JUGEMテーマ:詩悲しみでいっぱいの時は 曇り空でもたくさんの星が見える 喜びでスキップする時は 晴れ空でも星が見えない 仕事で疲れた帰り道では 街の明かりが夢のように煌き 休日
主に音楽や写真、それに自作の小説や絵を載せています。猫や動物の写真もアップしています。
音楽や写真、それに絵や動物のことがメインのブログです。それに自作の小説を載せています。 たまにわけの分からない記事を書く時がありますが、基本的には創作物に関する記事が多いです。 ほぼ毎日更新していますので、よろしくお願いします。
JUGEMテーマ:写真 どこにいても暑い。日差しがジリジリと。空気を伝わって蝕んでくる。 そんな夏だ
JUGEMテーマ:自作小説川の龍と霧の龍は空へ旅立った。恐ろしい禍神はもういない。おかげで黒い大木も消えて一安心だけど、代わりに今は氷の木が立っている。かつて楽園だったこの場所にポツンと。四方八方に枝を伸ばし、美しい花を見せつけている。だけ
JUGEMテーマ:詩知らない人ほど雄弁で 知っている人ほど沈黙する 知らない人ほど不尊で 知っている人ほど謙虚になる 戦えば前者が勝つ 時間が過ぎれば後者が正しかったと判定が覆る
勇気のボタン〜永久のサクラ〜 第二十二話 永久のサクラ(2)
JUGEMテーマ:自作小説「コマチ!コマチ!」誰かが私を呼んでる。ペチペチ頬を叩いてる。「しっかりしろ!目を開けろ!」暗闇の中に光が差し込む。眩しさに目を細めていると、ぼんやりと誰かの顔が見えてきた。「サクラ君・・・・?」「気づいたか!」「
JUGEMテーマ:イラスト トワノサクラ 禊 眠り龍 大きな桜
勇気のボタン〜永久のサクラ〜 第二十一話 永久のサクラ(1)
JUGEMテーマ:自作小説見渡す限り氷の景色を歩く。流氷と吹雪と寒空に覆われて、全てがホワイトグレーに染まっている。私は白い息で手を暖めた。「寒い・・・・。」尻尾だけタヌキに化けてモフモフに膨らませる。それをグルっと身体に巻きつけると楽にな
JUGEMテーマ:詩何かが壁をカサカサ登っていく 目を凝らすとヤモリだった 去年まではよく窓越しに張り付いていたのに 今年はてんでやって来ず 思わず久しぶりと声が出る 窓を開け 壁を叩くと&
JUGEMテーマ:自作小説私は空に浮かんでいた。桜の花びらで出来たベッドに寝転んで、美しい景色の上で寛いでいる。隣には雲が流れていて、空は真っ白に輝いていた。それに暖かい春の風がとっても気持ちよくて、このまま目を閉じてずっと寝ていたい。《こ
JUGEMテーマ:詩ビルの隙間から光が漏れる ショッピングモールの植木のシルエットが伸び 家路につく車で道路が埋まっていく 誰かが犬を引いて横断歩道を横切る 時刻は午後四時半 長い夕方が始ま
JUGEMテーマ:自作小説どんなに急いでも間に合わないことだってある。「なにあれ・・・気味が悪い・・・・。」かつて桜が立っていた場所に、真っ黒に染まった大木がそびえていた。空に届くほど巨大で、山よりずっと高い。それに太い根っこをあちこち伸ば
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩溶けた一部が膝に垂れる 頑張って舐めても 棒を伝って次々に垂れてくる だったらと逆さまにしてみると 今度は塊ごとずり落ちてきた 暑い日差しの中 外で食べるアイス
JUGEMテーマ:自作小説山の神様は気難しい。「お願いがあるんです!山の神様の霊力を分けて下さい!」ってお願いしたら、最初はなんの返事もなかった。でも諦めずにお願いし続けていると、『騒がしいタヌキめ』と声がした。『儂は神だぞ。いちいち霊獣の
JUGEMテーマ:詩設定した覚えのないアラームが鳴る タンスの引き出しから規則正しく そういえば昨日 デジタルの腕時計をいじって 結局操作が分からなくて放っておいた アラームを消そうにも消し
JUGEMテーマ:自作小説「もう諦めろ。」岩みたいに大きな亀が眠そうな目で呟く。ここはいつも修行しているあの山。相変わらず緑が綺麗で、滝の音は心地いいし、ゆるい風が気持ちいい。でもそんな美しい景色とは正反対に、サクラ君の心はささくれ立ってい
JUGEMテーマ:詩ガソリンが残り少ない 目的地までもつだろうか 燃費を気遣って エアコンを切って窓を開ける 生ぬるい風が吹き込む 不安と不快で 全ての景色が歪んで見える
勇気のボタン〜永久のサクラ〜 第十六話 消えたオアシス(2)
JUGEMテーマ:自作小説どんなに長く続くモノでも、いつか終わりを迎える。永遠って言葉にするのは簡単だけど、実際はとても難しい。だってどんなに完璧にやろうとしたって、いつ予想もしない出来事が起きるか分からない。最初は小さなほころびから始まっ
JUGEMテーマ:詩水が冷えないように 熱い光にやられないように 白いタオルを卷く おかげで水は冷たいままだけど 目に入る汗が止められない タオル一枚でいいと 猛暑を舐めて油断した
勇気のボタン〜永久のサクラ〜 第十五話 消えたオアシス(1)
JUGEMテーマ:自作小説霊獣にとって霊力なにより大事なものだ。とくに私みたいに身体の弱い霊獣だと、霊力の消耗は体力の消耗よりずっと疲れる。いくら内に宿る霊力が大きいからって、ジュースでも飲むみたいにゴクゴク吸われたらたまったものじゃない。
JUGEMテーマ:詩甘いコーヒーが美味しい ミルクを垂らして 砂糖をたっぷり入れる すうっと染み渡る 暑さで疲れているんだろうか 甘くて柔らかい飲み物が 心地よさに誘ってくれる&n
JUGEMテーマ:自作小説疲れてる時っていうのは布団に入った瞬間に夢に落ちてしまう。昨日はずっと緊張と不安に包まれていたから、布団に横になるなり眠ってしまった。身体はすごくダルいし、心も重いし。昨日は本当に大変だった。よく無事に帰ってこられ
JUGEMテーマ:詩よく行くお店の割引券 財布に入れておいたはずなのに 会計の時に無いことに気づく じゃあ次の機会にと思っても その頃には期限が過ぎている 意外とタイミングが難しい
JUGEMテーマ:自作小説家に戻って来たのは夜が明ける少し前のことだった。遠い空がじょじょに青く染まっていく。とても気持ちの良い朝けだけど、私の家の前では修羅場が起きていた。「もうやめて!」人間に化けたお父さんの背中にしがみつき、グイっと引
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩セミの声が響く やたらと大きいと思ったら 一匹窓に張り付いていた 指で触れると ジジっと鳴いて木立へ消えていく そしてまたどこかから声が響く 目を閉じてしばらく
JUGEMテーマ:自作小説目の前に木屑が散らばっている。盛り土みたいに小さな山になっていて、風が吹くとパラパラと流れていく。サクラ君は木屑を掬い、懐かしむように匂いを嗅いでいる。私は空を見上げ、さっきまでここに立っていた桜の木を思い浮かべた
JUGEMテーマ:詩上手くやろうとすれば失敗して どうでもいいと思えば上手くいく 上手くやりたいことが失敗すれば悔しく どうでもいいことが上手くいっても嬉しくない 人生はもどかしい
JUGEMテーマ:自作小説時間を掛けて悩んだらあとは行動あるのみ。悩んで行動したから後悔しないなんて思ってるわけじゃないけど、こうだと決めたら歩き出さないといけない。「やっぱり綺麗。」私は戻ってきた。あの桜の中に。神秘的で幻想的な景色の中に
JUGEMテーマ:詩冷たい飲み物 冷たいエアコンの風 夏ほど体を冷やす季節もない 油断していると熱中症になるけど 油断していると冷えすぎて体調を崩す 寒さだけ遠ざければいい冬より大変で&nb
JUGEMテーマ:自作小説よく悩むだけ時間の無駄なんて言うけど、私はそんなことないと思ってる。悩んでも仕方のないことならともかく、ちゃんとした悩みはちゃんと時間を掛けて悩んだ方がいい。そうじゃないと「ああしておけば」とか「こうしておけば」と
JUGEMテーマ:詩どこかに雷が落ちる 少しゴロゴロ鳴ったかと思うと すぐさま閃光と轟音だった これだから怖い まだ若い頃 雷を面白がって外に出ていたけど もうあんなことは出来ない
JUGEMテーマ:自作小説一度あることは二度ある。もう関わりたくないと思っていた龍の揉め事にまた巻き込まれる羽目になった。こんなことなら山に行くんじゃなかった・・・・。けど今さら悔やんでも遅い。サクラ君にさらわれて、見たことのない場所まで連
JUGEMテーマ:詩地面を蹴る力 腕で打つ力 当てる角度 拳を握るタイミング ブレないバランス 全てが揃って強いパンチになる とても難しい 今の僕にはどれが欠けているんだ
JUGEMテーマ:自作小説一人で待つ時間ほど長いものはない。誰もいない家でお父さんとお母さんの帰りを待つのは気が重かった。だから山へ行った。私一人じゃ修行は出来ない。けど家にいても落ち着かない。ミズチちゃんは『怖いから隠れとく』といって、蛇
JUGEMテーマ:詩やらなきゃいけないことは嫌だけど どっちでもいいとなると やる気が湧くこともある 好きか嫌いかは 強制されている時は分からない 自分で選ぶ時に見えてくる
JUGEMテーマ:自作小説第四話 復讐の龍サクラ君と出会ったあの日の出来事から一週間が経った。私はいつものように山へ行き、お母さんに修行をつけてもらっていた。相変わらず厳しくて、ちょっとでも気を抜くとすぐ怒られる。だけどもう怖いとかしんどい
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:自作小説ボロボロの古い納屋は屋根が穴だらけだった。差し込む光が埃を照らし、私たちの足元をほんのりと暖かくする。私は古い木箱の上に座りながら、サクラ君はボロボロの土壁にもたれかかりながら、七色に光る神秘的な玉を見つめていた。
JUGEMテーマ:詩宇宙はどこまでいっても宇宙のままで 川沿いの道はどこまで歩いても川のままで 悩みはいくら悩んでも頭を苛ませる まだ見ぬだけで きっと果てはあるんだろうけど 果てしなく遠く感じる&n
JUGEMテーマ:詩とんでもなくないことなのに とんでもないことだと誤解して 小さくないことなのに 小さなことだと誤解して 時に一人相撲を取り 時に痛い目に遭う 人は誤解を連続する
JUGEMテーマ:自作小説岩肌がむき出しのゴツゴツした山が並んでいる。所々木が生えているけど、ほとんど茶色の殺風景な景色だ。そんな山の間に大きな川が流れていた。山の間を縫って、地平線のずっと向こうまで伸びている。眠り龍ことフミノサクラノリュ
JUGEMテーマ:詩頭が疲れているから 頭をひねっても何も出てこない 何も出てこないから 頭を休ませようという発想も出てこない 日に日にオーバーヒートしていく 簡単なことさえ忘れていく
JUGEMテーマ:自作小説「なるほどねえ。あの岩に宿ってた龍を探してると。」友達の白蛇がチロチロ舌を出しながら頷いている。「けっこう長いことあの岩に宿ってたよね。それがいきなり出ていくっていうのはたしかに変だね。」眠そうな顔で空を見上げる。
JUGEMテーマ:詩新しいカフェオレを買う 美味しかったり 好みじゃなかったり 買ってみないと分からない 今回のは美味しかった たまに起きる小さな変化が日常なんだろう 些細な変化も
JUGEMテーマ:自作小説「ほう、あの龍出て行っちまったのか。」お父さんが鍬を片手に言う。畑仕事を中断して、大きな石に座って煙管を咥えた。「ねえお父さん。このままじゃ修行が出来ない。どうにかしてあの龍を連れ戻さないと。」さっきの出来事を話す
JUGEMテーマ:詩久々に打ったサンドバッグ グローブ越しに伝わる衝撃が思いの他強く 拳が痛い バンテージを巻くべきだった それでもこの痛みが懐かしくて ボクサー目指してジムに通っていた頃を思い出す&
JUGEMテーマ:自作小説私はタヌキだ。モフモフした尻尾とモコモコした体毛のタヌキだ。だから当然お父さんとお母さんもタヌキである。でも普段は人間の姿で生活してる。なぜならタヌキは化けるのが得意だから。でもどのタヌキでも化けられるわけじゃない
JUGEMテーマ:自作小説私には婚約者がいる。だけど今は会えない。こことは別の世界で住んでるから。そして私はまだその世界へ行くことは出来ない。来年の春、桜が咲く頃までにやり遂げないといけない事があるんだ。そうしないと彼のいる世界へ戻れない。
JUGEMテーマ:詩JUGEMテーマ:カメラJUGEMテーマ:写真誰も撮りたがらない時に撮る 誰も行かない場所を 誰も撮りたくないモノを タイミング 状況 被写体 70を超える写真家の生き様は&nbs
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩ウィスキーのビンに付属していたコースター オマケとは思えないほど頑丈に出来ていて 冷たいグラスだろうがアイスクリームのカップだろうが 完璧なまでに水滴から机を守ってくれる もはやオ
JUGEMテーマ:写真 セミの声が聴こえるようになりました。 セミの声を聴くだけで一気に夏らしさが増
JUGEMテーマ:詩漫画の世界と こっちの世界が入れ替わったら 誰かがページを捲ってくれるまで 自分の時間は進まない だけど 今いるこの現実も 誰かがどこかでページを捲っているのかもしれない
JUGEMテーマ:詩道端に玉虫が落ちていた まだ生きていて 弱っていつのかじっとしている 手に乗せると上を目指して歩き出し 羽を広げる素振りをする 公園の木立へ引き返し どこか良さ
「ブログリーダー」を活用して、ヤカーさんをフォローしませんか?
JUGEMテーマ:詩悲しみでいっぱいの時は 曇り空でもたくさんの星が見える 喜びでスキップする時は 晴れ空でも星が見えない 仕事で疲れた帰り道では 街の明かりが夢のように煌き 休日
JUGEMテーマ:詩黄砂に煙る空が明け ミミズが枯れ草の根元に潜り込む 夜12時だというのに花見客が酒に酔い 満開の桜はすぐに散るだろう そしてすぐに青い葉っぱが茂り 春と初夏が混じった匂い
JUGEMテーマ:詩やけに長い流れ星に 明日の願いを託して 乾ききらないコンクリートの駐輪場を 鼻歌交じりに過ぎていく 少し ほんの少しでいいから 今日より良くなるようにと 振り返
JUGEMテーマ:詩ほのかな梅の香り 雨上がりの夜に胸を弾ませ 憂鬱な気持ちを溶かしてくれる 並木の枝には小さな蕾 来月の今頃は満開になり 川沿いは桜を見上げる人で賑わうだろう 少
JUGEMテーマ:詩倉庫の隣 手入れのされていない空き地 南洋植物の隣に気の早い桜が立つ 寒い空に向かってピンクの色を投げ 白い雲と美しいコントラストを描く コンクリートにはたくさんの花びら
JUGEMテーマ:詩変わり映えのない日々が感動を奪い 同じスケジュールの繰り返しが感性を鈍らせる だけど稀に訪れる感動と 稀に尖る感性が 輝かしい気持ちに生まれ変わらせてくれる 同時に退屈なルーティー
JUGEMテーマ:詩夢は泥の中 希望は沼の底に 現実と挫折と後悔は水中を漂い 水面に浮かぶのは無気力と虚無感 体は浮かび 心は沈み 地球と月のように引っ張り合い 一定の距離で回り続ける&nb
JUGEMテーマ:詩どこにでも自分がいるように感じる どこにも自分がいないようにも感じる 地に足を着いていても どこにも立っていないような だけど体は重く足が進まない 悲しい時はいつだってそ
JUGEMテーマ:詩眠る龍のように 細長い雲が西へ横たわる にわか雨は上がり 薄い虹が街を渡る ぬかるみに誰かの足跡 植え込みに滴る雫の群れ 雨上がりは土と木々の匂いが強い&nb
JUGEMテーマ:詩魂の叫びは泥にまみれ 軋む心に体が追いつかない 彼は過去に囚われ 彼女は今に執着し 傍観者だったはずのあの人が 面白がって騒ぎ立て 彼と彼女の魂はより深い場所に
JUGEMテーマ:詩朝霜を踏み砕き 昨晩の名残り雪をつまむ 今朝切ったばかりの爪の隙間に 冷たい冬の息吹が潜り込み ポケットを探って ハンカチを忘れたことを思い出す 取りに戻るには
JUGEMテーマ:詩森は暗闇に閉ざされて 妖精のように 蛍のように 何かの光の球が飛び交う それはただの埃であったり 月光の破片だったり 寝遅れた羽虫だったりする 半分瞼を閉じてボ
JUGEMテーマ:詩月を映す茂みの川面に 獣の鳴き声と足音が響く 身を切る冷たい風が 火照った頬に気持ち良い 枯れ草の土手道は柔らかく どこまでも歩けそうな気がする 感傷が溢れ出し
JUGEMテーマ:詩瞼の裏に蝶が飛ぶ モンシロチョウ アゲハチョウ モンキチョウも飛んでいる 冬の寝床で春の光景を見て 寒さに耐えながら暖かさを待つ 雪に梅の香り 霜につくしの可愛らしさ&n
JUGEMテーマ:詩自分を苦しめる それが必要だと信じて 自分を楽にする 頑張ろうと思っても限界になって そうして苦楽を繰り返し 成長したかと思えばそうでもない 無駄に苦しんで 必
あけましておめでとうございます。本年もヤカーブログをよろしくお願いします。
JUGEMテーマ:詩シンクから溢れる水が廊下を濡らす 滑る足元に注意しながら階段を下り 曇った空の割に暖かい冬の日の国道で 車の流れをぼんやり眺めながら物思いに耽る 大掃除は終わり 弁当も食い 缶コー
JUGEMテーマ:詩草は土に眠る 虫は土中に眠る 風は山の向こうに 木々は太陽の影に眠る 朝陽が昇ると水辺の霜が光沢を放ち 夜中の寒さを抱えたまま街が照らされていく 自転車を漕いで
JUGEMテーマ:詩北の空は少々暗くなり 山茶花は寒風に耐える 石畳には花弁が散り 裸足で歩くと冷たい 四季は飽きることなく巡り いつでもどこでも光と色を与える 冬は見栄えのしない
JUGEMテーマ:詩錆び付いたチェーン 取れかかった荷台 荒れた空き地に自転車が取り残される パンクした山積みのタイヤ 古びて文字の読めない看板 絡まった網に割れたパレット カモメ
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩怪獣の影 心に潜む 夜光を浴びれば体を抜け出し 地面に長く伸びていく 大きな口 凶悪な目 身震いする雄叫び これを飼い慣らすことは無理だから 感情を穏やかに夜を
JUGEMテーマ:詩もう失われた 良くも悪くも 冷ややかで無味無臭 味気のない見た目だけ 淀み 渦巻き 歪んでいた時代から 透き通り 静かで 直線的な時代 人は人ではなくなり&nb
JUGEMテーマ:詩足元で何かが蠢く 深い場所 掘っても掘っても 到達できない場所から 全身を突き上げるような 不気味で恐ろしい衝動 力強くて情熱を与えてくれる鼓動 まだ見ぬ存在と
JUGEMテーマ:詩白む街並み 目覚ましより早くに目覚めて 澄んだ空気を思いっきり吸って しばらく外を歩く 川辺のタンポポが蝶を待ち 働き者のハチが餌を探しに出かけていく まだ車は
JUGEMテーマ:詩一つの出会い 一つの別れ 季節が変わるように 無数に繰り返して 後ろを振り返った時に 関わった人たちが そのまま自分の人生になっている 良くも悪くも出会いと別れ
JUGEMテーマ:詩眠れなかった夜 疲れの取れない頭と体で 次の朝を迎えた時に まるで今日で世界が終わりそうなほど 絶望的に気分が上がらない 照りつける太陽が眠気を誘う 睡魔に抗い
JUGEMテーマ:詩やけに景色が立体的に見える 光が新緑の色を強くして 植え込みから木立に至るまで 絵画から飛び出してきたように 歩道を行く人を迎えている 桜は散った 新しい季節がやって来る
JUGEMテーマ:詩掃除の最中 古びた便箋を見つける 変色して少し折れ曲がった紙が二枚 中から出てきて学生時代を思い出す 文字を読むと心まであの頃に戻る 他愛ないおしゃべり 帰り道
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩雨と風が春を奪う 枝からは新緑が芽吹き 草の絨毯に春の欠片がにじむ 小さなピンクの雨 寂しさと切なさが胸に潜り込み じっとその雨に打たれる 淡い花びらは美しいま
JUGEMテーマ:詩怒りの炎は四方へ飛び 誰かを泣かし 誰かを怒らせ そして氷のように静まり返る 人と人との感情のぶつかり合い 遠目に見ながら思うのは 我関せずということ 望まなく
JUGEMテーマ:詩つまらないことに熱中し 役立つことに興味が持てない どうでもいいことを延々と考え 大事なことに集中できない 空を見上げて空想し 足元を見つめて物事の意味を求める
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩夕暮れ 藍色と朱色の重なる空に カメラを構えたシルエットと シートを広げるシルエットが 桜の影が並ぶ土手に動いている 花見を終えた人 これから始める人 冬を耐え
JUGEMテーマ:詩割れた世界 狭間でフラつきながら あっちへいったり こっちへ戻ったり どこへも行けずに 走っていてもグルグル同じ場所で それでも笑っていられるなら 人
JUGEMテーマ:詩鏡張りの柱に反射した光が桜を照らす 夜だからこそ際どく浮き上がり 淡い色を放ちながら月を背負っている そびえる 佇む 誇る 妖しく 鮮やかで なめらかに そしてどこか艶や
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩年老いた犬がトボトボ歩き 時々空を見上げて鼻を動かす 目は潤んで 縮れた髭が愛らしい 衰えた後ろ足は震えているけど クルンと巻いた尻尾は老いても凛々しい どこか懐かしそう
JUGEMテーマ:詩氷河の下を泳ぐように 冷たく暗く息苦しく たまに射す光に勇気づけられて水をかく 分厚い氷を恨めしく でも自分を守る盾として安心感もあり 時々穴から顔を出して息を吸う&nb