毎日毎日イライラして怒鳴ってばっかり。子供達の寝顔に謝って、明日こそはと思うのに、結局毎日同じで変わらない。朝起きない子供にイライラして、中々支度しない子供に…
ホー ホー ホー真夜中の森で梟が歌う。迷子の兎が梟に尋ねる。暗闇が怖くないのかと。独りで寂しくないのかと。ホー ホー ホー梟が答える。月がいるよ。星がいるよ。…
昨日までとは違う。逃げ道でもない。回り道でもない。前に進む道を探している。そんな自分を、少しだけ誇らしく思う。ランキングに参加しています にほんブログ村詩・ポ…
真っ白な画用紙があった。そこに、輝くような黄色が見えた。高く広がる空のような鮮やかな青色が一面に塗られた。楽しく賑やかなオレンジ色が並んだ。初恋のような可愛ら…
桜の木がピンク色に染まる中、泣きべそをかきながら初めて門を通った三年前のあの子を思い出す。名前を呼ばれて、大きな声で返事をして壇上に上がる。まだ小さいけれど、…
例えば、音も立てずに昇っていく蒸気のように、静かに美しく消えて逝きたい。例えば、天を見上げた時に浮かぶ雲のように、優しい癒しの記憶となりたい。
あの子が楽しそうにはしゃいでいる。あの子が美味しそうに頬張っている。あの子が微笑みながら手を繋いでくる。あの子が私に寄りかかって絵本を読んでいる。あの子が笑顔…
私が怒鳴ってしまうのは、決してあなたのせいではない。 知っておいて欲しいのは、あなたは悪くないという事。 分かって欲しいのは、私が弱いという事。 私がつく…
キラキラ キラキラ 金の砂が降り注ぐ。女は空を見上げて手を上げる。一粒も落とさぬようにと受け止める。キラキラ キラキラ 金の砂が降り注ぐ。男は地べたを這って掻…
箱一杯のお菓子を眺めて、食べたいものが無いと嘆く人がいる。空腹と喉の渇きに苦しんで、飴玉一つで命を繋げる人がいる。たくさんの愛に恵まれながら、自分は孤独だと嘆…
鳥の囀りで目を覚ます。森林の香りに包まれながら物を書く。木々のざわめきと会話をしながらお茶を飲む。夜毎に変わる星空を見上げて湯に浸かる。川のせせらぎに誘われて…
誰かが作った雪兎。大きいのと小さいの。葉っぱの耳を優しい風になびかせて。親子で仲よく並んでる。誰かが作った雪兎。真紅の目と黒い鼻。白い背中に太陽の光を浴びて。…
さらさら さらさら 雪が降る。灰色だった世界が白く姿を変えていく。冷たい雪の布団に包まれて、温かい夢を見られたらいいのに。さらさら さらさら 雪が降る。汚れの…
冬の朝。布団の中で寝惚けている子供に「雪だよ」と囁く。その瞬間、パッチリと目を開けて窓辺に駆け寄って行く。予想通りの反応に笑ってしまう。窓の外に広がった雪景色…
小さな星がキラキラ笑う。小さな星がクルクル躍る。夜空が星を輝かせる。月が星を優しく照らす。一つでも多くの星が輝けるように。一つでも多くの星が照らされるように。…
朝、窓を開けると、冷たい空気を感じる。この季節になると、年賀状の事が頭を過ぎる。石油ストーブの匂いが恋しくなる。小学生の頃、冬になると教室にはだるまストーブが…
真っ白な毛をした母さん兎。毎日膨らみ続ける風船が重くて怖くて苦しんでいる。不安と悲しみが風船を膨らませる。それとも、風船が膨らむから不安と悲しみが押し寄せるの…
私はあなたの空になりたい。あなたの笑顔を見つめていたい。あなたの泣き顔を晴らしたい。あなたの空になって、側にいられたらいいのに。私はあなたの風になりたい。あな…
亀の村のマラソン大会。 一匹の亀は気合たっぷり。スタートの合図と共に猛ダッシュ。脇目も振らず、前へ前へと突き進む。どんなに苦しくても挫けない。目指すは白いテー…
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