ウクライナ大統領、政権内部の引き締めに窮余の一策?
ロシア軍がウクライナへの侵攻を開始してからまもなく5カ月目に入るが、主戦場のドンバス地域ではロシア系住民が多い上、ロシア側が重要なポストを抑えているため、ウクライナ側は思うように制圧できず、難航している。こうした状況下で、ウクライナのゼレンスキー大統領は7月17日、同国の検察庁と情報機関(保安局)のトップを更迭する人事を発表した。更迭されたのは、ウクライナ検察庁のトップであるベネディクトワ検事総長と、保安局のバカノフ長官の2人。その理由としてゼレンスキー大統領は、ロシア軍に制圧された東部ハリコフ州や南部へルソン州で、今も検察と内務局の職員らが職務を続けていることを「ロシアへの協力」とみなし、国家反逆罪として、それぞれのトップに責任を取らせた形。この背景には、ロシアは自分たちが制圧した地域に親露的な「軍民行...ウクライナ大統領、政権内部の引き締めに窮余の一策?
2022/07/19 09:55