比肩と自分
「東洋の哲人」安岡正篤先生の言葉にこの様な内容がありました。「自分」というものは良い言葉である。ある物が独自に存在すると同時に、また全体の部分として存在する、自分の自の方は独自に存在する、自分の分の方は全体の部分である。この円満無碍(むげ)なる一致を表現して「自分」という。われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、実は自己自私を恣(ほし)いままにしている。そこにあらゆる矛盾や罪悪が生ずる。深い内容だと思います…。簡単に言いますと、本来の「自分」とは、「独自」に存在すると同時に全体の「部分」として存在するものという事ですね…。世界を一つの人間の身体として考えれば、人間の身体は様々なパーツで出来ています。頭もあれば、胴体もあるし、手や足もあります。それぞ...比肩と自分
2023/01/27 19:35