連合の第4回集計によると平均賃金方式で賃金の引き上げを決定した組合は加重平均で5.2%の引き上げとなった。昨年の同時期の賃金引き上げ3.69%に比べると大幅な賃金改善となった。このブログで年末より今年の春闘は5%以上の賃上げが予想されると書いたがほぼその方向になっている。いつもだと集計の回数が増えると賃上げ率が下がるが今年はその傾向がない。その要因は岸田首相がリーダーシップを取り財界もそれに乗った結果だ。政府が大きな影響力を発揮したわけだが最低賃金こそその影響力を発揮すべきだろう。最低賃金は昨年歴史的な物価高を受けて全国加重平均が1004円と政府が目標としてきた1000円を超えた。岸田首相は2030年代半ばに1500円を目指すと表明しているが円安もあり欧米の最低賃金は1700円~2000円程度になっている...賃上げの焦点は最低賃金へ