chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • こんなことばかり書いて…困った人ね

    とある政党のポスターが目にとまった。「困った人に優しい政治」ああん?※「あー困った。」と言う。言っている人は、困っている。困っているのに、「あー困っている。」とは言わないで、「あー困った。」と言う。※「困った。」と言う人を指して、’困った人’とは言わない。’困っている人’と言うのが正確な’困る’の遣い方なのである。※カウンターの一番奥の席で酔いつぶれた常連客にちょっと気の有るママが「困った人ね」と言うのが’困った人’の正統な用法なのである。※このポスターの言葉の遣い方は誤用ではないか。と思っていたら、今度は新聞記事の中に同様の用法を見た。大手の新聞である。夕刊紙とかスポーツ紙とか地方紙とかではない。別に夕刊紙やスポーツ紙や地方紙が劣るという意味ではない。全国紙ならちゃんとせえよと思うというくらいの意味だ。しかし...こんなことばかり書いて…困った人ね

  • ありがとうとごめんね

    母88歳要介護5パーキンソン病ヤールⅣ認知症状少々、昨年の6月末に特別養護老人ホームに入居した。それまでは、様々な介護サービスに頼りながら自宅で生活しており、私は同居していた。今、たまに丁寧に掃除する度に、当時のことが思い出される。トイレでも台所でも壁でも床でも、掃除しても直後には汚れる。週に2回のデイサービスの間にきれいに掃除しても、帰宅してすぐに何か食べこぼしでぐちゃぐちゃになる。何か仕上げたものが瞬く間にダメになるのを見ると、かなり気持ちが乱れる。※そんな毎日だったが、そこに、犬もいた。飼い犬ジーロくん去勢オス14歳慢性腎不全。入れ替わり立ち替わり、介護士さんや看護師さんやヘルパーさんが家の中に入って来る。年老いた犬は、警戒して吠える。体力を賭けて、吠える。そのうち、室内に設置したトイレに行くこと間に合わ...ありがとうとごめんね

  • はずる L’oeuf 篇

    [あらすじ]「キャストパズル」シリーズ発案者である芦ケ原伸之氏の死後に発売された「CastPlate」を解いたよ。プレートにはちょいと出っ張りが有って、そこに位置している穴と中央辺りの穴の間に線が刻まれ、その線の上に「Goal」の文字が有る。輪っかを外すことも課題だが、外れた輪っかをこのゴールまで移動させるのが次の課題となる。今日の写真はそれができた証拠。※さて、右に写っているのは同じ「はずる」シリーズの「L’oeuf」である。フランス語で「卵」の意味だと言わずとも、形を見りゃあ確かに卵である。黄身と白身になぞらえてか、金と銀のプレートである。そして虫食いのような溝が刻まれている。それぞれのプレートの中央には、先が丸い杭が出っ張っている。今日の写真は外せた証拠。虫食いの溝の一端は、溝の幅よりも広い直径の穴になっ...はずるL’oeuf篇

  • キャストパズル CAST PLATE

    HANAYAMAというメーカーが「はずる」というシリーズで外してまた元に戻す、知恵の輪のようなパズルを販売している。何の金属じゃやら分からないけれど、鋳造で作ってあり、重たく頑丈な質感が良い。ああでもないこうでもないとカチャカチャ動かしている時に絶対に壊れない安心感が有る。知恵の輪は、針金のような細い金属でできていて、なんだか無理矢理やっちゃってんだか正解しているんだか、なんとなく不安な時が有ったりもする。しかし、ずっしりと硬質な「はずる」にそんな感じは一切無い。※よく見て考えて解けるものも有れば、見ないでいじくっていてガラリと解ける時も有れば、パッと閃いて動かしてみて外せる時も有る。どの場合でも、気持ちいい。何個か持っている。どれをいじくっても、何日もいじくっても、ちょくちょくいじくっても解けない時も有る。か...キャストパズルCASTPLATE

  • 生理痛は無い

    [あらすじ]性自認の違和感と初潮が思春期の頃同時にやって来たよ。思えばそれ以来、40年その繰り返しであった。昨日、自分の十代二十代の頃の月経障害について書いた。最近の更年期における不規則な月経の重さと比較してのことだった。何かが決定的に違うけど、なんだったかいな。と思いながら、過ごしていた。しんどいこたあしんどいには違いないんだけど、なんか今のほうが一段と楽なのは、なぜか。もうすぐ終わると思っているからかな、などと考えていた。が、夜になってやっと気付いた。痛くないんである。月経障害の中でも最たるもの、生理痛。今、貧血で気持ちが悪くなろうが、一日中、眠気に襲われようが、脳みそにどんよりと霞がかかろうが、痛くないんである。腹と言わず腰と言わず、胴回りを内からずっしりと埋め尽くして全身を支配する、あの生理痛が、今は無...生理痛は無い

  • 更年期

    十代二十代の頃、月経障害が重かったのを思い出す。気分が悪くて座っているのが精一杯だけれどもうあと数分でチャイムが鳴るから我慢していたら大学を卒業したてのやる気満々でイヤな感じの男性教師が「お前、大丈夫か」と保健室へ行くよう促してくれた。そんなにか。と思いながら階段を降りて保健室に入ると「あら貧血の子が来た、ほれほれあんた起きて」と一台しか無いベッドに寝かしてくれた。そんなにか。と思ったが、寝れば楽であった。後で、顔が真っ青というよりは「土気色」だったと幼なじみ友人Mに言われた。中学3年だったか。※生理の重い時には、下痢をして嘔吐をするようになった。どこもかしこも出口かい。と思いながら、トイレの床で気絶するように眠った。冷えたくはないけれど、流れ出る血を気にしていては眠り込むこともできないので、風呂場に、上半身だ...更年期

  • エラ・フランシス・サンダース『翻訳できない世界のことば』

    シールを見ると、行っていない分館の所属の図書のようだから、どうしてこれを借りたのか、次第が分からない。よその分館の本を書架に並べるはずもない。返却された本がカウンターの中に置いてあるのを、アクリル板も貫いて「それ貸してください!」とやった憶えも無い。図書館員が何かのはずみで間違えて、展示の棚に置いたものだったのだろうか。目に入ったので借りた。そんな程度だったと思う。※絵本の体裁で、見開きで一語を紹介している。軽くぱらぱらと読める。へー、世界にはそんな意味の言葉も在るのかい。と、読み流せば良い。ああ、らくちん。※50個ほどの言葉が紹介されている。最初の一語で驚く。ノルウェー語名詞ポーレッグpåleggパンにのせて食べるもの、何でも全部。パンにのせて食べるものは何でもポーレッグと呼ぶらしい。日本語で言ったら「おかず...エラ・フランシス・サンダース『翻訳できない世界のことば』

  • 若くなくても苦労は

    [あらすじ]若い時に自分の体力以上の苦労をすると故障してしまい、故障は一生つきまといがちだよ。じゃあまるで苦労知らずなら良いかというと、そうではないと思っている。体力の有るうちに肉体労働をせよ、と考えている。ブルーカラーだホワイトカラーだという言葉が有るが、家柄を重んじる社会もそうだろうし、学歴社会でも似たような階級化が起こる起こっている。雑に言えば、土方をやったことも無いようなボンボンが政治家になって世の中を動かしたら金持ちにとって都合のいい世の中になるのは当然のなりゆきだろ、ってなところか。色々な職種を経験しないと議員には立候補できないような制度って作れないものか。なんぞの資格試験の受験資格に実務経験何年なんてのが有るように。いつぞや、産業界の会社員を教員に積極的に採用したように。※今、頭上を音速の飛行機が...若くなくても苦労は

  • 若い時の苦労は

    そもそも体力の有る人なら、買ってでもしたら良い。体力は苦労を買うための財力だと言ってもいい。しかし、生まれつき虚弱な人だっている。そういう人は既に「若い時の苦労」を負っていると思えば良い。生まれつき持っているのだから、わざわざ買うこたあない。※言いたいことは以上なのだが、だったらブログじゃなくてツイッターにしろよってくらい短いので、あとは駄文をタラタラ書くことにする。お暇な方か、上記のことに納得のいかない人が読めば良いだろう。だとすると、納得のいかない人を説得するだけのことを書かなきゃならんな。※私の鍼灸のセンセイは、身体に故障を持っている。なんかね、胆嚢の機能が悪いらしい。センセイが三十代の頃に、一度、鍼を受けるところを見かけたことが有る。肌の張りが弱くって、おじいちゃんぽいと思った。子どもの頃、身体が弱かっ...若い時の苦労は

  • 芳香剤のニオイを消す

    ソファを買った。もう何ヶ月も前のことだ。近所のリサイクルショップで買った。大型チェーン店の一つである。ダラけながら本を読むために、自分一人がゴロゴロできる程度のソファを求めていた。店頭に、ちょうど良さげな物が出ていた。充分に大きく、邪魔になるほどどっしりしてはいない。本当にこれでいいのか。2回は店に足を運んで、何度もそのソファに試しに腰かけてみた。いいや座ったくらいじゃ分からねえ、実際に使うようにしてみなきゃってんで、寝転がってみたりもした。そうして、自分の体格に合うし、やたらに柔らか過ぎないし、角度も適当に調節できることを確認した。そうして7000円足らずの中古ソファを買うことをやっと決断した。※車に積んで自宅に持ち帰り、部屋に運び込んだ。新しいものはとりあえずなんでも怖がる飼い犬ウーゴくんが、オロオロしてい...芳香剤のニオイを消す

  • 全知無能

    youtubeでQuizKnockの動画をちょくちょく見る。東大出身者を中心としたクイズ会社で、動画には数人が出演している。中でも河村拓哉という人が私のお気に入りであることは以前も書いた。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/7ab3d6586ec429f28589cc331353d5ca※2020年11月7日のQuizKnockの動画は「東大生ならどっちを取る?究極の2択大激論!」というタイトルだった。いつものようなクイズとは全く違った内容である。例えばこうだ。「ここに、一つのボタンが有ります。押すと一億円貰えますが、友だちが一生できません。押しますか?」こういう”究極の選択”を出されたお題に沿ってそれぞれに考えて、4人で同時に手元のボタンを押し、押す者/押さぬ者が半々になったら...全知無能

  • ソーチェーンの目立て

    春先に山ほど伐木を貰ったので、それを薪に作っている。とっとと薪に作って、きちんと積んでおきたい。地面の上に山と積んでおくと、湿ってしまい、茸が生えたり虫が入ったりしてどんどん朽ちてしまう。朽ちたらスカスカになって、燃料としての値打ちが無くなっていく。※家の西側の外壁沿いに、簡単な棚を作って薪を積んでいた。何年も経って、崩れてきている。崩れかけたところに猫が楽しく跳び乗ったり跳び移ったりすると、更に崩れる。重たい薪が崩れると、棚が歪み、更に崩れる。という状態だった。ここに残っている薪を移動させ、棚を作り直そう。いや棚くらいじゃ収まらない。薪小屋と呼べるくらい、幅の有る屋根を持った棚を作らねば。と思ったところから、外壁の塗装をしたり、雨樋の修理をしたり、夾竹桃を伐って根っこを抜いたり、金木犀を伐ったり。しているうち...ソーチェーンの目立て

  • 鼈鑑が咲いた

    スッポンの鏡と書いて、トチカガミと読む。葉が丸いので、こんな名前になったんだろうけれど、浮き葉って大概こんなもんだよな。けっこうな繁殖力で、鉢の水面一杯に葉が所狭しと重なり合う。昨年は、家の北西角にある玄関の前に鉢を置いていたが、今年は南側の日当たりの良い所に置いた。なお一層繁った。実に鬱陶しい。と、そこに花が咲いた。白くて小さくてなんというところも無い花だ。それでも咲けば楽しいものだ。※芽吹かせてから何年も経った蓮が、昨年初めて咲いた。蓮の鉢は昨年と同じ場所に置いてあるが、今年は花を付けなかった。河骨(コウホネ)も今年は花芽が出ていない。来年は土を替えてみようか。沢潟の植わっている鉢の水位を深くしたいので、今年は泥をずいぶん掻き出した。そのせいか、ミジンコがいなくなってしまった。残念だ。掻き出した泥を別の鉢で...鼈鑑が咲いた

  • 言葉にならないこと

    夢の中に表れた事柄を、記憶しておこうとするのだが、難しい。見ながら「これは夢だ」と分かり、夢として見つつ、もう一方の意識で、記憶しようとする。記憶しようとするときは意識的に行う。意識が関与すると、どうも言語的になる。言葉で憶えようとしてしまう。どうしてもそうなってしまう。夢の中では映像として示され、視覚で捉えているのだが、それを記憶する時に、言葉を用いる。言葉では伝わらないものが有る。そういうものを、夢は的確に伝えてくれる。言葉を使うのは脳みその表面のほうだが、夢を見せているのはもっと原始の脳だ。※今朝の夢で見た事も夕方になった今、メモを読んだが夢で感じたほどの納得感は得られない。言葉に置き換えた途端にそこに在る真理が砕けてしまうのだ。言葉にならないこと

  • dewified

    [あらすじ]何かが障害になって、kindleで洋書がダウンロードできない。サポートセンターの指示に従ってあれこれ変更したが、うまくいかない。昨日は半日そんなこんなでツブレてしまい、くたびれた。朝起きて、PCの電源を入れる。今日は犬がよく寝てくれたので、起きるともう明るい時間だった。明るいと言っても、どんよりと雲が空を覆っている。なんとなく、すぐに降り出すというのでもなさそうだ。※14年間、水道メーター検針の仕事をしていた。自転車やバイクで担当地区に移動して、200~400件くらいのメーターの針を読む。天気の勘が良くなった。あーあ、今日は10時頃から降り出すぞ。と思うと、そうなる。午後から降るから急いで片付けよう。ということもできる。仕事を事務所に納めて、いつもなら買い物に寄るところを、なんとなくまっすぐ家に帰る...dewified

  • akindle

    以前amazonで購入して、最近は使っていなかったサンスクリットの教科書を久しぶりに開こうとしたが、開かない。電子書籍である。開かないって、ページとページの間にご飯粒がくっ付いちゃって開かないとかそんなんじゃない。どうやら、ダウンロードできないようだ。[ダウンロード]をクリックすると、ゲージが表示される。見る見るうちにゲージは満ちるのだが、その後も未完の様子でポインタは円形のままグルグル回っている。検索して、いくつかの対策法を実行してみた。うまくいかない。「コンテンツを一旦削除してから配信し直す」などと書いてあるが、削除しようにも、[削除]の選択肢が有効にならない。やれやれ。※困り果てて、ツイッターで愚痴った。すると、数分も経たぬうちに、amazonのヘルプセンターからリプライが来た。「ご不便をおかけしておりま...akindle

  • ゴム長、ゴム長、ゴム長

    毎年のように豪雨に見舞われる地域に較べたら鼻水程度の量かもしれないが、東京もそこそこの雨が降っている。朝5時に起き出して、雨雲レーダーをチェックする。1時間ほどすると雨が弱まりそうなので、犬を待たせておいて他のことをする。期待どおり、雨音が静かになってきたので、すかさず合羽を着込んで散歩に出る。犬はよく我慢して待っていた。※雨でなくても、朝の散歩では長靴を履く。ドッグランやその周辺一帯は草地が多い。伸びた草に朝露が降りている。膝下がびしょ濡れになるのだ。長い長靴は冬に履く。夏は暑いので、短めのを履く。夏草のほうが丈が高いのだが、暑くて蒸れるほうが不快だ。もう一足、庭仕事をするための長靴が有る。おかげで、玄関に3足ものゴム長が置いてある。ゴム長コレクターか?玄関の土間に3足のゴム長というのは、非常に邪魔だ。※1足...ゴム長、ゴム長、ゴム長

  • 今さらぶら下がる健康器

    犬の散歩コースに、メタセコイアが何本も植わっている場所が有る。メタセコイアの低い枝で、斜め懸垂をする。近くに、シイの木が並んでいる場所が有る。太い横枝に飛びついて、ぶら下がる。懸垂はできないが、腕も腹筋もハムストリングスも縮めて、なるべく体を丸めて、また脱力する。近くに、ベンチとテーブルが有る。ベンチに手をついて腕立て伏せをする。テーブルでパルクールの簡単な技の練習をする。近くに公園が有って、雲梯や平行棒などの運動具が有る。犬を繋いでおいて、ちょっとだけ運動する。などということを、先代犬ジーロくんの頃にしていた。ジーロが老いて、家のほんの周辺しか歩けず、公園辺りまで散歩に行けなくなってから、こういった運動をしなくなってしまった。ジーロの死後、1週間はボーッと過ごしたが、それから毎朝、暗いうちから散歩に出るように...今さらぶら下がる健康器

  • 合羽にボタンを取り付けた(犬用)

    飼い犬ウーゴくん去勢オス5歳ビビり。家の中では絶対に排泄しない。こともない。お客さんにビビってオシッコ漏らしたりウンコ出ちゃったりは、する。しかし、「トイレで用を足す」ということは施設で育つ中で経験していないので、できない。だから、毎日の朝夕の散歩は欠かせない。必ず外で用を足す。ただし、たいへん慎重に場所を選ぶ。「家から出たらすぐにする」なんてことは無いし、「あちこちでこまめにマーキング」もしない。気に入った箇所でぐるぐる回ってやっと腰を落とす。それでも何かがうまくおさまらないのか、また回る。また回る。また回って揚げ句にそこではしないで移動するということも多い。自分の家の便器じゃないと落ち着いて排便できない人なら共感できるか。ともかく、外へ出かけて、決まった場所へ行かないと排尿も排便もしない。特に便はドッグラン...合羽にボタンを取り付けた(犬用)

  • 東京富士登山部 品川神社篇

    富士山に登ったことが無い。「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉が有るという。馬鹿のまま一生を終えたくない。けどたいへんそうだなあ。※という人のために、富士塚が有るんだよ。江戸時代人よありがとう。富士講の人よありがとう。神社の境内に築山が有って、登山道が付いていて、山頂に富士山と書いてありゃそれは富士山なのである。富士を祀るのは浅間神社である。ただ、神社の仕組みとして、一つの神社の境内に色々な神様を祀る神社が集まっているので、看板としては浅間神社ではなくとも、境内に小ぃこく浅間神社が有ったりもする。※夢の中で、時々、山に登る。家から思いがけず近くにこんなにかっこいい岩山が有ったとは!と喜んで登る。そんな夢が叶うのが、富士塚だ。「一合目」「二合目」と数メートルおきに記してあったり、ちゃーんと中腹に「お中道」...東京富士登山部品川神社篇

  • 安心パン

    とあるテレビ番組で、とある俳優が言っていた。靴下を百足単位でまとめ買いしている、と。周囲は「なんでー?!」という反応になっていたが、私は「分かる!私もそうしたい!」と思った。※一時期、昼食は蕎麦ばかり食べていた。気に入った乾麺が有った。長野県にある会社が製造している「深大寺そば」という商品だった。社長さんは、私の住んでいる深大寺辺りが出身の人らしい。味や太さや口当たりや価格において、文句無かった。いつも近所のドラッグストアで買っていた。ある時、棚に無くなった。大晦日の直前に品切れになることは有ったが、なんでもない日に品切れになることは珍しい。まあそのうち入荷するだろうと思って、数日後に行ったが、無い。ネットショップで探しても品切れになっている。どうやら、製造しなくなってしまったようなのだ。非常に残念だ。その後し...安心パン

  • バイクにカゴを取り付けた

    [あらすじ]8月4日の朝は反薄明光線が出て、8月5日はすべての方角、全天が夕焼けとなって、8月9日朝は虹が立った。毎日々々、空がやたらに水っぽいのだ。翌10日の今朝も、夜明け前に犬の散歩に出かけた。空には色々な雲が浮いている。昨日の空に似ているけれど、青い部分は昨日より澄んでいるように思った。しかしやっぱり、日の出を受けて西の空に虹が出た。毎朝見てもきれいなもんだが、湿気がひどいのには閉口する。※先日、バイクを久しぶりに点検に出したというのに、カバーを掛け忘れて大雨に濡れてしまった。アホなんだろうか。早く玄関前に自転車小屋を建てたい。二輪が雨と泥はねに汚れて錆びないようにしたい。大量の薪を切って運んで、かなり片付いたので、もう少しで着手できるか。ああでもその前に、伐った桃の木と山椒の木と藤の根っこを始末しなけれ...バイクにカゴを取り付けた

  • そして虹

    [あらすじ]8月4日の朝は反薄明光線が出て、8月5日はすべての方角、全天が夕焼けとなった。台風が接近する中、今朝は雨も降らない中を犬の散歩に行くことができた。ドッグランに着くと、スマホが鳴動する。画面に「自宅」と表示される。滞在時間が長いせいか、スマホのGPSはこのドッグランに私が住んでいると誤解しているようだ。犬だってドッグランには住んでいないというのに。一帯は公園計画用地に指定されている。何十年も前から、個人宅やアパートや事業所などは次々に移転していった。住み続ける権利も保証されているのだろう、今も何軒かの家が有る。とは言え、かなり広範囲にわたって空き地になっている。あまり広い公園にするのも物騒だと思う。ひとけが無いと、治安は悪化しがちだ。森の緑や野原やドッグランは必要なものだし、緊急時の避難場所も必要だが...そして虹

  • メンネの日記 お調子者

    [まえおき]30年前、ラジオの深夜番組「中島みゆきのオールナイトニッポン」に「メンネの日記」というコーナーが有った。言えなかった「ごめんね」にまつわる投稿葉書をみゆきさんが読み、最後は軽い詫びの言葉「めんね。」で締めくくられる。ムカシのラジオ番組のコーナーにあやかって、謝れば良いものをずっと謝りそびれていて気になり続けている事をここで書いて謝ってスッキリさせよう。というつもりで、3年前に新設したカテゴリーだ。こうすれば書きやすくなるだろう、と思った。しかし、やってみるとそうでもなく、やっぱり書きにくい。事実、3年前に3つくらい書いて、その1年あまり後に1つ書いて、それから2年近く、このテーマで書いていない。書けばスッキリするだろう、と思った。しかし、書けた事に関しても、結局その後もウジウジと思い出す。今回、久し...メンネの日記お調子者

  • 地元

    初めて「ジモティー」を利用した。ジモティーとは「地元の友達」といった意味の言葉で、不用になった物を売買したり無償でやり貰いしたりするためのフリマアプリだ。※取引相手は、出品2品目という初心者だが、私のほうが初心者だい。品物の状態について質問を重ねる中で、「ご近所さんの物です。」ということが分かった。代理で出品しているようだ。所有者と直接のやり取りのほうが安心な気がしたが、ご近所さんの代わりに出品してあげている親切な人ならそれも良いと感じた。※行ってみると、出品者とご近所さん夫妻が品物を出して玄関先に出て待っていてくれた。所有者さんは七十代のようだ。なるほど、代理で出品していたのはそういうわけだったか。※「多摩ナンバーなのね」と奥さんが言う。深大寺なんです。ご存じですか?「深大寺東町に友達がいるわ。〇〇さんていう...地元

  • 全天夕焼け

    [あらすじ]8月4日の日没前、夕焼けと反対側の空に、光の筋が現れた。反薄明光線またの名を裏後光という、夏によく見られる現象だという。たしかに、東京の冬の乾燥した空では全く起こり得ないだろうし、春の空の水分ともまた違うようだ。さて、翌日の8月5日。また同じくらいの時間に犬の散歩に出る。すると、またちょいと珍しい空になっていた。※たそがれ時である。「たそがれ」とは、「たそかれ」つまり「誰そ彼」向こうから来るけど、あれは一体誰じゃいな、ということ。人が来るのは見えるけれど、顔まではすぐに判別できないようなそういう時間帯だ。※「トワイライト・ゾーン」という恐怖映画が有ったっけなあ。twilightとは、二つの光の間とでもいう意味か。明るいのと暗いのの、中間のところということだろう。※漢語では黄昏と書く。黄は明るい光。昏...全天夕焼け

  • 反薄明光線

    反薄明光線を初めて見たのは、12年ほど前のことだった。たしか7月の半ば頃の夕方だった。日が沈みかけてきたくらいの時間に、東の空に放射状の光芒が見えた。なんだろう。新宿で何か派手なことでもやってるんだろうか。私の住む深大寺辺りでは、夜、東の空がぼんやり明るく見える。雲の有る夜はひときわ明るい。都心の灯りである。そういうものかと思ったが、まだ日も暮れていない中で見えるにしてはずいぶんな強さの光源が有ることになる。おかしい。後で調べて分かったが、それは「反薄明光線」という現象だった。※薄明とは、日の出や日の入りの頃の薄明るいこと。薄明光線とは、昇る太陽や沈む太陽から広がる光芒のこと。そして、反薄明光線とは、その反対側に現れる光芒のことだ。別名、裏後光とも言う。太陽がうまいこと雲に隠れていることや、空気中の湿度の塩梅が...反薄明光線

  • 世界遺産あぶらぞうめん

    特別養護老人ホームに入居している母88歳は、「月刊奄美」という新聞を取り続けている。昭和52年に発行になった『奄美方言分類辞典』の編纂にたずさわったので、奄美大島にひときわ思い入れが有るのだ。今月号の一面は、今までに無いような大きな見出しだ。「奄美大島、徳之島世界自然遺産に」絶滅危惧種95種が分布していて、しかもそのうちの75種が奄美の固有種だという。※15年近く前、鍼灸の専門学校に通っていた。学生たちの年齢や経歴はバラバラだった。高卒の若者なんて1割もいなかった。親しくなった一人がある時、前職についてちょっと触れた。リゾート開発の会社に勤めていて、奄美大島に土地を買うための交渉の仕事をしていたと言う。悪い仕事であるということを、どんな言葉だったか忘れてしまったが、とても自嘲して言っていた。2003年には候補地...世界遺産あぶらぞうめん

  • 自転車のサドルを交換する

    自転車に乗る度に、尻がしっとりと湿るのである。不快である。サドルが傷んで水が浸み込んで体重がかかるとその水が浸み出て私の尻を濡らすのだ。※スポーツ自転車のサドルは、ほっとくと男性用が付いている。動きやすいように細くて、前立腺を傷めないような構造になっている。一方で、女性が乗る場合だと、骨盤の幅に合った物のほうが安定が良い。だいぶ前に、マウンテンバイクのサドルを交換した。骨盤をしっかり支えてくれて、ついでにジェルが入っていて座り心地が良い。高価な物ではなかったが、しまり屋の私にとってはお買い物であった。ところが、一年するかしないかのうちに、猫に爪痕を付けられてしまった。自分のブログの中で検索してみたら、8年前のことだった。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/51bd1ae8bcd3...自転車のサドルを交換する

  • 法螺猫

    毎月一日に法螺を吹いている。四月だけじゃ物足りないんである。昨日は一日だったので、法螺だったんである。購入を検討している方のために、とかなんとか言って辻直四郎『サンスクリット読本』の目次をざっと書いたが、パンチャタントラの中に「老いた猫」なんて話は無い。昨日書いた、老いて目の見えなくなった猫がネズミを騙して捕って食うというのは私の作った話なんである。参考にしてねと言って嘘を書いてごめんあそばせ。老獪な者に騙されないようにねという内容で皮肉っぽくてごめんあそばせ。法螺でした法螺でした法螺でした法螺猫

  • 動物寓話

    [あらすじ]サンスクリットのいろいろな文献から一部分を抜き出して文法解説などを付けている「読本」をあれこれ買って読んだりしているよ。「ヒトーパデーシャ」という寓話などは読みやすく、楽しい。昨日は写真をアップするのを忘れてしまった。インターネットの古本ショップに、商品の画像は無かった。だから、届いて開封してみてこれが出てきた時にはなおのこと嬉しかった。紙の本はやっぱり美しいもんだ。買おうかどうしようかという稀有な方のために、目次をざっと紹介する。I.物語文学パンチャタントラから発端、豹の皮を着た驢馬、鼠の嫁入り、性急な行為、忠実な鼬、藍染の豺、老いた猫、耳と心臓のない驢馬、象と豺、鵞鳥と旅人と鳥、鶉と牛飼と鳥カター・サリット・サーガラ白い島、ヴェーターラ鬼25話II.美文体叙事詩シヴァと愛神カーマ、アジャ王の哀哭...動物寓話

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、す〜さんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
す〜さんさん
ブログタイトル
犬小屋:す〜さんの無祿(ブログ)
フォロー
犬小屋:す〜さんの無祿(ブログ)

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用