2010年横浜→海士町へ。そして2019年、 フランス・リヨンへ。 グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。
下川町を出て目指すは帯広。南に下りながら大雪山を横目に十勝連峰を超え、4時間のドライブ。初夏の北海道は本当に気持ちが良く、自転車のツーリストを結構見かけた。一人の旅もいいけれど、家族の旅もいい。今日のテーマは海士町に移住した当初の隣人「西上さん」ご夫妻にお会いすること。田舎の暮らしに憧れをもって来た私たちにいろんな人を紹介してくれたり、「田んぼ」を一緒にやったりみかんの収穫をさせてくれたり。温かく迎え入れてくれたことで海士町にうまく馴染めたのでした。数年ぶりの再会にちょっとドキドキしながら、お会いしたらお互いに「変わらないねぇ」となる。いろーんなことを話しながら、人生の先輩からいくつかの言葉をもらった。ありがたや。そのあとは、西上さんに教えてもらった400mのベンチがあるという緑ヶ丘公園に。ここも広い森の中にい...北海道day7下川町→帯広
今日のおかずはムツ。この魚は脂があって塩焼きとか煮つけが美味しい。結構鋭い歯を持っている。ちなみに、ムツ科の仲間はクロムツとムツ。アカムツ(のどぐろ)は名前が近いけどホタルジャコ科の魚。どうでもいいか。この日は塩焼きでいただきました。最近、長男(5歳)が魚1匹を「自分で」ほぐして食べたいというので塩焼きの機会が増えている。もう一つの理由として、ポルトガルで食べたイワシの塩焼きが忘れられなくてある実験をしているのだ。新鮮なイワシにどさっと塩を振って炭火のグリルで焼いただけのイワシが最高に美味しかった。フランスの内陸部にいて新鮮な魚料理に飢えていたから、というのもあると思うけどそれ以上に何かある。そうだ、岩塩だ。そう思い立ち、ここしばらくレンコダイ、アジなど塩焼きで食べる際には岩塩をガリガリっとかけて焼いている。今...脂のある魚の塩焼きに岩塩を使うと旨い
フランスで毎日ワインを飲むという夢のような生活から離れて早くも3か月になろうとしている。以前書いたような経緯から、日本ワインを意識して飲んでいます。結論から言うと、今のところ全くと言っていいほどピンと来ていないのだけれど。いつ訪れるともしれない歓喜の瞬間に向けて、平凡な日常を記録しておくべく感想など。キスヴィンワイナリー(KISVINWINERY)シラーロゼ2018星:なしフランスでロゼの美味しさに目覚めてそのテンションで向かっていったのだが・・・マザーロックワインズコゲルボスシュナン・ブラン2017★以前これの2014年を飲んだとき、今まで飲んだ白で一番好き!と思ったのになぁ。実は最初に届いたのがほぼ酢のような味わいで、これはさすがにおかしいと思って相談したところ、もう一本送ってくれたのでした。2本目はちゃん...第一回日本ワイン探求
キンニャモニャセンターの直売所「しゃん山」に今年も落花生が出始めました。海士に来て何年目だったか、初めて生の落花生を塩茹でして食べた時の感動は忘れられません。もちろん、炒って食べるのも最高に美味しいですよね。過去記事:ソルトピーナッツきっと国内の有名な産地である千葉県ではみんな知ってる幸せなんだろうな。ちょうど収穫の時期に台風の被害があって大変な苦労をされていることでしょう。まずは少しでも早い電機の復旧を祈っています。過去記事では「来年は作るぞ!」なんて書いてありますが、適当なもんで一回も作ったことありません。それでもこうして直売所に出荷してくださる人が居たり、昨年は友人からいただいたりして、毎年一度は口にしています。ありがたや。海士町の食材:落花生
ヒメという魚をご存じだろうか。海士町ではレンコ鯛の延縄(はえなわ)漁で時々混獲されます。とはいえ、数も少ないし今まで食べたことなかったのです。この日は小ぶりのサイズながら8匹あったので漁師さんに食べ方を聞いてみると、開いてフライにすれば小骨も気にならず美味しいとのこと。こちらがヒメ。分類上はエソの仲間に当たるみたいで、小骨が多いのも一緒だな。並べてみるとかわいい目をしています。鱗もはげず、新鮮な魚体。どうして食べてくれようか。調べてみると、エソ同様に練り物にすると美味しいとの情報があったのでさつま揚げにすることにしました。せっせと頭を落とし、3枚に。そこから皮を引いてミキサーへ。参考にしたWEBには、調味料として「塩3%、みりん6%、砂糖8%を加える」とあるが、いくら何でも甘すぎるだろうと判断。砂糖も3%にして...ヒメのさつま揚げはクソ旨い
下川町3日目。この日は車で1時間ほどの北にいった町、雄武町にいる仲間に急遽会いに行くことになりました。雄武町に着いたら、まずその寒さにびっくり!下川町を出た時は26℃。たった1時間のドライブで車のドアを開けるとそこは14℃。半ズボンだった息子たちは、駐車場にいたおじさんに「寒くねーのか。」とつぶやかれてしまいました。訪ねてきた遠藤さんは雄武町の町会議員として頑張っておられます。もともとはOCEANチャレンジという漁業の起業家育成プログラムの同期で、ペアになって自分の人生を深く掘り下げる辛い作業を共にした仲間です。まずは町内の人気食堂でラーメンを食べながら近況報告。わかめと塩味のスープ、ホタテが北海道気分を盛り上げます。そこから雄武町を案内いただき、ずっと遠藤さんが言っていた「オホーツク」のことが少し実感として分...北海道day6下川町→雄武町→興部→下川町
下川町2日目。この日は朝からまちおこしセンター「コモレビ」という地元の木材をふんだんに使ったとても素敵な場所で役場の方に下川町の取り組みについてご案内いただきました。そのあといろんな現場へ連れて行ってもらいました。下川町は移住してくる方も多く、暮らしの情報がとても充実した資料がたくさん!下川町は総面積の88%が森林であり、基幹産業は林業および林産業。その森林資源を余すことなく使うさまざまな取り組みがされています。1本の原木から木材や木炭、オガコから木酢液、アロマオイルなどをつくって循環型森林経営をしています。そして持続可能な再生エネルギー社会を目指すために核となるのが「木質バイオマスボイラー」です。平成16年から導入が始まり、いまでは11基が稼働。公共施設の熱需要の64.1%がこれにより賄われているんだそうです...北海道day5下川町
魚を仕入れに知々井の定置網に行ったら、見たことない魚が。これって、確かツバメウオ?みんな「見たことない魚」には手を出したがらないので、即ゲット!家に帰って調べてみると、どうやら幼魚のうちはヒレが長く、成魚になると体が大きくなるので全体的に丸みを帯びたシルエットに変わってくるらしい。どおりで図鑑の写真となんか違うわけだ。全体の中では可食部が少ない。ヒラメのようにエンガワの肉が発達していますね。WEBによると、強い臭気を発する個体もいるとのことですが、今のところ大丈夫そう。綺麗な白身というよりは、ヒラマサやシマアジに似た身の色。甘みがあり、適度に脂もあり普通に美味しいぞ。エンガワは多少プリプリしてるけど味については特筆すべきところはないようである。かなり大きくなるらしいので、今度は成魚を食べてみたいな。ごちそうさま...ツバメウオの刺身
久しぶりにおかず釣りに宇受賀の堤防に行ってみた。本命は鯵。4人分釣れたら塩焼きにでもしようと、夕方1時間一本勝負。底から攻めるとあたり。あれ、アオハタの幼魚だ。海士ではキガナと呼ぶ魚ですね。次もアオハタ同サイズ。この付近に産卵場所があったのかな。リリースします。次はフエフキダイの幼魚。あらー、こいつは鰓から出血してしまった。大事にいただこう。さらに、この魚はなんだろう?な幼魚。口を見るとハナフエフキの幼魚かな。体の細さと鱗の感じはスジミゾイサキかな。誰かおしえてください。なんか釣れたことない魚ばっかりでへんな海だなぁと思った夏の終わりでした。リリースできなかったフエフキダイは、煮つけでいただきました。ごちそうさまでした。おかず釣りin宇受賀の堤防幼魚ばっかり釣れる1日
フランス、ペルーサンにある酒蔵「LesLarmsduLevant」の杜氏、田中光平さんのお宅で体験した温度帯を変えたお酒の味わい方に魅せられて、自宅燗酒セットを購入しました。大好きなお酒、滋賀県にある冨田酒造の七本鎗で試してみよう。これは初めて飲む「蔵付天然酵母」で醸したお酒。色が少しついたお酒。まずは常温から、だんだん温めて上燗(45℃)まで。常温がいちばん香りとキレのバランスがいいと思って、今度は冷やして花冷え(10℃)まで。つまみはしいしびのゲソ。しいしびは、イカの一夜干しのこと。わたしはゲソの方が好きです。いろいろ試した結果、このお酒は常温で飲むのが一番おいしいと判明しました。自分の身体を通じてお酒を造った人の考えてることとかを想像するのって面白い。いつか答え合わせができるといいな。秋の夜長にお勧めです...七本鎗純米吟醸蔵付天然酵母の適温は常温
海士町で暮らしていて、そしていろんな土地を見てきて、本当に食が豊かな島だと実感しています。この島を訪れる人たちが情報を探すときに役に立てればいいなと思って地元の食情報を書いておくことにしました。思い立ったときに、ボチボチやっていきます。第一回は、ムラーさんの卵。ムラーさんは宇受賀という地区でオーガニックファームを経営しています。その入り口にあるのがこの卵の自販機。中に卵と料金箱が入っています。平飼いたまご6個300円10個500円少しずつ開墾しながら年々畑は広がり、ここで採れた季節の野菜は菱浦港の農産物直売所「しゃん山」や地元の商店などでも販売されています。季節によってはこんな素敵なデコレーションがされていることもあって、遊びゴコロがいっぱい。おまけのお菓子が入っていたことも!卵はいろんな色がありますね。この写...ムラーさんの卵
いよいよ天売島を離れる朝。いままで何回も船の見送りはしてきたけど、見送られるのは初めてかな。忙しいのに最後までありがとうございました!次は海士町に来てね!多分しばらく来ないと思うけど、次来るときは50歳にはなってるかな。羽幌につき、まずは洗濯。コインランドリーは長期旅行の最重要インフラですね。待ち時間に「北海道海鳥センター」によって天売島で見てきたことを復習。よく磯で遊ぶ我が家の子供たちは、マイクロプラスチック問題も身近に感じてくれたようです。洗濯乾燥が終わり、そこからひたすら車を走らせること3時間。朱鞠内湖と名寄を通るルートを選択したのですがほとんど人気のない山道に入ってしまい、タイミングを逃して昼食は抜きに・・・午後3時ごろ、次の目的地である下川町に到着しました。この日は「森ジャム」という下川町のイベントが...北海道day4天売島→下川町
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