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ハラダ ヨシナリ http://yotuba-farm.cocolog-nifty.com/blog/

山林・畑つきの1軒家に出会い、農のある暮らしを深めている最中であったが、原発事故にあう。

東京生まれ。20代のとき岩手県で3年間農業研修生として慣行農法を学ぶ。その後、仙台の郊外に家庭菜園を借り有機農法や自然農法を実践する。平成18年より宮城県角田市で山林・畑つきの1軒家に出会い、農のある暮らしをさらに深めている最中であったが、原発事故後は仙台市内に戻る。

ハラダ ヨシナリ
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2014/12/07

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  • 『碧巌録』より 第二則 趙州至道無難(その2)

    禅では、私が世界に対峙して、その世界(境界)の見方が求められるし、そういう見方ができるように修練することが禅でもある。そのものの見方とは、世界(境界)をありのまま、ありのままに見るということだ。

  • 『碧巌録』より 第二則 趙州至道無難(その1)

    趙州が禅僧たちに示して言う、「禅の究極の道に至ることは難しい事ではない。ただ、あれこれ分別して選ぶことをしないことだ。境界を判断してそれをわずかに言葉にしただけで、それは分別・判断であり、ことを明白にしたということである。

  • 『碧巌録』より 第一則 武帝問達磨 / 達磨廓然無聖(その5)

    そういうわけで禅僧の雲門は言った。「禅の働きは、火打石を打った火花のように、ひらめく雷光のようだ」。

  • 『碧巌録』より 第一則 武帝問達磨 / 達磨廓然無聖(その4)

    禅では「刀」の喩えが多くもちいられている。刀は、迷いを断ち切る象徴でもあるが、過去、こだわりを断ち切る事でもある。

  • 『碧巌録』より 第一則 武帝問達磨 / 達磨廓然無聖(その3)

    達磨大師は人から人の心へとのみ伝えることのできる心に刻まれた真実を伝え、人々の迷いを晴らすため、インドから中国へやってきた。

  • 日日是好日

    日日是好日おそまきながらカンヌ映画祭でも賞を受賞した『Perfect Days(パーフェクトデイズ)』を見てきた。映画を見ていたら、無性に掃除をしたくなった。掃除はいい、心を磨くことだ。主人公の平山を演じる役所広司さんの演技がいい。主人公の平山は、無口な公共トイレ掃除人だ。スカイツリーが見える浅草かどこかの古いアパートに一人で住んでいる。彼には日々のルーティンがある。持ち物もきちんといつもの場所において、いつもの順番で取っていく。なにかそういう決まりごとにこだわりがある人なのかと思う一方で、日々の決まり(清規)をきちんとこなして生活していく禅僧のようにも思える。

  • 『碧巌録』より 第一則 武帝問達磨 / 達磨廓然無聖(その2)

    仏教の信仰が厚く、仏法の保護者を任じている梁の武帝が、インドから渡来した達磨大師に問うた。「仏教の最奥義とはいかがなるものでしょう」

  • 『碧巌録』より 第一則 武帝問達磨 / 達磨廓然無聖(その1)

    『碧巌録』は禅の問答が記されたもの。その問答を吟味して、禅の本質とは何かを考察しようと考えた。 第一則の標題は「武帝問達磨 / 達磨廓然無聖」

  • 死者に鞭打つ

    某国国営放送を聴取していた時のことだ。ちょうど、日銀の政策会議があった時で、大学教授を招いてその解説をしてもらっていた。解説担当の大学教授は、偉大な領袖様の唱導したアベノミクスが失敗したと断罪していた。日銀が株や国債をじゃんじゃん買い入れる無茶苦茶な政策とも、大企業の内部留保だけが積み上がり労働者の賃金が目減りし、そして、物価が上がれば賃金も上昇するとしてインフレターゲットを設けたことを間違った経済理論だとも。

  • ロシアは鏡

    ロシアでプーチン大統領が選挙を圧勝した様子は、日本の民主主義を考える際にも興味深い。プーチン大統領は、圧倒的な支持率で選挙戦を勝利した。プーチン大統領からするとこれも立派な独自の民主主義政治で、民主主義的な手続きにのっとった正統な民主政治ある。

  • モーツァルトのオペラ

    モーツァルトの器楽曲は、時に空疎に聞こえてきたりする。特に、後輩のベートーベンが、苦悩に満ちた重々しい楽曲を作っていてそれと比べたりする時は。天真爛漫に見えるモーツァルトも、スポンサーやパトロンたちを満足させねばならず、きっと世知辛いこの世の辛酸も舐めたのであろう。

  • 男の嫉妬

    男の嫉妬が描かれているのは、シェークスピアの悲劇「オセロ」だ。何と言っても悪漢イヤーゴ。彼は、自分より出世する同僚に、そして何より、美しい妻を娶る異人種の上官に嫉妬する。

  • オペラにおけるダメ男

    オペラの主人公にはダメ男が多い。「椿姫」のアルフレードや、そしてなんといてもその代表は「カルメン」のドン・ホセだ。

  • SNSにデマを投稿しないでください

    SNSにデマを投稿しないでください、というのが今回の地震、原発事故についての政府からの要請だ。このような災害時に、デマを投稿するのは様々な混乱を生むだろうし、流言飛語から外国人に暴力が向けられたという過去の出来事もあるので、デマの投稿は言語道断だ。

  • 世界ランキング

    元日にサッカーの国際親善試合が日本とタイとの間であった。サッカーの世界ランキングでは、タイが113位で、日本が17位ということだ。世界ランキングは、いろいろな要素を加味して出しているものだろうから、実力差というものがかなり正確に反映しているものなのだろう。

  • 惑星ソラリス

    ソ連のタルコフスキー監督の映画だ。空想科学小説SFが原作ということ。近い時期にスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』も公開されたが、「宇宙の旅」の方は、宇宙空間や宇宙船の映像がよりリアルで凝っていたのに対し「惑星ソラリス」はそういう映像技術のところでは勝負していなくて、人間の心理や業の方を深く描いている作品として、私は「ソラリス」の方が好きだ。google.com, pub-4847171757112495, DIRECT, f08c47fec0942fa0

  • 岸田さん、可哀想

    岸田首相が国会で野党から責められて気の毒だ。常識のある人であれば、「増税と減税は矛盾しない」なんて堂々とは言えない。言葉の上でも、論理の上からも矛盾しているのは明らかだからだ。だから、あえてこれ「増税と減税は矛盾しない」を強弁する岸田さんの声が小さくなり、自信がなさそうなのは、良心の表れであり、人間としては共感できる。

  • 夢よもう一度

    成功体験はよしあしだ。一度成功したことは忘れられなくなる。夢よもう一度、となる。1964年の東京オリンピックは当時の高度経済成長中の上り調子の日本にとっては良かったのだろう。しかし、二度目の東京オリンピックは良かったと思えない。公金はもっと国民や公共のために大切に使うところがあったはずなのに。一部の人のみが利権にあずかり、多くの国民がその恩恵にあずかることはないのに。経済よりも自然環境が大事だと分かってきたのに,わざわざ自然を破壊してまでやる価値はあったのだろうか。

  • 「テロリスト」という言葉を使わない

    イギリスのBBC放送を聞いていたら、今回のイスラエルのガザ侵攻およびハマスとの紛争については、「テロリスト」という言葉を使わないという宣言をしていた。もちろん、要人の演説や現地の人のインタビューの中で「テロリスト」という言葉が出れば、それはそのままその人の発言として報道するのだが、BBCの記者の報告やニュースを伝えたりする放送局が書く原稿の中で「テロリスト」という言葉を使わないように取り決めたということだ。

  • 1984年(1956年の映画)

    『1984年』はジョージ・オーウエルの暗黒未来小説だ。1984年の未来は、全体主義に覆われていて人々は監視されている。私は、『1984年』の映画版を見てみた。この映画の内容が怖かった。

  • 「選挙」と称する活動

    政府の意を汲む国営放送のニュースを聞いていて驚いた。ロシアでは大統領選の前哨戦として統一地方選が行われていて、不法に占領しているウクライナ領土においても、彼の国が「選挙」と称する活動を行ったのだという。

  • 科学的根拠に基づく議論

    「割合」という概念は便利だ。これを使えば目先をごまかすことができる。100リットルの水のなかに汚染物質が15リットル存在していれば、15パーセントの割合だが、その同じ汚染物質も、1000リットルの水に入れれば、1.5パーセントの割合だし、さらに10000リットルの水に入れてしまえば、0.15パーセントだ。

  • 人権大国

    芸能事務所の性加害の問題について、日本政府は国連の人権調査委員会の受け入れをあっさり認めた。このことについては、私としては驚きである。なぜ、日本政府は、国連人権委員会の調査活動に反対したり妨害したりしないのであろうか。

  • 科学とは何か

    日本政府は、国際原子力機関(IAEA)から「科学的なお墨付き」を得て、福島核発電所にたまる汚染水を国際法に違反しても海洋投棄するのだという。科学的に安全が証明されたきれいな水を海に流すことに反対する、科学を信奉しない頑迷な人々や国家に対する説得力のある根拠を日本政府は手に入れて、これで堂々と海洋投棄をすることができる。

  • 東北道バス事故

    5月に東北自動車道で悲惨なバス事故があった。犠牲になったのは、仙台の専門学校に留学していたネパール人留学生だ。こういう事故に対して、私たちは見て見ぬふりをしてはいけないと思う。自分には無関係だと考えるのは自己欺瞞だ。

  • 汚染水の海洋放出

    福島原発の汚染水を海洋に不法に投棄するにあたって、福島県いわき市の仲卸、卸業者の団体が、国の担当者を呼んで勉強会を開いたという新聞記事(『河北新報』6月22日付)を見た。

  • 石栗正子裁判長

    石栗正子氏は仙台高裁の裁判長だ。重要な判決のいくつかを担っている。最近では、強制不妊訴訟で、原告側の訴えを退けた。

  • 「デルス・ウザ-ラ」

    黒澤明監督の「デルス・ウザ-ラ」は、黒沢作品の中では異色の作品のように思える。ソビエトから招かれた撮影したのだという。俳優は現地の人たちだし、セリフはロシア語だ。

  • 「山椒大夫」

    森鴎外の原作を小さいころに子供向け文庫本で読んだような気がする。子供向け文庫にとられていたのは作中の安寿と厨子王が人買いにさらわれた可哀想な子どもということで子どもの共感を引きやすかったからなのだろうか。

  • 「砂の女」

    安部公房さんが書いた『砂の女』。これを読んだのはかれこれずいぶん昔の事。読んでこの小説の不思議さ、そして安部公房さんの書く不思議な世界に魅了されていった。安部公房さんはこの『砂の女』で、海外でも谷崎や三島に匹敵する日本文学の作り手として認知されていった。

  • 気になるジョージア

    ジョージアと言ってもアメリカのジョージア州ではない。旧ソビエト連邦の共和国だったジョージアだ。昔は「グルジア」という国名だったが、ロシアへの反発から「ジョージア」という国名にしたと聞いた。

  • 政治

    国民の政治離れが言われている。たとえば、選挙に参加する有権者は3割から4割以下だ。その原因の一つに、自分が何をしても、何を言っても政治は変わらないというあきらめの気持ちや徒労感がある。

  • 偽旗作戦

    軍事的緊張が高まっているところで、相手から先制攻撃を受けて被害が出ている、やむを得ず反撃せざるを得ないと言って、ずるずると侵攻を開始することがある。現在ロシアがよく使う作戦として知られているが、日本軍もかつて中国や満州で用いたものだ。

  • 永吉希久子著『移民と日本社会 データで読み解く実態と将来像』(中公新書)

    永吉希久子著『移民と日本社会 データで読み解く実態と将来像』(中公新書)読んで非常に参考になった著書であり考えさせられた。タイトル通り、外国人、移民、外国人労働者について冷静に分析している内容なので、決して声高に政策や主張をしているのではない。そこが余計に説得力がある。

  • 新しい「戦争論」

    2023年2月24日付の河北新報に掲載された保坂正康氏の論考に刺激を受けた。この論考はロシアのウクライナ侵攻が1年になるのにあたって「戦争」について考察したものだ。古い「戦争論」は、軍事学者のクラウゼビッツが書いたもので、「戦争」とは、相手にこちら側の政治的意思を押し付ける暴力行為であった。

  • 人間の安全保障

    人間の「安全保障」を高めることが必要だと考える。それは、変化する国際情勢などに対応し、国民の生活や生存に関して、将来はますます不安が募るからだ。もし、私たちに国の方針を決める政府や代議士を選択する力があるのであれば、私は人間の「安全保障」を大切にしてくれる代表者を応援したい。

  • 国防費を増やす

    私は国防費を増やすことに賛成だ。それは、こんな記事に触発されて考えた。

  • わたしの好きな漢詩たち 序―漢詩を新しい形で読み、そして楽しむ(後半)

    問題は「音」をどうするかです。日本語でもそうですが、実は言語は、音も一定せず発音も時とともに変化するのです。奈良時代の日本語と現代の日本語では発音が違っていた、特にハ行音の変化などはよく知られたところです。中国語もそうで、その詩が作られた当時の中国語の発音と現代の中国語では発音が全く変わっています。

  • わたしの好きな漢詩たち 序―漢詩を新しい形で読み、そして楽しむ(前半)

    自分が好きな漢詩を選んで、勝手に解釈し勝手に思ったことを書きます。でも、同じように中国で生まれ漢字で書かれた「漢詩」を好きになってくれる人が増えればうれしいのです。

  • チャップリンの「独裁者」

    チャップリンが演じる独裁者は、もちろんヒットラーの戯画化された姿だ。同時代的につくられたものだから、これを見たら本物のヒットラーはどう思っただろうか。映画の中では、独裁者が収容所を逃げ出したユダヤ人の床屋と間違われ、そのユダヤ人の床屋演じるチャップリンが独裁者と勘違いされ、オーストリア併合の場面で演説をすることになる。

  • 鉄道員

    どうせなら、(残された人生の中で)古典的名作映画は見ておきたいということで見たのは、日本の「鉄道員」ではなく、イタリアの「鉄道員」イタリアはなぜか「自然主義」の作風が強い。自然主義とは、現実を現実のままに描くこと。イタリア語では「リアリズモ」だろう。すると、労働者の生活や貧困や薄汚い現実をありのままに描くことになる。V・デ・シーカの「自転車泥棒」もよかったし、それより前のプッチーニの「ラ・ボエーム」も一種のリアリズムだろう。

  • 2001年宇宙の旅

    昨年末だったか、『映画監督が選ぶ史上最高の映画べスト100』というのが、英国映画協会(BFI)から発表された。その第1位がスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』だった。これは難解な映画だったが、映像、特に宇宙の映像場面が素晴らしく、映画を作る方の立場の人からすれば、その苦労や凄さが分かるので、高評価なのだろうと思った。

  • 青い山脈

    映画「青い山脈」は石坂洋次郎の小説を映画化したもので、出演者をかえて何度も映画化されている。戦後間もない1949年の今井正監督の版は、女学校の教師島崎先生役を原節子さんが演じている。小津映画の原さんばかり見ていると、こういう新しい時代の自立する女性を演じる原さんがとても新鮮だったし、さらにはとても似合っていると思った。

  • 昭和残侠伝

    昭和残侠伝は、1965年公開の東映映画。高倉健、池部良、三田佳子、松方弘樹らが出演。健さんの魅力が存分に堪能できる映画。しのびにしのんだ健さんが、ついに一人で立ち上がる健さんのたたずまいの美しさや寡黙さの魅力と言ったらない。

  • 戦争

    もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、民主主義であれファシスト独裁であれ議会であれ共産主義独裁であれ、国民を戦争に参加させるのは、常に簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。

  • 戦争

    国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。

  • 『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著・三浦みどり訳・岩波書店)

    ソ連(ロシア)では、第2次世界大戦でヒトラー率いるドイツ軍と戦ったことを「大祖国戦争」というのだそうだ。これは偉大な祖国を侵略から守ったという矜持を込めての事だろう。その戦争の記憶や記録となれば、「公式」なものしか許されない。人々は、政府や世論(そして、日本風に言えば世間)が許容するそれに関する見解や記憶を語るしかないのだ。それは往々、指導的男性たちの、男どもの作り上げた勇ましくて英雄的で無味乾燥の「神話」だ。

  • 考える・問う・論じる

    河北新報10月17日付の「時評」に掲載された、中北浩爾氏の小論がずっと気になっていた。中北氏が述べている点で、私が気になったことを簡単に要約すると、

  • 非国民

    ロシアで予備役招集令がかかり、戦場へ駆り出されることを懸念した人々が国境の外に脱出する。その様を報じたニュースのキャスターが、「これでようやくロシア国民も戦争を我がこととして考えられるようになったでしょう」とコメント。何かコメントするのがお仕事だとしても、これをコメントしなければいけない仕事というのも、大変なものだと思った。もちろんこれほどの酷務は私などには務まらない。

  • 民主主議を守った人の国葬

    「国葬」という荘重な行為を実行する理由の一つは、安部元首相が、我が国の民主主義を守った功労者であるという点だ。

  • ザポロージャ原発

    ウクライナのザポロージャ原発が、電源喪失でフクシマと同じようなメルトダウンの危機が迫っているという報道に、不安を感じる。核発電は、核エネルギーが暴走しないように、核発電所外からの電気で冷やし続けないといけないという本来的な矛盾を持った発電方式だ。

  • ちくま学芸文庫『甲陽軍鑑』を読む

    『甲陽軍鑑』は、戦国武将武田氏の家臣高坂昌信が記したもの。信玄・勝頼の時代の歴史を伝え、同時代の信長や家康など他の戦国武将の評価なども出てくる。元の『甲陽軍鑑』は、かなり大部の著作だということだが、このちくま学芸文庫には1巻から14巻までが収められていて、其れでもこの部分だけでも『甲陽軍鑑』の白眉の部分は伝わるという。

  • 若い人には安倍さんが人気

    安部さんの国葬についての共同通信の世論調査が興味深かった。(調査は共同通信社が8月10,11日に全国緊急電話世論調査として行ったもの)

  • 朝の通勤風景

    11日は、祝日だった。でも、私には関係ないので、いつも通りの出勤したが、朝の道は普段よりも静かだった。

  • テロルは何も生まない。

    安部首相が、銃撃でなくなった。非常に残念である。声を聴いてもらえない、だからその怨念を暴力で晴らす、暴力に訴えて報復する。これは暴力の連鎖を生むことは有れ、生産的で前向きなものは産まないだろう。

  • えん戦

    戦争の抑止力に「えん戦気分」がある。ロシアの兵士もウクライナの兵士も、本当はそんな苦しいことも怖いこともしたくなくて、サッカーの試合でも見ていたいはずだ。人々の暮らしが豊かになればなるほど、馬鹿げた戦争になんて行きたいとは思わない。理不尽な独裁者の野望になんて付き合っていられず、さっさと持ち場に割り当てられた戦場から、背中を向けて立ち去るはずだ。

  • 信なくんば立たず

    「国を愛する」と称する人たちは、戦後教育の欠陥に、自由・民主主義・平和を広げた日教組を指弾するが、「孔子」や「孟子」など漢文を教えなくなったことをなぜ指摘しないなのだろうか。私などは、漢文教育は広く国民に浸透してしかるべきだと思うのだが。

  • 国を守る

    戦争や「国を守る」という視点に立てば、私たちが同一視するのは、侵略を受けているウクライナではなくて、侵略をしているロシアだ。私たちとロシアとを同一視して、どうやって「戦争」を防ぐかを考えた方が有効ではないかと思う。戦争は、必ず「国家を守る」という口実から始まる。そうだとすれば、私たちはロシアを自身の鏡として、私たちを戦争から守るということを考えた方がよさそうだ。

  • 戦争の危機

    独裁者の頭の中はこうなっているのかもしれない。「ヨーロッパやアメリカは、どんどん東へと防衛圏を拡大していて、我が国の生存は危機にさらされている。我が国の隣国にはヨーロッパやアメリカに後押しされたナチスを翼賛する政権まで誕生した。隣国を敵の影響下から解放し我が国の生存を防衛するためには、攻められる前に先制攻撃を仕掛けなければならない」

  • 『夜と霧』(V.フランクル・池田香代子・新訳)

    心理学者のフランクルが、ナチスの強制収容所での体験を、自らの心理学者という立場で分析した著作。本題は、『心理学者、強制収容所を体験する』というものだそうだが、日本でも、霜山徳爾氏の旧訳がたくさん読み継がれてきた。本屋さんでは、旧訳版と新訳版が並んでいたが、私は池田香代子氏の新訳版を手に取った。

  • 『変容の象徴』(C.G.ユング / ちくま学芸文庫)

    『変容の象徴』は、不思議なタイトルの本だが、心理学者の泰斗C.G.ユングの著作を野村美紀子氏が訳出された労作だ。この著作は何やらいわくがあるらしい。

  • 敵基地先制攻撃

    自国を防衛するためには、敵の基地を先制して攻撃すべきだという考えが自民党や維新の政治家から出ている。私は思うのだが、この敵基地を先制して攻撃するというのは、例えば真珠湾攻撃とどのように違うのだろうか。戦争を防ぐどころか、宣戦を布告し全面的に戦争を開始することにつながるのではないだろうか。

  • 「ひまわり」

    ロシアの侵略に苦しむウクライナを支援するため「ひまわり」のチャリティ上映が実行されている。このような企画を立てた映画人に感謝したい。「ひまわり」が選ばれたのは、あの有名な一面の揺れるひまわり畑の撮影がウクライナで行われたから、ということだ。

  • ロシア虐殺報道

    ロシアが、ウクライナ・キーウ州から撤退した後、市民の虐殺遺体が発見され、「ジェノサイド」「戦争犯罪」という批判が西側諸国から起こっている。日本の民間テレビ局のニュース報道番組を見たが、西側諸国にロシア避難の尻馬に乗ってロシアへの憎悪をあおるだけで、テレビでしか情報を得ない世代の人々に与える大きな影響を思うと気持ちは暗くなる。

  • 英国ロイヤル・オペラ・ハウス『トスカ』

    ライブ・ビューイングの良いところは、公演だけを中継するのではなくて、作品の解説をつけてくれたり、リハーサルの様子を映してくれたり、芸術監督や指揮者のインタビューなども伝えてくれて、全体として作品や公演の理解が深まるという点だ。

  • 戦争と民主主義

    戦争を抑止するのに有効なことは何であろうか。相手と同等の軍事力を持つことか。相手を上回る超・破壊兵器を所有することか。武力であればよりエスカレートし対立のサイクルは永遠に断ち切れないおそれがある。

  • 「ウエスト・サイド・ストーリー」

    フランシス・コッポラ監督が「ウエスト・サイド・ストーリー」を撮り直した。知っている話の筋、知っているあのおなじみのバーンスタイン作曲の音楽であるが、とても見ごたえがあり、よかった。

  • ドボルザーク作曲・歌劇『ルサルカ』

    ドボルザークが作曲した歌劇『ルサルカ』は、民話をもとにしている。狩りに来た王子に憧れた水の精が、人間になって王子と愛を結びたいと願う話だ。歌劇は、ドボルザークの優しい音楽に包まれた傑作だ。

  • 石原慎太郎さん

    石原慎太郎さんがお亡くなりになった。文学の上でも偉大な業績を残された方だったし、政治の世界での足跡も大きい。逝去を伝える新聞記事の扱いは大きかった。そんな石原さんの評伝記事を読んでいて考えたことがある。

  • 食糧人類

    荒唐無稽な漫画ではあるが、隠喩に満ちたこの漫画の世界に引き込まれてしまう。ある「工場」が登場する。だが、その工場の外観はどう見ても「フクイチ」なのだ、というか、見るものが見れば「フクイチ」をモデルに絵を描いたとわかるプラントなのだ。そこでは、秘密裏に、あることが行われている。それは、「食糧生産」なのだ。

  • アメリカ公民権運動

    アメリカの公民権運動の英文を読む機会がこのごろ多い。読むたびに、私たちは火の運動から学ぶべきものがあると感じる。抑圧され差別されてきた人たちが、白人と同じ人権上の扱いを求めた勇気ある行動や闘いは、同じように、差別され抑圧されている私たちが、本国の人たち並みの公民権を要求し、さらには独立を勝ち取るために学ぶべきことが多いと思う。

  • ハウス・オブ・グッチ

    ハウス・オブ・グッチ名門一族のスキャンダルを実話をもとに描いた映画だという。アル・パチーノも出ると言うので見たくなった。あの、ゴッド・ファーザーだった彼が、どんな役をやるのか、というのにも興味を持った。そして、あのガガ様が、主演を演じるという新聞記事を見て、見たいという気持ちに拍車がかかった。

  • 素晴らしき哉、人生

    1946年公開のアメリカ映画。クリスマス映画の典型で傑作なのだろう。昨年末にDVDで鑑賞した。

  • 「事実」と「意見」

    読解力を測るテストの中で「事実」と「意見」を分けて判断させるものが登場してきている。大学受験で課される「共通テスト」にも、そのような問題が出題される。

  • 「おじさん」的なるものの考察

    河北新報2021年12月23日付の論考記事が面白かった。「ティラノ部長」なる漫画が人気を博しているというところから記事は始まる。この漫画の主人公のティラノ部長は、若いころ、仕事も飲み会も大好きだった猛烈社員だったが、しかし今は、時代から遅れ、何の展望もなく会社にしがみつくそんな中高年男性を恐竜に擬して書いた作品なのだそうだが、ティラノ部長の哀感漂う姿が人気を呼んでいるのだそうだ。

  • 人権問題を考える

    私たちが、世界で起きている人権問題に積極的に関与したり、発言できなかったりする背景の一つには、私たちが過去に犯した人権問題に対して向き合っていない、謝罪していない、解決していないという後ろめたさがあるのではないだろうか。

  • 失敗の本質

    福島核発電所爆発事故の後から、失敗の本質を見極めよう、そして失敗の教訓から次の事故を防ごうという動きや機運が高まったことは良いことだと思う。「失敗学」は、核発電所事故以前から奇特な方々が行い切り開いてきた分野だ。

  • 県民の命を守る

    県民の命を守るという点での、宮城県知事村井嘉浩氏の突出した消極的な姿勢は、女川核発電所の再稼働の問題にも表れている。

  • 命の水が民間に売り渡された

    宮城県の水道事業が民間に売却された。全国に先駆けて行われた水道事業の民営化を推進した宮城県知事の村井嘉浩氏と議会で同意・推進した自民党と公明党の名前は、後の歴史的検証と責任の所在を問うためにも記録されてしかるべきだろう。

  • アヘン戦争

    中国が人権問題に対して欧米諸国にかたくなな態度をとる理由というものを、歴史的経緯を考慮に入れて考えてみてもよいのではないかと考える。

  • 梅切らぬバカ

    加賀まりこさんが、自閉症の息子の母親役をやる映画を見ました。

  • 気候正義

    COP26(気候変動枠組み条約国会議)では、日本政府は、二酸化炭素を大量に排出する石炭火力発電に拘泥するなどの地球温暖化対策への消極的な姿勢が際立った。地球温暖化は、人類の文明の崩壊をもたらしかねない緊急の課題である。2021年11月10日『河北新報』の記事をもとに、「気候正義」について考えてみた。

  • 維新躍進

    先の衆議院選挙で「維新の会」が議席を伸ばした。『河北新報』111月8日番の記事を参考にすれば、この選挙の結果は、「右翼ポピュリストの躍進」と海外のメディアでは伝えられているそうだ。

  • トーベ・ヤンソンの半生記

    トーベ・ヤンソンの半生記を描いた映画を見ました。彼女はフィンランドの作家で「ムーミン」の作者です。

  • 大崎住民訴訟を応援する

    宮城県の大崎地区で、放射性物質を含んだものの焼却処分が進められようとしています。

  • 現代アラブ小説全集『アヘンと鞭』(マムリ)・河出書房新社

    マムリが書いた『アヘンと鞭』は、アルジェリア独立戦争が舞台だ。アルジェリア独立戦争が舞台ではあるが、そこに描かれた断片的な人間の姿から、全体的な人間の姿を浮かび上がらせているために、すぐれた文学に昇華している。

  • なぜ科学を学ぶのか

    池内了氏の「なぜ科学を学ぶのか」(筑摩書房)を読む。科学の基礎知識を学ぶ理科の重要性を指摘している。

  • 河出書房新社・現代アラブ小説選集『アフリカの夏』ディブ

    河出書房新社・現代アラブ小説選集『アフリカの夏』ディブを読んだ。

  • リヒャルト・シュトラウス『歌劇・薔薇の騎士』

    リヒャルト・シュトラウスの歌劇「薔薇の騎士」を楽しみました。

  • 河出書房新社・現代アラブ小説選『海に帰る鳥』バラカート

    河出書房新社から出されている現代アラブ小説選より『海に帰る鳥』バラカート著を読みました。

  • 東京オリンピックの総括

    作家の高村薫氏が、オリンピックを観戦し、その都度感じたことを執筆したものを、楽しみに読ませてもらいました。

  • エッセンシャルワーク

    新聞記事で、エッセンシャルワークについて書かれているものを拝見しました。

  • オリンピックの見直しを

    オリンピックをなぜ心から歓迎することができないのかを考えました。

  • 現代アラブ小説全集「北へ遷りゆく時 / ゼーンの結婚」サーレフ

    河出書房新社から刊行されている現代アラブ小説全集「北へ遷りゆく時 / ゼーンの結婚」(サーレフ著)を読みました。

  • 核発電と人権

    新聞報道によると、国連の「国内避難民の権利担当」報告者が、日本への入国を拒否され続けているという。

  • バイナル・カスライン

    河出書房新社から出版されている現代アラブ小説全集。そこからマフフーズ作の『バイナル・カスライン』を読む。

  • 収容所群島

    ソビエトのソルジェーニチンの「収容所群島」を読んだ記憶が読みがえります。

  • ケアの精神

    河北新報の記事を見て、考えさせられるところがありました。

  • 戦場のメリークリスマス

    戦場のメリークリスマスを見ました。

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