初夏の花のイメージが強いグラジオラスですが、実は春咲きの品種も存在します。その中でも「グラジオラス・トリスティス」は、夕方から甘い芳香を漂わせる珍しい品種です。トリスティスの花色は、黄色やオレンジ、ピンクなど鮮やかで可愛らしいものばかり。花弁には緑色の筋が入っており、野性的な魅力も持ち合わせています。夕方から香る芳香は、夜行性の昆虫を誘うためと言われています。甘い香りに誘われて昆虫が近づくと、花粉を運んでもらうという仕組みです。トリスティスは、日当たりと水はけの良い場所で育てれば、初心者でも簡単に栽培できます。球根を秋に植え付け、春に花を楽しめます。春に咲くグラジオラス「トリスティス」を育てて、夕方から香る芳香を体感してみてはいかがでしょうか?散歩で見かける草木花の雑学図鑑金田洋一郎実業之日本社週刊花百科...【注目!】春に咲くグラジオラス「トリスティス」!夕方から香る芳香の秘密とは…!?