「初詣、どこに行く?」「絵井神社以外で」「?」「あそこは去年、私の願い事を叶えてくれなかったの」「…そうなんだ」「行くなら、三つ星な神社だよね」「─ は?!」「確実に願い事を叶えてくれる 良心的な所が、どこにあると思うんだ。」「── 残念ながら、心当たりは な
当時の彼女は、化粧をしない人でした。 私も、そういう事は気にしない質なので、それはそれで良かったのですが、ある日、何かの流れで「1度化粧して来てよ!」と、冗談半分で言ったのです。 次のデートの時、彼女は 化粧をして来てくれました。 あろう事か、私はそれに
期待、してるからね? え?! 何を!? 私の、た・ん・じょ・う・び♪ ─ …まさか、忘れてたり したとか? ありえないよ。そんな事。 うん、うん。そうよねぇ だって…そもそも覚えてない事は、忘れようがないし…… ── は?!
「─ 見せてよぉ」「い・や」「恵衣のケチ」----------「─ 恵衣の後を付けてる?」「だってあの子、今からデートらしいから」「──」「付き合ってる男を、確認しないと。」「思う存分、見て」「?」「それ、僕だし」「…恵衣が隠す訳だ」「それ、どういう意味?
「…秋といえば」 公園のベンチで、いきなり綾さんは立ち上がりました。「サッカー、したくなるじゃない?」 隣で座ったままの翔君が、目だけを綾さんに向けます。「ならないと、思うな。」「どぉしてぇ?」 綾さんは、翔君の顔を覗き込みました。「あんなに、面白いのに
…話がある どうしたブルー もうすぐ俺、子供が生まれるんだ 承知している だから…今、職を失う訳には いかない しかし レッド! わ、判った それじゃあ… ─ 遺憾だが、これから悪の組織のアジトに乗り込んで首領を倒す作戦は、中
「掃除しないと。」「─ 私がした」「自分で掃除がし・た・い!」「── 好きにすれば?」----------「続きは、日を改めてと」「…最後までしなさいよ。一度 始めた掃除は!」「もう、飽きたのー」「私の掃除を無駄にした上に、部屋を散らかした状態で放置するな!!
「─ そういえば」「ん?」「さっきから喋らないね。そっちの子は」「彼女はねぇ、気に入った相手としか喋らないの。」「…」「だから、そのフォローが大変でぇ」「……おまえが、喋りすぎなんじゃないのか?」「ひどい!! あたしの努力は空回り!?」ふたごの妖精りるるとるり
明日のお休みは どうするの? 罪悪感と背徳感を感じる。 は?! 旦那に、手間暇の掛かる料理を 作ってもらうの♡ ─ 意味不明なんだけど どれだけ時間を費やして作った料理でも…食べたらどうなる? 消えてなくなる これ以上に罪深い事、ない
「このモデルの子、可愛い!」─ ワン ─「ん?」----------「このクッキー、可愛い☆」─ ワン ─「もしかしてこのワンちゃん、<可愛い>は 自分の事だと思ってない?」─ ワン・ワン ─「ほら」「…」「余程この子に、<可愛い>を──」「……連発してます」
「なにー センセーー」「伝承として伝わってるバンパイアの性質って、あるよな」「うん」「あれって、実際どうなんだ?」「例えば??」「本のここに書いてるやつとか」「ニンニクかぁ。う~ん、すきだしなぁ」「す、好きなのか?」「レバニラとか、大好き!」「…」「十字架ね
うーん。ちょっとまずいかも 何が? ─ 最近、良い事が起き過ぎなんだよねぇ ?? これ、私の幸福と不幸の収支記録なんだけど── え?! ほら。幸福がこれだけプラスだと…反動の不幸が 大きそうな気がしない? ど、どうだろうねぇ。。。
「この色なんか、どう?」「あ、好きかも。」「…じゃあ、これでマフラー作っちゃお」----------「はい。誕生日の プ・レ・ゼ・ン・ト♪」「手作りマフラー?! うそ! 私の好きな色で? どうして!?」「お手軽にサプライズが成立するあんたって…ホント楽。」「─ へ
「雨が激しくて、あんたの家にたどり着く前にずぶ濡れだよぉ」「乾かしとくから、替わりにコレを」「─ このTシャツは?」「妹のユウちゃんのおえかきで、作っちゃった♡」(<THE幼児の絵>をTシャツにするとは…さすが姉バカ)「早く着替えないと、風邪引くよ?」(この
─ 今日、残業? うん 因みに…19時に洗面所に行くと、鏡に怪しいモノが映り込むって知ってた?? え?!---------- あ、もしもし。 … 何? 時間だから。 は?! 鏡、見に行かないと♪ そ、そんな事…する訳ないでしょ!
「どうしたんだ」「─」「今月に入ってから、ずっと遅刻じゃないか」「── 実は」「何があった?」「─── 朝の番組キャスターが、交代したんです」「は…?!」「今までの様に、推しの絵井さんのご尊顔を拝せないと思ったら…きちんと起きる気力なんか とても……」「・・・
その日、ある国の最高指導者は、昼になっても起床しませんでした。 当直の警備員がいましたが、起こしたりドアから覗いたりする事は、当人から禁じられています。 なので警備員は、最高指導者が起きて来るのを待つしかありませんでした。。。---------- 夕方
「明日から、幼稚園は夏休みだけどー」「─」「ジュース…飲みすぎたりしないよーにね?」「センセー」「何?」「お酒を、飲みすぎない様に…」「や、やだなぁ。何処で見てたの!?」「って…ママに、言って欲しいなーって 思ったんだけど……」「え?!」「。。。」「あう~」-
「じゃあ 当日、チョコ持ってくるから」「頼む」「で、ホワイトデーは…」「忘れずに、準備する」「─ はぁ」「お前が俺へバレンタインチョコを渡してくれないと…『あなた達、別れたの!?』とか 周りが騒ぐし……」「── 定番な行動をしない自由、欲しいよねぇ」「ああ。」
「運動部にも入ってないのに…こんなに菓子とか食ってたら 太りそうだ……」「─ 学校までの坂道、走るとか?」「その案は、却下だな」「運動が嫌なら、食事の方を 改善したら良いんじゃないかな。」「まあ、そうだな」「でも、食べないとかはだめよ? 痩せたとしても、一時
初詣、何をお願いしたの 今年こそ、素敵な彼氏が出来ます様に♡ ─ 命知らずだね は?! いくら神様だって、出来る事と出来ない事があると思う …ちょっと? 分はわきまえないと、神罰が── 私に彼氏が出来るのは、そんなにあり得ない事な訳!
「あー」「何だよ」「ピーマン残してるぅ」「嫌いなの」「食べないとぉ、大きくなれないんだよぉ」「僕は…このままで良いし……」「じゃあ来年、ひとりだけ卒園しないんだぁ」「え?!」「ずっと、ここに通うのかー」「─ 僕、頑張って食べる」「うん。みんな一緒に、卒園しよ
「ウチの周りも、またカラスが来るようになっちゃってぇ」「人なんか全然恐れないから、タチが悪いですよね」「そーなの。こないだ、児童公園にいてさぁ。追っ払っても逃げないから、1時間ほど説教してやったわ。『あんたたちねぇ、わきまえなさいよっっ!』って!!」「・・
─ そこのあなた。 はい? 右肩が、重く有りませんか? え、ええ そうでしょう。霊が憑いてます! え?! だから…私が左肩に憑いて、バランスを取ってあげましょう♪ ひー
「夜更ししないで、寝なさい」「なんでー」「子供が、こんな時間まで起きてたら…」「どうなるのーー」「─ お化けが出てくる」「ふーん」「・・・」「あ!」「?」「パパのうしろに。」「え?!」「ごめんなさい… ボク、もう ねます」「え、えいた! 今、何が見えたの!!」
「春はダメだよ…眠いもん……」「いつも、寝てんじゃん」「は、春は…特別だもん。」「─ ほう?」「<春眠あかつきをおぼえず>ってゆーでしょ?」「はてさて。意味は、わかってるのかな?」「わ、わかってるもん」「…」「春は眠くて…<あかつき>という漢字を覚えられな
「彼女とは揉めても…毎回口ゲンカ程度なんだが……」「─」「今回は浮気を疑われたので、包丁を投げつけられるくらいは 普通にされると思ってた」「── 普通は投げません」「ふたりは、そこまで甘えられるほどの 関係じゃないと言うことか?」「─── 包丁で甘えなら、本
「─ あんたって、キロ40円ぐらいなんだね」「?」「いや。ここに値段が書いてあるから」「え?!」「あ。もしかして、シャツの服の値札タグを、敢えて切らないファッションだとか?」「…うん」「ごめん、ごめん。ハサミ、持ってくるから」「……おねがい」
「篠崎さん、カゼ?」「熱はないんですけど、昨日から鼻がムズムズして──」「…」「鼻水もサラーっとしたやつが出っ放しで、くしゃみも止まらないんですよねぇ」「……それ、花粉症なんじゃ?」「いや、絶対に違いますから。竹内さん! 」----------「持ってきた
…う どうしたの? ……車に酔ったみたい 私、良いツボ知ってるから 押してあげる♪ そこは…事前に押しておくと、車酔いしないツボだと思う。 え?! うそ! 今まで私、これで調子が良くなったんだけど… ─ 明らかにプラシーボ効果だね。
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