障害者枠で就職した精神障害者による、就活のポイントや情報など。
最後に、現在の市場の動向についてまとめてみました。 平成28年5月27日、厚生労働省がハローワークにおける就職件数を発表されました。 平成22年度に精神障害者の就職件数が知的障害者を上回り、 25年度には身体障害者をも上回りました。 22年度に知的障害者を上回ってからは合計数も急激に増加しています。 民間の法定雇用率は現在2.0%で、年々増加してはいますが、 まだまだ届いてないのが実情です。 そして、今後の法改正ですが、 やはり平成30年4月1日からの精神障害者の雇用義務ですよね。 (正確には、法定雇用率の算定基礎の対象に、新たに精神障害者を追加するということですが) 精神障害者の雇用義務によ…
4、ツール選択 (3)障害者雇用と市場の動向 ②障害者雇用促進法
「何で企業は障害者を雇用するんだ?」の大きな理由は、 コンプライアンスである、と前回書きましたが、 このコンプライアンス=法令遵守について、 少し詳しく書いていこうと思います。 法令順守の法律は、障害者雇用促進法といいます。 【その1】 障害者雇用促進法は、労働法の1つ。 目的は、障害者の雇用の安定と確保。 対象は障害者、企業。 主な措置は、 雇用義務制度 納付金制度 職業リハビリテーションの実施 正式名称は「障害者の雇用の促進等に関する法律」 昭和35年(1960年)に施行。 【その2】 障害者雇用促進法は、概ね5年ごとに見直し。 法律の一部が改正される。 改正された法は、段階的に施行。 現…
寝つきが悪い(入眠障害)人はたくさんいると思います。 私もその1人です。 もちろん今も眠剤を飲んでいますが、 それと同時に寝る前にやっているリラックス法を紹介したいと思います。 私がやっているのは、 ヨガ(超簡単!) 呼吸法 筋弛緩法 の3つです、 まずヨガですが、 腕を伸ばした子どものポーズ(ウッティタ・バーラ・アーサナ)というポーズです。 やり方は超簡単! 正座をした姿勢から両手を前に伸ばす。 息を吐きながら上半身をひざの上に倒す。 額を床につける。 これだけ! 腕を伸ばしているので、肩甲骨も伸びて、肩こりにも効きます。 このヨガをやりながら、2の呼吸法をします。 通称「4-7-8呼吸法」…
4、ツール選択 (3)障害者雇用と市場の動向 ①障害者雇用の動機
ここでは、少し法律に関することを書いていこうと思います。 事業所で教わった頃とはかなり法律も改訂されていますので、私も調べながら書いていますが、 間違っているところ・ネタが古いところがたくさんあると思いますので、 その時には容赦なく突っ込んで下さい(笑) そのたびに訂正していこうと思います。 障害者雇用と市場の動向として、 次の3つに分けて書こうと思います。 ①障害者雇用の動機 ②障害者雇用促進法 ③市場の動向 まずは①の障害者雇用の動機です。 要は「何で障害者を雇用すんの?」ってことです。 その何でか、は大きく次の3つです。 ・コンプライアンス…法令遵守 ・CSR…企業の社会的責任 ・経営戦…
4、ツール選択 (2)オープン・クローズ就職のメリット・デメリット
私、しつこいですwww 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 ステップ通りに進めて下さいねー! ※このブログは、あくまでもオープンで就活するための方に向けて発信しているので、 クローズで働こうと思ってる方に対しては否定的な記事になってしまう可能性があることをご了承下さい。 今さらオープン・クローズ就職なんて知っとるわ!と思う方もいらっしゃると思いますが、 ここは改めて。 オープン就職 ⇒ 障害について企業に公開して就活すること ≒ 障害者雇用枠*1 クローズ就職 ⇒ 障害について企業に非公開して就活すること ※よく精神障害者枠、身体障害者枠など聞きま…
今年4月から、新たな障害者雇用促進法が施行されたのはご存知だと思います。 一番のメインは、2018年4月からの精神障害者の雇用義務化ですが、 4月からのメインの1つは合理的配慮です。 この合理的配慮って何だ?って感じですが、要は 障害持って働くけど、仕事しやすいように、こういう配慮をしてもらえると助かるわー っていうことなんですね。 例えば、 視覚障害⇒視力が著しく悪い人に目を酷使する作業を担当させない 身体障害⇒車椅子の人用に机の高さを調節する 内部疾患の人⇒通院に要する時間を確保しやすい勤務時間にする ってことを、お願いすると、 企業はこの配慮を自主的に解決する努力義務をしないといけないん…
私、しつこいですwww 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 ステップ通りに進めて下さいねー! さて、いよいよ求人を探していくわけですが、 まずは、求人を探すのにどのようなツールがあるのかを知る必要があります。 まずは、その各ツールのメリット・デメリットを上げていこうかと思います。 ☆ハローワーク まずはハロワで障害者枠に登録しないといけませんよね。 都内の他のハロワで探すにしても、まずは地元のハロワに登録して下さい。 そうしないと、他のハロワに登録できないので。 メリット 求人数が多い 地元の求人に強い デメリット 求人をとりあえず出してるだけの、…
2015年7月に、WAISの検査を受けてみました。 理由としては、私の症状の中に、なぜ「過集中」があるのを知りたかったため。 以下、WAISの検査を担当していただいた臨床心理士の先生からの所見です。 (一部、私の説明も入っています。) 【検査時の様子】 疎通性は良好で礼節も保たれ、検査にも協力的で熱心に取り組む。 集中するとこちらの声かけが耳に入らないこともあり(まったく気付かなかった)、 特に動作性課題では制限時間を大幅に超えても最後までやり抜く姿勢が見られた。 設問の理解も素早く、聞き直しもほとんど見られないが、 課題が複雑になるにつれて、求められている設問内容からずれた回答が出ることがあ…
私の障害特性に、「過集中」があります。休憩を取ることも忘れ、2〜3時間平気で動いたり作業したりします。そうすると反動で軽うつになったり、起きる時に全く体が動かずに、過眠になったりします。それを防ぐために、私はタイマーを使用しています。 http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00DAM5L0Y/ref=mp_s_a_1_13?qid=1440351750&sr=1-13&pi=AC_SX110_SY165_QL70#TANITA バイブレーションタイマー 24時間計 クイック ブラック TD370N-BK出版社/メーカー: タニタ発売日: 2013/06/10メディア…
就労移行支援と就労継続支援がごっちゃになっている文章を、 よくネットで見かけます。 読んでいると、 「それは就労継続支援のことじゃね?」 と思うことがしばしばあります。 なので、就労移行支援と就労継続支援の違いについて書きたいと思います。 平成25年(2013年)4月1日に、 「障害者総合支援法」 が施行されたことはご存知かと思います。 その中に「障害福祉サービス」があり、 さらにそのサービスの1つに「訓練等給付」があります。 訓練等給付の中には以下の4種類があります。 1、自立訓練(機能訓練・生活訓練) 自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期間、身体機能又は生活能力の向上のために必…
4月30日の読売新聞朝刊に、こんな記事が載っていました。「地域精神保健福祉機構(コンボ)」というNPO法人が発行した、「わかりやすい障害年金入門」という本です。障害年金に詳しい社労士さんが書いたそうです。コンボのページをスクショしました。http://comhbo.net/の、「書籍類のご購入」の所からとべるようになってますので、気になる方はぜひ。ちなみに私も障害基礎年金2級です。
ネットを見ていると、自力で就活している方をよく見かけます。 いい流れがきているとはいえ、精神障害の就職はまだまだ厳しいです。 そんな中、体調の安定をはかりながら就活するのは、 私の個人的な考えですが、とても危険だと思っています。 そこでぜひオススメしたいのが、 「障害者就労支援センター」です。 名称は各自治体によって違いますが、障害者の就労支援をしてもらえる場所があります。 自治体自体がやっているセンターもあれば、自治体が民間やNPO法人に業務委託してる所もあります。 ここに登録しておくと、 就活のサポートや就職後の定着支援、生活支援をしてもらえたりします。 こういう福祉関連のことは、 いや、…
はい。まだまだしつこく書きますよー。 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 これをステップ通りに進めていくことが大切です。 自己分析3つ目は、希望条件の設定です。 今までのビジョンの確認、退職理由の振り返りを踏まえ、 どのような条件で求人を探していくかを決めます。 ここでは、給料や福利厚生などは一切省きます。 それは5の求人選択で決めます。 ここで大事なのは、 退職理由・希望条件・ビジョンに一貫性があることが大切です。 例えば、 退職理由が「電話対応が負担になったため」とします。 それに対しての希望条件は、 「電話対応を避けることができる会社」 にな…
まだまだしつこく書きますよー。 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 これをステップ通りに進めていくことが大切です。 自己分析2つ目は。 「退職理由の振り返り」です。 人によっては辛い作業になるかもしれませんが、 次の職場をこれまでの職場と同じ理由で退職しないためには必要なことだと思います。 ここで大事なことは、 これまでの職場の退職理由を振り返る 次はどのような職場であれば大丈夫か ということです。 例1 シフト勤務のため時間が不規則で体調を崩して退職 →シフト勤務を避ける 例2 残業時間が月に40時間以上で体力が持たなくなり、体調を崩して退職 →…
まだまだしつこく書きますよー。 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 これをステップ通りに進めていくことが大切です。 自己分析には次の3つがあります。 ビジョンの確認 退職理由の振り返り 希望条件の設定 ここでは、ビジョンの確認をしていきます。 ビジョンの確認、要は、 将来どのようになりたいか、どのような生活を送りたいか そのためには何が必要か、どのようなステップで近づいていくか という作戦を立てるということですかね。 事業所の男性陣は、先々のことを考えて、やはり正社員がいいという人が多かったです。 しかし正直なところ、障害者枠の雇用形態の7割は、契…
しつこく書きますよー。 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 これをステップ通りに進めていくことが大切です。 「どうして働きたいの?」 と聞かれたら、 「そりゃ金がほしいから・・・」 となりますよね。 それでいいと思うんです。 カッコいいことを書くと、 経済的な自立 働くのが好き 社会的貢献 国民の義務 とかいくらでも書けますけど・・・。 かくいう私も、 「自分で稼いで、好きなものを買って、親にこれ以上お金の面で迷惑かけたくない」 からなんですがねw なので、 働く動機は人それぞれで、どのような理由でもいい 働き続けるためには、働く動機を持ち続けるこ…
毎回しつこいかもしれませんが、大事なことなので何度も書きます。 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 これをステップ通りに進めていくことが大切です。 生活・体調の安定。 これ、実は一番大切なことだと私は思っています。 というのも、 いくら仕事ができる人でも、体調が安定していないと意味がないからです。 体調が安定していない ↓ 仕事をしていくうちに病状が悪化 ↓ 欠勤が多くなる ↓ 結果、早期退職してしまう ↓ 「やっぱり精神はすぐ辞めちゃうよなー」 ↓ 精神障害者の採用に消極的 となるので、仕事ができても、結果体調が安定していないと意味がないのです。…
私が通所していた就労移行支援事業所では、 だいたい3か月に1度、2週間の集中講義で、 「就職の流れ」というものがありました。 いわゆる、障害者枠での就活のノウハウを教わる講義です。 このノウハウで、条件の悪い私でも、就職することができました。 流れとしては、 生活・体調の安定 働く動機 自己分析 ツール選択 求人選択 書類作成・応募 面接 その後、内定・入社となるのですが、 入社はゴールではなくスタートです。 事業所仲間でも、「早く就職したい」と言う人はたくさんいました。 でも、あくまでも入社してからが勝負なんです。 就職しても長く働けないと意味がないんです。 そのためには、上に書いた1~7を…
はじめまして。 「あおい」と申します。 アラフォー♀の精神障害者です。 双極性障害Ⅱ型と強迫性障害(確認恐怖)で障害者手帳2級。 障害基礎年金2級を受給しています。 2012年7月より都内の某就労移行支援事業所に通所し、 2年と2週間wで就職し、卒業。 2014年8月より、障害者枠で某企業で就労しています。 私は事業所の中ではたぶん1,2を争う条件の悪さでした。 そんな私でも就職できました。 障害者枠での就活の流れ、就職までの道のり。 就労移行支援事業所について。 障害者手帳・自立支援・年金などのこと。 認知行動療法・アサーションのこと。 私がカウンセリングで勧められた行動療法etc. いろい…
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