苦悩した哲学者たちから現代をより良く生きるヒントを学びたいと思います。後に英訳も併記する予定。
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昨年、複雑性PTSDという言葉がマスコミを賑わせた際に、とある記事で本書を見かけ読んでみました。このブログでも過去に虐待を扱った作品は多数取り上げてきています。(『沈黙の壁を打ち砕く』『"It"と呼ばれた子』
124冊目『妻を帽子とまちがえた男』オリバー・サックス The man who mistook his wife for a hat
患者の経験している内面世界に迫ろうとした神経内科医オリバー・サックスの有名な短編集を読みました。端的に言って面白く、学びの多い濃密な本で、他の著書も読んでみたくなりました。冷静な科学者の視線で脳と心の不思議を探究しつつ、患者との心の交流を描いた症例報告であり、脳の多様性に目を開かれるとともに、結局みんな持っている魂の内奥は同じ、ということを教えてくれます。 第1章では、神経学は「欠損」の学問で…
読む者の魂を揺さぶる本であり、死者の「悼み方」を教え導いてくれるお手本のような本でした。本書も、前回と引き続き神戸連続児童殺傷事件の被害者側で書き紡がれた手記です。 本書を涙なしに読み切ることは難しいと思います。過去記事のなかで読後感として近いのは、東日本大震災で大事な人を亡くした被災者たちの霊体験をまとめた
本書は、1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件で殺害された、土師淳くんの父親による手記です。この父親が放射線科医と言うこともあってか、努めて冷静な筆致で書かれてはいますが、あのような残虐な仕方で息子を殺されることが、親にとってどういうことなのかを私たちに教えてくれます。 やはり、被害者側のまさに当事者からの真実の声を出すことは必要なのではないだろうか。 自分なりにいろいろと考えてみまし…
121冊目『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー My Stroke of Insight
本書は、37歳という若さで脳動脈の奇形により脳卒中を発症した脳科学者が8年に及ぶリハビリを経て"復活"するまでを描いた闘病記です。過去にも脳卒中に倒れた日本のジャーナリストによる書『脳が壊れた』を取り上げていますが、こちらでは右脳に脳梗塞を起こしているのに対して、『奇跡の脳』の著者は左脳に脳内出血を起こし…
『オープン・ダイアローグ』については、先駆者であるセイックラ氏らの著作を過去に取り上げました。本書は、オープンダイアローグが生まれた病院でトレーニングを受けた日本の精神科医がその実例を解説したものです。 オープンダイアローグ発祥の地ノルウェーの精神科医たちが行き着いたオープンダイアローグを形式的に実…
119冊目『私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活』樋口直美
本書は、レビー小体型認知症という、アルツハイマー病と比べると認知度の低い疾患を、若年で患うに至ったごく普通の主婦による闘病期(診断前後の日記)です。41歳ごろから体調を崩して鬱病と誤診され(この方の場合に初期には抑うつ状態としか診断できないのは医学そのものの限界ではある)、以来抗うつ薬が無効・逆効果であるにも関わらず長期投与を余儀なくされ、幻視が目立つようになった頃から自ら文献を読み漁り、この診断を…
このブログで殺人を犯した人物の著書を取り上げるのは、美達大和の『人を殺すとはどういうことか』に続く2冊目ですが、今回の方は事件について匿名化が為されていないため、公開のブログで感想を書き残すのはやや憚られました。実際、報道などの情報も合わせると、元少年Aも出版社も遺族に無断で出版に踏み切り、遺族に大変なショックを与えたようです。しかし、本書には共有されるべき重要なことが書かれているに違いないので、…
比較解剖学において独創的な仕事を為し、人間の身体を生命進化の縮図と捉えた三木成夫(1925-1987)。1990年の全ヒトゲノム解読により、遺伝子の研究が全盛を迎える前に亡くなられたのが惜しまれる方です。 本書を読むと、人間の生命観が変わるかもしれません。発生学においては、以下のような格言があります。 個体発生は系統発生の短い反復であるp.221 人間は、人間に進化するまでの生命の記憶を…
本書を今まで読まずにいたのは全くの不覚でした。 本書は、フィクションではありながら、『苦海浄土』の舞台、つまり水俣病・近代文明により喪失した世界を、異なるストーリーに乗せて語り直したものです。それも幻想的な世界を描きながらも、伏線を明示することで、ファンタジーならぬファンタジー、俗に言う2.5次元のような世界を書くことに成功していると思います。 「夢を含めて、向うの世界と現実の間はい…
115冊目『脳の大統一理論 自由エネルギー原理とはなにか』乾敏郎・阪口豊
まず本書のタイトルについてですが。 やや大袈裟であるため、難易度の高いサイエンスが展開され置いてけぼりを食らう覚悟もしていましたが、そのようなことはなく、著者たちが編集者との対話を繰り返す中で、かなり卑近な例も引き合いに出しながら難しい原論文を噛み砕いたという親切な内容になっています。例えば、ブルーバックスや講談社現代新書から、現代認識論入門、計算論的(精神)神経科学入門、フリストン認知科学入門な…
114冊目『JR上野駅公園口』柳美里 Tokyo Ueno Station
全米図書賞受賞と話題の本だったので読みました。 ホームレスや自殺をテーマにした本との事前情報ありで読み始めましたが、最後まで読むと本書のタイトルの重さにまずハッとさせられます。上野駅で自殺した男の話なのです。この『JR〜』はシリーズ化しているようですが、おそらくそれぞれの駅での飛び込み自殺の話なのでしょう。東京の電車網においては、飛び込み自殺は日常茶飯事でした。最近では飛び込みを防止する柵が設けら…
113冊目『タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源』ピーター・ゴドフリー=スミス OTHER MINDS
本書は、哲学者が実際に海に潜ってタコとコミュニケーションをとりつつその生態に迫った本としても興味深く読めますが、タコという知的生命体を通して意識の起源を探った意欲作となっています。 本書を読む前に『意識の神秘を暴く』を読みましたが、この本の著者たちは、生物進化の歴史を踏まえ、様々な生物間における脳構造の異同を人間のものと比較することで、意識の謎に迫るという研究アプローチをとっています。人間に至…
112冊目『脳はいかに意識をつくるのか 脳の異常から心の謎に迫る』ゲオルク・ノルトフ NEURO-PHILOSOPHY AND THE HEALTHY MIND
脳については、その構造があまりにもミクロかつダイナミックで、機能が複雑であり、現在のテクノロジーでは理解の及ばないことが多すぎるため、既知のことと未知のこととを整理しつつ、一歩一歩仮説を検証していく作業がとりわけ大事になります。実験により得られた結果から推論して矛盾のない仮説を模索することは、知を愛する営みとしての哲学そのものでしょう。おそらくそのような事情からでしょうが、一部の学者の間で、「神…
111冊目『意識と自己』アントニオ・ダマシオ The Feeling of What Happens
本書の読後感は、井筒俊彦の著作に触れた後のものとよく似ています。井筒は、賢者たちの数千年に及ぶ内省の結集たる宗教哲学の言葉に導かれて意識の探求を企てたのに対し、本書の著者ダマシオは、当時(1999年)の科学的エビデンスと神経科学者・精神科医としての臨床知を武器に意識の問題に取り組んでいます。 両者に共通するのは、広範な文献検索をもとに、自らの仮説を構築していることです。その内実についてごく簡単に比較…
110冊目『LIFE SPAN 老いなき世界』デビッド・A・シンクレア
本書では、老化とはどういったもので、どうすれば老化を「治療」することができるのかという最新の研究を、遺伝学の分野で解説しています。本書の後半では、それに基づいて、人の健康寿命が伸びることによる社会への影響や、老化を食い止めるために具体的に何をすべきかという助言も記しています。 本書の推奨する生活習慣において基本とすべきことは、本ブログで過去に取り上げた71冊目『アルツハイマー病 真実と終焉』とお…
109冊『量子力学で生命の謎を解く』ジム・アル=カリーリ他 Life on the Edge
生命について、人々は学者も含めて解った気になっているか、あるいは知らないふりをしているけれども、根本のところは実はまだほとんど謎に包まれている、ということを再認識させてくれるスリリングな本でした。現在に至る生物学の流れは、1953年に提唱されたDNAらせん構造の発見に端を発しており、化学の手法によって細胞やDNAの構造や機能を分析する分子生物学が興隆を極めてきたわけですが、そこには明らかに忘れられた視点が…
本書の著者は、虐待や発達障害などが原因で社会から足を踏み外した若者たちを追ってきたフリーの記者です。41歳という若さにして脳梗塞を発症するのですが、本書は病気になって発見したことを言語化した闘病記となっています。 障害されたのは右脳であり、言語を司る左脳は守られたおかげで、本書が誕生しました。また、比較的早期に病院で治療を受けることができたため、他の脳卒中患者と比べると、著者の機能の喪失は軽度で…
107冊目『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』セバスチャン・スン CONNECTOME
コネクトームプロジェクトをご存知でしょうか?コネクトームとは、接続を表す「connect」に全てを表す「ome」を掛け合わせて作られた造語であり、脳の神経回路全てを指します。遺伝子の全て=ゲノム「gene+ome」と環境との相互作用で形成されるのが、まさに私たちの脳であり、そのコネクトームだということができます。30億塩基対を解読したヒトゲノムプロジェクトに対して、コネクトームプロジェクトでは、1000億個のニューロン…
著者は、長年にわたって睡眠医学の発展に貢献し、「統合情報理論」により意識の科学にも一石を投じた精神科医です。睡眠とは、意識を喪失する体験として動物にありふれた行動で、それでいて現在に至るまでその決定的なメカニズムが解明されていない不思議な生理現象です。睡眠から意識の研究へとシフトしていった経歴がまず面白いと思います。 本書は、意識とはどういうものなのか知りたい人にとって非常にスリリングな読み物…
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