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2014/11/17

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  • 12.足立健司さんの文化財保存活動 【長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」】

    今回は前回の『山水図襖』に続き、長谷川等伯の人生をたどります。等伯52歳のとき、等伯が手がけるはずだった仙洞御所対屋(たいのや)の障壁画制作の仕事が、狩野派の圧力によって阻止されるというできごとがありました。仙洞御所ほどなくして狩野永徳が48歳で死去。すると

  • 12.足立健司さんの文化財保存活動 【圓徳院 長谷川等伯筆 重要文化財「山水図襖」】

    能登の戦国大名・畠山氏の家臣の子として生まれた長谷川等伯。息子・久蔵を連れ、絵師をめざして石川県・七尾から上洛したのは30歳を過ぎてからのことでした。「人生40年」だった当時を思えば、かなり思い切った決断と言えましょう。一時狩野派で学ぶも、様々な画派や中国絵

  • 11.足立健司さんの文化財保存活動 【パリ・プチパレ美術館「相国寺・金閣・銀閣名宝展」】

    京都市が初めて海外姉妹都市盟約を結んだのは、フランス・パリ市です。その50周年を記念して、2008年、パリ市立プチパレ美術館で、2カ月に渡る『相国寺・金閣・銀閣寺展』が開催されました。出品数は、国宝、重要文化財を含む全79作品。円山応挙『牡丹孔雀図』(重要文化財)

  • 10.足立健司さんの文化財保存活動 【国宝「風神雷神図」】

    風神雷神は、仏教美術として古くから好んで描かれ、日本でも数多くの絵師がこの題材に挑戦してきました。風神雷神像 三十三間堂中でも俵屋宗達の『風神雷神図』は、最高傑作として世界的に知られています。俵屋宗達筆『風神雷神図』2008年の洞爺湖サミットでは、会場に複製

  • 9.足立健司さんの文化財保存活動 【重文「建仁寺方丈障壁画」】

    2014年は、京都最初の禅寺・建仁寺を開山した栄西禅師の800年遠忌にあたります。栄西禅師は28歳と47歳で宋に学びました。念願だった禅寺を開いたのは、齢60を過ぎた1202年。以来、建仁寺は京都最初の禅寺として繁栄しましたが、応仁の乱により荒廃。ついには寺の堂舎や塔頭の

  • 8.足立健司さんの文化財保存活動 【囲碁図(琴棋書画図のうち)】

    臨済宗妙心寺の境外塔頭寺院・龍安寺の石庭といえば、枯山水の傑作として知られています。広さは幅25m、奥行10m。一面に敷き詰められた白砂に、大小15個の石が一分の隙もない均衡で配されたこの小さな庭は、禅の美を極めた空間といえるでしょう。 その庭を望む方丈に、かつて

  • 7.足立健司さんの文化財保存活動 【八橋図屏風】

    メトロポリタン美術館所蔵の『八橋図屏風』(尾形光琳筆)。全面に咲き乱れる燕子花(カキツバタ)と、それを横切るように大胆に配された意匠的な橋が印象的です。この作品は、『伊勢物語』(平安時代初期)の『八橋』をモチーフとして描かれました。光琳50代半ばの作品と言

  • 6.足立健司さんの文化財保存活動 【老梅図襖】 (後編)

    常田さんがその消息を知ったのは昭和62年。「メトロポリタン美術館に日本館が完成した」という新聞記事で、偶然『老梅図襖』の写真を目にしたのです。 翌年、常田さん夫妻はメトロポリタン美術館を訪問、懐かしい『老梅図襖』と無事再会を果たされました。 平成25年、京

  • 5.足立健司さんの文化財保存活動 【老梅図襖】 (前編)

    臨済宗妙心寺派大本山妙心寺。 塔頭・天祥院には、狩野山雪が描いた『老梅図襖』の高精細複製があります。 山雪といえば、水平や垂直、二等辺三角形を強調した、幾何学的でインパクトの強い構図が特徴です。『老梅図襖』も、上へ下へと曲がりくねる老梅が、猛り狂う大蛇のよ

  • 4.足立健司さんの文化財保存活動 【聚光院・国宝障壁画】 (後半)

    複製は限りなくオリジナルに近く、リプレイスしても建造物の品格を落とさない。一方で、オリジナルは天災や人災、劣化から守られ、後世まで大切に保管することができる。 こんなすばらしい事業はないと思いきや、意外にも、当初は文化庁がこのプロジェクトに反対したそうで

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足立健司さんとめぐる古都美術
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