むかしむかし仲のいいうさぎと猿とキツネが暮らしていました。ある日一人の老人が病気になり苦しんでいました。心の優しい3匹は老人が元気になるように猿は木の実を集めキツネは魚を捕まえ必死に看病しました。しかしうさぎは何も用意する事が出来ず悩んでいました。考えたうさぎはとうとう燃える火の中へ飛び込み自分の体を老人の食料として捧げようとしました。そのうさぎの姿を見た老人は帝釈天と言う神様として本当の姿を現しうさぎの慈悲深さに心をうたれうさぎを神様として月へ昇らせました。神様となったうさぎはとても喜び今でも月で餅をつきみんなの平和を願ってくれています。何気なく見上げた夜空にお月さまが見えた時うさぎの慈悲の心に感謝して下さい。うさぎが笑いながらお餅をついている姿があなたにもきっと見えるはずです。合掌栄久山妙善寺お付き様