つげ義春の1コマ 「窓の手」
わたしが敬愛する漫画家、つげ義春先生。つげ先生の作品には短編が多い。それなりに私は読んできてるつもりだ。つげ先生の短編の中には、1作1作の細かいストーリーはおぼろげなのに、その作品中の1コマがやたら心に残ってる作品が多い。わたしの個人的な印象としては、漫画家つげ先生は、究極の「印象派漫画家」なのだ。ともかく、印象的な1コマが多い。これまでこのブログでは、つげ作品の「夜が掴む」「ケンセンカン主人」「池袋百点会」「長八の宿」「ねじ式」「初茸狩り」なとの他、先生の旅イラストなどを取り上げてきた。今回取り上げる作品は「窓の手」。設定そのものか面白いのだが、この作品の中にも個人的に特に印象的だった1コマはあった。つげ作品には、多くの作品で印象的なコマは何箇所もあるのだが、この「窓の手」もそうだ。だが、中でも特に心に...つげ義春の1コマ「窓の手」
2025/03/30 18:47