モンゴルのスーチャンヒョウモンモドキ
モンゴルのスーチャンヒョウモンモドキ。7月上旬のモンゴル、ウランバートル近郊の豊かな草原には多数のスーチャンヒョウモンモドキ(Melitaeasutschana)が一斉に発生する。その数は、時におびただしいものになります。この蝶オスはあまり変異が目立たないがメスの多型性は著しく、目が慣れないうちはスーチャンヒョウモンモドキ以外の蝶に見えてしまうことも稀でない。拙著モンゴルの蝶類第2巻タテハチョウ編ではメス個体の多型性を示すために多数のメス標本をせっせと提示したものの、きりがないので途中でやめた。人間の目で見れば本種のメスは多型性に富み同定に苦慮するものもある一方、本種のオスから見れば一目瞭然の紫外線模様パターンや、フェロモンによる誘導があるのかもしれない。スーチャンヒョウモンモドキの交尾。裏面はオスメスと...モンゴルのスーチャンヒョウモンモドキ
2024/02/28 13:19