日本という言葉を発するときに、たえず嫌悪の匂いが私の中に生まれ、その言葉から逃れたい衝動にかられる。というのだ。加藤氏は日本に誇りを持てないどころか嫌悪すると書いているのである。ところが加藤氏は知床旅情などの、いわゆる日本情緒のあふれた歌を歌っている。私にはここに不誠実を見る。日本にいて日本の歌を歌い、豊かさを謳歌していながら日本に嫌悪を感じている、と言うのだ。これは本心だとは思われない。何故そんなに日本が嫌なら日本にいて日本の国籍を持って日本人として生きて...石平氏の誠

  • ハインケルHe-280V2 完成

    さて、デカールを貼り、脚をつけてピトー管をつければ完成ですから簡単です。ところが機首左舷のハインケルのデカールを貼って、乾燥を待ちクリヤーでカバーする待ち時間にピトー管の穴を開けました。すると、手が触ったのかハインケルの文字が剥がれて消えているではありませんか。万事休すです。クリヤーデカールでハインケルの文字をでっち上げしましたが、字の印刷の乗りは悪いし、サイズもフォントも合いません。そこで、残った右舷のデカールをコピーすればいいことに気づきました。字の乗りの悪さはクリヤーデカールに艶消しのクリヤーを吹くことでカバーします。それで一丁上がり。今度は慎重に待って、クリヤーでカバーします。この角度から見るとV尾翼が映えます。ちなみにデカールは、V2そのままですからインチキのきわみです。なぜか機首には20mmMGがキ...ハインケルHe-280V2完成

  • 書評・海戦からみた太平洋戦争 戸高一成・角川書店

    大東亜戦争の海軍の戦いについてコンパクトで適切に書かれているものである。ただ海軍の米内光政、山本五十六、井上成美らが反戦の立場から三国同盟に反対したという常識論を書いている(P35)。その後三人が海軍政策から外れると対米強硬派が三国同盟に賛成した、というのだ。相澤淳氏の「海軍の選択」によれば事はそう単純ではないし、そうであろうはずがない。英米協調派と目される山本ですらロンドン条約の随員であった時、財政が厳しいことを言う大蔵省の賀屋興宣を「黙れ、なお言うと鉄拳が飛ぶぞ」と恫喝したのであった。この本には山本がむしろ対米強硬派であり、海軍が三国同盟に反対したのも賛成したのも、建艦予算獲得のためであったことが書かれている。海軍幹部は戦後も嘘をついてまで海軍を護ろうとしている人士がいる。陸軍の行動は満洲利権保護による国家...書評・海戦からみた太平洋戦争戸高一成・角川書店

  • He280 V2 その2

    主翼は取り付けようがないので、2mmのプラ棒を胴体に埋め込みました。主翼もエンジンも簡単に接着できました。変なのは、座席の位置で、前の写真ではどう考えても後ろ過ぎるので、引っ剥がして可動風防中央の位置に変更しました。資料には案外座席の位置がはっきり分かるものは少ないのです。さて問題は垂直尾翼です。双垂直尾翼で、一度は水平尾翼を取り付けましたが、双垂直尾翼は不安定な感じがしたので、インチキなのですが、V尾翼にすることにしました。半乾きの水平尾翼を無理やり引っぺがしてV尾翼を取り付けましたが、案外スムースにいきました。V尾翼のテストはされたのですが、V2には使われていないので架空機になってしまいました。この方が塗装や磨きの時も楽なのです(笑)キャノピーのマスキングですが枠が少ないので楽でした。固定平面風防丸枠は手塗...He280V2その2

  • 山本長官の真意

    この記事に興味のある方は、ここをクリックして小生のホームページ「近代戦争論」もご覧あれ。真珠湾攻撃の図上演習で日本空母は全滅に近くなる、という結果が出たのに平然と無視して強行したのは、誰あろう山本長官である。これは、自分の都合がいいように解釈する日本海軍の悪癖に帰されているが、不利な対米戦に反対した合理主義者として持ち上げられている山本長官にしてこのていたらくである。しかしそれだけだろうか。そして山本長官は真珠湾で米艦隊を全滅させて早期講和に持ち込むつもりだったとされている。しかし早期講和論者であるにしても真珠湾攻撃だけで講和に持ち込めると考えるほど単純だったのだろうか。山本長官は条約派と言われているが、実際には主力艦の制限の軍縮条約に賛成する大蔵省の官僚を怒声で恫喝するほどの艦隊決戦派であった。航空機の威力は...山本長官の真意

  • He280 V2 RSモデル 1/72

    Me262より先に飛んだので有名なハインケルのHe280でV2を選びました。He280のHeS8aは耐用時間1時間しかなかったそうですが、爆撃機迎撃には十分ではなかったかと惜しまれている機体です。ところがこのキット、気付かずに買ったのですが、原型のHeS8aではなく、ユンカースJumo004Bに換装されたものでした。なるほどキットには無使用パーツとして小型のエンジンがあったのですが、これがHeS8aなのでしょう。座席は、ようやく錘が押し込めるだけのスペースが確保できましたが、座席の位置が風防後端に納めましたが、間違っていたようで後で修正しました。He280V2RSモデル1/72

  • 米「海外緊急作戦」予算廃止の意味

    タイトルのような、コラムが産経新聞令和3年4月22日に載った。如何に立派な演説を行い、同盟国と共同声明を出しても、先立つものがなけば、行動にはつながらない、として、日米首脳会談が、対中強硬声明を出しても、予算の伴う実行措置がなければ、意味がないということを言いたいのである。後段では、「海外緊急予算の廃止」によって海外で突発事態が起こってもり、米軍が緊急出動する特別予算は組めず、基本予算を組み替え費用をねん出しなければならないというのだ。これは尖閣などで緊急事態が発生しても、米国は海外緊急予算は廃止されたのだから、米大統領は即応して使える予算がないから、日本が単独で持ち堪えなければならない、というのが結論だが、これには重大な意味がある。中共が台湾に軍事侵攻しようとしたとき、尖閣をベースに素早い対応で、米国が軍事阻...米「海外緊急作戦」予算廃止の意味

  • 書評・陰謀と幻想の大アジア・海野弘・平凡社

    陰謀と幻想の大アジア・海野弘・平凡社このブログに興味がある方は、ここをクリックして、小生のホームページもご覧ください。本の大筋は、戦前戦中の日本がユダヤやイスラム、モンゴル、ウラル・アルタイと言った、アジアのみならず中東、中欧の諸民族との提携の模索や研究が深く行われていて、現在の日本の状況は、それらに遥に劣る、という壮大なものである。ウラル・アルタイ=ツラン民族圏と日本の関係や満洲にユダヤ国家を建てる構想など興味深いテーマが並ぶ。しかし所詮、筆者は東京裁判史観や親ソ親中思想に深く毒されていて矛盾が露呈して本論が矮小化されているように思われる。それがなければもっと深い洞察が出来て面白いものになるはずである。例えば内モンゴルのオロン・スムでスエーデンの探検隊が発掘した遺跡からの出土品が、戦後中国に返還された(P22...書評・陰謀と幻想の大アジア・海野弘・平凡社

  • Yak-25B 完成

    完成です。細かいステンシルが多いのですが、汚れと区別のつきにくい細かいものは省略したので楽でした。国籍標識の位置が箱絵と説明書と全然違うのですが、もちろん説明書通りにします。両翼端のパイプ状のものはキットのものはテーパーになっているのですが、左右形が不揃いで訳が分からないので、真鍮棒で胡麻化したので、インチキです。主脚カバー内のパーツも意味不明なので、適当です。そもそも、前脚柱のパーツなどは、説明書に部品番号がないといういい加減さなので、このキットの組み立ても全体にいい加減になってしまいました。後輪の組み立てなど、結構厄介なキットです。キャノピー枠はマスキングも楽なのですが、爆撃手窓は一本づつマスキングして手塗りです。仕上がりは感心しません。翼端の補助車輪はYak-28と違い、地上から浮いて、主車輪で支えるはめ...Yak-25B完成

  • Yak-28 完成品

    Yak-25を紹介していますが、Yak-25の発達型のYak-28の完成品を何年も前に作ってあったのを休憩に紹介します。こちらは爆撃機迎撃型戦闘機です。戦闘機ですが機関砲はなく、4基のミサイルを装備しています。機首の透明窓はなく、大型のレドームを装備しています。主翼は付根をYak-25をかなり延長して、胴体も全面的に再設計されています。車輪は自転車式で変わりません。このキット、よくできたもので、翼端の補助車輪は左右同時にピッタリ床面につくという優れものです。ただし、小さなエアスクープが機体のそこいらじゅうにあるのには参ります。複座なのですが、窓枠が少ないので、マスキングは楽でした。翼端には左右円錐形のバーが張り出していますが、ピトー管は機首にあるので用途は分かりません。下面ですが、エンジンポッドに各二個づつ透明...Yak-28完成品

  • Yak-25B 1/72 その2

    グレーのサフを吹き、#600の水ペーパーでならしてから、シルバーを吹きました。シルバーは食いつきが良いように、クリヤーを入れ、アルミ風に白を混ぜたものを大量に作ってあります。操縦席キャノピーは単純なのでマスキングも楽です。翼付け根の滑り止めの艶消し黒は、デカールを作ろうかと思いましたが、意外に面倒なので、塗装にしました。爆撃機手席の天井は大きくマスキングしてしまったので、マスキングし治してスリット状にしたので、冷や冷やものです。操縦席前の防眩塗装はデカールですが、キャノピーとの合いが悪いので、手塗りで補助です。いよいよ原爆運搬の台車ですが、三車輪式の後輪の取り付けがややこしそうです。これは下側ですが、弾頭支えの半円の支えが弾頭とうまく合うか心配です。台車は色指定がなく、箱絵もモノクロなので無難にアルミシルバーに...Yak-25B1/72その2

  • Yak-25B Aモデル 1/72

    オマケについている台車に載った原爆を作りたくて、以前、一度挑戦したのですが、説明書通り、自転車式車輪の後輪軸を後付けにしようと、胴体を先に組み立てたら、実は胴体接着前に後輪軸パーツは、胴体に組み込んでおかなければならないと、士の字に組んでから気付いて時すでに遅し。再度新品を買って挑戦したのが、下の写真です。エンジンパーツはインテークとアウトレットの間にエンジン代わりのダクトを組むことになっているのですが、短かすぎ、それでは排気側が長すぎるのでダクトは付けずにインテークとアウトレットをエンジンポッドの前後端にくっつけてお終いです。これではエンジンがやたらに長く見えますが、仕方ありません。主翼も水平尾翼も比較的素直に組み上がります。機首の爆撃手席の上面に、大きな透明パーツがあるので、全面窓と勘違いしてマスキングして...Yak-25BAモデル1/72

  • 日本人だけが知らない・世界から絶賛される日本・黄文雄・徳間書店

    日本人だけが知らない・世界から絶賛される日本◎このブログに興味を持たれた方は、ここをクリックして私のホームページもご覧下さい。これは書評ではなく、メモランダムである。神風特別攻撃隊について紹介した1項がある。そこには「戦わざれば亡国必至、戦うもまた亡国を免れぬとすれば、戦わずして亡国にゆだねるは身も心も民族の亡国であるが、戦って護国の精神に徹するならば、たとい戦わずとも祖国護持の精神が残り、われらの子孫はかならず再起三起するであろう」永野修身軍令部総長が昭和十六年九月十六日の御前会議で述べた言葉として紹介されている。この言葉が御前会議で述べられたものかどうか小生には確証はなく、言葉も微妙に相違したものが世間には流布されている。曰く「戦うも亡国、戦わざるも亡国、戦わずして滅びるのは真の亡国である」という核心の部分...日本人だけが知らない・世界から絶賛される日本・黄文雄・徳間書店

  • バイデン政権はやはり親中

    門田隆将氏と石平氏の共著「中国の電撃侵略」にはバイデン氏が骨がらみの親中であることが、縷々書かれている。「中国はすでにバイデン家を『一家ごと買収済みだ』」(P57)とまで述べて、息子などの親族が買収されていることを例証している。これに対して、日本の保守勢力ですらでは、アメリカは議会も共和党、民主党ともに反中だから大丈夫だ、という楽観論がある。ところが産経新聞令和2年2月23日の記事によれば、バイデン大統領は、アジア系米国人への差別を取り締まる大統領令で、政府関連文書で「中国ウイルス」とか「武漢ウイルス」という用語の使用を禁じた、というのだ。トランプ前政権は終始「中国ウイルス」と呼んでいたのと真逆なのだ。そればかりではないトランプ大統領は「孔子学院が米国の多数の大学で講座を開くのは中国共産党の独裁思想の拡散やスパ...バイデン政権はやはり親中

  • 二式高等練習機(F6Fを撃墜した練習機)

    久しぶりのプラモです。かの九七戦の練習機型のキ-79二式単高練です。ここをクリックして小生のホームページも御覧ください。小生のプラモの記事が載っております。レジンでは九試単戦1号機。バキュームキットではハインケルP.1077ユーリアⅡロケット戦闘機。ガレージキットでは、PAYENPa22先尾翼でデルタ翼の実験機などなどです。紹介しきれませんのでぜひご覧ください。この飛行機、よく見ると撃墜マークが二個ついております。これはF6Fを二機撃墜したものです。墜落したF6Fを調べると、7.7mmの小口径弾の弾痕があったと言う本当の話です。防弾鋼板はらはみだしたパイロットの頭を打ち抜いたものでありましょう。二式高等練習機(F6Fを撃墜した練習機)

  • 漢文を中国語とは何事か

    NHKの歴史教養番組の「歴史ヒストリア」の「空海からの贈りもの」でとんでもないことが堂々と語られている。空海の手紙を見せ、ナレーターの渡辺あゆみさんが、空海の手紙について「漢字ばかりが書かれていますね」と言った後、何と「当時の日本人は自分の気持ちを中国語に翻訳して書いていた」というのだ。さらに「この頃の書き言葉、中国語は結局は外国語、日本人の心の世界をうまく書き表わすことはできなかった。」という。その後空海が発明した象形文字による「益田池碑銘」を紹介して空海が自由な表現を求めて漢字を換骨奪胎したもので、これがひらがなの発明につながった、という学者の言葉を紹介している。さすがにこの学者は漢文のことを中国語だとは言わない。渡辺あゆみさんは漢文という言葉を知らないのだろうか(´Д`)へ中国史などの研究で著名な岡田英弘...漢文を中国語とは何事か

  • 東條英機の歴史的評価

    東條英機小論誤解を恐れずに、などと言う弁解をせずに言う。小生は、昭和史の人物で東條英機を昭和天皇陛下の次のNo.2にあげる者の一人である。東京裁判でのキーナン判事に対する弁論を高く評価する人物ですら、大抵は有能な秀才官僚に過ぎないという評価を与える人が多い。事実を閲して見ればそうではないことが分かる。その前に大東亜戦争開戦が日露戦争に比べて無謀だったという説に反論しておこう。伊藤総理にしても児玉源太郎にしても、開戦するにあたって講和の見通しを立てていたのに、大東亜戦争の指導者はそのような手筈を全くしていなかったという批判が司馬遼太郎を筆頭とする多くの識者によりなされている。しかし単純に考えて欲しい。日露戦争当時は世界で戦争をしているのは日本とロシアだけであった。だから講和を斡旋する第三国の存在の可能性はあった。...東條英機の歴史的評価

  • 香港は亡命政府を

    中共では、香港民主派を令和3年1月6日に53人も逮捕した。罪状は国家政府転覆罪で最高刑である。すでに香港の一国2制度は崩壊している。香港の多数派は既に中共の支配を望んでいない。その時に香港の政治指導者がめざすべきことは何か。前例はフランスにある。ナチスドイツはフランス占領後にどうしたか。ペタン政権である。ペタン政権は現実のフランス支配に現実的対応をして、ドイツに従う政府を擁立した。しかし、ド・ゴールは英国に亡命政府を設立し、ペタン政権に対応した。その教訓に習うとすれば、香港の民主派たちは、アメリカに亡命政権を成立させることである。香港の多数派住民の意志は、香港の独立である。それならば、次々と逮捕される香港の自由主義者は何をすべきか。中共国内に留まる限り、香港住民の意志は反映されない。それを解決するためには、ろく...香港は亡命政府を

  • 統帥権独立の嘘

    今日の日本では、明治憲法が統帥権の独立と言う制度を持っていたために、日本は無謀な戦争に突入して大日本帝国は滅びた、と言う事が保守革新ともに定説となっている観がある。私にはこれに対する直接的異論を聞いたことが無い。だが敢えて言う。統帥権独立亡国論はまやかしである。統帥権独立への批判は、敗戦健忘症と軍への責任転嫁である。統帥権独立が軍部による無謀な戦争を招いたと言うのは、制度の論理からも事実関係からも明白な間違いである。この典型的な論者の司馬遼太郎の「明治」という国家、を見よう。明治憲法では、天皇は元首であるが、司法、立法、行政の三権の長が各々の責任を持っているので、天皇自身は責任を持たない。天皇はこれら三権の長の輔弼を受けるだけである。問題は統帥権であると言う。統帥権はこれらの三権から独立していて、天皇を直接輔弼...統帥権独立の嘘

  • 尖閣諸島の島嶼奪還は日米安保の対象にはならない

    米国は、日本の施政権のある尖閣諸島は日米安保の対象となる、と言い続けている。しかし、これには「施政権が日本にある」という条件付きである。言い換えれば施政権が日本になければ対象とはならない、ということである。現在の尖閣の状況はどうか。毎日中共の公船がやってきて、日本の領海での漁の妨害をして、中共の領海での漁を禁止する、とうそぶいている始末である。そもそも日本は強襲揚陸艦なるものを保有して、逆上陸の訓練をしている。これは、中国人が尖閣に上陸してしまったことを意味する。尖閣には日本人もいなければ、守るべき施設もない。それに中国人がいるということは、既に施政権が中共の手に渡ったことを意味する。逆上陸とは、尖閣の施政権が中共に奪われたことを意味する。日本に施政権がなければ、日米安保の対象とはならないのである。逆上陸で島嶼...尖閣諸島の島嶼奪還は日米安保の対象にはならない

  • アヴィアC2・その3完成

    さて完成です。全体をウォッシングしてやや汚れをいれただけで、特段の表面処理はしていません。よく分からなかったのが、補助翼の操舵用のホーンらしきもので、エッチングなので、補助翼に穴をあけて、瞬間でペタッとしただけですが、よく着いてくれました。スピンナーキャップですが、ドリルのようなものの意味がさっぱり分かりませんが、これがいかにも、Ar96らしいのです。普通のスピンナーキャップのタイプもあるようですが、あえて選びませんでした。機体の構造は、外板の分割などから、全ジュラルミンのセミモノコック構造と思われる。イギリスやソ連が第一線機に鋼管溶接構造や木製を採用しているところをみると、練習機としては随分豪華である。この機体、不思議なことにアンテナ支柱がありません。図面を見てもアンテナ線すらないのですが、都合がい良いので無...アヴィアC2・その3完成

  • アヴィアC.2・その2

    よくやる手ですが、主翼と胴体の隙間ができるので、引っ張るのですが、これは左翼の上反角が不足気味だったので、左翼だけ引っ張りました。このキットは、主翼内面に桁が入っていて、それが操縦席下面の板の上に乗るので、板が傾いていると、上反角が左右同じにならないのです。これは小生が操縦席の下面の板をいい加減にした結果です。フィレットと主翼の段差から計算すると、正常位置から右に2度位傾いていることになり、どうにもならないので、水平尾翼の傾きなどでごまかしました。くれぐれも主翼内面に桁が入っていて、それが操縦席下面の板の上に乗るので、これで上反角が決まることを今後作られる方は覚えておいてください。後知恵なので、写真は撮れませんでしたので悪しからず。主翼下面の板を完全に水平にするのは無理なので、仮組の時に上反角が左右等しくなるよ...アヴィアC.2・その2

  • スペシャルホビーAviaC.2(Ar96B)1/72

    正式にはAviaC.2であるが、実態は、アラドAr96Bである。アヴィア社はBf-109などのドイツ機をライセンス生産しているので、その1機種である。簡易インジェクションのつねで、小部品はエッチングパーツとレジンパーツが混じっている。プロペラハブのような普通のパーツまでレジンなのは驚きである。後席のフットバーが、前席の頭の位置にあるのも驚いた。左舷胴体に、コクピットパーツを組み込む。多少床板を削っただけで普通に組める。前席の後ろの転倒防護具(?)はエッチングだが、風防を取り付けると、大分前過ぎるので、無理やりはがして付け直した。塗装すると下図のように一部膜を張ってしまったのはご愛敬。針でつつけばポロリです。スペシャルホビーAviaC.2(Ar96B)1/72

  • 何故、武漢コロナウイルスは死滅しない

    不思議に思わないのだろうか。世界中で、ロックダウンなどの新型コロナウイルス対策をしている。ウイルスも生物であるから、寿命がありSARSのようにいつか自然に消滅するか、活動が低調になり普通の季節性インフルエンザになるのが自然であろう。欧米と東アジアでは程度の違いはあれ、特に欧米では武漢コロナウイルスの活動は活発していっても、低調になる気配はない。小生は、香港における反政府活動の妨害に武漢コロナウイルス騒動が利用されている気配を書いた。そして、トランプの再選の妨害にも利用されている気配も書いた。これらは、既に概ね成功を収めた。にもかかわらず、武漢コロナウイルスは活発化を止めない。武漢コロナウイルスで妨害されようとしている残りの最大のものは、東京五輪である。たとえ東アジアで武漢コロナウイルスの活動が低下しても、欧米の...何故、武漢コロナウイルスは死滅しない

  • 対等な日米同盟とは

    野党ばかりではなく、自由民主党ですら、対等な日米関係、と言うがその本質を考えてみた事があるのだろうか。日米安保は軍事同盟ではない、と言って米国に呆れられたのは鈴木元首相である。かくの如く日米同盟の本質は軍事同盟そのものである。すると対等な日米関係とはまず、対等な軍事同盟とはどういうものか考えればいいのである。現在の日米安保条約は日本の艦艇が第三国に攻撃を受けた場合、米国は反撃する。しかしこの逆はあり得なかったのだが、安保法制などで週セスされた。それでも確かに日米同盟は対等ではないのである。それならば対等にするには、どちらの国が攻撃を受けた場合に、日米双方が等しく反撃しないか、日米双方が反撃するかのいずれかである。軍事同盟であるから前者はあり得ないから、対等な軍事同盟とは後者しかあり得ない。ところがかつての野党の...対等な日米同盟とは

  • 九七式戦闘機・完成

    というわけで、赤い機首の六四戦隊の機体になる予定が、赤を機体色で塗りつぶして。第一戦隊の後期型に化けたのでした。せっかく買った中古のハセガワのパーツは極力流用しました。RSのはプロペラ軸が短過ぎなのでハセガワのを使いましたが、このように、もっともらしくできました。ピトー管も流用です。翼端灯は流線形の浮き上がったのですが、無理なので、楕円形の刻みをいれて、赤と青を塗ってごまかしです。マーキングのデカールは全て、ハセガワの中古でしたが、マイクロのリキッドデカールフィルムでOKです。ステンシルは丸メカニックを参考にしたらしく機首、スパッツ、胴体などこの時代のものにしては豊富です。翼後縁の「ノルナ」はルがノ+レなのにレが縦棒だけなのは、流石外国キットです。縦棒にチョンと髭をつけてごまかします。アンテナ支柱もハセガワのが...九七式戦闘機・完成

  • 九七式戦闘機・その2

    ともかくも機体は組み立てましたが、問題はキャノピーです。機体はいいのに、キャノピーの形が自分的には全くだめなのです。あわてて秋葉原の中古屋に行ったら、ハセガワの中古が500円で出ていました。前回いちゃもんをつけたものです(;^_^A。思い切って買ってみると、RSの機体にぴったり合うのです。高いキャノピーですが仕方ありません。それで取り付けてマスキングをしたのが下の姿です。キャノピーのマスキングですが、我流で、キャノピーの胴体と接続する箇所と、可動部と後部固定風防の境の部分を残して、全部カバーしてしまいます。機体の仕上げ塗装とカウリング、日の丸をマスキングして塗装したのが下の姿。キャノピーの窓枠は一本づつマスキングして筆塗することにします。下図はその直前の姿。ここまでは順調です。デカールは胴体後部の帯を試してみま...九七式戦闘機・その2

  • 九七式戦闘機・その1

    九七戦は、ICMから決定版がでている。にもかかわらず、このキットを2000円も出して買ったのは、どうせRSだからキットはさておいて、カラー図の鷲(鷹?)のマークが気に入り、いつか手製のデカールを作り、48あたりで作ってやろう、という無謀な考えがあったからである。そんな無茶ができるはずもなく、10年も放っておいて、加藤隼戦闘隊の「胸に描きし赤鷲」のデカールにすることに切り替えて、下図の64戦隊のものを作ってみることにした。塗装は手軽そうだし、どうもキットの素性に問題はない、ということが分かったからである。従来、72のハセガワのものが定番とされていたのだが、小生は少々気に入らない。このキットは、九七戦の主翼平面形が、日本航空機総集をはじめとする、各種資料の間違いを正したという意味で画期的なもので、意義のあるものであ...九七式戦闘機・その1

  • 芸術の価値

    このブログに興味をお持ちの方は、ここをクリックして小生のホームページも御覧ください。大抵は馬鹿馬鹿しいとお思いでしょうが(^^;)皆様は不思議に思わないのだろうか。例えばレンブラントの時代にはそうそうたる才能がある画家がいて、それこそ命を削って絵を描いていた人たちが大勢いて、素晴らしい作品を残していた。日本でも狩野派や浮世絵があった。ところが現代はそうではない。人知れず絵画に打ち込んでいる人は稀にはいるだろう。だがそういう人物は少数かつ世に永遠に出ないのである。芸術は普遍の価値を持つというのなら、そのように時代の変遷に流されようはずはないのである。だが現実はそうではない。時代に流されているのである。確かに日本でも日展など各種の展覧会でしのぎを削っている人はいる。しかしこれらの公募展は選定委員を頂点としたサロンと...芸術の価値

  • 共産主義崩壊の不思議

    共産主義の崩壊は実に奇妙な事件だった。なぜなら共産主義という、世にも稀な体制が崩壊したのにもかかわらず、多くの独立国ができる以外に何も混乱が起きなかったのからである。ソ連と言う共産主義体制では私有財産は禁止されていた。従って土地や建物などの資産は全て国有であった。個人資産というのはないはずなのであった。それが廃止されて全て個人が持つことになれば、国有財産の分配をめぐって、奪い合いが起きて、大混乱が起きるとは誰も想像するはずである。ところが私有への移行にあたって何の混乱も起きなかった。国営工場でさえ、すんなりと民営化した。これは単細胞のな私の頭には不思議なのだが、誰一人としてそのことに疑問を呈する人は専門家ですらいなかった。その理由は案外簡単なのである。つまり建前の国有などというものはとうに崩壊していて、実際には...共産主義崩壊の不思議

  • 白い彼岸花

    柄にもなく風景写真である。近所の公園である。大手工場の跡地なので広い。桜、特に八重桜と江東区の花である、サザンカがメインであるが、何年も通って今年初めて気付いたものがある。それが白い彼岸花である。彼岸花は赤いものと相場が決まっているが、白い彼岸花である。白いものばかりではない、ピンクのものすらある。今更ながら驚いた。この写真では、いくらか黄色っぽく映っている実際は純白に近い。このようにピンクのものもある。もう彼岸花は枯れ始める季節だが、つぼみすら残っている。この純白の色合いが実物の色合いに近い。白い彼岸花

  • コンクリート船・武智丸

    戦時中、日本は鋼材の不足に悩んだ。船などはその典型的なものである。コンクリートは純国産の資材である。ならば、コンクリートで船を作ってしまったら。コンクリートで船を作る。いかにも泥船じみていて、浮かぶかどうか疑問を感じる。しかし、実際に造ってしまったのである。ここにあるのは二隻である。写真に写っているのが一隻の船首から船尾までである。右が船首。現在は二隻が防波堤として使われている。場所は広島県安浦町。呉線の安浦駅下車で真東に1km位行ったところである。グーグルマップでも確認できる。ここには船のスペックと経緯等がきちんと看板に記されている。大東亜戦争の遺品の展示に説明板をつけているのは、案外珍しく、多くは説明もなく、放置されているのである。説明板によれば船は4隻が造られ、3隻が瀬戸内の航路などで使われ、1隻は南方に...コンクリート船・武智丸

  • 日米同盟は崩壊しない

    多くの保守派の言論人が、鳩山内閣の普天間基地移設に関する無策について、日米同盟の崩壊の危機、と警鐘を鳴らしている。一見妥当なようだが、事はそう単純ではない。それはこう自問してみれば分かるだろう。日本政府が結局アメリカが納得する移設先を見つけなかったとして、だからアメリカは日米安保条約廃棄即基地撤収、と言う道に進むのだろうか。日本が基地問題でアメリカの気に入らない結論を出したからと言って、アメリカが怒って日本の防衛には責任は持てないから条約を廃棄して、日本の米軍基地を撤去して出ていく、と考えるとすれば、それはアメリカが単なる善意で日本の防衛をしていると判断している事になる。せっかく守ってやっているのに裏切るならもう知らない守ってやらない、と言う訳である。考えてみればそんなはずがない。日本の防衛がアメリカの国益にか...日米同盟は崩壊しない

  • 神風特別攻撃隊 櫻花二二型

    櫻花は、日本初と言うよりは、世界で初の体当たり攻撃専用機として開発され、なおかつ実際に使用されたものとしては、おそらく唯一の存在である。最初の実用機である櫻花一一型は、昭和二十年三月二十一日、十六機が一式陸上攻撃機に搭載され出撃し、全機戦果なく撃墜された。(日本航空機総集による)米艦隊は援護の戦闘機を待機させ迎撃することに成功した。櫻花は固体燃料ロケットを補助動力として滑空する爆弾のため、航続距離が20浬しかなかったために、米防空戦闘機の防空網に阻止されたのである。これを改良するために、ジェットエンジンのコンプレッサをガソリンエンジン(4気筒の初風)で駆動して航続距離を70浬に増加させたものが二二型である。後部空気取り入れ口の左舷下部にあるのが初風エンジンの排気孔である。このキットはこの実用化されなかったその二...神風特別攻撃隊櫻花二二型

  • 何故中国は国際宇宙ステーションに参加しない

    この問いに皆さんは答えられるだろうか。或いは中国が国際宇宙ステーション計画に参加していないのを不思議に思わないのが、私には不思議である。中国は米露に続いて、有人宇宙飛行船を打ち上げた、宇宙開発大国である。しかも世界の工場と言われるくらい世界とのリンクは強い。孤高の国ではない。ヨーロッパや日本など、有人宇宙船の打ち上げすら行ったことのない、多くの国さえこの計画に参加している。宇宙飛行士や宇宙船についても各国は提供している。しかし、それを宇宙に運ぶ事ができるのは、一時はロシアだけだった。宇宙に人を送り込むことも可能なわずか3つの国の一つが参加しないのは不思議でなくて、何であろう。以前中国の宇宙船には外国の手で打ち上げられた、猿に等しい中国人が乗っているのだと、このブログで書いた。それがその答えである。ソ連の崩壊で中...何故中国は国際宇宙ステーションに参加しない

  • 日本の感染症医師は素人集団か

    ほとんどの人は注目しないが、武漢コロナウイルスにおける日本の対策で注目されないことがある。それは、武漢コロナウイルスの対応に当たっていた自衛隊委員が、ただのひとりも感染者を出していないことである。もちろん感染者を収容した自衛隊の病院でも、ただのひとりも院内感染を出していないのということである。完璧な対応といわれれば、それまでであるが、そうなのだろうか。感染症の専門家と言われる人たちが、プリンセスダイアモンド、に対応した厚生労働省の担当者は医官であり、感染症の専門家である。それが、船内での感染拡大を防止が出来なかったどころではない。自ら感染してしまった者が多数いる。片や自衛隊の生物兵器の専門家、方や感染医療の専門家である。その医療知識に大差のある訳ではない。それでこの差は一体なんであろう。その違いは感染症の知識だ...日本の感染症医師は素人集団か

  • てきそこないの軽巡 矢矧WL1/700

    実はGanponさんの島風に刺激されて、タミヤの矢矧を買ったのですが、完成品をチェックしたら何と大昔に造ったものが出てきました。その上、例によって未完成の出来損ないですが、それを紹介します。実は矢矧に惚れ込んだのは、丸スペシャルNo.5「軽巡阿賀野型・大淀」にあった、下のカラー図です。当時の日本軍艦にあっては、すっきりした艦橋と全体的にバランスのとれたのがよかったのです。せっかくキットを買ったのに、とがっくりしていると妙なことに気付きました。小生の作るのはほとんど飛行機ですが、若い頃から軍艦のプラモの艦橋の処理に何となく違和感を感じていました。というのは昔の大抵のキットは艦橋の窓が凹んでいるだけで、そこを黒塗りして胡麻化すのが、何となく実感を損ねている感じがしていたのです。さてそれで、艦橋の修正を考えてみました...てきそこないの軽巡矢矧WL1/700

  • 中華帝国の興亡・黄文雄・PHP研究所

    この記事に興味のある方はここをクリックしてホームページもご覧下さい。支那大陸の王朝史を俯瞰するのは絶好の書である。歴史年表代わりに持っているのも良かろう。欲を言えば各民族の使用言語に言及して欲しかったが、無理というものであろう。だが、支那大陸があたかも統一されるべき領域であると誤解されるのも、漢民族としていっぱひとからげにされている民族のなかでも、いくつもの使用言語があるということが、明瞭にされていないからである。つまり「漢民族による統一王朝」と言う幻想がある。だが現実には民族の移動や混淆の結果、現在では、地域ごとに使用言語が固定化されていて、あたかも民族分布を示しているかのごとくである。正確に言えば「あたかも」ではない。何せ、北京語、広東語、福建語などいくつもの言語は、方言ではなく、ドイツ語、フランス語、英語...中華帝国の興亡・黄文雄・PHP研究所

  • 書評「海軍の選択・再考 真珠湾への道」

    相澤淳著中公叢書この本は巷間言われている山本五十六や米内光政を中心とした海軍が対米戦争反対の平和主義だったという迷信を、いとも簡単に打破してくれる。そのポイントは軍縮問題、支那事変、三国同盟、対米開戦の4項目について見れば充分だろう。山本は海軍軍縮会議の第一次ロンドン会議の際に随員として行った際に、大蔵省の随員だった賀屋興宣が財政面から軍縮の意見を述べると「賀屋黙れ、なお言うと鉄拳が飛ぶぞ」と脅迫した(P17)。しかしこの話はこの本の独自の情報ではなく、有名な話である。平成23年から上映された山本五十六の映画など海軍シンパは故意にこの事実を無視する。一体、この話のどこをどう解釈したら、山本が海軍軍縮推進の条約派だということになるのだろう。米内光政は支那事変初期には不拡大であった。この理由は昭和6年に蒋介石に会っ...書評「海軍の選択・再考真珠湾への道」

  • 最後まで、できそこないのJU288V103

    ともかくも、フーマの1/72のJu188V103が完成しました。「最後までできそこない」と言ったのは、いくつかの疑問点と、インチキがあるからです。まことにJu288とは奥深い、と言えば聞こえが良いのですが、リサーチ困難な部分があるのです。これらの点は、フーマのキットを持っておられる0-senさんにお引き継ぎいただければと思います。インチキはこの写真でバレます。資料*と**を見ても、プロペラはHe177やP-38と同じく左右逆転プロペラです。He177と違い、全幅23mもないという、双発並みの機体に3千馬力の双子エンジンを積んだのですから、逆転プロペラの必要性は、他の二機種より大きいのです。にもかかわらず、キットのプロペラは形も直径も疑問があるとして、ジャンクから採用したために、御覧のように左右同回転になってしま...最後まで、できそこないのJU288V103

  • 香港の皮肉

    香港国家安全維持法が全人代で可決された。これによって香港の一国二制度が崩壊し、香港の自由と民主主義が失われたと嘆く声は多い。しかし、これは大いなる矛盾と皮肉であることを伝える声が全くないのは、不可解ですらある。そもそも香港がなぜ英領であったかを何故考えないのかが不可解である。英国は輸出品がないために清朝にアヘンを売りつけた。それを無法だと怒った清朝の役人が、アヘンを没収したために起こったのがアヘン戦争である。アヘン戦争は、英本国議会でも恥ずべき行為だと言う議員がぃたほど、「恥ずべき戦争」だったのである。敗北した清朝は香港を英国に永久割譲した。香港は永久に英国の領土となったはずである。しかし、隣接する新界は99年の租借期限が設けられた。共産中国になって香港の返還交渉が行われた。香港は永久割譲されたのだから、法的に...香港の皮肉

  • 日本農業異見

    このブログに興味がある方は、ここをクリックしてこちらのホームページもご覧下さい。私の田舎は父の代まで専業農家だった。父は長男が県庁勤めするとまもなく亡くなったから、それからは母が細々と続けてきたが老いてからは止めた。その母も80台半ばに亡くなったから誰も農業はしていない。その間広かった田畑は次々と道路や公園などの公共施設に売ってしまって、僅かな田圃が残っているだけである。今も稲作をしてあるところは自前ではなく人に貸して作ってもらっているだけである。残りは休耕田となっているから形式的には兼業農家である。だから減反奨励金を受け取っているのであろう。祖父は耕運機が発売されるといち早く買った。母が大変だから、と言った。祖父は寡黙で朴訥だったがやさしかった。その代わり馬が売られて行った。夜、白熱電球を煌々と点けて最後の飼...日本農業異見

  • ルドベキア

    私の生家は富士山の麓である。標高が500mあったから、高原に近い気候である。田舎だから屋敷だけはやたらに広いから、庭もやたらに広く築山があった。築山に毎年七月二〇日過ぎに咲く花があった。小学校六年になっても身長が130cmもなかったから、その花は私の背丈より遥かに高い。レモンイエローのダリアのような花である。その後見たのは軽井沢だったからやはり高原の花なのである。それが、引っ越した近所の緑道公園に咲いている。それが下の写真である。昔職場で趣味で花に詳しい人に名前を調べてもらったら、探しあぐねた末に、オオハンゴン草ではないか、ということだった。ところがネットで調べると、オオハンゴン草はもっと赤みが強く、この花のように真ん中が黄緑ではなく、茶色でキバナコスモスのようだったので、名前の謎は深まった。ようやくわかったの...ルドベキア

  • できそこないのJu288 V103

    カントZ501はようやく出来上がりましたが、我が家にはまだまだ、できそこないが残っているのです。このキット製作には、考証ミスもあるのですが、説明書通りだと開き直っています。例えば上側面色と下面色の境ですが、比較的多数残っているV103の写真を見れば、バレバレですがいかんともし難いので放っておくことにしました。この方がカッコイイのです(;^_^AJu288といえばエンジン選定に苦労していますが、He177と同じエンジンをつけたのがV103で、一応の決定版です。従って見た目は双発なのに、実質4発なのです。ところが、機体サイズを双発に近くしたので、速度性能だけはやたらにいいのです。実機を見ると、主脚カバーの大部分は、脚が出入りする瞬間だけ開いて、いつもは一部を除いて閉じている仕掛けなのですが、キットを素直に組み立てる...できそこないのJu288V103

  • 栗田艦隊の謎ではない反転事件

    大東亜戦争の海戦史で必ず語られるのが、フィリピン沖海戦の「栗田艦隊謎の反転」である。空母を基幹とする小沢艦隊が囮となって米機動部隊を北方に集めている隙に、栗田艦隊がレイテ湾に突入して、米戦艦部隊と上陸部隊を撃滅する、というものである。そしてハルゼー艦隊を北方に誘う囮作戦自体は成功した。ところが米艦上機の執拗な攻撃で武蔵などを失った栗田艦隊は、レイテ湾の目前で突入を行わず、北方の敵機動部隊を攻撃する、と称して帰投してしまったのである。これに対して、レイテ湾の米戦艦群は西村艦隊との夜戦で主砲弾を消耗していたから、突入したら大和以下の栗田艦隊が撃沈して、上陸部隊も艦砲射撃で撃滅できたから、栗田中将は臆病風に吹かれたのだと言う説が戦後定説であったように思う。その後、レイテ湾の米艦隊の残弾数を算定して、実際にはかなり砲弾...栗田艦隊の謎ではない反転事件

  • できそこないの カントZ.501のお終い

    ようやく、できそこないが完成になりました。実は前回と幾日たっているか記憶はありませんが、前回からの実作業時間は接着の乾燥を含めて一週間しかかっていないのです。要するに気まぐれです。前回からワンステップ進行した完成直前の姿です。銃座に機銃と風防が付き、張線が張られた状態です。正直に言うと、「カントZ501」とひくと、見事な同機の完成作品があるのには呆然としました。細部も塗装も地味ながら見事で、一瞬製作をやめようと思ったくらいです。尾部の脚立のようなものが、同じであることから、同じキットの完成品であることはまず間違いありません。正直、地味なオールシルバー仕上げですが、資料の駆使や製作塗装技術などは小生の到底及ぶものではありません。ですから張線の位置などは、この作品によりました。キットの箱絵にも説明書でも張線の位置は...できそこないのカントZ.501のお終い

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、毎日のできごとの反省さんをフォローしませんか?

ハンドル名
毎日のできごとの反省さん
ブログタイトル
毎日のできごとの反省
フォロー
毎日のできごとの反省

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用