鉄道旅行をするうえで、「ホテルの場所」は行程に大きくかかわってきます。観光よりも乗ることを重視する人は、きっと早朝から深夜まで列車に乗りっぱなしかもしれません。そういう人にとって、駅前のホテルはきっとありがたい存在でしょう。台湾東部の観光都市・花蓮には、シティホテルから格安宿まで、実に様々な宿泊施設があります。今回ご紹介する「洄瀾窩青年旅舎」は、花蓮でもっとも鉄道旅と相性のいい宿泊施設ではないでし...
うらたつきがお届けする節約志向の鉄道旅ブログ。 旅行・観光情報を中心に、乗り物&ゆるキャラ情報も掲載しています。 役に立つ旅情報があれば、遠慮なくマネしてください。 一緒に旅への熱き思いをシェアしましょう!
1991年福岡生まれの旅人兼クリエイター。 2009年にYouTubeで発信者デビュー後、Twitter・ブログを併用しながら旅の魅力を伝えている。 幅広い視野を持ち、台湾・東南アジアでの取材も精力的に行う海外鉄。 ★マスコット「そう太」もどうぞ可愛がってください!スポーツが大好きなコツメカワウソの男の子です。
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地図や資料を見るたびに、思いがけない場所に神社があることを知らされます。今回は宗像市中央部、稲元地区にある貴船神社をめぐります。地図によっては「神社跡」と表記されている点からして、今は管理されていないのかもしれません。『宗像郡誌 上編』のうち、無格社の項目に同神社の説明が記されています。貴船神社河東村大字稲元字松山にあり。〔神社帳〕一、祭神 高おかみ※神一、由緒 寛政九年八月一日創立。※:漢字が普通...
地域タグ:宗像市
岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第10回目)【6/8~6/13 野鋪浦】
樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。10回目となる今回は、岡本一行が野鋪浦に滞在するシーンを読み進めていきます。まだ北知床半島から抜け出しておらず、現在でいう船見沼周辺が今回の舞台です。▲今回の巡検ルート(赤丸が読み進める範囲)6/8~6/10初八日、東北の風極めて暴にして、急雨盆注す。怒涛なること雷のごとし。戸柱まさに崩れんとす。上漏り下温る。坐する処無く、難苦極まる。夜に...
地域タグ:北海道
今回は宗像市名残地区にある、須賀神社をめぐっていきます。名残公民館のある伊豆丸集落から道を南下すると、やがて左手に浪寄神社が見えてきます。この神社をスルーして、さらに進んでいくと、今回の目的地・須賀神社に至ります。周囲は山に抱かれた谷状の土地で、名残川の上流域にあたります。川の水質は良く、ホタルが餌とするカワニナが多く生息しています。ホタルウォッチングの隠れた名所としても有名な場所なのです。須賀神...
地域タグ:宗像市
インド亜大陸のスイーツとはなんとも奥深いものです。これまで様々な食品を試してきましたが、もう本当に甘いのなんの。それでいて病みつきになるもの揃いですが、そう簡単に入手できないものばかりです。そんな特殊な事情故に、入手できるときは遠慮せず買って帰るようにしています。東京・新大久保のイスラム横丁に立ち寄ったときのこと。ふと「ファルーダミックス」と書かれた食品を見つけました。これは間違いない!インド・パ...
今回、私は宗像市池田地区にある大王寺交差点にやってきています。この近くに前々から気になっている物件があるので、これから調べてみようというのです。この大王寺交差点の一帯は、旧玄海町の中で最も住宅地化された地区になります。付近には宗像コモン、玄海ニュータウン、そして桜町団地が存在します。今でこそ住宅街ですが、昭和の頃は宗像郡きっての炭田でした。炭鉱の閉山後、桜町団地を皮切りに住宅地としての開発が進んで...
地域タグ:宗像市
【福岡県宗像市】大井地名めぐり(桝丸・中屋敷・和歌など)―橋に残る小字名
今回は宗像市西部、大井川の中流域に広がる大井地区をめぐっていきます。結論から言うと、大井地区の地名調査は簡単そうで、案外そうでもなかったです。意外にも難儀しました。というのも、宗像市内の集落名・小字というのは、大字によってすぐにわかる場所とそうでない場所に二分できるからです。前者は旧玄海町や旧南郷村に多く、現在でも地域コミュニティ(班)を区分するうえで、小字や小名といった細かな地名が用いられる傾向に...
地域タグ:宗像市
まさに後悔先に立たず...。なぜここで2000形や8000形を撮らなかったのかと、ただ後悔するばかりでした。以前から気になっていた撮影地に向かうべく、筑紫野市内の西鉄沿線にやってきました。ちょうど天神大牟田線とJR筑豊本線(原田線)が交差する一帯です。現地に着いてつくづく実感しました。なぜこれまでの間、ここに来なかったのだろうかと。上下ともに撮影可能で、運が良ければ原田線のキハ40も撮影できます。いやいや万能じ...
地域タグ:筑紫野市
岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第9回目)【6/5真知床~6/7野鋪浦】
樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。9回目となる今回は、岡本一行が真知床(北知床岬)を発ち、樺太東海岸を北上するところから始めます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める範囲)6/5五日、舟を発し北行す。二里ばかりにして、南方に雷声の殷々たるあり。しばらくありて、黒雲の一帯なるもの、知床の外に連なること、驟雨状のごとし。礁石の五六町の外に連亘し、傍礁の一処、宜しく舟を繋ぐ...
地域タグ:北海道
電車から見える赤レンガアーチ橋!旧九州鉄道城山三連橋梁(筑紫野市永岡)
明治22(1889)年12月、九州鉄道の博多~千歳川間が開業しました。この時建設された区間の中には、のちにルート変更で放棄された箇所も存在します。今回は大正9(1920)年の複線化に際して廃止された、筑紫野市内の旧線ルートを自転車でたどりました。目次1 天拝山駅から三連橋梁までの旧線2 旧九州鉄道城山三連橋梁3 三連橋梁から原田駅までの旧線天拝山駅から三連橋梁までの旧線旧ルートは現在の天拝山駅~原田駅間にあたり、...
地域タグ:筑紫野市
宮崎県のみやざき犬、イオンモール筑紫野に登場!ど~んっと宮崎マルシェ
イオンモール筑紫野で開催された「ど~んっ!と宮崎マルシェ」に、宮崎県のご当地キャラクター「みやざき犬」3体が登場しました。イベント復活の機運がようやく形になったこの頃、各地の自治体・団体はこれまでのうっ憤を晴らすかのように、数々ものイベントを催しています。ようやくマスコット活用の機会が増えたというものです。みやざき犬は12時のステージイベントに登場するとのこと。ステージ横に待機して待つこと数分、つい...
地域タグ:筑紫野市
ポタリングの記録(120km:宗像⇔筑紫野⇔基山)―R3経由よりもr35の方が楽!
はっきり言ってメチャきついです...。変速7段のクロスで120kmですから、かなり膝に来ています。それはともかく、宗像から佐賀県基山町までのポタリングに挑みました。今回の目的はずばり、イオンモール筑紫野に登場するという宮崎県のマスコット(所謂ゆるキャラ®)「みやざき犬」を見ること!2019年秋の羽生以来、2年半ぶりのご対面です。筑紫野までの距離はおよそ50キロ。7時前と若干早めに宗像の自宅を出ました。まだ早朝という...
地域タグ:福岡県
岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第8回目)【6/2~6/4 真知床岬】
樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。8回目となる今回は、岡本一行が真知床(北知床岬)近辺に滞在する3日分を読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(赤丸が読み進める範囲)6/2 志那古奴とロシアの事を談ず二日陰雨。志那古奴とともに魯西亜の事を談ず。志那古奴曰く「十年前、魯人此に来る。大艦あり。其の最も大なるは、五帆檣を植つ。一隻進みて父国に抵る。当時我が属、まさに之を殲さん...
地域タグ:北海道
ブログの更新頻度が落ちたからって心理状況が悪いわけじゃないのよ
これまで様々なブログを見てきましたが、その中には更新が途絶えたものも多々あります。たいていの場合、フェードアウトするように更新が減っていき、ついには月に1~2度まで頻度が下がり、そして放置状態になるのです。「これにてブロガーを卒業します」と宣言したり、ぞうまさ氏のように病没したことを代筆してもらったりするケースは、そう多くありません。組織に縛られないアマチュア発信者の宿命というべきでしょうか...。仲...
【ゆるキャラ】兵庫県養父市マスコット「やっぷー」が愛されすぎて泣ける!
みなさん「やっぷー」ってご存知ですか?残念ながら、「知らない」という声ばかり聞こえてくるような気がします。マイナーなのは認めざるを得ません。でも、日本のどこかにいるご当地キャラクターなのは、きっと察してもらえたかもしれません。今回の主役「やっぷー」は兵庫県北部、養父市のご当地キャラクターです。詳しいことは後ほど書くとして、なぜこのマスコットについて書こうと思ったのか。そのきっかけは数年前の些細な出...
地域タグ:養父市
下川端商店街の痕跡を発見!取り残された「寿通り」残存部をたどる(福岡市博多区)
福岡市博多区の下川端町一帯にはかつて、「下川端商店街」と呼ばれるアーケード式商店街が存在しました。厳密にいうと、下川端商店街・寿通り商店街の2つに分かれており、互いに交差するように延びていました。1990年代に入ると、下川端町一帯の区画整理が行われ、それにともない2つの商店街は消滅。その跡地には博多リバレインと博多座が建ちました。こうして、下川端商店街・寿通り商店街は跡形もなく消えたかと思いきや、しぶと...
地域タグ:博多区
【博多どんたく港まつり2022】1日目(2)―パレードで常連ゆるキャラを激写!
3年ぶりに開催された「博多どんたく港まつり」のメインイベント、パレードの時間が訪れました。天神のお祭り本舞台を引き上げ、これから呉服町でどんたく隊を迎えるべく、明治通りを東に進んでいきます。目次1 天神から呉服町拠点に移動する2 柳川市どんたく隊のこっぽりーを追う3 各都市どんたく隊&通りもん型どんたく隊を追え!天神から呉服町拠点に移動するリバレインを過ぎたころ、パレード先頭の博多松囃子とすれ違いまし...
地域タグ:福岡市
【博多どんたく港まつり2022】1日目(1)―3年ぶり開催!お祭り本舞台を訪ねた
3年ぶりの開催です。この日が来るのを待ち続けていました。新型コロナウイルスの過剰対策を受けて、2年連続の開催中止を余儀なくされた博多どんたく港まつり。2022年は新型コロナ対策の体裁を残しつつも、何とか開催までこぎつけました。▲吉塚駅を出発する813系(後ろ3両は原型100番台)▲どんたくパレード開催前の呉服町交差点▲博多町人文化連盟の通りもんに遭遇!▲来場者で大にぎわいの天神中央公園▲「新型コロナ対策」のため入場...
地域タグ:福岡市
宗像氏貞墓所・承福寺(宗像市上八)―湯川山登山口にある黒田官兵衛ゆかりの地
戦国時代の宗像地方を支配した宗像大宮司家は、氏貞の死によって断絶を迎えました。それから数百年を経た今もなお、宗像大宮司家の名残は市内各所に残っています。今回はその一つ、市北部上八(こうじょう)地区にある、宗像氏貞墓所をたずねました。▲宗像氏貞墓所入口国道495号から鐘崎に続く県道502号を右に折れ、ひたすら坂を上っていくと、右手にこんもりとした森が見えてきます。その入口には石柱が一基たち、目印になってい...
地域タグ:宗像市
3年ぶり開催の博多どんたく港まつりに期待しつつ...まともなGW到来に思いをはせる
3年ぶりに、ようやく...ようやく、ようやくっ!!マトモなゴールデンウィークが到来しそうです。今年2月にマンボウが発動した際には、GW前に「我慢の春」と抜かす知事が現れそうだと覚悟しましたが、極度の円安や欧米の脱コロナ路線が「いい外圧」になったようです。福岡県下では福岡マラソン・博多どんたく港まつり・博多祇園山笠・戸畑祇園といった主要行事の開催が確定しました。▲どんたく×参謀そう太で祝うたァ!先日、どんた...
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鉄道旅行をするうえで、「ホテルの場所」は行程に大きくかかわってきます。観光よりも乗ることを重視する人は、きっと早朝から深夜まで列車に乗りっぱなしかもしれません。そういう人にとって、駅前のホテルはきっとありがたい存在でしょう。台湾東部の観光都市・花蓮には、シティホテルから格安宿まで、実に様々な宿泊施設があります。今回ご紹介する「洄瀾窩青年旅舎」は、花蓮でもっとも鉄道旅と相性のいい宿泊施設ではないでし...
戸籍証明書の広域交付がスタートして、もうすぐ2か月になります。あれから時間があるごとに、市役所で先祖の除籍謄本を取得してきました。母実家をのぞく母方の高祖父母を全員把握したところで、父方の調査にうつりました。今のところ、父方の高祖父母も全員把握済みです。1か月かけて、父方もある程度資料が溜まりました。いよいよ父方編スタートです!目次1 父方の全高祖父母が把握できる戸籍謄本をとる2 家制度を支えていた養...
福岡県大任町にある「巨大滑り台」はご存じですか?山の上から一気に下る、スケールの大きな滑り台です。いったいどこまで巨大なのか、この目で確かめてみました。いざ大任町へ!目次1 見出し12 見出し23 見出し34 見出し45 見出し56 見出し6建徳寺古墳公園の巨大滑り台巨大滑り台は町中心部に近い、建徳寺古墳公園の一角にあります。駐車場を出て公園内に目をやると、山肌に沿って伸びる滑り台が見えました。▲巨大滑り台た...
日本統治時代の木造建築が今も多く残る、台湾西部の木都・嘉義市。レトロ感あふれる街並みがのこる同市中心部に、今回ご紹介する文化路夜市はあります。台北の代表的な夜市に比べたら、いささか小規模かもしれません。それでもぶらり散策しながら、屋台見物する価値は十分にあります。▲人でにぎわう文化路夜市文化路夜市に漂うローカルな雰囲気は、まず台北じゃ味わえないでしょう。変に観光地化されていない分、現地の文化をより...
今回は福岡県中央部、嘉麻市にある下鴨生駅をめぐります。同駅にはJR後藤寺線内で唯一、交換設備があります。1986年まで国鉄漆生線が分岐しており、線内屈指の主要駅として機能していました。売店付きの立派な駅舎もありましたが、利用者が減ると無人化され、2000年代に取り壊されました。再建されないまま今日に至ります。晩年の駅舎は荒廃がひどく、全盛期の面影を感じるのも難しいほど、寂れ切っていました。▲駅全景実際に来て...
台湾総鎮守として日本統治時代の台北・剣潭山に鎮座した「台湾神社」。その最末期にあたる1944年(昭和19年)6月、神社名を台湾神宮に改め、新社地への遷座も予定されていました。ところが、軍用機が移転地に墜落・火災に至ったことで、新社殿は消失。ついに移転されることなく終戦を迎え、台湾は中華民国の占領下に入りました。戦後、台湾神宮境内は円山大飯店敷地に取り込まれ、焼失した新社地跡は会員制保養施設「円山聯誼会」...
台南の奥座敷として、日本統治時代から親しまれている関子嶺温泉。ここに途轍もなく険しい「好漢坡」という階段があります。好漢坡日本統治時代末期、負傷した日本軍のリハビリ訓練所として建造された坂道ランニングコースです。当初は階段の数が289段あり、300段に近かったことから、別名「三百桟」と呼ばれていました。後に市道175号線の建設により、心臓破りの階段は下段部が取り壊され、現在残っているのは243段だけです。傾斜...
2024年春のお花見シーズンが到来しました。週末を中心に、桜の名所は多くの人でにぎわっています。そんな中、宗像市近郊のお花見スポットを訪ねるポタリングに出かけました。目的地はとくに決まっていません。宗像と福津市の境目をまわりながら、手ごろなお花見スポットを探しました。▲東郷駅の桜並木まずは手始めに、東郷駅の桜並木を見にいきます。駅日の里口から線路沿いに進むと、満開のソメイヨシノが目に入りました。ちょう...
2024年のお花見シーズンは天候不良に泣かされました。雨や曇りが何日も続く中、せっかく満開を迎えたソメイヨシノは、そのまま散っていくと思われました。桜の花を侮るなかれ。ソメイヨシノは風雨を耐え抜き、花を散らさないまま4月最初の週末を迎えました。そんな中、お花見でにぎわう街中を抜け、宮地嶽神社のソメイヨシノを観察してみました。ここにある「民家村自然広苑」の桜が美しいのです。まだ散ってなければいいのですが....
天気が思わしくない中、ランチ休憩を終えた「追い出し猫」サクラ&タマが戻ってきました。これからグリーティング後半戦が始まります。まずは遠目に、2体が歩いてくる様子を撮ってみました。▲ランチ休憩から戻ってきた!お客さんが多いわけではないので、2体はゆっくり歩きながら、道行く人に挨拶して回ります。こういう地道なグリーティングの繰り返しで、一人づつファンが増えていくのでしょうね。▲タマちゃんの背伸びしてる感じ...
福岡県内に桜前線が到来したころ、宮若市のご当地キャラクター「追い出し猫」が突如、市内でお花見グリーティングを行うと発表しました。場所は脇田温泉にちかい西鞍の丘総合運動公園。今回登場するのは、サクラ&タマのおてんば姉妹です。タマは稼働率こそ低いものの、その可愛いフォルムからファンが多いと聞いています。目次1 少しはやめにグリーティング開始!2 いろんなポーズが見られる撮影会3 追い出し猫とマンバンと少...
新年度のスタートを祝うかのように、ソメイヨシノが満開を迎えています。開花時期はほぼ例年並みです。このまま週末にかけて、お花見できるコンディションが続くと思われましたが、悲しいことに雨が続く模様。場所によってはお花見できないまま、花散らしを迎えそうです。お花見できるチャンスは、あと1~2回しか残されていないかもしれません。もし晴れ間に出くわしたら、その時にしっかり満喫したいものですね。さて、今回は宗像...
新年度を迎えた今日、多くの人が新しいステージへの第一歩を踏み出します。そんな人の門出を祝うかのように、ソメイヨシノが花をつけだしました。福岡にも桜前線が到来しています。鮮やかなピンク色に染まった街を見て、ふと10年前の今日を思い出しました。3年半使ってきたアメブロに見切りをつけ、移転が容易という理由だけでFC2ブログに鞍替えしたのが、ちょうど10年前です。あれからひたすら、毎月10本以上の記事を世に送り出し...
戸籍謄本で遡れる代数は、世帯によってまちまちです。明治19年式戸籍の採用前に亡くなった人を探す場合、当該者の子供の戸籍欄から名前の特定は可能ですし、場合によっては家督相続の日付から、おおまかな没年を把握することもできます。ただし、それ以外の詳細を知ることはできないことが多いです。この明治19年式戸籍というのがクセ者でして、自治体によってはすでに廃棄処分されていることがあります。といっても、大方の自治体...
冬場の天気がいい日ってだいたい寒いですよね。そんな日の夕方、さつき松原に足を運びました。鐘崎漁港や地島がくっきりと見渡せるほど、空気が澄んでいます。寒いけどいい景色が見られて大満足です。きれいな景色を見るなら夏よりも冬がおすすめだよ!▲奥に見えるのは鐘ノ岬と地島そんな中、足元に気になるものを見つけました。砂浜の上に円形の線がいくつも刻まれているのです。人が付けたんじゃないかと思うぐらい、きれいに描...
嘉義市中心部でおいしい鶏肉飯に出会いました。文化路夜市を歩いているときのこと。赤い看板前にできた行列に目が行きました。看板には「火鶏肉飯」と書かれています。嘉義のご当地グルメ「鶏肉飯」をウリにしたごはん屋さんのようです。ちょうど夕食時ですし、行列ができる店にハズレはないと判断して、さっそく列の最後尾に並んでみました。▲店舗外観店舗配置は典型的な台湾の大衆食堂です。入口付近に厨房があって、一番奥が飲...
戸籍証明書の広域交付をきっかけに、オリジナル家系図の作成を始めました。まずは母方祖母の家系からさかのぼっていきます。前回は祖母実家(川田家)の除籍謄本を取得して、6世祖父を1人抽出できました。入手できたのが、壬申戸籍の次に作成された「明治19年式戸籍」だったことから、これ以上さかのぼれる可能性は少ないと判断し、これにて川田家の調査を終えました。今回は祖母の母・キヨ(曾祖母)の実家にあたる、金子家(現在...
2023年2月に開業した安坑ライトレール沿線で、撮影・動画収録に挑戦しました。ライトレールというからには、やっぱり併用軌道区間で撮ってみたいですよね。そんなときは終点・双城電停近くがおすすめです。交通量はそれほど多くないですから、車が被ってしまう心配はほぼありません。今回は双城電停を起点に、撮影地を探してみました。目次1 双城電停から車両基地まで歩いてみた2 シェアサイクル「youbike」で移動しながらの撮影...
イオンモール福津で地元PRイベントが開催されました。これに宗像市から、むなかたのテンちゃん・黒子のイカ・キラリ姫三姉妹の5体が参加したほか、福津市商工会のふくふくちゃんと、大野城市からは大野ジョー&まどかちゃんも登場しました。総計8体によるにぎやかなイベントなだけに、きっと大勢のお客さんが来てくれるでしょう。15時からのステージにターゲットを絞り、さっそく会場入りしました。▲宗像のマスコット+恐竜着ぐる...
18年ぶりに陸上競技界に戻ってきました!市民ランナーうらたつき爆誕!!大きな夢は持っていません。中学時代に消化不良のまま引退したのが、ずっと心に引っかかっていました。モヤモヤするものが消えたらと、今回のレース復帰を決意したのです。今回参加した「第16回築上町アグリロードレース大会」は、旧称を「椎田町ロードレース」という、福岡県内の陸上キッズならだれもが知る大会です。おもに小中学生が対象ですが、大人向け...
札沼線末端区間の要所にやってきました。今回お届けする石狩月形駅は、北海道月形町にあります。所属路線は札沼線。同駅は非電化区間(北海道医療大学~新十津川)唯一の交換可能駅で、日に数回、列車交換が行われています。駅の規模も大きく、やはり非電化区間唯一の有人駅ですが、乗車券の販売は行われていません。鉄道のある道内の町はたいてい、駅や国道を中心に発展している傾向があります。ここ月形もその一つで、街のど真ん...
見た目・雰囲気ともに、「最果ての駅」らしい場所でした。今回お届けする新十津川駅は、滝川市に近い新十津川町にあります。通勤・通学路線として機能するJR札沼線の終点にあたり、札幌口は本数が多いものの、末端区間は一日一往復だけという状況です。あまりにも利用者が少ないため、非電化のまま残った北海道医療大学~新十津川間は2020年春に廃止されることが決定しています。一往復しか走らない「レア度の高さ」に加えて、廃止...
今回は北海道小樽市にある、JR小樽駅をめぐります。所属路線は函館本線、駅番号はS15。函館本線は同駅を境に、西は非電化区間の「山線」と呼ばれるローカル線に、東は新千歳空港への直通列車が走る札幌都市圏の通勤路線になっています。小樽駅といえばなんといっても、風格漂うレトロ駅舎でしょう。この駅舎は1934(昭和9)年に建てられたもので、3代目にあたります。似たようなデザインの駅舎は各地に建てられ、上野駅、真岡駅、...
1日に数本しか走らないという超閑散ぶりで知られ、2020年をもって一部廃止されるJR札沼線。そんな同線の最北部に位置するのが、今回お届けする浦臼町です。町の中心部は国道275号線を中心に広がり、その大きさは縦に500メートル、横に300メートルほどしかありません。この「コンパクトさ」は、道内の地方自治体によくみられるもので、30分もあれば満遍なく散策できます。今回はJR浦臼駅をスタートして、まずは国道に出てみます。道...
今回は北海道江別市にある、JR野幌駅をめぐります。駅番号はA07。今でこそ単なる中間駅にすぎませんが、かつては夕張鉄道の始発駅として、「夕張への玄関口」としての性格も有していました。そんな野幌駅は2011年に高架化され、夕張鉄道時代の面影を見出すことはもはやできません。見た目は今どきの高架駅で、基本的な造りは本州以南と同じです。ぱっと見だと、ここが北海道の駅とは思えない佇まいでした。ついでに駅周辺も散策し...
樺太から宗谷海峡を隔てて向かい合う北海道には、ロシア人によって樺太から追放された住民が多く移り住み、樺太ゆかりの石碑も多く残されています。今回はその一つ、「樺太庁豊原中学校記念碑」を見るため、札幌市中央区の旭山記念公園にやってきました。記念碑は公園の片隅、ちょうどJRバス界川2丁目停留所のすぐ横に鎮座しています。目立たない場所にあるため、見落としてしまわないようご注意ください。記念碑は「上田校長頌徳...
今回は福岡県北部、岡垣町に鎮座する熊野神社をめぐります。当神社がある吉木西は町中心部に近く、近隣には吉木小学校・岡垣サンリーアイがあります。かつては吉木地区の一部でしたが、宅地化の進行にともない、人口密集地に住居表示制度が実施された結果、ここ吉木西地区が成立しました。こうして大字吉木から分離した熊野神社も、元は吉木一帯の鎮守でした。広い境内や社殿建築に、かつての繁栄ぶりが残されています。▲参道全景...
秋も紅葉が深まってくると、いよいよ紅葉狩りの季節です。福岡県添田町にある英彦山は毎年、紅葉を楽しむため多くの登山客でにぎわいを見せています。とくに英彦山登山口や高住神社界隈の混雑ぶりときたら凄まじく、「酷道」500号線の1車線路にマイカーの渋滞が出来上がるほどです。しかし一方で、訪問者が少ない穴場も英彦山界隈には存在します。今回はそんな穴場の一つとして、ススキが見ごろを迎えている鷹巣原高原の様子をお届...
今回お届けする「高住神社」は福岡県南東部、添田町の山奥深くにあります。山伏修行の場として名高い英彦山の山腹にあり、大分県との県境がある野峠もすぐ近くにあります。JR彦山駅から国道500号線を登り、英彦山登山口を越えて狭隘路をさらに進み続けた場所にあるので、非常にアクセスは悪い方です。「秘境」とも言ってもいいような環境下にあるとはいえ、ちゃんと有人の社務所が置かれています。境内はどこも綺麗に掃除され、マ...
福岡県添田町にある英彦山神宮奉幣殿周辺の様子をお送りします。英彦山は福岡県東部を代表する山であり、古くから修験道のメッカとして栄えてきました。今でも当時の名残として、山伏がいた坊舎の跡を見ることが出来ます。▲沢水流れる涼しい参道に、艶やかなトカゲが張り付く以前、一度だけ山頂まで登ったことがありますが、今回は奉幣殿まで行って折り返します。▲秀学坊跡地奉幣殿に到着しました。地面の白石で写真下部が白飛びし...
福岡県南部、添田町にある道の駅「歓遊舎ひこさん」に足を運びました。ここは田川と彦山を結ぶメインルート沿いあるため、英彦山への道すがらに訪れることができるだけでなく、JR日田彦山線の駅が併設されていることもあり、列車を利用して立ち寄ることもできます。道の駅施設から駅までの動線上には上屋がかけられています。もし雨が降っていても、濡れずに移動することができますね。歓遊舎ひこさん駅は数年前に開業したばかりの...
今回は福岡県北部、岡垣町に鎮座する大原神社をめぐります。原地区は宗像市との境界に近い、響灘に面した地域で、集落は本村(原集落)一つのみ。地区内を県道300号線が通っています。道や集落がそれほど入り組んでいるわけではないですから、ここの地勢を把握するのは容易です。当神社は300号線沿いに鎮座しており、見つけるのは決して難しくありません。参道・社殿ともに整備されていますし、気軽に訪問できるありがたい鎮守です...
ついに一日一往復だけとなり、2020年春の廃止を待つばかりとなった、札沼線最末端区間(浦臼~新十津川)に乗車しました。恥ずかしながら、今回が初乗車です。たった一本だけの新十津川行き「5425D」は、朝の早い時間帯に運行されています。もし札幌方面から乗り継ぐ場合、5425Dは石狩当別を7時45分に出発するため、一番遅くても6時58分に札幌を出なくてはいけません。今回はあまりにも早すぎる起床を避けようと、石狩月形から乗車...
廃止を前にして、すでに鉄道が果たすべき使命を終えている駅とは、まさにここ浦臼のことだと思いました。今回は北海道浦臼町にある、浦臼駅をめぐっていきます。所属路線は札沼線。同駅は北海道医療大学~新十津川間の廃止に伴い、2020年春に廃止されることになっています。同駅を発着する列車は、新十津川に到達する一本を除くと、すべて同駅での折り返し列車です(2019年7月現在)。まず最初に、日没間近に訪れたため、大半の写...
札沼線石狩月形駅から歩いて10分の場所にある「月形温泉ホテル」に宿泊しました。ホテルのある月形町内には大きな宿泊施設がなく、ここが月形町を代表する宿泊施設にあたるのではないかと思います。月形温泉ホテルは思ったほど大きくありません。外観は少年自然の家や保養施設を思わせる佇まいです。平日でかつ温泉施設の休館日(後述)に来たせいか、駐車場はガランドウとしていました。ホテルのすぐ隣には、日帰り温泉施設の「ゆ...
場所を問わず、数の少ない「レア車」に遭遇すると嬉しいものです。札幌駅ホームに降り立った時のこと。目の前に側面無塗装の電車が止まっているのに気が付きました。北海道の通勤電車にはたいてい、側面に帯が付いています。しかし、例外が一つだけあります。それがアルミニウム合金製の735系です。そう、目の前に止まっていたのは、3両2編成しかない735系だったのです。ぱっと見だと、733系との違いはよく分かりません。側面帯の...
北海道の街はよほど大きくない限り、結構コンパクトな気がします。今回訪れた当別町もその例にもれず、コンパクトで歩きやすい市街地でした。札沼線の石狩当別駅を起点に、30分かけて市街地を徒歩でめぐります。石狩当別駅を出て、駅前通りを進んでいきます。同駅を中心に開発された市街地は、大まかに見てみると南北に1キロしかなく、その周囲には石狩平野の水田地帯が広がっています。駅から10分も歩けば、市街地の外れに到達す...
北海道小樽市の市街地西部にある「旭展望台」に登りました。こちらには小樽市街地を一望できる展望所があるだけでなく、かつてロシア人に侵略された樺太(南樺太)をしのぶ「樺太記念碑」が置かれています。今回は樺太記念碑を中心に、展望台周辺がどうなっているのか調べてみました。天台宗浅草寺旭展望台の麓は住宅街になっています。日銀通りから坂を上り続けると、突き当りには天台宗浅草寺が鎮座していました(写真上)。カト...
今回は福岡県北部、岡垣町波津に鎮座する疫神社をめぐります。この手の神社は「旧村社クラス」に合祀されていることが多いですが、こちらは合祀されることなく、今も山中に鎮座し続けています。口コミを通じて、到達難易度の高さは知っています。でも地元である以上、しっかり踏査しておかねばなりません。それではいざ波津漁港へ!▲参道入口から県道300号線を見て神社入口は小さな路地に過ぎず、気を付けないと見落としてしまいま...
今回は北海道当別町にある、石狩当別駅をめぐります。所属路線はJR札沼線(学園都市線)、駅番号はG13。実際には一つ先の北海道医療大学まで電化されていますが、札沼線は石狩当別を境に、大きく性格を異にしています。以南は札幌近郊の通勤通学路線として機能しており、本数も非常に多く設定されていますが、以北は非電化(北海道医療大学~新十津川)のままで、先に進めば進むほど、本数が少なくなっていきます。JR北海道は負担...