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走るナースプラクティショナー https://blog.goo.ne.jp/missy0806

診療所だけでなく診療車で街を走りながらメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療

日本には馴染みが低いナースプラクティショナーとしてカナダ、BC州で働いています。地域でプライマリーケアプラクティショナーとして患者さんの健康向上、維持を目的にケアを提供しています。仕事が大好き。 日本で看護師歴8年後カナダへやって来たのは1998年。カナダ人の夫と子供3人の家族は宝物。 全く英語ができなかった私がカナダで看護師となり2013年には大学院卒業。修士号を取得。努力は必ず報われる!

野々内 美加
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住所
カナダ
出身
松江市
ブログ村参加

2015/01/05

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  • 気を揉む指導者

    ここのところNP学生さんやフェロー続きで毎日説明の連続。そうすると仕事がジワジワ遅れてくる。指導に忙しくて自分の記録のレビューとか文献を読む時間もなくなる。今週も5日勤務のうち5日間がブッキングされていた。それを見ただけでげっそりした。フェローのNPはしっかりしていて経験値も高い。2日目にもう教えることはない、と思ったので残りの日数をキャンセルして他の事に使うよう伝えた。本人も承諾してくれたおかげで1日フリーの時間(患者は診ますが)ができた。身軽になったような感覚で、嬉しい〜。自由って、独身ってこんなにも気楽〜〜〜と足取りも軽い。誤解しないでください。後輩の育成は任務の一部だし、教育や指導分野も好きです。でもね、ただ、ずっと続くと、、、疲労の蓄積が半端ない。特に学生さんの成長が平均より遅いと。実習のために長期滞...気を揉む指導者

  • おかえり

    昨日のブログに書いたせいか?なんとUSBスティックを見つけました〜データおこしって簡単ではなくて、もう一回と家の中をゴソゴソ探し始めました。で、どこで見つけたか?編み物用のバスケットの中でした。娘のニットが綻んでそれを直したな?と思い出し、バスケットの中を調べると発見。奇声をあげてしまった。飛び跳ねてしまった。きっとニットを直している最中にサイドテーブルからバスケットへ落ちたのでしょう。ニットを裏返したり元に戻したり何度もしていたので。で、私が完全に疑っていた相方に謝りました。それを見ていた末娘に謝るだけ?もっと他に言うことがあるんじゃない?と悟られながらしっかり謝りました。お母さんは人に謝ることを知らないから、とまで言われましたから。うー痛い。子供って大人のことをしっかり見てるのよね。お陰様で会議の資料作りは...おかえり

  • 戻ってこないもの

    離さない-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~ペディキュアは夏の間は必ずするけどマニキュアをしたのは何年ぶりだろう?終わってから自分の手をため息つきながら何度も眺めています。ネイルサロンってただ塗るだけじゃ...gooblogあーあ、このブログを書いたのが2016年か。USBに入れていると落としやすい、失くしやすい、クラウドとかに入れるべきだよな、、、と毎日思いつつしなかった6年間。ついに来たUSBを失くしてしまった、、、。この写真のUSBではなくて他のものに移していた。職場に持って行くとなくす可能性があるから、いつも家に置いていた。でもフェローや学生さんに統計や資料を見せるために、時々職場へ持っていった。噂が広まる理由-走るナースプラ...戻ってこないもの

  • うろうろ彷徨う

    NP学生さんの実習。3週目が終わりました。まだまだ看護師からNPへの道のりでウロウロしている様。私が学生の時によく言われたのは看護師とは違う次元の仕事、いえ全く違う仕事。気持ちを切り替えて、、、とよく言われたものだ。例えば情報一つにしても、「で、その情報をどうするの?」と聞くと「せっかく聞いたので記録に残しておいた方が、、、」と返答する学生さん。「残しておいて、いつ、どんな時にその情報が役立つの?」の質問に「それはわかりませんが、先のことはわからないじゃないですか!」ああああ、そうね、先はわからないわよね。でも時間が経てばその情報は古い情報となるのよ。記録に残すものは全て診断と治療の判断に関わるもの。なんとなくの情報を残す必要はないし、その情報で大事な情報が埋もれることだってあるのよ。もう、これはあるある。目的...うろうろ彷徨う

  • 自分の居場所

    久しぶりに参加した地元のユース関連職種の会議。いつもながらバラエティー豊かな参加者に驚く。医療機関だけではなくNPO、行政、教育、市民団体と数々の代表者が参加していた。子供たちの未来のために活動しているエージェンシーが沢山あることに感心し、その一部であることを誇りに思う。これらがまさに上流でのケア。子供達の自立を促し安全を図る活動。新たに予算も出て大きな施設もこの夏からオープンする予定。活動の広まりと成功を願いたい。年度末なので末娘の学校ではコンサートや展覧会のラッシュ。よってプライベートでも高校へ出かけることが多い今日この頃。6月卒業するので高校3年生にとっては最後。末娘の学校は幼稚園から高校までの芸術一貫校。少し他の学校とは毛色が違う。ずっと見てきている生徒達が成長している様を見ることができる。芸術を通して...自分の居場所

  • 上流へ

    やれやれと言う有様。コロナの間見なかった光景が復活。それは路上に生活するホームレスの方々の姿。特に今週は月一の生活保護の支払いがある日なので、支払い事務所の周りの人だかりは凄かった。何故コロナの間見なかったか?コロナの間は特別予算が出ていたので、誰もが隔離をできるようにホームレスの人々をホテルに短期間(と言っても2年と長い期間)滞在できるようにしていた。パンデミックが終わり、予算は打ち切られ、コロナ以前の状態に戻ったからだ。通常の生活へ-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~コロナは既にパンデミックではなくなり、変化が出ています。診察の形態もしかり。しかし一番大きな違いは、パンデミックということで出ていた予算が打ち切りになること。例......上流へ

  • 広がれ広がれ

    種を蒔く。15年ぐらい前から使っていた言葉(ホスピス緩和ケアを学んでいる時に知った言葉)。種を蒔けば花が咲きその種はまた広がる。種が生きている限り広がり続ける。最近それを感じるのだ。学生、フェローシップ、レジデンシーと多くの指導をしてきた。最近フェローシップに来る新雇用のNPに話す時。「それ、知ってます。他のNPから聞きました」と言われると、あああようやく広まってきたのか、と思うのだ。このような内容は教科書やガイドラインに書いてあるようなことではない。クリニカルパールと言われる、仕事がスムーズになるコツだ。真珠-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~昨日のブログでパールをおすそ分けと書きましたが、パールってご存知ですか?真珠だとは誰でも知...広がれ広がれ

  • 任されるか?

    職場で疑問や問題がフツフツ現れてきて、なんとかしたい!解決したい!と思うのは常。で、同僚や上司に話して、同意を得てこれは共通問題なんだと認識する。次は解決に向かってプロジェクトを始めようと思う。さあ、次のステップであなたはどちらが好みですか?1)プロジェクトリーダーとして、主となり活動していく。2)上司がプロジェクトを始める。1の選択の良いところは、上手くいけば功績として残る。学会での発表とか論文掲載とか。このような功績は進学や就職、昇進にとても有効。しかしその一方仕事の傍らでするため、大変。特に職場からサポートがなく自分の時間で何もかもしなければならない場合は無理が重なる。勤務中の時間を使用する事を許されるとそのストレスは随分軽減するものだ。しかし時間にはお金がつきもの。通常業務から外れて良い時間は雇用側には...任されるか?

  • 質か量か

    昨日のブログの補足をしたい。可視化や数値化しなければならない理由は忙しいと言う抽象的な理由は期待されているパネルに到達していない理由として聞き入れてくれる上司がいないからだ。忙しさを数値化する。簡単ではない。会議中に、数字化しようとしても出ない可能性があるからストーリーをつけた方が良いのではないか?と言う意見も出た。たしかにそれも一理ある。研究の方法だって量的(数字によって表す)と質的(ストーリー)の二通りがある。しかしリード達の考えはまずは数値化して、そこから考慮すると言うステップ。診察にかけている時間だけでは測れないもの。記録、リサーチ(文献に答えを求める)、専門医や同僚へのコンサル、医療文書の記入にかかる時間、多種職とのケア計画やコミュにかける時間などを週にどれぐらい配分しているか?こんなことを聞かれてす...質か量か

  • 可視化する

    今月の保健機構全体のNP会議はてんこ盛りだった。プライマリーケアをしている医療者にはパネルとかロスターと言うものがある。登録されている患者の数だ。プライマリーは一生を通して行うケアなので、それを行う対象数がある。州は州民全員がプライマリーの元で登録してほしいと考えているので、それに合わせた予算を組もうとする。逆を言えばその登録者数が期待より低いとプライマリーを持たない州民が多くなる。私は特別人口を対象にしているので200人がマックスとされている。しかし実際は230人前後。一時期270人の時は息ができないほど仕事に溺れている状態だった。230人前後がちょうど良いとこの数年思っている。で、一般人口を相手にするNPは600〜800人を期待されている。医師の平均が1500〜2000人とされているので、その半分以下となる...可視化する

  • 特徴に合った人員配置

    急性期ではなくなったけど、まだ退院できない人が滞在する病棟の事をPathCareUnitと呼んでいる。療養施設のベット待ちとか在宅退院まであと一歩みたいなこと患者さんたち。で、我が保健機構ではこのUnitを担当するNPが多い。医師はいなくてNPが全ての医療ケアを任されている。24時間のオンコールも必要だし、組織的に取り組んで数年。今月の会議でNPがいるユニットは医師がいるユニットより滞在日数が11日も短縮された結果が出たそうだ。これはすごい結果。きっと保健機構のお偉いさんたちは歓喜していることでしょう。胸を張って州へも報告しているでしょう。論文とかにするのだろうか?するべきよね。だって11日の在院日数の違いは大きい。このような成果が出るのはやはり病棟の特徴だろう。この病棟で大事なのは退院へ向けての微調整。多種職...特徴に合った人員配置

  • 同じお題 素麺

    一ヶ月に一回の同じお題でブログを書こう。今月のお題は素麺。素麺好きですよ〜夏の暑い時に簡単にできて喉越しが良い。薬味も変えて味変を楽しむ。しかしカナダの夏は日本ほど暑くなくて、夏バテもしないし食欲が落ちることもなし。それに炭水化物多めの食事は相方が嫌うので、もっぱら素麺にサラダを盛り込んだような食べ方が主流。シーチキンやハムや鶏肉のせてタンパク質もたっぷり、みたいな。それにね、カナダのアジア食品店には韓国産や中国産の素麺も見られますが、日本製が一番美味しい。シンプルな材料のものなのに、何故あんなに味が変わるのだろうか?と思うほど。今年の夏は日本で食べる素麺を楽しみにしよう!同じお題素麺

  • 目の痛み

    なんと忙しい1日だったか。今日は学生さんではなくてフェローシップのNPが同行。説明で1日しゃべりっぱなし。診察を開始すれば普通ではない疾患ばかり。頭を悩ます1日だった。プライマリーにとって救急と呼ばれる主訴がある。その一つが目の痛み。鑑別診断はずらりと出てくる。痛みと言っても軽度のものから重度のものまであり、目を開けることができない時は緊急事態として救急室へ送るのが常。しかし私の患者層は救急へ行きたがらない。汚いものでも扱うような扱いを受けているので意識消失でもない限り断る患者が多い(いや意識消失しているから搬送できる)。今日も同様のケース。地域の眼科医オンコールは不在(じゃあオンコールの意味なし!!)地域のたった1人の眼科医に電話をすると、本日の昼から休暇を取る予定にしているから受け付けない、と言われ、隣町も...目の痛み

  • コロナが残したもの

    末娘のコンペシーズンが終了。スタジオのファイナルショーを6月に終了すると今シーズンを終える。コンペもファイナルショーもコロナで2年間オンライン審査のみ。今シーズンも4つあるコンペの内最初の2つはオミクロンのためオンライン。劇場の臨場感のないコンペは本人たちにとっても応援する家族にもつまらないものだった。最後の二つのコンペは劇場で行われ、まるで水を得た魚のような輝きが参加者に見られた。皆が我慢してきたコロナ。少しずつ通常に戻りつつあるのを感じた日々だった。こんな中、患者の母親から電話をもらう。息子がICUに一ヶ月半、ようやく一般病棟へ移ったところ。手紙を書いて欲しいと母親は言う。コロナワクチンをしていない彼女は病院へ行くことができない。病院はまだ面会の制限がある。コロナの時のように厳しいものではないが、コロナ以前...コロナが残したもの

  • 質問と回答

    NP学生さん。毎回沢山の質者をしてきます。「それは自分で調べましょう」と言う時もあれば、分解して質問を細かくして答えに辿り着けるようにする時もあります。ディスカッションに発展する時も。私たちの仕事は白黒つかない時も多い。ケースバイケースがほとんどだ。ストレートに答えが出ない中で答えを出していく、そう言う強い思考過程を持っていないとやっていけない。よって答えを教えるだけではない質問への回答が大切だと思っている。診断の難しさ-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~前にも書きましたが診断と言うものはアートで完全なるものではないので、一番ふさわしい診断、治療で回復を狙う訳ですが、はずれる時だってあります。なので大事なのは、何...gooblogで...質問と回答

  • メガネ

    コロナの真っ只中は電話やインターネットを使用したバーチャル診療が75%ぐらい占めていた。今は50%ぐらい。統計をまとめるたびにじわじわ下がってきているのがわかる。しかしゼロではない。パンデミックが治ったとしてもコロナはゼロではない。インフルエンザと同様の扱いとなり、医療施設での医療マスクの着用は医療者側も患者側も義務付けられている。そして風邪症状やなんらかの感冒の症状があれば家にいる事を勧められている。よってガッチリコロナ以前に戻るわけもいかない。患者の中には未だに外出することに抵抗を感じる人もいる。で、彼もその1人。インターネットをもっていないのでいつも電話診療。慢性期疾患がある彼。来院できないので血圧計や体重計を購入し、自宅で管理している。その彼の体重が20kgも1ヶ月で上昇。たしかに太った、と彼は言います...メガネ

  • 給与

    昨日の続き。声明文の中のくだりに「患者は医療者と過ごす時間が長ければ長いほど喜ぶ。NPの給与形態はそれを可能にする。しかし医師はこれができない、、」とあった。これについて。カナダBC州以外の州でNPのような給与形態を医師に課せる州もある。選択できる州もある。以前BC州もその方向への動きがあった。しかし医師会からの猛反対で流れた。で、先月の勉強会で医師との立話。NPの給与形態が羨ましいと彼女は言うので上記のことを話したら、「今もその話はあるの。でも条件が悪いのよ。ロースター(登録患者数)はOOで、診察者数はXXで給与はこれだ、って言うけどその仕事を週に4日半かけてしろって言うのよ。今、週3日で済ませれる内容をなぜ4日半もかけてしなければならないの?だから私たちは反対するのよ」んんんんんん?患者と時間を費やせるよう...給与

  • 声明文

    いやいや、これはやばいでしょ、と思う一件がBC州で起こった。日本で言う厚労省のトップが「NPは医師より良いケアをする」と言うような内容の発言をした。それを受けてBC州の医師団体は声明文をすぐ発表し「NPは医師の代わりではない、成り得ない」と発言の撤回を求めている。こちらがその声明文。Statement:NursepractitionerscannotreplacedoctorsOnMay10,2022,BC’sHealthMinisterAdrianDixmadethefollowingcommentsinthelegislature:しかしこちらの記事を読む限り、会話は野党とのやりとりで出てきたようで、言った言わなかったの反論も。Dixdeniesdoctorcommentamidgrowingbacklas...声明文

  • 急激な

    ただ今2人急激に体重減少している人がいる。2人とも食べないと体重が減る。何もできなかった自分だけどこれだけはできる!と達成感を喜んでいる。そりゃあダイエットはシンプルな算数と同じ。体に入ってくる量と使う量。これのバランスで体重は変わる。しかし体の細胞を維持するために最低限のカロリーは必要。それを逸脱して減る体重に快感を感じるのは摂食障害そのもの。運動もせず、ただ摂取量を落とすことでの減量(摂食障害の中には運動を極限まですることによって痩せようとする人もいる)。不健康極まりない。2人とも極度の肥満だった。そこも加担していると思う。どこへ行っても「痩せろ」ろ言われてきた(肥満専門医はこの文化を変えなければいけないと強く訴えている)。医療界で辱めを受け続けてきたのだ。そうなれば先のような達成感に尚更感動を覚えると思う...急激な

  • 推測ゲーム

    英語を学ぶ学校(ESLschool)でThink,maybe,mightの違いを確信の率が90%,50%,50%と学んだ。IthinkIwouldpasstheexamImay/mightpasstheexamGuessはどうだろう?Wikidiffによると//wikidiff.com/guess/thinkguessisapredictionabouttheoutcomeofsomething,typicallymadewithoutfactualevidenceorsupportwhilethinkisanactofthinking;consideration(ofsomething).Guessは日本語では「推測」と訳されるが先に書いたように証拠がない推測。つまり一か八か、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、むやみ...推測ゲーム

  • 夏はもうすぐ

    今年のカナダ西海岸の春は寒い。最高気温が14度越えない日が圧倒的に多く、降雨量も多い。ブラッコム山以外はスキーシーズン終わったけれど、雪はずっと降っているらしい(しかし家族の誰もブラッコム山へ一緒に行ってくれない。シーズンは終わりました。いい加減スキーは来シーズンまで忘れましょう、と)。冬服をしまったのに、これでは寒い!と文句垂れたれ。長期予報を見ていると寒い夏になりそうです。さあ、平年より寒く、雨も多い、そしてコロナの予算カットでホームレスが増え、私は忙しい。通常の生活へ-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~コロナは既にパンデミックではなくなり、変化が出ています。診察の形態もしかり。しかし一番大きな違いは、パンデミックということで出て...夏はもうすぐ

  • 実習の始まり

    今週から実習生がやって来た。相変わらず初日はしゃべりまくりとなってしまった。実習生と言ってもいつもなら週に1〜2日が普通だが(週一日は働く学生が多い)今回は週に3日必ず。もし私の都合が悪ければ他の日と必ず週に3日来れるようにぎっちり日にちが決まっている。なので7週間で終わり。どうしてだろう、と疑問を持っていたが今日そのわけがわかった。実習のために短期の賃貸契約をしているから。そう学生さんは通えない距離に家があるので間借りをしているのだ。えええええええ!私の大学もそう言う設定はあった。だいたい最後の総仕上げの実習で遠くへ行くようになる。まさか始めの実習とは、、、他の候補地はもっと遠くて、間借りの選択余地も小さく、割高だったらしい。だから出来るだけ集中して短時間で済ませて家へ帰る予定らしい。そりゃあそうでしょう。え...実習の始まり

  • システムチェンジ

    先日新しいプログラムが始まって、そのスタッフが挨拶にきました。どこへ行っても誰にあっても、美加にあうべきって言われてたんです、と。で、その人達と話していて気付きました。このプログラムは2016年に行われた大規模なヒアリングから派生したプログラムだと言うことを。隣の市は一年前から始まっているので、まさに5年越しの準備期間と言うことになる。キャデラック(車の名前。北米人にとって高級車だったので、高価なものをこう例える)なケアと言われているこのプログラム。あーそう言う事ね、と思った。ヒアリングに集まったのは、公衆衛生の医師、看護師、管理者、保健機構のプログラム開発者、メンタルヘルス部門のコーディネーター、政治家、関連各種NPO団体、家族会、患者団体、医師会と続く。場所やサイズを変えて会議は何度も行われた。仕事の関係で...システムチェンジ

  • 見直し

    金曜日は午後からの高校のクリニックがなく、午前中の診察も予約が一つも入っていなかった。悩んだ末、在宅勤務に変更。診療所へ行けば電話やら、駆け込みでくる人など、仕事には困らない。しかしこんな日は普段できないことをやりたいと決めたのだ。で、何がしたいこと?カルテのレビューです。毎日診察に追われてカルテを速書きし、次の患者へとどんどん進みます。しかし私の患者は複雑な人たち。時折じっくりカルテを見直してみる事で、取りこぼししているものはないか?チェックができる。もちろん毎日の中でありとあらゆる方法を使って、そうならないようにしている。カルテの中のカレンダー機能を使って、次のOO検診はいつ、とか。しかし総合的に何か見落としていないか、これを時折時間をかけてやりたいと思うのだ。治療の方向性も再考したい。それにただカルテを読...見直し

  • 溜め込まず

    泣き崩れる彼をみて胸が疼いた。働き者で、仕事が大好きで仕事が生き甲斐の人間が働けなくなる。日本でもロスと言う言葉が浸透しつつある。ロスは様々なものに起こる。働く男のイメージにさえ起こる。そしてロスだけで終わらず、そのまま鬱に突入することだってあるのだ。働けないから家族を失い、家を失い、ペットも失う。男としてのプライドも全て貯金も使い果たしてゼロになる。死ぬ勇気は持てなかった。隕石に衝突して欲しいと毎日願ってた、と。辛かったでしょう。内に溜め込んで聞いてくれる人もいなくて。泣いてください。それで吐き出せるのならどうぞどうぞ、と。早めに相談することが一番です。厚労省のサイトを参考にしてください。あなたは1人じゃありませんよ。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bun...溜め込まず

  • 些細なことかどうか

    どこをどう見てもパニックアッタク。それでも主訴は呼吸困難ですから、問診、身体所見を全て診察してから診断へ。2日前も診察している。COPD(慢性の肺の病気)が少々悪化しているよう。FlareUpプランというものがあります。症状により3段階の対処方法が書かれているもので、患者の治療内容によってカスタマイズさせるものです。信号のように3段階なので黄色はステロイドや抗生物質の内服です。タイミングが大切なので診察なしで服用開始できるようにスタンダードオーダーを薬局に出しておくのが常。で、その服用を始めて3日目。3年ぶりにFlareUpになった彼女はステロイドの服用日数が少ないけれど大丈夫か?と不安でいっぱいです。週末に向かって追加の処方が必要なのではないか?と。だって少し調子は良いけれど、完全には良くなってないから、、、...些細なことかどうか

  • 誰の技量?

    罰が悪そうに平謝りする彼。緊張すると何故かあんな態度に出てしまう。本当に悪かった、と。緊張すると、、、か。緊張と言うより思い通りにいかないの方が正しいと思うけど。彼は1ヶ月前に抗生物質の処方を迫った。必要性がなかったので、その理由を話すとどんどん早口になって怒鳴り出して、もうお前には診てもらわない!と出ていった人。私の方だってダメの一本張りではない。悪化するのではないか?の気持ちをバリデーションして、その代わりに出来ること、安全策なども話すのだが、周りが見えなくなると何も聞こえなくなるのも私の患者層の特徴。ダメなものはダメ。しかし彼のようなケースにならないように患者の理解を得ていくのは非常に難しい技。上手くいくときも有れば彼のように失敗してしまう時も。彼はケアマネがいるのでケアマネとも話し合った。診察に同伴する...誰の技量?

  • 自分管理

    プライマリーケアあるある。最後に子宮頸癌検診をしたのはいつですか?2年前かな?結果を取り寄せると5年前とか。今日の患者も白内障の手術をしたのは2年前と言いますが、3年前でした。時が経つのはあっという間。昨日のことかと思いきや数年前なんてよくある話なんです。何もなければ良いのですが、そんな忘れてしまったうちに癌が進行していたり、思わぬことが起きるものです。検診へは定期的に行きましょう。お薬手帳や、健康手帳を作って自分に起こったことを書き留めておきましょう。書いても書かなくても、作っても作らなくても時間は経っていきますからね。自分管理

  • 負の文化

    先日の続き。チャレンジな公言-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~自分の苦手なことや弱いところを認めるのはなかなかチャレンジなこと。ましてや公言するのはもっとチャレンジ。よってしない人が圧倒的に多い。先日2年半ぶりに対面の勉強会...gooblog同じ診療所の医師と話していた。実習中に辞めてしまうのは最近の医学部の特徴と。自分にはできない、独り立ちできる日は来ない、、と診断と治療の作業を拒否する。判断をつけるのが怖いそうだ。プラクティス-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~先日の記事について、FB経由でまきりんさんからコメントをもらい、的を得ている言葉だとシミジ...負の文化

  • 信じない

    救急室に行った時骨が折れてると言われたのに、どうして貴方は信じないの!と患者に言われた。彼女は診断書が必要。そこに骨折と書かない私に苛立っている。救急で撮ったレントゲンの放射線科のレポートも骨折はないと書いている。わざわざレントゲンも自分自身で見た(レポートがくるので自分でそのものを見るのは珍しい)。しかし骨折はない。しかし救急医がそう言ったんだ!と彼女は言い張ります。そのリポートもない。彼女は以前も骨折している。その時二本入れているスクルーの一本が折れている。しかしこれは今回起こったことではなく、以前に撮ったレントゲンと全く同じ状態。その説明を聞き違えたのでは?と言うともういい!と出て行きました。きっと救急へ同じ理由で行くんだろうな。はいはいご勝手にどうぞ。患者がそう言っていたから、は診断書へ書く理由にはなり...信じない

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