Live : Cookin' With Blue Note At Montreux / Donald Byrd Blue Note '22 1973年6月29日から7月15日にかけて開催されたこの年のモントルー・ジャズ・フェスティバル。そのうち、7月5日のステージには、当時ブルー・ノートに在籍していたアーティストが多く出演しており、
Live : Cookin' With Blue Note At Montreux / Donald Byrd
Live : Cookin' With Blue Note At Montreux / Donald Byrd Blue Note '22 1973年6月29日から7月15日にかけて開催されたこの年のモントルー・ジャズ・フェスティバル。そのうち、7月5日のステージには、当時ブルー・ノートに在籍していたアーティストが多く出演しており、
Be / Common Geffin '05 2000年の『Like Water For Chocolate』、2002年の『Electric Circus』と、ソウルクエリアンズの面々との連携で傑作・実験作をリリースしてきたコモンが、97年の『One Day It'll All Make Sence』以来久々に地元シカゴ回帰を遂げた2005年の6thアル
当ブログの投稿で最も多く読んでいただいている【Favorite Albums】。ディスク・レヴュー総数が1000枚に到達した記念に100枚選んだのが始まりでした。以降、何度かの増量と選盤の見直しを行ってきましたが、この度200枚に増量しました。No.1~10 の上位10枚のみ順位付けして
So Where Are You? / Loose Ends
So Where Are You? / Loose Ends Virgin '85 UKの男女3人組R&Bグループ、ルース・エンズ。84年の1stアルバム『A Little Spice』は当初ヨーロッパのみでリリースされたが、同アルバム未収録のにシングル「Hangin' On A String (Contemplating)」が85年にUSのビルボードR&B
Chapter One / Blo EMI '73 70年代に5枚のアルバムをリリースしたナイジェリアの3人組(4thアルバムからは4人)のバンド、ブロー。リリースを重ねるごとに、徐々にUS産ファンク~やがてディスコへと接近していったようだが、73年のデビュー作となる本作『Chapter One』は
Merry Clayton Ode '71 ローリング・ストーンズ「Gimme Shelter」へのヴォーカル参加で名を知らしめた女性ソウル・シンガー、メリー・クレイトン。1970年にはその「Gimme Shelter」のカバーを含む同名タイトルの1stアルバムをオード・レコーズからリリース。本作は71年リ
Unfinished Business / The Blackbyrds
Unfinished Business / The Blackbyrds Fantasy '76 ワシントンDCの名門、ハワード大学の学生らにより結成されたジャズ・ファンク・バンド、ブラックバーズ。事の始まりは、70年代はじめにハワード大学で教鞭を執っていたジャズ・トランペット奏者のドナルド・バードが、
Words / The Tony Rich Project Laface '95 90年代後半、ディアンジェロやマックスウェル、エリック・ベネイ、エリカ・バドゥといった才能がデビューし盛り上がりを見せた、いわゆる "ニュー・クラシック・ソウル"(敢えてこう呼びます)のムーヴメント。NCSとは、主に自
In The Jingle Groove : Christmas Funk Albums
昨年の今頃にファンキーなクリスマス・ソングを集めたプレイリストをエントリーしましたが、今回はアルバム編。自分の所有しているレコード・CDの中からの選盤で、前回のプレイリストの曲が入っているアルバムが大半ですが、巷に溢れるヌルいクリスマス・ソングなんか聴きた
A Soulful Christmas / James Brown
A Soulful Christmas / James Brown King '68 ジェイムス・ブラウンがリリースした3枚のクリスマス・アルバムのうちジャケットのJBサンタが最高過ぎる本作は68年のクリスマス前にリリースされた2枚目。クリスマスとは無関係な曲も2曲入っているが、他9曲はクリスマス・ソ
In The Shadow Of Funk #02 H.P. Riot ~ アメリカで1枚もレコードがリリースされなかった不遇のファンク・バンド
当時から今日まで正当な評価を受けることもなく、ファンク史の影に埋もれてしまったバンドやミュージシャンを掘り起こす "In The Shadow Of Funk"。第2回目は、制作した4枚のアルバムがいずれも本国USではリリースされなかった不遇のファンク・バンド、H.P.ライオット。H.P.
The Stylistics Avco '71 70年代を代表するソウル・ヴォーカル・グループのひとつ、スタイリスティックス。多くのアルバムがある中で、彼らの代表作としてまず真っ先に名が挙げられるであろう作品が、この71年の1stアルバム。彼らの最大の魅力は、何と言ってもリード・シ
Dead Serious / Das Efx Eastwest '92 ドレイとスクーブの2MCからなるヒップホップ・グループ、ダス・エフェックス。2人はヴァージニア州立大学で出会い意気投合しグループを結成。やがてEPMDのパリッシュ・スミスに認められ、92年に本作『Dead Serious』でデビュー。当時
69 Cents / Ebony Rhythm Funk Campaign
69 Cents / Ebony Rhythm Funk Campaign P-Vine '21 1969年にシングル「Soul Heart Transplant」1枚のみリリースしたインディアナポリスの5人組ファンク・バンド、エボニー・リズム・バンド。その後メンバーを拡充し8人編成となり、バンド名もエボニー・リズム・ファンク
Step On Step / Charles Stepney
Step On Step / Charles Stepney International Anthem Recording Company '22 60年代後半から70年代前半にかけて、ロータリー・コネクションやラムゼイ・ルイス、テリー・キャリアーなどカデットに所属したアーティストの作品や、アース・ウィンド&ファイアの『Open Our
P-Funk Heritage : Related Works
前回のPファンク作品のまとめに続いて、今回はPファンク・メンバーが参加した関連作品のまとめです。メンバーと言っても、どこまでをPファンクのメンバーとするか難しいところではありますが、当方の根拠なき主観にて判断をしました。よって、異論もあろうかと思います。もっ
当ブログのPファンク関連のレヴューを分かりやすく整理したまとめ記事を2回に分けてエントリーします。今回は「Pファンク作品」のまとめです(次回は「Pファンクのメンバーが参加した関連作品」です)。どこまでを「Pファンク作品」とするか、定義付けするのは結構難しいとこ
Got To Give It Up / Most Requested Rhythm Band
Got To Give It Up / Most Requested Rhythm Band Magic Disc Records '78 エロジャケが目を惹く(が、パッと見ではどういう体勢なのかよく分からない)、モスト・リクエスティッド・リズム・バンドなるグループの唯一のアルバム。ブルース系の鍵盤奏者ナット・ダヴと、デ
Central Line Mercury '81 80年代前半に2枚のアルバムを残すUKの4人組ファンク・バンド、セントラル・ライン。この何とも味気ないジャケットの本作は1stアルバム。シンセサイザーのサウンドも目立つエレクトリックな質感のファンクだが、UKらしいポップで洗練された風通し
Perfect Angel / Minnie Riperton
Perfect Angel / Minnie Riperton Epic '74 ロータリー・コネクションのヴォーカルとして60年代末から活動し、70年にはアルバム『Come To My Garden』でソロ・デビューを飾ったミニー・リパートン。ロータリー・コネクション解散後は、同グループ及び1stソロ・アルバムで
Sugar Hill Presents The Sequence / The Sequence
Sugar Hill Presents The Sequence / The Sequence Sugar Hill '81 シュガーヒル・レコーズが送り出した女性3人組ラップ&ヴォーカル・グループ、シークエンス。後にソロ・シンガーとして活躍するアンジー・ストーンが在籍したこのグループは、80年代前半に3枚のアルバム
Please Telefunken '75 ドイツで活動した6人組のフィリピン人ファンク・バンド、プリーズ。70年代半ばに2枚のアルバムを残しているが、同名タイトルの本作は1stアルバム。2ndアルバム『Manila Thriller』同様、本作もカバー曲中心にメンバー自作のオリジナル曲も交える構
Central Heating / Heatwave GTO '77 ヴォーカルのオハイオ州デイトン出身のジョニー・ワイルダーとキース・ワイルダーの兄弟に、後にマイケル・ジャクソンの『Off The Wall』『Thriller』への楽曲提供で知られるUK出身の鍵盤奏者/ソングライターのロッド・テンパートン
Hot, Wet And Sticky / Galaxy Arista '78 メンフィス出身の9人組ファンク・バンド、ギャラクシーの唯一のアルバム『Hot, Wet And Sticky』。ジャケットからは軽薄なディスコものといった印象を持ってしまうが、これが意外に骨太なファンク・アルバムでなかなか良い。もち
Untitled (How Does It Feel?) / D'angelo
Untitled (How Does It Feel?) / D'angelo EMI '00 ディアンジェロの2ndアルバム『Voodoo』からの3rdシングル「Untitled (How Does It Feel?)」。12インチ・シングルにはその「Untitled」の他に2曲を収録。「Me And Those Dreamin' Eyes Of Mine (Def Squad Mix)」はエリ
Lady / D'angelo EMI '96ディアンジェロの1stアルバム『Brown Sugar』からの3rdシングル「Lady」。全米シングル・チャートで最高10位、R&Bチャートでは2位と、『Brown Sugar』のシングル曲では最高のチャート・アクションを示した。手持ちのシングルはUS盤とUK盤の2種。ア
Cruisin' / D'angelo Cooltempo '96 ディアンジェロのデビュー・アルバム『Brown Sugar』からの2ndシングルとなるスモーキー・ロビンソン79年曲のカバー「Cruisin'」。アルバムの中でも取り分けクラシック・ソウルの趣き薫る名曲。シングルは各種出ているが、手持ちのUK盤
Plenty Good Eaton / Cleveland Eaton
Plenty Good Eaton / Cleveland Eaton Black Jazz '75 ジャズ・ベース奏者のクリーヴランド・イートン。60年代から活動し、ラムゼイ・ルイスのバンドのベーシストとしての姿が一般的には最も知られていると思われ、当ブログでレヴュー済みのアルバムでは、あの名盤『Sun G
7 / Con Funk Shun Mercury '81 カリフォルニア出身のファンク・バンド、コン・ファンク・シャン。本作『7』はもちろん彼らの7枚目のアルバム。いかにもこのバンドらしい軽めのファンクからメロウなナンバーまで、本作も充実した内容の好盤。軽快なディスコ・ファンク・
The Sun Rises In The East / Jeru The Damaja
The Sun Rises In The East / Jeru The Damaja Payday '94 ギャング・スターの取り巻き連中で構成されたギャング・スター・ファウンデーションの一員で、ギャング・スターの3rdアルバム『Daily Operation』の中の1曲「I'm The Man」でのフィーチャーが初お目見えとなった
Dancing And Singing For You / Starfire
Dancing And Singing For You / Starfire Dynamic Artists '78 バージニア州リッチモンド出身の5人組ファンク・バンド、スターファイア。ダイナミック・アーティスツなるドマイナーなレーベルから70年代後半にリリースした2枚のアルバムはいずれもレア盤とのことだが、ジ
Intoxicated Demons The EP / The Beatnuts
Intoxicated Demons The EP / The Beatnuts Relativity '93 ジュジュとサイコ・レスのトラック・メイカー2人にMCのファッションが加わった、ビートナッツの1stフル・アルバム(通称『Street Level』)の前哨戦としてリリースされたEP盤。挨拶代わりの「World's Famous Int
I Got To Move / The Nazty Mankind '76 ジョニー・メイ・マシューズが手掛け、彼女の子供たちもメンバーに含むデトロイトのファンク・バンド、ブラック・ナスティ。彼らは1973年にスタックス傘下のレーベル、エンタープライズからアルバム『Talking To The People』をリ
Open Invitation / Gerald Alston
Open Invitation / Gerald Alston Motown '90 70年代から80年代にかけて、マンハッタンズのリード・シンガーとして活躍したジェラルド・アルストン。グループ脱退後はソロ活動に転じ、90年代前半まではコンスタントにアルバムをリリースしていたが、2ndアルバムとなる本作
Do It Now, Worry About It Later / Clifford Coulter
Do It Now, Worry About It Later / Clifford Coulter Impulse! '72 70年代のベイエリアにおいて、主にジャズやブルースのフィールドで活動をした鍵盤奏者、クリフォード・コウルター。70年代初頭にはインパルスから2枚のリーダー作をリリースしているが、本作『Do It N
You're All I Need / Marvin Gaye & Tammi Terrell
You're All I Need / Marvin Gaye & Tammi Terrell Tamla '68 ソウル・デュエットの至宝、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル。ソウル・ミュージックの男女デュエットは数あれど、この2人ほど互いの魅力を引き出しあいながら抜群に息の合ったコンビネーションを聴かせてく
Vehicle / Wess & The Airedales
Vehicle / Wess & The Airedales Durium '72 アメリカ生まれのシンガーでベーシストのウェス・ジョンソン。60年代後半にイタリアへと渡り活動、70年代初めまでは自身のバンド、ウェス&エアデイルズとして6枚、以降はソロ歌手として7枚のアルバムをリリースしているようだ
Naturally / Letta Mbulu Fantasy '73 南アフリカのソウェト出身の歌手、レッタ・ムブール。60年代半ばにアメリカへと渡り、ヒュー・マセケラやキャノンボール・アダレイなどのバックアップを受けて活動、本作『Naturally』は4枚目のアルバムにあたる。ジャケットにも小さ
Loving Power / Impressions Curtom '76 カーティス・メイフィールドを中心に、ソウル・ヴォーカル・グループの地平を切り拓いた60年代。カーティスのソロ転向と前後して、強いメッセージ性を打ち出しニュー・ソウルの動きとも呼応した70年代前半。時代の変遷とともに形を
Turn You To Love / Terry Callier
Turn You To Love / Terry Callier Elektra '79 テリー・キャリアーは70年代前半にカデットからアルバム3枚を出した後、70年代末にはエレクトラから2枚のアルバムをリリース。本作『Turn You To Love』はその2枚目。孤高のフォーク・ソウルを聴かせるカデット3部作には
Set Us Free / Reuben Wilson Blue Note '71 ジャズ・オルガン奏者、リューベン・ウィルソンは、70年代前半にグルーヴ・マーチャントから2枚とカデットから1枚リーダー作をリリースしており、うち2枚は既にレヴュー済み。対して、それらの作品以前の60年代末から70年代初
以前、自分が普段愛聴しているスウィートでメロウなソウル・ミュージックのアルバム選を、"Beautiful Soul Music" というタイトルで投稿しました。そのうち追加していくつもりで、結局放置したまま1年近く経過してしまいましたが、この度やっと更新しました。特にテーマらし
Phyrework Mercury '78ファイヤーワークは70年代末~80年代初頭に活動した7人組ファンク/ソウル・バンドで、アルバムは78年リリースの本作1枚のみ。コン・ファンク・シャンのマイケル・クーパーによるプロデュースということのみが目を引きがちだが、個人的にはベーシスト
The Good Life / The New Power Generation
The Good Life / The New Power Generation NPG '95 NPGの2ndアルバム『Exodus』からのシングル「The Good Life」。手持ちの12インチ・シングルに「The Good Life (Album Version)」をはじめリミックスなど計6トラック収録。リミックス作業を手掛けたのは「Get WIld」の各
Get Wild (The Maxi Single) / The NPG NPG '94 NPG名義の2ndアルバム『Exodus』からの先行シングル「Get Wild」。マキシ・シングルには計6バージョンが収録されており、リミックスを手掛けるのはカーク・ジョンソン。「Club Mix」はオリジナルからホーンを排しビートを強
Instant Vintage / Raphael Saadiq
Instant Vintage / Raphael Saadiq Universal '02 1996年のアルバム『House Of Music』をもって事実上の解散となったトニ・トニ・トニ。実際にはそれ以前からメンバーはそれぞれの活動を始めており、ドウェイン・ウィギンズは男性ソウル・シンガー、ブルーのアルバム『Out
Ain't It Good Feeling Good / Eloise Laws
Ain't It Good Feeling Good / Eloise Laws Invictus '77 フルート奏者の兄ヒューバート、サックス奏者の弟ロニー、そして歌手の妹デブラと、音楽一家であるロウズ家の長女、エロイーズ。彼女もまた、60年代末頃からシンガーとして活動。しかしようやくアルバムをリリース
H.P.ライオット登場!! / H.P. Riot Trio '78? ベイエリア出身のファンク・バンド、HPライオット。74年の彼らの1stアルバム『H.P. Riot』は、バンクーバー録音でカナダのレーベル、コンセプト・レコーズからのリリースとなるも、スライやタワー・オブ・パワーからの影響を
Do It In The Road / Midnight Movers
Do It In The Road / Midnight Movers Elephant V Ltd. '69 長きにわたってウィルソン・ピケットのバック・バンドを務めたミッドナイト・ムーヴァーズ。彼ら自身のアルバムは2枚あるが、この『Do It In The Road』は69年リリースの1st。本作は粗くラグドな手触りの泥臭い
Child Of The Sun / Mayte NPG '95 プリンスの最初の妻、マイテ・ガルシア。2人の出会いは1990年。当時まだ16歳だったマイテはプリンスに見初められ、92年の通称『Love Symbol』からニュー・パワー・ジェネレーションに加入。やがて2人は当然のように恋仲となり、96年に結
Check Us Out / Light Of The World
Check Us Out / Light Of The World Capitol '83 UKのファンク/ジャズ・ファンク・バンド、ライト・オブ・ザ・ワールドの3rdアルバム『Check Us Out』。前作『Round Trip』の時点では8人居たハズのメンバーも、本作ではジャケットに写る3人(ナサニエル "ナット" オーガ
Downtown Science Def Jam '91 80年代末~90年代初頭にはデフ・ジャム周辺のヒップホップやR&B作品のクレジットでよく名前を見かけていた白人プロデューサー、サム・シーヴァー。知られたところでは白人2人組のサード・ベースや、デフ・ジャム傘下のR&B専門レーベル、OBRか
Ninety Day Cycle People / Charles Wright
Ninety Day Cycle People / Charles Wright ABC '74 チャールズ・ライトのソロ3作目『Ninety Day Cycle People』。前作『Doing What Comes Naturally』はワッツ103rdストリート・リズム・バンドに代わる新バンド、ライト・サウンド・インクが演奏を担っていたが、本作には
Unsung Funk Masters #01 Emry Thomas ~Johnny Guitar Watsonのファンクを支えたMaster Funker
一般にはほとんど知られず、正当な評価を受けることもなく歴史の闇に埋もれてしまった、そんな名も無きファンク・ミュージシャンにスポットを当てる "Unsung Funk Masters"。第1回は、ジョニー・ギター・ワトソンのファンク時代のボトムを支えたドラマー、エムリー・トーマス
Radio Fusion Radio / The College Boyz
Radio Fusion Radio / The College Boyz Virgin Records America '92 L.A.の4人組ヒップホップ・グループ、カレッジ・ボーイズ。この何とも冴えないグループ名のせいか、今やほとんど忘れ去られてしまった彼ら。自分もこのグループのことは完全に忘れていたのだが、棚を漁
3 Down 4 To Go / The Escorts Alithia '74 ホワットノーツやリンダ・ジョーンズの作品を手掛けた名プロデューサーのジョージ・カー。地元の名士でもあっただろう彼は、ニュージャージー州のラーウェイ州立刑務所(現在のイースト・ジャージー刑務所)に慰問に訪れた際に
True To Life / Funky Poets 550 Music '93 1990年代前半には数多くの男性ヴォーカル・グループがデビューしては消えていったが、この4人組ファンキー・ポエッツもその中のひとつで、アルバムは1993年の『True To Life』1枚のみ。当時は、ヴォーカル・グループものをそれ
Straight From The Heart / Ann Peebles
Straight From The Heart / Ann Peebles Hi '71アン・ピーブルズのハイ・レコーズからの3枚目のアルバム『Straight From The Heart』。本作ももちろんウィリー・ミッチェルのプロデュース。聴こえてくるのはハワード・グライムス&ホッジス3兄弟とメンフィス・ホーンズによ
Don't Cry Out Loud / Melissa Manchester
Don't Cry Out Loud / Melissa Manchester Arista '78 女性ポップ・シンガー、メリサ・マンチェスターの7枚目のアルバム『Don't Cry Out Loud』。本作の最大のトピックは、1曲を除いてレオン・ウェアが全面的にプロデュースしているということ。彼女の他のアルバムは聴い
Saffo Music / Lara Saint Paul Lasapa '77 ララ・サン・ポールはエリトリア生まれで、60年代からイタリアで女優やモデルをやっていた人とのこと。歌手としても活動していたようで、Discogsで確認する限りでは60年代後半から80年代前半までの間に12枚のアルバムをリリース
One To One / Syreeta Tamla '77 マーヴィン・ゲイ『I Want You』をプロデュースした1976年を頂点に、その前後1~2年ほどがレオン・ウェアの音楽活動の最充実期と言えるだろう。『I Want You』の楽曲をマーヴィンに "譲った" 代償として、レオン自身も76年には2ndアルバム
Dancin' With Nobody But You Babe / Clarence Reid
Dancin' With Nobody But You Babe / Clarence Reid Atco '69 マイアミをベースに活動したミュージシャンで作曲家/プロデューサーのクラレンス・リード。謎の(?)変態覆面アーティスト、ブロウフライの名で70~80年代に相当な数のアルバムをリリースしているが、クラレ
Enta Da Stage / Black Moon Wreck '93 ブルックリンの3人組ヒップホップ・グループ、ブラック・ムーン。メンバーはMCのバックショット・ショーティーと5ftに、DJのイーヴィル・ディー。彼らのクルー、ブートキャンプ・クリックからはスミフン・ウェッソン、ヘルタ・スケ
I Wish U Heaven / Prince Paisley Park '88 『Lovesexy』からの3rdシングル「I Wish U Heaven」。アルバム・バージョンは3分弱の短い曲だったが、12インチ・シングル及びCDマキシ・シングルでは約10分の超ロング・バージョンへと拡張。その「I Wish U Heaven (Part 1, 2
Glam Slam / Prince Paisley Park '88 『Lovesexy』からの2ndカット「Glam Slam」。アルバム・バージョンやシングル用のエディット・バージョンは12インチ・シングルには収録されず、A面にはリミックスが収録されている。この「Glam Slam (Remix)」はビートが強化されたダ
Alphabet St. / Prince Paisley Park '88 プリンスの10thアルバム『Lovesexy』からの1stシングル「Alphabet St.」。個人的には、これが初めて聴いたプリンスの曲(正確には、MVを見たのが最初)で思い入れも深く、プリンスで1番好きな曲はと問われれば、迷わずこの曲を挙
Let's Work / Prince Warner Bros. '82 プリンスの4thアルバム『Controversy』からの2ndシングル。7インチ・シングルはA面が「Let's Work」の3分弱のエディットと、B面が「Ronnie, Talk To Russia」だが、今回取り上げるUS盤12インチ・シングルはA面が8分に及ぶ「Let's Wo
Comin' At Ya! / Coke Escovedo Mercury '76 ベイエリア出身、70年代初頭にはサンタナやアステカで活動したパーカッション奏者でプロデューサー/アレンジャーのコーク・エスコヴェード。アステカ解散後はソロ名義で作品をリリース、ボクシング・ジャケも有名な本作『Comi
'Nard / Bernard Wright Arista GRP '81 先日訃報が伝えられたキーボード奏者、バーナード・ライト。10代前半からプロのミュージシャンとして活動し、1981年に自身初のリーダー作となる本作『'Nard』をリリースした時点でまだ弱冠18歳だったのだから、相当早熟な才能だと
Shaft / Isaac Hayes Enterprise '71 ブラックスプロイテーション映画の金字塔『Shaft』。アイザック・ヘイズが手掛けたそのサウンドトラック盤もまた、この分野の先駆的な作品として歴史に名を刻む名作。作品の内容も優れたものだが、これが大ヒットしたことも大きい。ア
Leon Ware United Artists '72 60年代後半から作曲家として活動し、マイケル・ジャクソン「I Wanna Be Where You Are」やクインシー・ジョーンズ「If I Ever Lose This Heaven」、ミニー・リパートン「Inside My Love」、そしてマーヴィン・ゲイ『I Want You』など、ソン
High Voltage Columbia '72 ハイ・ヴォルテージは1972年にアルバム1枚のみを残すバンドだが、非常に興味深い面子が顔を揃えている。ジャケットに写るメンバー6人のうち、ヴォーカルは77年にソロ・アルバム『My Music Is Hot』をリリースするラロミー・ウォッシュバーン。
Back For More / Al Johnson Columbia '80 名門ハワード大学に学び、60年代後半にはハワードの同窓生たちとヴォーカル・グループ、ユニフィックスを結成。その後もワシントンDCをベースにソングライター、プロデューサーとしても活動したアル・ジョンソン。自身のソロ・ア
2nd Wave / Roland Haynes Black Jazz '75 1971年から75年の間に計20枚のアルバムをリリースしたブラック・ジャズ・レコーズ。レーベルが閉鎖された75年はローランド・ヘインズ『2nd Wave』とクリーヴランド・イートン『Plenty Good Eaton』の僅か2枚のリリースに留まって
Expansions / Lonnie Liston Smith & The Cosmic Echoes
Expansions / Lonnie Liston Smith & The Cosmic Echoes Flying Dutchman '75 アート・ブレイキーやファラオ・サンダース、マイルス・デイヴィスのバンドなどでプレイしていたジャズ鍵盤奏者、ロニー・リストン・スミス。自身のバンド、コズミック・エコーズを率い、1973
Resurrection / Common Sence Relativity '94 コモン(・センス)の2ndアルバム『Resurrection』。92年の1stアルバム『Can I Borrow A Dollar?』はシカゴ・ローカルなイナたい作品で、そこが独特な味わいを醸していたように思うが、本作は洗練されたサウンドの非常に完成
Spirit / Earth, Wind & Fire Columbia '76 シングル「Shining Star」のNo.1ヒットを生んだ『That's The Way Of The World』と、2枚組ライヴ盤『Gratitude』の両作品で全米アルバム・チャートを征し、セールス面において絶頂期にあったアース・ウィンド&ファイアが、翌76
Shaft's Big Score! / Gordon Parks
Shaft's Big Score! / Gordon Parks MGM '72 ブラックスプロイテーション・ムービーの金字塔『Shaft』。大ヒットを受けて、その続編として72年に『Shaft's Big Score!』、73年に『Shaft In Africa』の2本が制作されている。サウンドトラックは1作目のアイザック・ヘイズか
On The Rise / The S.O.S. Band Tabu '83 西海岸の新興レーベル、タブーから1980年にデビューしたアトランタのファンク/ソウル・バンド、SOSバンド。1stアルバムからのリード・シングル「Take Your Time」が全米シングル・チャート3位のヒットを記録するなど幸先のよいス
Feelin's From Within / Joe Thomas
Feelin's From Within / Joe Thomas Groove Merchant '76 ジャズ・フルート&サックス奏者のジョー・トーマス。70年代にグルーヴ・マーチャントからアルバム4枚リリースしているが、76年の本作『Feelin's From Within』は同レーベルからの最後の作品。おそらく、トーマス
Unlock The Funk / Locksmith Arista '80 70年代後半にグローヴァー・ワシントンJr.のバックを務めたミュージシャンたちにより結成されたバンド、ロックスミス。アルバムは80年の本作『Unlock The Funk』1枚のみで、ハーヴィー・メイソンがプロデューサーを務めている。フ
A Day In The Life Of A Player / Gold Money
A Day In The Life Of A Player / Gold Money Tommy Boy '92 デジタル・アンダーグラウンド周辺から出てきたビッグ・マネー・オーディスとピー・ウィーの2人組、ゴールド・マネー。DU作品では『This Is An E.P. Release』や『Sons Of The P』のクレジットに名前を見かける2
The Billion Dollar Band Good Sound '77 マイアミの5人組バンド、ビリオン・ダラー・バンド。スパッツやチーズの作品をリリースしている地元のマイナー・レーベル、グッド・サウンズから出た本作が彼ら唯一のアルバム。ファンクとしては軽量級だが、ヴォーカル&コーラス
One Wish / Jeannie Reynolds Casablanca '77 70年代後半にカサブランカ・レコーズから2枚のアルバムをリリースしたジーニー・レイノルズ。その1stアルバム『Cherries, Bananas & Other Fine Things』は、数曲でブーツィー・コリンズやバーニー・ウォーレル、ゲイリー・シ
Say My Friend / The Rance Allen Group
Say My Friend / The Rance Allen Group Capitol '7770年代前半にスタックス傘下トゥルースのゴスペル専門レーベル、ゴスペル・トゥルースから作品をリリースしていたゴスペル・ヴォーカル・グループ、ランス・アレン・グループ。その後、77年にキャピトルから1枚だけアル
Confined To Soul / Ike Turner presents The Family Vibes
Confined To Soul / Ike Turner presents The Family Vibes United Artists '73 アイク・ターナーが送り出したこのファミリー・ヴァイブスというバンドは、70年代前半のアイク&ティナのバックアップを務めていたミュージシャンたち。この名義で2枚のアルバムをリリースし
Two Headed Freap / Ronnie Foster
Two Headed Freap / Ronnie Foster Blue Note '72 ジャズ・オルガン/鍵盤奏者のロニー・フォスター。70年代には名門ブルー・ノートから7枚ものリーダー作(ライヴ盤含む)をリリースしているようだが、それ以前のキャリアはDiscogsで調べた限りでは70年のグラント・グリ
その曲に宿るドス黒く凶暴なファンクネスを最大限に増幅させる悪魔的装置、それがクラヴィネット。スライ・ストーン、スティーヴィー・ワンダー、バーニー・ウォーレル、クリス・ジャスパーといったクラヴィネット・マスターをはじめ、数多くの鍵盤奏者たちがこのFunkamplifi
Totally Involved / Jimmy Lewis
Totally Involved / Jimmy Lewis Hotlanta '74 生まれはミシシッピ州ながら幼少期にロサンゼルスへ移り、60年代から作曲家/シンガーとして活動したジミー・ルイス。当ブログで紹介済のものでは、ボビー・ウォマック「Got To Get You Back」(『Understanding』収録)、ボ
Johnny "Guitar" Watson And The Family Clone / Johnny "Guitar" Watson
Johnny "Guitar" Watson And The Family Clone / Johnny "Guitar" Watson DJM '81 セルフ・プロデュース/アレンジ/作曲に加え、ドラムスとホーン以外のすべての楽器を自ら演奏するマルチ・プレイヤーぶりで、オリジナリティ溢れるブルース・ファンクを生み出した、70年
Total Explosion / Syl Johnson Hi '75 先日亡くなってしまったシル・ジョンソン。彼のアルバムでは、60年代のトワイナイト時代ももちろん良いが、キャリアの最盛期はやはり70年代のハイ・レコーズ在籍時ということになるだろう。ハイからリリースした4枚のアルバムのうち
R.I.P. Betty Davis, "Queen Of Funk"
これほど過小評価されてきたファンク・レジェンドは他にいないかもしれない。ベティ・デイヴィス。過激で奔放で性的な歌詞やステージ・パフォーマンス、およそ美声ともソウルフルとも言い難い喉が潰れてしまいそうなガナリ声ヴォーカル。良識あるリスナーや保守的なソウル・
Do It Your Way / Crown Heights Affair
Do It Your Way / Crown Heights Affair De-Lite '76 70年代半ばから80年代前半にかけて8枚ものアルバムをリリースした、ニューヨークの大型ファンク/ディスコ・バンド、クラウン・ハイツ・アフェア。クール&ザ・ギャングやファットバック・バンド、BTエクスプレスやブ
The Eugene Record / Eugene Record
The Eugene Record / Eugene Record Warner Bros. '77 シカゴの名門ソウル・ヴォーカル・グループ、シャイ・ライツのリード・シンガー、ユージン・レコード。歌手としてのみならず、ソングライター/プロデューサー/アレンジャーとしてもグループの多くの楽曲を手掛けた
Funky Divas / En Vogue Eastwest '92 90年代は男女問わず数多くのR&Bヴォーカル・グループがデビューした時代だが、その中でもアン・ヴォーグは最も成功した女性グループのひとつだろう。シンディ・ヘロン、テリー・エリス、マキシン・ジョーンズ、ドーン・ロビンソンの4
Plays Originals / Kashmere Stage Band
Plays Originals / Kashmere Stage Band Kram '73 全米最強のハイスクール・バンド、テキサス州ヒューストンのカシミア高校ブラスバンド部。彼らカシミア・ステージ・バンド(以下、「KSB」と略)の特徴は、高校ブラバンにありがちなジャズやスタンダード・ナンバーだけで
Like A Shot / Steve Washington
Like A Shot / Steve Washington Rams Horn '84 オハイオの超重量級ファンク・バンド、スレイヴのリーダーでトランペット奏者のスティーヴ・ワシントン。プロデューサー/アレンジャーでもあった彼はバンドの音楽的なイニシアティヴを執っていたが、80年の5thアルバム『St
Sunlight / Herbie Hancock Columbia '78 元来新しもの好きのハービー・ハンコックが、スライ「Thank You」に影響受けまくり、またシンセサイザーという新たなガジェットの可能性を追求し、73年のアルバム『Head Hunters』から始まったファンク路線。ハーヴィー・メイソン
グレッグ・ウェブスター(グレゴリー・アレン・ウェブスター)は初期オハイオ・プレイヤーズのドラマーで、バンドの創設メンバーのひとり。オハイオ・アンタッチャブルズがオハイオ・プレイヤーズへと改名したのが1968年で、この時点でのラインナップはグレッグ、クラレンス
Kiss This World Goodbye / Mtume
Kiss This World Goodbye / Mtume Epic '78エムトゥーメイ名義でリリースされた作品は、その時代により大きく3つに分けられるのではないかと思う。すなわち、マイルス・デイヴィスのバンドから頭角を現し、ジャズ・パーカッショニストとして多くのセッションに参加する傍ら
「ブログリーダー」を活用して、groovyhallastoopidさんをフォローしませんか?
Live : Cookin' With Blue Note At Montreux / Donald Byrd Blue Note '22 1973年6月29日から7月15日にかけて開催されたこの年のモントルー・ジャズ・フェスティバル。そのうち、7月5日のステージには、当時ブルー・ノートに在籍していたアーティストが多く出演しており、
Be / Common Geffin '05 2000年の『Like Water For Chocolate』、2002年の『Electric Circus』と、ソウルクエリアンズの面々との連携で傑作・実験作をリリースしてきたコモンが、97年の『One Day It'll All Make Sence』以来久々に地元シカゴ回帰を遂げた2005年の6thアル
当ブログの投稿で最も多く読んでいただいている【Favorite Albums】。ディスク・レヴュー総数が1000枚に到達した記念に100枚選んだのが始まりでした。以降、何度かの増量と選盤の見直しを行ってきましたが、この度200枚に増量しました。No.1~10 の上位10枚のみ順位付けして
So Where Are You? / Loose Ends Virgin '85 UKの男女3人組R&Bグループ、ルース・エンズ。84年の1stアルバム『A Little Spice』は当初ヨーロッパのみでリリースされたが、同アルバム未収録のにシングル「Hangin' On A String (Contemplating)」が85年にUSのビルボードR&B
Chapter One / Blo EMI '73 70年代に5枚のアルバムをリリースしたナイジェリアの3人組(4thアルバムからは4人)のバンド、ブロー。リリースを重ねるごとに、徐々にUS産ファンク~やがてディスコへと接近していったようだが、73年のデビュー作となる本作『Chapter One』は
Merry Clayton Ode '71 ローリング・ストーンズ「Gimme Shelter」へのヴォーカル参加で名を知らしめた女性ソウル・シンガー、メリー・クレイトン。1970年にはその「Gimme Shelter」のカバーを含む同名タイトルの1stアルバムをオード・レコーズからリリース。本作は71年リ
Unfinished Business / The Blackbyrds Fantasy '76 ワシントンDCの名門、ハワード大学の学生らにより結成されたジャズ・ファンク・バンド、ブラックバーズ。事の始まりは、70年代はじめにハワード大学で教鞭を執っていたジャズ・トランペット奏者のドナルド・バードが、
Words / The Tony Rich Project Laface '95 90年代後半、ディアンジェロやマックスウェル、エリック・ベネイ、エリカ・バドゥといった才能がデビューし盛り上がりを見せた、いわゆる "ニュー・クラシック・ソウル"(敢えてこう呼びます)のムーヴメント。NCSとは、主に自
昨年の今頃にファンキーなクリスマス・ソングを集めたプレイリストをエントリーしましたが、今回はアルバム編。自分の所有しているレコード・CDの中からの選盤で、前回のプレイリストの曲が入っているアルバムが大半ですが、巷に溢れるヌルいクリスマス・ソングなんか聴きた
A Soulful Christmas / James Brown King '68 ジェイムス・ブラウンがリリースした3枚のクリスマス・アルバムのうちジャケットのJBサンタが最高過ぎる本作は68年のクリスマス前にリリースされた2枚目。クリスマスとは無関係な曲も2曲入っているが、他9曲はクリスマス・ソ
当時から今日まで正当な評価を受けることもなく、ファンク史の影に埋もれてしまったバンドやミュージシャンを掘り起こす "In The Shadow Of Funk"。第2回目は、制作した4枚のアルバムがいずれも本国USではリリースされなかった不遇のファンク・バンド、H.P.ライオット。H.P.
The Stylistics Avco '71 70年代を代表するソウル・ヴォーカル・グループのひとつ、スタイリスティックス。多くのアルバムがある中で、彼らの代表作としてまず真っ先に名が挙げられるであろう作品が、この71年の1stアルバム。彼らの最大の魅力は、何と言ってもリード・シ
Dead Serious / Das Efx Eastwest '92 ドレイとスクーブの2MCからなるヒップホップ・グループ、ダス・エフェックス。2人はヴァージニア州立大学で出会い意気投合しグループを結成。やがてEPMDのパリッシュ・スミスに認められ、92年に本作『Dead Serious』でデビュー。当時
69 Cents / Ebony Rhythm Funk Campaign P-Vine '21 1969年にシングル「Soul Heart Transplant」1枚のみリリースしたインディアナポリスの5人組ファンク・バンド、エボニー・リズム・バンド。その後メンバーを拡充し8人編成となり、バンド名もエボニー・リズム・ファンク
Step On Step / Charles Stepney International Anthem Recording Company '22 60年代後半から70年代前半にかけて、ロータリー・コネクションやラムゼイ・ルイス、テリー・キャリアーなどカデットに所属したアーティストの作品や、アース・ウィンド&ファイアの『Open Our
前回のPファンク作品のまとめに続いて、今回はPファンク・メンバーが参加した関連作品のまとめです。メンバーと言っても、どこまでをPファンクのメンバーとするか難しいところではありますが、当方の根拠なき主観にて判断をしました。よって、異論もあろうかと思います。もっ
当ブログのPファンク関連のレヴューを分かりやすく整理したまとめ記事を2回に分けてエントリーします。今回は「Pファンク作品」のまとめです(次回は「Pファンクのメンバーが参加した関連作品」です)。どこまでを「Pファンク作品」とするか、定義付けするのは結構難しいとこ
Got To Give It Up / Most Requested Rhythm Band Magic Disc Records '78 エロジャケが目を惹く(が、パッと見ではどういう体勢なのかよく分からない)、モスト・リクエスティッド・リズム・バンドなるグループの唯一のアルバム。ブルース系の鍵盤奏者ナット・ダヴと、デ
Central Line Mercury '81 80年代前半に2枚のアルバムを残すUKの4人組ファンク・バンド、セントラル・ライン。この何とも味気ないジャケットの本作は1stアルバム。シンセサイザーのサウンドも目立つエレクトリックな質感のファンクだが、UKらしいポップで洗練された風通し
Perfect Angel / Minnie Riperton Epic '74 ロータリー・コネクションのヴォーカルとして60年代末から活動し、70年にはアルバム『Come To My Garden』でソロ・デビューを飾ったミニー・リパートン。ロータリー・コネクション解散後は、同グループ及び1stソロ・アルバムで
Plays Originals / Kashmere Stage Band Kram '73 全米最強のハイスクール・バンド、テキサス州ヒューストンのカシミア高校ブラスバンド部。彼らカシミア・ステージ・バンド(以下、「KSB」と略)の特徴は、高校ブラバンにありがちなジャズやスタンダード・ナンバーだけで
Like A Shot / Steve Washington Rams Horn '84 オハイオの超重量級ファンク・バンド、スレイヴのリーダーでトランペット奏者のスティーヴ・ワシントン。プロデューサー/アレンジャーでもあった彼はバンドの音楽的なイニシアティヴを執っていたが、80年の5thアルバム『St
Sunlight / Herbie Hancock Columbia '78 元来新しもの好きのハービー・ハンコックが、スライ「Thank You」に影響受けまくり、またシンセサイザーという新たなガジェットの可能性を追求し、73年のアルバム『Head Hunters』から始まったファンク路線。ハーヴィー・メイソン
グレッグ・ウェブスター(グレゴリー・アレン・ウェブスター)は初期オハイオ・プレイヤーズのドラマーで、バンドの創設メンバーのひとり。オハイオ・アンタッチャブルズがオハイオ・プレイヤーズへと改名したのが1968年で、この時点でのラインナップはグレッグ、クラレンス
Kiss This World Goodbye / Mtume Epic '78エムトゥーメイ名義でリリースされた作品は、その時代により大きく3つに分けられるのではないかと思う。すなわち、マイルス・デイヴィスのバンドから頭角を現し、ジャズ・パーカッショニストとして多くのセッションに参加する傍ら
Mtume。最初読み方がよく分からなかったこのアーティスト(Pronounced EM-TOO-MAY)の曲を初めて聴いたのは、たしかUKのマスターカッツから92年にリリースされたコンピレーション『Classic Mellow Mastercuts Volume.2』だったと思う。曲はもちろん「Juicy Fruit」。大胆に打
First Time We Met / King James Version Peacock '74 男女混成の6人組ゴスペル・ヴォーカル・グループ、キング・ジェイムス・バージョン。70~80年代にかけて4枚のアルバムを残しているようだが、冬の季節にピッタリなジャケットの本作『First Time We Met』は彼らの1st
Pressure Cookin' / Labelle RCA '73 もともとは60年代に4人組の女性ヴォーカル・グループ、ブルー・ベルズとしてキャリアをスタート。その後、グループ名をパティ・ラベル&ザ・ブルー・ベルズへと改め活動していたが、70年代に入るとグループは3人組のラベルへと大きく
Santa's Funk & Soul Christmas Party Tramp '11 マニアックなソウルやファンクの再発や発掘で、その筋では名の知れたドイツのレーベル、トランプ・レコーズ。このレーベルは『Santa's Funk & Soul Christmas Party』と題したクリスマス・コンピレーションを3枚出している
Christmas Funk / Aloe Blacc Aloe Blacc Recordings '18 キャリア初期にはDJエグザイルとのユニット、エマノンのMCとして活動するも、やがてソロR&Bシンガーへと転向したアロー・ブラック。2018年にリリースした本作『Christmas Funk』は、超有名曲のカバーも含む、タイ
クリスマス・アルバムやクリスマス・ソングをそれほど好んで聴く方ではないけれど、それがファンキーでカッコいい曲であれば聴かないのは勿体ない。自分がCDやレコードで持ってる範囲で選んでみた、聖夜を黒く染めるファンキーなクリスマス・ナンバー16曲。1. Soulful Christ
Blue Magic Atco '74 フィラデルフィアの5人組ソウル・ヴォーカル・グループ、ブルー・マジック。グループ名どおり青いジャケットも印象的な74年のこの1stアルバムは、甘いスロウから軽快なダンサーまで名曲だらけの、フィリー産スウィート・ソウルの大名盤。録音はもちろ
A Woman Alone / Genie Brown Dunhill '73 73年にアルバムとシングルをたった1枚づつ残すのみの女性ソウル・シンガー、ジェニー・ブラウン。この人についてはほとんど情報がなく、Discogsで調べても他の参加作品もほとんどないのだが、この唯一のアルバム『A Woman Alone
兄弟で活躍したファンク・ミュージシャンと言えば、まず真っ先に思い浮かぶのがキャットフィッシュ&ブーツィーのコリンズ兄弟やアイズレー・ブラザーズ。他にも、ジョンソン兄弟(ブラザーズ・ジョンソン)やパザント兄弟、ウィルソン3兄弟(ギャップ・バンド)にもひとつ
Slow Traffic To The Right / Bennie Maupin Mercury '77 ハービー・ハンコック、ヘッドハンターズのサックス奏者、ベニー・モウピン。少ないながらリーダー作も何枚かあり、本作『Slow Traffic To The Right』は2ndアルバムにあたる。やはり当時のヘッドハンターズの面々
Trombipulation / Parliament Casablanca '80パーラメント栄光の歴史に終止符を打つカサブランカ時代の最終作。実は、このアルバムはそんなに良い作品とは思っていなかった。いや、もちろんこのアルバム自体好きだし、特に「Let's Play House」はPファンクの中でも10指に入
Another Side / Leo Nocentelli Light In The Attic '21 この度発掘リリースされた、ミーターズのギタリスト、レオ・ノセンテリの幻のソロ・アルバム『Another Side』。録音時期は1970~72年頃。ということは、ミーターズのリプリーズ移籍第1弾となる72年リリースのアルバ
Spats Goos Sounds '78 マイアミで結成された白人5人組バンド、スパッツ。このバンドについて詳しいことはよく知らないのだが、アルバムはTK傘下のグッド・サウンドから78年にリリースされた本作1枚のみ。裏ジャケに写るムサ苦しいメンバー写真を見て身構えてしまうが、内
An Evening With Silk Sonic / Silk Sonic Aftermath Entertainment '21ブルーノ・マーズに対して、自分はさして思い入れはない。購入したアルバムも『24K Magic』のみ。正直に言うとそれも数回聴いたのみで愛聴するには至らなかった。アンダーソン・パークは『Malibu』『O
Townsend, Townsend, Townsend & Rogers Chocolate City '79 マーヴィン・ゲイ『Let's Get It On』(のA面)のプロデュース・ワークをはじめ、インプレッションズ70年代中期の諸作『Finally Got Myself Together』『First Impressions』『Loving Power』といった作品を手