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耽美な夢から覚めたあとは、ただ目の前に広がる無機質な現実に恐れおののくだけ。期待をすることも、希望を持つことも、全ては失望と絶望の始まりでしかない。 眠りたい･･･眠りたい･･･眠り続けたい･･･ 穏やかに･･･安らかに･･･そして永遠に･･･
気になるんだけど･･･ 僕の声はあなたの眠りの中で聴こえているのかな？ しゃがれた声で僕は泣いてる。 気になるんだけど･･･ あなたには僕が見えてるのかな？ 僕らがともに逝くときに、 僕の半分は死にかけてるけど。 お願いだから僕のことを忘れないで･･･ 僕を記
美しいものだけでいい。美しくないものなんて要らない。僕は醜く汚れているから、僕なんて要らない。
僕はきっと非日常の中で生きている。非現実という妄想の世界に僕はいるんだ。長い長い眠りの中で、延々と続く悪い夢を見ているだけなんだ。非日常と日常の交差する場所。非現実と現実が融合する場所。辿り着くことが出来るのだろうか？悪い夢から覚めることは出来るのだろう
ある夜のこと。その夜はなかなか寝付くことが出来なかった。そのまま夜の闇に吸い込まれてしまいそうな感覚に苛まれ、部屋の灯りを消すことすら出来なかった。不気味な程に静まり返った空間で、ただ時間だけが規則的に過ぎて行った。どのくらいの時間が経過したのかは定かで
死はすべての終わりではない。それは永遠の始まりなのだ。肉体はいずれ滅びゆく。行けとし生きるものすべてに訪れる宿命だ。しかし、人々に焼き付けられた存在の記憶は、やがて語り継がれながら永遠に輝き続ける。そう、彼はまだ生きているんだ。こんな時代だからこそ輝いて
細い月が見たい。夜は大嫌いだけど、明け方の海に浮かぶ細い月がいい。やがて空が色彩を纏いはじめると、細い月は姿を消して行く。切ないほどに繊細で、陶酔するほど美しく、だけどそれは泡沫の夢。細い月が見たい。明け方の海に浮かぶ細い月がいい。 蒼い月の下であなたと
僕は夜が嫌いだ。何故って？お化けが出るから。お化けったって幽霊のことじゃない｡自分自身のことだ。この世で一番恐ろしいもの。それは自分の中にあるものだ。夜は自分自身と向き合う時間が長くなる。向き合えば向き合うほど、僕は夜が嫌いになる。夜の闇は心の闇。闇を照ら
春の来ない冬はない？今現在の寒さで凍死しそうになっている人間に向かってそんなことが言えますか？明けない夜はない？真っ暗闇の中で崖っぷちを彷徨っている人にそんな悠長なことを言ってられますか？ ツラい人は今がツラいんです。降り止まない雨に打たれながら苦しんで
朝の通勤時に、よく有料道路を使います。今どきETCを装着していないので、必ず料金所で止まるのですが、大抵の場合は、非常に機械的で無機質なやり取りが行われるだけです。現に機械式の料金所が増加していることからして、そこに何かを期待する人は殆どいないのだと思い
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