本ブログにつき、久しぶりにアクセス解析をチェックすれば、開設からののべ訪問者数が15万を超えていました。のべPV数は28万に到達です。本ブログは、長いブランクだと2ヶ月に1本となるぐらいの不定期投稿ゆえ、一日平均のべ約29人のアクセス数なのですけど、さすがに開設から5,180日(14年と2ヶ月半)以上も経てばそれほどの数になるのですね。【備忘】本ブログののべ訪問者数が15万に到達
【受贈】 『山口市旧宮野村役場文書の研究ー近代日本の変革期における地域社会ー』(山口市、2022年3月)
木村健二先生より、山口市歴史叢書二として刊行された標記の史料研究論文集を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。現在は山口市域となっている旧宮野村をめぐっては、2,100冊余もの簿冊形態の役場文書が残されているとのことです。『山口市史』史料編の編さんに携わりその史料群を研究する4氏が作成した論文10本とコラム2本とを収録してあります。付録にはその史料目録もあって、後進の研究者が検索しやすいです。【受贈】『山口市旧宮野村役場文書の研究ー近代日本の変革期における地域社会ー』(山口市、2022年3月)
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本ブログにつき、久しぶりにアクセス解析をチェックすれば、開設からののべ訪問者数が15万を超えていました。のべPV数は28万に到達です。本ブログは、長いブランクだと2ヶ月に1本となるぐらいの不定期投稿ゆえ、一日平均のべ約29人のアクセス数なのですけど、さすがに開設から5,180日(14年と2ヶ月半)以上も経てばそれほどの数になるのですね。【備忘】本ブログののべ訪問者数が15万に到達
藤谷彰さんより標記の完成誌(A4判ソフトカバー)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この紀要には藤谷彰《研究ノート》「神戸藩の年貢政策と徴租法―高宮村・河田村を事例として―」が掲載されています。タイトルにある「神戸」は、国内で「こうべ」「ごうど」などさまざまな読み方の地名が現存するものの、ここでは「かんべ」と読みます。今日の三重県鈴鹿市域に本拠を置き、17世紀に支配の交替が相次ぐものの幕末まで存続した、石高約1.5万のいわゆる小藩です。17世紀初めの江戸幕藩体制成立期の一時期、藩主を務めた一人が、のちに伊予国西条藩(現愛媛県西条市域)を治める一柳直盛です。研究ノートでは、現鈴鹿市域にあたる2つの村につき残された年貢関係史料を解析しながら、小藩ならではの年貢制度事情を見通しました。【受贈】三重県総合博物館『研究紀要』№10(2024年3月)
藤谷彰さんより標記企画展用資料集(A4判ソフトカバー、全96頁)の完成版を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。日本近世の通史で教科書に載るほど有名な領知替(領主のトレード)といえば、天保11年(1840)の武蔵国川越藩主⇔出羽国庄内藩主⇔越後国長岡藩主の三角トレードが挙げられましょう。それに準ずるものとして、文政6年(1823)伊勢国桑名藩主⇔陸奥国白河藩主⇔武蔵国忍藩(おし)の三角トレードもあり、令和5年(2023)に200周年を迎えました。これを記念して今日ある行政機関、三重県桑名市・福島県白河市・埼玉県行田市が友好都市を締結していたのですが、締結からも25年目を迎えたとのことです。標記の企画展は、これらを記念して3市合同で催すものであり、3藩に関係する文献・文化財・美術品を目録化...【受贈】行田市・桑名市・白河市合同企画展実行委員会ほか編『武門の遺産(レガシー)―徳川家を支えた忍・桑名・白河―』(2023年8月)
藤谷彰さんより標記小論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。まず、今のところ伊賀国域津藩領で発給され現存する年貢割付状としては最古とされる正保3年(1646)推定「界外村年貢割付状」を紹介しました。現物の撮影写真を掲載するとともに翻刻して、古文書学の視点を踏まえつつ考察を加えています。関連して、慶安元年(1648)「免状」、貞享元年(1684)「年貢請取通」(古文書学一般でいう「年貢皆済目録」に相当)などの翻刻文も掲げながら、検証がなかなか困難な17世紀農政史の研究を一歩進めました。ちなみに、タイトルにある地名「古山界外」は「ふるやまかいげ」と読み、近鉄系の駅で有名な名張と伊賀上野とを直通する道路沿い、三重県伊賀市域にあります。【受贈】藤谷彰《資料紹介》「津藩伊賀国領の年貢関係史料について―古山界外村中村家襖下張り文書から―」『三重の古文化』109(2024年)
藤谷彰さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。江戸時代、紀州藩は紀伊半島の東部、伊勢国域にも複数の領地を有していました。論文では、その伊勢国域の村落につき江戸時代前半における年貢の割付・徴収の動向を、定免・検見の制度的変遷を踏まえつつ年次ごとに分析しています。こうして、紀州藩本領における年貢徴収量との相関性まで展望しました。【受贈】藤谷彰「紀州勢州三領の年貢動向と徴租法―松坂領村落を事例に―」『ふびと』第74号(2024年1月)
岡本健一郎さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。課題「企業の社会連携活動」に対し、鉄道省・日本国有鉄道(国鉄)・西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が設置した鉄道系博物館の取り組みを、鉄道文化財の保存問題を踏まえつつ検討しています。そして、今後の課題点にJR各社の、すなわち平成時代の記録・史料をいかに引き継ぎ保存していくかを挙げました。論文では、施設・構造物など文化財に重点を置いていますが、もちろん文字の記録(アーカイブ)も重要になってくるでしょう。ただ、その前に文化財の保存をいかに負担少なく効率的におこなっていくか、道筋をつけていきたいようです。確かに、施設・建造物をなんでもかんでも永久保存していくのは関係機関の負担を増やすばかりであり、適切な選択と方法論を求め...【受贈】岡本健一郎《年次大会共通論題》「京都鉄道博物館の活動と鉄道文化財の保存」(2023年度『年次大会企業の社会連携活動について考える』、京都鉄道博物館)
岡本健一郎さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。17世紀半ば~18世紀前半という日本近世史研究では一般的に史料の残存状況がよくないとされる時期につき、対馬藩(現長崎県域)の郷村社会における海事の対応を「対馬宗家文書」を丹念に分析しながら検討しています。その際、当時国内一般的な海村とは異なって朝鮮国との通信・貿易の窓口を担う特性と先行の対馬藩領郷村構造論とを踏まえながら、当該社会ならではの対応を位置づけようとしました。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.研究史における位置づけかたについて。対馬藩領における海事といえば、大まかに(1)国内船の海難事故処理、(2)朝鮮船・唐船を中心とする外国船が漂着事故をした場合の処理、(3)朝鮮船を中心とする外国船の...【受贈】岡本健一郎「対馬藩の諸船対応と郷村構造」(長崎歴史文化博物館『研究紀要』第18号、2024年3月)
下田悠真さんより標記論文の抜刷を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。先行研究が多数あり一般的な歴史ファンのあいだでも著名な坂本龍馬につき、彼が襲撃されて死去する慶応3年(1867)における動向・身分・構想を検討しています。最先端の議論とそれに対する筆者の見解を、興味深く読ませていただきました。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.論文の構成を整理しなおす余地があるのでは、と思います。「はじめに」を読めば、筆者が挙げる論点の1点目は……「第三章で論じる」2点目は……「第二章で論じる」3点目は……「第四章で論じる」その他として「上海渡航説について再検討」を……「第一章で」(掲載誌2頁)と、パッと見で錯綜しているように感じます。論文は、時系列、設定する論点、章立ていずれもが整...【受贈】下田悠真「慶応三年の坂本龍馬―動向・身分・構想―」『法政史論』第51号(2024年2月)
下田悠真さんより標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。表題にある真木和泉(本名:保臣〔やすおみ〕、文化10〔1813〕~元治元年〔1864〕8月)は、筑後国久留米藩士としてキャリアをスタートさせ、薩摩藩や長州藩とも接近しながら討幕と尊王攘夷で活動した幕末の志士の一人です。論文では、こうした立場を一貫させたわけでなく、晩年は尊王攘夷の理想を追求しつつ、討幕については「幕末政局の変動に伴って主張を柔軟に変え」(掲載誌33頁上段)たことを指摘しています。以下は、論文をひととおり読んでの個人的な感想です。1.「はじめに」で真木和泉のプロフィールに触れていないので、一見、幕末維新史研究者のあいだではわざわざそれを説明するまでもないほどの人物なのかと思いきや……第1章で触れています。...【受贈】下田悠真「真木和泉と幕末政局―尊王攘夷論としての『討幕』の意義に注目して―」『法政史論』第50号(2023年2月)
岩下哲典先生より標記論文の別刷を1冊、再び贈ってくださりました。ありがとうございます。この別刷は昨年3月にいただいているのですが……おそらく、あまりにも多方面に、誰に贈ったか覚えきれないぐらいの冊数を発送されているのだろうと思います。しかしながら、この論文は私の専門的な研究テーマと結びつくものなので、すでにいただいている1冊目を疑問点のメモ書き用に、今回いただいた2冊目は永久保存用に、それぞれ取っておこうと考えます。【受贈】岩下哲典「『ペリー来航予告情報』と薩摩藩―別段風説書と藩主斉彬・弟久光、家老・長崎聞役、藩外協力者箕作阮甫など―」『青山史学』第41号(2023年3月)
researchmapの資料公開コーナーにおいて「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表を追加しました。追加したのは、江戸時代「鎖国」期に外国船対応で重要な歴史を有するといえよう和歌山・新潟・神奈川・福岡・長崎・宮崎・鹿児島・兵庫の8県です。先月投稿済みの北海道・千葉と合わせて計10道・県になりました。なぜ宮崎県が入るのか訝しく感じるでしょうが、宮崎県域は山口・福岡・長崎・鹿児島県などと比べれば「鎖国」期に外国船と応接した件数こそ少ないものの、その割に唐船漂着事件をテーマとした研究論著の発表数が多くあり、自治体史誌における言及との相関が注目されるゆえです。※リンクは下記。https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_worksコーナーにも注記したと...【備忘】researchmap>資料公開「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表の追加
地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第74-2号(通号428)が完成し発行されました。案内した新刊は、A5判、全350頁、本体8,500円+税、清文堂出版、2023年8月刊のもので、記事の掲載は161~162頁です。三重県域を対象に近世の藩史を検証しつづける著者3冊目の単著です。過去に完成書2冊を私へも贈ってくださったこともあり、そのお礼を兼ねて今回も案内記事を投稿しておりました。https://seibundo-pb.co.jp/index/ISBN978-4-7924-1525-9.html【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「藤谷彰著『津藩領国支配と地域社会』」『地方史研究』第74-2号(2024年4月)
鹿毛敏夫先生より標記の新刊を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。書名にある麻田剛立(享保19〔1734〕~寛政11年〔1799〕)は、豊後国杵築藩領(現大分県杵築市)出身の医者・天文学者・解剖学者です。大坂へ移ったのちさらに天文学の研鑽に努めて、安永7年(1778)、オランダから輸入したイタリア製の望遠鏡で月面のクレーターを観測したこと、当時の暦(宝暦暦)になかった日食を予言し的中させたこと、が有名な功績に挙げられましょう。著者は、戦国時代史を専門としつつ、平成20年(2008)の『月のえくぼ(クレーター)を見た男麻田剛立』(くもん出版)をはじめ麻田剛立に関する研究論著もさまざま発表していました。標記新刊の場合は、麻田剛立が高橋至時をはじめとする後進を育てた大坂の天文塾「先事館」に焦点...【受贈】鹿毛敏夫著『近世天文塾「先事館」と麻田剛立』(吉川弘文館、2024年2月)
https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_works?frame_id=842673専門の研究テーマとは別途、趣味で取り組み平成30年(2018)よりデータ分析の成果を順次公表していく仕事について、あらかじめresearchmapの資料公開コーナーへ投稿してみました。学術誌上では、6年ほどかけ中国四国地方9県と三重県との計10県につき対象資料を分析した成果を公表していますが、このペースだと全47都道府県の分析成果を公表しおえるまであと30年ぐらいもかかってしまいます。調査自体は平成28年度(2016)にすでにおこなっており、調査の成果をこのまま温存しておくのはもったいないので、一部のデータを《予稿資料》として別途公表してみることにしました。ひとまず、北海道内で刊...【備忘】鴨頭俊宏《予稿資料》「北海道内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表
中国四国歴史学地理学協会に投稿していた標記の論説を掲載する『年報』第19号(査読なし)が完成し東広島市の自宅に配達されました。掲載は21~36ページで、奥付に刻まれた発行の日付は2024年3月31日です。この《論説》は、専門の研究テーマとは別途、趣味で取り組み平成30年(2018)より論文発表を始めているテーマ「自治体史論」につき、蓄積中のデータを順次公表していく仕事の一環です。具体的には、香川県をフィールドとしつつ近世史用語「異国船」を検索のキーワードに定めながら、県域で発行された自治体史誌のうち近世通史編を含む冊すべてを読んだ成果を一覧表にまとめました。そうして、当該県域における史誌近世編の編さん傾向を見とおす道筋をつけようとしています。ただ、本稿の場合は、テーマ設定の段階から問題点がありました。香川...【業績】鴨頭俊宏「香川県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』」『中国四国歴史学地理学協会年報』第19号(2024年3月)
25日(日)の午後4時より約1時間、標記の委員会がZoomを用いたオンラインで開催されるので、東広島市の自宅より出席しました。会では書記を担当しています。会で話題となるまで完全に失念していたのですが、この委員会をもって編集委員の任期3年にひと区切りをつけることとなります。まさに光陰矢の如し。【備忘】交通史学会2023年度第3回編集委員会
地方史研究協議会に投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第427号が完成し発行されました。掲載は155~156頁です。案内した新刊(清文堂出版、A5判、324頁、本体9,600円+税、2023年10月)は、江戸時代に幕府直轄・大名・旗本・寺社・公家とさまざまな支配領域が入り組んでいた畿内淀川流域を対象フィールドにして、そこで住民に課せられた、朝鮮通信使の淀川遡行を補助する綱引役の歴史を描くものです。幕府直轄を含む複数の支配形態にまたがり課した役を「幕府広域役」と呼んで、江戸時代の前半に幕府が支えられる本質にせまりました。投稿は、完成書を著者より私へも1冊恵贈してくださったことに対する感謝の意を表したものです。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「飯沼雅行著『近世の国家・社会と幕府広域役』」『地方史研究』第427号(2024年2月)
坂根嘉弘先生より標記の新刊(A5判、354頁、本体9,500円+税、広島修道大学学術選書)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。清文堂出版:アジアのなかの日本〈坂根嘉弘著〉内容は、大日本帝国時代に国内の農業集落がいかなる意味で国内経済の発展に関わってきたかを、アジア諸地域と比較しつつ論説するものです。著者自身の研究経験にもとづいて「家」「村」を分析視点に定めつつ「農業組織」「産業組合」「不正肥料」3テーマをそれぞれ1つの部にまとめながら、13年前に出版した単著『〈家と村〉日本伝統社会と経済発展』(農山漁村文化協会、2011年)での提起内容から敷衍させようとしました。本論部分3つの部に9つの章と2つの補論とを設けています。対象フィールドは沖縄・樺太・南洋群島など幅広いですが、元々は日本の...【受贈】坂根嘉弘著『アジアのなかの日本―日本の農業集落と経済発展―』(清文堂出版、2024年1月)
SignificanceasTeachingMaterialsoftheWorldofCircularLettersbyWarriorsoftheClanintheEdoPeriodinPre-modernHistoryEducation広島大学の大学院人間社会科学研究科に投稿していた英語紀要論文ToshihiroKamogashira"SignificanceasTeachingMaterialsoftheWorldofCircularLettersbyWarriorsoftheClanintheEdoPeriodinPre-modernHistoryEducation"(鴨頭俊宏「前近代史教育における江戸時代『藩士たちの廻状世界』の教材としての意義」)を掲載するStudiesinEducationVo...【業績】広島大学大学院人間社会科学研究科『教育学研究』第4号(2023年12月)掲載英語紀要論文
標記の記事を掲載する地方史研究協議会『地方史研究』第426号(73-6号)が完成して発行されました。掲載頁は168~169です。記事で案内した新刊(2023年6月刊、A4判ソフトカバー、17頁、非売品、発行:〔愛媛県〕西条市立西条郷土博物館、問合せ先:石鎚神社会館西海文庫)は、編集者の西海(にしがい)賢二先生が四国遍路ほか日本列島の各地を歩むなかで収集した石鎚信仰関連資料の展示(会場:発行と同じ博物館、開催期間:2023年1月12日~3月19日)について、終了後も引き続きその企画の価値を広く世に問おうと発行した研究報告書です。『地方史研究』の場合はISBN(国際標準図書番号)などが施されない資料館等刊行物でも《新刊案内》を掲載してくださるので、私へも1冊お贈りいただいた御礼に投稿しておりました。【記事】鴨頭俊宏《新刊案内》「西海賢二編『奉納物に石鎚信仰の歩みを読む―絵馬・扁額・常夜燈(鳥居)・頌徳碑・絵葉書などから―』」『地方史研究』第426号(2023年12月)
中国四国歴史学地理学協会へ投稿していた標記の査読なし論説を掲載する『年報』第18号が、3月31日付で完成し発行されておりました。昨日、東広島市の自宅にも届いております。この論説は、専門に取り組むものとは別途、趣味で取り組んでいる研究テーマにつき、平成30年(2018)から蓄積させているデータを順次公表する仕事の一環です。ここでは、私の出身地愛媛県をフィールドとしつつ、近世史用語「異国船」をキーワードに定めながら、県域で発行された自治体史誌のうち近世通史編を含む冊すべてを読んだ成果を一覧表にまとめました。そして、江戸時代いわゆる〝小藩分立〟だった県のタイプにおける史誌編さん傾向を見とおす道筋をつけようとしています。なお、掲載表について1ヶ所、修正点が残りました。掲載誌17~18頁掲載表1の№7・8いずれも『...【業績】鴨頭俊宏「愛媛県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』―小藩分立タイプの県における編さん傾向―」『中国四国歴史学地理学協会年報』第18号(2023年3月)
山口県県史編さん室より標記の完成誌を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。山口県史編さん事業をめぐり私の場合は、直接参画しておらず、この雑誌へも専門テーマに関する小論文を1本、趣味で書いた小論文を2本、投稿しただけです。なぜ私にも贈ってくれたのだろうかと不思議に思い添状を読んだら、この第31号が最終号とのこと。理由はそこにあるようです。【受贈】山口県県史編さん室『山口県史研究』第31号(2023年3月)
岩橋清美先生より、標記論考の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。題目にある「赤気」(せっき)とは、ここでは低緯度オーロラを指す、史料用語です。『国語辞典』をいろいろ調べれば、彗星のことを指す旨書かれています。しかし論考では、彗星と区別をつけつつ、彗星に対しその現象が明和7年(1770)時点でいかに認識されていたのかを、さまざまな史料を読みながら検討しています。【受贈】岩橋清美「『赤気』と近世社会―明和七年の『赤気』をめぐる人々の対応と認識―」『國學院雑誌』第123-2号(2022年2月)
西海賢二先生より標記の編著書(A5判、293頁、本体6,900円+税)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。「あとがき」によれば本書は、西海先生の還暦を記念して刊行された論文集であり、近年の民俗学が社会学に接近しつつ歴史学と乖離していく動向に対し、日本の中世~近代を舞台に歴史と民俗の親和性を改めて目指すものとしています。【受贈】西海賢二編『山岳信仰と村落社会』(岩田書院、2012年)
西海賢二先生からは、続いて標記の会報1冊も贈ってくださりました。ありがとうございます。会報は歴史学を目的とするものではないものの、55~93頁に、西海賢二《特別寄稿》「石鎚山麓周辺のヒマヤ・サンヤ・女人宿をめぐって」が掲載されています。【受贈】石鎚敬神婦人会報『たかね』第54号(2022年7月)
西海賢二先生からは、続いて、標記の書評を掲載する会報1冊も贈ってくださりました。ありがとうございます。今回批評された近世の旅と藩:米沢藩領の宗教環境 原淳一郎 本 通販 Amazon(合同会社小さ子社、A5判、全292頁、2021年、本体6,800円+税)は、日本近世の社寺参詣史につき、米沢藩領を主な素材としつつさまざまな学問的視点を踏まえながら、最新の研究成果や展望を論じたものです。書評は、会報の全面を用いるほどの文字数で掲載されています。【受贈】西海賢二《書評》「原淳一郎著『近世の旅と藩米沢藩領の宗教環境』を読む」『コロス』第171号(2022年11月)
新居浜高専における授業を終え帰路に立ち寄った石鎚神社会館「西海文庫」(愛媛県西条市)で、西海賢二先生より標記の会報を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この会報では、安藤久夫「連谷村よもやま話―奥三河の山里から(2)―」西海賢二《史料紹介》「江戸中期の越後からの西国巡礼記」の2本を掲載しています。前者は、現愛知県豊田市域の旧山村をめぐって西海賢二「三遠信美流れの結節点―限界の山村暮らしから(5)小馬寺考~小馬寺の信仰が衰退した経緯を生業体系の変化から読む~」『コロス』第157号(2019年)から民俗学の見地を踏まえつつ話を広げたもの、後者は、宝暦9年(1759)越後国魚沼郡の人物が57日間におよぶ西国巡礼を認める史料を紹介したものです。【受贈】常民文化研究会『コロス』第170号(2022年8月)
日本福祉大学知多半島総合研究所より標記の完成誌を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。この号には、シンポジウム「古代・中世の知多半島―文献史学と考古学―」の記録ほか、7本の講演記録・論文・研究ノートと2021年度活動記録が収録されています。【受贈】日本福祉大学知多半島総合研究所『知多半島の歴史と現在』№26(2022年10月)
11月28日(月)、喪中の葉書が届き、県立広島大学名誉教授の松井輝昭先生が先月亡くなっていることを知りました。享年74とのことです。松井先生は、専門は異なるものの、約13年前に開催された市民向け講座「鈴峯オープンカレッジ」(於旧鈴峯女子短期大学)でお世話になるなど、個人的にご指導・ご鞭撻をいただいておりました。正直、大変驚いております。【訃】県立広島大学名誉教授松井輝昭先生
11月6日(日)14:00~15:15、運営委員を務める交通史学会について編集委員会がZoomを用いたオンラインで開催されるので、自宅から参加しました。今回の委員会では、書記を担当しています。【備忘】交通史学会編集委員会