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  • 屋敷山のミツマタ群落

    屋敷山のミツマタ群落にようやく訪れることができました。斜面一帯がミツマタで埋め尽くされてておりびっくりしました。見頃はやや過ぎたとの情報を得ていましたが、十分にきれいでした。ミツマタの花は良い香りがするんですね。初めて知りました。登りとは反対の方角へ降りて、神戸駅の花桃と桜を見て帰途に就きました。屋敷山のミツマタ群落

  • 利尻山の山頂から飛び降りた!?

    念願の坂本直行の描いた油彩画を落手しました。オークションだったのですが最後まで頑張りました。予算ギリギリでの落札でした(実はちょっとオーバーしたのですが)。清水の舞台ならぬ、利尻山の山頂から飛び降りてしまった次第です。20年ほど前に、利尻島の鬼脇から見た利尻山を描いた坂本直行の水彩画を入手したのが坂本直行の絵のコレクションの最初でした。今回入手した油彩画も同じ鬼脇から見た利尻山を描いたもので、オークションで見つけたときに運命を感じました。(もし昨年の坂本直行の番組がNHKで放映された頃だったら、今回ほどの金額では入手できなかったことと思います。)これでわが坂本直行コレクションはちょうど10点となったし、念願の油彩画、しかも登ったことのある山を描いたものを入手できたので、坂本直行の絵を買うのは終了することに...利尻山の山頂から飛び降りた!?

  • 懐かしい再会と大雪高原温泉の紅葉

    大雪山の麓にある愛山渓温泉で懐かしい友達との集まりがあるため、いささか無理をして渡道してきました。当初の予定では、どこも紅葉が終わっていると予想されたので、レンタカーで気の赴くままにドライブでもするつもりでした。ところがこの夏の暑さで大雪山も紅葉が半月遅れているとのことだったので、大雪高原温泉沼巡りの最終日に半月遅れの紅葉を楽しむことができました。この時期にこれだけきれいな紅葉を見ることができるとは予想だにしていませんでした。ちなみに高原温泉の今年の紅葉シーズンは雨にたたられ、この日が初めての晴天とのことでした。シャトルバスの運行は既に終了していたので、高原温泉の駐車場は満車、林道には路駐した車がずらりと並びました。高根ヶ原の縁には真っ白い雪が見え、遠く緑岳は真っ白な雪をいただいていました。バショウ沼のナ...懐かしい再会と大雪高原温泉の紅葉

  • 塩見岳

    昔間ノ岳山頂から雲の間に見た塩見岳にようやく登ることができました。初日は登山口から三伏峠までは小雨、三伏山から本谷山の下りはずっと豪雨の中の登山で、心が折れそうになりました。(私は雨天では登山はしないことにしており、これほどの豪雨に見舞われたのは幌尻岳からの下山時の林道で夕立に遭ったとき以来でした。)幸い塩見小屋に着く前に空が見え始め、夕方には塩見岳の姿も見ることができました。塩見小屋では同宿の人たちといろいろと話をすることができ、楽しいひとときを過ごすことができました。平日のため小屋も空いており、雨に濡れた荷物を広げて乾かすことができました。翌日は雲海の上に素晴らしい青空が広がっていました。小1時間ほどで登頂となりましたが、西峰山頂に着く直前に突然目の前に富士山が現れてびっくりしました。東峰の山頂に着い...塩見岳

  • 夏の思い出

    この夏の思い出の写真です。きれいな花、景色、おいしいものばかりでした。夏の思い出

  • 42年ぶりの燕岳

    42年前に燕岳から表銀座を上高地まで縦走するはずが、意気地なしで体力もなかったために、燕岳に登頂できなかったばかりか、常念岳登頂後そのまま一の沢へ下山するという、子供心にも屈辱的な北アルプスデビューとなった私は、いつかリベンジを果たしたいと願い続けてきました。常念岳はその後2回登頂し、常念岳から蝶が岳への縦走も実行しました。残るは燕岳登頂です。本来は海の日の3連休を予定していたのですが、前週に寝冷えで風邪を引き、体調がまだ回復していなかったので、前日に燕山荘をキャンセル。でも、私が登るはずだった日に、たまたま若い友人が燕岳~大天井岳を日帰りで登ってきた画像を見たところ、雨こそ降らなかったものの、やや雲が多く今ひとつ眺望に恵まれなかった模様です。さて、中房温泉の駐車場に車が止められないことが予想されたので、...42年ぶりの燕岳

  • 24年前のトムラウシ登山

    ネガフィルムをデータ化してCDに保存してくれるサービスを利用して、北海道の登山で最も思い出深かったトムラウシ登山の写真をUPします。トムラウシに登ったのは何と24年も前のことです。カメラは安物のコンパクトカメラ。しかし、データ化してみると思った以上にきれいにデータ化されており、紙焼き写真をスキャナーで取り込むよりもずっと鮮明で驚きました。(ただし花の写真はほとんどピンボケで使い物になりませんでした)このときは2日間とも快晴で、素晴らしい天気の元最高の登山でした。実は前の年の同じ時期にも全く同じコースで登っているのですが、山頂では雲海の上だったものの、途中から雲の中に入ってしまって眺望に恵まれなかったので、何としてももう一度登りたいと念願していたのでした。それがかない、人のほとんどいない山で素晴らしい光景を...24年前のトムラウシ登山

  • GWは国宝建築巡りに

    GW後半に岐阜で所用があったため、懐かしい人たちに再会がてら、周辺の国宝建築を見て回ってきました。永保寺などは思いがけないところにあることを知って急遽追加して見てきましたが、今回見た中では一番渋い雰囲気で好ましいたたずまいでした。琵琶湖の竹生島にも初めて渡り、都久夫須麻神社本殿の華麗な装飾彫刻を見てきました。犬山城天守閣(愛知)茶室・如庵(愛知)永保寺観音堂(岐阜)永保寺開山堂(岐阜)専修寺御影堂(三重)専修寺如来堂(三重)都久夫須麻神社本殿(滋賀)宝厳寺唐門(滋賀)大法寺三重塔(長野)GWは国宝建築巡りに

  • シャクナゲの室生寺

    GW前に奈良に所用があったため、石楠花が見頃の室生寺に行ってきました。少しばかり見頃は過ぎていましたが、全山シャクナゲに埋もれている感じで、それはそれは見事でした。平安時代に建立された国宝の堂宇、平安時代に作られた仏像群を堪能してきました。この標柱は師匠の今井凌雪先生が揮毫されたものです。室生寺に来るたび、じっくり鑑賞します。この標柱を書かれたときの先生の年齢をとうに過ぎましたが、先生は相変わらず遠く遙かな存在です。シャクナゲの室生寺

  • 恩師の死

    高校の国語の恩師・M先生が、先月亡くなられていたことを昨日知りました。地元紙にも訃報を掲載していなかったので気付かずにいたのです。先生に教えていただいていなければ、専門外である国語の教師となる決断をできなかったかも知れない私にとっては、悲しく寂しい知らせでした。先生は私の高校3年間、学年主任をしていただいた方でした。先生の授業は素晴らしいと聞いていましたが、実際に教えていただけたのは3年生になってからでした。戦前戦後を代表する詩人・伊東静雄の教えを受け、自らも詩人で詩集も刊行されていた先生は、特に小説や韻文の授業では、詩人としての発想・視点から教材を分析され講義をして下さいました。残念ながら入試問題や模擬試験問題を解くのにはあまり役立たなかったように思いますが、それでも梶井基次郎「闇の絵巻」、宮澤賢治「な...恩師の死

  • 元気甲斐

    今日は何と日帰りで奈良へ。奈良文化会館で開催中の師匠の遺作展を参観。無理してまで見に行って本当に良かった。何度も見ている作品が大半だったが、それでもただただ圧倒され、作品制作意欲を大いにかき立てられた。同門の先輩や後輩たちといろいろ話せたのも良かった。一番の収穫は、大好きな小淵沢駅の駅弁・元気甲斐のタイトルの原跡を見られたこと。元気甲斐が出来るまでの過程を取り上げたテレビ番組を中学生の頃見たことがあり、その時からこの駅弁が食べたくて、学生時代にようやく食べられたのを思い出す。その頃、師匠のことはNHK教育テレビの趣味講座で知っていたが、師匠がその駅弁のタイトルを書いていることは知らなかった。師匠が元気甲斐の題字を書いたことを知ったのはほんの数年前のことだったので、今日原跡を見ることができて感激した。何でも...元気甲斐

  • 隷書大字典

    2つ前の職場に勤めていた頃、今ほどネットが便利ではなかったので、欲しい本は出入りの書店に注文して取り寄せてもらっていたし、雑誌の定期購読もその書店にお願いしていた。全集を2種類取っていたときは、月の支払いが3万円にもなった。あるとき店主が本を届けに来たついでに、「こんな本が店の棚にあって全然売れないままなんだけど要りませんか?タダであげますよ。」といって、大きな本を差し出した。角川書店の「隷書大字典」で、定価を見ると15,000円とある。ちょうど隷書の作品の制作を始めた頃だったのでありがたく頂戴した。入手してからは、隷書作品を書くときには必ず利用しているが、角川書店のような大きな出版社から刊行されているにもかかわらず、索引には何カ所もミスがある。初版なので、再版以降は訂正されていることだろう。そして今に至...隷書大字典

  • 日光白根山・白根隠山

    本当は三ツ石山に行く予定でしたが、今年は霜が降りて紅葉は今ひとつとのこと、また栗駒山は昨年より2週間ほど紅葉が遅れているとのことで、急遽日光白根山に登ることにしました。日光白根山は3回目。1回目は菅沼から登頂後、東側に下りて五色沼を回って戻りました。高曇りの肌寒い日でした。もう20年以上前のことです。2回目は高校の友達と3人でロープウェー利用で登りました。なぜか山頂だけガスの中。なんとしても快晴の下登りたいと思い、ついでに白根隠山まで足を伸ばして今まで見たことのない白根山を目にし、そのまま前白根山~五色山を縦走しようと考え、3回目の今回の山行となりました。結果的に素晴らしい天候の下で実に気持ちの良い山行でした。こんな絶好の登山日和は年に2,3度あるかないかでしょう。そう言えば昨年の10月頭の土日も素晴らし...日光白根山・白根隠山

  • 紅葉のアヤメ平

    尾瀬にはこれまで何度も来ていますが、今日は初めてアヤメ平に来てみました。鳩待峠から森の中を1時間ほど登るとまず横田代に出て、さらに30分ほど登るとアヤメ平に出ました。背後に至仏山、北に景鶴山と平ヶ岳、正面に燧ヶ岳が池塘越しに聳えています。そして草紅葉が見頃です。雲一つ無い青空、姿を異にする三つの山、一面の草紅葉、南東には日光白根山、南には赤城山、赤城山のはるか遠くには富士山まで頭を覗かせています。どの山に登っている人も、今日は快晴の空の下、山頂で歓声を上げていることでしょう。かつて妙高山や浅間山、甲武信ヶ岳を一緒に登った若い友人も、今日は槍ヶ岳を日帰りで往復し、素晴らしい写真をUPしていました。友人の満面の笑みが思い浮かびます。アヤメ平の北に、尾瀬ヶ原を挟んで景鶴山の向こうに聳える、未踏の平ヶ岳。山頂の湿...紅葉のアヤメ平

  • 阿蘇山

    先週末に博多で開催された2夜連続のライブに行くついでに、10年前に九重山・祖母山と一緒に登る予定だったものの、当日雨で断念した阿蘇山に登ってきました。今年9月の2度の3連休は、台風などで天気に恵まれなかったものの、最後の25日は好天に恵まれ、気持ちよい登山を楽しむことができました。4寺に起きて5時前に博多駅前を出発し、眠気を我慢して運転し、7時半前に仙酔峡に到着しました。絶好の登山日和なのに、駐車場には車は20台ほどしか駐まっていなかったのが意外でした。ルートはバカ尾根からの時計回りにしましたが、これが正解。ここのところ登り始めで飛ばしすぎて途中で気持ちが悪くなることが多かったので、今回は登り初めはゆっくり歩き、調子がつかめてきてからいつもの調子で登ってみたところ、快調に歩くことができました。バカ尾根は足...阿蘇山

  • 坂本直行の山の絵

    坂本直行の絵を集め始めて何年になるでしょうか。最初に入手したのは夏の利尻山の絵でした。続いて花の絵も集めるようになり、はまなし、オオバナノエンレイソウ、エゾノハクサンイチゲ、エゾリンドウの絵を続けて入手しました。山の絵では私が登ったトムラウシ、剱岳の絵を入手しました。4回登頂し、北海道の山では一番回数を登っているニペソツ山の絵もかねて欲しいと念願していたのですが、なかなか出物に遭遇できず、一度だけ素晴らしい油彩を見つけたのですが、既に売約済みでした。そこへ今回思いがけず、この作品を含む何点かの坂本直行の水彩画がオークションに出されました。他の水彩画はあっさり即決で売れてしまいましたが、この作品だけは、構図も単純で色味も灰色中心で見た目も地味であるからか買い手が付かないまま、結局入札したのは私だけで無事落札...坂本直行の山の絵

  • 夏の礼文

    久しぶりにレブンアツモリソウの時期の礼文を訪れました。昔見に行った群生地は笹が生い茂っており、レブンアツモリソウはほとんど見られなくなっていました。一方、笹を剥いだところからは、種が砂に埋まっていたとおぼしきレブンアツモリソウが次々に芽生え、見事に花を咲かせていました。レブンアツモリソウホテイアツモリソウセンダイハギハクサンチドリエゾノハクサンイチゲノビネチドリクロユリサクラソウモドキレブンハナシノブレブンソウエンレイソウオオバナノエンレイソウレブンコザクラ夏の礼文

  • ワタスゲの尾瀬沼

    尾瀬には毎年のように行っていますが、今回は十数年ぶりに泊まりで行ってきました。今回は高校時代からの友人と一緒です。大清水から入って長蔵小屋に泊まり、尾瀬沼の南岸を回って尾瀬ヶ原に下り、尾瀬ヶ原を横断しました。ニッコウキスゲの時期にはまだ早かったのですが、ワタスゲとヒオウギアヤメが見頃で、どちらも当たり年のようで、特に大江湿原の見渡す限りのワタスゲの大群落と、尾瀬ヶ原のヒオウギアヤメの群落が印象に残りました。一方でシカの食害は酷くなる一方です。水芭蕉が一番早く群落を作るテンマ沢湿原ではほとんどの水芭蕉の葉が食い尽くされていました。ワタスゲの尾瀬沼

  • 雄国沼のニッコウキスゲ

    雄国沼湿原のニッコウキスゲが見頃、しかもここ数年では当たり年(礼文島やサロベツ原野も当たり年だとのことです。今週末行く予定の尾瀬沼はどうかな?)とのことで、早起きして出かけてきました。片道280㎞、3時間半の運転はなかなかきつかった。喜多方の駐車場に車を停めましたが、既に八割埋まっています。折悪しくバスは出たばかり。しばらく待ってシャトルバスで金沢峠へ。雲一つない真っ青な空の下、展望台から雄国沼を見下ろすと、湖畔の一角が一面黄色くなっています。はやる心を抑えながら坂道を下り湖畔に出ました。黄色に染まった湿原に付けられた木道をたくさんの人が歩いているのが見えます。木道に入るとまさにニッコウキスゲの絨毯。あちこちで足を止めてはシャッターを押します。それにしてもこれだけの見事な群落を見るのは、10年ほど前に尾瀬...雄国沼のニッコウキスゲ

  • 西山峠のニリンソウ

    高尾山の南にある西山峠北側の谷筋にあるニリンソウの群落が見頃とのことで出かけてきました。最初は相模原インターまで行き、城山湖の駐車場に車を置き、関東ふれあいの道を歩いて見に行くつもりでしたが、城山この駐車場が閉鎖されたとのことで、高尾山の薬王院の駐車場に車を置いて出かけました。甲州街道から南へ入る道を進むと、もうあちこちにニリンソウの群落が見られます。道が林道に変わり、沢筋の山道になったところから、たくさんのニリンソウが出迎えてくれます。斜度がややきつくなり斜面が開けたところに出ると、お目当てのニリンソウの大群落でした。ちょうど見頃でとてもきれいでしたが、やや花の茎が伸びていて、もう数日前だともっときれいだったのではないかと思われました。写真を撮った後で一旦西山峠まで登り、時間にゆとりがあったので三沢峠まで足を...西山峠のニリンソウ

  • 長野市松代東条のあんず畑

    長野市松代東条のあんず畑のあんずが満開とのことで見てきました。ここは千曲市(更埴)のあんずの里ほどには知られておらず、人も少なく、のんびりと眺めることができました。ここが素晴らしいのは、あんず畑の向こうに北アルプスの山々が眺められることです。あんずの里からは高妻山と妙高山、飯縄山が見えますが、北アルプスは見えません。しかしここのあんず畑からは、かつて登った五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳の山並みがきれいに見渡すことができます。まだ観光地化されていない良さもあり、私はここのことを教えてくれた旅友達のSさんと同じく、こちらのあんず畑の方が好きです。帰りには善光寺に立ち寄り、秘仏の前立本尊のご開帳を参拝してきました。思った以上に小さいので驚きました。まだ参拝者もそれほど多くなく、15分待ち程度で拝むことができました。一枚目...長野市松代東条のあんず畑

  • 初めてのグループ展

    初めてのグループ展を開催しました。参加者の多くは大学で専門に書を学んだ・学んでいる人です。一方でこれまで全く書と関わりを持ってこなかった方も1人参加しています。以前から私の周辺の20代の若い人で、書に取り組んでいても発表の場がないという人が何人もいるという話を耳にしていました。師匠に師事して書を学び、展覧会に作品を発表するというやり方もありますが、往々にして師匠の書風を強制されたり、展覧会出品に多額の費用がかかったりして、そうした若い人からは敬遠されてしまう風潮が、群馬のような田舎でも見られます。しかし、そんな人でも気軽に自分の書きたい作品を書きたいように書いて出品する展覧会を開こうと、参加者の皆さんで意見が一致し、ようやく開催の運びとなりました。また、普段書と縁のない生活をしながら、日頃の活動から優れた書のセ...初めてのグループ展

  • 鉛筆での下書き

    近々大きな出費があるのと、コロナで遠出もできず、山に行こうにも私は冬山には行かないので、ここのところは休みは自宅で過ごしています。その中で、久しぶりに仮名の書の冊子本や巻子本の作成を思い立ちました。計画したのは以下の三点です。①高野切古今和歌集仮名序の再現(巻子本)②一條摂政集の書風による忠度百首(『平家物語』「忠度の都落」に登場する平忠度(たいらのただのり)の家集)の制作(冊子本)③高野切第一種の書風による藤六集(隠し題の歌の名手として知られた藤原輔相(すけみ)の家集+『拾遺和歌集』所収の藤原輔相の歌)の制作今①②の準備がほぼ済んでいます。①は最終的には茨城の小室かな料紙工房に料紙を依頼し、それに書く予定です。②③は素紙に近い両面書写可能な料紙で冊子本を作成し、それに書きます。昔、大学の恩師・村上翠亭先生が出...鉛筆での下書き

  • 黒滝山不動寺の紅葉

    南牧村にある黒滝山不動寺の紅葉が見頃とのことで出かけてきました。寺の西側には岩壁がそそり立ち、午後は全く日が当たらなくなるので、午前中に行くべきとのアドバイスに従い、車がすれ違うのも困難な急な坂道をようやくのことで登り切って駐車場に車を停め、さらに坂道を登って、誰もいない境内をのんびり写真を撮影して回りました。紅葉はまさに見頃、午前の日に照らされ、青空をバックに見る紅葉は本当に見事で、ここ数年では一番きれいだと思いました。この寺は山奥にあるため、自由に鐘を撞くことができます。賽銭を入れ、久しぶりに一撞きしました。鐘の音は思いのほか大きく驚きましたが、谷間にずっと響き渡っていくのが印象深かったです。黒滝山不動寺の紅葉

  • 大切な方の死

    私が県内で最も尊敬する篆刻家・書家の計良袖石先生が亡くなられました。学生時代に先生のお名前は伺っていましたが、初めてお会いしたのは二十数年前に開催された個展においてでした。それ以降、各方面でご縁が出来、展覧会のたびに拙作を見て下さり、コメントを頂くとともに、ブログで拙作を紹介して下さることもしばしばでした。県内で作品を発表するときは、常に先生の目に入ることを意識していたと言っても過言ではありません。落款印も数個刻していただきましたが、何と言っても圧巻は私の姓名と雅号を題材にした5.5㎝四方の大印です。これを先生は群馬県展に発表され、その年の大晦日に、1年遅れの結婚祝いとしてプレゼントして下さいました。画像はその印で、左が「阿吽桑海」右が「羲之末和典」と刻されています。落款印と姓名印として刻しながら、先生らしいし...大切な方の死

  • 風街オデッセイ

    作詞家松本隆の活動開始50周年を記念したイベント、風街オデッセイに行ってきました。朝の通勤中に聞くラジオで宣伝していたので、申し込み開始日に申し込んだところ見事当選。しかもアリーナ席でした。実は武道館ライブはおろか、武道館に入ったのも初めて。それにアリーナ席はステージが近い!年を取ってだいぶ落ちてきた視力ですが、18列目でもちゃんとアーティストの表情が見て取れました。我が目に感謝感謝。演目はすべて松本隆作詞の歌です。その歌を提供されたアーティスト本人が歌うのと、別のアーティストがカバーするのとが混じっていて、3時間(予定は2時間半)があっと言う間。まさに満喫しました。紅白歌合戦もこれまで2度見に行っていますが、今回はステージに近かったことも合わせると、過去最高のライブだったと思います。はっぴいえんども良かったで...風街オデッセイ

  • 40年目の墓参

    多磨霊園にある向田邦子さんのお墓に、ようやくにお参りに来ることができました。向田さんが今年で亡くなって40年です。これまでの思いを込めて墓前に合掌しました。写真は墓石ではありません。墓石の横に立てられた。本を開いた形を象った慰霊碑です。右側の文字は、森繁久彌氏がみずから小文を草し揮毫したものです。「花ひらきはな香る花こぼれなほ薫る久彌」と書かれています。左側は向田さんが赤坂に開いていた「ままや」のメニューを揮毫していた編集者の柿内扶仁子さんが筆を執っています。今日も心あるファンの方とおぼしき女性が掃除をされていました。おかげで墓域にはゴミ一つなく、墓石もこの石碑もきれいに磨き上げられていました。ありがたいことです。40年目の墓参

  • 八ヶ岳(白駒池~天狗岳~硫黄岳)

    八ヶ岳に登ってきました。一日中高曇りで眺望はいまいちでしたが、遠くの山々まで眺めることができました。計画では白駒池から天狗岳を往復するつもりだったのですが、欲張って硫黄岳まで足を伸ばしてしまいました。結果的に18㎞ほどを歩いたのでものすごく疲れ、帰りは酷い筋肉痛で、アクセルペダルやクラッチペダルを踏むのにも苦労するほどでした。西天狗岳東天狗岳と遠くに奥秩父の山々西天狗岳と東天狗岳手前に根石岳、真ん中に硫黄岳、奥に赤岳と阿弥陀岳西天狗岳と左奥に槍穂連峰東天狗岳西天狗岳と根石岳と東天狗岳横岳と赤岳と阿弥陀岳横岳と赤岳硫黄岳から天狗岳を振り返る硫黄岳の爆裂火口壁夕映えの北アルプス連峰を望む・右端は蓼科山夕映えの乗鞍岳夕映えの槍穂連峰夕映えの立山と剱岳(手前のアンテナ群は美ヶ原)夕映えの爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳と五竜岳八ヶ岳(白駒池~天狗岳~硫黄岳)

  • 栗駒山

    栗駒山の「神の絨毯」が見頃とのことで出かけてきました。雲の切れ間から差す光に照らし出された紅葉の斜面は、息をのむ美しさ。宮本輝の小説のタイトル「錦秋」とはまさにこういう景色のことを指すのだろうと思いつつ見入っていました。滞在した3時間ほどが、この日唯一日が差して青空が覗いた時間だったようで、ラッキーでした。来年は岩手山西側の三ツ石山と、栗駒山を北の須川温泉から登ろうと決めました。栗駒山

  • 恵那山

    今年こそ南アルプス南部の山々に登頂しようと思いましたが、小屋がクローズのため断念。日帰りで登頂できる未踏の百名山はここしか残っていないので、同時期に登った知人からの「恵那山に登るなら紅葉の時期に限ります。」とのアドバイスに従い、紅葉の時期を狙って、台風一過の快晴の下登ってきました。事前に調べていたとおり、展望に恵まれず、ルートも単調、特に登山口から4合目までの樹林帯の登りはとてもきつかったです。しかし、山頂付近のドウダンツツジの紅葉は素晴らしく、特に山頂に広がる平地を縁取るように点在しているドウダンツツジの真っ赤な紅葉は見事でした。それでも見晴らしの良いところからは南アルプスや中央アルプスの山々が眺められました。避難小屋裏の岩場からは南アルプスの山々や、三角点のあるピークも眺めることができました。最高点の地味さ...恵那山

  • 礼文の旅

    夏休みは緊急事態宣言前に礼文島で過ごしてきました。エゾカンゾウの当たり年で、群落では見事な花々を眺めることができ、感動しました。礼文の旅

  • 笠ヶ岳(尾瀬)

    尾瀬の笠ヶ岳に登りました。梅雨明けして好天に恵まれた最初の週末ということで、尾瀬は大混雑だったようですが、笠ヶ岳ではトータルで15人ほどの人にしか会わず、静かな山行を楽しめました。山頂から見た至仏山の西側斜面の光景と、片藤沼からの景色が特に印象に残ります。左に武尊山、右に笠ヶ岳笠ヶ岳に続く気持ちの良い稜線左から越後三山(中ノ岳・越後駒ヶ岳)、平ヶ岳、至仏山小笠の下から笠ヶ岳を望む片藤沼から眺めた至仏山と燧ヶ岳片藤沼から眺めた笠ヶ岳と至仏山と燧ヶ岳片藤沼から眺めた至仏山片藤沼から眺めた燧ヶ岳笠ヶ岳への登りから片藤沼を眺める手前に片藤沼、遠くに左から皇海山、赤城山、武尊山シナノキンバイチングルマ笠ヶ岳山頂に一輪だけ咲いていたニッコウキスゲ笠ヶ岳で見たミヤマムラサキオヤマ沢田代の見事なワタスゲの群落保護の甲斐あってか...笠ヶ岳(尾瀬)

  • レブンソウ

    私が一番好きな礼文島の花はレブンソウです。かつて自分で言葉を作って作品を制作し、発表したこともあるほどです。そのレブンソウがようやくわが家で花を咲かせてくれました。レブンソウは高山植物にしては珍しく育てやすく、北海道では普通に庭に植えても簡単に育つくらいだと聞いていたので、内地のこちらは暑くて有名なところですが、一縷の望みに賭けてみました。種は礼文島・香深のフェリーターミナル前の土産物店で購入したものです。今まで何度も種を蒔いたのですが、発芽して育ってもやはり暑さに負けたり、アブラムシの被害に遭ったり、植え替えを失敗したりして、株は育っても花を咲かせるまでには至りませんでした。ところが、一昨年夏に買ってきた種を秋に蒔いて生えた4株が、一夏と二冬を越し、そのうち1株が今年ようやく花を咲かせてくれました。やはり自然...レブンソウ

  • 切り倒されたアカヤシオ

    とても悲しく、そして胸くその悪くなる話し。先日のニュースで、鉄道写真を写す名所とされる場所の近くに住む方の所有地で、心ない鉄道ファンによって、その方の亡くなった家族が植えた木が切られるという事件が紹介され、なんともやりきれない気分になりました。先日赤城山篭山のアカヤシオが見頃とのことで、駒ヶ岳の中腹までと合わせ、2時間ほどハイキングに出かけました。篭山にやって来て、いつものように眺めの良い岩の上に登ってアカヤシオと覚満淵を写真に収め、岩を下りようとすると、地面に近いところにアカヤシオの花が見えます。あれ、こんな低いところに咲くのなんて珍しいなと思ってみてみると、なんと花が咲いている木が切り倒されていたのでした。しかも三本も!花はみずみずしく、しかも横の切り株からは水が染み出ているところからして、切り倒されて間も...切り倒されたアカヤシオ

  • 沼田・昭和のサクラ

    沼田市の桜が見頃とのことで出かけてきました。青空の下で眺める桜は格別です。天照寺のシダレザクラ(沼田市)発地のヒガンザクラ(沼田市)上発知のシダレザクラ(沼田市)まだ五分咲きでした。ヤドリギが多く付いています。右遠くに見えるのは武尊山です。帰りに見た昭和村のCANON赤城工場のソメイヨシノの並木。満開の桜並木が500メートル以上続き、まさに壮観でした。左端は武尊山。沼田・昭和のサクラ

  • 2021年田島ヶ原のサクラソウ

    昨年は閉鎖されていたさいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地に、急に思い立って2年ぶりに出かけてきました。今年はある程度雨も降ったので、今まで見たなかで一番花が大きく、色も濃くみずみずしくてきれいでした。雨が降ってきたので早々に退散しましたが、第二自生地の群落が年々拡大しているのはうれしいことでした。昔のように一面のサクラソウが桃色の絨毯を敷き詰めたように咲く日が来るのを祈るばかりです。サクラソウには時折見られる白花。一カ所に固まって10株ほど咲いていました。2021年田島ヶ原のサクラソウ

  • 2021年小鹿野のセツブンソウ

    去年は個展開催中で見に行けなかった、秩父の奥にある小鹿野町のセツブンソウ群生地のセツブンソウが、先週末の陽気でちょうど見頃になったと聞き、出かけてきました。セツブンソウは写真で見ただけでは大きな花のように見えますが、実際には草丈は7,8㎝、花の直径は2㎝ほどの小さな花です。小鹿野町の群生地は国内最大規模とされています。林床に一面に真っ白な花が咲き誇っていました。ちょうど見頃でとてもきれいでしたが、やや風があり撮影しにくかったのが残念でした。たくさんのカメラマンがレンズを向けていましたが、あきらめて撮影を切り上げる人も見られました。私の安物コンデジでもこれだけきれいに写るのですから、実物の花がいかにきれいかが想像できるかと思います。この後気温の低い日が続くので、今週末まで何とか持ちこたえるのではないかと思います。2021年小鹿野のセツブンソウ

  • いま、風が吹いている~向田邦子没後40年特別イベント~

    どうしても行きたかった向田邦子没後40周年記念イベントへ、無理して出掛けてきました。会場のカフェで、かつて向田邦子が妹に営ませていた居酒屋・ままやのメニューをアレンジした、ままやセットをいただきました。限定30食なので、これを食べたくて開店に合わせて並びました。それでも18番目でした。カレーはすりおろした野菜の甘味が優しい味。名物のニンジンのピリ煮とサツマイモのレモン煮は、あっさりしすぎていてちょっと物足らなかったです。ままやはもう20年以上前に閉店してしまったけれど、私が社会人になったときにはまだ営業していたので、一度行っておけば良かったと、今になって改めて後悔。展示品は自筆原稿と蔵書、衣類と所蔵していた美術品、使用していた食器などの器類。多くはかつて仙台や東京で開かれた展覧会や、かごしま近代文学館で見たこと...いま、風が吹いている~向田邦子没後40年特別イベント~

  • いま、風が吹いている~向田邦子没後40年特別イベント~

    いま、風が吹いている~向田邦子没後40年特別イベント~

  • 北奥千丈岳と金峰山

    10/25(日)以前からある教え子から山に一緒に連れて行って下さいと言われ、登山初心者のその教え子のために登りやすい山をと計画したのですが、悪天候で2回延期となり、3度目でようやく登ることができました。最初の計画では木曽駒ヶ岳に行くつもりでしたが、秋はロープウェーがものすごく混むそうなので断念。金峰山に変更したところ、今度は先週の初雪がかなりの大雪となったとのことでかなり心配されました。軽アイゼンを買ったり、スタッドレスタイヤをレンタルしたりして準備を整えしましたが、幸い直前の好天に助けられて雪もほとんど消えており、これらは不要に済みました。前泊の後に教え子をピックアップして一路大弛峠へ。予想通り駐車場は満車で、事前に調べておいたとおり長野県側の林道の空きスペースに駐車。あと少し遅かったら1㎞以上下に駐車しなく...北奥千丈岳と金峰山

  • 鳳凰山

    8/18,19以前北岳に登ったときに八本歯のコルから振り返ってみた鳳凰山の姿が忘れられず、いつか登りたいと思っていました。また、稜線の真っ白い砂地に咲く赤いタカネビランジの花も見てみたいとずっと念願していました。本来は夜叉神峠から薬師岳小屋泊まりで登る予定でいたのですが、今年のコロナ関連の諸事情から、急遽青木鉱泉からドンドコ沢を登って鳳凰小屋に泊まり、稜線を歩いて中道を下ってくるルートに変更しました。災害で普通になっていたドンドコ沢のルートが8月8日から再開したのも、このルートを選んだ理由です。「日本百名山」の深田久弥が、小林秀雄(評論家)・今日出海(作家)と一緒に登ったこのルート。寝不足のまま登った今日出海は、登山中に深田久弥の命を受けた小林秀雄からステッキで叩かれながら登ったと書き残しています。確かにふらつ...鳳凰山

  • 南八ヶ岳縦走

    8月2日(日)梅雨明け最初の日曜日。昨年麓まで来ながら諸事情で見送った南八ヶ岳を、反時計回りで縦走してきました。八ヶ岳は以前10月に赤岳に登ったのと、7月に高山植物を見に横岳に登ったとき以来3回目ですが、今回は初めて硫黄岳まで縦走することにしました。反時計回りの縦走にしたのは、ヤマレコで北沢から硫黄岳までのルートが長いことを知ったこと、以前赤岳に登ったとき、赤岳から横岳へ向かう斜面が急で、これを登りたくないと思ったからです。結果的には反時計回りにして正解でした。普段は単独行がほとんどなのですが、今回は珍しく同行者が一緒です。若くて体力もある同行者には申し訳ないと思いつつ、初めて八ヶ岳に登る同行者の道案内のつもりで登りました。・赤岳山荘~行者小屋去年の台風で登山道が荒れ、ルートが付け替えられたとおぼしきところも多...南八ヶ岳縦走

  • 大江湿原のワタスゲ

    尾瀬の大江湿原のワタスゲが、今年は当たり年とのことなので、見に行ってきました。今日は予報では曇り、しかし尾瀬の方の空は明るかったため、日中は何とか天気は持つのではないかと予想して出かけたら、幸いなことに下山途中で少し雨がぱらついたほかは何とか天気は持ってくれました。ワタスゲは確かに見たこともないくらいたくさん咲いていましたが、ピークは先週だったようです。一方でニッコウキスゲのつぼみも至る所にたくさん見られ、こちらも昨年同様の当たり年になりそうです。大清水から一ノ瀬まではバスを利用したので、正味4時間ほどのお手軽ハイキングでした。大江湿原のワタスゲ

  • 今年最初のハイキング

    今年最初のハイキングは前日に登山口が開放された尾瀬へ。(一応県境は越えておりません。)水芭蕉はまさに見頃で、しかもここ数年では一番きれいに咲いているように思えました。こんなに人が少なく静かな尾瀬は初めてです。のんびりと尾瀬ヶ原を一周し、約20㎞を歩きました。今年最初のハイキング

  • 那珂川町のイワウチワ

    友達のAさんが昨年見に行き、今年は私も是非見に行きたいと念願していた、栃木県那珂川町富山のイワウチワ群生地に行ってきました。植林されたヒノキ林の林床一面にイワウチワが大群落を作っており、それはそれは見事でした。特に尾根筋の日当たりの良いところは、遊歩道の左右に一面に咲いていて、とてもきれいでした。写真ではわかりにくいかも知れませんが、イワウチワの花は意外と大きく、大人の人差し指の先くらいの大きさで、花の直径は2㎝ほどもあります。花の色は咲き始めはやや濃いめのピンクで、開くに随って白くなっていきますが、ピンク色のやや濃い個体とほとんど白の個体とが混在していました。那珂川町には群生地が同じ谷沿いに2箇所あり、手前の舟戸群生地は観光バスも入り多くの人が訪れているようでしたが、こちらは駐車場から1㎞以上歩かなければなら...那珂川町のイワウチワ

  • 雅号の由来

    昨晩放映されたNHK「チコちゃんに叱られる」で、卒業式での呼びかけ式の別れの言葉を考案した“カリスマ校長”として紹介されていた斎藤喜博先生の作った詩「一つのこと」から、私の雅号は引用しています。私が小学校5,6年生の担任の先生だったT先生は、斎藤先生の指導法を先生から直に学び、私もT先生から斎藤先生の指導法による教育を受けました。T先生はことあるごとに斎藤先生のことを話し、音楽の授業ではいつも斎藤先生が作詞された合唱曲を歌い、卒業式ではもちろん番組で紹介されていた呼びかけ式の「送答辞」を行い、その中で斎藤先生が作詞した合唱曲による合唱が2曲も入りました。そのうちの1曲は「一つのこと」でした。T先生の普段の授業は、もちろん教科書に則って進められていましたが、週に何回か2時間連続の長時間授業が普通にあったり、グルー...雅号の由来

  • 桑海書作展

    このたび初めての個展を開催しました。34点の作品を展示しました。1/3の作品が新作で、残りの作品は学生時代から今日に至るまで発表してきたものです。桑海書作展

  • 2回目の紅白歌合戦観覧

    本年もよろしくお願い致します。昨年の大晦日には、5年ぶり2回目の紅白歌合戦を観覧してきました。今回も2回目とは言いながら最高のひとときを過ごすことができました。今年から観覧応募ハガキを出したい人もいるようなので、その辺りからのいきさつや要領も併せて書きます。・10月頭NHKホームページに応募要領が出ます。今回も年賀状の失敗したのと使い残りを郵便局に持っていき、お金を追加して往復ハガキ100枚に交換、プリンタで印刷して、前回当たったときと同様に何カ所かのポストから日を分けて少しずつ発送しました。返送されてくるハガキには、当落に関係なく1枚ずつ番号が振られており、いっぺんに発送するとそのまとまりごとに近い番号、あるいは連続した番号が振られ、当選の確率が下がるように思えるからです。私は初めて応募した7年前から毎年10...2回目の紅白歌合戦観覧

  • 御嶽山

    9/16(火)に、7月に尾瀬に一緒に行った知人と御嶽山に登ってきました。本当は蓼科山に登ろうかと思ったのですが、熱帯低気圧のため東の方にある山は雲がかかりそうな様子。西の方は猛暑日の予報。よって、日帰り可能でできるだけ西にある山で未踏の山ということで、御嶽山に行き先変更。知人は仕事の関係でもぜひ行ってみたい山ということで変更を快諾してくれました。自宅から御嶽ロープウェー(実際はゴンドラ)乗り場まで4時間かけて運転し、7時に現地着。ゴンドラで上まで上がれる一番簡単なルートにもかかわらず、駐車場は休日の割にかなり空いていました。ゴンドラで標高2,000mを超える飯森高原駅まで上がり、7:20に登山開始。さすがに信仰の山だけあり、裸足で登る行者の方がいたのには驚かされました。七合目の行場山荘を過ぎると、登山道は丸太を...御嶽山

  • 仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

    今まで何度か企画して実現できなかった仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に登ってきました。7/31は、仙流荘まで車で向かい、そこからバスで登山口の北沢峠に行き、そこにあるこもれび山荘に前泊しました。これによって翌朝早朝からの行動が可能になるのです。こもれび山荘の一階は一人一人の寝床がカーテンで仕切られているのが珍しく、寝付きの悪い私には、遅くまで回りを気にせず本が読めるのでありがたかったです。8/1は、仙丈ヶ岳に登りました。ヘッドライトを持って来ていないので、周囲が明るくなってきた5時に出発しましたが、ルートははっきりしていたので、あと30分早く出ていれば山の上での眺めをもっと堪能できたのにと、ちょっと後悔しました。大滝頭までは樹林帯を徐々に詰めていく感じで、さほど苦なく登れましたが、大滝の頭から小仙丈ヶ岳までは斜度もきつくな...仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

  • 尾瀬横断ハイキング

    知人が群馬在住なのにまだ尾瀬に行ったことがないとのことだったので、連れて行きました。知人は結構健脚なので、1日で尾瀬沼も尾瀬ヶ原も行けるようにしました。私は尾瀬には何度も行っていますが、せっかくなので今まで歩いたことのない、大清水から尾瀬沼に入り、尾瀬ヶ原に下って横断、鳩待峠に上がって戻ってくるというルートにしました。このルートは今回と逆のルートが一般的なのですが、幸い車が2台あるため、今回のようなルートが可能になりました。大清水から一ノ瀬までのシャトルバスは実に快適で、これがあるからこそこのルートは成立したと言っても良いでしょう。今まで約1時間かかった林道歩きが10分で済んでしまうのは夢のようでした。一ノ瀬から三平下までは短時間で歩けましたが、久しぶりの山歩きだったのと、意外と蒸し暑くかなりへばりましたが、何...尾瀬横断ハイキング

  • 10連休は北海道⑪

    *旅の終わりに自分の車で北海道に行ったのは約10年ぶりでした。それまでは毎年のように出かけていたので、何だか懐かしくもありました。今回のように10日間まるまる、休暇願いも出さずに、何の縛りもなく休めることは、仕事をリタイアするまでないでしょう。よって、観光客も多く金のかかる時期ではありましたが、思い切って出かけることにしました。礼文で水芭蕉が見られなかったり、羅臼で観光船に乗れなかったり、男山自然公園のカタクリがやや見頃を過ぎていたりしたことなど、心残りはありましたが、数十回に上る北海道旅行で、そうした心残りがなかったときの方が珍しいので、それも残念ではあるけれど旅の思い出なのでしょう。今回の旅での嫌な思い出も、次の旅の時に良い思い出で上書きできればいいと思っています。今回は10日間の旅でしたが、1ヶ月間くらい...10連休は北海道⑪

  • 10連休は北海道へ⑩

    5/5丘を後にして、美瑛の山頭火に入ったのが15時前。ラーメンをすすった後、インスタの写真をUPしたりしてのんびりしていたら、何と16時近くになっていました!この日は苫小牧東港から19時半発のフェリーに乗らなければなりません。遅くとも30分前に到着していなければ危険です。慌てて車に飛び乗り、一路旭川へ。幸いに信号にもさほど引っかからず、私の車の前にはちょうど良いスピードで走っている車がいることも多くてスピードオーバーにもならず済みました。しかし、20年前のお盆、札樽道の渋滞にはまり、渋滞で止まったままの車窓の向こうに、乗るはずのフェリーが静かに出航していくのを眺めた経験のある私は、その悪夢を繰り返すわけにはいきません。予定よりやや早く旭川鷹栖インターに到着し、道央道に乗った後は、時計とスピードメーターとにらめっ...10連休は北海道へ⑩

  • 10連休は北海道へ⑨

    5/5(日)突哨山に結構な時間滞在してしまい、また気温が高く、すっかり汗をかいてしまいました。次に向かうのは北邦野草園です。ここも14年ぶりに行きます。前夜会った元ゆわんと村オーナーご夫妻も行くという話を聞いていたので、時間を合わせようかと思っていたのですが、思いがけず突哨山で時間を食ってしまいました。北邦野草園は旭川の西の郊外にあります。無料で入場でき、季節の花々を楽しむことができます。今回はカタクリとエゾエンゴサク、キバナノアマナ、エゾノリュウキンカ、キタコブシが見頃でした。この暖かさで、ひょっとしたら早咲きのシラネアオイも、と思っていましたが、一輪だけ開きかけのを見ることができただけでした。ここのカタクリとエゾノエンゴサクは、突哨山と同じくちょうど満開という感じでした。男山自然公園と同様に、カタクリとエゾ...10連休は北海道へ⑨

  • 10連休は北海道へ⑧

    5/5(日)いよいよ今日は最終日。旭川近郊のカタクリの群落は、清里のYHでご一緒したUさんが4/29に見に行ったときはちょうど見頃で素晴らしかったとのことです。見頃は過ぎたもののまだまだきれいだとのことで見に行きました。ここを訪れるのは14年ぶり。あのときはちょうど見頃で、それはそれはきれいだったのを覚えています。ただし時間が早かったので、花が開ききっていませんでした。そのとき以来の男山自然公園。手前の日当たりの良い群落は花が終わりかけていましたが、カタクリの桃色と、エゾノエンゴサクの水色と、アズマイチゲの白のコントラストが見事です。もう少し時期が早ければ、フクジュソウの黄色も混じって、さらに見事だったろうと思います。オオバナノエンレイソウやエゾノリュウキンカなども咲き始めていました。やや日陰になった西奥の方の...10連休は北海道へ⑧

  • 10連休は北海道へ⑦

    5/4(土)この日は素晴らしい天気。この天気ならシャチを見る観光船も出たのにと残念でなりません。この日はオンネトーとシゲチャンランドを訪れた後、ひたすら車を飛ばして旭川まで行く予定です。ロッジ風景画の前の畑から見た斜里岳の姿は見事の一言。人工の建造物等が一切目に入らないこれだけ景色の素晴らしいところをよく選んで、宿を建てたなあと感心することしきりです。車を快調に飛ばして弟子屈を抜け、山道に入って峠を越えると、突然目の前に雄阿寒岳が姿を現します。双岳台からは左手遠くに雌阿寒岳が望め、真正面に雄阿寒岳が聳えています。どちらにも登頂しているのはいつものことながら感慨深いです。観光客で混雑している阿寒湖はスルーしてそのままオンネトーへ。ここも確か20年ぶりくらいではないでしょうか。あのときはやはり天気が悪いのでオンネト...10連休は北海道へ⑦

  • 10連休は北海道へ⑥

    5/3(金)振り返るとこの日は今回の旅行で最も無意味な一日になってしまいました。そもそも朝のYHで出発の用意をしているところに電話が入り、羅臼で乗る予定だった観光船の運休が決まってしまったからです。このためにわざわざ道東まで足を伸ばしていたので、その意味がなくなってしまったのが残念でなりませんでした。仕方なくまずは以前も訪れた斜里町の北のアルプ美術館で坂本直行の絵などを鑑賞し、その後ウトロへ向かって漁協婦人部食堂で早お昼にしました。本当はメンメ定食を食べたかったけれど5,000円ということで断念。海鮮丼はどこにでもある感じのものだったのでホッケ定食にしました。まずまず美味しかった。その後の予定が全くなくなってしまったので、オシンコシンの滝を上から見下ろしました。この日の宿泊先はFという宿に決めていたので、どこに...10連休は北海道へ⑥

  • ニリンソウの谷2019

    今年もニリンソウの谷に行ってきました。今年は冬に雨が少なかったためか、昨年よりも花の数が少ないようです。それでもGW明けに訪れたときは谷一面にニリンソウ、今日は谷一面にヤマブキソウが咲き乱れていました。ニリンソウの谷2019

  • 10連休は北海道へ⑤

    5/2(木)この日は天気が今ひとつだったので、昔清里のYHに泊まっていた頃の雨の日企画の一つだった、日帰り十勝ドライブに出かけてきました。あの頃は阿寒湖を越えて足寄に下りと、十勝までひたすら長距離ドライブでしたが、今は阿寒町まで高速道路が来ているので、それに乗って中札内まで一気に移動できます。阿寒町までは弟子屈から南下するのですが、このルートは初めて走りました。高速も池田より西は初めて乗りましたが、けっこうたくさんの車が走っていて驚きました。これだもの、JRは利用されなくなるわな、と思いました。結局もろもろの事情で1時間ほど出発が遅くなったので、中札内美術村に着いたのは13時過ぎでした。今まではレストランを囲む柏林の柏の葉が茂っている時期にしか来たことがないのですが、今回は柏の葉は皆落葉しており、柏林の雰囲気が...10連休は北海道へ⑤

  • 10連休は北海道へ④

    5/1(水)本当はもっといても良かったのですが、道東に行くところがあったのでこの日で島抜け。令和のスタートにふさわしく、「レ」「イ」「○」(輪=ワ)の人文字の見送りで、名残惜しい気持ちいっぱいで島を離れました。令和の始まりを祝福してか、利尻山も雲がかかりつつも姿を現してくれました。稚内に着いて、陛下の即位のお言葉をテレビで見ながら、赤い鳥で塩野菜ラーメンを。お天気屋のマスター、今回も帰りに寄れませんでした。ごめんなさい。続いて一昨年も来た宗谷丘陵の白い道(シェル・ロード)へ。結構たくさんの人が来ていて驚きました。ビューポイントで、紅い傘をさしたご婦人(恐らく奥方でしょう)をカメラにカメラに収めるべく苦労している年配カメラマンがいて、なかなかその場を離れてくれず、他の訪問者が皆写真が撮れず困っているのには閉口しま...10連休は北海道へ④

  • 10連休は北海道へ③

    4/30(火)いよいよ平成最後の日。この日は風は前日ほどではなく、空も晴れていたので、利尻を見ながら島の南を歩こうと決めました。ちなみにこの時期にコースを歩くのは、GW3回目にして初めてです。ますバスで知床に向かい、一路元地灯台へ。この時期は花は少なく、エゾエンゴサクとキバナノアマナが中心です。また、ギョウジャニンニクもたくさん生えており、しかも今まで採取されたことがないためかどれも株が大きく茎も太く、これを採取して醤油漬けにしたら最高に美味いだろうなと思いました(ギョウジャニンニクの醤油漬けは札幌のふくろう亭でいただいていましたが、なかなか美味しく、確かにこの調理法にするなら茎が太い方が良いなと思いました)。地元のおばさんが遠くで袋いっぱいに採取しているのが見え、うらやましく思いました。いつもなら花を見ながら...10連休は北海道へ③

  • 赤城山・篭山のアカヤシオ

    赤城山・篭山のアカヤシオが見頃とのことで見に行ってきました。八分咲きと言ったところで、満開は今週半ば頃と思われました。ただ、ここ数年でも花の当たり年だった昨年よりは花が少ないようです。篭山にはしっかりとした登山道が付いていない関係で、登山者があちこちのビューポイントに分け入り、木々の枝を折ってしまっているケースが目立ちました。中にはアカヤシオの花の付いた枝が折れて落ちているのさえ見つけました。私も気をつけて登っていましたが、ザックを背負っていなくても細い枝を折ってしまったことがあったかも知れません。きれいはきれいだったのですが、昨年袈裟丸山の満開のアカヤシオを見てしまった関係で、花の向こうに赤城大沼と覚満淵の湖面が入る景色以外はやや印象が薄くなってしまいました。赤城山・篭山のアカヤシオ

  • 鳴神山のカッコソウ2019

    昨年に続いて鳴神山のカッコソウを見てきました。今年も見頃をやや逸してしまったのが残念。また、鹿の害によるものか、盗掘が後を絶たないのか、年々株が少なくなっているそうで、ボランティアの人たちが配っていたパンフレットにあるような群落は見られませんでした。リアルタイム検索で「秘密の群落」と称する群落の写真をUPしていた人がいましたが、そんな群落はどこにあるのでしょうか?鳴神山の奥深くにひっそりとあるのでしょうか?見てみたいとも思いますが、人に知られてまた盗掘されたりするのは残念なので、秘密は秘密のままにそっとしておきましょう。鳴神山のカッコソウ2019

  • 10連休は北海道へ②

    4/29(月)この日は風も強く天気も今ひとつ。港まで同宿だった方を見送りに行った後、南の方より天気の良い北の方を歩くことにしました。港からの帰りに久種湖で下ろしてもらい、ミズバショウの群落を見に林に入ったのですが、霜が降りたため既に枯れていて残念でした。しかし、キバナノアマナやエゾノリュウキンカはきれいでした。ザゼンソウは霜にやられずきれいに咲いていました。久種湖の西側を歩いてキャンプ場に着き、一緒だった皆さんと別れ、今回の礼文行きの目的の一つ、西上泊のエゾエンゴサクの群落を見るべく、一路浜中へ。さらに浜中から西上泊へ。とにかく風が強く歩きにくかったです。西上泊の集落へは降りず、そのまま神社の鳥居をくぐって山の上へ。山を越えて、風に吹き飛ばされそうになりながら尾根筋を下ったところに、目的のエゾエンゴサクの群落が...10連休は北海道へ②

  • 10連休は北海道へ①

    10連休は北海道で過ごしてきました。これだけまとまって休めるのもこれで最後なので、JTBにお願いしてかなり苦労してフェリーのチケットを取ってもらい、約10年ぶりに車で回ってきました。今回の主目的は、1900年代最後の日を迎えた礼文島の星観荘で、平成最後の日を迎えることでした。4/26(金)本来は27(土)の小樽便に乗りたかったのですが、こちらの便しか取れませんでした。しかし、こちらの方が道内滞在日をもう1日増やせるので、むしろありがたかったです。23:05新潟発のフェリーで苫小牧東へ。もちろん満員。出港してすぐ風呂に入ってすぐ寝ました。4/27(土)17:20苫小牧東着。高速を飛ばして一路札幌へ。この日は前高の教え子・K君と8年ぶりの再会の予定です。高速も空いており、予定より早くホテルにチェックイン。タクシーで...10連休は北海道へ①

  • 展覧会出品作紹介

    現在高崎シティギャラリーで開催されているさる展覧会の出品作です。4点とも全然異なった作品で、器用貧乏だとか節操がないとか言われそうですが、私自身飽きっぽい性格ゆえに、できるだけいろいろなことをやりたいし、何しろ師匠が様々な書体・書風を良くした方なので、その弟子の末席に連なる者として、ほんのわずかでもその姿勢を見習いたいと思うが故の作品制作だということをおわかりいただければと思います。以下、作品の説明を。①懲りもせず今年も大字仮名を書きました。2×8尺の絹目画仙(金箔が荒く撒いてあります)に西行の有名な歌を一首。ずっと巻筆で書いていたのですが調子が出ず、紙が残り2枚になったところで、以前仮名の先生からいただいた素性不明の剛毫筆で書いたところ、なぜか思ったように書けたという作品。もっと早くその筆の存在に気づけていれ...展覧会出品作紹介

  • 向田邦子のゆかりの地を訪ねて

    先日、図書委員会からの依頼で「ビブリオ・トーク」という新企画の第1回講師として、大好きな向田邦子について語りました。作家が亡くなると途端にその作家の作品の読者が減り、いつしか忘れ去られていくのが世の常なのに、向田邦子は死後37年経った今でも新たな読者を獲得している希有な作家です。そうした新たな読者の多くが若い女性で、教え子諸君にもそうした新たな読者になってほしいと思っていたこと、先頃亡くなった樹木希林は向田邦子の友人で、代表作「寺内貫太郎一家」に出演していたこと、私自身も9年前に向田邦子生誕80周年記念朗読会で、樹木希林による向田邦子のエッセー「寺内貫太郎の母」の朗読(しかもかの有名な「ジュリ~!」の身振りの再現付き)を目の前で見たこと等の理由から、向田邦子を取り上げたのです。時間がわずか20分しかなかったので...向田邦子のゆかりの地を訪ねて

  • 黄葉の浅間山

    10/13(土)に教え子のTと浅間山に登ってきました。本来はお互いにかねてから念願していた甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の登頂を計画し、前泊の宿と当日の山小屋の予約まで済ませていました。しかし、日曜日の天気が今ひとつで、結局またしても断念することとなり、やむなく代替として、Tが未踏の浅間山に登ることに決めました。私は浅間山には一度登っていますが、秋には登っておらず、また高峰高原~黒斑山~仙人岳の外輪山の縦走も未経験だったので、ちょうど見頃だというカラマツの紅葉も見がてら、今シーズンの登山の締めくくりということで登ってきました。天狗温泉にTの車を置き、私の車で高峰高原に向かいました。高峰高原では雲海の上に出て、高曇りでしたが八ヶ岳連峰が雲海の上に浮かんでいるのが見えました。車坂峠から登り始め、緩やかな斜度の道を登っていき、...黄葉の浅間山

  • さようなら、岡本苔泉先生

    先頃大学の恩師・村上翠亭先生が亡くなられ、そのショックからようやく立ち直りかけていた矢先、今日は何と同じ大学の恩師で、大学で6年間ご指導いただいた岡本政弘(苔泉)先生の訃報に接しました。もう、何と言ったらよいのか、言葉が見つかりません。それほど先生に頂いた学恩は村上先生同様、いや、村上先生に直接ご指導いただいたのは2年間であるのに対し、岡本先生は6年間ですから、年数だけ比較しても3倍の長きにわたってご指導を頂いており、学恩は村上先生以上に大きなものがあります。入試の面接のときの面接官の一人が先生でした。短時間でしたが、作品の出来の感想と、入学後取り組んでみたいことを聞かれ、「蜀素帖が出題されたのは意外でした。入学したら六朝の楷書に取り組みたいです。」と答えたのを覚えています。先生は漢字が専門で、私自身も漢字を中...さようなら、岡本苔泉先生

  • さようなら、村上翠亭先生

    テレビ番組を通して私を書の世界にいざない、仮名の書の素晴らしさを教えてくださった恩師・村上翠亭先生が、9月1日に亡くなられ、無宗教による家族葬も既に済まされたことを今日知りました。本物の仮名を書ける最後の書家がこれでいなくなったかと思うと、一つの時代が終わったという感を新たにせずにはおれません。中2の時、NHK教育テレビの趣味講座「書道に親しむ・かな」において、私は先生と出会いました。穏やかなお顔と語り口、そして鮮やかな筆さばきとみずみずしい書線、そしてそれらから生み出される見事な作品群。毎週毎週テレビにかじりつくように見入っていました。仮名の書というものを知らなかった私に、仮名の書がどういうものであるかを、そしてその素晴らしさを教えてくださいました。最終回で巨大なパネルに大字仮名を揮毫されたのに度肝を抜かれた...さようなら、村上翠亭先生

  • 37年ぶりの常念岳

    先日の雲ノ平周遊の時、鷲羽岳~水晶岳の稜線から常念岳を眺めました。常念岳は実は37年前に叔父と登っています。日本百名山の中で最初に登った山ですが、意気地なしで体力もなかった当時の私は、登るのが辛くて辛くて(軽い高山病だったのだと思います)、途中で泣きが入り、泣きべそをかいて登頂したのを覚えています。よって、山頂で写真も撮していません。本来はその先の蝶ヶ岳まで行く予定だったのを、これ以上の山行は無理と判断した叔父が、予定を1日切り上げてエスケープルートで下山することにしたのです。このことは小学生の私にとって屈辱の経験となり(もちろんすべての原因は私のダメさ加減にあるのは言うまでもありません)、本格的に山に登るようになってからは、いつかその屈辱を晴らすべく、ぜひもう一度常念岳に登りたいと思っていました。本来は鳳凰三...37年ぶりの常念岳

  • 雲ノ平周遊⑤

    山小屋での食事などの写真と、山頂での写真をお示しします。薬師岳山荘の夕食三俣山荘の夕食・ジビエ(鹿肉)シチュー水晶小屋の力汁雲ノ平山荘の夕食・石狩鍋薬師岳山頂にて北ノ俣岳山頂にて黒部五郎岳山頂にて鷲羽岳山頂にて水晶岳(黒岳)山頂にて祖父岳山頂にて黒部五郎岳山頂でご一緒した皆さんと雲ノ平周遊⑤

  • 雲ノ平周遊④

    8/4はいよいよ下山です。私は時間に余裕があるので、小屋でゆっくり朝食を摂ってから出発しました。始めに書いたSさんは、絶対に雲ノ平から下った方が良いとのことでしたが、その通りでした。薬師沢への下りは笠ヶ岳の笠新道に並び、今まで経験した中で最もハードな下りでした。登ってくる人と何人もすれ違いましたが、よくこんな急なところを登ってくるな、と思わず思ってしまいました。薬師沢からは太郎平への登りまで緩やかな登りが続きます。カベッケが原ではオコジョを見ました。昔ニペソツ山で2回見たことがあり、その時聞いたのと同じような声が聞こえたので足元を見てみると、木の下の穴から顔を出しているのを見つけ、すぐにカメラに収めました。太郎平への最後の登りにかかると、間もなく森林限界を抜け、かんかん照りの下で登るのは実にハードでしたが、前夜...雲ノ平周遊④

  • 雲ノ平周遊③

    3日目の8/3は2つの山に登頂します。三俣山荘からいきなりの急登、それでも1時間で山頂に着きました。この日は残念ながら雲が多く、鷲羽池の向こうにも、山頂の向こうにも、本来見えるはずの槍ヶ岳は見ることができませんでした。また風も強く、稜線歩きの際は今回の山行で唯一、合羽の下を穿きました。ワリモ岳を通って水晶岳に近づいていきます。次第に雲が晴れ、槍ヶ岳方面が見えてきました。大天井岳や常念岳も見えてきました。西には黒部五郎岳も少しずつ姿を現し始めました。水晶小屋に近づくと、これまでと植生が変わりました。タカネシオガマとチョウノスケソウ、ミネウスユキソウとイワギキョウが目に付くようになりました。特にこの辺りにしか見られなかったチョウノスケソウは既に散っていたものの大群落を作っており、これまたあと10日ほど早く来ていたら...雲ノ平周遊③

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