こころの悩みごと相談で、メール相談・メールカウンセリングをやっています。また、公園カウンセリング・里山カウンセリング・海岸カウンセリング・原っぱカウンセリングなどや訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助もたまにやっています。
赤坂正人 1954年生まれ 新潟市 家裁調査官として司法臨床に従事 放送大学大学院臨床心理学プログラム修了 臨床心理士 メールカウンセリング、カウンセリング、心理療法、親子交流の援助など 精神分析学会、遊戯療法学会会員 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006,『臨床心理学』)「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011,『遊戯療法学研究』)ほか
えぞりすくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもぴゅんぴゅん元気になりそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。 メール相談やメールカウンセリングは、メールによる心理相談やカウンセリングで、2週間に1往信で行ない、1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さんは1往信300円です)。 大変な状況や苦しい状況にいらっしゃるかたには、少しまどろっこしい感じがするかもしれませんが、1週間交代でメールのやり取りをすることで、ご自分のお考えが少しずつ熟成す…
小倉清『児童精神科ケース集-小倉清著作集別巻1』2008・岩崎学術出版社-正直さのちからに学ぶ
たぶん2015年ころのブログです * 小倉清さんの『児童精神科ケース集-小倉清著作集別巻1』(2008・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本もかなり久しぶりの再読になってしまいました。 いい本なのにもったいないというか、全くの勉強不足です。 内容は11の症例報告と1つの公開ケーススーパーヴィジョンなどですが、やはりいずれも相当に「熱い」です。 症例は多少の失敗も含めて、正直にていねいに検討がなされていて、とても参考になります。 いい治療者というのは、本当に正直に失敗を含めて報告し、検討をするのだな、と改めて尊敬をさせられます。 症例全体を読んで感じたのは、家族との関係がうまくいった症例で予…
小倉清『子どもの臨床-小倉清著作集1』2006・岩崎学術出版社-子どもの精神科医のていねいな面接に学ぶ
たぶん2015年ころのブログです * 小倉清さんの『子どもの臨床-小倉清著作集1』(2006・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本も前に何回か読んでいますが、今回はたぶん5年ぶりくらいです。 いつものことながら(?)、多少の記憶はあったのですが、内容をほとんど忘れていて、時々、アンダ-ラインのところや付箋のところに出合うと、懐かしさを覚えながらも、また新鮮な気持ちになって読ませてもらいました。 論文集なので、いつもの「熱い」小倉さんが、それを内に秘めながらも、冷静に論述しているところが印象的です。 巻頭論文は精神分析学会の学会賞受賞記念講演の論文。 しかし、臨床現場第一主義の小倉さんらしく…
玉村正敏ほか『東川スタイル-人口8000人のまちのが共創する未来の価値基準』2016・産学社
2016年8月のブログです * この本は道の駅ひがしかわで買いました。 新潟にいた時にはノーチェック、旅ではこういう楽しみがあるからやめられません。 まとめたのは慶応大学の先生たちでコンセプトもすばらしいのですが、同時に、インタビューを担当した吉田真緒さんの飾りのない素直な文章が、東川町の水や空気のようで、すがすがしく、心地よい感じです。 昔はほかの町と同じようで、過疎化に悩んでいた町が、どんなふうに変わってきたのかを、その変化を担ってきた人たちを主体として、徹底的に取材をし、その底に流れる考え方や生き方に迫っています。 下手な小説より感動的ですが、決して劇的なものではなく、ふつうの人たちがふ…
田中康裕『心理療法の未来-その自己展開と終焉について』2017・創元社-個別から普遍へ
2018年7月のブログです * 田中康裕さんの『心理療法の未来-その自己展開と終焉について』(2017・創元社)を読みました。 田中さんはユング派の分析家ですが、じっくりと読むのは初めて。 かなり刺激的でいい本でした。 田中さんは、心理療法はその対象によって常に改定される、といいます。 神経症が対象だったフロイトさんの時代は精神分析、その後、精神分析は統合失調症や境界例にも適応されて発展しますが、解離性障害ではなかなか難しくなった、と指摘されます。 それは、解離性障害では、それまで当然とされた「人格」の存在があやうくなった(?)ため、といいます(雑な要約で、間違っていなければいいのですが…)。…
写真文化首都・東川町編『東川町ものがたり-町の「人」があなたを魅了する』2016・新評論
2016年8月のブログです * 夏休みで北海道に来ています。 東川町に滞在しています。 北海道に来るといくつかの楽しみがありますが、地元の本屋さんで地元関連の本を探すのもその一つ。 今回は今のところ、瀬川拓郎『アイヌと縄文-もうひとつの日本の歴史』(2016・ちくま新書)と玉村正敏・小島敏明・吉田真緒『東川スタイル-人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』(2016・産学社)と本書の3冊を買いました。 本書は東川町が作った本ですが、出版社のアドバイスもいいのか、お役所くさくなく、とても面白く、読みやすく、魅力的な本です。 東川町は「三つの道がない」ことを自認している町で、つまり、国道、鉄…
藤山直樹『精神分析という営み』2003・岩崎学術出版社-藤山直樹さんの率直な語りに学ぶ
たぶん2017年ころのブログです * 藤山直樹さんの『精神分析という営み』(2003・岩崎学術出版社)を再読しました。 何回目になるでしょうか、じーじはこの本を読んで藤山さんのファン(?)になったのですが、いざ感想を述べるとなると、じーじの理解不足、経験不足もあって、なかなか難しい本です。 今回もうまくまとめられるかな、と思いながら読んでいましたが、とりあえず、印象に残ったことを一つ、二つ、書いてみます。 まずは事例がすごいです。何回読んでも新鮮です。こんなことがあるんだとびっくりします。 そして、多少の失敗も含めて、すごく正直に(おそらく)、率直に書かれていると思います。 その中から、精神分…
村上春樹『夏帆』2026・新潮社ー26歳女子のこころの成長の物語かな?
2026年7月のブログです * 村上春樹さんの新作『夏帆』(2026・新潮社)を読む。 26歳女子の物語。 平凡な女子が、現実と夢が交差する中で、なかなかの波乱の出来事が進行する。 夢のような、現実のような、あるいは、ファンタジーのような、おとなの童話のような、さらには、無意識の世界のような、こころの世界のような、不思議な物語だ。 読みやすい物語のわりには、重厚な内容で、多義的なようであり、その意味するところは読む人によってさまざまなように思われる。 じーじの初読の感想なので、現時点での、限定的なものになるが、一応記してみる。 ただし、あらすじはあえて書かない。村上さんの小説はあらすじを読むこ…
七夕飾りを楽しみながらの公園カウンセリングは、こころもきらきらきれいになりそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。 メール相談やメールカウンセリングは、メールによる心理相談やカウンセリングで、2週間に1往信で行ない、1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さんは1往信300円です)。 大変な状況や苦しい状況にいらっしゃるかたには、少しまどろっこしい感じがするかもしれませんが、1週間交代でメールのやり取りをすることで、ご自分のお考えが少しずつ熟成す…
ふるさと永山と上野ファームを訪ねて-じーじの2015北海道の旅・2
2015年8月のブログです * 今年の夏休み,話題の旭川市永山の上野ファームに行ってきました。 すごい人でしたが,うわさにたがわずとてもきれいな庭園で,よかったです。 特に,じーじは北海道のふつうの草花の庭園が気にいりました(ベニシアさんもテレビ番組の中で,ふるさとのイギリスの庭園のようだ,と絶賛していましたね)。 実は永山というまちはじーじのふるさとで,小学校と中学校時代を過ごしたなつかしいところです。 昔は田んぼだけの何にもないところで,夏は水遊び,冬は雪遊びで楽しんでいましたが,いまや上野ファームで有名です(ちなみにお酒で有名な男山の酒蔵もあって,吉田類さんはテレビ番組で両方をたずねてい…
今年の夏はタントくんに車中泊で道北・道東の旅-じーじの2015北海道の旅・1
2015年8月のブログです * 今年の夏は退職後初めての夏,楽しみにしていた一か月の夏休みをいただきました。 愛車タントくんで車中泊をしながらの旅,自然がいっぱいの道北と道東を一周しました(足を伸ばして寝られるかどうか心配でしたが,なんとか大丈夫。途中,風邪を二回ほどひきましたが,無事に全泊車中泊で乗り切りました)。 まずは北に向かい,サロベツ原野,宗谷岬,オホーツク海。 宗谷岬では初めて樺太(サハリン)を見ることができました。予想以上に近くてびっくりしました。 その後,大雪山の真ん中の山岳道路を南下して十勝平野,釧路,根室,知床。知床では今年もえぞしかさんやきたきつねくんさんに会い,彼らとお…
藤山直樹『続・精神分析という営み』2010・岩崎学術出版社-その2・「甘え」と秘密をめぐって
2022年8月のブログです * 藤山直樹さんの『続・精神分析という営み』(2010・岩崎学術出版社)を久しぶりに再読しました。 今回もいろいろなことが勉強になりました。 特に今回、じーじが参考になったことは、「甘え」と秘密の関係と、自由連想についての考察。 いずれも鋭いです。 秘密の問題については、精神分析でいろいろな方が論じていますが、今回、藤山さんは、「はにかみ」と「甘え」いう現象を取り上げて説明をします。 そして、おとなになるためには秘密が必要であり、それが「甘え」や「はにかみ」の世界に包まれるような関係が大切といいます(それで合っていると思うのですが、間違っていたら、ごめんなさい)。 …
藤山直樹『続・精神分析という営み』2010・岩崎学術出版社-その1・投影同一化と正直さをめぐって
たぶん2012年ころのブログです * 藤山直樹さんの『続・精神分析という営み』(2010・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本も何回か読んでいるのですが、じーじの理解不足もあって、リポートをするのがなかなか難しい本で、結局、読んでみてください、いい本ですし、すごい本です、としか言えないような感じもします。 しかし、それではブログになりませんので、とりあえず、今回、じーじが印象に残ったことを一つ、二つ、書いてみます。 この本の中では、解釈や自由連想、遊び、反復強迫、物語など、精神分析におけるいろいろな技法や現象の問題が論じられているのですが、じーじが一番印象に残ったのは、投影同一化の問題です…
立松和平『魂の置き場所』2007・柏艪舎-立松和平さん・知床・ひぐまさん
2015年7月のブログです * 何かいい本はないかな,と本棚を眺めていたら,黄緑色の背表紙が目にとまりました。 見てみると,黄色のきたきつねくんの絵,和平さんの知床のエッセイ集でした。 2007年の本なので,8年ぶりです。 和平さんは仕事で知床に友人ができ,山荘を購入したという人。 ずいぶん知床に惚れこんでいたことがわかります。 うらやましい! もっとも,学生時代に,利尻や知床を貧乏旅行していたようですから,素質はあったのかもしれません。 ひぐまさんやえぞしかさん, さけくん, そして道産子についてのお話は興味深いです。 特に,ひぐまさんと人間が共存をしているというルシャの番屋のお話はなんど読…
大雪山を眺めながらの公園カウンセリングは、こころも大きくどっしりしそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。 メール相談やメールカウンセリングは、メールによる心理相談やカウンセリングで、2週間に1往信で行ない、1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さんは1往信300円です)。 大変な状況や苦しい状況にいらっしゃるかたには、少しまどろっこしい感じがするかもしれませんが、1週間交代でメールのやり取りをすることで、ご自分のお考えが少しずつ熟成す…
もうすぐ夏休み、さーちゃん・あーちゃんの自由研究は決まったかな?-じいじからのお手紙
2023年7月、中1と小4の孫娘たちへのお手紙です * さーちゃん・あーちゃん、元気ですか。 じいじは元気です。 ばあばはすごく元気です。 夏休みが近づいてきましたね。楽しみですね。何か計画があるのかな。 じいじも夏休みがあります。7月下旬から8月下旬まで北海道にいってきます。 少しさびしくなりますが、おみやげを買ってきますので、がまんしてください。 さーちゃん・あーちゃんの夏休みの自由研究は決まりましたか。とくいの工作やお絵かきかな。 じいじの自由研究は「北海道のくまさんの泳ぎ方について」になりそうです。 クロール、平泳ぎ、犬かき、くまかき(?)、どれでしょうね。 旭山動物園のしろくまさんは…
成田善弘・氏原寛編『共感と解釈-続・臨床の現場から』1999・人文書院-共感と解釈を学ぶ
2020年7月のブログです * 精神療法家の成田善弘さんと心理臨床家の氏原寛さん編集の『共感と解釈-続・臨床の現場から』(1999・人文書院)を再読しました。 先日、ご紹介をした同じ編者による『転移/逆転移-臨床の現場から』(1997・人文書院)の続編です。 執筆者も前著と同じ方々が、今度は、共感と解釈、という心理療法の基本に挑みます。 しかしながら、前著と同じく、こちらもなかなか難しい本で、じーじなどはまだこちらも拾い読みの状態です。 とりあえず、今回、印象に残ったことを一つ、二つ。 まずは、松木邦裕さんの論文「言葉を超えないこと-共感から解釈へ」。 松木さんはご自身の面接を提示され、そこで…
もうすぐなつやすみですね。じいじのなつやすみもはじまりますよ(?)-じいじからのおてがみ
2022年7月、小6と小3の孫娘たちへのおてがみです * さーちゃん・あーちゃん、げんきですか。 じいじはげんきです。 ばあばはとてもげんきです。 7月にはいりました。 なつやすみがたのしみですね。 ことしは25日ころからですか? じいじももうすぐなつやすみです(?)。 ことしはおぼんにちょうない会のおしごとがはいってしまったので、早くほっかいどうにいって、早くかえってきます。 7月ちゅうじゅんに出発をして、8月ちゅうじゅんにもどります。 7月はすれちがいになりそうですが、8月のおぼんには会えるかな? ほっかいどうのおみやげをさがしてきますので、たのしみにしていてください。 にいがたのじいじよ…
伊藤良子『心理療法論』2011・京都大学学術出版会-こころに大切なことを学ぶ
2018年7月のブログです * 先日、心理療法家、遊戯療法家の伊藤良子さんの『心理治療と転移』を読んでおもしろかったので、今度は同じく伊藤さんの『心理療法論』(2011・京都大学学術出版会)を再読してみました。 これもかなり久しぶりで、なんとなく心理療法論という題名や京都大学学術出版会という名前にちょっと怖じ気づいてしまい、遠のけていました(伊藤さん、京大関係者のみなさん、ごめんなさい)。 読んでみると、内容は案の定、ほとんど忘れていたのですが、しかし、ところどころに付箋やアンダーラインがあり、昔は真面目に勉強していたんだな、と感心をしました(?)。 今回、印象に残ったことを一つ、二つ…。 一…
ほっかいどうのおみやげはなにがいいかな?-じいじからのおてがみ
2021年7月、小5と小2のまごむすめたちへのおてがみです * さーちゃん、あーちゃん、げんきですか。 じいじはげんきです。 ばあばもすごくげんきです。 じいじはらいしゅうからほっかいどうにいきます。 なつやすみのじゆうけんきゅうで、くまさんやしかさんのせいかつをけんきゅうします。 ほっかいどうのおみやげはなにがいいかな? ばあばはじゃがいも、ままはほしいも、らしいです。 となると、さーちゃんとあーちゃんはじゃがポックルかな? おいもだらけになっちゃいますね。 ほっかいどうのおみやげのりくえすとがあったら、じいじがほっかいどうにいる8がつまでにおしえてね。 にいがたのじいじより (2021.7…
河合隼雄『カウンセリングの実際』2009・岩波現代文庫-河合隼雄さんのカウンセリングに学ぶ
2011年のブログです * 河合隼雄さんの『カウンセリングの実際』(2009・岩波現代文庫)を再読しました。 引越しのドサクサなどで原本の『カウンセリングの実際問題』(1970年・誠信書房)が行方不明となっていましたが、文庫本で再読できました。 この本は、娘が大学生の時、カウンセリングのレポートの参考文献に図書館から借りてきて、なかなかいいセンスをしているなと感心をしたことがありました(その娘も結婚し、孫が生まれ、今ではじーじはじいじと呼ばれています)。 前置きが長くなりましたが、今読んでもとてもいい本です。 息子さんの河合俊雄さんが解説で書いておられますが、若い時の河合さんの体当たりのカウン…
あーちゃん、ポチャッコくんがいなくてもねむれますか?-じいじからのお手紙
2024年7月、小5の下の孫娘がちょっと入院をした時のお手紙です * あーちゃん、元気ですか。 じいじは元気です。 ばあばはものすごく元気です。 今日から入院ですね。 もうおちつきましたか。 病院は食事の時間が早いから、もうそろそろ夕食の時間かな? いっぱいたべて、体力をつけてね。 そして、いっぱい眠ってね。 ポチャッコくんはさすがに持っていけなかったのかな? だいじょうぶかな? でも、やさしいママをひとりじめできて、いいですね。 せっかくだから、いっぱい甘えてください。 おみまいの色いろえんぴつとらくがきちょうを買ってあるので、たのしみにしていてください。 がんばってね。 にいがたのじいじよ…
河合隼雄『河合隼雄のカウンセリング入門』1998・創元社-河合隼雄さんのカウンセリングに学ぶ
2011年6月のブログです * 河合隼雄さんの『カウンセリング入門』(1998・創元社)を読みました。 なぜか読みそびれていて、しかも実際の講演は1965年~68年に行われたもので、河合さんがユング研究所で資格を取って間もなくの時期の講演ということになります。 ちなみにじーじは1977年に今の家裁調査官の仕事について、河合さんの『コンプレックス』や『ユング心理学入門』などを読んでカウンセリングの勉強を始めましたので、とても懐かしい感じがしました。 じーじはその後、家族療法や精神分析、遊戯療法と興味の範囲が広がっているのですが、最近、なぜかまたユング心理学に興味が出てきているところで、この本も興…
2026年6月のひとりごとです * 自衛、ということについて考えてみたい。 敵が攻めてきたら、自衛のために反撃をすることは国際的に認められていると思う。 しかし、その際でも、敵を皆殺しにしていい、といえるかどうか。 個人の正当防衛は法律的に認められているが、過剰防衛は罰せられる。 正当防衛は自分や家族の命を守るための最小限の反撃しか許されない。 自衛、も同じであろう。 最小限の反撃で、敵の攻撃能力を削ぐことしか認められないのではないか。 皆殺しではなく、できれば捕虜にすることが限界ではないかと思う。 自衛、ということは、それくらい厳格な概念だろうと考えられる。 そうだとすると、「敵国」のミサイ…
柄谷行人『講演集成1995-2015 思想的地震』2017・ちくま学芸文庫
2017年のブログです * 柄谷行人さんの『講演集成1995-2015 思想的地震』(2017・ちくま学芸文庫)を読みました。 本の帯には、大いなる破壊の後に、思想は何を語れるか?とありますが、2011年の東日本大震災による被害を受けて、柄谷さんが考えたこと、語ったことが集められています。 柄谷さんの本はこれまでにも何冊か読んでいますが、なかなか難しい本が多く、そんなにたくさんは読めていないのですが(柄谷さん、ごめんなさい)、今回は講演集なので、少しは読みやすいかな、と思って、手に取りましたが、やっぱり難しかったです(再び、ごめんなさい)。 そんな中で、しかし、印象に残ったことを一つ、二つ…。…
新潟のじーじのお部屋は孫娘たちも大好きなトレーニングルーム(?)-遊ぶことのちから
たぶん2017年ころ、下の孫娘が3歳、上の孫娘が6歳のころのブログです * 週末で孫娘たちが新潟に遊びに来ました。 さっそくじーじのお部屋でお遊びや音楽鑑賞かと思っていたら、なんと今日は運動をするようです。 あっという間に、じーじのお部屋はトレーニングルーム(?)になってしまいました。 下の孫娘はなわ跳びを持って、やる気まんまん。 なぜか、なわ跳びのなわはほとんど動かないのですが(?)、それにはかまわず、孫娘は足だけぴょんぴょんと跳んで、いち、にい、さん、しい、ごお、と大きな声でかけ声をして、息をハアハアとさせています。 それでも、じーじが、すごいね!、とこころから感心をすると、下の孫娘はとっ…
藤山直樹『集中講義・精神分析(下)』2010・岩崎学術出版社-上智大学の学生さんと精神分析を学ぶ
2011年のブログです * 藤山直樹さん(本当は藤山先生と書きたいのですが、河合隼雄さんも先生でなく、さんづけでしたのでそうします)の『集中講義・精神分析(下)』を再読しました。 藤山さんの上智大学での講義です。 本が出てすぐに一度読んだのですが、今回はノートを取りながら読みました。 一度目に読み落としていた部分がいっぱいあって、反省でした。 上巻でもそうでしたが、藤山さんはフロイトさんの原典をより忠実に、しかもより深く読み込んで、自論を展開されていますが、それは下巻でも同様で、主にクラインさんとビオンさんとウィニコットさんの原典を忠実に読み込みながら、そこから現在の精神分析で議論されているこ…
2026年6月のひとりごとです * 最近、有事、有事と騒がしい。 そんな時は要注意だ。 それは「敵国」に対してではなく、そういうことを騒ぎたてている政権に注意が必要ということだ。 外に敵を見立てて、内を団結させようとするのは、古今東西、政権の作戦だ。 有事のために、と称して、国民の権利を制限してまで、国の都合を優先しようとする魂胆だ。 戦前の日本がまさにそうだったし、現在ではトランプくんやプーチンくん、金正恩くんらがやっていることがそうである(そして、これは、まさに、敵か味方しかいない世界を生きている境界性パーソナリティ障害の心性でもある)。 高市くんがやろうとしていることも同じ路線だろう。 …
赤ちゃんをあやしながらのメールカウンセリングは、こころもウーウーにっこりしそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。…
藤山直樹『精神分析という語らい』2011・岩崎学術出版社-夢を見ることと精神分析
2011年のブログです * 藤山直樹さんの『精神分析という語らい』(2011・岩崎学術出版社)を読みました。 少し難しかったけれど(何割くらい理解できているのかなあ)、哲学的な部分に触れる箇所もあって、じーじにとってはかなり刺激的でした。 じーじが一番おもしろく読んだのは「夢みることと精神分析」の章。 人は人間的であるとき、眠っているときも覚醒しているときも夢をみている、というところや、夢みることは創造的に遊ぶことに結びついている、というところ、あるいは、人はひとりで夢みているようにみえてそうではない、より哲学的な物言いをすれば、そこには自分のなかの他者が関与している場所である、といった箇所で…
加藤周一『世界漫遊記』1977・講談社学術文庫ーぶれない視線と率直さがすごいです!
2026年6月のブログです * 加藤周一さんの『世界漫遊記』(1977・講談社学術文庫、単行本は1964・毎日新聞社)をものすごく久しぶりに読む。 1977年はじーじが就職をした年。 その後、おそらくずっと読んでいなくて、読むのはたぶん2回目、付箋もアンダーラインもない。 あまりに古い本で、本棚の隅っこで茶色くなっていた(加藤さん、ごめんなさい)。 しかし、これがとてもいい本。 1960年代、加藤さんが、カナダやドイツで大学の教師をされていた時期のエッセイ集だが、全然古さを感じさせない。 内容は文字通り、世界の国々を旅行しての感想文だが、それぞれの国の特徴がていねいに描かれている。 そして、そ…
小此木啓吾『対象喪失-悲しむということ』1979・中公新書-悲しみをこころから悲しむことの大切さ
2015年6月のブログです * 小此木さんの『対象喪失』を久しぶりに読みました。 たぶん10年ぶりくらいだと思うのですが…。 なかなか勉強になりました。 最近,「うらみ」やその解消などについて考えていて,ふと「対象喪失」や「喪」の作業との関係に思い当たって読んでみたのですが,当たり!でした。 「対象」を喪失するのは人生では当然のことですが,その時に「断念」や「諦め」,「喪」の作業が十分でないと辛いことになりそうです。 逆説的ですが,「対象喪失」を時間をかけて十分に「悲しむ」ことが大切になります。 きちんと悲しめないと,うらんだり,すねたり,ねたんだりすることになるようです。 また,今回,小此木…
最近の国会のニュースを見てマスコミに感じたこと-じーじのひとりごと
2023年6月の日記です * 夕方のニュースを見ていると、マイナ保険証の法案が国会を通過した。 こんなに問題が噴出しているのに、通過してしまうんだ、と唖然とする。 しかも、ニュースでは、与党の賛成多数で通過、と出る。 ところが、法案に賛成と反対の数がわからない。 自民党の中から反対者が出なかったのかどうか知りたいところだが、今のニュースではわからない(画面を見ていたがよくわからないし、少なくとも、ニュースの中で、そういうていねいな情報が流れない)。 自民党の中から造反者がいなかったのかどうか、昔ならマスコミがていねいに取材をしていたのではないか。 そこが民主主義の根本ではないか。 先日の原発の…
2019年2月のブログです * 先日、精神科デイケアにお邪魔した時にケース検討会があった。 その時に、あるスタッフさんが、メンバーさんから、調子が悪いので休んでいます、と言われた時に、無理をしないで休んでね、と言うべきか、それとも、もう少しだけ頑張ってみない?と言うべきか、あるいは、他に言い方があるのか、すごく迷う、との発言があった。 無理を重ねて病気になったメンバーさんが多いだけに、難しいところだ。 その時はうまい話ができなかったが、ずっとそのことを考え続けている。 今、考えていることは、スタッフさんの迷いをそのまま返してみてはどうか、ということ。 無理をしないで休んでほしいと思うけれど、少…
2019年6月の日記です * トランプくんがやりましたね、安保条約破棄! 戦後70数年、誰もがなかなかできなかったことを、トランプくんはすごい! アベちゃんもびっくりぽん!でしょう。打ち消しに大慌て。 トランプくんが大統領に就任して3年、これまでどれ一つとして賛成できるお話がなかったけれど、今回はすばらしい。 これで辺野古も普天間、嘉手納基地も必要なくなるし、めでたし、めでたし。 米軍基地をおそれていたロシアの口実もなくなって、北方領土返還のお話も前進するかもしれない。 ひょっとすると、これでトランプくんには本当にノーベル平和賞の可能性も出てくるかもしれない。 そう、トランプくんにとっては日本…
冷たい麦茶を飲みながらのメールカウンセリングは、こころもすっきり元気になりそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。…
高市くん、議会制民主主義を否定する、そして、破壊するーじーじのじいじ日記
2026年6月の日記です * 高市陣営の中傷動画問題で、野党から秘書の参考人招致を求められている高市くん、総理の業務に支障があるので、数日中に秘書の陳述書を提出する、と述べた。 総理の業務に支障? それは自ら招いた責任によるもので、他の誰のせいでもない。自らの陣営に疑いがかけられている責任は、高市くん自らが説明責任を負うのが当然だ。 秘書の陳述書? 国会の参考人招致の代わりを、陳述書で済ませることは到底無理だ。 参考人招致は偽証罪には問われることはないものの厳格な場所である。 質疑応答のない陳述書は、高市くんの大好きなSNSと一緒で、ミスを防いで、一方的な主張をする道具と一緒だ。 それは、議論…
6月23日は沖縄慰霊の日。 1945年(昭和20年)6月23日、沖縄の日本軍司令官が自決をして沖縄戦が終わったが、その沖縄戦で犠牲になった人々を慰霊する日。 しかし、その後も沖縄県民の犠牲は続いている。 2019年7月の日記があるので、再録する。 * 辺野古の工事が中止にならない。 あれだけ住民投票で地元の人たちの意見が示されたのに、何もなかったかのように政府は米軍の軍事基地の建設を進めている。 地元の意見は無視され、地元の犠牲のもとに、「日本」の国を守る(?)という軍事基地が造られようとしている。 しかし、地元の人たちを犠牲にして、「日本」の国は守れるのだろうか? 地元の人たちを守れない「日…
またまたマスコミ「警察官」さま(?)を見てしまいました、です-じーじのひとりごと
2023年6月のブログです * 昨日の夕方、ニュースを見ていると、またまたマスコミ「警察官」さま(?)を見てしまう。 ところは、とある交差点。 右折待ちの車が渋滞をしている。 たまに右折信号が出ても、右折できる車は5~6台。 右折待ちの車は一向に減らない。 そんなところに、交差点手前右側のコンビニ駐車場に右折をする車が出現、さっそくカメラが追いかける。 記者が運転手に、危ないと思いませんか、迷惑に思う人がいますよ、と正論を述べる。 運転手は沈黙。 しかし、コンビニ駐車場に右折をする車が後を絶たない。 カメラや記者は取材で大忙し。 マスコミ「警察官」さま(?)の大活躍。 しかし、正論だけど…、何…
メール相談やメールカウンセリングについて考えること、一つ、二つ
2026年6月のブログです * メール相談やメールカウンセリングについて考えることを一つ、二つ、書いてみたい。 一つめは、相談したいことやわからないことをメールにしている時に、クライエントさんはすでに問題点を自分なりに少しずつまとめているのではないか、という点。 悩みごとや困っていることをカウンセラーに伝えようとすると、自分の悩んでいることや困っていることをある程度、カウンセラーにわかるように書かないといけないわけで、そこである種の問題の整理整頓が行なわれている可能性があると思う。 そうでないと、悩みごとや困っていることがカウンセラーに伝わりにくくなるだろうし、カウンセラーからの質問が多くなり…
宮内勝『増補・精神科デイケアマニュアル』1997・金剛出版-丁寧で親切な精神科臨床に学ぶ
たぶん2017年ころのブログです * 宮内勝さんの『増補・精神科デイケアマニュアル』(1997・金剛出版)を再読しました。 数年前に精神科デイケアで大学院の実習を受けた時に買った本ですので、5年ぶりくらいです。 このところ、精神科デイケアについて少し考えていて、デイケアの本棚(いつも見ているコラージュ用の絵本や雑誌の本棚ではなく、メンバーさんの読書用の本棚のほうです)に置いてある統合失調症についての本やデイケアについての本を読んでいるのですが、自分の本棚にあったこの本も読んでみました。 例のごとく、あちこちにアンダーラインや付箋があるのですが、内容はかなり忘れてしまっていて、またまた新鮮な気持…
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』2002・新潮文庫-喪失、希望、再生を描く
2022年6月のブログです * 昨日、かえるくんのことを書いたので、かえるくんが出てくる(!)村上春樹さんの短編集『神の子どもたちはみな踊る』(2002・新潮文庫)をかなり久しぶりに、おそらく15年ぶりくらいに読む。 年のせいか、小説を読むスピードが遅くなってきた最近のじーじにはめずらしく、六つの短編を一日で読んでしまった。 もったいない。 再読が遅くなってしまったのは、この短編集の中で、じーじが一番好きな「かえるくん、東京を救う」のあらすじをなんとなく覚えていたせいだが、他の短編はまったく中身を忘れていた。 昔、飲み会で、この本の話が偶然出て、同僚の若い女の子が、わたしは「蜂蜜パイ」が好きで…
かえるくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもぴょんぴょん元気になりそうです
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。 メール相談やメールカウンセリングは、メールによる心理相談やカウンセリングで、2週間に1往信で行ない、1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さんは1往信300円です)。 大変な状況や苦しい状況にいらっしゃるかたには、少しまどろっこしい感じがするかもしれませんが、1週間交代でメールのやり取りをすることで、ご自分のお考えが少しずつ熟成す…
河合隼雄・村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』1996・岩波書店-こころと魂を語る
たぶん2016年ころのブログです * 先日、河合隼雄さんと吉本ばななさんの対談を読んで面白かったので、こんどは河合隼雄さんと村上春樹さんの対談である河合隼雄・村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』(1996・岩波書店)を久しぶりに読んでみました。 先の河合隼雄さんと吉本ばななさんの対談の中で、ばななさんがこの本を挙げて、春樹さんがめずらしく子どものよう、と言わしめた本です。 1996年の発行で20年以上も前の本ですが、この本は何回読んでも古さを感じさせずに、いつもたくさんの刺激を受けます(しかも、今回気づいたのですが、発行元がなんとあの岩波書店なんですね。村上さんの本で岩波から出ているのは…
権力は肥大するということと、権力は腐敗するということについて考えるーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * 政治学では、よく、権力は肥大する、あるいは、権力は腐敗する、と言われる。 権力の肥大を防ぐために考えだされたのが、小学校の社会科でも習う、権力を立法、行政、司法の三つに分ける三権分立の原則。 民主的な国家では、これがうまく機能しているが、独裁的な国家では、行政権だけが肥大をしたり、軍隊の権力が肥大をしてしまい、横暴を振るう。 また、権力の腐敗を防ぐためには、多選禁止の原則や政権交代などがある。 民主的な国家では、大きな権力を握る立場ほど、多選禁止の原則が徹底しているが、独裁国家では、多選禁止の原則が暴力的に、あるいは、なし崩し的に、機能しなくなってしまい、横…
中上健次『枯木灘』1980・河出文庫-若き日の読書を再び体験して
たぶん2017年のブログです * 中上健次さんの『枯木灘』をすごく久しぶりに再び読んでみました。 前に読んだのは、はっきりはしませんが、学生の時か、就職をしてすぐの頃、いずれにしても今から40年くらい前のことになります。 今回は、いつもおじゃまをしている精神科デイケアのあるメンバーさんが中上さんの大フアンで、『枯木灘』の文庫本を貸してくださったので、読んでみることにしました。 前に読んだ時は、なにかドロドロとした小説、という印象を若き日のじーじは抱いたのですが、今回、久しぶりに読んでみると、まずは中上さんの日本語の確かさに感心をさせられました。 日本語がきちんとしていますし、美しいと思います。…
2026年6月のブログです * 君の涙は 見たくないから 背を向けて 胸を張る 精一杯の強がり 青春という 輝く時代を ふり返る日が 来るのだろうか (松山千春「輝く時代(とき)」より・アルバム『現実』2006) * 青春、そのまっただ中にいる時は大変だ。 悩みやら、苦しみやら、恥ずかしさやら、その他もろもろ。 早くおとなになりたい、と切に願うだろう。 でも、歳を取ると、その苦しい時代(とき)がいかに貴重だったかがわかるかもしれない。 悩まない者はいない。苦しまない者もいない。恥ずかしい者はいっぱいだ。 だから、大変だけど、なんとか生きてみよう。 生きていれば、生きてさえいれば、いずれなんとか…
精神科デイケアで絵本を読んでみました!-精神科デイケアで考える
たぶん2015年ころのブログです * 精神科デイケアで勉強をさせてもらっています。 今日は「絵本」のお話です。 最近、精神科デイケアで絵本を読んでいます。 疲れている時などには、絵本がこころを癒してくれます。 絵本を読むようになったきっかけは、コラージュ用の本棚にあったたくさんの絵本。 デイケアにはコラージュ用にかなりの本が本棚に並んでいて、じーじは暇な時に登山雑誌や旅行雑誌、そして、子ども向けの絵本などをよくお借りして読んでいます。 特に、子ども向けの絵本は、「こどものとも」という知る人ぞ知る、うちの子どもたちも子どもの頃にお世話になった絵本がたくさん並んでいて、飽きることがありません。 本…
国旗損壊罪の法案の提出について思うこと、一つ、二つーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * 国旗損壊罪の法案が自民党を中心とする政党から提出された。 国旗損壊の概念が曖昧で、野党は反対をしているが、自民党その他の勢力は多数の力で法案を成立させようと躍起だ。 なぜ、そんなに急がなければならないのだろう? 日の丸が本当に国民全体から敬愛される存在であれば、罰則を設けてまで国旗損壊罪が必要であろうか? おそらくそうではなくて、日の丸にいろんな感情を抱いている人々がいることを、自民党その他の右寄りの勢力が気に入らないのだろう。 建国記念日などと同様に、日本という国家を至上のものにしたいと願う人たちが、日の丸をもそのような存在にまつりあげたいのだろうと思う。…
深田久弥編『峠』2022・ヤマケイ文庫-なんとも贅沢な峠紀行の名作たち
2022年6月のブログです * 山と渓谷社から深田久弥さん編集の『峠』(2022・ヤマケイ文庫)が出たので、ゆっくりゆっくり味わいながら読んだ。 なんとも贅沢な峠紀行の名作たちである。 執筆者は、田部重治、伊藤秀五郎、若山牧水、藤島敏男、寺田寅彦、小島鳥水、尾崎喜八、中村清太郎、小暮理太郎、藤木久三、冠松次郎、武田久吉、などなど、明治から昭和初期までの山歩きで名高い人々。 山にはあまり詳しくないじーじでも、思わずため息が出てくるほどの豪華な顔ぶれである。 そして、その人たちが、山ではなく、人里により近い峠を旅した紀行文が集まっていて、より親しみを感じる。 例によって、中身にはあまりふれないが、…
2019年6月の日記です * 昨夜の地震、大きかった。 ねぼすけのじーじも一発で起きた。 震源から数10キロ離れた新潟市西区で震度4。 新潟市では10数年前の中越地震の時と同じくらいの久しぶりの大きな揺れだった。 2階のじーじの部屋は壁に積んだ本が結構崩れ、1階の本棚は上に積んでいた数冊の本が落ちてきた。もっとも、家具や家電は大丈夫で、被害は崩れた本だけで済む。 新潟地震から55年、奇しくも昨日は、ボランティアでお邪魔をしている精神科デイケアのある精神病院で大地震を想定しての避難訓練があり、患者さんには多少、役立ったかもしれない。 専門家の話によれば、新潟地震から100年以内に次の大地震が予想…
尾崎新『対人援助の技法-「曖昧さ」から「柔軟さ・自在さ」へ』1997・誠信書房
2014年のブログです * 尾崎新さんの『対人援助の技法-「曖昧さ」から「柔軟さ・自在さ」へ』(1997・誠信書房)を読みました。 尾崎さんのことはボランテアでおじゃまさせていただいている精神科デイケアの本棚で偶然,尾崎さんの『臨床・精神科デイケア論』(1992・岩崎学術出版社)を見つけて読んでみたところ,これまでにいくつか読んだデイケア論の中で一番おもしろく読めてファンになりました。 ウィニコットさんを中心に「ほどよさ」を論じているところが新鮮でした。 続けて読んだこの『対人援助の技法』も,対人関係の「援助」について丁寧な論考がなされていて参考になります。 精神分析の考え方も参考に深い考察が…
立原正秋『春の鐘(上・下)』1987・新潮社-「美」に生きる男の一つの生きざまを描く
2023年6月のブログです * 立原正秋さんの『春の鐘(上・下)』(1987・新潮社)をかなり久しぶりに読む。 1987年の単行本で、じーじは33歳、家裁調査官になって10年目、こんな小説を読んでいたんだ、と思う。 もともとはその前年に日本経済新聞の朝刊に連載された小説らしいが、こんな色っぽい小説(?)を朝刊に連載した日経もすごいと思う。 あらすじは例によってあえて書かないが、美術の専門家が主人公。 美術に没頭するあまり、妻がついていけず、夫婦仲が破綻する。 子どもにはいい父親である主人公の悩みは深まるが、夫婦の修復は難しい。 そんな時に、目の前に現われた薄幸の女性。 陶芸家の娘である女性との…
試合に「絶対、勝つ」ことはそんなに大切なことなのだろうか?ーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * スポーツ選手の試合前のインタヴューで、絶対、勝ちます、という選手が多い。 特に、日本人の選手に多いと思うが、「絶対、勝つ」ことはそんなに大切なことなのだろうか、とじーじなどは一方で思う。 もちろん、試合に臨む以上、勝ちたい、と思うことは大切だと思うのだが、勝ち負けだけにこだわるのはどうなのだろう。 勝負は時の運、という言葉もあるように、絶対、勝つ、ことや、必ず、勝つ、ことは難しい。 汚ない試合をして勝っても美しくはないだろうし、評価されないのではないか。 それよりも、全力をつくせたかどうか、のほうが大切なのではあるまいか。 負けても、惜しくても、好プレーや一…
さーちゃんはあしたからしゅうがくりょこうですか?-じいじからのおてがみ
2022年6月、小6の孫娘さーちゃんと小3の孫娘あーちゃんへのお手紙です * さーちゃん・あーちゃん、げんきですか。 じいじはげんきです。 ばあばはすごくげんきです。 さーちゃんはあしたからしゅうがくりょこうですか? さどですよね? たのしみですね。 よるはまくらなげたいかいになるかもしれませんね。 きをつけてたのしんできてね。 あーちゃんは、となりにさーちゃんがいなくても、ねむれるかな? いつもけっぽっているさーちゃんがいなくてもだいじょうぶかな? かわりにポチャッコくんをけるのかな? たのしいおもいでができたら、こんどきたときにおしえてね。 にいがたのじいじより (2022.6 記) * …
2026年6月のひとりごとです * 玉置浩二くん(じーじより4つ年下だから、くん、ね)の歌を聴きながらブログを読んでいたら、玉置くんが音楽活動に専念するために旭川農業高校を1年で中退したという文章に出会った。 玉置くんが旭川市神居の出身で、じーじより年下だということは知っていたが、旭川農高中退ということは全く知らなかった。 それで、玉置くんの音楽の合宿所も永山にあったわけだ。合点! 小3から高1まで永山に住んでいたじーじには、旭川農高には思い出がたくさんある。 まず、冬のスケートリンク。 毎年、冬になると、旭川農高のグランドにスケートリンクが作られて、近くにある小学校や中学校の生徒も体育の時間…
精神科デイケアのテニスグループの活動に参加して-精神科デイケアで考える
2014年のブログです * 精神科デイケアのテニスグループの活動に参加させてもらっています。 テニスは50歳くらいからしばらくスクールに通っていたので、なんとかなるかなと思っていたのですが、何年かのブランクの影響は予想以上に大きく、ゲームでは足ばかりドタバタさせて、あやうくころびそうになったりしました。 スタッフもそんなじーじを心配してか、最近は初心者のメンバーさんの練習相手を命じられて、毎回、初心者のメンバーさんを相手にショートラリーの練習をしています。 しかし、ここがじーじの非凡なところ(?)。 教えることこそ、学ぶこと、という昔のことわざを思い出して、毎回、正確なボール出しと返球を心がけ…
2020年6月、上の孫娘が小4、下の孫娘が小1の時の日記です * 週末、久しぶりに孫娘たちが遊びに来てくれた。 新潟もコロナ騒動で、孫娘たちの住む町は無事だったが、マスクは当たり前で、新潟市のアピタやイオンはしばらくお預けだったが、今回、やっとお出かけができたようだ。 下の孫娘が今春、小学校に入ったので、お姉ちゃんと同じように宿題のドリルや日記帳を持参して、二人で頑張る。 じーじもその間はブログを書くなどして、遊ぶのを待っていた。 二人は宿題をすませると、ばーばに誕生日のお祝いのお手紙を渡し、ばーばを感激させる。 つづいて、じーじが7月半ばから北海道に行くことを知っていて、じーじにもお手紙をく…
国旗損壊罪と日の丸にお辞儀をする政治家たちーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * 自民党政府の政治家が会見などをする時、部屋にある日の丸に向かって深々とお辞儀をする。 まるで日の丸が神様か王様の代わりのような印象を受ける。 日の丸は法律で国旗と定められているわけであるから、日本国を象徴する大切なものなのかもしれないが、それにしてもぎょうぎょうしい感じがする。 自民党の政治家にとっては、日の丸に最大限の敬意を示すことが、国家への忠誠を表すことになるのかもしれない。 そう、国家への忠誠。 そんな大切な国旗を損壊するなんて、自民党の政治家には許しがたい行為なのだろうなあ、と想像する。 国旗を損壊することは、国家への反逆、と思うのだろう。 国家は…
国旗損壊罪と日の丸にお辞儀をする政治家たちーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * 自民党政府の政治家が会見などをする時、部屋にある日の丸に向かって深々とお辞儀をする。 まるで日の丸が神様か王様の代わりのような印象を受ける。 日の丸は法律で国旗と定められているわけであるから、日本国を象徴する大切なものなのかもしれないが、それにしてもぎょうぎょうしい感じがする。 自民党の政治家にとっては、日の丸に最大限の敬意を示すことが、国家への忠誠を表すことになるのかもしれない。 そう、国家への忠誠。 そんな大切な国旗を損壊するなんて、自民党の政治家には許しがたい行為なのだろうなあ、と想像する。 国旗を損壊することは、国家への反逆、と思うのだろう。 国家は…
精神科デイケアのメンバーさんのこころの「窓」としての音楽・スポーツ・作品-精神科デイケアで考える
たぶん2014年ころのブログです * 精神科デイケアにおじゃまさせていただいています。 精神科デイケアでメンバーさんと一緒にプログラムに参加をしていると、ふだんはあまりご自身のお気持ちを表さないメンバーさんが、プログラムによっては、ご自分のお気持ちや感情をとても豊かに表現されるところに出会うことがあります。 まず多いのが音楽の時間。 音楽鑑賞やCD紹介、あるいは、カラオケなどで、ご自分のお好きな曲やそれにまつわる思い出などをご披露されますが、ふだんのご様子からはびっくりするほどのとても豊かな感情表現をされて、感動させられることが多々あります。 音楽がまさに、精神科医で心理療法家の山中康裕さんの…
2019年6月の日記です * 今日のニュースを見ていたら、なきうさぎくんが出てきた。 最近は北海道でもあまり山に行かないが、少し前までは北海道の山や湖の近くに出かけて、なきうさぎくんとよく会ったものだ。 うさぎとはいうものの、ねずみのような大きさで、とても可愛い。 小さいものはうさぎでも人間でも可愛い(?)。 有名なジャーナリストがなきうさぎ裁判を担当した弁護士夫妻と一緒になきうさぎくんに会いにいって、会えた映像が微笑ましい。 弁護士夫妻は昔、なきうさぎくんを原告とした山岳道路開発反対の裁判を起こしたという。そういえば、そういう話があった。 裁判所が、なきうさぎくんには原告資格がない(?)、と…
じーじの公園カウンセリングや里山カウンセリング、訪問カウンセリングなどを再考する+追記です
2023年1月のブログです * じーじのカウンセリングを少し再考したい。 公園カウンセリングや里山カウンセリング、原っぱカウンセリング、海岸カウンセリングなど。 公園や原っぱ、広場、河原、海辺、林、森、里山などのベンチなどでカウンセリングをする。 ベンチの配置によっては90°対面で面接をするが、普通はベンチに横並びに座って、同じ景色を眺めながらクライエントさんのお話を聴く。 たまにベンチの後ろを散歩中の人が通ることもあるが、イメージとしては何か空気のカプセルの中でお話を聴いているような感じで、秘密も保持されている印象を受ける。 精神科医で精神療法家の神田橋條治さんが、ベンチに座ってのカウンセリ…
NHKはやっぱり「国営放送」なのだろうか?ーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * NHKのニュースを見ていると、高市くんがいろいろと好き勝手なことを話しているニュースが多い。 首相の発言を取り上げること自体はそんなに悪いことだとは思わないが(それでも、どうでもよいようなことまで、取り上げすぎの感じはするが…)、何度も指摘をしているが、紹介をするだけで、それへの野党の反応や学者の意見などがまったく紹介されないのは片手落ちだろうと思う。 これでは、そそっかしい視聴者やあわてん坊の視聴者は、高市くんの言っていることが正しいことばかりだと錯覚してしまうだろうと思う(そんなことは決してなくて、実際には間違いや嘘だらけなのだが…)。 そういう間違いが…
北方謙三『檻』1987・集英社文庫-男にとって大切なものは何かを問うてくる哀しみにみちた小説
2021年6月のブログです * 北方謙三さんの『檻』(1987・集英社文庫)を久しぶりに読みました。 先日、北方さんの『煤煙』を読んでしまい、恐れていたとおりに(?)、北方ワールドにはまってしまいました。 もっとも、『檻』は北方さんの小説の中でじーじが一番好きな作品。 忘れん坊のじーじにはめずらしく、まだあらすじをぼんやりと覚えていたので、後に取っておいたのですが、今回、読んでしまいました。 いい小説です。ラスト、不覚にも久しぶりに泣いてしまいました。 あらすじは当然書きませんが、感想を書くのもなかなか難しい小説です。 男の生きかた、男の友情、度胸、暴力、仕事、愛情、などなど。いろんなテーマが…
中井久夫・山口直彦『看護のための精神医学・第2版』2004・医学書院-名著と呼ばれる精神科臨床の教科書を読む
2019年6月のブログです * 中井久夫さんと山口直彦さんの『看護のための精神医学・第2版』(2004・医学書院)を読みました。 精神医学の教科書で名著といわれている本です。 ようやく読めました。 看護のための、という名のとおり、精神科の看護師さんやその他のスタッフが理解しやすいようにわかりやすく書かれています。 とはいっても、内容はかなり本格的で、初めて読むような細やかなことも書かれていて、たいへん参考になります。 例によって、今回、印象に残ったことを一つ、二つ。 一つめは、夢の働きについて。 夢が昼間やり残したこと、こころ残りのことを処理する、と解説されていて、感心しました。 夢の仕事につ…
村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス』(上・下)1991・講談社文庫-『羊をめぐる冒険』の世界へ
2019年6月のブログです * 村上春樹さんの 『ダンス・ダンス・ダンス』(上・下)(1991・講談社文庫)を再読しました。 なんとなく、あらすじの一部をぼんやりと覚えているような気がしていたので、再読がしばらくぶりになってしまいましたが、細部はほとんど忘れていたので、例によって(?)、またまたとても新鮮な気分で読んでしまいました。 さきほど、読み終えたばかり、この感情をどう表現したらいいのか、戸惑います。 やはり、すごい小説です。 今まで思っていた以上にすごいです。 読むほどに、生きる経験を積んで読むほどに、うなずけることと不思議さの両方が、哀しみや微笑みや笑いととともに増えていきそうな小説…
2026年6月のひとりごとです * 新潟市でデジタル商品券が始まるらしい。 政府の物価高対策交付金を使うという(それなら、現金配布のほうがいいのに…)。 デジタル? スマホで買い物をするとお買い得らしい。 しかし、新聞の投書欄にもあったが、お年寄りには難しそう。 スマホを持っていない人には差別的な政策だ。 わざわざ説明会まで開くらしいが、そんなことで人件費を使うなら、現金配布のほうがいいのに…。 スマホ会社やアプリ会社と癒着でもしているのかなあ。 そんな疑いが出てくるようなら、その分はずばり現金配布か減税でお願いしたいなあ。 介護保険料や健康保険料が高くて、年寄りはたいへんだ。子育て支援税まで…
滝川一廣『新しい思春期像と精神療法』2004・金剛出版-子どものことを考える精神科医に学ぶ
2019年6月のブログです * 児童精神科医の滝川一廣さんの『新しい思春期像と精神療法』(2004・金剛出版)を再読しました。 5月の遊戯療法学会で滝川さんのお話をお聞きして、やはりすごい人だと思い、この本も再読しました。 いい本です。 臨床中心に、理屈ではなく、現実をわかりやすく説明してくださいます。 特に、デビュー論文が摂食障害の論文だったということもあって、摂食障害とその治療についての記述がすごいですし、それでいてわかりやすく、身近な感じがする論考です。 例によって、印象に残ったことを一つ、二つ。 一つめは、いじめについて。 いじめは悪ふざけのレベルから恐喝や傷害のレベルまで幅広いのです…
メール相談やメールカウンセリングについて考えること、一つ、二つ
2026年6月のブログです * メール相談やメールカウンセリングについて考えることを一つ、二つ、書いてみたい。 一つめは、相談したいことやわからないことをメールにしている時に、クライエントさんはすでに問題点を自分なりに少しずつまとめているのではないか、という点。 悩みごとや困っていることをカウンセラーに伝えようとすると、自分の悩んでいることや困っていることをある程度、カウンセラーにわかるように書かないといけないわけで、そこである種の問題の整理整頓が行なわれている可能性があると思う。 そうでないと、悩みごとや困っていることがカウンセラーに伝わりにくくなるだろうし、カウンセラーからの質問が多くなり…
中沢新一『虎山に入る』2017・角川書店-縄文から現代思想までを考える
2018年6月のブログです * 中沢新一さんの『虎山に入る』(2017・角川書店)を読みました。 中沢さんの本を読むのは久しぶり。 「縄文と現代とを結ぶ思考の稜線」というキャッチフレーズになんとなく魅かれて読み始めたのですが、最後の文章などは、縄文どころか、ホモサピエンスの誕生にまで話が遡るという、中沢さんらしく壮大なものでした。 主な内容は、河合隼雄さん(臨床心理学)や山口昌男さん(文化人類学)への追悼の文章や折口信夫さん(民俗学)や井筒俊彦さん(宗教哲学)などの仕事についての論文などで、河合隼雄さんへの追悼文を読むと、お二人の絆の深さがうかがわれて、涙が出そうになって困りました(お二人の本…
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています
こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。…
新潟のじーじのお部屋は孫娘たちも大好きなオーディオルーム(?)-遊ぶことのちから
2017年、上の孫娘が6歳、下の孫娘が3歳の時のブログです * またまた孫娘たちが我が家に遊びに来てくれました。 新潟のばーばは朝から孫娘たちの大好物を準備中。 上の孫娘には甘い甘いとうもろこし、下の孫娘には甘い甘いさつまいもをたっぷりと用意しています。 新潟のじーじはお料理ができないので、2階のお部屋で孫娘たちの遊び相手をします。 上の孫娘はドラえもんの塗り絵。 ずいぶん上手になりました。 将来は美大生(?)になれるかもしれません。 下の孫娘は最近、CDの操作を覚えました。 「トトロ」のCDや「おかあさんといっしょ」のCDを出してはCDコンポの入れ口を操作しています。 でも、スタートのスイッ…
氏原寛・成田善弘編『転移/逆転移-臨床の現場から』1997・人文書院-心理療法における転移・逆転移を学ぶ
2020年6月のブログです * 心理臨床家の氏原寛さんと精神療法家の成田善弘さんが編集された『転移/逆転移-臨床の現場から』(1997・人文書院)を久しぶりに読みました。 中級者向けの事例中心の本ですが、理論面でもかなり高い水準の本で、じーじなどはまだまだ十分に読み込めていない論文もあります。 2001年に購入したと思うのですが、購入の動機は若き日の藤山直樹さんと松木邦裕さんの論文があったことから。 お二人とも、いい論文を寄せられています。 藤山さんは、「私」の危機としての転移/逆転移、というテーマで、心理療法中の「再演」などの危機の状況の時に、どのくらい事態を読めるかの重要性などについて論じ…
新潟・糸魚川大火から半年、小学生が育てた花をプレゼントしているニュースを見て-じーじのひとりごと
2017年6月のブログです 子どもたちの素朴さとそれを変に利用しないおとなの存在が心地よいです。 * いつものようにビールを呑みながら夕方のニュースを見ていると、新潟の糸魚川の小学生が自分たちの育てた花を地元の人たちにプレゼントしているニュースが映りました。 新潟の糸魚川大火(新潟ではこう呼ばれています)から、半年。 さまざまな復興のニュースが流れる中で、とてもうれしいニュースでした。 小学生たちが、自分たちでできることを話し合って実行したとのこと、もちろん、先生たちの見守りやご指導があったこととは思いますが、先生たちのご配慮も含めて、とてもナイスなことだと思いました。 このところ、大人の政治…
新潟県知事の原発再稼働に関する民意の確認の公約ついてーじーじのひとりごと
2026年6月のひとりごとです * 新潟県知事選挙が終わった。 原発再稼働に賛成をした現職知事が当選した。 しかし、それで県民が原発再稼働に賛成したと判断をするのは無理があるだろう(知事や自民党はそう思いたいだろうが、それには論理的に無理がある)。 県民の支持は約3分の1であり(投票率47パーセントで、得票はその3分の2)、しかも、現職に投票をしたのは知事の仕事全般に関してであり、原発再稼働に賛成をしたわけではない。 県民が原発再稼働に賛成かどうかはやはり県民投票をしてみないと明確にはならないだろう。 原発再稼働に関して民意を問う、と明言していた現知事が、県民投票を避けたのは、県民投票の結果に…
成田善弘『精神療法面接の多面性-学ぶこと、伝えること』2010・金剛出版-真摯な精神療法家に学ぶ
2019年6月のブログです * 精神科医で精神療法家の成田善弘さんの『精神療法面接の多面性-学ぶこと、伝えること』(2010・金剛出版)を再読しました。 この本も何回目かの再読で、付箋とアンダーラインが賑やかです。 しかも、忘れっぽさには自信のあるじーじが、めずらしくところどころ読んだ記憶が残っていてうれしくなりました(?)(自慢になりませんね)。 例によって、印象に残ったところを一つ、二つ。 一つめは、精神分析について語っているところ。 成田さんは、治療が簡易な精神療法で済むならそれでいいし、患者さんのためにもそうすべきとしながらも、精神分析の魅力について、当初、予想もしなかったことを患者と…
太田和彦『みんな酒場で大きくなった』2017・河出文庫-じーじの読書日記
2017年6月のブログです * 太田和彦さんの『みんな酒場で大きくなった』(2017・河出文庫)を読みました。 太田さんといえば、テレビの居酒屋訪問番組でおなじみのおいしいお酒とおいしい料理をこよなく愛する人ですが、本書では同じようにおいしいお酒と料理とそしてすてきな会話を楽しむゲストとの対談集です。 ゲストは、俳優の角野卓造さん、作家の川上弘美さん、椎名誠さん、漫画家の東海林さだおさん、その他の面々で、いずれも素敵なお酒の吞み方とお話が素敵です。 じーじは、特に、川上弘美さんと椎名誠さんの大フアンなので、とっても楽しく読ませていただきました。 みなさん、いわば芸術家のせいか、お酒と料理と会話…
2026年6月のひとりごとです * ニュースを見ていると、株価の乱高下のニュースが毎日出てくる。 じーじは株に興味がないので、邪魔でしょうがないが、毎日ニュースになるということは見る人が多いのだろうか。視聴率が稼げるのだろうか。 株をやっている人はもっと専門的な情報を手に入れそうだと思うので、ニュースのターゲットはNISA をやっている人やこれからやろうかと思っている人なのであろうか。 NISAは自民党政府が進めているので、そのせいもあるのかもしれない、と思ったりもする。 株価が上がれば、NISAの人気も上がるだろう(でも、もし、株価が下がったら、だれが責任をとってくれるのだろう?)。 最近の…
伊藤良子『心理治療と転移-発話者としての<私>の生成の場』2001・誠信書房-「私」とは?
2018年6月のブログです * 心理療法家、遊戯療法家の伊藤良子さんの『心理治療と転移-発話者としての<私>の生成の場』(2001・誠信書房)を再読しました。 今年の遊戯療法学会のワークショップでお話をきく機会があり、せっかくなので以前読んだことのある本書を読んだうえでお話をきこうと思って再読をしたのですが、読み終わるまでに少し時間がかかってしまいました。 じーじの本には2種類の付箋が貼られていて、おそらく2回は読んでいるようなのですが(?)、なかなか難しい本で、今回も結構、難渋をしました。 それでも、少しだけ、印象に残ったことを書いてみます。 一つめは、自閉症児は「見ること」へのとらわれがあ…
渡辺一史『北の無人駅から』2011・北海道新聞社-北海道を読む
2015年のブログです * 本棚からまた北海道の本を見つけました。 渡辺一史さんの『北の無人駅から』(2011・北海道新聞社)。 4年ぶりです。 北海道の六つの無人駅にまつわるエッセー集です。 じーじが特におもしろく読んだのは釧網本線の茅沼駅の文章。 前回は読み方が浅かったのか,今回もまったく新鮮に読めました。 いい本はこういう楽しみがあります。 絶滅寸前だったタンチョウにかかわるいろいろな人々の行ないや思いなどが綴られていて,考えさせられます。 また,いちどは絶滅をしてしまった新潟のトキなどとの対比についても書かれていて,こちらも考えさせられます。 そして,自然保護や生活や開発,動物との共存…
ねこちゃんと遊びながらのメールカウンセリングは、こころものんびりゆったりしそうです
じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。 ひょっとすると、ご自分…
たぶん2015年ころのブログです * 1981年の本,これも北海道の古本屋さんで2000年頃に買ったと思います。 最近は昔に買って読んだ本を久しぶりにまた読み返しています。 まるで北海道で放牧されている牛さんになったような気分です。 高田さんは北海道根室に在住の人,道東の自然や人々へのまなざしが温かいです。 風連湖,春国岱,野付半島…,自然のままの素敵な景色が出てきます。 冬の厳しさは過酷ですが,その分,なんと豊かな自然なのかとためいきが出ます。 そんな中で面白かったのは,原生花園を「新しく」作るというお話の顛末。 野山を整備して,そこに高山植物などを植えるという嘘のような計画が持ち上がります…
2011年6月のブログです * 最近、フロイトさんとユングさんの本を読んだり、話を聞いたりしていて、フロイトさんとユングさんにとっての第一次世界大戦のショックや衝撃の大きなということに改めて考えさせられました。 フロイトさんが死の本能を考えたのもそうですし、ユングさんが『赤の書』という本を書いたのも第一次世界大戦の衝撃が大きかったと思いました。 日本ではやや遠くの出来事と捉えがちだったと思いますが、もっともっと思想的衝撃としての第一次世界大戦を考えてみる必要があるのかもしれないなと思ったりしています。 戦争は厭な出来事ですが、それも人間がしでかすおろかな、しかし、なかなか避けがたい出来事なのか…
2015年のブログです * 伊東徹秀さんの『北紀行-風の恋歌』(1995・麦秋社)を再読しました。 1995年の本ですが,帯広の古本屋さんのシールがついているので,おそらくは2000年前後に買って読んだ本だと思います。 それでも15年ほど前になります。 北海道の山々を歩いた紀行文が中心のエッセー集で,前回は狩場山を歩いた文章が記憶に強く残っていたのですが,今回は愛山渓から大雪山の沼や山々に入る紀行文が印象的でした。 前に自分が歩いた道が出てきて,文章家が書くとこんなふうに描写されるんだ、と感動しました。 前回も文章がうまいなと思ったのですが,今回はさらにその美しさと清冽さに感心させられました。…
小倉清『子どものこころの世界-あなたのための児童精神科医の臨床ノート』2019・遠見書房
2019年9月のブログです * 小倉清さんの『子どものこころの世界-あなたのための児童精神科医の臨床ノート』(2019・遠見書房)を読みました。 本書は小倉さんが1984年に出した『こころのせかい「私」はだれ?』(同書の拙い感想文もブログに書いてありますので、よかったら読んでみてください)を改訂した本で、内容がさらにパワーアップしています。 もちろん、基本的なところは同じで、本書でも子どものこころの成長を精神分析的な見方をもとにして、とてもていねいに説明されています。 現場で長らく診療をされているお医者さんなので、症例が豊富ですし、重要なケースがたくさん出てきて、それをどのように診るか、どのよ…
立松和平『歓びの知床』1999・地球丸-和平さんの知床・知布泊での丸太小屋生活です
2020年5月のブログです * 立松和平さんの『歓びの知床』(1999・地球丸)を久しぶりに読みました。 面白かったです。 今年の連休はコロナで県外に出かけられないので(県境で検問をしているニュースまでありました)、もっぱら読書三昧の生活。 もっとも、じーじの場合、車中泊で旅行をしていても、人の少ないところで、景色を眺めたり、本を読んだり、ビールを呑んだりしているだけなので、家にいるのと同じなんですけどね…。 さて、本書、和平さんの知床・知布泊での丸太小屋生活を綴っています。 以前、この本を読んで、じーじも知床に小さいのでいいので、丸太小屋がほしいな、と思ったことがあったくらいで、あこがれの生…
ミックスジュースを飲みながらのメールカウンセリングは、こころもググッと元気になりそうです
じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。 ひょっとすると、ご自分…
小倉清『こころのせかい「私」はだれ?』1984・彩古書房-「熱い」子どもの精神科医との出会いを思い出す
たぶん2011年ころのブログです * 小倉清さんの『こころのせかい「私」はだれ?』(1984・彩古書房)をかなり久しぶりに読みました。 3回目くらいで、10年ぶりくらいではないでしょうか。 1984年の本ですが、その少し前頃、家裁調査官の東京での研修で、たまたま小倉さんの講義をきく機会がありました。 それで、感激をして、小倉さんの本をあちこちの本屋さんで探して、ようやく手に入れた記憶があります。 小倉さんのことはその当時、じーじはまったく知らなくて(小倉さん、ごめんなさい)、しかも、小倉さんの働く関東中央病院という先進的な精神科病院のこともじーじはまったく知りませんでした。 そんな本当に白紙の…
あーちゃんはとざんのれんしゅうで、さーちゃんはしゅくだいで、がんばったんだね-じいじからのおてがみ
2022年5月、小6と小3の孫娘たちへのお手紙です * さーちゃん・あーちゃん、メールとしゃしんをどうもありがとう。 ふたりとも、どんどん、かわいくなって、いいですね。 あーちゃんはとざんのれんしゅう、さーちゃんはしゅくだいにがんばったのですね。えらい!えらい! あーちゃんはSやまとざんがあるのですね。 3年生なのに、すごいですね。 とざんはたいへんだけど、ちょうじょうから見るМのまちやたんぼはとてもきれいだと思いますよ。 あーちゃんのおうちやМびょういんがみつかるかもしれませんね。たのしみですね。 さーちゃんはしゅくだいがたいへんそうですね。 6年生になると、さんすうはどんなないようを勉強す…
加藤周一『羊の歌ーわが回想』『続・羊の歌』1968・岩波新書ーじーじにとってすごく大切な本です
2026年5月のブログです * 加藤周一さんの『羊の歌ーわが回想』と『続・羊の歌』(1968・岩波新書)を読む。 先日、堀田善衛さんの『若き詩人たちの肖像』を読んで、若き日の加藤さんらしき登場人物を「発見」(?)したら、急に加藤さんの『羊の歌』を読みたくなって、再読してしまった。 きちんと読むのはかなり久しぶりだ。これまで加藤さんと『羊の歌』のことは何度か書いてきているが、感想文は初めて(たぶん)。 じーじの持っている岩波新書は1974年発行なので、おそらく大学2年の時に一般教養の統計学の先生に夏休みの宿題で読むように言われて(『統計学でウソをつく方法』などを教えてくださった面白い先生だった)…
2026年5月のひとりごとです * 熱狂。 スポーツや政治、SNS。 感情の発散は大事だろうと思うが、部外者は白ける。 一方、微笑み。 こちらは部外者も幸せにしてくれそうだ。 違いは何だろう。喜びにまつわる余韻だろうか。 余韻とは、ゆとりや落ちつき、冷静さ、などなど。 熱狂には余韻がない。他者への配慮がない。自己陶酔だ。 しかし、時代は熱狂を求めているかのようだ。 余韻のある静かな微笑みは消えつつある。 熱狂に包まれた興奮は、狂気に限りなく近づくのではあるまいか。 (2026. 5 記)
村上春樹 『羊をめぐる冒険』(上・下)1985・講談社文庫-ふしぎな「冒険」を味わう
2015年のブログです * 村上春樹さんの『職業としての小説家』を読んでいたら,村上さんの小説も読みたくなり,本棚の上に積み上げていた文庫本の『羊をめぐる冒険』を読みました。 約10年ぶりくらいで,5回目くらいの再読です。 しかし,とっても新鮮でした。 あらすじや表現がうろ覚えになっていたというせいもあるのかもしれませんが,ドキドキ,ワクワクしながら読み通しました。 文体というか,文章がやはり新鮮です。 こんな文章は村上さんくらいでしょう。 個人的には,樋口有介さんの文章が少し近い気もしますが,これだけ深く,重い内容を,これだけ軽やかな文章で表せるのは,やはり村上ワールドだと思います。 今回,…
村上春樹『職業としての小説家』2015・スイッチパブリッシング-小説家としての覚悟を語る
2015年のブログです * 村上さんの『職業としての小説家』(2015・スイッチパブリッシング)を読みました(なぜかマックス・ウェーバーさんの『職業としての学問』を思い出したのですが,あまり関係はないのかな?)。 とても刺激的な本です。 小説家としての村上さんの覚悟が述べられていると思います。 もちろん,村上さんのことですから,押しつけはしていませんが…。 正直に,ご自分の立場,考え,小説の書き方,体の鍛え方(長編小説を書くには体力も大切らしいです)などが述べられています。 意外だったのは(意外でもないか?),小説を書き上げると最初に奥さんに読んでもらうということ。 よくエッセイなどで,奥さん…
山野保『「うらみ」の心理-その洞察と解消のために』1989・創元社-「うらみ」を超えて
たぶん2011年ころのブログです * 山野保さんの『「うらみ」の心理-その洞察と解消のために』(1989・創元社)を再読しました。 何回目になるでしょうか。 何回読んでも得るところの多い本です。 このところ,「うらみ」ということについて考えることが多く,そういえば、家庭裁判所の当事者のかたがたや心理臨床のクライエントのかたがたに,「うらみ」にとらわれている人々が多くおられるなと感じています。 「うらみ」のせいで,本来,力のあるかたがたが,冷静な判断をできずに苦しんでいる姿をよく拝見します。 「うらみ」の世界からは,自分ひとりの力だけでは,なかなか抜け出すのが難しいようです。 適切な援助者の手助…
新潟では五つの自治体が北朝鮮のミサイルからの避難訓練をやるらしいです-じーじのひとりごと
2023年5月の日記です * ニュースを見ていると、新潟の五つの自治体で北朝鮮からのミサイルの避難訓練をやるという。 ご苦労なことだ。 北朝鮮のミサイルはやっかいなことだが、狙いはアメリだろう。 間違って日本に墜ちる可能性はなくはないだろうが…。 仮に北朝鮮がミサイルを発射しても、日本ではすばらしい(?)Jアラートが鳴るから心配ない(?)。 北朝鮮の発射位置やミサイルの飛行経路なんてばっちり把握だ(?)。 日本海に墜ちるミサイルを、日本本土に墜ちるなんて予想をするようなことはまったくない(?)、と思う。 もし間違ってミサイルが日本に着弾しそうな時は、イージスミサイルが撃破してくれる(?)、はず…
「悩み」,「苦しみ」,「絶望」,そして,それらとともに生きること
たぶん2011年ころのブログです * 「悩み」と「苦しみ」。 若い頃は「悩み」がいっぱいあって,毎日が大変でした(もう一度若くしてあげる,といわれても,お断り!という感じです)。 でも,年を取ると鈍感になるのか(?),少し「悩み」が減ってきて,少しだけ楽になってきた感じがします(それでも毎日がいろいろな「悩み」や 「苦しみ」の連続であることには変わりがありませんが…)。 「悩み」はこうして乗り越えなさい,とか,「悩み」なんて大丈夫,なんてことはとても言えません。 しかし,若い時は「悩み」がずっと続いて,「絶望的」になって,先が見えない,と思いがちですが,そうとも限らないのかもしれません(実は六…
田中優子・松岡正剛『日本問答』(2017・岩波新書)ー日本人の社会を深く理解する
2025年5月のブログです * 日本史の田中優子さんと編集工学の松岡正剛さんの対談『日本問答』(2017・岩波新書)を読む。 すごい本だ! このすごさの感じを表現するのはなかなか難しいが、今の時点でじーじが文章にできることを一つ、二つ、記したい。 一つめは、お二人の日本史についての考えの深さと展開。 お二人とも、日本史だけでなく、民俗学の知識が詳しく、一つのことがらを深く丁寧に理解し、さらに、それを展開し、そして、他のことがらとの関連性を考える。 その深さとダイナミックさは見事で、えっ、そう繋がるのか、とじーじは何度も目から鱗が落ちるような感動を味わった。 これは、すごい!としか、言いようがな…
堀田善衛『若き日の詩人たちの肖像』(上・下)(1977・集英社文庫)ー戦時中の学生群像を描く
2026年5月のブログです * 堀田善衛さんの自伝的小説『若き日の詩人たちの肖像』(上・下)(1977・集英社文庫)を読む。 戦時中の学生群像を描く大作だが、出だしの場面が昭和11年(1936年)2月25日の東京九段の軍人会館でクラシックコンサート。 富山県の没落した廻船問屋の息子である主人公が、中学校を卒業して、東京のK大予科を受験するために上京をした夜から始まる。 主人公は翌々日に帰宅をした次兄から、ニ・ニ六事件の話を聞かされる、というその後の波乱の人生を予感させる幕開けだ。 時代は軍国主義が強まる暗黒の時代。 女性が化粧をしているだけで殴られるという、とんでもないことが平然とまかり通る世…
赤ちゃんと遊びながらのメールカウンセリングは、こころもウーウーにこにこしそうです
じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。 ひょっとすると、ご自分…