ソ連を崩壊に導いたゴルバチョフ氏死去。一時代を画した英才!
ゴルバチョフ氏は、ソ連が米国と並んで二大大国の時代だった1990年代に、ソ連の最高指導者である大統領に就任、共産党政治を民主的政治に舵を切った人物である。国内では旧来の共産党を中心に批判が強かったが、生来の知恵と人なつこい笑顔で、ペレストロイカ(立て直し)を推進した。そして、米国など西側の指導者とひんぱんに会談し、東西冷戦の解消に尽力した。ゴルバチョフ氏は1991年8月の保守派クーデターで失脚したが、その後も欧米の国家首脳らと会い、新生ロシアのアピールに務めた。筆者はクーデター直前にモスクワ特派員になったが、ソ連は解体され、ゴルバチョフ氏を引き継いだエリツィン氏がロシア初代大大統領に就任、ゴルバチョフ時代は終わった。しかし、その後もゴルバチョフ氏は記者会見などに出席、新路線のアピールに尽力した。会見などで...ソ連を崩壊に導いたゴルバチョフ氏死去。一時代を画した英才!
2022/08/31 08:19