1976年12月、インドネシアのジャカルタへ出張しました。入社9年後に突然それまでの国内営業部から貿易部に配属されて海外出張2回目に、インドネシアのジャカルタへ年末に役員のお供で出張しました。アルミのアサハンプロジェクトが立ち上がり、お客さんの会社がジャカルタオフィスを開いていたので、受注活動の一環で陣中見舞いの年末ご挨拶です。役員は「お客さん達が正月を初めて家族でジャカルタで過ごすんだから、鮭の新巻をお土産に持ってくぞ」と言い、10本の新巻きを持って行くことになりました。さあ、ガルーダ航空がジャカルタ空港に到着し通関です。同行のみなさんは機内のお酒で、機嫌よくパスポートチエックの方に行き、通過していきます。空港の税関で持ち込んだ10本の鮭の新巻を通すのは一番下っ端のボクの仕事です。カートに自分のトランク...ジャカルタ空港の「鮭の新巻き10本」の通関には大汗をかいた昭和50年代の海外あちこち記その3