chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • アラス城塞

    モーゼル川の畔でアルフという小さな村に1週間滞在しました。この村からアルフバッハという支流に沿って車でほんの5、6分、山に分け入るとアラス城塞が見えて来ます。城塞1・城塞2これは12世紀前半に、豊かなモーゼル川流域の財産を守るために建てられた山城です。当初はある伯爵やトリアの大司教が所有しましたが、同世紀後半からはアラスの騎士団がお城に住んでいました。その後17世紀の後半まで何度か所有者が代わりましたが、パラタイン継承戦争中にフランスの進駐軍によって爆破され、城塞の望楼が残るだけになったのです。そして18世紀の終わりごろ、フランス革命軍によって設立された政権は、遺跡とその土地の国有財産化を宣言しました。19世紀の前半に、ある企業家が城塞の遺跡とそれに接続する70ヘクタールの森林を取得しました。彼の死後、相続人で...アラス城塞

  • エルツ城塞

    モーゼル川に流れ込む支流の中にエルツバッハという小川があります。秋休みの時に私たちはライン河畔からモーゼル川畔の休暇用マンションに移る途中で、海抜129mのエルツバッハ渓谷にあるエルツ城塞を訪れました。この建造物はドイツで最も有名なお城の一つで、17世紀後半の王位継承戦争で付近の城塞の多くが破壊されたときも、エルツ城は破壊を免れたそうです。このお城はモーゼル流域地方とマイフェルトという肥沃な地域の間の交易ルートに、12世紀の初めに騎士の居城として建てられ、19世紀には既存の構造を考慮に入れて大々的に修復されました。20世紀の前半、火災により礼拝堂とその上の階にあった文書保管所及びその他の10部屋が破壊されて、復興工事と修復に10年の歳月が必要だったそうです。さらに今世紀に入って大規模な防災と修復の工事が行われま...エルツ城塞

  • ラーンエック城塞

    コブレンツから5㎞程上流のライン河に、東からラーン川が流れ込んでいます。このふたつの河川に挟まれた岩山の突出部に、13世紀前半に建造されたのがラーンエック城塞です。そのレイアウトは当時の典型的な細長い長方形で、対称性を持っているそうです。城塞1・城塞2城塞3ラーンエック城塞は領土を守るために建てられ、税関のお城としては機能しませんでした。なぜなら、ラーン川畔にあるラーンエック城塞は、多くのライン河のお城とは対照的に、ライン河から遠すぎるからです。その後17世紀前半の30年戦争のときにスウェーデンの軍隊が別の城砦を設置した為、ラーンエック城はその重要性を失いました。さらに同世紀の後半にはフランス軍が大同盟戦争の際にお城に放火したのです。その廃墟を19世紀の中頃にスコットランドのある企業家が取得して、ネオゴシック様...ラーンエック城塞

  • マルクス城塞

    マルクス城塞は、粘板岩から成る標高160メートルの高地に建つ13世紀のお城です。ライン河の中流域にあるお城で唯一、破壊されたことがないそうです。この建造物は、城下にあるブラウバッハ町の保護と管理のために建てられ、当初は税関の城としても機能しました。城塞1・城塞2さてお城の歴史ですが、その存在に初めて言及しているのは13世紀前半の古文書です。そして同世紀の後半に現在の外観の基礎が造られ、15世紀の間にさらなる増築が行われたのですが、同時にお城はヘッセン州の方伯領となりました。17世紀前半に起こった30年戦争の終わりごろ、それまで荒れるままにされていた城塞は再び復元されました。18世紀のナポレオン時代、マルクスブルクは正式に要塞であると宣言されましたが、実質的には身体障害者の宿泊所や刑務所として利用されていました。...マルクス城塞

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、お城でグルメ!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
お城でグルメ!さん
ブログタイトル
お城でグルメ!
フォロー
お城でグルメ!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用