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日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう 歴史の書き換えはすでに始まっている

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2014/12/04

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  • 米国は財政赤字を議会が認めずデフォルト危機 GPIFは「中国国債買わない」 米国で三つの重要報告書が迫りつつあり中国の金融危機を物語る(宮崎正弘国際情勢解題)

    ザンビアの対中債務が過去に公表してきた34億ドルではなく、じつは66億ドルだとしたのはジョン・ホプキンス大学の「中国アフリカ研究所」。原因は情報の非公開と透明性の欠如にあると分析した。ウィルアム&メリア大学の「エイドデータ」チームは、中国の一帯一路の細部に亘るプロジェクト13247件を調べ、2013年の開始以来、854億ドルを投下してきたことが分かったとした。また過去5年間は毎年370億ドルの投資をなしている、とした。中国政府は「援助」としてきたが、実態は一帯一路関連の財政支出、つまり相手国にとっては債務であるカラクリを解析した。ゴールドマンサックス(GS)は、中国の地方政府だけの債務総額は8・2兆ドル(邦貨換算で903兆円)に達しているとし、これは中国GDPの52%となるとした。筆者は前作までに、中国の地方政...米国は財政赤字を議会が認めずデフォルト危機GPIFは「中国国債買わない」米国で三つの重要報告書が迫りつつあり中国の金融危機を物語る(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 「『情報と国家』、日本への警告の書」『週刊新潮』 2021年9月16日号 櫻井よしこ

    昔から日本はスパイ天国だと見做されてきた。少しずつ改善されてはいるが、現在もそうではないか。同盟国の米国は長年、日本に情報を渡せば必ず中国やロシアに筒抜けになると警戒し続けた。そして中国を筆頭に諸国のスパイや工作員は働き易く与(くみ)し易い日本が、今でも大好きだ。南モンゴル出身で天安門事件勃発の年に来日、21年前に日本国籍を取得した楊海英氏は、南モンゴルの亡命団体が北京五輪開催の2008年に活動本部をドイツから日本に移した時のことを振りかえる。「在京の中国共産党工作員が『やっと、ウチの縄張りに来てくれた』と喜んだ。中国に甘いドイツですが、当局は情報活動に対しては厳しく、中国人工作員が亡命モンゴル人の組織に手を出すことは許さなかった。ところが日本ではどうにでもなるというので、日本で闊歩する工作員たちはとても喜んだ...「『情報と国家』、日本への警告の書」『週刊新潮』2021年9月16日号櫻井よしこ

  • 習近平氏が鄧小平氏の「先富論」を否定...「共同富裕」で進む“文化大革命2.0”

    <picture></picture>FNNプライムオンライン中国の習近平政権は「文化大革命2.0」とも評される改革の手を緩めず、今度は巨大産業集団のトップ2人の身柄を拘束した。大手企業トップの相次ぐ“摘発”中国の複合企業「海航集団」は9月24日、陳峰会長と譚向東最高経営責任者(CEO)が犯罪の疑いで公安当局の強制措置を受けたと発表した。同社は航空、不動産、観光、金融サービスなどに関わるコングロマリットだが、放漫経営に加えて新型コロナウイルスの影響で、今年始めに経営破綻したと発表されていた。その経営陣トップ2人に対する具体的な容疑は明らかではないが、ニューヨーク・タイムズ電子版の9月24日の記事は、「中国共産党が経済への悪影響や党の権力掌握の上で危険とみなす企業活動に対して、圧力をかけるようになってきたことがそ...習近平氏が鄧小平氏の「先富論」を否定...「共同富裕」で進む“文化大革命2.0”

  • 世界諸国を骨抜きにした中国(アンディ・チャンのアメリカ通信)

    ミリー参謀長が敵である中国の李作成参謀長と繋がっていた事件で、アメリカの軍隊は世界最強の軍備を持っていながら軍隊は戦えないことがわかった。しかも無能なバイデン大統領はミリーを裁くことも辞職させることもできない。今の状態ではアメリカの軍隊は戦えないし信用できない。アメリカのバイデン大統領はこれまで度重なる失策と危機を作ったのに一度も責任を負わない恥知らずである。バイデン政権はミリーの責任を調査する気がないが共和党側は黙っていない。RonPaul上院議員はミリーと李作成の通話記録を調べて「ミリーが戦争の始まる前に敵に連絡する」のが真実だったら国家反逆罪で裁判にかけると述べた。でもバイデン政権の妨害で調査は尻つぼみになるかもしれない。バイデン大統領のアフガン総退却は世界に恥を晒した国辱ものだが、それに続くミリー参謀長...世界諸国を骨抜きにした中国(アンディ・チャンのアメリカ通信)

  • 「慰安婦被害者はいない」という“慰安婦問題のタブーを破る本”『赤い水曜日』

    「慰安婦被害者はいない」という“慰安婦問題のタブーを破る本”『赤い水曜日』驚きの内容とは?(9/22文春オンライン)韓国における慰安婦反日運動はこのところ支援団体の資金不正疑惑が表面化することで勢いは大きくダウンしているが、それに追い打ちをかけるように最近、韓国で「ウソだらけの虚像を剥ぐ」として慰安婦の証言および支援救済活動に対する検証本『赤い水曜日』が出版され、注目されている。著者の金柄憲氏(キム・ビョンホン、62歳)は成均館大学出身で在野の歴史研究者である。これまで左翼偏向がひどく反日色の強い教科書に対する批判活動を展開してきた。特に学校教科書で慰安婦問題が日本軍による強制連行説として証拠抜きで“暴力的”に記述され、教えられていることに疑問と怒りを感じたのが慰安婦運動糾弾に乗り出した動機という。著者は『赤い...「慰安婦被害者はいない」という“慰安婦問題のタブーを破る本”『赤い水曜日』

  • 恒大、明日(29日)ついにデフォルトか、前回分の利払いは誰が用立てたのか? 株価が32%恢復って、数字のトリック。恒大NEVは94%の暴落ぶり(宮崎正弘国際情勢解題)

    恒大集団は事実上倒産状態にあると言えるが、9月23日のデフォルト危機を一時的に回避した。9月23日償還の91億円分は、支払ったと報道されたため、株価が32%の急騰ぶりだった。ただしウォールストリートジャーナルは、一部の大手投資家には支払いがなかったと報じた。恒大を中国政府は倒産させない方針とされ「住宅の健全は市場」をと喧伝しているが、救済する思惑もない。恒大危機は長引くだろうなどと外野席は五月蝿いが、数字のトリックに引っかかっていないか。2017年秋、ピークを打ったときの恒大集団の株価は30HKドルだった(邦貨換算で450円)である。それが2020年10月8日に20・2HKドル(300円)に、そして2021年9月20日に2・11HKドル(32円弱)と、およそ十分の一になっていた。9月23日に利払い期限がきた人民...恒大、明日(29日)ついにデフォルトか、前回分の利払いは誰が用立てたのか?株価が32%恢復って、数字のトリック。恒大NEVは94%の暴落ぶり(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 【続・「脱炭素」は嘘だらけ】「脱炭素は世界の潮流」は大嘘 “有言不実行”が世界の標準 米はCO2ほとんど減らさず…中国、石炭火力発電所は日本の20倍保有

    2021.9.27日本の大新聞とテレビを見ていると、「『脱炭素』は世界の潮流」で、日本は大変遅れていることになっている。それで「脱炭素」政策を説く政治家がいる。いわく、「日本は太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入が遅れている」「ハイブリッド自動車は時代遅れで、もう世界は電気自動車だ」「海外はみんなCO2(二酸化炭素)を排出する火力発電など止めようとしているのに、日本だけが続けている」「金融界は環境金融へと動いている」「このままでは、だれも日本へ投資してくれない」「CO2を排出して製造した日本製品は世界で売れなくなる」…。よくもまあ、こんな大嘘を毎日毎日報道し続けるものだ。実態はどうかといえば、「脱炭素」は世界の潮流などではない。確かに、先進国は軒並み「2050年までにCO2をゼロにする」といっている。また、...【続・「脱炭素」は嘘だらけ】「脱炭素は世界の潮流」は大嘘“有言不実行”が世界の標準米はCO2ほとんど減らさず…中国、石炭火力発電所は日本の20倍保有

  • ファーウェイCFO孟晩舟釈放、カナダ人との人質交換で凱旋帰国 深セン空港では「歓迎行事」。中国は「外交勝利」を喧伝(宮崎正弘国際情勢解題)

    2018年12月1日だった。南米へ向かう途次、バンクーバーで身柄を拘束された孟晩舟(ファーウェイEFO)は、以後、イランへの不正送金の廉で裁判が行われ、監視下に置かれた。バークーバーの豪邸には連日、テレビカメラが殺到する騒ぎとなった。強力な弁護団も組織された。孟晩舟の足にはGPSがつけられ、外出時にも物々しいガードマン。中国は在中カナダ人ふたりをスパイ容疑とかのでっちあげで身柄を拘束し、カナダ政府に露骨に圧力をかけた。長い法廷闘争だったが、この間に米国はバイデン政権が成立し、7月頃から急速に中国と地下での交渉が続いていた。親中派バイデンは、トランプとは異なり、この問題では最初から軟化姿勢をみせた。2021年9月25日、釈放と決まり、孟晩舟はただちに身支度。バングーバー中国領事館員、大使館員らに見守られてバンクー...ファーウェイCFO孟晩舟釈放、カナダ人との人質交換で凱旋帰国深セン空港では「歓迎行事」。中国は「外交勝利」を喧伝(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 恒大問題で揺れる中国経済、電力不足が次の危機に発展も-生産抑制で

    9/27(月)(ブルームバーグ):深刻な資金難に陥っている不動産開発大手の中国恒大集団の経営危機で揺れる中国経済だが、今度は電力供給面のショックが直撃する恐れがある。中国政府による電力消費の取り締まりは、電力需要の高騰や石炭・天然ガス価格の高騰、温暖化ガス排出抑制に向けた厳しい政府目標が背景にある。その影響はまず同国の巨大製造業界に及んでおり、アルミニウム精錬所から大豆加工施設まで広範な工場が稼働水準の抑制や停止に追い込まれた。23省のうちの半分近くは中央政府が求める厳しいエネルギー強度目標を達成できず、電力消費量の抑制を迫られている。特に状況が厳しいのは、製造業が盛んな江蘇、浙江、広東の3省だ。野村ホールディングスの陸挺氏らエコノミストはリポートで、「市場の注目は現在、恒大問題や中国政府による前例のない不動産...恒大問題で揺れる中国経済、電力不足が次の危機に発展も-生産抑制で

  • 習政権が招く“世界経済崩壊” 民間企業叩きと突然のTPP申請 「中国繁栄の貢献者」江沢民派の徹底的粛正 世界全体が貧しければ政権基盤は安泰「抱きつき自爆テロ」

    2021.9.252018年3月、TPP署名式に集まった各国閣僚(共同)中国が世界経済を大きく揺るがしている。民間企業へのバッシングや巨額債務問題について、国際投資アナリストの大原浩氏は習近平政権が半ば意図的に危機を招いているとみる。寄稿の中で大原氏は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟申請も、世界経済「窮乏化」の意図が垣間見えると指摘する。中国の不動産開発大手、中国恒大集団は、主力債権銀行に対する9月20日期限の利払いを行わなかった。23日期限の利払いの一部実施は発表したが、今後期日が到来する利払いにどう対応をするのかは不透明だ。これがリーマン・ショックのように世界市場に壊滅的な打撃を与えるのかは断定できないが、命からがら生き延びたとしても、「問題の先送り」に過ぎない。中国の抱える経済問題は極めて根...習政権が招く“世界経済崩壊”民間企業叩きと突然のTPP申請「中国繁栄の貢献者」江沢民派の徹底的粛正世界全体が貧しければ政権基盤は安泰「抱きつき自爆テロ」

  • 日本から中国が横取りしたインドネシア新幹線 工事はまた終わらず、完成はほぼ絶望、借金だけが残ることに(宮崎正弘国際情勢解題)

    インドネシア政府の要請により、JICAがフィージビリティスタディ(商業可能性調査)に乗り出したのは2012年だった。ジャカルタからバンドンまで143キロの新幹線は、バンドンの標高が700メートルのため、区間の40%を高架として、トンネル箇所が13ヶ所。日本が見積もった工事費は61億ドルで、2015年起工、18年完成、ADBが金利1%の優遇策で融資する付帯条件も付いた。途中からこのインドネシア新幹線プロジェクトを中国が横取りした。フィージビリティスタディは日本のもとに酷似していた。工事は3年、中国開発銀行が75%を融資し、十年据え置き後、五十年で返済。ただし金利は6%。そのうえ、「ただし」をもう一つ加えると中国の工事費は日本より8億ドル安い55億ドルだった。2015年にジョコ・ウィドド大統領が訪中して習近平と会談...日本から中国が横取りしたインドネシア新幹線工事はまた終わらず、完成はほぼ絶望、借金だけが残ることに(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『台湾vs中国 謀略の100年史 なぜ中国共産党は台湾をしはいしたがるのか?』近藤大介著(ビジネス社) 孫文はいかさま師だったが、毛沢東は逆張りで成功した強運の持ち主

    一気呵成に読めるほど迫力がある。引き込まれるほど「面白く」読めたのも、「です。ます」調で書かれているからだ。歴史が旋回した現場にいるような臨場感があるのは、近藤さんが、必ず現地に飛んで、本人や側近、当時を知る人たちに執拗にインタビューしているからだ。なかでも李登輝、馬英九、陳水篇、蔡英文への直撃インタビューは、へぇ、こういうことも、聞き出したんだという「聞く力」である。インタビューは最初から相手を挑発してホンネを探ってみたり、相手の関心分野を最初に調べ上げて、そのことに突っ込みを入れてやがて本心を探り出す等さまざまな方法があるが、近藤氏は週刊誌記者三十数年のベテラン、まとめ方も抜群である。そのうえ、李登輝元台湾総統がなぜ日本のメディアを優先し、むしろ日本を発言の絶好の場として活用していたことを、さらりと述べてい...『台湾vs中国謀略の100年史なぜ中国共産党は台湾をしはいしたがるのか?』近藤大介著(ビジネス社)孫文はいかさま師だったが、毛沢東は逆張りで成功した強運の持ち主

  • TPP、中国と台湾が同時に加盟申請。日本が議長国 米国が言い出して、米国が加盟しないTPPは窯変している(宮崎正弘国際情勢解題)

    2021年9月23日、リトアニア国防省は「中国製品の携帯電話を購入しないよう」に呼び掛け、「保有者もすぐに処分しなさい」と勧告した。理由は明快で、検閲機能が内蔵されていたのだ。とくに小米科技(シャオミ)のスマホは、「FreeTibet(自由チベット)」、「LongliveTaiwanIndependence(台湾独立万歳)」、「democracymovement(民主運動)」といった言葉を検出・検閲する機能が組み込まれていた。シャオミの電話は暗号化された利用データをシンガポールのサーバーに送っていた。ファーウェイのスマホで安全保障上の欠陥が見つかり、リトアニアの対中不信感は増大している。なにしろリトアニアはバルト三国のなかでもいち早く、ウイグルにおけるイスラム教徒弾圧を「ジェノサイド」と定義して非難した。そのう...TPP、中国と台湾が同時に加盟申請。日本が議長国米国が言い出して、米国が加盟しないTPPは窯変している(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 中国の普通語を少数民族に普及教育を強化 消えて行く少数民族の言語。幼稚園から洗脳せよ(宮崎正弘国際情勢解題)

    中国は少数民族の言語を徐々に消してしまう方針で、実際にチベットでは、地元の住民でさえチベット語を喋らない若者が増えている。両親は当然、自分たちの言葉を喋るが、子供はチベットが出来ないというチベット人が大量に出てきた。南モンゴル(内蒙古自治区)では90年代までは「バイリンガル」の言語教育を実施していた。21世紀に入ると、モンゴル語のキリル文字表記をやめさせ、また高等教育では「第二外国語」として日本語と観光ツアー向けの基礎外国語の課程があったが、これも中止した。モンゴルでは「小学校からのモンゴル語禁止、すべての教育を普通語で行う」という方針に反対し、各地で抗議集会やデモが開催されたものの、弾圧され、いまや反対の声も?き消された。フフホトやパオトウの町からキリル文字の表記が消えた。1940年代から50年代初頭、モンゴ...中国の普通語を少数民族に普及教育を強化消えて行く少数民族の言語。幼稚園から洗脳せよ(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『第二次大戦、諜報戦秘史』岡部伸著(PHP新書) 英国アーカイブで発見された諜報、謀略戦争の機密文書 日本は諜報でも卓越していたが、上層部が握りつぶして敗戦となった

    著者は産経新聞元モスクワ支局長。『消えたヤルタ密約緊急電』で山本七平賞受賞。ロシア革命前夜、ロマノフ王朝を背後からかき荒らして成果をあげた明石元二郎大佐のことはよく知られている。杉原千畝も有名である。人道援助、「命のビザ」の杉原だが、じつは「裏の顔」は諜報員だった。本書は諜報戦争の現場を辿り、真珠湾攻撃の暗号は米英に読まれていたこと、シンガポールを短時日で陥落させた日本のインテリジェンスのすごさ。インパール作戦におけるチャンドラ・ボーズの知られざる足跡、そして日本陸軍には共産主義理解者が多く、終戦間際には親ソ派が牛耳っていた事実などを、岡部氏は英国アーカイブで新たに公開された機密書類を丹念に読み解いて、淡々と語る。明石元二郎は福岡藩士の子、軍に入りドイツへ留学後、マニラ、仏蘭西、モスクワ駐在武官を経て日露戦争開...『第二次大戦、諜報戦秘史』岡部伸著(PHP新書)英国アーカイブで発見された諜報、謀略戦争の機密文書日本は諜報でも卓越していたが、上層部が握りつぶして敗戦となった

  • 『日本は奇跡の国、反日は恥』崔三然著(ハート出版) 日本人は誇りを失うな、韓国人は誇りを取り戻せ 光州事件の真実:北朝鮮工作員の謀略だった

    韓国の反日はビョウキである。このため日本中が嫌韓、悪韓、呆韓論に溢れて、まっとうに相手をしたくない雰囲気に満ちている。しかし実際に韓国へ行って、ホテルは当然だろうが、町の中、地下鉄の中、下町のレストラン等々で、反日を肌で感じることは殆どない。日本にやってくる韓国人観光客をみても、燃えるような反日を表明する韓国人がいたら、お目にかかりたいほど。ホンネは日本が羨ましくて仕方がないし、まさに日本はおとぎの国のようなイメージを持っている人が多い。ところが集団になると、ヒステリー症状に陥るのだ。日本大使館前、慰安婦像の前で当番をしていたテント村の女子学生に『日本から取材に来た』と言っても、「それが何か?」ってさらりと笑顔だった。さらに評者の目撃したのは、ソウルでは毎週末に文在寅糾弾集会が、韓国の保守団体主催で開催されてお...『日本は奇跡の国、反日は恥』崔三然著(ハート出版)日本人は誇りを失うな、韓国人は誇りを取り戻せ光州事件の真実:北朝鮮工作員の謀略だった

  • 北朝鮮が巡航ミサイル? 加えて潜水艦発射にも成功した? 韓国海軍は潜水艦から初のミサイル発射実験に成功(宮崎正弘国際情勢解題)

    巡航ミサイルというのはジェットエンジンで飛ぶ。AIが記憶する地図を元に位置を自己測定しながら、海面すれすれを高度50メートル前後で飛翔し、相手のレーダーに補足されないシロモノ。米軍のトマホークが有名だろう。1000キロ離れた洋上の空母から、アフガニスタンの山奥のアルカイーダ基地を爆撃して、世界が注目した。不発弾を中国はアフガニタンから購入し、分解し、部品をひとつひとつ研究した。というわけで、巡航ミサイルは米、露西亜、中国のほか英国や北欧諸国、韓国が保有している。日本は公明党と野党が反対してきたため、研究開発予算がようやく認められた程度。自力開発を目指している。北朝鮮は9月15日に巡航ミサイル発射実験に成功し、1500キロの目標に達したと発表した。本物だとすれば驚異的だが、産業の裾野がない、インフラが整っていない...北朝鮮が巡航ミサイル?加えて潜水艦発射にも成功した?韓国海軍は潜水艦から初のミサイル発射実験に成功(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 恒大集団が破綻寸前……最悪の場合「中国の不動産バブル崩壊」につながるワケ

    中国の不動産大手、恒大集団が破綻の危機に瀕している。一部からは中国発のリーマンショックを危惧する声も聞かれるが、仮に同社が破綻した場合、市場にはどの程度の影響が及ぶだろうか。●日本企業とは規模がまるで異なる恒大は中国の不動産最大手の1社で、住宅やマンションの開発を手がける典型的なデベロッパーである。積極経営で知られており、近年はサッカークラブ経営など不動産開発以外のビジネスも手かげている。恒大は1996年創業の比較的新しい企業ではあるが、日本で言えば三菱地所、三井不動産、住友不動産のような位置付けと考えて良い。ただ中国の場合、日本と比較するとGDP(国内総生産)の規模が大きいため、同じ大手と言っても企業規模は日本よりもはるかに大きい。同社の2020年12月時点における総資産額は約39兆円、売上高は8.6兆円とな...恒大集団が破綻寸前……最悪の場合「中国の不動産バブル崩壊」につながるワケ

  • 第165回東アジア歴史文化研究会のご案内(習近平の共同富裕社会実現は第二の文革か 中国の現状と展望を語る)

    東アジア歴史文化研究会の花田です。この度の研究会は、メディアで取り上げられている中国・恒大集団経営危機は、中国のみならず世界の株価にまで影響を及ぼすほどの大問題となっています。恒大集団はわずか20年で12兆円の売上、創業者徐家印氏は2017年中国富豪ランキング1位にのし上がったという。その恒大集団がなぜ経営危機にまで至ったのか。今回、中国ウォッチャーとして抜群の分析力をもっておられる福島香織氏に中国の現状と展望を語っていただく予定です。お誘い合わせの上、ご来場いただけますようご案内申し上げます。*******************************東アジア歴史文化研究会代表事務局長花田成一TEL080-7012-1782E-maile.asia2016@gmail.comブログ「東アジア歴史文化研究会」...第165回東アジア歴史文化研究会のご案内(習近平の共同富裕社会実現は第二の文革か中国の現状と展望を語る)

  • シベリア出兵〜共産主義の芽を摘みとれなかった世紀の「失敗」 第一次大戦の連合国は、20世紀最大の惨劇を生んだ共産主義を萌芽のうちに摘み取るチャンスを逃した(国際派日本人養成講座)

    1918年、ブラゴヴェシチェンスクに入城する日本軍と日の丸を振って出迎える市民■1.滅亡する国家からの脱出劇アフガンからの各国大使館員や前政権の関係者の国外脱出が続いています。一つの国家が滅亡する時には、こういう光景がつきもののようです。ほぼ100年前の1917年、共産革命が起こり、ロシア帝国が崩壊して、共産主義に危険を感じた人々が一斉に脱出した光景も、このようなものだったのか、と思われました。ロシア革命後の情勢を、東京書籍の歴史総合教科書は、次のように記述しています。ソヴィエト政権側(赤軍)と反革命側(白軍)の間で内戦が生じると,革命の波及を恐れる英仏は軍事介入し,アメリカ合衆国や日本もシベリア出兵を行って対ソ干渉戦争に加わった。[東書、p110]「革命の波及を恐れる英仏」に日米も「対ソ干渉戦争」に加わった、...シベリア出兵〜共産主義の芽を摘みとれなかった世紀の「失敗」第一次大戦の連合国は、20世紀最大の惨劇を生んだ共産主義を萌芽のうちに摘み取るチャンスを逃した(国際派日本人養成講座)

  • 恒大集団の倒産は、中国金融システムをどれほど揺らすか 明天、安邦、海航集団の規模を上回る負債。不動産バブル崩壊が本格化(宮崎正弘国際情勢解題)

    杜子春は芥川龍之介が中国の古典からヒントをえた短編小説だが、日本では人生の激しい浮き沈みの喜怒哀楽と悲哀がただよっているため、感動的に読まれた(中国古典には、似たような話があるが、杜子春はまったく芥川の脚色)。日暮れの町辻で金持ちの息子杜子春が放蕩の限りを尽くして無一文。しょんぼりうなだれているところへ顕れた仙人が「ここを掘れ」という。たちまち黄金がザクザクと出た。またまた放蕩三昧、贅沢の限りをなして落ちぶれて乞食。そこにまた仙人が出現し、「あそこを掘れ」。またもや黄金がザクザク。贅沢三昧に惚けるが、要はカネがあるときはちやほやされ、人がなれなれしく寄ってくる即席の友人もできる。或いはカネを狙った愛人となる。ところがカネがなくなると誰も寄りつかない。世間の冷たさ、友情の本質と打算を寓話にしたのだ。『フォーブス』...恒大集団の倒産は、中国金融システムをどれほど揺らすか明天、安邦、海航集団の規模を上回る負債。不動産バブル崩壊が本格化(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『怒号の日々』リン・オルスン著、河内隆弥訳(国書刊行会)リンドバーグはアメリカファーストに先頭に立ってFDRと闘った しかし対日戦争が始まると一転、しかも対日戦闘に参加。戦後は完全に沈黙した

    グローバリズム、リベラルの左翼が戦争を仕掛け、孤立を希求した保守主義陣営を悪質な宣伝戦などの陰謀で破砕した。それが第二次世界大戦前夜のアメリカの政治風景だ。なんと今日と状況が酷似しているのであろうか。中国主導のRCEPに進んで加盟して、ジェノサイド認定を忌避するのが日本。TPPにも中国が加盟申請したが、日本のみならず、世界主要国ではではグローバリストたちの政策が優勢である。コロナ禍で外国人の往来が減ったが、鎖国しないまでも日本独自の文化を護れとするのが、日本の保守思想である。米国では近年、戦闘的な保守主義を掲げ、アメリカファーストを言ったのがドナルド・トランプ前大統領だったが、左翼が盛り返し、下野させられた。本書は浩瀚、じつに616ページ。副題は「リンドバーグとルーズベルトの闘い、大戦前夜1939−1941」で...『怒号の日々』リン・オルスン著、河内隆弥訳(国書刊行会)リンドバーグはアメリカファーストに先頭に立ってFDRと闘ったしかし対日戦争が始まると一転、しかも対日戦闘に参加。戦後は完全に沈黙した

  • 中国人民銀行、不動産市場崩壊の危機に直面。140億ドルをぶち込む 恒大集団の推定債務は33兆円、システム全体の崩壊を防止せよ、と(宮崎正弘国際情勢解題)

    恒大集団の債務危機が表面化し、各地で取り付け騒ぎ(恒大の「理財商品」の償還がならず、投資家が抗議)、一部の都市では暴動となった。恒大集団の倒産は秒読みだが、これは「中国のリーマンショック」になるだろう。そうなると不動産業者、デベロッパーに大金を貸している国有銀行、民間の金融機関。社債の投資家にくわえて、下請け企業の未払い、資材メーカーから工事請負業者まで、全体の経済的悪影響は計り知れず、連鎖倒産がおこる。すでに数百社が倒産している。巷には建設現場から、解雇され、給金ももらえずに路頭に迷う失業者、ホームレスの群れがある。株式投資をみても、習近平の「共同富裕」という政策発表以来、学習産業、ゲーム産業が直撃を受けて、アリババ、テンセント株も、下落傾向にあることは明らかである。金融市場は「金欠」状態。このシステムの危機...中国人民銀行、不動産市場崩壊の危機に直面。140億ドルをぶち込む恒大集団の推定債務は33兆円、システム全体の崩壊を防止せよ、と(宮崎正弘国際情勢解題)

  • アマゾンが中国ブランド3000商品の取り扱いを停止 米財務省、香港企業のイラン送金スキームを摘発、制裁(宮崎正弘国際情勢解題)

    アマゾンはオンラインの通信販売プラットフォーム上で、中国ブランドの3000の商品の取り扱いを停止し、画面から削除した。アマゾンは中国での年商が日本の十五倍、黄金の市場であり、中国市場でダントツの一位で、二位の京東を大きく引き離している。そのアマゾンが中国製品を排除するというのは、中国と全面対決するのか、あるいは技術上のことなのか、詳細は不明である。しかし事情通は「ニセモノが多いこと」「口コミがやらせばかり」で、消費者からクレームが絶えず、これまでにもPAVパワー、TAOTORONICSなどを排除してきた。一方、米財務省は、香港企業数社(PCA、DAMINEH、45集団など)を制裁するとした。理由は、中国在住のイラン人モルテザ・ミナエ・ハシュメという人物が、中国人を仲介して、これらの香港企業のアカウントから、イラ...アマゾンが中国ブランド3000商品の取り扱いを停止米財務省、香港企業のイラン送金スキームを摘発、制裁(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『ウイグル人という罪 中国による民族浄化の真実』福島香織著、清水ともみ画(扶桑社) 童話型の画風はかえってウイグル人の哀切を強く訴える ジェノサイド国家だと日本はいまだ認定せず

    ウイグル自治区へ果敢に突入し、現状をルポした福島香織さんのジャーナリスト魂と、中国の全体主義を勇敢に告発し続ける清水ともみ画伯のコラボ。だれでもわかるウイグル問題が一冊になった。2020年6月17日、トランプ大統領(当時)は「ウイグル人権法」に署名し、同法案は成立した。ウイグル族弾圧に加担した中国当局高官らへの制裁が課せられた。英国、豪、NZ、カナダなどファイブアイズの国々も同様な非難声明を発動した。2021年1月19日、バイデンの就任式を二日後に控えていたが、ポンペオ国務長官は「中国政府のウイグル弾圧は『ジェノサイド』だ」と認めた。ポンペオは次の発言をなした。「ジェノサイドが進行している。中国共産党によるウイグル民族破壊の試みを目の当たりにしている。自国民に対してジェノサイドを人道に対する罪を容認すれば、そう...『ウイグル人という罪中国による民族浄化の真実』福島香織著、清水ともみ画(扶桑社)童話型の画風はかえってウイグル人の哀切を強く訴えるジェノサイド国家だと日本はいまだ認定せず

  • 衝撃が中国、露西亜、EUを揺らした「オーカス」(AUKUS) フランスは激怒、豪・英国内でも反対論が突出。ロシアは原子力の恐怖を語る(宮崎正弘国際情勢解題)

    9月16日、米英豪首脳会談で発表されたオーカスは、豪海軍に原潜技術を供与するという中国封じ込め戦略の一環だが、今後18ヶ月以内に具体的な計画を煮詰め、最終的に8隻の原潜を豪が保有することになる。軍事専門家からみれば、核ミサイルを積み込まない原潜に、いかなる軍事的意味があるのかと疑問視する向きもある。世界各国の反応を比較してみよう。中国は激怒にふるえ、「豪兵士が一番先に死ぬことになる。英米豪は冷戦構造のメンタリティで対応しているからだ。これは核戦争の可能性が高まるという脅威に繋がる」と激しく非難した。ロシアは「海のチェルノブイリだ。豪はこれで自ら死ぬことを決めたのだ」(プラウダ)。フランスも契約を破棄された恨みから激しく批判し、EU議会も「台湾で戦端が開かれた場合、EUは巻き込まれるのではないか」(ジョセフ・ボレ...衝撃が中国、露西亜、EUを揺らした「オーカス」(AUKUS)フランスは激怒、豪・英国内でも反対論が突出。ロシアは原子力の恐怖を語る(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 米豪英で「オーカス(AUKUS)」。カナダとNZは見放された クアッドに併行、将来は再合併? シックスファイブはどうなるか?(宮崎正弘国際情勢解題)

    9月15日、バイデン大統領はホワイトハウスで英国と豪州をつなぎ、ジョンソン首相、モリソン豪主張とオンライン会談。米豪英の「オーカス(AUKUS)」結成を決めた。Aは豪州,UKは連合王国、USは米国。日和見主義的な態度を示してきたカナダとNZは置いてけぼりを食らう。遅れじとばかりに艦隊をインド洋から南シナ海へ派遣したドイツは、フリゲート艦の上海寄港を断られた。フランスと英国は南シナ海海域に空母などを派遣した中国を牽制したが、これの列にドイツも加わったことにつむじを曲げたらしい。AUKUSで、とくに目玉となるのは豪への原子力潜水艦技術供与だ。このために豪はフランスとの契約を破棄する。しかし核兵器を保有しない豪が原潜を保有して、どれほどの軍事的効果があがるかは未知数。三ヶ国は「AI技術などの共有と集約化を図る」とする...米豪英で「オーカス(AUKUS)」。カナダとNZは見放されたクアッドに併行、将来は再合併?シックスファイブはどうなるか?(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 【安全保障最前線】「第2の文化大革命」は中国衰退の始まり? 芸能人、巨大IT企業、学習塾などを統制…中国に大きな混乱をもたらす兆候か

    2021.9.17毛沢東の肖像画が掲げられた北京・天安門(共同)習近平国家主席の独裁体制がますます強化され、中国に大きな混乱をもたらす兆候が出てきた。習氏は、尊敬する毛沢東主席に倣い、「第2の文化大革命」を行おうとしているのではないか。例えば、8月以降、中国の著名芸能人追放の動きが相次いでいる。ある俳優は、靖国神社で写真を撮ったという理由で、芸能界を追放となった。言論統制も厳しくなっている。8月27日に、インターネット規制を主管する「国家インターネット情報局(CAC)」が出した通達によると、ネット上で「中国経済衰退論を唱えたり、海外の中国経済論評を無批判に流布する行為」が取締りの対象となった。また、中国当局は昨年秋ごろから、アリババや騰訊控股(テンセント)などの巨大IT私企業に対する厳しい統制を始めた。昨年11...【安全保障最前線】「第2の文化大革命」は中国衰退の始まり?芸能人、巨大IT企業、学習塾などを統制…中国に大きな混乱をもたらす兆候か

  • このタイミングで王毅外相はなぜアジア歴訪? 韓国では対米、対日を牽制させようと中国は内政干渉(宮崎正弘国際情勢解題)

    習近平は昨年(2020年)1月にミャンマーを訪問して以来、外国へ出ていない。米中会談も電話で済ませ、ほかの国際会議はすべてオンラインである。十月末のG20にも、オンライン参加を予定しており、ひたすら世界首脳との対面を避けている。つまり、国内に難題を抱えているからだろう。習近平は7月1日の中国共産党創立百年記念日に演説し「次の百年」を謳ったが、「持続可能な百年」は望めそうにない。習の名代としてせかせかと諸外国を行き交っているのは、野心満々の傲慢外交官、王毅である。王毅外相のアジア歴訪は年が明けた1月16日から6日間。ミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪れた。これで昨年来のASEAN10ヶ国全てとの二国間往来という目的を一応は達成したかにみられたが、アジア各国は強面中国の出方を確かめただけだった。米国...このタイミングで王毅外相はなぜアジア歴訪?韓国では対米、対日を牽制させようと中国は内政干渉(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 自民総裁選で埋没する野党 立民など4党の政策協定も…無党派層取り込みは難しい(高橋洋一 日本の解き方)

    2021.9.16立憲民主党・枝野代表自民党総裁選が話題となるなか、立憲民主党、共産党、社会民主党、れいわ新選組が、消費税減税や安全保障関連法の廃止など、次期衆院選に向けた政策協定を結んだ。次の衆院選の対抗軸となり得るだろうか。自民党総裁選では岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行革担当相の3人が出馬表明した。筆者はある番組で3人を評して、岸田氏を「標準人」、高市氏を日本版「鉄の女」、河野氏を「奇変人」と言った。自民党内での政治スタンスは、岸田氏は「中庸」、高市氏は「やや右寄り」、河野氏は「やや左寄り」といえるが、同じ自民党内なので、広い意味での「保守」である。自民党はもともと幅広いが、やや右寄りが多いので、高市氏は右寄りに見えるだろうが、「鉄の女」のとおりブレないことで自民党内のコアな保守に人気があ...自民総裁選で埋没する野党立民など4党の政策協定も…無党派層取り込みは難しい(高橋洋一日本の解き方)

  • 「河野-石破連合」を韓国“歓迎”の危うさ 「安倍路線」と遠ければよいと夢想…高市氏は「極右」論外の扱い 韓国メディアの捉え方は「あの河野洋平氏の息子だ」(室谷克実 新・悪韓論)

    2021.9.16青瓦台。韓国では、自民党総裁選で河野氏と石破氏の連携に期待している文在寅(ムン・ジェイン)大統領率いる韓国が、日本の自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に強い関心を寄せている。岸田文雄前政調会長と、高市早苗前総務相、河野太郎行革担当相が激しく競い合っているが、誰が新総裁(日本の新首相)になるかで、日韓関係が激変するとみているからだ。韓国メディアの報道からは、保守派の高市氏を警戒する一方、慰安婦問題の「河野談話」(1993年)を発表した河野洋平元衆院議長を父に持つ河野氏に期待しているという。「親韓派」として評価される石破茂元幹事長が河野氏を支援し、「河野-石破連合」が始動すれば、隣国の期待値は最高潮に盛り上がりそうだ。ジャーナリストの室谷克実氏が最新情報を報告する。韓国メディアの報道を見れば...「河野-石破連合」を韓国“歓迎”の危うさ「安倍路線」と遠ければよいと夢想…高市氏は「極右」論外の扱い韓国メディアの捉え方は「あの河野洋平氏の息子だ」(室谷克実新・悪韓論)

  • 『廃仏稀釈 寺院・仏像破壊の真実』畑中章宏著(ちくま新書) 幕末の廃仏毀釈の源流は奈良時代の物部氏vs蘇我氏の対立へ溯る 神仏対立、共存、神仏混交から「神仏習合」へ。そして廃仏毀釈の爆発

    「廃仏毀釈」は六世紀に仏教がわが国に伝来した折、排斥派が物部氏、大伴氏といった皇室守護の軍を伝統的につかさどった忠臣たちである。仏教を「蕃神(外来神)」と呼んだ。神道は「国神」である。崇仏派は新興の豪族蘇我氏という対立構造がうまれたが、殺伐とした対立とは言えず、異端を受け入れない大和の風があって、仏教容認には時間がかかった。蘇我氏の仏教擁護は、あたらしい物好きというよりは、物部、大伴を牽制するために仏教を梃子とした要素が大きく、同時に蘇我氏は渡来人の技術集団を統御していた。当初、仏像は難波の海に捨てられたりしたが、疫病の阻止を祈ると疫病がやんだという風評を意図的に広め、信仰が朝廷にも影響を及ぼしはじめた。聖徳太子の登場により、「仏教排斥」から朝廷が仏教に傾き始めた。この時代は先鋭対立というより神仏は「共存」して...『廃仏稀釈寺院・仏像破壊の真実』畑中章宏著(ちくま新書)幕末の廃仏毀釈の源流は奈良時代の物部氏vs蘇我氏の対立へ溯る神仏対立、共存、神仏混交から「神仏習合」へ。そして廃仏毀釈の爆発

  • 中国不動産大手に過剰債務問題が深刻化 市場はデフォルト懸念…9・20「Xデー」

    2021.9.16過剰債務問題が浮上した恒大集団(共同)中国不動産大手の中国恒大(こうだい)集団で過剰債務問題が深刻化している。積極的な事業展開や中国当局による不動産会社引き締めにより資金繰りが悪化、20日が期限の利払いを行わないと伝えられた。市場にはデフォルト(債務不履行)の懸念が広がっているが、負債総額は33兆円とされ、中国発の金融ショックに身構えている。ブルームバーグによると、中国当局が恒大集団の主要債権銀行に、20日が期限の利払いを同社が行わない見込みだと伝えた。国内最大級の債務再編が一歩近づいたと報じている。恒大は1996年に広東省で創業し、マンション開発で急拡大した。住宅販売面積で中国2位となり、サッカークラブ「広州FC(旧・広州恒大)」の運営や電気自動車(EV)の開発など事業を多角化させていた。一...中国不動産大手に過剰債務問題が深刻化市場はデフォルト懸念…9・20「Xデー」

  • 呆けのバイデン、腹黒ハリス(アンディ・チャンのアメリカ通信)

    惨憺たるアフガン総退却が終わったのが8月31日で、ニューヨークのツインタワーがテロの自爆攻撃で崩落した911の20周年記念日の式典が昨日終わったところである。アメリカはアルカイーダ、タリバン、ISISと20年も戦って「栄誉ある撤退」をするかと思ったらバイデンの総退却で「国家でもないテロ」と20年戦った相手に降参した。数千人のアメリカ国民と850億ドルの武器弾薬を置き去りにして退却したバイデンの責任は重い。アメリカ国民を置き去りにしたのは「万死に値する」罪だ。ところがバイデンは得意げにアフガン撤退を「賢明な決断だった」と述べ、あまつさえ「ノルマンディ上陸にも勝る撤退作戦だった」と自慢したのである。明らかに頭の具合がおかしい。しかも日増しに募るアフガン退却の批判を逸らすため、「大統領命令で連邦政府職員全体にワクチン...呆けのバイデン、腹黒ハリス(アンディ・チャンのアメリカ通信)

  • 「河野・石破連合」で圧勝狙う 安倍・麻生氏と亀裂も―自民党総裁選

    2021.09.15自民党の河野太郎規制改革担当相(写真左)と石破茂元幹事長(同右)自民党総裁選で、「ポスト菅」候補として世論の人気を二分してきた河野太郎規制改革担当相(58)と石破茂元幹事長(64)の「連合」が成立する可能性が出てきた。河野氏の協力要請を受けて石破氏が出馬を見送り、手を携えて党員・党友投票で圧勝を狙う。ただ、石破氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の政治路線に一貫して否定的で、河野氏と安倍、麻生両氏の間に亀裂が走ることも予想される。河野氏は13日、衆院議員会館に石破氏を訪ね、「『河野総理』が誕生したら力を貸してください」と打診。石破氏は即答を避けたが、総裁選には出馬せず、河野氏を支援する意向を固めた。河野、石破両氏は報道各社の世論調査で、「次の首相」としてトップを争う。石破氏は過去4回立...「河野・石破連合」で圧勝狙う安倍・麻生氏と亀裂も―自民党総裁選

  • コロナ禍は何かの怨霊、祟りではないのだろうか? 科学も医学も合理主義も、疫病解決に役立っていないではないか(宮崎正弘国際情勢解題)

    疫病大流行。文献的に最古の事例は崇神天皇の御代である。『古事記』は以下のごとく惨状を書いた。「この天皇(崇神)の御代に疫病多に起こりて人民死にて燼きむとしき。この天皇愁ひ嘆きたまひと神床に坐しし夜、大物主大神、御夢に顕れて曰りたまひしく、『こは我が御心ぞ。故、意富多多泥古(おほたたねこ)をもちて、我が御前に祀らしめたまはば、神の気起こらず、国安らかに平らぎなむ』とのりたまひき」(岩波文庫版112p)。疫病は崇神天皇以前にも頻繁に起きていたと考えられるが、記録としては、崇神天皇の時代が初で、しかも国民の大半が死んだとの記載があるような猖獗を極めた。神の怒りを懼れ、タケミカツジの子である「おほたたねこ」を神主として、三輪山に祈祷し、御社を造成したところ、疫病はやんだ。疫病は神々の祟りという認識が古代人には広くあった...コロナ禍は何かの怨霊、祟りではないのだろうか?科学も医学も合理主義も、疫病解決に役立っていないではないか(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 日本は帝国主義国だったのか イルカとサメは共に海に泳ぐ、形もよく似た生物ですが、まるで違った種だと学問的に見分けるのが専門の学者の仕事(国際派日本人養成講座)

    日本統治時代に八田與一が作り、台南100万人の農民を潤した東洋一の烏山頭ダム■1.日本は「遅れてやってきた帝国主義国」!?米軍がアフガニスタンから撤退すると表明した途端に、アフガニスタン軍が総崩れになり、タリバンが政権を握ってしまいました。今回の米軍撤退は、南ベトナムの崩壊を彷彿とさせます。あの時も米軍の撤退後、南ベトナム政府はあっけなく崩壊。北ベトナム軍の弾圧を恐れて、一説に30万人とも言われる人々が南シナ海に小舟でこぎ出して、多くの人々が南海の泡沫のように消えました。当時、全国の大学では左翼学生による「ベトナム戦争反対」「米帝(アメリカ帝国主義)粉砕」などと書いた立て看板がキャンパスを覆っていました。そうそう、「日帝(日本帝国主義)打倒」などという威勢のよいスローガンもありましたっけ。この「帝国主義」は、戦...日本は帝国主義国だったのかイルカとサメは共に海に泳ぐ、形もよく似た生物ですが、まるで違った種だと学問的に見分けるのが専門の学者の仕事(国際派日本人養成講座)

  • また一歩前進、アメリカの台湾代表部が「台湾」を正式名称に 台湾日本研究院が発足、「日本版『台湾関係法』を」提唱(宮崎正弘国際情勢解題)

    劇的にかわりつつある米台関係だが、バイデン大統領は一月の就任式に駐米台湾代表の粛美琴を式典に招待し、名刺には「大使」と印刷しても問題はなかった。日本もただちに台北にある事実上の大使館にあたるオフィス代表を「大使」とした。ワシントンにある事実上の台湾大使館は「駐美国台北経済文化研究処」という。9月12日、台湾外交部は、この代表機関の名称が「台湾」となったことを発表した。東京にある台湾代表部もいずれ近いうちに「駐日台湾文化経済代表処」と『台北』から「台湾」に変更されるだろう。同日、台湾では「台日アカデミー」(台湾日本研究院)が発足した。代表挨拶に立った郭国文は「いずれに日本も米国のような「台湾関係法」の法律可決を自民党に望みたい」と演説した。日本の国会議員には恥知らずの親中派が多いが、安倍、岸ラインを基軸に台湾大好...また一歩前進、アメリカの台湾代表部が「台湾」を正式名称に台湾日本研究院が発足、「日本版『台湾関係法』を」提唱(宮崎正弘国際情勢解題)

  • バイデン政権「台湾」名称使用承認か 中国側は反発、圧力強める(激突!米大統領選)

    2021.9.13ジョー・バイデン米政権が、台湾の対米代表部に相当する「台北駐米経済文化代表処」の名称を、台湾側の求めに応じて「台湾代表処」に変更することを真剣に検討していると、11日付の英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。アフガン撤退の失策など、外交的汚点が目立つバイデン政権だが、習近平国家主席率いる中国側の反発を打ち破れるのか。同紙によると、名称変更は、台湾の蔡英文政権が今年3月、米側に正式に要請した。米国家安全保障会議(NSC)でアジア政策を統括するインド太平洋調整官のカート・キャンベル氏や、国務省のアジア担当者らが支持しているという。バイデン大統領は、10月にイタリアで予定されているG20(20カ国・地域)首脳会議に合わせて米中首脳会談の実現を模索しており、これをにらみながら、大統領令への署名を最終決...バイデン政権「台湾」名称使用承認か中国側は反発、圧力強める(激突!米大統領選)

  • スマホもIC開発競争も、レアアース争奪という側面がある ミネラルリッチは皮肉にもアフガニスタンなのだ(宮崎正弘国際情勢解題)

    アフガニスタンはミネラルリッチ、オピュームリッチの国である。スマホ部品、IC基盤材料に欠かせないレアアース、現代工業の最高精度を高めるためのレアメタル。これらを血眼になって求めているのが工業覇権国だ。タリバンが支配することになったアフガニスタンは、殆どが山岳地域ゆえに鉱物資源が豊富で、銅、レアメタルに恵まれており、クロマイト、石炭、金、鉄鉱石、鉛なら基礎資源に加えて、天然ガス、石油もでる。貴石、宝石が含まれ、エメラルド、ラピスラズリ、ガーネット、ルビーなどは業者の垂涎の的となっている。とりわけ世界の産業が必要としているのはEVのための電池材料リチウムである。アフガニスタンに豊富な埋蔵がある。最大の鉱山がメイ・アイナク(「ささやかな銅の泉」という意味)鉱山だ。首都カブールの東南30キロの岩石地帯、周囲は砂漠化した...スマホもIC開発競争も、レアアース争奪という側面があるミネラルリッチは皮肉にもアフガニスタンなのだ(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 菅首相、ご苦労さまでした!(加瀬英明コラム)

    菅義偉首相が9月3日に、唐突に自民党総裁選挙に立候補しないことを発表した。昨年9月に安倍首相が辞任したあとを継いでから、1年あまりで首相官邸を去る。短命だ。菅首相は人柄がよく、前首相の官房長官として高い評価を受けていた。だが、私は菅氏が首相に就任すると口癖のように、「専門家の意見を聞いたうえで調整します」というので、首相、大統領であれ、専門家に意見を求めるのは当り前のことだし、調整は下で支える補佐役が行うことだから、不安感にかられた。また就任早々遊び人風の長男が、許認可権を持つ官庁の不法接待を繰り返していたことが露見して、息子も治められなくて、どうして国を統治できるのか、国民に気を揉ませて足を掬われた。もっとも、息子が自分と較べて不出来なほど溺愛しようから、親として許されよう。菅首相の最大の敗因はコロナだった。...菅首相、ご苦労さまでした!(加瀬英明コラム)

  • 米国、9・3兆円もの武器をアフガンに注ぎ込んで。多くがタリバンの手に 軍用車両、機関銃など武器密輸でタリバンの外貨稼ぎに(宮崎正弘国際情勢解題)

    ハンビー(高性能多機能用途装備車両)が2万2千両。MRAP(対地雷、伏撃防護装甲車)155両。小型軍用車を4・2万台。そして自動小銃が36万丁。重機関銃6万、ピストル13万丁など。対空砲、地雷、バズーカ、ゴーグル、通信設備、測定器財など付属する備品や燃料など、計り知れない軍事関係装備品が、タリバンの手にわたってしまった。アフガニスタン政府軍に注ぎ込んだ米国の武器供与は総額で850億ドル(邦貨換算で9兆3000億円)。そして育成したアフガニスタン政府軍30万人は武器とともに「闘わずして」、姿を消してしまった。祖国のために死ぬ兵士はいなかった。そのうえ米軍が援助した武器の悉くが「蒸発した」。米軍は引き揚げるときに多くの武器、車両、軍用機、通信設備などを破壊して去ったが、それは一部であり、すでにタリバンのカブール制圧...米国、9・3兆円もの武器をアフガンに注ぎ込んで。多くがタリバンの手に軍用車両、機関銃など武器密輸でタリバンの外貨稼ぎに(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 河野氏は「リベラル・左翼」…危うい 「靖国代替施設賛成」の過去 「皇位継承」尊重姿勢は総裁選への方便 麗澤大学の八木教授が緊急寄稿

    自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、国民的人気の高い河野太郎行革担当相の政治姿勢が注目されている。「女系天皇」を容認する発言をしていたうえ、靖国神社に代わる国立追悼施設建設に賛成した過去もあるからだ。最近、軌道修正したような発言もみられるが、信用できるのか。麗澤大学の八木秀次教授が緊急寄稿した。猫も杓子(しゃくし)も「保守」を称する。昨今の政界の現象だ。おのおのが「保守」を勝手に定義し、自らをその枠内に入れ、「保守」を自称する。立憲民主党の枝野幸男代表までが「保守本流」と自称する(=『枝野ビジョン』文春新書)。河野太郎氏も「保守主義者」と名乗り、「本来の保守政治」に戻すとして近著『日本を前に進める』(PHP新書)を発表した。しかし、河野氏は具体的な問題を見る限り、「保守」とは言えない。「リベラル・左翼」...河野氏は「リベラル・左翼」…危うい「靖国代替施設賛成」の過去「皇位継承」尊重姿勢は総裁選への方便麗澤大学の八木教授が緊急寄稿

  • 中国の独裁体制のなかで、珍しい論争は「共同富裕」 金儲けの神さま=関羽像を解体する動きと矛盾しているが(宮崎正弘国際情勢解題)

    湖北省刑州市の「関公義園」に巨大な関羽像がある。高さが57メートル。洪水の町として居られる刑州で、観光事業のシンボルだった。ところが中央政府の路線変更により、無駄な金遣いだったとして解体作業が始まった。9月8日現在、頭の部分が解体された。建築ならびに解体費用は合計で3億2700元(日本円で55億円)。ならば中国全土いたるところにある関羽像、関羽廟も解体される憂き目になるのか。関羽は後漢時代の将軍だが、張飛とならんで劉備を補佐した飛車角。最後まで蜀への忠誠を忘れず、戦死ののち、神格化された。なぜなら道教も儒教も、忠孝の義士として利用する価値が大いにあったからで、関帝廟が作られ、孔子に対抗して武公とも呼ばれた。髭がたいそう立派だったので、美髭公のニックネームも付いた。中国全土ばかりか関羽廟は世界のチャイナタウンにあ...中国の独裁体制のなかで、珍しい論争は「共同富裕」金儲けの神さま=関羽像を解体する動きと矛盾しているが(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 闘い止まず、日も暮れず、昨日の敵は今日の友 自民党総裁選は岸田、河野、高市の三氏に絞られた。この政争は既視感がある(宮崎正弘国際情勢解題)

    自民党の総裁選、候補者が出揃い、はやくも予想記事が花盛り、保守期待の高市議員はメディアのよって「泡沫」扱いを受けている。この一連の出来事を目撃しつつ筆者は、遠く奈良時代の政争を連想してしまった。「俺によく似ている男が居る」と異例の出世街道を驀進していた藤原仲麻呂を遠くから観察している坊主がいた。風貌とか学識、出自のことではない。世の見方、考え方。その戦術的判断力と方向性がまるでそっくりなのだ。燃えるような個人的野心が共通した。坊主の直感力は当たった。共通するふたりは突こつたる山頂を極め、そして突如、墜落した。幼くして法相宗門に入り、義淵を師と仰ぎ、サンスクリット語を学び、唯識の修業を重ねていた僧侶の名は弓削道鏡。法相宗は興福寺、薬師寺でその名を知られる。道鏡は仲麻呂より六つ上だが、仏教界の序列は厳しく、世間に名...闘い止まず、日も暮れず、昨日の敵は今日の友自民党総裁選は岸田、河野、高市の三氏に絞られた。この政争は既視感がある(宮崎正弘国際情勢解題)

  • コソボが、何でいま? 米、アフガン難民の中継基地に使用 コソボ駐留の米軍基地が難民一時収容と第三国出国の中継業務(宮崎正弘国際情勢解題)

    すっかり忘れられたミニ国家=コソボ。セルビアの自治州だったが、国際世論を背景にNATOが介入し、もぎ取った。明けてビックリ、アルバニア系のイスラムにすっかり蚕食されていた。首都プリシュティナは美観を取り戻し、立派なビルが再建されたのも、西側の援助と、海外へ散ったコソボ難民からの送金だった。コソボ独立で、もっとも裨益したのはアルバニアだった。セルビア系は逃げ出した。コソボはセルビアとの戦争の結果、(コソボはNATOの支援と米軍の空爆のお陰で独立できた)2007年に独立を承認された。だが、いまもセルビア、露西亜、中国はコソボを承認していて居ない。日本は独立承認をしたものの、2020年まで大使館業務はウィーンで代行していた。治安が悪いため安全保障はNATO軍が担当、この関係でプリシュティナに事実上の米軍基地があるのだ...コソボが、何でいま?米、アフガン難民の中継基地に使用コソボ駐留の米軍基地が難民一時収容と第三国出国の中継業務(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 社債利率が56%の恒大集団って、事実上倒産しているのでは? 保有物件投げ売り、「共同富裕」以来、中国40社が上場手続きを停止(宮崎正弘国際情勢解題)

    以前から指摘してきたが、中国不動産デベロッパー第二位の恒大集団。9月2日の社債市場で利率56%をつけた。これは事実上の倒産を意味するのではないのか。恒大集団はこの僅か四半世紀の間に不動産ブームに乗って躍進、大躍進、超飛躍を続けてきた。董事長の許家印は世界の長者番付に名前を連ねた。三年ほど前から不動産バブルの破裂に直面した。マンションの半額セールで資金回収を急いだが、下請けなど多くが工事代金支払いをもとめたため銀行が口座を凍結した(広発銀行)。資金繰りの綱渡りの最中、8月19日に事実上の「最後通牒」ともとれる通告が、中国銀行保険監督管理委員会がなされ、「経営安定の維持、債務リスクの解消」を急げとされた。恒大集団は、将来の発展性を見込んでせっかく設立し、一部は上場もさせてきた多くの子会社を片っ端から切り売りした。恒...社債利率が56%の恒大集団って、事実上倒産しているのでは?保有物件投げ売り、「共同富裕」以来、中国40社が上場手続きを停止(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機』関幸彦著(中公新書) 対馬壱岐から1289人を連れ去った刀伊(女真族)の海賊 シナの奴隷市場で売る目的、牛馬380頭も食い尽くして去った

    刀伊の入寇と冠した歴史書は、おそらく初めてではないか。歴史通でも、この事件を知っている読書人は少ない。凶暴な海賊が大挙しての襲来。この前段は新羅船の来襲事件だった。寛平六年(894)九月、新羅の海賊四十五艘が対馬に来襲した。日本側は直ちに防衛態勢を固めて海賊を撃退し、射殺三百余。敵大将三名を捕虜とした。新羅は飢饉に襲われたため国王命令で穀物と衣類を奪う目的だったことがわかった。その記憶がまだ新しかった。新羅海賊の急襲から百二十年ほど後、寛仁三年(1019年)、都は飢饉、疫病で治安が悪化し、盗賊が放火し、追いはぎも多く、京は荒れていた。藤原道長を叔父とする藤原隆家が、この時期に大宰府に赴任する。『刀伊ノモノ五十余艘、対馬島に来着、殺人、放火』の報が飛び込んできた。海賊のなかでも凶暴で獰猛、対馬と壱岐を襲い、住民を...『刀伊の入寇平安時代、最大の対外危機』関幸彦著(中公新書)対馬壱岐から1289人を連れ去った刀伊(女真族)の海賊シナの奴隷市場で売る目的、牛馬380頭も食い尽くして去った

  • 「共同富裕」って、「第二の文化大革命」では? 富裕層は戦々恐々。貧困層はバンザイ、「これで寝て暮らせる」(宮崎正弘国際情勢解題)

    「殺富裕、殺電玩、殺明星」が新しいキャッチフレーズ。昨秋来、中国の或る有名な学者が唱えていた「第三次分配」(富裕層の自主的な社会還元)という概念が、「共同富裕」という政策提言となって具体化してきた。中国の歪つな社会構造、富の偏在という難題の要は、1%の富裕層が国全体のGDPの三分の一と占める(ジニ指数63)という異常な貧富格差だ。絶望的になった若者の生き方は「寝そべり族」である。幾ら努力してもたいした将来が期待できる筈もなく、それならノンベンだらりと、努力もしないで生きていこうや、と虚無的ですらある。庶民の不満は果てしない富裕層の貪欲な資本主義的生き方であり、毛沢東時代が懐かしいのは、「皆が平均して貧乏だった」から不公平感はなかった。それを習近平は、今度は「皆が豊かに」と言い出したのだから、鬱憤を晴らすには丁度...「共同富裕」って、「第二の文化大革命」では?富裕層は戦々恐々。貧困層はバンザイ、「これで寝て暮らせる」(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 【有本香の以読制毒】コロナに効果、ノーベル賞・大村博士の「イベルメクチン」に期待 菅首相は治療薬探しに注力を 北里柴三郎は伝染病に苦しむ日本を救った

    1日、2024年から流通される新しい1万円札の印刷が始まった。新1万円札に描かれているのは、明治から昭和にかけて実業家として活躍した「近代日本経済の父」、渋沢栄一である。同時期に流通される予定の5000円札には、津田塾大学の創始者である津田梅子、1000円札には「日本の細菌学の父」、北里柴三郎の肖像画が採用されている。3人の偉人のうち、いま筆者が最も関心を寄せる人物は北里である。嘉永5(1853)年、江戸時代の熊本に生まれながら、留学先のドイツで破傷風免疫体を発見。さらに後年、香港でペスト菌を発見するという、ノーベル賞級の大業績を複数残した人物だ。実際、ドイツでの研究成果によって、北里は第1回ノーベル生理学医学賞(1901年)の候補となるが、受賞したのは共同研究者のエミール・ベーリングのみであった。現代なら当然...【有本香の以読制毒】コロナに効果、ノーベル賞・大村博士の「イベルメクチン」に期待菅首相は治療薬探しに注力を北里柴三郎は伝染病に苦しむ日本を救った

  • 『日本人の祖先は縄文人だった』長浜浩明著(展転社) アイヌが『先住民』というのはまったくの嘘である 侵入者をやさしく保護した日本、文化を融合させてアイヌは日本人になった

    古代史を建築工学的な科学的数式の視点から独自に説き起こし、古代史解釈に新しい地平を開拓する長浜氏の最新作である。しかし原日本人が縄文人だったことは自明の理であり、いまさら題名につけられてもねぇと思ったのだが、題名の印象と中味は違った。本書の内容はもっと人類史を原人の時代まで遡り、考証材料はDNA、ミトコンドリア、ゲノム解析。うーん、こうなると古代史学者は手が出ない世界だ。評者(宮崎)も不得手の世界で、このあたりの詳細は本書に当たっていただきたい。しかし、注目点が夥しい。第一に長浜氏は縄文人は南方から来たのであって、次々と関東から東北、そして北海道へ到ったとする。従来から言われていた縄文人の起源は北のシベリアルートと、南の島々からやって来た南洋の海洋民族が合流したとする説を覆している。添えられた古代の地図を見れば...『日本人の祖先は縄文人だった』長浜浩明著(展転社)アイヌが『先住民』というのはまったくの嘘である侵入者をやさしく保護した日本、文化を融合させてアイヌは日本人になった

  • 菅首相、突然の辞任は予想されていた 横浜市長選敗北で孤立感、二階とともに政権を去るもよし(宮崎正弘国際情勢解題)

    高市皇子は壬申の乱で天武天皇の勝利を導いた立役者である。大海人皇子(後の天武天皇)の長男で、大和国高市郡にて育った。日本史を揺るがせた壬申の乱が勃発したとき、高市皇子は近江大津京にいたが、すぐに行動を起こし、伊賀で父親の軍と合流した。天武天皇の陣には尾張氏ら有力な豪族が味方し不破関を占拠、各地に増員命令を出した。天武天皇は現在の四日市市郊外の高台に陣を敷いた。高市皇子は合流する豪族の軍隊を掌握し、大海に攻め込む手筈を整える。劣勢を知った大友皇子(弘文天皇)は自ら果てた。極めて短時日裡に壬申の乱は天武天皇の勝利となった。西国の豪族が近江に合流しなかったのは防人任務の疲れと財政逼迫と言われたが、隠れた要素は大友皇子の出自(采女と天智天皇の間に生まれた)と言われる。天武天皇薨去後、皇后の持統が称制を経て即位した。序列...菅首相、突然の辞任は予想されていた横浜市長選敗北で孤立感、二階とともに政権を去るもよし(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『なぜ日本は中国のカモなのか』石平・李相哲共著(産経新聞出版) 「儒教を独尊儒学術で支配的イデオロギーに作り直した中国」(石平) 「(儒学は)人を奴隷にするための教えです」と李相哲教授

    この本を読み終えて、評者(宮崎)が最初に連想したのは、韓国版『諸君!』といわれた保守系の月刊誌を主宰していたイドヒュン氏の「日本体験」談だった。イドヒュンは日本特派員もされた経験があり、日本語は流暢だった。先年、亡くなったが韓国の保守論壇で影響力の強い論客でもあった。或る年、ソウルで氏が主催する「日韓シンポジウム」に高坂正堯氏と評者がパネリストで招かれた。日本特派員時代の話のなかで強烈な記憶は次の逸話だった。福田赳夫首相の談話を貰うため約束の朝、住所を尋ねながら、あちこちをウロウロ。どうしても福田首相邸を発見できず、交番で聞いた。なんと日本の首相の家は、韓国でいえば「しもた屋」。隣のアパートは洗濯物を干していた。最初、信じられなかったという。日本の権力者がなぜ、こんな粗末な家に住んでいるのか?石平氏は感嘆を籠め...『なぜ日本は中国のカモなのか』石平・李相哲共著(産経新聞出版)「儒教を独尊儒学術で支配的イデオロギーに作り直した中国」(石平)「(儒学は)人を奴隷にするための教えです」と李相哲教授

  • 習近平「小規模な起業発展を求めて、新株式市場を創設する」 簡単に上場できるシステムを作れば詐欺が横行するのでは?(宮崎正弘国際情勢解題)

    「共同富裕」が習近平のスローガンに置き換わった。飛び上がって驚いた中国の富裕層、とくに有名財閥は寄付の競争を始めた。アリババが1000億元を寄付、テンセントが500億元。まるで脅迫されたかのように、習近平へのおべっか行為を始めたのだ。これは「寝ながら族」をたたき起こすという目的が含まれているようだが、はたして閉塞状況を打破できるか、或いは逆効果となるのではないか。習近平は全人代の基調演説で「6億人いた貧困層をなくした。中国共産党の手柄である」と現実とは完全に遊離したことを言ってのけたが、民衆の反応と言えば、三人までの子供をOKとしても、出生率減少、人口老齢化に拍車がかかった。習近平は9月2日、「小規模な起業発展を求めて、新株式市場を創設する」と貿易サービス展覧会で基調演説をしたなかで、言及した。簡単に上場できる...習近平「小規模な起業発展を求めて、新株式市場を創設する」簡単に上場できるシステムを作れば詐欺が横行するのでは?(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『祖国の英雄を売国奴と断罪する哀れな韓国人』金文学著(ビジネス社) 韓国の近代化、漢江の奇跡は日本の支援で成り立った 朴正煕ら、韓国が糾弾して止まない「親日分子」こそ救国の英雄である

    近代史の見方がひっくり返る。奉天(瀋陽)生まれで在中韓国人だった著者の金文学氏(日本に帰化)は勇気を持って、近代史の真実を語ってくれる。韓国の一方的な歴史観の裏返し、韓国の反日プロパガンダへの挑戦状でもある。しかしこのような、貴重な歴史証言を綴った重要な本が、すっかり左傾化した日本でどれだけ受け入れられるか。或いは韓国で翻訳がなされることはあるのだろうか。朴正煕は、韓国を救った英雄である。ほかにも本書が取り上げるのは、金容九ら、韓国左翼が『売国奴』として批判する人々である。かれらこそ愛国者で、韓国の英雄であると金文学氏は歴史的な資料、証拠とともに真実を語り「正論」を述べる。韓国へ行くと安重根というテロリストを気味悪いほど高く英雄に祭り上げている。安は貴族階級の知識人で、両斑を廃止した伊藤博文を逆恨みして哈爾浜駅...『祖国の英雄を売国奴と断罪する哀れな韓国人』金文学著(ビジネス社)韓国の近代化、漢江の奇跡は日本の支援で成り立った朴正煕ら、韓国が糾弾して止まない「親日分子」こそ救国の英雄である

  • タリバン連立政権、まもなく閣僚名簿発表し、発足へ 米国、タジキスタン国境警備強化に協力、インドでは反イスラム運動(宮崎正弘国際情勢解題)

    パキスタンのクレシ外相は、「近くタリバン政権が閣僚名簿を発表するだろう」と予測し、アクンザダ師が最高指導者として位置づける筈だと語った。米国軍はアフガニスタンを去ったが、アメリカ人は数十から数百人がまだアフガニスタンに滞在しているらしい。げんにアメリカ人記者はカブールに留まり、状況を映像で伝えている。米国が警戒しているのは、置き去りにしてきた最新兵器ならび、アフガニスタン政府軍に梃子入れし供与してきたアメリカ製の武器が、タリバンに渡ったことだ。退去前に飛行場倉庫にあったヘリコプターなど多くを破壊してきたが、政府軍の腐敗や局地戦の敗戦で、機関銃から夜間ゴーグル、特殊戦闘服、軍靴に至るまで横取りされた。その最新鋭の装備で、タリバン特殊部隊が現れた。インドではイスラムのマイノリティ集落で、ヒンズー教原理主義過激派の襲...タリバン連立政権、まもなく閣僚名簿発表し、発足へ米国、タジキスタン国境警備強化に協力、インドでは反イスラム運動(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『アメリカ解体』島田洋一著(ビジネス社) アメリカは保守派と進歩派の内戦状態 もはや日本を守る気はなく、中国との戦争では日本を前面に立たせるだろう

    「リベラル」という言葉はアメリカでは死語に近く、「無責任な綺麗ごとをいう左翼まがいと侮蔑的ニュアンス」がある。そこで左翼連中は自らを「進歩派」と呼び変えた。日本にもシンポテキ文化人が夥しくいたが、面妖な、国家破壊を好む連中が、しかし困ったことに主要メディアを支配しているのだ。これは日米共通である。「アメリカの朝日新聞」と言われるほどに低級に堕落したニューヨークタイムズに関しては、日本のインテリも気付き始めた。問題はワシントンポストである。このイエローペーパーを買収したのはベゾスだ。ペゾスは「従業員を搾取する悪徳資本家が進歩的仮面をかぶるための偽装的装置に過ぎないとして、しばしば極左の攻撃対象となってきた」(22p)という。ペゾスにはたしかにそうした側面があるし、自己顕示欲で反トランプを熱演するハリウッドスターた...『アメリカ解体』島田洋一著(ビジネス社)アメリカは保守派と進歩派の内戦状態もはや日本を守る気はなく、中国との戦争では日本を前面に立たせるだろう

  • アフガン空軍機、46機がウズベキスタンへ逃亡 家族を含め数百人。空軍パイロットはタリバンが憎む敵だった(宮崎正弘国際情勢解題)

    カブール政権崩壊の翌日だったらしい。アフガニスタン空軍のヘリコプター46機が家族や友人、同僚を乗せてウズベキスタンへ逃亡、そのうちの一機は撃墜された(ロシアの報道)。アフガニスタン空軍はタリバンがもっとも懼れ、また敵視してきたため、パイロットと分かれば殺される恐怖感があった。タリバンは空軍を保有せず、ろかくした航空機も飛ばせない。イランでホメイニ革命が起きたとき、イラン空軍がほこった最新鋭ジェット戦闘機、およそ100機(F15が主力だった)が、そのまま飛行場に曝され、廃棄された。ウズベキスタン政府は8月30日、アフガン空軍のヘリコプターが飛来し、数百の逃亡者がいることを初めて認めた。そのうえで、米国に善処を要請したことが分かった。ウズベキスタンは世俗イスラムでタリバンのイスラム原理主義を警戒しているが、カブール...アフガン空軍機、46機がウズベキスタンへ逃亡家族を含め数百人。空軍パイロットはタリバンが憎む敵だった(宮崎正弘国際情勢解題)

  • 『日韓「歴史認識問題」の40年』西岡力著(草思社) いったい誰々が元凶で、なぜ日韓はこうまで歪んだのか 従軍慰安婦、戦時労働者、強制労働など、誰がでっち上げたのだ

    基本的な歴史の法則から言えば、隣国関係ほど難しいものはない。独仏関係は、その典型。アジアにおいてはインドとパキスタン、あるいは日本と中国。その亜流が日韓関係だろう。日韓両国の意見は殆どが合致しない。尤も主権国家同士が外交、安全保障、教育などで同じ意見ということは古今東西あり得ないが、北東アジアの安全保障ならびに政治環境から言えば、共産主義、全体主義のリスクがあるのに、仲が悪いという事態は面妖な現象とも言える。政治環境が暗礁に乗り上げ、日本が滅茶苦茶に悪く言われると、どこの国が裨益するのか?思想的な溝はあるが、それならば日韓両国はナショナリズムが衝突しあっているのか。ナショナリズムは、韓国では政治的キャンペーンの手段だからポピュリズム政治に陥ると政治家が利用する。しかし一過性のもので、ナショナリズム(国権主義)は...『日韓「歴史認識問題」の40年』西岡力著(草思社)いったい誰々が元凶で、なぜ日韓はこうまで歪んだのか従軍慰安婦、戦時労働者、強制労働など、誰がでっち上げたのだ

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