かつて月面着陸をした飛行士は月から宇宙に浮かぶ地球を見て言いようのない神秘感に襲われて、神の存在を確信したそうだ若い脳学者は標本にされた人間の脳を手でもった時にこの軽い物質の中にその人の人生の記憶が詰まって人生そのものがそこにあることを感じた時にやはり驚きに似た神秘感を感じたそうだそれほどの人ではない自分にしても、水族館に出かけて水槽の中を泳ぐ様々な形、色をした生き物を見るとその多様性やら生き伸びるために進化したひたむきさに一種の神秘感を覚える最近では、植物の根っこで起きている菌との共同生活を知るにつけ世界は不思議に満ちていると感じるそして人は地球における万物の霊長とされているが実は何も知らないのだと深く実感する世の中に存在する人が年下のほうが圧倒的に多くなって今では「歳のせい」で片付けられそうな情けない...神秘感を感じることは大事