絵本の夏、板橋の夏。今年も板橋区立美術館では、毎年恒例の、“イタリア・ボローニャ国際絵本原画展”が開催されています。 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は…
“web上だから出来る面白いガイド”をモットーに、 世界でただ一人のアートテラーが毎日役立つ美術情報をお届けします。
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
続・無料で観れる 美術百選《広島テレビ本社(広島県広島市)》
2018年に新社屋がオープンしたという広島テレビ本社。その1階ロビーは、10時から18時まで、誰でも入れるようになっており、見学することができます。 広島…
現在、東京都現代美術館では、“翻訳できない わたしの言葉”という展覧会が開催されています。 タイトルに“言葉”とはありますが、言語学的なアプローチの展覧会…
現在、東京都現代美術館で開催されているのは、“ホー・ツーニェン エージェントのA”という展覧会です。シンガポールを拠点に活動する現代アーティストで、今もっとも…
現在、箱根の岡田美術館では開催されているのは、“金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ―”という展覧会。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております)…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 先月、読売新聞の夕刊面にて4年続いた連載、『モーソウ美術館』が終了したアートテラー・とに~が、この4…
今年2024年は、「最後の文人画家」と称された、富岡鉄斎の没後100年目に当たる節目の年です。それを記念して、“没後100年 富岡鉄斎”が、この春、京都国立近…
この春、いや、今年2024年大本命の日本美術展、“雪舟伝説―「画聖」の誕生―”が、いよいよ開幕しました。会場は、京都国立近代美術館1館のみ。巡回の予定はありま…
日本を代表する、いや、もはや世界を代表する現代芸術家、そう言っても決して過言ではない村上隆さんの国内での最新個展、“村上隆 もののけ 京都”が、京都市京セラ美…
もし、本家の『トリビアの泉』がまだ存続していたら投稿したかった、思わず「へぇ」と言いたくなる美術トリビアの数々をご紹介した前回の記事から、すっかり3年以上の月…
広島県大竹市にある話題の人気スポット、下瀬美術館が、めでたく開館1周年を迎えました! それを記念して、この春開催されているのが、“開館一周年記念 加山又造…
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品”です。 こちらは、2020年に開催されて以来、久しぶりとな…
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本”という展覧会。ヤマザキマリさんによる人気漫画『テルマエ・ロマ…
美術の世界には、奇跡を起こしたヒーローが数多く存在する。もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・? インタビュアー(以下:イ)「放送席、放…
今年2024年は、アール・ヌーヴォーの旗手として知られる、フランスの工芸家エミール・ガレ(1846~1904)の没後120年目を迎える節目の年。それを記念して…
開幕前からSNSで大きな話題だった“大吉原展”に行ってきました。(詳しく知りたい方は、「ネット見ろ!」です。) 余談ですが。僕の記憶が確かなら、当初のポス…
久しぶりに、岡本太郎記念館に行ってきました。久しぶりに行ったら、庭に置かれた作品から、尋常じゃないくらいに植物が生い茂っていました。(もはや、ちょっとした古代…
■ガカバッカ(全4巻) 漫画:赤堀君 出版社:講談社 発売日:2018/3/23(1巻) ページ数:160ページ(1巻) 死後に評価された不遇の天才画家…
今でこそすっかり日本に浸透した、「イラストレーション」や「イラストレーター」といった言葉を、1960年代に広めた人気イラストレーター、宇野亞喜良さん。90歳を…
「大正の歌麿」と謳われた美人画の名手、竹久夢二。そんな夢二が描いた美人ではなく、動物の絵に注目したユニークな展覧会が、現在、竹久夢二美術館で開催されています。…
都内でも屈指のレトロ美術館、弥生美術館で、現在開催されているのは、“マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア”。レトロモダンな作風で人気を博すイラストレーター…
オーギュスト・ロダン《考える人》もともとは、ダンテの『神曲』に着想を得て制作された《地獄の門》のうちの一部。頂上部にあったこの人物像が人気を博したため、ソ…
現在、町田市立国際版画美術館では、“版画の青春 小野忠重と版画運動”という展覧会。1930~40年代に起こった版画運動を、リーダーであった小野忠重の旧蔵品を中…
現在、21_21 DESIGN SIGHTで開催されているのは、“未来のかけら: 科学とデザインの実験室”という展覧会です。 本展のディレクターを務めるの…
フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」
現在、茅ケ崎市美術館で開催されているのは、“フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」”という展覧会。ロサンゼル…
明治末から昭和戦前にかけて活躍した日本画家、池上秀畝(1874~1944)。その生誕150年を記念して開催されているのが、練馬区立美術館の“生誕150年 池上…
アートテラーという職業柄、常に気になっているのが、一般の人たちが美術に対して、「どんな疑問を持っているのか?」、あるいは、「どんなことを知りたいのか?」という…
この春、アーティゾン美術館で開催されているのは、“ブランクーシ 本質を象る”。抽象彫刻の祖ともされるルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシの大…
10年ぶりくらいに、宇都宮美術館に行ってきました。 現在、こちらで開催されているのは、“イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い”という展覧会。スイス…
現在、國學院大學博物館で開催されているのは、“榧園好古図譜―北武蔵の名家・根岸家の古物”という展覧会。 こちらは、北武蔵、現在の埼玉県熊谷市の名家、「根岸…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが、『美術の思っちゃった』です。では、早…
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絵本の夏、板橋の夏。今年も板橋区立美術館では、毎年恒例の、“イタリア・ボローニャ国際絵本原画展”が開催されています。 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は…
アイディアを“練る”田中義久さんと、そのアイディアを“彫る”飯田竜太さんによって、2007年に結成されたアーティストデュオ。それが、Nerhol(ネルホル)で…
前回ご紹介いたしましたが、太宰府天満宮の境内にはさまざまな美術作品があります。それらの中には、現在ポーラ美術館で個展が絶賛開催中の、イギリスを代表するコン…
日本美術界をざわつかせた展覧会“ざわつく日本美術”の開催から4年―この夏、待望の(?)続編が、サントリー美術館で開催されています。その名も“まだまだざわつく日…
女性洋画家として初の日本芸術会員となった池口史子(ちかこ)さんと、その夫で作家で経済評論家でもある堺屋太一のの仕事場兼自宅を改装し、2018年3月に美術館とし…
現在、ワタリウム美術館では、1990年に開館以来して初となる、中国の現代作家による個展、“チェン・フェイ展「父と子」”が開催されています。本展の主役は、この人…
久しぶりに、太宰府天満宮へ。久しぶりに訪れたら、太宰府天満宮が大変なことになっていました! え?あ??どーゆーこと?! 実は今、御本殿は124年ぶりの大改…
“きゅーはく”こと九州国立博物館は、今年2025年にめでたく開館20周年を迎えました! それを記念して、現在開催されているのが、“九州の国宝 きゅーはくの…
ヨーロッパで最も古い美術館の一つ、スウェーデン国立美術館。スウェーデン王家が収集した美術品をコレクションの核とする美術館です。そのコレクションの中でも特に充実…
この夏、すみだ北斎美術館で開催されるのは、“あ!っと北斎~みて、みつけて、みえてくる浮世絵~”という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得て…
草間彌生《南瓜》「南瓜は私の人生の伴侶です」と自伝で語るほど、草間彌生さんにとって南瓜はお気に入りのモチーフ。1980年代から南瓜の絵をたびたび描いてい…
先日まで、関西ではさまざまな国宝展が開催されていました。それらが6月15日に終わり、ひと段落が着いたかと思いきや!その後1週間も経たずに、大阪中之島美術館で、…
文政8年(1825年)に創業し、現在は日本で唯一の紅屋である伊勢半本店。今年めでたく創業200年を迎えました。それを記念して、伊勢半本店が運営する紅ミュージア…
この夏、渋谷区立松濤美術館で開催されているのは、“黙然たる反骨 安藤照―没後・戦後80年 忠犬ハチ公像をつくった彫刻家―”です。本展の主役は、カンニング竹山さ…
■ガードナー美術館盗難事件-消えた5億ドルの至宝-監督:コリン・バーニクル2021年製作/210分/アメリカ 1990年、警官を装う2人の男がボストンの美…
えー、緊急で記事を書いております。何でもネット上では、明日7月5日に大災害が起こると話題になっているそうですね。自分はまったく信じていませんし、皆さまの不安を…
京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
『クイズ!知ってる画家の知らない絵』突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・…
現在、アーティゾン美術館で開催されているのは、“彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術”という展覧会。今世界的に再注目されているアボリジナル・…
現在、十和田市現代美術館では、“野良になる”という展覧会が開催されています。 なんとも意味深な展覧会名ですが、美術館の公式HPには、このように記載されてい…
アートな街、青森県十和田市。国内でも屈指の人気を誇る現代美術館、十和田市現代美術館があるのは、もちろんのこと。 街のいたるところに、草間彌生さんをはじめと…
絵本の夏、板橋の夏。今年も板橋区立美術館では、毎年恒例の、“イタリア・ボローニャ国際絵本原画展”が開催されています。 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展と…
恐竜の夏、日本の夏。毎年、夏休みシーズンには、どこかしらの博物館で、恐竜展が開催されています。今年2024年に開催されるのは、パシフィコ横浜での“巨大恐竜展2…
オバケの夏、日本の夏。ここ近年、毎年夏にどこかしらのミュージアムで、オバケや妖怪をテーマにした展覧会が開催されています。今年の夏は、立川にあるPLAY! MU…
ボッティチェッリ、アルチンボルド、バスキア・・・・・美術館や美術の関連書籍などで目にすれば、これらのワードが、芸術家の名前だと認識できるでしょうが。もし、ノー…
現在、千葉市美術館では、摘水軒記念文化振興財団が有する、世界一の岡本秋暉コレクションを中心にした岡本秋暉展が開催されていますが。それと同時に、秋暉以外の摘水軒…
現在、千葉市美術館で開催されているのは、“岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師”という展覧会。江戸時代後期から末期に活躍した絵師、岡本秋暉(しゅうき)の実に…
この夏、SOMPO美術館で開催されているのは、“フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線”という展覧会です。 (注:展示室内は一部撮影可。写真撮影…
《夢》 ニューヨーク近代美術館(MoMA)蔵。素朴派を代表するアンリ・ルソー晩年の傑作。ルソーは生涯でジャングルを訪れたことが一度もなく、長年通い続けた…
「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」 空気や光、水、重力といった自然現象も素材にして、そう問いかけ続けてきた現代アーティスト・内藤礼さん。その待…
今年2024年は、アジアで唯一のダリ常設美術館として知られる、福島県の諸橋近代美術館が開館して、25年目を迎える節目の年。それに加えて、ダリの生誕120周年で…
2024年7月3日より、20年ぶりに新札が発行されました。その1000円札の新紙幣の図柄に採用されたのが、ご存じ、葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》です…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 まずは成川美術館に関するニュースから。芦ノ湖の大パノラマも楽しめる、箱根屈指の人気を誇る成川美術館で…
水天宮前駅のほど近くにある隠れ家系ミュージアム。それが、ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション。1998年に開館し、今年2024年で、めでたく開館25周年を迎えまし…
2018年に、栃木県那須塩原市にオープンしたN's YARDに行ってきました。 N's YARDの『N』は、現代美術家・奈良美智さんの『N』。「作品をより…
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、…
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。ア…
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可…
現在、大阪中之島美術館では、“没後30年 木下佳通代”が開催されています。 戦後、関西を拠点に活動したアーティストで、1994年に55歳の若さで亡くなった…