「キネマの神様」原田マハ著2011年文春文庫発行これはこれは!久しぶりにワクワクする物語に出逢ったキモチ。後半は滂沱の涙を流しながら一気にエンドロールへ。(本だけど笑)家で読んで良かったわ〜。なんだろ、知ってる人たちみたいに思えてきて勝手に凄い臨場感に包まれてしまった。映画を愛する人たちばかりが出てくるこの物語。映画好きだった父がこの物語のゴウちゃんに被る…。そして同じくヘップバーンがすきだったわたしの母。振り回されっぱなしだったところまで似ている。新社会人になったばかりの1980年代の終盤頃、仕事帰りに足繁く通った銀座文化劇場。古き良きたくさんの名画を銀幕で観ることができたのはあの銀座文化のお陰。往年の映画ファンに混じってハタチそこそこの私も昔の映画にすっかりハマっていた。2週間毎に名画が入れ替わるので...「キネマの神様」原田マハ著