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『宮〜Love in Palace〜』の二次小説です。Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しして再編集中です。

kobu
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2015/05/02

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  • メリークリスマス!

    大変ご無沙汰しております。お元気でしたか?今年もクリスマス期間限定の書庫を開けました。年内は開けておこうかと思っています。話の進展なしなのが心苦しいですが、もしよかったら読んでやってください。久しぶりに自分の書いた文章を読みました。懐かしいよ、うちのシン

  • ホントノキモチ 目次

    ホントノキモチ‐introduction- ① ようこそ。一寸先も見えない闇。『声』だけが頭の中に響く。 ② ・・・眩しい! 光、強い光だ。何?ライト? ③ 「今日は友人一同でささやかながらシンの作品の上映会だ」 ④ エントランスから上がる大きな歓声とざわめき。 ⑤

  • My Best Friend - 5 -

    家族全員がそろうその日。僕は緊張しながら話を切り出した。「僕は、高校で映像の勉強がしたいのです」皇立学院の高等部ではなく、専科のある高等学校への進学希望。進路の話を持ち出すにはもうぎりぎりのタイムリミット。皇太子の皇立学院以外への進学は前例がないのも分か

  • メリークリスマス

    ご無沙汰しています。お元気でしたか?クリスマスですね。私は今年もいつものようにお仕事です。たぶんケーキもチキンも何も無し。年末の休みまで通常運転で頑張りマス!さて毎年恒例となったクリスマス書庫を開けておきます。いつ閉めるかは未定ですが、年末まで開けておく

  • クリスマスですね

    長らくご無沙汰しています。皆さん、お元気でいらっしゃいますか?クリスマスの時期になりましたね。早いなあ。恒例のクリスマス書庫?を開けています。特に話の進展もなくて申し訳ないのですが、それでもよければ読んでやってくださいね。昨年夫が亡くなり、今年も一人のク

  • メリークリスマス

    クリスマス期間限定のお話を公開しました。だいぶ以前に書いた話ですが、よろしければ読んでやってください。素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。

  • Beyond the time - 14 -

    俯いていた私の顔を覗き込んだシナ。切れ長の美しい瞳。 『僕は、お前を見つけ出す』頭の中でふいに声が聞こえた。 『・・・の約束は絶対だ』あの時一緒に見た星空・・・

  • Beyond the time - 13 -

    探していた?私を?ずっと?・・・傍に、いてくれ・・・?「・・・え?・・・」どうして?どうして突然、そんなこと・・・ ――― シナは私のこと、知ってるの?混乱していた。頬に当てられた手。切れ長の美しい瞳が私をじっと見つ

  • Beyond the time - 12 -

    照明が消えた後、非常用のスモールランプが灯った。揺れはまだ続いている。どうしよう!!怖い、こわい!『展望台』での記憶がフラッシュバックする。目を瞑った。落ち着け、落ち着くのよ!!真っ暗じゃないから、きっと大丈夫!このままここにいたら

  • Beyond the time - 11 -

    いくつかのゲートを通り過ぎた。ドアがスライドした。シナがゆっくりと私を降ろす。ここって?「ゲートを開けたら見つけた。ここも水が出る。シャワー、使えるから」「あ、ありがとう!」シャワーブースがいくつか並んでいる。サニタリールーム?やっ

  • Beyond the time - 10 -

    目が覚めた。ゆっくりと部屋を見回す。シナは部屋にいなかった。すっきりしていた。目が覚めるたびに身体の調子もどんどん良くなっていくみたい。熱もないし、身体を少し動かしてみても、もうそんなに痛くない。時間の感覚があいまいで、どのくらい寝てたの

  • Beyond the time - 9 -

    「・・・閉じ込められた?」シナが頷いた。「うそ・・・」そんなことになっていたなんて。どうしよう、どうしたらいいの・・・動揺して言葉も出ない私に、シナは言葉少なに今までのことを話してくれた。『展望台』で連鎖爆発が起こったこと。逃げ込めた

  • Beyond the time - 8 -

    誰かと寄り添ってる。手をつないで、大きな肩に寄り掛かって。きれいな星空、一緒に見てる。 ここは・・・地球・・・?幸せ。心がぽかぽかして、温かい。愛しい人の、心地良い低い声。 何か、何か言われた――

  • Beyond the time - 7 -

    また眠っていたらしい。目が覚めると、少しは身体が動かせそうだった。もぞもぞと起き上がる。痛いけど、なんとかなる。ベッドからそろりと降りる。まだ身体に痛みがあってふらつくけど、なんとか大丈夫。部屋の隅にあの人がいた。大きな身体を小さく

  • Beyond the time - 6 -

    目が覚めた。一番初めに目に入ったのは薄暗い天井。寝かされているのに気付き、起き上がろうとしたその途端。っ!!あまりの痛みにに思わず顔をしかめた。身体がだるい。たぶん、熱がある。寝たままでゆっくりと首を巡らす。ここ、どこだろう?『

  • Beyond the time - 5 -

      ぼんやりと目を開けた。身体中が、痛い。熱い。薄暗い空間に寝かされている。ここ、どこ?くらくらする頭と痛む身体を引き摺って、ベッドから這い出ようとして、気が付いた。あぅ・・・・足が・・・左足が痛い。身体を起こそうとして、眩暈がした

  • 『Beyond the time』のこと ~ 2500万年後のシンチェ

    拙作『ホントノキモチ -23-』の中で、うちのシン君がチェギョンに誓った約束。 「2500年後、僕が先にお前を見つけ出す」遠い遠い未来の設定でシンチェを書きたくなり、Y!さんのサブブログで限定公開していたのが、『Beyond the time』です。公開からだいぶ時間が経った

  • Beyond the time - 4 -

    どのくらい時間が経ったのかわからない。ふっと横をみたら。え?誰かいる!!!少し離れたところに誰かが立っていた。男の人!?いつの間に?入った時は誰もいなかったはずなのに。背が高い。逞しく引き締まった無駄のない細身のボディ。黒いライフスーツ。

  • Beyond the time - 3 -

    案内してくれたスタッフが立ち止まり、一礼した。「こちらになります。どうぞごゆっくりお過ごしください」やっと『展望台』に辿りついたらしい。目の前に大きなドア。ふぅ・・・やっとここまで来た。コンシェルジュのお姉さん、ありがとう!無事辿り着い

  • Beyond the time - 2 -

    『展望台』に行くにはスペシャルエリアに入らなければならない。ガイドマップには存在しないその「特別なエリア」は、どうやら「特別なゲスト」のためのものらしかった。そんな場所に私が行ってもいいのですか?って念のため、聞いた。どうしてそこまで言ってくれるの?

  • Beyond the time - 1 -

    通称『展望台』。その場所はそう呼ばれているらしい。宿泊しているホテルでたまたま仲良くなったコンシェルジュの女性が教えてくれたその場所は、この《エアフロンティア》のスペシャルエリアの中にあり、一般のツーリストには公開されていない。地球と月の中

  • ちょっと一息 ~更新についてのお知らせ~

    こんばんは。えっと、ご無沙汰してます~『ホントノキモチ』の再公開も30話、オープニングから通算だと35話まできました。こちらに引っ越しし再整理・再編集のため、今回改めてこの話を読み返してみました。で、自分でもよくこんなに書いてたな~とちょっと呆れました。

  • ホントノキモチ -30-

    すっごい人っ!!!記者、カメラマン、レポーター、それにあれってシン君ファンの追っかけの人達?それ以外にもたくさんの人!なかなか高校の敷地内に入れない。車の中で口をあんぐり開けて外を見ている私に、シン君が言う。「口は閉じていろ。そのままだと撮

  • ホントノキモチ -29-

    「・・・シン君?」呼ばれて気がついた。どうやら一瞬眠ってしまったらしい。そっと僕を見上げて、驚いたような顔をするチェギョン。「大丈夫!?」「ああ」「うそ!顔色悪いよ。早く休んで!」「心配するな」「だめ!毎晩遅くて、朝早いんだもん。

  • ホントノキモチ -28-

    東宮殿のパビリオンに戻ると、チェギョンの部屋からぼんやりと灯りが漏れていた。いつもなら、あいつは灯りを消して寝ているはずなのに。・・・どうした?ドアを静かにノックしてみたが、返答はない。「・・・チェギョン、起きているのか?」心配になって、遠慮がちに中

  • ホントノキモチ -27-

    「出立迄に処理しなければならない案件はあとどのくらいだ」「案件の決済は本日でほぼ完了いたしました」「王族会は?祭祀はこちらの提案通りに行えるのか?」「本日の会議で、殿下がタイよりご帰国後に祭祀を執り行っていただくことで決定いたしました。王族

  • ホントノキモチ -26-

    「妃宮媽媽。お疲れ様でございました。明日も下校され次第、すぐに講義に入ります」「はい・・・」「では、お休みなさいませ」「おやすみなさい・・・」ぱたんとドアを閉めた。ふらふらと歩く。「はあぁぁぁぁ~!」ベッドにダイブして、そのままくたん

  • ホントノキモチ -25-

    チェギョン!ぴょこんと現れ、えへっと笑うとソファの僕の隣にさっと座る。月明かりにふわりと揺れる髪。ピンクのパジャマ姿。あの夢を見て目覚めた時、ソファで眠っていたお前を抱き上げた時を思い出した。「・・・ほとんど奇跡だな。この時間にお前が起き

  • ホントノキモチ -24-

    眠れない。ブランケットを剥いで、ベッドから抜け出した。カーテンをそっと開けて、ガラスドア越しに向かい側の部屋を伺う。灯りは既に消えている。パビリオンに出て、ソファに座った。高い天窓から月明かりがこぼれて、辺りは思いの外明るい。眠れない

  • ホントノキモチ -23-

    「あ・・・ホントだ!すっごくきれい~!」「星が見たくて、宮の中で探した。満天の星空というわけにはいかないけどな」星がいっぱい!きれい!キレイ!!!宮からこんなに星が見えるなんて、思わなかった!「星には星、人には人の周期がある」「え?」

  • ホントノキモチ -22-

    キレイなキレイな夕焼けの後、暗くなるのは早かった。宮の小高い丘の上のベンチ。あれからずっとここに座ってる。二人で肩を寄せ合って―――そーっと見上げた、夕闇の中に浮かぶシン君のうるわしい顔。至近距離で見ちゃって、ドキドキして慌ててう

  • ホントノキモチ -21-

    思考が空回りしている。宮殿が見渡せるこの場所に、チェギョンを連れて来た。自分の気持ちを素直に伝えようと思っていた。それなのに、ここまで来て何をどう言えばいいのか戸惑い、言葉が出てこない。胸の中に穴が開き、何かが零れ落ちていくような喪失感。

  • ホントノキモチ -20-

    強く手を握られてる。宮の広い庭園の奥へ奥へとシン君は向ってる。何も言わないシン君は、ぐいぐいと私を引っ張っていく。ただただシン君について行く。「シン君・・・」広い背中に向かって小さな声で呼んでみたけど・・・何にも答えてくれない。ず

  • ホントノキモチ -19-

    子供じゃない。でも簡単に割りきれるほど、大人じゃない。詩集に挟まれていたのは古い写真と手紙。それを手にしたまま、その場に立ち尽くしていた。父上と伯母上が想い人だった。思いもよらない事実。男と女だ。何があってもおかしくはない。それに、もう過

  • ホントノキモチ -18-

    画材を抱えて東宮殿に戻る。シン君、そろそろ帰ってくるはず。早く戻って待っていたい!何の話かよくわからないけど、きちんと聞かなきゃ。・・あんまり考えても仕方ないもん。近道して小走りに帰った。走っちゃダメなのは知ってるけど、誰もいないし、ま

  • ホントノキモチ -17-

    ゆっくりと丁寧にお辞儀をする。「伯母上。ご無沙汰しております」「こちらこそご無沙汰しております、皇太子殿下」「皇太后陛下にお会いになるのですか」「はい。ご挨拶に伺いました。まあ、お疲れなのではありませんか。お顔の色が優れませんね。無理は禁物

  • ホントノキモチ -16-

    帰宮した途端、皇太后陛下に呼び出される。タイ訪問の件か・・・折角早く戻ってきたのだから今日だけは勘弁してほしいというのが本音だが、こればかりはそうもいかない。気持ちを飲み込み、上殿へ向う。「只今戻りました」「太子。公務ご苦労様です」お

  • ホントノキモチ -15- ①

    公務先に移動中、突然コン内官より連絡が入る。『殿下、至急ご報告がございます』「報告?何だ」『皇太子ご夫妻のタイご訪問が本日正式に決定致しました』・・・なに!? タイに行くのか!?「・・・いつ決まったのか!?僕は何も聞いていない」耳を疑

  • ホントノキモチ -14-

    今日は休日。大人しくしていろってシン君に言われたから、ずっと東宮殿にいた。ソファに座ってぼーっと青い空を見る。気が付くと、今朝のことを思い出してる。朝のシン君の姿が頭から離れない。「媽媽」振り向くとチェ尚官オンニ達が立っていた。「お寛

  • ホントノキモチ -13-

    意外にも冷静な自分がいた。パビリオンのドアを開ける音で目覚め、疲れていたのだと思い知り、そしてすぐさま現況を分析する。隣にはチェギョン。素早く確認しても、服はきっちり着ていたし、そもそも疾しいことなど何もしていない。例え咎められたとしても、

  • ホントノキモチ -12-

    『チェギョン』 誰? いつも優しいユル君が、 私に微笑んでいる。 いつもクールなシン君が、 私を見つめている。 『行こう』 ユル君が手を差し出す。 優しい言葉、優しい笑顔。 『行くぞ』 シン君が振り返らずに歩き出

  • ホントノキモチ -11-

    久方ぶりに静かな夜を迎えていた。父上がお倒れになって以来か。こんな時間に東宮殿に戻れたのは。自室のソファに座りアルフレッドを抱え込むと、ため息をつく。忙し過ぎる・・・あまりにも。この僕をして、目の前のことをこなすので精一杯。公務の一番の繁

  • ホントノキモチ -10-

    「ねー、そろそろじゃない?」ヒスンとスニョンがそわそわしだす。「うわ、もうそんな時間!」帰り支度をわたわたと始めた私にヒスンとスニョンが聞いてくる。「チェギョン、殿下、来るんでしょ♡」「残念でした。シン君、今日は公務で早退だもん」「えー

  • ホントノキモチ -9-

    あいつを迎えに行った。この僕を待たせるとは・・・気が付いたらあいつのいる教室に足を向けていた。辺りがざわついているのも気にならなかった。手をつないだ。急いでいた。ユルの傍から、お前を離したかった。約束、だと?ユルとの間に何があるんだ!本

  • ホントノキモチ -8-

    「チェギョン。あんた大丈夫?」「うん・・・」授業が終わり、もうみんな帰り支度。小さくため息をついている私をガンヒョンが心配そうに見る。昨日の夜に陛下の病状について公式会見があり、その後宮内庁病院だけでなく宮周辺もものすごいマスコミに囲まれて

  • ホントノキモチ -7-

    父上が倒れた。式典は急遽中止され、父上は宮内庁病院に緊急搬送された。夜に宮の公式会見、その後太医院と宮内庁病院が合同会見を行った。今回は命に別状はなかったが、絶対安静。精密検査の為、当面の入院。宮は対応に追われた。失いかけて、初めて見

  • ホントノキモチ -5-

    大きな口を開けて笑う。沢山食べる。逃げ足が速い。場の雰囲気を読めない。なんでも知りたがり、自分なりに楽しもうとする。数え上げたらきりがないくらい、シン・チェギョンは逞しい。それはこの厳格な宮においても如何なく発揮される。確かに品位はないが

  • ホントノキモチ -6-

    「出来たっ♡」ミシンで縫ったちっちゃなタンクトップとパンツ!えへへ、我ながらいい出来♪けがしたのに公務に行ったシン君が心配。でも何もできないから、シン君のお気に入りのクマのぬいぐるみに着せる服を縫っていた。手首のけがに障りますのでほどほどにな

  • ホントノキモチ -4-

    えっと・・・どうしよう。携帯を持って、口を尖らせている私。しっかり湿布されて包帯を巻かれた右手首を見て、しょんぼりする。とほほ・・・大げさだよ。ちょっと腫れたくらいで、たいしたことなかったのに。ふぅ~。ため息をつく。あんな顔したシン君、

  • ホントノキモチ -3-

    翌朝、朝の挨拶に向かう僕たちは、二人とも無言だった。挨拶後東宮殿に戻る途中で、ちらちらと僕を見上げるチェギョン。それを感じながらも気付かないふりをする。何事もなかったかのように東宮殿に戻ると、パビリオンを足早に横切り自分の部屋に向かう。体調

  • ホントノキモチ -2-

    なんでこんな気持ちになる?額に手をやった。走って部屋を出て行ったあいつ。ぱたぱたとした足音、ドアが遠くでバタンと閉まった。胸の鼓動が激しい。気付かれたか・・・?あのままでいたら、腕を伸ばして抱き締めていたかもしれない。落馬した時、あい

  • ホントノキモチ -1-

    今日、シン君とユル君が馬から落ちた。あの時、シン君の傍にはたくさんの人がいて、ユル君の傍には誰もいなくて。あんなに人がいたら近寄れないし、誰も助けようとしないユル君がなんだか可哀そうになって、迷ったあげくユル君に駆け寄った。後でシン君のこと

  • 『ホントノキモチ』のこと

    『ホントノキモチ』は、Y!さんのブログでファン限定公開していた未完の話です。当時書き始めたきっかけは、8話あたりからのシンの行動。落馬後に「ダメだ、そいつはダメだ」とぽつんと呟き、そしてツンとした態度のまま一人でタイに行き、意固地なまでにチェギョンに電話

  • ホントノキモチ -introduction- ⑤

    そっと近寄って来たキム内官に、ユルは分かったというように軽く頷く。「シン、ごめん。もう行かないと」傍に来たユルは、僕の目をじっと見つめて言った。「シンがこうして自分の夢を叶えたこと、僕は心から嬉しく思う。皇室のことはもう気にしなくていい。僕

  • ホントノキモチ -introduction- ④

    エントランスから上がる大きな歓声とざわめき。足早に誰かが近づいてきた。「・・・シン君っ!」!チェギョン!自分があの時と同じ反応をしているのが分かる。初めてドレスを着たお前を見た時と―――見違えた。なんて、なんて綺麗になったのだろう

  • ホントノキモチ -introduction- ③

    「今日は友人一同でささやかながらシンの作品の上映会だ」「・・・ささやかのつもりだったんだが。すまないな、こいつがマスコミにリークしやがった」指差されたギョンは、不満気に言う。「いいだろう?なんといってもシンが苦労して自分の夢を叶えたんだ。盛

  • ホントノキモチ -introduction- ②

    ・・・眩しい!光、強い光だ。何?ライト?「おめでとう!」「おめでとうございます」たくさんの人に囲まれている。ここは何処だ? 「やったな、シン!」ギョン・・・?ギョンか?お前、いくつだ?すごく大人びて・・・「シン、おめでとう!」そう

  • ホントノキモチ -introduction- ①

    ようこそ。一寸先も見えない闇。『声』だけが頭の中に響く。 ・・・如何いたしましょうか?姿はなく、『声』のみ。誘うようでもあり、諭すようでもあり、そこからは何も読み取れない。感じない。何を言っている?お前は誰だ?訳が分からない。僕の問いか

  • クリスマスのお知らせ

    ご無沙汰しています。・・・早いもので、もうクリスマスです。先日とうとうYahoo!ブログが終了しました。最後にお気に入りのブログの移転先を確認させていただきましたが、大好きだった作家さんのブログも半数くらいがそのまま閉鎖されてしまったところも多く・・・ああ、も

  • お引っ越し、開始!

    お引っ越し、開始しました。Y!さんのブログ移行ツールを使用して、あっという間に記事は 移行できましたが。現在見事なまでにばらばらになっております~再構築するには時間がかかりそう(T_T)そして、引っ越しにあたり、今までの話を再校することにしました。時系列順に並べ

  • ブログ引っ越し先

    ブログの引っ越し先を検討中で、色々と試しています。比較的バランスがいいのはlivedoorかな。複数ブログを作成できるし、PC版は広告無いし。FC2は閉架書庫として使用する予定です。FC2のほうがブログのデザインは凝れます。実際なかなかいい感じで出来ましたが、亀更新なの

  • 引っ越し日記1(テスト記事)

    Y!ブログサービス終了の為、引っ越しの最中です。最終的にどこにするのかまだ決めていません。そろそろ決めなくちゃ、と思いつつどこがいいのかよくわからない(*_*;とりあえず記事をアップして感触を試しています。テンプレートのHTML編集、スタイルシート編集はやっぱりよく

  • My Best Friend - 4 -

    希望という小さな光が胸の中に飛び込んできたあの日。ジェヨンは僕に一つのプロジェクトを提案した。「シンが学びたいことを学べるようにする、それがテーマだ」「どうするんだ?」「それを見つけるんだよ。僕たちで」「・・・出来るかな」無

  • My Best Friend - 3 -

    机の上に置かれた一枚の紙にふと目を止めた。手に取ると。『進路調査表』ああ、そういえば先生が配っていたな。提出はまだ先のはず、とぼんやり思う。志望先は空欄だった。何も書いてない。「シンは、どうするんだ」「どうって、何がだ」「進路だよ」

  • My Best Friend - 2 -

    ジェヨンのことを思い出すと、一番に思い浮かぶのは笑顔だ。僕は、日々笑顔に囲まれていた。誰も彼もが僕に笑顔を向けるが、そこにはたくさんの思惑があることを僕は知っている。だから僕はその笑顔の意味を読み取り、必要であれば微笑みで返し、意味を見

  • My Best Friend - 1 -

    報告を受けた時のことをよく覚えていない。一瞬、頭が真っ白になった。その後に押し寄せたのは、深い哀しみ。そして。強い憤り。なぜ、ジェヨンが死ななくちゃいけないんだ?どうして・・・?どうして!!「へえ、すごくいいな、こ

  • honeymoon - 8 -

    「ぅわ、しまったぁ!!」チェギョンの声に、寝室にいたシンが慌ててウォークインクローゼットのドアを開ける。「どうした!?」ウォークインクローゼットにはパジャマ姿

  • honeymoon - 7 -

    「ガンヒョーンっ! こっち、こっち!」「チェギョン!ったくあんたは!妃宮媽媽なんだから、そんなに大声を出さないの!」「えへへ、ゴメ~ン」あからさまではないものの

  • honeymoon - 6 -

    チェギョンと共に過ごす今、シンは満ち足りて幸せだ。それでもたまにふっと蘇る、苦い思い。シンが、ずっと・・・そう、ずっと後悔してきたこと。『自分の気持ちに素直にな

  • honeymoon - 5 -

    少しだけ、風が吹いていた。車を降りて、まだ薄暗い海岸を二人で波打ち際に向かって歩いていく。空は白み始めていた。誰もいない。聞こえてくるのは波の音だけ。もう、寒くないんだ。チェギョンは二人でここに来た時のことを思い出していた。あの時は寒かったな。

  • honeymoon - 4 -

    蜜月。その言葉は今この時のためにある。シンは密かにそう思い、傍らで眠る妻を見やった。閨の闇の中、枕元のスタンドの絞った仄かな明かりが、優しくチェギョンの寝顔を照らす。シンがチェギョンの髪をそっと撫でると、僅かに寝返りを打ってシンの胸にくぅんと寄り添っ

  • honeymoon - 3 -

    友人と別れて1人になったチェギョンは、ますます辺りの注目を集めている。もっともチェギョン本人はそんなことを全く気付いていないらしい。本を抱えてニコニコと嬉しそうに歩いている。そんなチェギョンに駆け寄ったシン。目を丸くして驚いているチェギョンの手をしっ

  • honeymoon - 2 -

    優雅なしぐさでシンはゆっくりと椅子に座った。上質な白いコットンのシャツに細身のジーンズ。なんてことのない服装のはずなのに。・・・どうしてこいつはこんなにも目立つ!周囲の視線を痛いほど集めていて、そこだけ空気が違うようだ。愛しそうに遠くの妻の姿に

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