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2015/01/03

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  • 黙示録11章15節〜19節 第七のラッパ:黙示録後半への序文

    黙示録11章15節〜19節を学びます。 15節 「さて、第七の天使がラッパを吹いた。すると、天にさまざまな大声があって、こう言った。『この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される』」 「さまざまな大声」とは、恐らく黙示録4章に出てくる四つの生き物の声を指すと考えられます。4章では、24人の長老より先に賛美をささげています(4:8)。15節においては、24人の長老の賛美に先立つ声ということで、四つの生き物の大声と考えることになります。 「この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった」、第七の天使のラッパの合図に応えるかのように、四つの生き物が叫んだ言葉の内…

  • 黙示録11章7節〜13節 二人の証人の死と復活

    今回は、引き続き黙示録11章の7節から13節を学びます。 7節にあるように、二人の証人の証が終わります。すると、底なしの淵から上って来た一匹の獣によって、二人の証人は殺されてしまいます。 8節〜10節に、殺された二人の証人の死体が都の大通りに放置され、地上の人々がそれを眺めて大いに喜ぶ様子が描かれています。 11節、12節は、二人の証人が三日半たって、神からの命の息で生き返り、天からの声の呼びかけにより、雲に乗って天に上ります。 そのとき、大地震が起こり、都の十分の一が倒れ、七千人の人が死に、残った人々が恐れを抱いて天の神の栄光をたたえます(13節)。 14節は、第二の災いが過ぎ去ったことと、…

  • 黙示録11章3節〜6節 二人の証人の正体は

    今回の学びは、黙示録11章3節〜14節の中の前の部分、3節〜6節までです。 3節 「わたしは、自分の二人の証人に粗布をまとわせ、千二百六十日の間、預言させよう」 ここで、「わたしは」と自ら名乗っているいる方は、10章5節、8節「天からの声」を発している方を指すと考えられます。 「二人の証人」は、旧約聖書では、申命記19章15節に記されている、裁判の証人について思い出させます。ひとつの事件に関わる、二人の証人がいて、その二人の供述が一致した場合、事件が立証されたとみなされるのです。証人が二人ということは、その事柄の(例えば事件)真実性、確実性が確保されるのです。 「預言させよう」というその言葉の…

  • 黙示録11章1節ー2節 神殿を測る

    いよいよ黙示録11章に入ります。 今回は、11章1節2節の学びになります。 11章1節2節は、10章と深く関係していて、特に小さな巻物との関係は切り離すことができません。そして、小さな巻物はダニエル書の預言と深く関わっています。 ですから、小さな巻物は、ダニエル書だと考えられますし、また、ダニエル書に、新たなメッセージが加わった書だとも考えられています。 特に、黙示録12章以下のことを小さな巻物は示していると、ステファノビッチ教授の見解を先に載せておきましたが、そのことから、小さな巻物は、ダニエル書含む包括的なメッセージを持つ、書物と考えることができます。 ところで、小さな巻物が、ダニエル書と…

  • 黙示録の背景となるダニエル書の預言(そのⅡ)

    前回は、黙示録の背景として、ダニエル書7章を学びました。 特に7章25節の「一時期、二時期、半時期」の預言は、ダニエル書12章7節の「一時期、二時期、半時期」の聖句と合わせて、黙示録10章6節の「もはや時がない」と密接な関連があります。 黙示録6章6節の学びにおいて、「もはや時がない」は「一時期、二時期、半時期」の預言がすぐにも成就するということを学びました。 しかし、もう一つ大切なことは「もはや時がない」(黙示録6:6)との関連において、ダニエル書8章14節の二千三百日の預言も考える必要があります。その預言も「一時期、二時期、半時期」の後にまもなく成就するからです。 また、黙示録10章8節〜…

  • 黙示録の背景となるダニエル書の預言

    黙示録を理解するためには、その背景となるダニエル書の預言を知る必要があります。 前回はダニエル書2章を読みましたが、今回はダニエル書7章を読むことになります。 ダニエル書の中で基本となる預言は、ダニエル書2章のネブカドネツァル王に与えられた夢です。その夢は帝国の興亡を示す歴史であると共にネブカドネツァル王を通して与えられた預言ともなっています。今回の学びの7章は、2章の預言を更に拡大していきます。 まず、復習のため、王に与えられた夢がどのようなものなのか見て見ましょう。 ダニエル書2章31節〜36節(旧約1382頁)です。その夢の説き明かしがダニエル書2章37節〜40節(同1382頁)になりま…

  • 黙示録10章8節〜11節 小さな巻物を食べる

    今回、黙示録10章の後半部分の聖句(8節〜11節)を学びます。 先ず、その箇所を読みます。 8節〜11節 「すると、天から聞こえたあの声が、再びわたしに語りかけて、こう言った。『さあ行って、海と地の上に立っている天使の手にある、開かれた巻物を受け取れ。』そこで天使のところへ行き、『その小さな巻物をください』と言った。すると、天使はわたしに言った。「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。』わたしは、その小さい巻物を天使の手から受け取って、食べてしまった。それは、口には蜜のように甘かったが、食べると、わたしの腹は苦くなった。すると、わたしはこう語りかける声が…

  • 黙示録10章1節〜7節 小さな巻物

    これから、黙示録10章、11章の学びに入っていきます。 今日は、10章1節〜7節を学ぶことにいたします。 はじめに、10章を最初の1節から終わりの11節まで読んでみましょう。 前に、第六のラッパの学びを致しました。その第六のラッパが終わって、すぐ次に第七のラッパが登場するはずですが、そうではなく、黙示録10章1節〜11章14節の小さな巻物と二人の証人の話が出てきます。そして、その話の後に、黙示録11章15節〜19節に第七のラッパが登場するのです。 小さな巻物と二人の証人の話は、第六と第七のラッパの中間に位置し、第六と第七のラッパの幕間の位置にあります。 幕間と言えば、前にも同じパターンがありま…

  • 黙示録9章13節〜21節 第六のラッパ

    第六のラッパの学びに入ります。 歴史的に見て、第五のラッパが現代を象徴的に示しているとするなら、第六のラッパは未来に属する世界を象徴していることになります。 その前に確認しておきたいことは、七つのラッパの出来事は、神に敵対する人たちの裁きを表しています。 前に、黙示録6章9節〜11節の第五の封印を学びましたが、そこには神に敵対する人たちによって圧迫され、迫害によって殉教した聖徒たちの祈りが記されていました。それは、神に正しい裁きがなされることを願う祈りでした。黙示録8章3節、4節においても同じく聖徒の祈りが献げられていると解釈されます。 その聖徒の祈りに対する答えとして、8章〜11章に展開され…

  • 第四、第五のラッパの歴史的背景について(世俗化の流れの中で)

    「第四の天使がラッパを吹いた。すると、太陽の三分の一、月の三分の一、星という星の三分の一が損なわれたので、それぞれ三分の一が暗くなって、昼はその光の三分の一を失い、夜も同じようになった」(黙示録8章12節) 「第五の天使がラッパを吹いた。すると、一つの星が地上へ落ちてくるのが見えた。この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。そして、煙の中から、いなごの群れが地上へ出て来た。このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。いなごは、地の草やどんな青物も、また…

  • 黙示録8章13節〜9章12節(第五のラッパ)

    まず、黙示録8章13節〜9章12節を読みましょう。 8章13節は、今まで第一から第四のラッパまで続いて来たところで、次の残りの三つのラッパの橋渡しとなる聖句です。 更に8章13節は、今までの四つのラッパとは違い、残りの三つのラッパが深刻な事態を招くことを予告しています。 8章13節の聖句を見てみましょう。 「また、見ていると、一羽の鷲が空高く飛びながら、大声でこう言うのが聞こえた。『不幸だ、不幸だ、不幸だ、地上に住む者たち。なお三人の天使が吹こうとしているラッパの響きのゆえに』」 「一羽の鷲」 ここで言われている「鷲」はハゲタカを意味します。ハゲタカが上空を飛ぶと、それは死と破滅が起こることの…

  • 黙示録8章12節(第四のラッパ)

    8章12節 「第四の天使がラッパを吹いた。すると、太陽の三分の一、月の三分の一、星という星の三分の一が損なわれたので、それぞれ三分の一が暗くなって、昼はその光の三分の一を失い、夜も同じようになった」 「太陽の三分の一、月の三分の一、星という星の三分の一が損なわれた」 第四のラッパが吹き鳴らされると、太陽、月、星がそれぞれ三分の一の光を失います。その原因は、太陽、月、星が「損なわれた」ことによるとあります。 「損なわれた」という言葉を、他の聖書で見てみますと、「打たれた」(口語訳、新改訳)、とあり、岩波訳では「打ち壊されて」となっています。また、原語を辞書で見ますと、「打つ、撃つ、打撃を与えて損…

  • 黙示録8章10節〜11節(第三のラッパ)

    引き続いて、七つのラッパの第三のラッパを学びます。まず聖句を読んで見ましょう。8章10節、11節 「第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。この星に名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ」「・・・松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て」 聖書では、星は天使を指します。人間の指導者を指す場合もあります(黙示録1:20)。しかし、ここでは、天から落ちて来てとありますから、天使と考えられます。しかも、松明のように燃えている大きな星ですから、天…

  • 黙示録8章6節〜9節(第一、第二のラッパ)

    いよいよ、具体的にラッパの学びに入ります。 ラッパが吹かれる度に、それは歴史の進展に伴う、神の警告と裁きが行われるのを見ます。第六のラッパまでは、裁きが部分的で警告的ですが、第七のラッパは歴史の終局にあたって、神の最終的な裁きがなされます。警告的と言うのは、部分的に下される裁きとしての災いが、同時に、人々に警告となり、神を認め悔い改めて救いに与るようにとのメッセージです。8章3節〜4節のところで、聖所の解説を致しましたが、それは、イエス・キリストの救いの執り成しがなされていることの証であり、第一のラッパから第六のラッパの期間に、聖所での救いの執り成しが行われていることを示しています。8章5節で…

  • 黙示録8章2節〜5節・・・その(2)

    十戒を収めている箱の上にふたがあり、贖罪所と呼ばれ、金でできていました。そのふたの両脇に金のケルビム(天使)が向かい合って立ち、敬虔に箱を見下ろしていました。これらの天使の一方の翼は高く伸ばされ、もう一方の翼は崇敬と謙遜をあらわして自分の体をおおっていました。 その金のふた(贖罪所)の上方に神のご臨在の現れであるシェキーナ(神の民イスラエルに対する神が共におられることと近くにおられる徴)がありました。 以上のまとめとして、へブル人への手紙9章1節〜5節(新約410頁)読みましょう。 聖所を造るように命じられたのは、神でした。そして、その目的は、神がイスラエルのうちに住むためであり、イスラエルの…

  • 黙示録8章2節〜5節

    これからの学びは、8章2節〜11章19節の七つのラッパについてです。黙示録の中で最も難解な箇所と言われています。ジョン・ポーリーン博士やRanko Stefanovic博士の教えを中心として、他の著書も参考にしながら学んでいきましょう。 今回は、その序論というべき8章2節〜5節を学びます。その前に、七つのラッパのあらましをを知るために8章2節〜11章19節までを読みましょう。 8章2節〜5節 「そして、わたしは七人の天使が神の御前に立っているのを見た。彼らは七つのラッパが与えられた。また、別の天使が来て、手に金の香炉を持って祭壇のそばに立つと、この天使に多くの香が渡された。すべての聖なる者たち…

  • 黙示録7章…その(2)

    今回の学びは、7章の後半部分、7章9節〜17節です。もう一度7章全体を読むことにしましょう。そして、各節を解説することにします。 9節 「この後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった、だれにも数えきれないほどの大群衆が、白い衣を身に着け、手になつめやしの枝を持ち、玉座の前と小羊の前に立って、」 「この後、わたしが見ていると」、7章1節〜8節までは、地上の神の民14万4千人について述べられています。 しかし、「この後」とあるように、9節から場面は変わります。そして、ヨハネ自身が、「わたしが見ていると」と述べているように、天上での玉座の前で賛美している大…

  • 黙示録7章

    黙示録7章の学びに入ります。 黙示録6章で第六の封印が解かれて、歴史の終末に至るまでに起こる天変地異が述べられていました。特に、そのクライマックスというべき、主イエス・キリストの再臨の時には、「天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、みなその場所から移された」(6:14)と記されています。 その時、地上に住む人たちの反応が、15節〜17節に記されています。地上の王や高官を始め身分の低い奴隷達までが、逃げ惑い、山と岩に向かって「わたしたちの上に覆いかぶさって、玉座に座っておられる方の顔と小羊の怒りから、わたしたちをかくまってくれ」と叫ぶのです。その日の出来事に耐えられないからです。17節…

  • 黙示録6章…その(3)

    今回は、黙示録6章9節〜17節、8章1節を学びます。扱う内容は、第五の封印から第七の封印です。 まず、6章9節〜17節、8章1節をお読みしましょう。そして、各節を追って解説していきます。 6章9節 「小羊が第五の封印を開いたとき、神の言葉と自分たちがたてた証のために殺された人々の魂を、わたしは祭壇の下に見た」 これまで封印が開かれると、四つの生き物の一つが声を発すると馬が登場しました。しかし、第五の封印から第七の封印が開かれても、生き物の呼び声は出てきません。すぐにヨハネの見た出来事が記されています。 ヨハネが見た出来事は、祭壇の下に神の言葉と自分たちがたてた証のために殺された人々の魂でした。…

  • 黙示録6章・・・その(2)Ⅱ

    黙示録6章7節、8節 「小羊が第四の封印を開いたとき、・・・そして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は『死』といい、これに陰府が従っていた。彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死をもって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた」 「青白い馬」、死人の顔色、蒼白の状態を示します。ギリシャ語ではクローロスでうす緑色と言われています。 「死」は騎手です。「陰府」は従者です。黙示録1:18に「死と陰府」が一対になって出ています。 「陰府」は場所または人格化されて用いられます。「陰府」に降るといえば場所であり、「陰府」が死の力を表すものとしては、人格的にとらえられています。こ…

  • 黙示録6章・・・その(2)

    前回に続いて黙示録6章を学びます。 6章全部と8章1節をまず読みましょう。 6章1節 「・・・小羊が七つの封印の一つを開いた」 いよいよ勝利者であるキリストによって封印が解かれていきます。何度も説明しましたように、巻物の七つの封印を一つ一つはがしていくのです。巻物の中身を見ているわけではありません。封印を一つずつ解いていくごとに歴史の出来事が起こるのです。 小羊が封印を解くことによって、勝利者であるキリストが歴史を導いていることが明らかになります。「小羊が七つの封印を開いた」と記されている通りです。 封印が解かれていくのをヨハネは見せられましたが、その幻は天で始まり、地上の出来事(神の民の歴史…

  • 黙示録6章

    黙示録6章を学ぶ前にもう一度4章5章の大切なポイントを見て見ましょう。 黙示録4章1節を読みます。 「その後、わたしが見ていると、見よ、開かれた門が天にあった。そして、ラッパが響くようにわたしに語りかけるのが聞こえた。あの最初の声が言った。『ここへ上って来い。この後必ず起こることをあなたに示そう。』」 ヨハネは七つの教会への使信が与えられた後、天に開かれた門を見せられ、語りかける声を聞いたのでした。その声は、「ここへ上って来い。この後必ず起こることをあなたに示そう」とヨハネに告げたのです。 黙示録1章1節に、「この黙示は、すぐにも起こるはずのことを、神がその僕たちに示すためにキリストにお与えに…

  • 「勝利を得て」(黙示録3:21)

    黙示録3章21節を読んでみましょう。 「勝利を得る者を、わたしは自分の座に共に座らせよう。わたしが勝利を得て、わたしの父と共にその玉座に着いたのと同じように」 この聖句は、ラオディキアの教会に勝利を得るようにという励ましが語られています。勝利する者には同じく主イエスと共にその玉座に座らせてくださるというのです。 しかし、教会が勝利をするには、すでに勝利された主イエスがおられます。そのお方によって教会も勝利がなされるのです。聖句にあるように、まさに「わたしが勝利を得て、わたしの父と共にその玉座に着いた」ゆえに、教会の勝利が保証されているのです。 今回は、私どもの勝利の源である主イエスの勝利を、黙…

  • 黙示録5章

    黙示録5章を学びます。 4章は、玉座の上に座っている方に献げる礼拝が中心でした。その礼拝は、天において変わることなく続けられている礼拝を示しています。 5章は、4章の礼拝が続いている中で、そこに一つの問題が提出されます。それは、玉座に座っておられる方の右の手にある巻物が、封印されていて、天にも地にも地の下にも、この巻物を開き、見ることができるふさわしい者が見当たらないということです。 この巻物は、神のご計画を表すものと考えられます。この巻物の封印が開かれることによって、全宇宙における神の御業が歴史の中で遂行されていくのです。そして、神ご自身が究極において全宇宙に示されるのです。 ヨハネは、巻物…

  • 黙示録4章

    黙示録4章 これから黙示録4章を学びます。まず、4章(新約聖書457頁)を読みます。 読んでどのようなところが、印象に残ったか振り返ります。 以下のアウトラインは、4章の中で受けた印象を確認するための助けになると思います。 ※なお、アウトラインは、DAVID AUNE著 黙示録第1巻(274〜275ページ)を参考にしたものです。 4章のアウトライン ヨハネは幻によって天に昇る(1〜2節) ヨハネは天に開かれた門を見た(1節) 天へ上って来るようにとの招き(1節)語りかける声(1節):最初の声―1:10 語りかけられた内容:この後必ず起こることを示す ヨハネは霊に満たされた(2節) 玉座に座って…

  • ヨハネの黙示録1章から3章の概観

    3章まで学んできました。 これから、いよいよ4章に入って、黙示録の本格的な学びになります。その前に、もう一度、1章〜3章までを振り返ることで、黙示録のかたちを頭に入れ、七つの教会への手紙の形式を確認したいと思います。 1章を読みましょう。 1節には、黙示録の内容が誰から与えられたかがはっきりと示されています。それは、父なる神であり、イエス・キリストから与えられたものです。 その内容を神に示されて、ヨハネが書き記したのがこの黙示録です。 ※「黙示」とは、神が覆いを取り除いて、御心を明らかにすることです。ここでは黙示録を通して歴史の終局に至る出来事が示されています。 ヨハネは、どのようにして神の示…

  • ヨハネの黙示録2章3章・・・ラオディキアの教会

    ラオディキアの教会(ヨハネの黙示録3:14〜22) ラオディキアの意味は、民を裁く、裁きを宣言するという意味等があります。 ラオディキアの町はセレウコス朝アンティオコス二世(前261−246年)によって建てられ、妻の名ラオディケ−にちなんで名付けられました。 フィラデルフィアから南東約65キロ〜70キロのところに位置しエペソの東方おおよそ150キロ〜160キロのところにあります(地図参照)。 町はフルギアに属する小アジア西方の重要な町で、ミアンダー河(メアンデル川)の支流ルーカス河(リュコス川)沿いにあり、エフェソからシリアに通じる幹線道路やその他の道路が交わり交通の便が良い場所にありました。…

  • ヨハネの黙示録2章3章・・・フィラデルフィアの教会

    フィラデルフィアの教会(3:7〜13) フィラデルフィアの町(現在はAlsehir)は七つの都市の中でいちばん歴史が浅く、また小さな町でした。サルデスから南東へ45キロのところにありました(地図参照)。 フィラデルフィアの町に関するバークレーの説明を以下に記しておきます。 「フィラデルフィアは、紀元前159年から138年までペルガモンを統治したアタロス二世の治世に、ペルガモンから移民によって設立された。フィラデルフィアというギリシャ語は「兄弟を愛する者」という意味で、アタロスがその兄弟エウメネスを深く愛していたため、フィラデルフォスと呼ばれていたので、その名にちなんでこの町が命名されたのである…

  • ヨハネの黙示録2章3章・・・サルディスの教会

    サルディスの教会(ヨハネの黙示録3:1〜6) サルディスはティアティラの南東55キロ、スミルナの東約70キロに位置する(地図参照)。 歴史を見るとサルディスは、かつてリディア王国の首都として栄えた町であった。その富は、パクトロス川からとれる砂金と毛織物業によった。東西を結ぶ交通の要衝もまた町の繁栄を支えていた。 昔の栄光は失ってはいたが、ローマの支配下にあるヨハネの時代においても、サルディスの町は毛織物業、染色業、金細工等で栄えていた。 サルディスについて書いてある参考書(辞典、注解書)を調べたが、その中で、SDA注解書(広田実訳)に載っている、サルディスに関する記事を以下に引用することにする…

  • ヨハネの黙示録2章3章・・・ティアティラの教会

    ティアティラの教会(ヨハネの黙示録2:18〜28) ティアティラは、ペルガモの南東60キロのところにある(地図参照)。ティアティラは、現在も同じ場所にある(黙示録2章3章の七つの教会参照)。 ティアティラは、七つの都市の中で最も小さく、重要性からいっても小さい町であった。ティアティラは商業都市で、各種の同業組合があった。特に染色や織物などが盛んであった。使徒言行録16章14節(新約245ページ)に出てくるリディアという女性は、「ティアティラ市出身の紫布を商う人」であったと記されている。また、彼女はヨーロッパでの最初のクリスチャンであった。 七つの都市の中で、最も小さい町にある教会に、キリストは…

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