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アクティブ・ラーニング考え合う響室づくり http://blog.livedoor.jp/kyouiku39-smile/

協同学習、アクティブ・ラーニングから教育、授業の在り方を考えます。

授業研修の実務家です。日々の授業研究や校内研修から見えた課題を取り上げ、対応策や考え方を考えて行きます。協同学習、アクティブ・ラーニングの課題や工夫を考えています。

kyouiku39
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川越市
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府中市
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2015/03/14

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  • 373.静岡県 授業改善研究会の挑戦

    研修補遺 授業改善研究会 事件は現場で起きている! 学びは授業で起きている! 1.事実を真実に、真実を「新実」に変える子どもの見取りかなり前のことだと思いますが「事件は現場で起きているんだ!」というセリフが流行ったことがあります。今回の授業分

  • ★新刊★「自ら問いをつくる子ども」の発行に寄せて

    受動的問題解決を能動的な問題創造につなげる学び―私の問題知識・意識の変遷ー1.桐淵博先生の指摘 「問題解決能力が必要だとは、良く言われることでしょう。でもね、文部省へ行って感じたことは、問題解決より問題発見能力が大事だと言うこと。学校の中だけにいる

  • 372.『この夏の思い出・雑感(ネガティブ体験をリライトするリデンテプティブ・セルフ) 』

    1,体験VS記憶「幸福な体験」と「幸福な体験の記憶」は同じではない。そう指摘するのはノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンである。もしも、夏休み中の幸福な体験が後から思い出せない様に記憶から消去されたら、その体験の意味をどう感じるだろうか。思い出せ

  • 371.「学校丸ごとリフレクション」 細谷邦弘 著

    1.内省行為の陰表現と陽表現人の内省的な認知プロセスを表現する一般的な表現は大きく分けて二つある。一つが「振り返り」でもう一つが「リフレクション」だ。リフレクションという表現は成人教育や専門家の内省行為を意味する場合が多い。一方で「振り返り」は子どもの

  • 370.【全ての子どもを深い学びに導く―ICTの活用と振り返り指導-】 小林 和雄 梶浦 真 共著

     1.学びを支える“変容”という概念近年、教育の中で最も重要なキーワードはどんな言葉でしょうか。「一人一端末(教育のDX化ICT化)」「個別最適化と協働」「子ども中心の学習」「探究的な学びの充実」「自己調整学習」「非認知能力」・・・・などなど、実に多様な言

  • 369.新刊書評 吉金佳能 著 「探究的な学びの造り方」

    子どもの主体的探究心を刺激し、探究欲を育てる理科授業の提案「吉金 佳能 著【小学校理科 探究的な学びの造り方 子ども一人一人に力をつける授業デザイン】 明治図書刊」 理科の教科は、おおよそ全称命題的(universal proposition)な知識を扱う傾向が強い教科です。

  • 368.新刊書評

    新刊読後漫筆【『社会科「個別最適な学び」授業デザイン』宗實直樹 著 明治図書 刊】 1.教育界における長年の夢「学習の個別化」学習における「個別最適化」は教育が長い間夢見てきた理想のうちの一つです。この他にも「完全習得」や「客観的な評価」など、

  • 367.多問多答型授業から僅問深考型授業への転換

     1.直接体験が帰って来た学校 今年も一年が終わろうとしている。夏休み以降はコロナの波も一旦収まり、学校にはいろいろな行事が返ってきた。子どもの側はコロナ以前よりも強い期待感を持って様々な行事に参加した様子が校内の掲示物から感じられる。教師の側もオン

  • 366.子どもを主語にした授業検討会が導く授業開前(ジュギョウカイゼン)

     1.子どもの姿から導く「授業改善」の視点 静岡県東部地区で30年間継続して授業研究を行っている有志の研究会がある。「授業改善研究会」というのがその名だが、この会の研究は徹底的な子ども分析に基づいて展開される。授業逐語記録を基本にして、子どものエピソ

  • 365.Authentic Reflection(本格的な振り返り)のススメ

    AuthenticReflection(本格的な振り返り)のススメ授業改善研究会の授業分析に学ぶ―自分との対話に耐えるということ― 1.子どもを読み解く「分厚い記述」今年も「子どもらしさに学ぶ」の第30集が届いた。この研究会は静岡県東部に本拠を置き、教員から管理職

  • 364.非認知能力の育成を促す「振り返り学習」の可能性

    1.非認知能力への着目 近年「非認知能力の育成」が教育界の話題の一つになっている。かつてから、IQ(知能指数)よりもEQ(心の知能指数)が大事であるとか、「目に見えない学力」が重要であるという類似の論は沢山あった。しかし、ジェームズ・ヘックマンの研究が多くの

  • 「学級づくり365日のICT活用術 宗實 直樹 著 明治図書 刊」

    学校DX時代こそ「子どもと基本を見据えた」学級づくりを!「学級づくり365日のICT活用術 宗實 直樹 著 明治図書 刊」 1.質の高い学級づくりの具体化とICTno活用「学級経営力」「教科指導力」「教育相談力」の三つが教師の指導力の三本柱だと言われることがあ

  • 「社会科教材の追究」 東洋館出版社 刊

    能動的に生き抜く子どもを育てる「社会科授業」の具体化を目指す名著の予感「社会科教材の追究」 東洋館出版社 刊1.社会科のねらいと授業構想 我々は遍く、社会の中に身を置いて生活をしている。朝は新聞が届き、朝食を摂りながらニュースを見る。この短い時間にどれ

  • 363,「社会科教材の追究」 東洋館出版社 刊

    「社会科教材の追究」 東洋館出版社 刊  1.社会科のねらいと授業構想我々は遍く、社会の中に身を置いて生活をしている。朝は新聞が届き、朝食を摂りながらニュースを見る。この短い時間にどれだけの社会的行為や思考が含まれているだろうか。新聞は誰が作り、

  • 362.最新の理科授業を実感するために必須の一冊

    最新の理科授業を実感するために必須の一冊『ICTで変わる理科授業』吉金佳能 著(明治図書) 1.子ども主体のICT活用学習学習におけるICTテクノロジの活用には、「テクノロジ中心」の活用法と「子ども中心」の活用法があるといわれている。テクノロジ中心の

  • 361.深い【振り返り】のススメ

    1.ある子どもの【振り返り】から以下はある子どもの【振り返り】の一部である.「例えば理科の実験でリトマス紙を入れたら色が変わった。これは何も知らない人にとっては確かに魔法なのかも知れないと思った。詳しく言うと、昔は火をおこすのには気をこすり合わせなければ

  • 360.「振り返り脳」を育てる

    1,「振り返り」の時、子どもの頭の中は・・・「振り返りをしている時というのは、子どもの脳の中はどういうふうに働いているのでしょう?」。中学校の校内研修でそんなつぶやきが聞こえてきた。筆者は脳科学の専門家ではない。しかし、脳科学的に「振り返り」によって引

  • 359.多様な学習体験を繋げる「振り返り」

    1.学習常態化可能時代の到来 コロナによって引き起こされた変化の一つに、「学びの常時化・分散化」を上げることができる。かつては学校の教室の中という「フォーマルな学びの場」が、子どもの学習体験のほとんどを占めていた。しかし、オンライン学習やオンデマンドでの

  • 358.変革時代の「学び」と省察学習

    1.注目されるContinuous Learning(継続学習) 『Continuous Learning』という言葉を海外の学校や教育関係のサイトでよく目にするようになった。日本語では決まった訳はないが「継続学習」ということになるだろう。社会や環境の変化によって立ち止まってしまうのでは

  • 357.「社会科の発問」を自家薬篭中の薬にする! 宗實直樹 著「深い学びに導く 社会科新発問パターン集」

    1. 職員室で「回る」教師 いや、本当に中学校の職員室の椅子で、教師が「回っていた」のである。回っていたのは新採用2年目の社会科の教師であった。「先生どうして回っているの?」と尋ねてみた。その答えは「今日の公開授業での発問なんですけど、まだ整理できないんで

  • 356.振り返り指導Q&A(2)

    振り返り指導Q&A(2)  Q1「振り返り」に何を書せるべきなのか、その判断はどうするのか。―先ずは、知識・理解から思考~表現をつなげてみよう― 「振り返り」に何を書かせるべきか。その判断は教科の特質や子どもの実態によって異なります。例えば、今日のそ

  • 355.振り返り指導Q&A

    振り返り指導Q&A 「振り返り」をテーマにした校内研修会でよく聞かれる質問をまとめてみた。「振り返り指導」に唯一絶対の方法は存在しない。子どもの実態や教科の特質、学びの進捗状況等によって指導の工夫が必要であり、そこに教師の専門性が問われると言えるだろう。

  • 354.自律的なデジタル活用を支える「デジアナ・マネジメント能力」

    1.「振り返り」は成人学習だけの重要事項か? 「社会人の振り返りスキルが低いということは、企業にとっても大きな問題なんだ。知的生産性の向上や具体的な問題解決をして行くには、振り返りが不可欠。振り返りの重要性に関する認知度はどの企業でも高まっている。僕は

  • 353.自律調整型の資質・能力とヨットモデル

    1.辛坊治郎氏の挑戦 辛坊治郎氏(解説者・タレント)が、ヨットで太平洋横断に成功した。約二か月間をかけて9000キロの距離を単独ヨットで乗り切ることは容易ではないだろう。前回の挑戦ではマッコウクジラと衝突して沈没。今回は、クジラに乗り上げただけでは壊れない強

  • 352.学習活動のコードチェンジで豊かな学びを

    1.おまけの一品が持つ効用 学校給食にはその地域、学校で食材や調理に個性がある。限られた予算と食材の中で「献立マネジメント」をするのはさぞかし骨が折れることだろう。子どもの健康に対して十分な配慮をして調理された給食だが、「おまけの一品」が加わると子ども

  • すべての子どもを深い学びに導く【振り返り指導】

    1.より「深い学び」と【振り返り指導】 「深い学び」は単なる「深い知識」ではない。構造的で階層的な深さを持った系統樹の様に、知識を広げ深めて行くことと「深い学び」は同じではない。例えば、AIを活用した完全個別最適化学習によって、教科的な知識をどんどん増やし

  • 351.ICTの教育化と直接体験の価値

    1.文学が持つ自然描写力 文学の中の自然描写の中には、読者をその空間に引きずり込む力を持つ文章がある。僅か数行の中で移り変わる光の変化や、霧、靄の動き、風の音や香りなどを表現する。まるで、どこでもドアを使ったかの様に、その空間に意識が移動させられてしまう

  • 350.学びの質を高める「振り返り指導」ー授業開前のススメー

    1.授業改善は「授業開前」「質の高い学力」を育てること。その視点が「主体的・対話的で深い学び」による授業改善だ。「改善」というと悪い部分を治すというネガティブなイメージがある。しかし、改善は「開前」であり、“子どもの前を開く授業づくりを目指すこと”と

  • 学びのと実践の充実を目指す【振り返りの指導】と【授業実践】

    この度、ブログのサブタイトルを『学びのと実践の充実を目指す【振り返りの指導】と【授業実践】』に変更しました。①コロナ渦発生以来「振り返り指導の効果と子どもの資質・能力の育成」の結びつきを強く感じている。②従来とは異なる社会環境に対する耐性を育てる上でも「

  • 349.教師の願いが子どもを伸ばす

    1.社会全体のICT化と教育 今年度を振り返って、社会や生活の変化を感じない人はいない筈だ。正確に言えば変わらなかった部分と相対的に見て、変化した部分が大きかったということであろう。その変化の主たる要因は「コロナ禍」であり、これに付随する生活様式の変化や社

  • ★書評 「宗實直樹の社会科授業デザイン」 東洋館出版社 刊

    宗實直樹の社会科授業デザイン 東洋館出版社 刊―子どもと教師双方の学びを豊かにする授業づくりへの誘(いざな)いー  「社会科ってキメラみたいな教科じゃないですか。歴史的な要素もあれば理科的な要素も人間的な要素もある。足尾銅山一つをとっても、公害や政治

  • 教師と子どもの「社会科つまづき」の克服本が登場

    教師と子どもの「社会科つまづき」の克服本が登場「社会科の【つまづき】指導術 宗實直樹著 明治図書刊」  残念ながら、筆者が社会科に興味を持ったのは新聞記者になってからであった。新聞の連載で「あの街あんな発見・こんな発見」という記事を書き始めてからの

  • 学ばせ上手な「熟達教師」を目指す【極意書】が登場

    学ばせ上手な「熟達教師」を目指す【極意書】が登場 【授業が上手くなりたい。】今も昔も若手の教師からよく聞かれる言葉だ。事後研後の飲食の席上で、強い願いを込めた重い溜息の様にこの言葉を口にする若手教師の姿は、なんともいいものだ。なりたい教師への憧憬と、

  • 348.デジタル時代の指導力

    1、変わる「仕事」の中身とタスク「近い未来に、機械によって仕事の多くが消失する」と言う話は10年前頃からよく聞く。かつて、銀行業務で「ATM」が普及し始めた頃にも、同様の話があった。ATMが設置されれば、窓口の銀行業務を行う職員が不要になるというのがそれだ。で

  • AL時代の「振り返り指導」入門 12版発行

    1.椙田萬理子先生の授業と「振り返り」初めて「振り返り学習」に関心を持ったのは、奈良女子大学附属小の椙田学級での活動だった。授業ではなく、朝の会で「昨日あったことや思ったことを友達に話してみよう」というテーマでの話し合い。子どもたちは、友達のお兄さんと

  • ★書評★

    「講師を生きる」ということ『講師2.0』梶谷 佳 希 - 宇佐美 輝  共著 変革時代の教師像  『人生は自分探しの旅である』。かつて、中教審答申でこの表現が用いられたことがある(平成8年)。この言葉を聞いた時、私自身はちょっとした疑問を感じた。

  • 347・コロナ以降の授業力(オンラインとオフライン)

    1・時代に対応した「教師の資質・能力」 コロナウィルスが及ぼした社会の変化は、学校の授業デザインにも変化を及ぼし始めている。授業や教育の変化というと、「変わる」「変わらない」という二者択一の議論に陥りやすい。しかし、今回の状況下で「変わらない」という見方

  • 教員人生の集大成「芝通信抄」

    「このたび●●を退職いたしました。●●年の長きにわたり大過なく勤めさせていただくことができました・・・」毎年、年度が変わる時期になるとこうしたあいさつのハガキが届く。その殆どは、小中学校の校長先生からの退職告知ハガキだ。しかし、「大過なく」の言葉の裏に

  • 346.コロナ渦を生き抜く力を育てる授業

    1.ストレス負けしそうな子ども達「すごい提出物じゃん。そっちに時間がかかって、テスト勉強なんかできないよ。そんなに、あれもこれもできないよ。お先真っ暗だ」。先日、偶然街の中で耳に入ってきた中学生女子の言葉。この子に限らないが、家庭の環境や学力の状況によっ

  • 345.コロナ時代の授業づくり

    1.コロナ大禍が引き寄せた変化 コロナ大禍の中で、小中学校の学習でも変化を起こしている学校が出てきた。私立の小学校ではオンラインによる双方向の授業を開始した学校もある。あるいは、広島県の様に無料のクラウドサービスを使って、児童生徒全員分のアカウントを確保

  • 「振り返りブログ」開設

    「省察学習研究会」(振り研)ブログ併設しました。http://eflection.blog.jp/

  • 344.対話的で深い授業検討のススメ

    1.筋が通った一冊 毎年、この時期になると我が家に届く授業実践・分析記録がある。静岡県の「授業改善研究会」が毎年発行している「子どもらしさに学ぶ」がその本だ。28号を数えるということは、四半世紀にわたって同会が授業改善を研究してきたということを意味する。我

  • 343.Micro Learning という学び方

    Micro Learning という学び方ICTを活用した指導法の一つに『マイクロラーニング(Microlearning)』という手法がある。 これは、5分~7分程度の授業動画を収録し、子どもが好きな時間や空いた時間を使って自由に視聴できる様なwebコンテンツを配信する学び方である

  • 339.体験を生かす能力の育成

     1.変わる子どもの体験と活動 正月に野外で遊ぶ子どもの姿を見なくなって久しい。凧揚げをする子どもの姿も独楽回しをする子どもの姿もほとんど見かけることがなくなった。ほとんどの子どもは屋内でネットゲームやスマホのゲーム、その他の電子的なゲーム機器を使って遊

  • 是非、見て頂きたい

    「山の分校の記録」NHKhttps://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450006_00000&fbclid=IwAR3f7wOBhU7ZZ39_1utJQeJmWPAZw1d7sVr4QZu39FX3dzQfKTkzko8L3Ls

  • 338.生涯学欲の育成と授業づくり

    1.子どもの未来に必要な能力は何か? これからの子どもたちに育成が必要な能力は多岐にわたる。「汎用的なスキル」や「非認知的能力」、多様な情報を活用する「トランス・リテラシー」など、次世代型能力と言われる能力は無数にある。 新指導要領への移行に伴い、学

  • 337.対話型学習を支える問いの「軸」と「枠」

    1.  発言型授業の増加 「言語活動の重視~主体的・対話的な学習」の広がりによって、子どもが発言する授業が増加している。一斉指導でも子どもの発言を求め、そこで出された発言を元に進んでいく授業も増えた。ハイ、ハイと、手を挙げて次から次へと子どもの発言が出

  • 336・書評/現在・Amazon NO1 (カウンセリング・学校教育部門)

    授業と学級経営のノウハウ満載! 実践者の常備薬的一冊❖ハウツー本の悲哀 「手元にあると便利だが、本としての品格にはやや欠ける。」ハウツー本にはな ぜかそうしたマイナスイメージがつきまとうことが多い。だが、実際に書店へ行くと、実用書やハウツー本が平積みされてい

  • 335.授業改善研究会(静岡県)を終えて

    「研修補遺」深い学びを生み出す主体的で対話的な授業づくり 1. 熱を帯びた子どもの対話を生み出す授業づくり 現在、「対話的・主体的で深い学び」をキーワードにした授業づくりが全国で進められています。これによって、グループ学習やジグソー学習、ペアトークなど

  • 334.アクティブ・ラーニングの「三つの次元」

     1.内言を「表言」に繋ぐ学習の価値アクティブ・ラーニングの「学習方法」は多様だ。能動的な思考活動を促す学習がALの本質だとすれば、「グループ学習」「ディペート」「PBL」「ペアワーク」「ICTを使った協同学習」など方法は多様にある。組み合せ方によっては、無数

  • 333・社会に開かれた社会科授業

    1.社会に開かれた社会科授業 「社会科は暗記科目である」と言われた時代があった。年表を覚える、人物の名を覚える、地名や地理の特徴を覚える。確かに記憶する必要度が高い教科である様にも見える。しかし、社会科的な知識を網羅して教えようとすると、教科書をこなす

  • 332.子どもと教師の信頼関係を高める「心理的安全性」の構築

    1.驚くべき子どもの「声」「先生との関係 23%(2.2%)」「いじめを受けた 21%(0.4%)」「決まりや校則になじめない 21%(3.5%)」 (NHK調べ)  これは何の数値だろう。それは、「学校に行きたくない理由」のアンケート結果(NHK調べ)である。因みに

  • 331.主体的な学びの価値と効果➁

    1.主体的な学びの歴史と現在 「主体的」という文言が最初に指導要領に登場したのは平成元年。その後も主体的な学びの重要性引き継がれ「主体的な学びムーブメント」はピーク期を迎えている様にも感じる。では、主体的な学びは平成元年以前はそれほど重視されてこなかっ

  • 329.一人の子ども、という私から授業を見る

    1.教師横断的な子ども観察 小規模校の授業では、教科をまたいで違うクラスの授業を見ることになる。2時間目に国語で見た学級を、3時間目には体育の授業を通して見る。4時間目は理科で見て、5時間目は英語で同じ学級を見る。授業全体の雰囲気を見ることも大事だが、こ

  • 328.授業のリ・デザインで子どもの未来を開く

    1.社会に広がる「デザイン」指向 近年「デザイン」という言葉を意外な分野で聞く機会が増えた。従来は、建築や衣料、モノづくりに関わる工業意匠の世界で「デザイン(デザイナー)」という言葉がよく使われてきた。「ファッションデザイナー」「Webデザイナー」「ゲーム

  • 327.小学校算数における「振り返り学習」の研究

    1.指導要領に見る「振り返り指導」の重視 「2➡195」「5➡15」「2➡20」この数の変化は、指導要領解説の中のある変化を表わした数だ。それらは「振り返り(る)」という記述の回数が20年度版の解説からどれだけ増加したかを示している。教科の順番は小学校の

  • 326.子どもの個性を引き出す学級経営

    1.長い休みに揺れる教室 史上初とも言われる長いGWが終わった。連休前の学級文化や学習規律を取り戻した学級もあれば、休みの余韻によって秩序が乱れ始めた学級もある。「一学期の最初に約束したはずでしょ!」「そんなことも出来なくて、どうして平気でいられるんだ

  • 325 .令和に向けて学びを拓く―自分の平成の学びを振り返ってー②

    1.劣化の速度が速まる知識やスキル 知識が陳腐化する速度は、その分野分野によって異なる。例えば、古文や漢文、歴史などの分野と、プログラミングや医学では「相対的」に見て後者の分野の知識刷新が短い時間で進んでいく。勿論、歴史や漢文の世界でも、新らたな知的発

  • 324.令和に向けて学びを拓く―自分の平成の学びを振り返ってー①

    1.自己の学びを拓く【常若の学び】 元号が変わる。それは、外的かつローカルエリアにおける一つの節目に過ぎない。時間という連続は、「常に過去から未来に向かう結節点」としての自己を貫いている。この連続する時間性は元号と関係なくつながっていく。令和に変わった

  • 323.授業を「カイゼンする」教師協働の学び

    1.子どもの数だけ生起する「学び」 教室における学びは、子どもの人数分だけの個性を持つ。同じ空間、同じ時間に、同じ問題で学習に取り組んでいても、学びは個別に起きている。これは、一つの授業の中に、子どもの人数分だけの学びがあるということを意味する。故に子

  • ★渋沢栄一 号外★

    渋沢栄一氏が、新紙幣の肖像画として採用されるらしい。地元贔屓ではないが、最も適した人物の一人であろう。新聞記者の頃「この町、あの街、こんな発見」という連載を書いていた。その時に、渋沢栄一の情報を調べて、いろいろな情報を得ることができた。わが恩師の一人、藤

  • 322.子どもの見取りと授業充実 ④

    1.見取りの「ウチ」と「ソト」 授業の「見取り」の場は多様だ。授業の中で「見取る」こともあれば、授業外の場で「見取る」こともある。授業を中心として考えれば「ウチ」と「ソト」に見取りの場があるということになる。だが、子どもは置かれた状況や、人間関係によっ

  • ★書評★ 小林和雄 著 【真正の深い学びへの誘い―「対話指導」と「振り返り指導」から始める授業づくり―】

    教師を「深い学び」に誘う授業づくりを提案【真正の深い学びへの誘い―「対話指導」と「振り返り指導」から始める授業づくり―】  自分の学びを振り返って気が付いたことがある。それは、自分の学びの中に「付け焼刃の学び」と「真正の学び」の二つが混在していたとい

  • 321.子どもの見取りと授業充実③

    1.実践の中の「振り返り」と「見取り」 ショーンによれば、実践の省察には「Reflection in Action」と「Reflection on Action」の二つがあると言う。前者は「実践の中」での省察を意味し、後者は「実践後」の省察を意味すると解されてきた。だが、ショーンの意図する「R

  • 320.子どもの見取りと授業充実 ②

    1.色々な「みる」が持つ意味 「みる」という意味を持つ漢字には色々な種類がある。「見/観/看/視/診」などがそれだ。以前執筆した「授業が見える漢字の話」の中に、これらの「みる」意味の違いを紹介したことがある。表面に見えるものを「見」る、形に表れない部分

  • 319.子どもの見取りと授業の充実①

    1.「子どもの見取り」が持つ教育効果 「子どもを見取る」という行為は、教師にとって日常的な行為だ。子どもを見取らずに一方的な授業を実行しても、教育的な成果は期待にできないであろう。その子(達)とどの様に関わったり、距離を置いたりするかを判断するには「子

  • 一度、見て頂きたい記録映画

    是非見て頂きたい。ここから、何を感じるか。http://www.nhk.or.jp/school/yamanobunkou/?fbclid=IwAR3s8f3pPoQSx5F5ztpGyzOSZENQ5wIeIPVmJ-QYjHe7Vj5YY5KLul19s-0

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