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〜 困った実話 『 僕と彼女と北朝鮮 』 〜 https://blog.goo.ne.jp/ckr682304

25年前、僕が「彼」と「少女」に出会い、三角関係の中で「北朝鮮」がからむ。実体験が織りなす不可思議な世

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2014/12/10

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  • 僕と彼女と北朝鮮 最終章 【ササミちゃん】

    僕と彼女と北朝鮮最終章【ササミちゃん】365日飽きもせずに、チキンを食べ続けた。男子のアルバイトは、分が悪い。接客のレジ、パックミスの場合の、お客様へのお詫び、お届け、サラダ作り、ポテトなどを揚げる、オープンフライヤーでの作業、サンド類に加え、「限定メニュー」などの仕上げ、あの当時は、まだ「冷凍」ではなかったので、「ビスケット」を、一つひとつ丁寧に、「手作り」する作業。そしてなにより、生肉を、サバキ(関節をはずしたり)から始める、チキンのクック。すべてが出来ないといけない訳だ。もう、文句なんて言ってられない。…とある日、忙しい時に揚がりたてのチキンを、40ピースダムウェーターで、一階に降ろしたら、インターフォンで店長が、「かねこ~コレが、エリアチャンピオンの作ったチキンか~?エリアチャンピオンが聞いて呆れるぞ~...僕と彼女と北朝鮮最終章【ササミちゃん】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第八章 【ケンタッキー・フライド・チキン】

    僕と彼女と北朝鮮第八章【ケンタッキーフライドチキン】旅のくわしい話ききたいんだけど、当分、会いたくないです。・・・会いたいんだけど、とっても会いたいんだけど・・・会うと、メゲちゃいそうだから・・・。何て説明したらいいのか、わからないけど・・・ごめんなさい。じゃ、また・・手紙、書きます。TELorLetter待ってます。バイバイMasamiP.S.帰ってきてから毎日、何、やってるんですか?体の調子は、いいんですか?普通に考えれば、困った手紙なのだけれど、仕方が無かった。登校拒否の挙句、高校を中退した彼女は、この頃、大学へ進学する為に「大検」を受けようと、懸命だったのだ。結局、見事に大検の資格を勝ち取った彼女は、大学へはゆかず、社会へ出て、働いて生きてゆく道を選んだ。僕は彼女が落ち着いて、連絡をくれるまでそっとして...僕と彼女と北朝鮮第八章【ケンタッキー・フライド・チキン】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第七章 【旅】

    僕と彼女と北朝鮮弟七章【旅】完全な闇の中で、2時間、風上も風下もないのだ。僕は焦っていた。旧日本軍の野戦病院として使われた、鍾乳洞の中だった。焼けた靴や鍋、そして約300人分程の人骨が散乱していた。300人という数字は、地元、沖縄の方から得た情報だった。アメリカ軍の侵攻が激しくなった、沖縄本島の南部で、旧日本軍は撤退を余儀なくされた。野戦病院にいた負傷兵約300人は、足手まといになったらしく、かと言って放っておいたら人質となるので、殺されたらしい。第二次世界大戦時の日本と言えば、生きて「人質」になるのは「非国民」扱い。だから、軍部の命令で「皆殺し」となった。昨日まで一緒に戦って来た「友」を、一体どんな気持ちで殺せたのだろうか。当時の旧日本軍には、わずかな「青酸カリ」しか無かった。300人分など有りはしなかった。...僕と彼女と北朝鮮第七章【旅】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第六章 【忘れないで】

    僕と彼女と北朝鮮第六章【忘れないで】僕は、「編集」だとか「書いて稼ぐ」などの世界から、一転して、「ファーストフード」の店で働いてみたくなった。日本だけではなく、ウェルト・ディーズニー社等をはじめ、海外からの取材もあったりで、新聞や雑誌に、僕の写真や記事が掲載されたり、そんな事が当たり前になっていた頃、僕は疲れ始めていたのだ。「かねこくんでなければ困るんだ」そういう言葉が、事の他、重く感じられるようになっていた。たかがわずかな世界で、少し自分の名前が有名になったぐらいで、僕はうぬぼれていたのだ。もちろん、僕は、執筆活動のすべてをやめた訳ではなかったが、「その内に出版すれば良いだろう」そんな風に考えるようになっていた。自分が急にいなくなっても、「誰も困らないだろう」という仕事を、選択した結果が、「ファーストフード」...僕と彼女と北朝鮮第六章【忘れないで】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第五章 【8ヶ月ぶりの電話】

    僕と彼女と北朝鮮弟五章【8ヶ月ぶりの電話】「彼」から、僕へいきなり電話があった。「彼」は北京で日本赤軍のメンバーと会い、渡航が禁じられていた、北朝鮮へ入国し、8ヶ月もの間滞在していたのだ。「ジャーナリストが北朝鮮へゆく」なんて、現在では珍しい事でもないが、その当時としては大変な事だったのだ。日本人の誰もが往ったっきり、無事に戻ってきた例がなかった国なのだから。北朝鮮へ入国してから、「彼」には日本赤軍と金日成主席の配慮により、小さな家が与えられた。掃除や身のまわりの世話をする女の子や、おばちゃんもいたらしい。そして毎日のように、「先生」が「彼」の家を訪れては、チュチェ(主体)思想を指導していたとか。広い敷地にぽつり、ポツリと点在する家々。「彼」のように、世界中から北朝鮮へ勉強に来た人々が、暮らしていたらしいが、滅...僕と彼女と北朝鮮第五章【8ヶ月ぶりの電話】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第四章 【柊】

    僕と彼女と北朝鮮弟四章【柊】僕のもとへ、彼女から手紙の返事が届いた。単刀直入に書けば「YES」筆不精の僕としては、マサミにはかなりの数の手紙を書いた。彼女からは、その3倍以上の手紙が僕の元へ届いたけれど。ともかく、彼女は復帰をして、今まで以上の情熱を持って仕事に臨んでくれた。校正など難易度の高い仕事から、雑用まで。そして早春に、とうとう、【ヒストリーズラン完結号】の編集作業が、すべて終了した。編集部は解散となり、僕は早速、同じ業界で取材をし、打ち合わせをして「書く」という、別の仕事に就いた。そんな折、やっとマサミと初めてのデートの日取りが決まった。OFFの日に渋谷で待ち合わせることになった。あの頃の僕にとって渋谷こそが「庭」だったからだ。渋谷の街をぶらぶらしてから、馴染みの喫茶店で休んだ。「ここのオレンジジュー...僕と彼女と北朝鮮第四章【柊】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第三章 【出会い】

    僕と彼女と北朝鮮第三章【出会い】「彼」も、マサミを気に入ったらしく、日を追うごとに、ぽつり、ポツリと「デート」の回数が増えていった。ある時は広い公園で日向ぼっこをしたり、映画を観に行ったこともあった。マサミの家に、「彼」が遊びに行ったことさえあった。丁度その頃、僕はその「彼」と同じ職場で働いていた。【雑誌ヒストリーズラン】の編集部だった。「彼」は多くをこなす実務で、僕は副編集長だった。マサミは元々、【雑誌ヒストリーズラン】に興味を抱き、「彼」とも出逢ったのだ。彼女が、【雑誌ヒストリーズラン】へ寄せた想いは、とてもひたむきなものであった。そんなある日のこと、彼女が突然編集部を訪ねてきた。「見学」である。編集部には、とても沢山の若者たちが、時折「見学」に来ていたので、別段珍しいことではなかった。僕らが編集部で仕事を...僕と彼女と北朝鮮第三章【出会い】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第二章 【揺れるこころ】

    僕と彼女と北朝鮮第二章【揺れるこころ】圧倒的な「韓国支持者」たちのせいもあって、より一層、在日朝鮮人の方々への風当たりが強まった。すべては、「祖国の政治体制」に問題があるだけなのに。片方で在日朝鮮人の方々の言い分も、もっともだと思いながら、20年経ってみれば、やはり僕も日本人なのだ。「北朝鮮」のやり方は目に余るものがある。「拉致問題」にしても「核の問題」にしても。この【にゃ~ぉ日記】を書き始めた当初から、「北朝鮮」については、いずれにせよ書かねばならないと覚悟していた。妻との出会いを語る上で、「北朝鮮の話題」を避けては通れないのだと、そう考えてきたのだから。こんな風に書くと、まるで妻は在日朝鮮人なんですと、書きそうなもんだけれど、決してそうではない。新聞やTVが「北朝鮮問題」に触れるたび、いつ書こうか、いつ書こ...僕と彼女と北朝鮮第二章【揺れるこころ】

  • 僕と彼女と北朝鮮 第一章 【温度差】

    僕と彼女と北朝鮮第一章【温度差】北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさんと、夫のチャールズ・ジェンキンスさん、長女の美花さん、二女のブリンダさんの一家4人が、12月7日夜、曽我さんの古里、新潟県佐渡市に到着した。「もういいから放っておいてあげようよ」そんな気持ち半分に、曽我さんらの記者会見をTVで観た。こんな事を書くと、またどこかで反感を買うかもしれないが、自衛隊がイラクへ派遣されていなかったなら、ブッシュ大統領が再選されていなかったなら、チャールズ・ジェンキンスさんは、こんな安易な形では、アメリカという国に許されはしなかったろう。アメリカ軍にとって、「彼」はあくまで犯罪者なのだ。「敵前逃亡」は軍において「重罪」まして、その理由が、「ベトナムに行きたくなかったから」では、話にならない。本当にこれは限りなく、米大統...僕と彼女と北朝鮮第一章【温度差】

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