四葩の君に 逢いたくて夢や幻を 超え行けば常別れぬも 縁と知る幸綜麻結ぶ 逢瀬なり -------------------- よひらのきみに あいたくてゆめや…
四葩の君に 逢いたくて夢や幻を 超え行けば常別れぬも 縁と知る幸綜麻結ぶ 逢瀬なり -------------------- よひらのきみに あいたくてゆめや…
そらにいでたるりゅうのくも空に出でたる龍の雲おおしきすがたでそらにほえ雄々しき姿で空に吠えわれのこころにといかける我の心に問いかける そらはくもにおおわれて空…
全てを孕むこの混沌に在り掬い取れる一握りの今そのひと握りひと握りを喰らい味わい続ける枝の先 なにを掬おうとなにを喰らおうと 一より伸びる無数の枝の先の一事象 …
きめている決めているきめている決めているうけとるものを受け取るものをきめている決めている きめている決めているきめている決めているあなたのこころがあなたの心が…
しがみつくしがみつくしがみつくしがみつくいつもなにかにしがみつくいつも何かにしがみつく てばなせないてばなせない手放せない手放せないいつもなにかをてばなせない…
歌集 -桜空- 「開く春」 蒼に差す早咲き桜綻びて 花冷えの空春を開かん --------------- 「挿頭草」 挿頭草纏う歴史のその木皮 傾げる枝の淑や…
いくえにかさなるいまにあり幾重に重なる今に在りひとつにかさなるいまにあり一つに重なる今に在り ばめんかさなるこのげんせ場面重なるこの現世いまがかさなるこのげん…
ときはながれぬこのせかい時は流れぬこの世界ときはすすまぬこのせかい時は進まぬこの世界ときはひとつでつながらぬ時は一つで繋がらぬ ときはきざまぬこのせかい時は刻…
もろはのつるぎをふりかざし諸刃の剣を振りかざしきょうもひなんでひとをきる今日も非難で人を斬る もろはのつるぎをふりかざし諸刃の剣を振りかざしきょうもひていでひ…
われをなかとしかたどるてんきゅう我を央とし象る天球うつりしけしきわがせかい映りし景色我が世界 われをなかとしかたどるてんきゅう我を央とし象る天球うつりしばめん…
きどあいらくのかんじょうで喜怒哀楽の感情であらゆるじんせいむかいあいあらゆる人生向かい合い きどあいらくのかんじょうで喜怒哀楽の感情であらゆるおもいをつむぎゆ…
よのなかすべてにいみがある世の中全てに意味があるきょうもだれかがいみさけぶ今日も誰かが意味叫ぶ よのなかすべてにいみがある世の中全てに意味があるなんのひとつも…
ちまたにあふれる巷に溢れるふとひとひ不と非と否 せかいにあふれる世界に溢れるふとひとひ不と非と否 うつよにしかない現世にしか無いふとひとひ不と非と否 みたまに…
わがみのなかに我が身の中にやどりしあいは宿りし愛は わがみのなかで我が身の中ではぐくみしあいは育みし愛は われのすべてをくすぐりて我の全てをくすぐりてわれのす…
ありがとうみんなありがとうみんないっぱいすてきなかおりをくれていっぱい素敵な香りをくれて ありがとうみんなありがとうみんないっぱいすてきないろをくれていっぱい…
みたしてみたして満たして満たしてみちみちて満ち満ちて うつわをみたしてみちみちて器を満たして満ち満ちて あふれたぶんだけたにんをみたす溢れた分だけ他人を満たす…
いきている生きているいきている生きているいつのときでもいきているいつの時でも生きているかいそうせかいをいきている階層世界を生きている いきている生きているいき…
かせとはあいのうつわのなかにあり枷とは愛の器の中に在りあいのようりょうへらしゆき愛の容量減らしゆき あいがたりぬとおもわせる愛が足りぬと思わせる かせとはあい…
ねがってねがってねがいにて願って願って願いにてうごいてうごいてうごきにて動いて動いて動きにて されどかわらずこのげんじょうされど変わらずこの現状されどかわらず…
せかいはすんぶんのくるいもなくうつくしい うつくしい世界は寸分の狂いもなく美しい うつくしいじんせいはすんぶんのくるいもなくうつくしい うつくしい人生…
あいしあいされあいゆえに愛し愛され愛故にあいとはなんぞとといかける愛とは何ぞと問いかける あいしあいされあいゆえに愛し愛され愛故にあいなきいのちはいきられぬ愛…
しめいをたまわりこのてんめい使命を賜りこの天命じげんをまといしこのげんせい次元を纏いしこの現世かんじょうまといしこのうんめい感情纏いしこの運命すべてをたずさえ…
すんぶんたがわぬときのなか寸分違わぬ刻の中ながれるがいねんなきせかい流れる概念なき世界 つみかさなりしときごとし積み重なりし時如しながれみえるはゆめうつつ流れ…
あつみをもたぬとうのまえ厚みを持たぬ塔の前われはどこかとたずねるも我は何処かと尋ねるもこたえるものはだれもなく答える者は誰も無くただいちまいのかがみあり唯一枚…
すんぶんたがわぬときのなか寸分違わぬ刻の中ながるるがいねんなきせかい流るる概念なき世界 すべてはどうじへいれつの全ては同時並列のうえにしたにとかさなりし上に…
ゆるす、ゆるす、ゆるす許す、赦す、ゆるす おかしてしまったあやまちやつみをゆるす犯してしまった過ちや罪をゆるすできないじぶんをゆるす出来ない自分をゆるすかなし…
ゆるしのかせにとらわれしものたちよ許しの枷に囚われし者達よおもくつめたきかせにとらわれしものたちよ重く冷たき枷に囚われし者達よ そのかせはだれにかけられたもの…
かぜのじだいにうまれいでし風の時代に生まれ出しおさなきたましいたちよ幼き魂達よ こころのめはいまだひらかずとも心の目は未だ開かずともかんじているだろう感じてい…
さあさあみずからにかしてきた自らに課してきたかせをはずすときがきた枷を外す時が来た さあさあせかいをかげらせてきた世界を翳らせてきたふおんのあまぐもをふりはら…
あらたなるそらへ新たなる空へまさにいまめぶかんとするまさに今芽吹かんとするうしのときなるたびびとよ丑の刻なる旅人よ おまえがお前がつちのときに土の刻によろこび…
かみのなたまわるほしぼしが神の名賜る星々がちりしめぐりしたびのはて散りし巡りし旅の果てたどりつどいしおうどうの辿り集いし黄道のひをつかさどるせいざのち火を司る…
ありしひのかおり在りし日の香り はだを肌をこころをさす心を刺すささやかないたみはささやかな痛みはぜんせかいののこりが前世界の残り香 いまは今はぜんせかいののこ…
ひあいは悲哀はおもいあまぐもとなりてせかいをかげらせ重い雨雲となりて世界を翳らせつめたいあめとなりてあなたをこごえさせる冷たい雨となりてあなたを凍えさせる よ…