立春大吉 ~節分も無事に過ぎて~
鬼は外!福は内!昔は節分の日の午後には近所からつぎつぎと豆を撒く声が聞こえてきたものでした。わが家でも父が先頭を切って木の升(ます)を持ち、店先から居間、台所、トイレ、と順にまわって豆を威勢よく撒いたものでした。そのあとはお約束の「年の数」の豆を食べる。母が台所で炒った大豆を居間に持ってきて、お炬燵の上でわたしたち姉妹の手のひらに乗せてくれます。すこし皮の破れた入り豆はほどよく香ばしく、お味そのものよりなにか神々しい食べ物のように押し頂いて、ひとつぶひとつぶくちにいれたものでした。コロナの流行で、神社や寺で行っていた豆撒きの行事も、ほどんどのところで中止されたまま、(渋谷区東の福昌寺さんでも、やはり今年も行われませんでした。)なにかさびしく、物足りない気がします。さて、きのうの節分のお話が長くなりましたが...立春大吉~節分も無事に過ぎて~
2023/02/04 22:43