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  • しばらく投稿休みます

    いま軽い脳梗塞で入院しています。退院したら復活します。古い作品も読んで見てください。しばらく投稿休みます

  • ひととき

    山形県寒河江市慈恩寺持国天木造鎌倉時代一日の始まりはNHKラジオ体操第1・第2、そして新聞の番組欄チェック、興味のあるものは録画入力しておく。朝食までの30分間で新聞をひと通り目を通すことにしているが、社会面に興味を持つことが多い。たとえば読者投稿欄は必ず読むようにしているが、今朝の記事は福岡市在住の89歳の主婦藤岡忍さんの「優しかった弟へ」。投稿文そのままに掲載させていただくと・・・。散り急ぐ桜を追うように弟の訃報が。なんと孤独死でした。スープの冷めない距離に義姉、めい、義妹がおり、部屋には救急時のブザーもあったのに・・・。弟の友人が訪れ、倒れているのを発見。警察の方が「苦しまずに逝っておられます」とおっしゃったそうです。寝顔のようにきれいで、「なぜ?」残念で涙が止まりませんでした。とても優しくおしゃれなあな...ひととき

  • 6月15日

    6月15日は、仏教真言宗開祖弘法大師空海の誕生日とされている。空海は西暦774年(宝亀5年)讃岐国多度郡(現香川県善通寺市)に生まれた。誕生日とされているというのは、6月15日が中国密教の大成者である不空三蔵入滅の日で、空海が不空の生まれ変わりとする伝承によるものとされる。空海の正確な誕生日は不明らしい。我が家にとって今日は亡き妻の49回目の祥月命日。今年は春の彼岸に五十回忌の法要を終えた。仏教的には最後の法要で永代供養のようなものであろう。亡くなった妻は27歳のままで若い顔しか浮かばない。自分の顔はそれより50年も年取っている。このギャップに戸惑いのようなものを感ずる。仏壇には毎日カミサンがお茶お水ご飯をあげてくれている。また、庭に咲く花々を摘んでいつも新しいものに取り替えてくれている。今日の日に備えて、昨日...6月15日

  • 鎌倉日記

    江ノ電極楽寺駅前六月も半ばに入って、梅雨入りはもうすぐのようだが雨が恋しくなる。コロナ禍前までは、鎌倉の紫陽花写真を撮りによく出かけたものだが、77歳にもなって足腰が弱ってから、真夏日が続く毎日で歩くのもしんどい。以前のように重いカメラとレンズを背負って、歩き旅をするのはもう無理かもしれない。上の写真は、鎌倉あじさいカメラ旅と称して、調停委員当時の写真サークル撮影会に行ったときの1枚。混雑を見越して朝8時40分、江ノ電極楽寺駅前に集合し、成就院、御霊神社、長谷寺と回ってきた。シーズンまっさかりの土曜とあって、長谷寺では入場制限するほどの賑わいであった。今年はコロナ禍もあって空いているかもしれない。当時は、予定通りの撮影を終え、長谷寺前に予約しておいた「以志橋」というそば店で、参加者それぞれ美味しいそば料理をいた...鎌倉日記

  • ハチ !

    かつての公園はハチとの散歩道ハチと同じ柴犬年老いた歩きにかつてのハチをすぐに思い出すハチが亡くなって七年いまいたらいいのにとカミサンから言われる高齢者には犬とか猫が癒しになる飼うには責任がつきまとうけれど家族のように愛しく感じるだろうハチ!ハチ!ハチ!もう一度この公園で遊びたいねもう一度元気なハチに会いたいハチ!

  • コロナ感染

    国内の新型コロナウイルス感染症の感染者は、6月5日現在757,663例、死亡者は13,449名。入院治療等を要する者は43,288名、退院又は療養解除となった者は699,741名と報道されている。昨日の朝、プラゴミを捨てに行って偶々居合わせた知人と立ち話。彼とは年齢も一緒なので気軽に近況を語り合った。マスクをしながら感染防止を互いに考慮して少し距離をおく。そこで町内でコロナ感染者が一人発生したことを知る。ある集まりのメンバーで、接触者全員PCR検査をして陰性と判明、クラスターのようなことはなかったようだが、いつどこで感染するか分からない時代、もしも自分だったらと緊張が走る。私も句会の代表者として毎月1回老人福祉センターに集まるが、もしもクラスターが発生したらとゾッとする。今月と来月ワクチン接種を予定しているが、...コロナ感染

  • 兼題「炎天」

    6月は所用で句会欠席、7月の句会準備を早めに行う。兼題は「炎天」、いかにも真夏という感じで、外出がますます億劫になる。炎天下木陰にオアシス見つけたり炎天をのろのろ歩く老い姿炎天の庭木に天の恵み雨炎天のかき氷音のどを越す炎天に水浴む子らの大歓声炎天に一日花の木槿(むくげ)咲く兼題「炎天」

  • ちょっと多忙?な日

    鎌倉長谷寺紫陽花コロナ禍で外出が減ったが、今日は久しぶりに外出。まずは戸塚区の「横浜自動車学校安全研修センター」で、午前11時から75歳以上の認知機能検査を受検、1枚4コマずつ1分見せて計4枚16コマの絵を記憶して、後で答えを書く記憶力を試す問題を、かなりクリアできたのでホッとした。普段から覚えの悪い脳みそで自信がなかったが、運がよかったのかもしれない。あとは結果次第の講習受講通知を待って、2時間の高齢者講習を経て免許更新の手続きになる。今回の手続が順調にいくことを願うばかりである。しかし、更新しても3年後は80歳で多分返納となるだろう。帰りに戸塚駅前の眼科に立ち寄り、半年前に手術した白内障の検診に立ち寄った。時々右目が見づらくなるのは変わりないが、処方してもらって作った遠近両用メガネの使い勝手もよく、両目で見...ちょっと多忙?な日

  • コロナワクチン接種予約とれた!

    コロナワクチン接種の件で、横浜市予約センターに全く繋がらず、様子を聞こうと同じ市内に住む会社同期のK君に電話したところ、一般診療所で個別予約受付しているところありと聞き、近隣の開業医にかけまくって夫婦揃って運よく予約出来た。昨日までこのままだといつになるやらと不安であったが、とりあえずホッとした。副作用が全くないとは言えないが、心配し始めたらキリがない。第1回目は6月22日、2回目が7月13日。連日、テレビの報道は緊急事態宣告延長と東京五輪開催の是非でもちきりである。ワクチンの接種が急がれるが、射ちての確保にも限りがあり、優先順位の高齢者さえも接種が進まない。五輪は開催したとしてもその場限りであり、もしも感染爆発などという事態が発生すれば、我が国の経済活動その他取り返しのつかないことになる。当面、政治も経済も緊...コロナワクチン接種予約とれた!

  • 紫陽花の季節

    北鎌倉東慶寺紫陽花の開花を前に色占う紫陽花の緑葉深き時雨かな紫陽花や緑濃くして花を待つ紫陽花の季節に妻の遺影見る五六月道行くたびに濃紫陽花五月雨の雫したたる濃紫陽花紫陽花の季節

  • コロナワクチン接種

    5月から新型コロナウイルスのワクチン接種予約が始まって、ネットと電話両方で申込をしているが、一度も繋がらずホトホト嫌になって来た。予約できたという知人も偶にいるが、諦めの気持ちで様子見の人も多い。「6月に1億回分のワクチンが来るのが分かってるんだ。思い切ってやるぞ」と、菅首相は、河野行政・規制改革相にこう声をかけ、接種完了の目標を「7月末」と宣言する考えを伝え、未だに頑として言い続けている。65歳以上の高齢者(約3600万人)に2回接種する必要量(7200万回)を大幅に上回る量を、6月末までに自治体に届けるめどが立ったからと強気だ。しかし、数は確保しても実際に接種できるかどうかは甚だ疑問である。私が居住する横浜市の場合、65歳以上の高齢者は97万人いて、この状態では7月までに終わるとはとても思えない。65歳未満...コロナワクチン接種

  • ヤングケアラー

    先日、厚生労働省は親・兄弟の介護や家事に追われる若年層「ヤングケアラー」に関する初の全国実態調査を行った。公立約1400校を抽出して、昨年12月~今年2月、中2と高2の生徒計約17万人にインターネットで実施、計1万3777人から回答を得た。ネットの情報から掲載させていただく。中学2年の6%、高校2年の4%が該当すると発表、体調不良などの悪影響も浮かび上がり、調査結果を分析した専門家委員会は早期発見や相談体制の強化を提言した。調査では、「世話をしている家族がいる」という生徒の割合は、中学生が5.7%でおよそ17人に1人、全日制の高校の生徒が4.1%でおよそ24人に1人いた。ケアの内容は、食事の準備や洗濯などの家事が多く、その他、兄弟を保育園に送迎したり、祖父母の介護や見守りをしたりと多岐にわたっている。また、世話...ヤングケアラー

  • 時間

    愛知県吉良町金蓮寺観音菩薩立像世に格言・名言は数多くあるが、その中で時間に関する格言・名言を検索してみた。今更著名人の格言・名言を読んだところで何になると思ったらそれでおしまい。今の自分は多くの時間を無駄にしている。わが身にふり返って、共感できる言葉を明日からの人生の指針としたい。時間の使い方で人生が変わる。時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。渡辺和子(シスター、ノートルダム清心学園の理事長/1927~2016)時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。本田宗一郎(ホンダの創業者/1906~1991)普通の人々は時間をつぶすことに心を用い、才能ある人間は時を利用することに心を用いる。ショーペンハウアー(ドイツの哲学...時間

  • 田村正和さん

    俳優田村正和さんが亡くなったと新聞テレビの報道。亡くなってからひと月余り経ってからの発表であるが、仕事でもプライベートでも、何事も自分のライフスタイルを崩さず全うしたご本人が、生前、葬儀も派手にせず静かに見送ってくれと家族に言っていたようで、これも故人のご意向かもしれない。10年以上前から「冠動脈性心疾患」という心臓の病気を抱えていたが、「俳優をやっている間は手術したくない」という本人の意向だった。3年ほど前に手術してから一時体重52㎏に落ちるほど痩せて心配されたが、これまで自宅で静かな生活をしていたようだ。1943年生まれで私とほぼ同年齢、田村正和さんの父は、大正から昭和にかけて活躍しバンツマの愛称で人気だった阪東妻三郎さん。長兄の田村高廣、弟の田村亮と共に、「田村三兄弟」と呼ばれていた。主演ドラマ「古畑任三...田村正和さん

  • 祈りの情景

    奈良県高取町壷阪寺千手観音菩薩坐像毎日毎日新型コロナウイルス感染の話ばかりで、鬱屈してもの憂い日が1年以上続いている。遅れをとったワクチン接種が始まったものの、予約殺到で電話もネットも繋がらず、いつ接種を受けられるかわからない状態。関西は医療崩壊著しく、重症化しても入院も出来ず亡くなる人も増加の一方である。私の住む横浜も緊急入院が困難になるのは時間の問題かもしれない。私のように基礎疾患のある高齢者は、感染したら死を覚悟しておかなくてはならない。こういう時こそ神仏の奇跡を信じて願いたくなる。科学的なワクチン接種による感染防止が唯一の頼りであるが、一方で非科学的と言われようが、朝の仏前勤行で疫病退散の願掛けを毎日行っている。こんなことをしていると、まるで平安時代にタイムスリップしたような気分になる。家族の皆がコロナ...祈りの情景

  • コロナぼやき川柳

    いつまでもコロナコロナで気は滅入りワクチンの予約殺到おいてけぼり崩壊でたらい回しの救急搬送コロナ禍でココロもカラダもカラッポに引きこもり筋肉急減足立たず居酒屋のママさん恋し酒恋し万歩計伸びぬ数字に役立たずコロナ禍の俳句づくりに四苦八苦コロナぼやき川柳

  • 会ってみたい人

    今は携帯メールとかラインとかで簡単に連絡が取れる時代、手紙を書くということは殆どなくなった。残った便箋や封筒は、本来の手紙に使われることなく、メモ用紙とか写真の小袋などに利用されるぐらい。同時に、万年筆も何本か持ち合わせているが、偶に使おうとするとインクが切れていて、スペアインクを探し回る始末。とにかく手紙を書くという、一種何とも言えない風流な気持ちは忘れかけていた。書斎の棚にはバインダーに貼付した、知人友人・家族との手紙のファイルがある。中学3年ごろからのもので、私の貴重な追憶のためのストレージ・メディアであるが、35年ほど前すごく思い悩んで死を考えた時、一部捨ててしまった手紙がある。その中で最も想い出深いのは、高校生のときにペンパル協会の紹介で知り合った、四国香川県の同い年の女子高校生との文通の手紙である。...会ってみたい人

  • 自分はいま何者?

    鎌倉建長寺本尊地蔵菩薩坐像自分のことをどう表したらいいのだろうか・・・。いまあなたは何をしていますか?と言われたらどう答えますか?これと言えるものがありますか?何らかの書類に職業欄があったとしても、無職と書くしかない。敢えて書くとしても後記高齢者、年金生活者としか書きようがない。自由業と言うのがあるが、私の場合は自由人であって職業ではない。職業とは生業なのである。社会人になってからは銀行員として定年まで勤めあげ、退職後は家庭裁判所の家事調停委員、神奈川少年友の会理事として少年審判付添人等の経歴がある。また、地域活動として自治会長・顧問を務めてボランティアにも尽くしてきた。いまは唯一俳句の会の代表として、世話役をするぐらいで社会貢献たるものはしていない。趣味の会活動もたくさんしてきた。写真サークルでは撮影旅行、写...自分はいま何者?

  • 新型コロナウイルスワクチン

    横浜市より新型コロナウイルスワクチン接種券が届く。今回は75歳から79歳が対象で、5月10日から受付開始となっている。横浜市の場合、接種優先順位は①医療従事者等②高齢者(令和3年度中に65歳以上になる方)③基礎疾患のある方、高齢者施設等の従事者等④上記以外の者の順で、②高齢者だけでも97万人にも達する。5月中に4回に分けて20万3千回の予約枠を設けると発表しているが、かなりの混雑が予想され、予約がとれるかどうかもわからない。私の場合、基礎疾患があるものの、主治医の意見は「受けた方がいい」と言われており、ネットまたは電話で予約するつもりだ。ネットその他のコロナワクチンに関する記事を読んでいると、ワクチンを受けることについて様々な意見が出ているが、どんな副反応等が出るか個人差があるだろうし、感染しても重症化しにくい...新型コロナウイルスワクチン

  • 五七五の世界

    俳句サークルの五月例会が終わった。実質的に今月から代表者として世話役をすることになったが、若い時と違って一人で会場予約をしたり、会員への周知徹底に気配りをすることなど億劫になることがある。高齢者ばかりの集まりでいつどこで何があるか分からない。自治会長やボランティア団体の理事・部長、趣味のサークルの会長をやっていた頃は、自信とやりがいに満ち溢れていたが、77歳ともなると自身の健康にも自信がない。しかし、一つか二つぐらいは責任ある立場に身を置かないと、緊張感がなくなってしまう。とにかく引き受けた以上は、句会のメンバーが楽しんでいただけるよう、適度な緊張感をもって運営にあたりたい。いまある意味俳句ブームと言える。五七五の世界は奥が深い。十七文字の中に季語を入れ、情景、場所、想いなどを簡潔にまとめるには、コツがあるだろ...五七五の世界

  • ブログを続けるかやめるか

    先日、私のブログをよく見てくれている小学校の同級生から、「弱気過ぎます。今少し楽観的に明るく気楽に過ごして下さい」と、励ましのメールが届いた。このところカミサンからも同様の指摘を受けていて、自分もその通りだと思っていたので、メールの彼に感謝と前向きな決意の気持ちを伝えた。コロナ禍でクラス会も中断したままであるが、みんなと会って明るい日常を取り戻したいものだ。同じ70歳代で私のお気に入りブログの方が、超人気なのにこんなことを書いていた。「そろそろブログの辞め時かなと思ったりもしましたが、拙い私のブログを毎日アクセスしている人たちがいることはありがたい、そしてそのことが私にとってブログを書く原動力になってることは間違いない、だから原点に戻った気持ちでもう少し続けようと思ってます。」この方は、高齢者の生き方、考え方に...ブログを続けるかやめるか

  • 五月の風

    雨上がりの爽やかな五月の風に新緑の樹々は風にざわめくコロナ禍のゴールデンウィーク人々は仕方なく自宅で過ごすがガマン我慢の1年今こそ人は自由でありたいと願う人と人のコミュニケーション家族とのコミュニケーション少なくなった会えなくなった電話の声は聞こえても会って話したい欲求不満は募るばかりで気は晴れないそんな時息子から電話があった母の日のプレゼントを持ってくるという生みの親でなくてもちゃんと忘れずにいてくれる気持ちが嬉しい五月の風

  • 久しぶりに夫婦でお出かけ

    第88回(神奈川)県展が4/28~5/3まで、横浜市民ギャラリーで開かれている。絵画を中心とした神奈川県美術家協会の主催で、6号から10号の作品がたくさん展示されており、ご近所のKさん親子が出品されている油彩画を見にカミサンと出かけた。Kさんは80歳を超える元美術の先生で、スケールの大きい富士山の風景画を出品、隣に獣医の息子さんが描いた猫のいる風景も写実的でよかった。コロナ禍、夫婦で美術鑑賞などに出かけるのは久しぶりで、ギャラリーに近いみなとみらいで散策しようとも思ったが、コロナ感染拡大防止で大騒ぎしている時であり戸塚駅で下車、ちょっと遅めの昼食を寿司の「三崎丸」で済ませて帰ることにした。ちょうど注文していた遠近両用メガネが仕上がる日で、白内障手術後の見え具合がしっくり来ていなかったが、2度目の処方箋でつくった...久しぶりに夫婦でお出かけ

  • 兄弟

    私は今年77歳になるが、今の世の中、80代でも90代でもシャキッとして元気な高齢者も結構いるから、77歳ぐらいで心身の衰えをトシのせいにするにはまだ早いと指摘されるだろう。しかし、高齢者は心と身体のバランスが不安定になってくると、「生」への執着心もあり、「死」への覚悟が出来ていないので不安が出て来る。夕べ、80歳になった郷里浜松の兄から、「元気か」と電話がかかって来た。月1回ののペースでかかって来るが、兄の電話はいつも30分以上と長い。浜松にはここ1年コロナで帰っていない。親は当然亡くなって、五人いた兄弟も二人だけになったこともあり、電話口で互いに「会いたいな、一杯やりたいな」と話が進む。コロナが落ち着いたら一度帰りたいと思っている。兄はここ半年余り、息子に譲った家業の和食処を手伝っているが、足腰の衰えを感じて...兄弟

  • 介護

    いまや総人口の28.7%が65歳以上という超高齢化社会の日本、厚生労働省の今年1月末の統計では、要支援・要介護者数は679万人にのぼるという。そこで「介護をしたことがありますか?」と朝日新聞がアンケートした結果、1508人から回答を得て、概略次のようなことが新聞記事に掲載されていた。「はい」と答えた人は28%、「いいえ」が72%。相変わらず女性に介護の負担がかかっているが、男性の経験者・負担も増えているようだ。誰を介護しているかについては340人が親と答え圧倒的に多いが、配偶者と答えた人は38人と少ない。期間は3年未満が49%、5年未満が21%、10年未満が19%、10年以上が11%。介護のことは夫婦で「老老介護ね」などと軽口をたたいているが、後期高齢者になって足腰が弱って来ると、現実味を帯びて来る。介護の大変...介護

  • 国東半島 無動寺

    大分県無動寺本尊不動明王坐像不動明王の本を開いていて、3年前に訪ねた大分県豊後高田市の六郷満山無動寺を思い出す。国東半島1300年の歴史を誇る六郷満山の六郷とは、国東半島を構成する古い地名で、安岐、武蔵、国前、伊美、田染、来縄の六つの郷のこと。満山とは山岳信仰で使われる言葉で、山すべてを全ての仏とし、山すべてが仏の浄域であり、その浄域にあまねく点在する寺院の集合体を満山と称しているそうだ。謂わば、国東半島そのものが仏と言うことになる。無動寺は奈良時代初期に造られた寺で、最盛期には伽藍の規模が五十〜六十あったと云われ、常に百名あまりの僧が修行に励んでいたと言われる。本堂には本尊の不動明王像をはじめ、大日如来座像、薬師如来座像などの平安時代から鎌倉時代にかけての十六体の木造の仏像が安置されており、すべて大分県の有形...国東半島無動寺

  • 若葉

    窓越しの若葉はつとに伸び盛りさわやかな若葉光るる観世音柿若葉木もれ日浴びて茶会席山寺に若葉風吹く仁王門雨上がり雫の光柿若葉木もれ日の若葉風入れガラス窓若葉

  • 達磨さん

    昨日も今日も同じこと毎日毎日くり返す飽きもせずに同じこと毎日毎日くり返す前へ進むというでもなし後戻りしてる訳でもなしだけど歳はとるばかりじっとしてれば足腰が日に日に弱るの丸わかりこのままずっとずーっとじっとしてれば達磨さんやって来るぜ介護の日々七転び八起きと言うけれど転びっぱなしの達磨になるギョロっと睨む達磨さんそうはさせじと達磨さん後悔先に立たず今なすべきことをせよ達磨さん

  • ぼやき川柳8

    電車待ちシルバーシートいち早く優先席年寄りばかりで空きはなしワクチンを待てど暮らせど遠のく接種基礎疾患あってもワクチン命がけおつとめの読経の声もかすれゆくウオーキング気にしてばかり万歩計スクワット回数よりも我慢比べぼやき川柳8

  • 記憶

    後記高齢者の運転免許更新に必須の、認知機能検査が6月1日にやって来る。この検査の一番苦手な問題が記憶力の検査である。77歳にもなると認知機能の衰えは否定できない。前日三度の食事で何を食べたか、スラスラと答えられるかと言うと全く自信がない。その日の食事さえもすべて記憶していないこともある。人間の記憶に関する研究は、神経学者や脳科学者の専門分野であり、その記憶のメカニズムを解き明かそうという研究は様々に試みられているが、現時点ではまだまだ未解明な部分が多いというのが現実のようだ。これまでの研究から、人間の記憶は「海馬」という脳内部の左右に位置しているタツノオトシゴのような形をした器官に一時的に保存されるということがわかっており、そこで整理された様々な情報のうち、必要な情報だけが「大脳皮質」に送られ、保存されるという...記憶

  • 癒し絵

    過日、元癒し絵仲間のTさんから電話があって、横浜開港アンデパンダン展に出品しているからと、案内があり観賞に行って来た。相変わらずお上手で可愛らしいお地蔵さんの絵と言葉に癒される。上の癒し絵はTさんから教えてもらって描いたもので、お気に入りの地蔵絵である。癒し絵教室も解散して1年余りになるが、その時の仲間たちが懐かしい。趣味の会もいろいろやって来た。写真クラブ、男の料理教室、製本教室などなど、年齢は近い人ばかりだが、それぞれに異業種の仕事経験者で気さくな人が多く楽しかった。趣味に関しては、今は俳句の会のみであるが、一堂に会しての俳句批評会として楽しんでいる。好きな事が趣味であるわけだが、何もかも辞めてしまった感じで正直喪失感がしないでもない。一昨日は浜松の兄から、昨日は茨城の息子から「元気?」と電話があって、体力...癒し絵

  • マスターズゴルフ

    男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦となる、第85回マスターズ・トーナメントの3日目、日本の松山英樹が15番のイーグルなどでスコアを7ストローク伸ばし、2位と4打差の通算11アンダーで単独首位に浮上した。日本人男子初のメジャー制覇を目指す松山は、最後の8ホールで1イーグル、4バーディーと猛チャージを見せ、今大会初めてノーボギーでラウンドし、マスターズでは自己ベストとなる「65」をマークした。マスターズ10回目出場の松山英樹にとっても、この勢いのまま初優勝を遂げて、コロナ禍の日本を元気づけてほしいと願う。最終日の日本時間深夜から早朝の生中継は見逃せない。ゴルフは現役時代に社内コンペや接待ゴルフなどで、付き合い程度にやって来たが、10年位前にカミサンとその仲間と千葉のゴルフ場へ行ったのを最後に、クラブを握っていない。...マスターズゴルフ

  • ブログの投稿

    東京都世田谷区九品仏浄真寺中品上生阿弥陀如来ブログの投稿を毎日続けることが、ある意味生きる力にもなっている。しかし、コロナ禍が長引き外出を自粛していることで、ブログに書く材料に限界が見えてきたりする。正直なところ、77歳という歳になると気力・体力の衰えを痛切に感ずる。このままでは読者の皆さんに飽きられてしまう。開設当初からの古い投稿作品を読んでいただくと有り難いが、それは私の勝手で読者の皆さんに「いちいち見てられねぇよ」と叱られそうだ。万歩計の数字も以前のように8千歩を超えるようなことは皆無で、時々5千歩歩くかどうかという程度。外出先の発見や感想を書いていたのが懐かしい。ちなみに、同じタイトルの2018年の日記風投稿には、行動的な自分を描いている。こうありたいと思う。ちなみに11千歩の内容は、自宅を8時半に出発...ブログの投稿

  • ニコンカメラ

    4月6日の朝日新聞朝刊記事を見て、ニコンカメラの凋落を感ずる。最後に残っていたプロ向けの機種「D6」の宮城県での生産を、主力のタイ工場に移管する。関連部品や交換レンズの国内生産は続けるようだが、1948年以来続いてきた本体の国内生産は幕を閉じる。デジタルカメラの市場は近年減りつづけ、とくに一眼レフの落ち込みが激しい。中でもニコンはミラーレスへの対応が遅れ、2020年のデジタルカメラの国内シェアは、BCNの調査ではキャノンが1位(36.8%)、2位がソニー(19.5%)、3位がニコン(12.6%)となっている。また、近年はスマートフォンの搭載カメラの性能が劇的によくなって、あえてカメラを持ち歩く必要がなくなったことも大きいと報じていた。カメラの話を少ししよう。私の写歴ならぬカメラ歴は60年を超える。いろいろなカメ...ニコンカメラ

  • 春の季語で習作

    北海道善光寺釈迦如来立像花八つ手通りすがりの日暮れたり柿若葉少年のごと萌へにけり八重桜木立一本時雨あと夜桜や月の光に母の顔香煙る老いも若きも灌仏会昨日は俳句批評会の定例会があった。4月から会長を仰せつかり、定例会のあと約1時間半かけて引継ぎを行ったが、小さな趣味の会だから会長とは名ばかりの世話役ということがわかった。引き受けた以上職務を全うする覚悟だが、しばらく様子を見て、やんわりと役割分担の提案をしようと思う。これまでに、1000所帯ある地域の自治会長や写真サークルの会長などの経験があるものの、それぞれ役割分担が出来ていて会長らしい仕事が出来た。しかし、今度は高齢者のみの趣味の会であり、穏やかな付き合いを心がけていきたい。春の季語で習作

  • 白隠禅師 坐禅和讃3

    福岡県前原市大悲王院千手観音立像況や自ら廻向して自らが経を読んで積んだ功徳を、衆生に廻らし差し向けるならば直に自性を証すればずばり自己の本性、真実の自己に対面し覚めるのだ。自性即ち無性にて自己の本性はすなわち無である、と悟った時己に戯論を離れたりその体験は、すでに戯論の世界から離れているのである。因果一如の門ひらけ因と果は、今、ここでは一つのものである。その門を開けば無二無三の道直しあるのは一筋のまっすぐな道、道は二つ三つと無いのだ。無相の相を相として自由自在で、なにものにも礙ぎられない心であれば往くも帰るも余所ならずどこへ行っても自分の家と同じようなものである。無念の念を念として固定した考えにとらわれない心を持っていれば、謡うも舞うも法の声謡うことも、舞うことも、なにごとも仏作仏行である。三昧無礙の空ひろく心...白隠禅師坐禅和讃3

  • 白隠禅師 坐禅和讃2

    熊本県医王寺聖観音菩薩闇路に闇路を踏みそえてそのような無明の闇路を歩きつづけていてはいつか生死を離るべきいつまでたっても、迷いから離れることができない夫れ摩訶衍の禅定は大衆の教え、まことに偉大な禅定という船は、称嘆するに余りあり(わたしたちを悟りへ導くこの大船)は讃歎してやまない。布施や持戒の諸波羅蜜布施や持戒などの波羅蜜(迷いの世界から悟りの世界へ渡る)念仏懴悔修行等真の念仏、懴悔(仏教の説く懴悔は清浄なる自己に立ち返ること)其品多き諸善行その他にも仏教には様々な修行がありますが、皆この中に帰するなり(それらの修行、善行)は皆、この中(摩訶衍の禅定)に帰する。一坐の功を成す人も「一回の坐禅」をした人でも功を成す人もいる。積みし無量の罪ほろぶ生まれてから積み重ねてきた、諸々の罪が消え去るのである。悪趣何処にあり...白隠禅師坐禅和讃2

  • 白隠禅師 坐禅和讃1

    佐賀県基山町大興善寺月天衆生本来仏なり衆生(いのちあるもの、人間)はもともと仏さまであり、水と氷の如くにて仏の心は水(さとり)であり、衆生の心は氷(煩悩)のようなものだ。水を離れて氷なくしかしながら、氷は本来水であり、水があるから氷が存在するのだ衆生の外に仏なししたがって、わたしたち衆生を置いて仏はないのである。衆生近きを知らずしてそれなのに衆生は、この身が仏であることに気づかないで、遠く求むるはかなさよ遠くに仏がいると思い、それを追い求めることははかないことだ。譬えば水の中に居て私たち凡夫は、たとえていうならば水の中にいて渇を叫ぶが如くなり水がほしい、水がほしいと、渇を叫んでいるようなものである。長者の家の子となりてそれは長者の家の子として生まれたにもかかわらず、貧里に迷うに異ならずその家を出て貧しい物乞いの...白隠禅師坐禅和讃1

  • 熊谷真実さん離婚

    ネットで女優熊谷真実さんが離婚したと知って驚く。以下、「女性自身」2021年4月13日号掲載記事ネットより。3月26日、熊谷真実(61)が書道家で夫の中澤希水(43)と離婚したことを発表した。熊谷は《私熊谷真実と夫である中澤希水は3月25日をもって、婚姻関係を解消する運びとなりました》と報告。中澤も《私の我儘からの結果ですが、自身の夢を真実さんに理解して頂き、お互いに前進しようと言う結論に至りました》とコメントした。’12年、18歳年下の中澤と結婚したことで注目を集めた熊谷。昨年8月には夫の故郷である静岡県浜松市に移住。今年1月にはインスタで夫の誕生日を祝う仲むつまじい姿も投稿していた。順風満帆にみえた夫婦生活。だが、その裏側で彼女は人知れず悩み続けていたという。「2人は結婚する際、“ある契約”を交わしていたの...熊谷真実さん離婚

  • 訃報と高齢者仲間との交流

    福岡県篠栗町明王院金剛夜叉明王銀行勤務時代の上司・同僚・後輩の訃報が、時々OB会事務局からのEメールで届く。先輩の年令80代、90代の訃報が多いが、自分と同じ70代の訃報もちらほらみられる。先日届いたKさんも享年78歳、浜松支店時代の先輩で当時の融資課長。冷静沈着な優しい方で、メインの楽器メーカーの電子オルガン教室に通っていたのを思い出す。元職場仲間との食事会も五つぐらいあるが、すべてコロナ禍で休止状態が続き、1年以上会っていない。酒食の席でお互いの近況を語るのは楽しいもので、いろいろな付き合いあってこそ、精神的にもリラックスできるし、脳もよみがえって体もついて行く。学校の同級生や趣味の会仲間との交流も激減した。身近なところでも、自治会の文化体育部長や自治会長、顧問を務め、保健活動推進委員を12年務めたカミサン...訃報と高齢者仲間との交流

  • ステンドグラス

    30年近く前に、戸塚駅近くの西友(当時)で衝動買いしたステンドグラスの電気スタンド。2階出窓に置いてあり、24時間タイマーのオンオフで、庭先と階段踊り場を柔らかい光で照らし続けている。以前、ご近所の奥さんから、「きれいね」とお誉めいただいたお気に入りの品である。ステンドグラスといえば、パリのノートルダム大聖堂を思い出す。34歳頃と48歳の時に訪れているが、その時の感動は今でも忘れない。大聖堂は2年前の大火災で尖塔と屋根が崩落したが、ステンドグラスの美しさは私の脳裏に鮮明に焼き付いている。私も77歳、修復後の大聖堂を見ることはもう出来ないであろう。コロナ禍で外出の機会が減ったこともあるが、時々訪ねた横浜山手のカトリック教会や戸塚の聖母の園教会にも行けてない。ヨーロッパのカトリック教会のようなステンドグラスは、日本...ステンドグラス

  • おふくろ

    文藝春秋が2006年に発行した単行本「オカン、おふくろ、お母さん」を久しぶりに捲って読む。87名の著名人が、「母」について語った短編エッセイ集で、日本の母親像を軽妙に2頁程度によくまとめている。この母にこの人ありと面目躍如のエッセイもある。母親のことをどう呼ぶか、いつの時代に生まれたか、どこで育ったか、どういう家庭環境だったか等々、人それぞれだと思う。ちなみに、2018年に20代~40代の男女に聞いたあるアンケートによると、「お母さん・母さん」が58%で最も多く、「おかん」が10%、「おふくろ」が7%その他(お母ちゃん・お母ちゃ・おかあ、オカン、ママ、名前、ニックネームなど)は3~4%以下と少ない。この年代に限らず、小さい時は「ママ」が多いのは変わらないと思う。また、普段の生活で母親に面と向かって話しかける時は...おふくろ

  • アストロメリア

    アルストロメリアは存在感抜群の色鮮やかな花弁を持ち、花色は赤色、ピンク色、白色、紫色、黄色、オレンジ色、青色、緑色など様々。花束やフラワーアレンジメントとして人気がある。アルストロメリアの花言葉は、「持続」「未来への憧れ」「エキゾチック」「小悪魔的な思い」「援助」という意味を持っている。「持続」は花持ちの良さから、「エキゾチック」はその花姿から由来しているそうだ。ユリズイセン科アルストロメリア属で多年草、原産地は南アメリカで、出回り期は周年(最盛期は5月)、開花時期は3月~7月が多い。和名は百合水仙(ゆりずいせん)。1本の茎に、3つの花が咲き、1番花、2番花、3番花と順に咲かせる。花持ち期間も10日以上あり、切り花としても重宝して、我が家の仏壇に今も供えられている。我が家の庭には3種類のアルストロメリアが植栽さ...アストロメリア

  • 「喝采」ちあきなおみ

    昨夜、『魂の歌!ちあきなおみ秘蔵映像と不滅の輝き』と題するテレビ番組をみて思うことがあった、突然の引退から28年が経ち、いまどうしてるか公の場に出ないので分からないが、圧倒的な歌唱力で人々を魅了した伝説のシンガーであることは衆目の一致するところである。伝説の歌手としてだけでなく、シャンソンも唄い美空ひばりのカバーも素敵だった。歌を歌うだけでなく、歌を演じたその歌声は今も多くの人を魅了している。昭和47年、発売3ケ月の「喝采」で日本レコード大賞を受賞、世間をアッと言わせた。「喝采」作詞吉田旺、作曲中村泰士。いつものように幕があき恋の歌うたう私に届いたしらせは黒いふちどりがありましたあれは三年前止めるあなた駅に残し動き始めた汽車にひとり飛び乗ってひなびた町の昼下がり教会の前にたたずみ喪服の私は祈る言葉さえなくしてた...「喝采」ちあきなおみ

  • 寿命

    福島県喜多方市願成寺勢至菩薩ご近所最高齢の男性が亡くなった。自宅で突然倒れて救急車を呼んだが、すぐに奥さんが気づかず、心肺停止の状態で搬送を断念して代わりに警察が検死に来ていた。いつも顔を合わせて挨拶を欠かさない方で、80歳は超えていると思っていたが、90歳という年齢を聞いて驚いた。毎日のように庭仕事と自宅まわりの掃除をしていたし、電車で仕事にも出かけていた。死因は脳出血のようであるが、夫婦二人暮らしの疲れ切った夫人の顔が痛ましい。ご近所で知る限り、男性では77歳の私が最も年上になる?。死ぬならポックリと逝きたいなどと言ったこともあるが、遺された家族の悲しみは深い。人間いつかは死ぬ時が来る。年を重ねずとも災害や病気、事故などでいつ死ぬかもしれない。今で言うなら、新型コロナ感染症で誰にも見送られず、火葬の憂き目に...寿命

  • 切手

    朝日新聞読者投稿「ひととき」欄に載っていた、私と同じ77歳主婦の『姉の切手』に興味を引く。投稿内容の概要は次のとおりで、「そうそう」と頷く。最近、ポストを開けても自筆の手紙や切手が貼られた封筒を見なくなった。ただこのところ、大きめの封筒にずらっと切手を貼った手紙が届くようになった。切手には「オリンピック東京大会1964」などなど・・・。4歳上の姉からだ。姉は就職してから給料で切手を買っては、切手帳にまとめて茶箱に入れていた。(中略)姉は昨年夫を亡くし、身の回りを整理する中で迷ったのが大量の切手。姉は離島に住む私のために、本土の新聞切り抜きを封筒に切手を貼って送ってくれるようになった。本土の新聞を読めるのは図書館だけなので、切り抜きが届くのがとても楽しみだ。姉の手作業に心が温まっている。私も昨日、亡くなった前妻の...切手

  • 安らぎ

    安心心安らかなこと安全危険がないこと安寧安も寧も安らかなこと安息何の心配もなく休むこと安気心配がないこと安閑のんびりして静かなこと安逸気楽にのんびりと楽しむこと安座落ち着いて座ること安泰心配がなく落ち着いていること安穏変わりなく穏やかなこと安楽心身に苦痛がなく楽なこと安眠安らかな眠り安のつく言葉はたくさんあるみんなどれもこころ安らぐいつもいつもこうありたい安らぎ

  • 春日影

    十年の復興未だ春日影十年の災月迎へ弥生かな水取りや韃靼(だったん)の行(ぎょう)火を散らす剪定の八朔を背に老いてなお卒業の孫の行く道一直線4月始めの句会の自由句づくりに詠ったもの。春の季語といっても、外出自粛していてはなかなか感動にありつけない。以前の様な寺社巡りも出来ない状況ではいい句が浮かばない。春日影

  • 般若心経25年

    岐阜県郡上郡白鳥町長滝寺四天王立像佛説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩依般若波羅蜜多故心無罣礙無罣礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪日羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶般若心経般若心経262文字の中に、お釈迦さんの教えが凝縮されている。私が愛読している高神覚昇著「般若心経講義」(角川文庫)では、その第1講「...般若心経25年

  • 誕生日

    今日はハチママの71歳の誕生日。この機会にと、朝一番で予約していた胃カメラ検査に送って行きました。去年は大腸カメラで異状なし、今日の検査も異状はなかったようで安心しました。いつまでも元気でいてほしい大事な家族です。再婚して30年目、大活躍のハチママは、とにかくよく動き、よく話し、よく笑う、いやなことがあっても深刻な顔せず、翌日になればケロッとして明るいんです。好感度抜群!誰にも好かれていて何よりです。明日は彼岸の墓参りのあと、3月生まれの孫娘と一緒に我が家で誕生会。コロナに気をつけて家族の団欒を楽しみたいと思います。誕生日

  • 過ぎ去った日のことは悔いず

    まだこない未来にあこがれて、とりこし苦労をしたり、過ぎ去った日の影を追って悔いていれば、刈り取られた葦のように痩せしぼむ。過ぎ去った日のことは悔いず、まだこない未来にはあこがれず、とりこし苦労をせず、現在を大切にふみしめてゆけば、身も心も健やかになる。過去は追ってはならない。未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。今日すべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、よい一日を生きる道である。(「仏教聖典」はげみ第2章実践の道第4節仏のことば)過ぎ去ってしまって、もはやどうにもならないことを、人間はいつまでも心の中に引きずって悩んだり、残念がったりする。これは仏教の三毒の一つ「愚痴」というもので、人間以外の動物にはない。また、人間だからこそ「煩悩」という苦しみがあり、動物になれば「...過ぎ去った日のことは悔いず

  • 葉桜

    葉桜や五十年忌の香を立て桜の散る頃、若くして亡くなった妻の五十回忌を行う。三十三回忌に次いで仏教最後のお年忌。私は77歳になるが、亡き妻の顔は27歳のまま。50年という長い間には苦労もあったが、亡き妻が見守ってくれたおかげで、残った家族は健康で幸せに暮らしている。ありがとうの気持ちを込めて詠んだ。先日、NHK俳句を見ていて、次の兼題が「葉桜」だった。思わずこの句を投稿しようと思い立った。NHK俳句に応募するのは初めてで、選者は鴇田智哉先生。勿論ダメ元で・・・。「葉桜」でもう少し作ってみようと次の句を作った。葉桜や更生願う少年の輪葉桜に未練残して陽が沈む葉桜を透かして見入る青天の月葉桜

  • ハチのおとうさん おかあさん ありがとう

    ハチのおとうさんおかあさん突然いなくなってごめんなさいおとうさんおかあさんいつもおいしいおやつをありがとうボクはこれからハチのところへ行きます昔のようにハチと一緒に仲良く遊びますおとうさんもおかあさんもからだに気をつけて元気でいてくださいチビは今月4日を最後に突然姿を消したままです。なぜなのか謎のままですが、もう一度顔を見せてお別れを言いたかった。もう既に天国へ旅立ったのかもしれません。そしてこういう言葉を並べて手紙をくれた気がします。ハチのおとうさんおかあさんありがとう

  • 脳科学者 茂木健一郎氏の話

    PHP平成30年新年号を書棚から取り出して再読。巻頭特集「明日は必ずよくなる!人生、前を向いて歩こう」から、脳科学者茂木健一郎氏の『思っているより脳は前向き』を再読。茂木さんは、辛い経験を乗り越える力が脳にはあると言われる。人間の脳には、無数の回路がめぐらされていて、人のいる環境や交友関係など、後天的な要素で変化する。物事をポジティブに考えられない人は、引き込み現象が起こり、脳内に「負の回路」が出来てしまって、つらい経験と似たような状況に陥ると、その回路が働いて、前回と同様の思考パターンに入り込んでしまう。しかし、脳はそんなにヤワではない。脳には可塑性があり、一つの回路が使えなく、或いは使えなくなっても、脳の別の部位や回路がその機能を補ってくれるという。思考を「負の回路」以外の回路に切り替えることで、いやなこと...脳科学者茂木健一郎氏の話

  • 雨音は激しくなって

    春はもうすぐというのにドドーンと雷鳴が響き渡るザザザザーと雨音は激しく大地を樹々を叩きつけてく可憐な花たちはびしょぬれコロナ禍で外出自粛の毎日鬱屈としている気分だけどこの雷と大雨に諦めもつくドドドドドーンドドーンザザザザザザーザザザーコロナウイルスを叩き流せ2021/03/13雨音は激しくなって

  • 春風

    春風に行方たずねる猫のチビ喜寿の足そろりそろりと春の風年老ひて吹くや春風手を引かれ洛北の恋し懐かし春の風春の風舞と扇の初舞台春の風やまと踊りに思い馳せ春風や眼差しゆるむ仏かなもうすぐ彼岸、三寒四温を経て暖かな春がやって来る。受験勉強に明け暮れた孫たちの頬を、祝福の春風がやさしく吹き抜けるだろう。春風

  • 2011年3月11日午後2時46分

    10年前の3月11日午後2時46分突然地べたが怒り出した天変地異なんてものじゃない平和な海は悪魔の大津波となって人も車も建物もすべて飲み込み原発は爆発して放射能を撒き散らすまるで地獄絵を見るような大惨事になすすべもなく呆然とする被災者これまでに死者行方不明者2万2千人住む家を失い避難生活者は未だ4万人復興どころか10年経っても復旧僅か被災した人の心の傷は癒えないまま家族を家を失った人たちの切なく悲しく寂しい胸の内は10年経っても変わらないみんな耐えて忍んで頑張っている午後2時46分黙祷2011年3月11日午後2時46分

  • お水取り

    今月1日から15日まで奈良東大寺二月堂で修二会の行法が行なわれている。この行事で最も有名なのが「お水取り」である。かなり前に見に行った記憶があるが、もう一度二月堂へ行って火の粉を浴び、無病息災を祈願したいものだ。今年はコロナ禍で「お水取り」の拝観には入場制限があるようだが、NHKテレビ生中継やネット配信で見られるそうだ。二月堂の舞台を火の粉を帯びた籠松明がかかげられ回るのは、勇壮で印象的、古都奈良に春を告げる火と水の風物詩だ。修二会行法の放送及び配信について(ネットより)<3月1日〜15日>株式会社ドワンゴの協力のもと、ニコニコ動画にて遠景から二月堂を24時間ライブ配信します。こちらのリンクよりご覧ください。<3月12日〜14日>映画監督の河瀬直美さんがお松明の様子を撮影し、奈良公園内の春日野園地に設置する大型...お水取り

  • チビに会いたい

    数日前に近所のチビの飼い主Kさんが、我が家にやってきて「チビ来てません?」と尋ねられた。チビはハチの生前から仲良くしていた猫で、ハチの死後我が家に毎日おやつをねだりに来ていた。このところ姿を見せず、「近頃痩せたわね」とか「チビ来ないね」と心配していた。カミサンが言うには、最後に来たのは3月4日で、ダイニングで食べ終わったらすぐに帰るのに、その日はいつまでもカミサンの顔を見つめていたという。お別れに来たのだろうか・・・。猫は亡くなる時、突然姿を消すとよく言われる。どこかで永遠の眠りについたのだろうかと気になる。どんなに辛い境遇であっても、死んで楽になりたい!と自殺する猫はいないし、死ぬという観念がなければ、死ぬ前に姿を消すということはあり得ないとする専門家もいる。専門家曰く、自然の本能が強く残っている猫は、ケガや...チビに会いたい

  • 東日本大震災から10年

    この時期になると東日本大震災の報道と関連ドラマが目立つ。2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から11日で丸10年になる。録画しておいたNHKテレビ「発災から3日間」の実録を見て、被災者でなくとも大地震の恐怖をあらためて感じた。建物、道路、鉄道などの復旧は進んではいるが、まだまだ仮設住宅に暮らす人たちもおり、コミュニティーの立て直しも道半ばと言うところもある。福島の原発事故の傷痕は深く、帰還できるようになっても帰れない人も大勢いるし、廃炉作業は進んでいない。以下、10年後の記事をネットから拾ってみる。NHKが昨年12月から今年1月にかけて、震災と原発事故で被災した岩手・宮城・福島の4000人余りを対象に実施したアンケートによれば(1805人から回答)、震災当時暮らしていた地域の復興状況をどう感じているか尋ねた...東日本大震災から10年

  • 心も体も空っぽ

    大分県大野郡三重町蓮城寺薬師堂千体薬師心も体も空っぽ何もないんです今日は何するかと考えるでもなくただ漫然と日々を過ごすだけの私このままだと確実にボケてしまうこころも体の自由も奪われてゆく記憶は遠のくばかりで思い出せず生きた証の数々も整理されないでやがてごみと化して捨て去られる几帳面なようでいい加減な人間の断末魔の叫びのような哀れな末路見たくもない地獄絵を見せられる嫌だ嫌だそうならないように私と言うひとりの人間の生き様を尊厳のある形にしておこうと思うこんな詩を書いていると、頽廃的と言われても仕方ない。今の自分の本音を曝け出した言葉の羅列。我が家の2階廊下には、全国行脚して撮りためた仏像写真が飾られている。足かけ2年、カミサンとハチと愛車パジェロにお布団を積み込んで、車中泊をしながら夢中になって駆けまわった仏像巡り...心も体も空っぽ

  • アクセルとブレーキ

    アクセルとブレーキ踏み間違えたら大変最悪の場合人身事故他人様を殺しかねないそんなことになれば謝って済むことではないアクセルとブレーキいつも危険と隣り合わせ脳が勘違いしないようしっかりした目で見て足に伝えようアクセルとブレーキ例えば人生もまた同じアクセルを踏んでばかりでは疲れ果ててしまう時にはスロースローと徐行一時停止と安全確認怠るな急がず慌てずブレーキかけ思い止まることも大切だ迷い苦しみもがいたらまずは落ち着けあせらずにエンジン止めてパーキング人生は選択と決断の連続だアクセルとブレーキ

  • 昔日のこと

    奈良県壷阪寺十一面観音坐像2020年代に入り、世界も日本も新型コロナで一変した。目に見えないウイルスとの闘いに敗れ、重症化した感染者は無念の死を遂げる。緊急事態宣言で新規感染者は減少したが、休日の外出者は増加傾向にある。気の緩みが再々の緊急事態宣言とならなければよいが・・・。むかし書いたことを思い出す。とりとめもないことだがいろいろあった。昔日の日々と言葉、懐かしい。ハチの家文学館の投稿も15年、2000回を超えネタ切れに近い。以前のように、感動的な詩やエッセイも、77歳となってはもう書けない。いまの私の投稿作品では飽きられてしまうであろう。古い投稿作品も読んでいただけると嬉しい。愛とは何だったのか夫婦も長くなると空気のようなものだという無味無臭の空気温度もあれば風もある味もある香りもある温くてやさしい風の中で...昔日のこと

  • 文字を書くということ

    名は体を表わし、書は人の心を伝えるという。若かりし頃、日記代わりの大学ノートに万年筆で思いを書き綴った。今はパソコンでブログ投稿したり、スマホでメールを発信したりして、紙に文章を書くことが殆どない。偶に漢字を書こうとすると書けないこともある。キーボードを叩いてばかりでは脳は退化するばかり、書くということがいかに大切か痛感する。普段、二冊の手帳に手書きしている。一冊は健康手帳、もう一冊はスケジュールや行動記録などを書く。細かい字で自分しかわからないような字体であるが、もしものあと家族に見られても、分からない方がいいかもとそのままにしている。だけど字は綺麗な方がいい。今からでも遅くない丁寧に書くことを心がけよう。そして、たとえ2~3行でも一日一日の想いを書き綴ってみたい。文字を書くということ

  • わが町

    現在のところに引っ越して、今年は50年目になる。1000世帯ほどの規模の分譲地であるが、50年も経つと世代交代が著しく、外からの入居と思しき新しい家がずいぶんたくさん建った。我が家の正面のHさん宅も、相続で長年空き家のままだったが、不動産業者に売却して取り壊しをしている。我が家と同じ広さの敷地で2軒建つらしい。少子高齢化が進んで、わが町も年寄りが多かったが、その高齢者が次々いなくなって、若い家族が入り込んでくる。小さな子供たちも増えて来たような気がする。とにかく新しい家が建つたびに、町全体が若返っていく。今の自宅は築33年になるが、そのうち古びて朽ち果てるだろう。自治会の活動も文化体育部長やら自治会長、顧問を歴任し、その後地域の活動から身を引いて数年経つ。今は若い人たちが一所懸命活動しているようで頼もしい。銀行...わが町

  • 春の季語

    水温む方丈池に鷦鷯(みそさざい)冴え返る鎌倉山の切り通しお彼岸の五十年忌に集う子ら五十年供養のけじめ彼岸かな香煙の薫る花影鈴が鳴る啓蟄や地ならしに飛ぶ雀かな3月句会の兼題句は作り終えたが、自由句としてもう一句必要。仲春の季語からいくつか選んで詠んでみた。今年春の彼岸には、亡き妻の五十回忌を富士霊園でしようと予約した。三十三回忌以来の最期のお年忌となる。亡くなった仏さんは27歳のままだが、我々残った家族はそれよりずいぶん長く生かせてもらった。それにしても、五十年の記憶は遠ざかることもあれば鮮明に残る記憶もある。これから何年生きるか分からないが、朝の目覚めに命あることを喜びとし、就寝横たわる我が身を愛おしんで感謝しよう。春の季語

  • 病身は不浄より来る

    鎌倉市建長寺本尊地蔵菩薩坐像「病身は不浄より来る」とは、愛読書「仏教名句・名言集」の『大乗十来』八番から引用したもので、玄米食の先駆者、東京帝国大学医学部教授二木謙三博士の「健康十訓」が紹介されていた。1.食うことを少なくし、噛むことを多くせよ。2.乗ることを少なくし、歩むことを多くせよ。3.着ることを少なくし、浴びることを多くせよ。4.悶ゆることを少なくし、働くことを多くせよ。5.怠けることを少なくし、学ぶことを多くせよ。6.語ることを少なくし、聞くことを多くせよ。7.怒ることを少なくし、笑うことを多くせよ。8.言うことを少なくし、行うことを多くせよ。9.取ることを少なくし、与えることを多くせよ。10.責めることを少なくし、褒めることを多くせよ。実に名言である。守っていれば心身共に健康でいられるだろう。しかし...病身は不浄より来る

  • 白内障手術 その後

    昨年10月と11月の2回に分けて、白内障の手術をしたが、右眼が合併症の後発白内障とかで、ピントがちょっとずれてきているような状態が続いていた。医者は5分程度のレーザー手術で治るから心配するなと言い、先日この後発白内障のレーザー手術をしたが、片目で見るとくっきりとは見えない。何のために白内障手術をしたのか分からなくなる。良く見える時もあるのでもう少し様子を見ることとなった。後発白内障は、術後5年以内に.約20%の割合で発症することが多く、比較的高い頻度でおこるという。7年前に白内障の診断を受け、目薬で進行を抑えて来たものの、手術に踏み切ったのは右目が高速道のトンネルで、見えづらくなったことがあり、医者の勧めで決心したこと。こういう事もあると腹を括って、眼科検診を定期的に受けながら対処するしかない。ネットによれば、...白内障手術その後

  • 運転免許証

    昨日の朝日新聞「ひととき」欄に、「免許証よありがとう」のタイトルで、愛知県の85歳のおばあちゃんの投稿記事が載っていた。原文は下記の通りだが、免許更新を半年後に控えた後記高齢者の私は、身につまされるような感情を覚えた。運転が趣味でも上手くもなかったが、居住地が公共交通機関が少ない住宅地で、夫の勧めでマイカーを持ち、夫の入院中に一日3度自宅と病院を往来、夫の最期の日もハンドルを握った。昨今は高齢者の運転に世間の目も厳しい。息子たちも「そろそろだね」と返還に反対しなかった。コロナ禍の蟄居を避けて、毎日歩くことを日課にした。今まで見えなかった風景が広がった。少しずつ車から離れる気持ちを養った。あちこち小さな傷だらけの車をそっとなで、涙がにじんだ。そして、長い間、更新を重ねてきた免許証にほおずりした。(中略)今度の免許...運転免許証

  • 草餅

    亡き妻の五十回忌に蓬餅草餅にふるさとの香り母思ふ命日に草餅あげて観音経草餅やあんときな粉の味くらべ草餅や鎌倉みちに道祖神懐に母の手匂ふ蓬餅草餅を食らふ孫子に好好爺2月の句会が終わって、3月の兼題に取りかかる。早め早めに作句しないと間際ではロクな句が浮かばない。詩や俳句は推敲も大切だ。草餅はずいぶん口にしていないが、全国和菓子協会の藪光生専務理事によると、「草餅は平安時代から食べられていて、元々は母子草(春の七草ゴギョウ)を使っていた。それが春に芽吹き、香りのよいヨモギに変わってきた」とのこと。また、母子草を使わなくなったのは、餅にするとき母と子をつき混ぜるようで縁起が悪いとする説や、ヨモギの生命力の強さや薬草効果を期待したという説があるそうだ。昔は都会であってもちょっとした空き地や公園にヨモギが生えていたが、犬...草餅

  • レコード

    先日、朝日新聞文化・文芸欄に、「レコードのぬくもり若者とりこに」と題して、レコードの人気が、デジタル世代の若者にも人気が出ている記事が掲載されていた。2020年上半期の米国でのレコードの売り上げが、CDを上回ったという全米レコード協会の昨秋の発表は衝撃的で、日本でもアナログレコードの売り上げが2010年に1.7億円で底を打ち、2020年には21.2億円と10倍以上に増えた。新譜の数も42から316と7倍以上になっているという。ソニーミュージックでは4年前にレコード生産を再開、その後生産ラインも2つに増やしている。音楽評論家の萩原健太さんによると、「CDなどデジタルは劣化しないが、レコードジャケットがすり減ったり、盤が傷ついてパチパチという音が強くなったりして、それも含めて、自分とその音楽が一緒に年を重ねて老いて...レコード

  • 仏さんの詩

    宮城県高蔵寺阿弥陀如来お寺巡りをしながら書き綴った詩がある。13年前に仏像写真を撮らせていただいていた時に、素直な心が投影されたような言葉が並ぶ。仏像に限らず、お寺は安らぎの場であり極楽浄土にも見える。詩と言う字は言葉の寺と書く。お不動さんはお父さん観音さんはお母さんお地蔵さんはお兄さん弁天さんはお姉さん阿弥陀さんはおじいちゃん吉祥さんはおばあちゃんちっちゃな私は童顔童子********************************お地蔵さんは道ばたで雨の日風の日立ち通し毎日毎日人間の苦しみ悲しみ聞き分けてそうかそうかとうなずいて元気出せよと励ましてるいまにきっといいことあると言って聞かせて励ましてる仏さんの詩

  • お金に色はある

    「お金に色はある」「いい色のお金は循環する」新聞の別刷り特集でいい言葉を見つけた。中央から降ってくるお金と、自らの才覚で稼いだお金は色が違うのです。「いい色のお金」は大切に使おうという気になる。地域で循環する血液になる。記事の内容は省略するが、「お金に色はない」というのが持論だった私は、とても恥ずかしい気持ちがしたのである。お金そのものには色があって当たり前、しかし、ここでいう「お金に色はある」は意味が違う。「いい色をしているか」どうかは、そのお金がどういうプロセスでお金になり、どう使われているかによって決まる思う。地域や家族、個人など、様々なものに如何に役立っているかである。銀行に長年勤めていて、いろいろな場面でお金を見て来た。現金に限らず預金信託、手形・小切手、振替・送金、外貨等も含めて日常的に大金も目の当...お金に色はある

  • 弘明寺(ぐみょうじ)

    足腰が弱って少しでも歩こうと、横浜市南区の弘明寺を訪ねる。横浜市営地下鉄中田駅から8つ目の弘明寺駅で降車、アーケードの参道を兼ねたかんのん通り商店街を抜けて山門で一礼、左右の阿吽仁王像の睨みに気を引き締める。弘明寺は横浜市内最古の寺院で、瑞應山蓮華院と号し、高野山真言宗のお寺。坂東33観音第14番札所としても知られている。本尊の木造十一面観音立像(写真)は平安時代中期の作で、像高181.7cm、ハルニレの木の一木(いちぼく)造りとして国の重要文化財。また、鉈彫りといって、丸ノミの彫り痕(あと)を像表面に残した特殊な彫り口が有名。現在、横浜仏像展として横浜市歴史博物館企画展示室にて一般公開されている。コロナ禍であるが、参拝する人はちらほらと絶えることなく続いている。山門を過ぎてすぐの六地蔵に手を合わせ、石段を少し...弘明寺(ぐみょうじ)

  • 生かされている

    鎌倉浄智寺三世仏ひょんなことから見つけた松下政経塾卒塾生杉島理一郎氏の塾生レポートを読む。タイトルは、『人は「生きる」のか「生かされている」のか』人は「生かされている」とよく言う。果たして人は「生きる」のか、「生かされている」のか。松下幸之助塾主の人間観から考えるその答えは・・・。そもそも、「ありがたい」とは、「有り難い」と書く。なかなか起こり難いこと、奇跡のようなことに対して不思議と感謝の気持ちを感じるからこそ、「ありがたい」という言葉があるのであり、人間という存在の奇跡を思うと、人間が生きていることに対して「ありがたい」という思いを感じずにはいられないし、人は「生かされている」と思うのである。私自身、二人の子供を授かり、先祖代々から受け継いだこの連鎖を切らすことなく継承できたことに誇りを感じているし、こうし...生かされている

  • 時には昔の話を

    録画しておいた「サンドのお風呂いただきます」をみる。今回は歌手加藤登紀子さんが登場、千葉県鴨川市にある鴨川自然王国で、加藤さん流の田舎暮らしが紹介され、サンドイッチマンが自家製野菜とジビエの絶品料理をごちそうになる。加藤さんが、学生運動で大きく揺れ動いた1960年代、亡き夫との運命の出会いから獄中結婚の真相を激白、亡き夫への思いがつまった名曲「時には昔の話を」をギターの引き語りで熱唱した。加藤さんらしい夫への愛情こもったいい歌だと思う。私も立場は違えど、亡き妻と昔の話をしようかと呟いてみたくなる。もう1年以上カラオケにも行っていないが、昔からよく唄ったニューミュージックを思い切り声に出して唄いたい。演歌もいいが、加藤登紀子、井上陽水、小椋佳、さだまさし等々の歌が好きだ。時には昔の話を作詞:作曲:歌加藤登紀子時に...時には昔の話を

  • こころの時代・・・生死を物語る

    岐阜県千光寺円空仏NHK-Eテレ「こころの時代」を久しぶりにみる。岐阜県高山市の飛騨千光寺住職・大下大圓さんは、僧侶の姿で医療・福祉の現場へ出向き、末期のがん患者やその家族、医療者たちの苦悩や葛藤に寄り添う活動を30年以上続けてきた。大圓さんは、心の奥底にある声に耳を傾け、「死」を見つめながら「生」を語る。「希望を持つことは死の直前までできる」と説く。ちなみに飛騨千光寺は高野山真言宗の密教寺院で、今から1600年前に飛騨の豪族両面宿儺(りょうめんすくな)が開山し、約1200年前に真如親王(弘法大師の十大弟子の一人)が仏教寺院として建立された古刹。円空仏の寺としても広く知られている。余命いくばくと末期のがん宣告を受けた時、人間誰しも相当のショックを受けるだろう。50年前に、前妻が原発性肝臓がんで、余命1ケ月と主治...こころの時代・・・生死を物語る

  • いろいろ雑用

    近くの福祉センターで毎月1回の句会。今日の兼題は「観梅」で、私の作品は二つ。観梅やマスクの声に振り返り常楽寺文殊まつりに春近し相変わらずの駄作ばかりであるが、高齢者同士の句会は楽しい。写真や男の料理教室、癒し絵、絵本作りの会もやめてしまったので、今は俳句の会だけになった。句会の帰り際、現会長から来月の役員改選時に、次期会長として推薦するから引き受けてほしいと頼まれた。まだ入会して2年足らずだが、男性3人(会長・講師役・私)だけで女性陣からも推されれれば已むを得ないとは思っている。自治会長やサークルの会長などの経験もあるが、年寄りの楽しみとしての俳句の会であり、足腰の衰えが気になるものの、気楽にやらせてもらえればいいかな・・・。句会が終わり久しぶりに横浜市営地下鉄に乗って雑用を済ませる。まずは関内駅で降りてかつて...いろいろ雑用

  • 酒飲みの言い分

    コロナ禍で家飲みばかりしていると、偶には行きつけの店でちょっと一杯という気持ちになる。数日前にも小学校のクラスメートから会食の誘いがあったが、落ち着いてからにしようと返事した。最近は電車やバスの公共交通機関、食品スーパーなど、いつどこで感染するかもしれないと言われる。そうかと言って家の中に籠っていては頭も体もおかしくなる。偶には外出して、美味しい酒と肴で思いっきりお喋りしたいと、午後4時から開店している小料理店で、客の少ない時間帯を狙って立ち寄る。いつもなら1時間ぐらいで帰るのだが、昔馴染みの顔ぶれが揃って種々雑多な話が飛び交い2時間近く滞在することになる。結局生ビール一杯と冷酒一合、赤ワイン一杯を飲み干し、珍しくハタの刺身などを肴にコロナをすっかり忘れていた。通い始めて32年にもなると、常連さんで亡くなった人...酒飲みの言い分

  • モノトーンの地獄絵

    寒中真っ只中体が縮こまるコロナ禍で引き籠る身も心も冷たくなるウイルスの恐怖に襲われ先が見えないこの世を彷徨う凍りつくような街の風景何もかも冷え冷えとしている透明人間がウイルスを撒き散らしモノトーンの地獄絵をみるようだ医療崩壊が現実となり感染者は行き場がなく疾患のある高齢者は自宅で死を覚悟せよモノトーンの地獄絵

  • 初不動

    自宅近くの高野山真言宗普光寺では、毎月28日を不動明王の縁日として護摩焚きが行われている。今日は初不動と言うことで本堂に上がらせていただいた。普光寺は、ハチをペットの合同墓地に埋葬してもらった寺でもある。また、ご本尊ほか仏像写真を撮らせていただいたこと、我が家と同じ高野山真言宗のお寺でもあることから、寺のご住職ご家族とも親しくさせていただいている。いつもなら、初不動に参加された皆さんと茶菓で会話して帰るのであるが、コロナの感染防止で茶会は中止であった。以前のように高齢者同士、世間話をして交流できる日が待ち遠しい。底冷えの本堂に大太鼓の音が響き渡る。荘厳な雰囲気の中で、護摩炊きの炎を見つめながら、コロナ退散、孫の大学合格、身体強固を祈願しつつ、般若心経と不動明王のご真言を唱える。閉塞感が否めない世の中ではあるが、...初不動

  • まいにち 養老先生 ときどき まる

    NHK-BSP同名タイトル再放送をみる。解剖学者養老孟司さんの愛猫まるが、先月21日に亡くなってから約1ケ月、まるは18歳で人間に換算すると90歳ぐらいだった。あぐらをかいたり、養老さんに寄り添ったりして、愛くるしいポーズが大人気だった。鎌倉にある養老さん宅の名物猫として来客を迎え、訪れる編集者等にも愛された。NHK-BSPの番組では、養老さんとのほのぼのとしたやりとりが、何とも言えない心地よい気分にさせてくれた。養老さんは「存在感がある猫だったので、気持ちの調整に少し時間がかかりそうです」と話していたそうだ。NHK-BSP再放送の鎌倉東慶寺の墓の中で、「先生はどうやって死にたいですか?」という質問に、断片的にこう答えている。生きてるうちだけ死ぬって特別なことじゃない毎日死んでいるじゃないですか意識なくなって寝...まいにち養老先生ときどきまる

  • 寒中の読経

    滋賀県西教寺薬師如来坐像1月20日の大寒を過ぎて、まだまだ2月3日までは二十四節気の寒中、関東南部に雪が降るかもと言う天気予報は続く。春が待ち遠しい。この時期、束の間の時間だからと暖房していない和室で、足腰の冷えを我慢しての朝の読経は辛い。心頭滅却すればと言われるが、高齢の凡人には堪える。ご飯とお茶とお水を供え、灯明と焼香のあと般若心経と大日如来、不動明王、弘法大師、地蔵菩薩、薬師如来のご真言、亡き家族の供養と感謝の言葉、家族の健康祈願、孫の大学合格祈願等々言葉にして唱えることは多い。仏前勤行は数十年続けてきたこと、病気したこともあったし、交通事故にもあったこともある。長い人生何もないなんてことはあり得ない。しかし、これまで大過なく来られたのは神仏のおかげと心から感謝している。いまの新型コロナウイルス感染のよう...寒中の読経

  • 観梅

    観梅やコロナ禍忘れ収束待つ観梅や熱海来宮厄払い観梅のマスクの声にふり返り紅白の枝一つずつ梅見かな梅見酒病忘れてしまひけり観梅や見頃とばかり三密に季語の「観梅」にはまだ早いが、句会の準備はしておこう。春が待ち遠しい。コロナ禍で外出を控えているいま、鎌倉など観光地の今年の花見はやめておき、もう少ししたら、自宅や公園、民家の庭先に咲く梅見で気分を味わうことにしよう。観梅

  • 仏像と私

    山口県龍蔵寺愛染明王あんなに夢中でお寺巡りをして来たのに、コロナ禍で仏像ともご無沙汰している。鎌倉が近いのでカメラ片手に出かけたいと思うがコロナウイルス感染が怖い。近頃はテレビの仏像関連の番組を録画してみることが多く、19日に再放送された「NHKハイビジョンスペシャル海を渡った600体の神仏~明治9年エミール・ギメが見た日本~(2003年)」は、キリスト教と仏教の違いなどが、浄土真宗の僧侶との問答で解き明かそうとして興味深かった。昭和47年、妻をがんで亡くした時、仏教の葬式をしたあと、当時、病院で世話になったシスターの紹介で洗礼を受けた経緯から、カトリックの死者ミサをしたことがある。以来、カトリックと仏教の違いを私なりにこう解釈している。キリストは愛の宗教、仏教は慈悲の宗教であるということ。仏像写真家を目指した...仏像と私

  • 冬の季語

    千両の実をこぼしけり五十年忌雪椿美し姿うら悲し手も足も悴(かじか)む朝や花小鉢ラジオから体操の声冴ゆる朝身に凍みて羽毛ふとんにもぐり込みテレビのNHK俳句やプレバトに刺激されて、俳句の勉強をしようにもセンスがない私。77歳にもなると五感がますます鈍化してくる。外気に触れて自然の営みを感じたいが、感染すると高齢者=重症化というコロナが怖い。冬の季語

  • ボクも一緒に散歩だよ

    お父さんお母さん、一緒に散歩しようボクは天国からひょいと降りてきたよお家を出て毎日散歩した懐かしい道坂があって駆け上がったりしたよねしらゆり公園に雪が降り積もってワンちゃん仲間とじゃれ合って日が暮れるまでよく遊んだねボクの友達はみんな天国に来たけれどやっぱりお父さんお母さんと一緒がいいコロナに負けずいつまでも元気でいてねボクも一緒に散歩だよ

  • 小正月の日

    正月も明けて今日は15日、昔から小正月と言われる日である。小正月には煮た小豆を混ぜて炊いたお粥「小豆粥」を食べる風習があり、.十五日粥とも呼ばれている。小豆のように赤い食べ物は邪気を祓うと信じられていたことから始まったと言われ、小豆粥を無病息災を願って食べる。コロナ禍のいまだからこそ神頼みしておきたい。新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まらない。非常事態宣言が発出されたが、感染経路不明が多く、濃厚接触者を特定することは不可能になって来た。不要不急の外出自粛が叫ばれているが、無症状の人からいつどこで感染するかもしれない。基礎疾患のある高齢者の私が一番心配なのは、感染したら重症化の確率が高いということ、狭心症をやっているので心筋梗塞とか脳梗塞を発症した場合、救急で入院手術が出来るかということ。感染=死、一般救...小正月の日

  • 達磨の如く

    眼光鋭くギロッと睨む達磨大師は、釈迦と同じくインドの王国の王子として生まれ、中国に渡って禅の教えを初めて広めた禅宗初祖。あの「丸型」のダルマさん、「起き上がり小法師」のダルマさん、七転び八起きのダルマさんは、達磨大師の「坐禅」の姿と心を具象化したものと言われる。脚を組み、両手を組んでいる格好は、「坐禅」をしている姿であり、転んでも起き上がるという何事にも動じない「不動」なる「坐禅の心」そのものである。日々読経している私であるが、コロナ禍で引きこもり生活をしていると、達磨さんになったような気分になることがある。達磨大師のような座禅ということでなく、ただボーっとしているだけであるが、あれこれ考えずに「不動」の気持ちになれと教えられているような気がする。76年余り生きてきて反省することが多い。今さらどうしようもないこ...達磨の如く

  • 手帳アンケート

    朝日新聞Reライフ欄の手帳に関するアンケート結果を読む。新年の始まりから手帳を書く人が多いと思うが、その手帳の活用方法も人それぞれ。新聞に載っていた事例では、予定だけでなく生活の記録として活用していることに共感を覚えた。76歳の女性・・・30年以上前から同じ手帳を使って、予定だけではなく、掃除をした場所、手紙を投函した日など日常を細かく記録する。家族や友人から数年前の事柄の確認を頼まれ、手帳を見直してよみがえり、手帳は「脳みそ」として活用。私も旅や写真などの記録を辿るとき手帳が重宝してくれる。55歳の女性・・・毎日の体重や体脂肪、食事の記録もつけるようになり、可視化して心がけも変わり、1年で15キロも体重が減った。毎日完璧に書くのではなく、時にはさぼることともあるが、気軽に考えて1年続いているという。私も別冊で...手帳アンケート

  • ぼやき川柳7

    丑年の人の如くに生きようぞ牛肉の部位知らずして食通かなモーモーと腹を空かして叫ぶ孫牛乳で食育されてDカップモー娘食っちゃ寝食っちゃ寝正月すき焼きを食べて丑年生まれ知りモーだめと食べ放題でギブアップ丑年生まれの人については、努力を惜しまずコツコツと我が道を進む性格とよくいわれる。牛が草を食べる時しっかりと反芻するように、何事もじっくりと考えて、納得がいくまではなかなか動き出さない。そして一旦意思が決まると他人の意見に惑わされることなく自分のペースで突き進んでいく。温厚な性格で頭の回転が良く、面倒見の良い人が多いので、リーダーとして頼られることも多いようだ。長い人生の付き合いの中で、丑年の人の記憶が殆どない。忘れているだけかもしれないが、相性のよい干支は子年、寅年、巳年のようで、申年の私は縁がなかったからかもしれな...ぼやき川柳7

  • 後発白内障

    昨年10月と11月の2回に分けて、白内障の手術をしたばかりであるが、このところ右眼のピントがちょっとずれてきているような状態が続く。左目が手元を見やすく、右目が遠くを見やすくする人工レンズのため、裸眼では右目がよく見えないと、遠くが見えづらくなるのは困る。とりあえず近視用の眼鏡を調製してあるので支障はないが、年末に注文しておいた遠近両用メガネも、近々出来るのでどんな見え方がするか楽しみにしている。手術した眼科で検査してもらったら、眼内レンズを入れる袋の奥側がにごって、手術後に再び目がかすむことがある「後発白内障」という合併症との診断。ネットで調べたら術後5年以内に.約20%の割合で発症することが多く、比較的高い頻度でおこるという。医者は軽度のもので今すぐどうこうと言うことはない、外来で5分程度のレーザー手術で治...後発白内障

  • 初句会

    初句会司会進行無事終了初句会今年占う自信作老人の声若返る初句会読む句より目出度さ先に初句会今日は福祉センターで今年の初句会。当番制の司会進行役として時間通り無事終わりホッとした。皆さんコロナに負けず出席、初句会に相応しい自信作をぶつけてきた。司会進行役は輪番制で、批評会はいつも会場の利用時間ぎりぎりまで熱心に語られる。毎回、参加者全員の句を深掘りする時間がなく、消化不良の方もいると思うが、そこそこ楽しい雰囲気での初句会だった。初句会

  • 去年今年(こぞことし)

    コロナ禍で巣ごもり果てる去年今年去年今年庭木の背は伸び盛り遠き孫ラインでつなぐ去年今年鐘ひとつ煩悩消えず去年今年去年今年跨いでつなぐ湯舟かな去年今年(こぞことし)

  • 謹賀新年

    読者の皆さん、あけましておめでとうございます。新年をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は「ハチの家文学館」をご愛読くださり、ありがたく厚く御礼申し上げます。新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、不安な年明けとなりましたが、少しでも早い収束を祈念してやまないのは衆目の一致するところです。「ハチの家文学館」も開設から5233日、投稿する私は今年77歳、気力・体力の衰えとともに文章は衰退の一途を辿っていますが、力尽きるまで書き続けたいと願っております。どうぞ末永くご愛読下さいますようよろしくお願い申し上げます。(ハチパパ)謹賀新年

  • 大晦日

    神奈川県二宮町吾妻山公園昨日夜から寒波襲来で冷たい風が吹き荒れていた。横浜は雪の予報はないものの、外気の予想最高気温は5℃と今季一番の寒さである。正月三が日も冷え込むらしい。寒くなると血圧高めの私としては体のことが気になるが、いちいち気にしていたら生きていけない。大晦日には家族全員集合が恒例となっていたが、息子たち家族も、コロナ感染拡大と受験勉強で年末年始は来ないことになっている。以前の様な大家族でゆく年くる年をワイワイガヤガヤ過ごしたことが懐かしい。孫たちへのお年玉は、昨日郵便局から現金書留で送っておいた。昨日、カミサンの大分の友人Yさんから毎年恒例のカンパチが届いた。家族がすぐ近くにいれば届けてあげたいがそうもいかない。また、今日はお世話になっているOさんからお節をいただいたので、年末年始特別に料理を用意す...大晦日

  • ハチが懐かしい

    近所を散歩中にダックスフンドのワンちゃんに出会った。同年輩と思しき飼い主の男性のあとを、よたよた歩く姿は晩年のハチの動きそっくりだった。年齢を聞いたらハチの享年と同じ16歳という。いつまでたってもハチの思い出は脳裏から離れない。犬と家族の物語は様々であるが、楽しいことも悲しいこともいっぱいある。我が家のハチは、晩年白内障で階段でずっこけたり、庭から縁側にあがれなかったり、車にはいつもひょいと乗り降り出来たのに出来なくなって行った。当時のハチは、介護にはまだまだと思っていたのも束の間、介護という文字がだんだん現実になってくるのを実感していたが、今度は人間の私たちが高齢になり、足が痛い、膝が痛いなどとフレイル状態が近づくにつれ、「夫婦でいずれ老々介護ね」と冗談交じりに話していたことも、やがて現実味を帯びてくる。ハチ...ハチが懐かしい

  • ゆるりとした詩

    師走の雪が降りそそぐ肩を寄せ合う二人連れあまりの寒さにマフラーを二人一緒に巻き巻きし夜の巷に消えました師走の風が吹き荒ぶあまりの強さにたじろいで女は男に助けてと男の胸に飛び込んだ男の腕が包み込む師走の月がにっこりと夜道を急ぐ母と子にそっちの道は暗いぞと光り輝き道案内月のウサギが跳びはねた師走のネオンが引き寄せる年の瀬足かせ払いのけ父さん一杯ひっかける家路についてねえあなたほろ酔い気分ねねえあなた*******************************この詩は、十数年前の師走に書いたもので、演歌調のゆるい情景を思い描いたもの。コロナ禍の真っ最中に不謹慎で、よくぞこんなものが書けたと今更ながら思うが、読み返すと懐かしい。今年もあとわずか、緊張と不安に襲われる毎日だが、この詩のようなふんわり柔らかい言葉遊びも必...ゆるりとした詩

  • クリスマスの日

    昭和63年に横浜へ戻って以来、毎年のように横浜市戸塚区の聖母の園にあるカトリック原宿教会のクリスマス・ミサに参列させてもらっていた。しかし、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、12月20日より当面の間、主日のミサは(クリスマスも含め)休止となって行かれなかった。仏教徒の私は、毎朝仏前で読経と祈りを欠かさないが、カトリックにも縁があって、とくに聖母マリアの慈愛に満ちたお顔が聖観音に似て好きである。以前パリのノートルダム寺院を訪ねたが、フランス随一のマリア聖堂として思い出深いものがある。ちなみに、ノートルダムとはフランス語で「われらが貴婦人」と聖母のことをさすそうである。ラジオ深夜便16・・・ノートルダム寺院-ハチの家文学館(goo.ne.jp)今日はクリスマス、コロナ禍で家族の集まりもないし、孫たちも受験勉強...クリスマスの日

  • 無気力・無感動・無関心

    奈良県壷阪寺増長天無気力・無感動・無関心といえば、1970年頃「三無主義」と称し、世の中に対して期待を持てずに、無気力・無関心・無感動となってしまった若者を危惧した言葉と言われる。主義というと、常に主体的に考え行動することと辞書には書かれているが、「三無主義」などというのは一時的なことで、一生貫くようなことでもない。しかし、人間いくつになってもひょんなことから引きこもりになると、誰でもこの「三無主義」に陥りやすい。注意しなくてはいけないのは、うつ状態に移行しやすいことだ。コロナ禍で高齢者も外出が減り、外部の人との交流も無くなって、自宅に引きこもる状態が続いていると「三無状態」(主義とは言いたくない)になることも否めない。わが家の救いは、カミサンが元気で行動力があってよく喋る。元気をもらえるのに動きの鈍い私がいけ...無気力・無感動・無関心

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