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和井弘希の蘇生 https://blog.goo.ne.jp/kouki6220wai

昭和36年「かぶらはん」昭和38年「櫻」創刊。昭和36年「地帯」42年『営』『鋭』同人「草苑」同人「里」同人

和井弘希の蘇生
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2015/03/18

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  • 清新/十七〈小説「新・人間革命」〉

    清新/十七法悟空内田健一郎画(5842)大地震、大津波が発生した二〇一一年(平成二十三年)当時、元藤裕司は、学会にあって、大槌、釜石、大船渡、陸前高田など被害の激しかった地域の県長であった。その日、彼は内陸部で仕事をしていた。釜石の自宅には、目の不自由な義母、妻、娘、乳飲み子の孫がいる。携帯電話もつながらず、家族や同志の安否が心配でならなかった。まず自宅へ向かった。交通は規制され、身動きがとれなかった。翌朝、ようやく、わが家にたどり着いた。家の数メートル前まで津波が押し寄せたが、自宅も、家族も無事であった。御本尊に、ひたすら感謝した。しかし、安堵に浸る間もなく、総県婦人部長である妻の福代と共に、会員の安否確認に回るため、家を出た。街は一変していた。一面、瓦礫に埋まり、廃墟と化し、市街地に向かう道もなくなっていた...清新/十七〈小説「新・人間革命」〉

  • 燕の子/今日の俳句 ≪第2186号≫

    ≪2016年(平成28年)7月3日(日)≫(旧暦5/29)つばめの子村に異国の嫁が来て保坂加津夫高原のこころつつつつつばめの子中原幸子御破算でねがひましては燕の子大和田鏡子時計台海に向きをりつばめの子武井美代子つばめの子飛ぶや奈良井の深庇高野清風※燕の子・雛燕・子燕巣の中に一列に並んで、口をあけて、親燕が運んでくるエサを争って奪い合っている愛らしい姿が見られる。梅雨に入るころには、もう飛ぶことを習い始める。十月ごろから、南のインド・マライ・フィりピンに向かうのだが、そのころはすでに十分に成長している。→燕の巣(春)【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡※☆*わが友に贈る*☆※毎日が新たな出発だ。わが目標の達成へたゆま...燕の子/今日の俳句≪第2186号≫

  • 夏燕/今日の俳句 ≪第2185号≫

    ≪2016年(平成28年)7月2日(土)≫(旧暦5/28)むらさきのこゑを山辺に夏燕飯田蛇笏浅い旅寝やまつさかさまに夏燕廣嶋美惠子夏つばめ地より昏れゆく北野坂橋場千舟夏燕すでに水面の夜明けゐて岡部名保子青空を海に浸して夏つばめ市川英一※夏燕燕は春に渡来し、四〜七月に通常二回産卵する。産卵後一ヶ月余りで巣立ちをし、成鳥ともども各地で軽快に飛翔する姿が見られる。青田をかすめて飛ぶ姿など爽快である。→燕(春)【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡※☆*わが友に贈る*☆※壁を破り進む友に最大の称賛を!喜びを分かち合えばそれが新たな力となる。心を一つに前へ!2016年7月2日※☆*寸鉄*☆※「いい切り給へ」「申し切り給へ」。声を惜しむな!迸る情熱で断固...夏燕/今日の俳句≪第2185号≫

  • 清新/十六〈小説「新・人間革命」〉

    清新/十六法悟空内田健一郎画(5841)元藤裕司は、釜石の、そして、三陸の広宣流布を心に描いた。そのために“自分に何ができるか”を考え、身近なことから第一歩を踏み出そうと思った。“地域の同志のために、「聖教新聞」の配達をやらせてもらおう!”彼は、意欲的に、仕事、学会活動に取り組んだ。やがて結婚した。勤務していた建築会社の倒産、自身や義父母の入院・手術などが続いたが、常に唱題を根本に、一つ一つ乗り越えていった。空気圧機器の大手企業への就職も勝ち取った。地域貢献になればと、消防団の活動にも参加した。元藤は、よく妻の福代と語り合った。「私たちは、学会員として、地域の人たちの幸せのために生きよう!」福代も、山本伸一が出席した水沢文化会館での行事に参加し、激励を受けていた。裕司は、岩手が生んだ詩人・童話作家の宮澤賢治が好...清新/十六〈小説「新・人間革命」〉

  • 三光鳥/今日の俳句 ≪第2184号≫

    ≪2016年(平成28年)7月1日(金)≫(旧暦5/27)三光鳥大瑠璃小瑠璃結願す黒田杏子三光鳥ききつとにかく朝寝かな佐々木敏光山光鳥帯解き放つ宿院に小坂順子山光鳥あそべる樹々の暗さかな森田峠山光鳥檜山杉山淋しくす瀧澤宏司※山光鳥ヒタキ科の夏鳥で、ツキ、ヒ、ホシ(月日星)ホイホイホイと鳴くことから山光鳥と呼ばれる。大きさは葭切ぐらい。上胸以上が紺色。下胸と腹は白く、翼と尾は黒褐色。雄は尾が長く、嘴と目の周囲は美しい青色だが、雌は尾も短く雄ほど目立たない。繁殖期は五ー七月ごろ。低山帯や平地の森林に生息し、秋に南方に去る。【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡※☆*わが友に贈る*☆※「いよいよ・はりあげてせむべし」大関東の勇者よ破邪顕正の魂で立て...三光鳥/今日の俳句≪第2184号≫

  • 清新/十五〈小説「新・人間革命」〉

    清新/十五法悟空内田健一郎画(5840)山本伸一は、人生は苦悩との闘争であることを述べていった。「経文に『三界は安きこと無し猶火宅の如し』(法華経一九一ページ)とあるように、現実社会は、常に一寸先は闇といえます。非情であり、残酷です。ゆえに、何があっても負けない自分を築き、わが生命の宮殿を開き、幸福を実現していくために仏法があるんです。人生とは、さまざまな悩み、迷いを抱えて、それを乗り越え、乗り越え、生きていくものであるといえるかもしれない。しかし、その苦悩に絶望し、挫折してしまう人もいる。御本尊を持った皆さんは、煩悩即菩提、生死即涅槃の法理に則り、いかに絶望の淵に立とうが、敢然と頭を上げて、不死鳥のごとくわが使命に生き抜いていただきたい。悩める友を包み励まし、共々に幸福の道を歩み抜いていっていただきたいのであ...清新/十五〈小説「新・人間革命」〉

  • 大瑠璃/今日の俳句 ≪第2183号≫

    ≪2016年(平成28年)6月30日(木)≫(旧暦5/26)この沢やいま大瑠璃鳥のこゑひとつ水原秋櫻子大瑠璃鳥や白灯台に灘の照り岡部六弥太オオルリの恋のはじまり青まだ豊田ささお行きし瑠璃鳥またかへしきぬ山葵沢橋本鶏二風入るる藤村旧居瑠璃鳥のこゑ堀口星眠※大瑠璃ヒタキ科の夏鳥。その渡来は比較的早く四月中旬日本へ来て囀る。大きさは雀ぐらいで、雄の背面は目の覚めるような瑠璃色だが、雌は背面が茶褐色でさして美しくない。繁殖期は五ー七月ごろ。高く澄んだ美声でピールリと囀り続け、ジュッジュッという軋み声を混ぜる。その声が良いので、古くから鶯・駒鳥とともに三鳴鳥といわれている。【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡※☆*わが友に贈る*☆※地道な労作業が偉大...大瑠璃/今日の俳句≪第2183号≫

  • 清新/十四〈小説「新・人間革命」〉

    清新/十四法悟空内田健一郎画(5839)午前、午後と勤行会を行い、参加者と握手を交わし続けた山本伸一の手は腫れあがり、真っ赤になってしまった。管理者室で手を冷やしながら、夜に予定されている岩手県新春記念幹部会に備えた。しかし、ほどなく岩手未来会第一期の結成式が始まるとの報告が入った。高・中等部員からなる十数人の人材育成グループである。伸一は、「“未来からの使者”とお会いしにいきます」と言うと、直ちに管理者室を出て、メンバーとの記念撮影に臨んだ。そして、新春記念幹部会に出席した。勤行に続いて、県長、方面長、副会長のあいさつなどが終わると、伸一は、自ら司会役となった。「おばんです!今日は、楽しくやりましょう。岩手の創価家族の集いですから、形式にこだわらず、ありのままでいいんです。最高幹部の話は、もう飽きたでしょ。座...清新/十四〈小説「新・人間革命」〉

  • 白鷺/今日の俳句 ≪第2182号≫

    ≪2016年(平成28年)6月29日(水)≫(旧暦5/25)癌の妻風の白鷺胸に飼ふ斉藤玄白鷺や植ゑし水田の稲みどり門屋大樹白鷺の降りし青田のあらたまる柴田佐和子白鷺の深みへ行くを見詰めをり篠田純子白鷺のはるかな白に居りにけり不破博※白鷺サギ科の白い羽毛に覆われている鳥の総称で、大鷺・中鷺・小鷺があり、前二種は渡り鳥。小鷺は留鳥。いずれも初夏から巣を営む。沼沢や水辺を渡り歩いて餌をあさる渉禽で、形は鶴に似ているが、小さい。浦和市の野田の鷺山は名高かったが、開発と農薬公害で一羽もいなくなった。【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡※☆*わが友に贈る*☆※あらゆる戦いの要はスピードと決着力だ。「時」を逃すな!大生命力を燃やし「今」を勝ちきれ!201...白鷺/今日の俳句≪第2182号≫

  • 清新/十三〈小説「新・人間革命」〉

    清新/十三法悟空内田健一郎画(5838)十二日、水沢文化会館の開館を記念する自由勤行会は、結局、夕方までに数回にわたって開催された。いずれも山本伸一が導師を務め、あいさつもした。皆の輪の中に入り、握手を交わし、要望に応えてピアノも弾いた。彼は、勤行会のたびに、「日ごろ、ご無沙汰していて申し訳なく思っています。私は、日々、岩手の皆さんの健康長寿、無事安穏を願い、真剣に題目を送っています。心はいつも一緒ですよ」と語りかけた。そして、そのつど、さまざまな角度から、信心の在り方について訴えていった。「師子王とは、勇気の二字を忘れない人です。何があっても、御本尊への強き祈りを根本に、勇敢に前進し、同志を、地域の友を守り抜いてください。それが仏法者です」「信心即生活です。常識豊かに、淡々と、平凡であっても、自分らしい福運に...清新/十三〈小説「新・人間革命」〉

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