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へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ https://blog.goo.ne.jp/hentaimiyake

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2014/10/11

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  • 天地真理 「明日へのメロディー」 LP

    1972年発売。4枚目のオリジナルアルバム。シングル曲「ふたりの日曜日」を含む12曲。この頃の天地真理は3ヶ月ごとにシングルをリリース。その1ヶ月後にオリジナル・アルバムをリリースするという、超過密な楽曲リリースをしていた。当時のプロダクション(渡辺プロ)とレコード会社(CBSソニー)の営業政策で、会社は短期間で大きな利益、おそらく売上、利益の記録更新をしていた思う。その一方で、多くのタレントは短時間で消耗して燃え尽きてしまった。日本の音楽やオーディオ産業の発展、成長の一過程であり、我々に夢と楽しみを与えてくれたが、二十歳そこそこの少年・少女アイドル側では黒歴史だった。GOLDEN☆BEST天地真理天地真理ソニー・ミュージックダイレクト天地真理「明日へのメロディー」LP

  • 桜田淳子 「スプーン一杯の幸せ」 LP

    1975年発売のオリジナル6thアルバム。桜田淳子が青春を語るナレーションと12曲収録。タイトルの「スプーン一杯の幸せ」は桜田淳子の初主演映画でもある。LPには当然この映画の主題歌「ひとり歩き」が収録され、シングルとしてもヒット。この映画では、おとなが思う「こうあって欲しい」、「こういうのが理想」という女子高校生像を桜田淳子が好演。バドミントン部のクラブ練習を軸として、映像を楽しませてくれたことを想い出す。このLPのすべての曲は、高校生の青春を聴き手に伝えてくれる。半世紀後の、乃木坂46の唄が分からないのは、、、致し方ないか。桜田淳子GOLDEN☆BEST桜田淳子ビクターエンタテインメント桜田淳子「スプーン一杯の幸せ」LP

  • 石川ひとみ 「まちぶせ」 LP

    1981年発売の石川ひとみ5thオリジナル・アルバム。1978年に美少女ばかり集めた(と思っている)NAVレコードからデビュー。NHKの日曜日夕方6時の歌番組「レッツゴーヤング」の司会に抜擢されるという幸運もあったが、ヒット曲に恵まれず。ほぼ3年後のなんと11枚目のシングル「まちぶせ」がヒット。この曲は荒井由実(当時)の作詞・作曲。だから売れたとも言えるが、これだけの期間売れなかった歌手に荒井由実の楽曲をあてがったプロデュースの勇気は尊敬に値する。実のところ、この年代の歌手の中で、石川ひとみは心地よい声質を持つ、上手い歌手。尖って光り輝く点が見えないという、学級の優等生というような真面目な感じという性格故に、「まちぶせ」の後もブレイクがなかった。このジャケット、セクシーすぎる。当時、石川ひとみは17歳。ロ...石川ひとみ「まちぶせ」LP

  • 松田聖子 「The 9th Wave」 LP (Master Sound盤)

    1985年発売の松田聖子11枚目のオリジナル・アルバム。アナログからデジタルへの移行期。LPからCDというメディアの変化だけではなく、録音、ミキシングなどの制作現場もデジタルの黎明期。さらに楽器演奏もシンセサイザーの「打ち込み」が流行した時期のため、ふんだんに打ち込みがある。これに加えて、ジャケットも松田聖子のポートレイトと背景の珊瑚礁の海風景写真をデジタル合成。今見るとこのジャケットは背景との遠近感もなく、「コンピュータ合成でこんな写真も作れます」という制作者の自己満足としか思えないトンデモ作品。楽曲も、ボーカルの定位がフォーカスせず、シンセサイザーが最前面に突出したりするトンデモ録音。デジタル機器を制作者が使いこなせていない、試行錯誤の時期であったのであろう。「SQUALL」「Silhouette」の...松田聖子「The9thWave」LP(MasterSound盤)

  • 松田聖子 「ユートピア」 LP

    1983年発売のオリジナル7thアルバム。松田聖子アルバムの最高傑作と思う。このLPは当時の高音質レコードMasterSoundシリーズ。松田聖子アルバムのなにかの人気投票でも1位20%以上の得票をしたらしい。シングル曲「秘密の花園」「天国のキッス」を収録。これ以外のアルバム・オリジナル曲が素晴らしい。A面の1曲目「ピーチ・シャーベット」から「マイアミ午前5時」「セイシェルの夕日」と続き、ラストの「メディテーション」まで地中海の風景のようなきらめく曲が続く。ジャケット写真も最高傑作と思う。当時はオリビア・ニュートン=ジョンの「水のなかの妖精」のオマージュ(ずばり言うとパクリ)と言われていたが、これを遥かに凌駕する仕上がり。ユートピア松田聖子ソニー・ミュージックレコーズ松田聖子「ユートピア」LP

  • 朝比奈隆指揮 大阪フィル マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」

    1972年大阪フェスティバル・ホール大阪フィル第100回定期演奏会の収録。マーラーの巨大な交響曲、千人の交響曲をその言葉通り1000人を超える管弦楽団、独唱者、合唱団で演奏。大阪フェスティバル・ホール後方の反響板を外し、ひな壇を組み、ステージは奏者の重量を支えるために内側を補強したという。ジェケットの裏面写真は1000人の模様。左端に朝比奈隆、そこからはるか後方まで合唱団が続く。パイプオルガンは電子式となるため、奏者は写真の下方中央、そのスピーカーが写真上端に配置されているのがわかる。演奏自体は、音程が揺れる金管、歌わない弦、硬い合唱。しかし2部に進んでいくと、このような瑕疵は気にならなくなる。マーラーの世界の大きな流れんど真ん中に身体を委ねて、フィナーレまで疾走して行ってしまう。千人の交響曲*交響曲第8...朝比奈隆指揮大阪フィルマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」

  • 欧陽菲菲 「雨の御堂筋 / 欧陽菲菲 歌謡デラックス」 LP

    2枚組ベスト・アルバム。発売年不明。欧陽菲菲の最大のヒット曲である「ラヴ・イズ・オーヴァー」が収録されていないことから、1982年以前の発売と思われる。妖艶なジェケットを眺めつつ、このLPのヒット曲を続けて聴くと、「大人の歌謡曲」「酒宴の夜の唄」・・・どの曲もフル・ボディ、渋く苦いあとくちが長く続く。この頃、香港からのアグネス・チャン、台湾からの欧陽菲菲そして少し遅れて同じ台湾のテレサ・テンと日本人はごく普通に彼の地の歌手を受け入れ、これを認め愛した。昨今のK-POPとの繋がりとは深さが違った。エッセンシャル・ベスト1200欧陽菲菲欧陽菲菲UniversalMusic欧陽菲菲「雨の御堂筋/欧陽菲菲歌謡デラックス」LP

  • オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団『コロンビア・ステレオ・コレクション1958-1963』

    久しぶりのCD購入。この頃はLPかハイレゾ・ファイルしか購入していなかった。でも、これは外せない。オーマンディがのコロムビア(現在のソニー・クラシカル)に残したステレオ音源の集大成。CD88枚組。数年前にモノラルのCD120枚組が発売、当然これは愛聴盤となる。それ以来、ステレオ録音の発売を待ち焦がれていたが、ようやく実現。実のところ殆どがCD、LPで重複所有となるが、これもよし。最初のステレオ録音からフィラデルフィア・サウンドが飛び出して、感動。オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団『コロンビア・ステレオ・コレクション1958-1963』

  • ムター カラヤン ベルリン・フィル 「モーツアルト ヴァイオリン協奏曲第3、5番」 LP

    モーツアルトヴァイオリン協奏曲第3・5番アンネ=ゾフィー・ムター、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルMozartViolinConcertosNo.3,No.5Annne-SophieMutterHerbertvonKarajanBerlinerPhilharmonikerムターのデビューアルバム。カラヤンが見出し、惚れ込んだ天才少女。ジェケット写真でも分かるが、この当時ムターは15歳。対するカラヤンは70歳。おじいちゃんが孫の演奏を聴いて微笑んでいるようなジェケット写真である。ムターの演奏は美しく、力強くまたけれん味無く、純粋にモーツアルトの世界に入り込める。これに触発されたのか、いやそんなことはないかと思うが、カラヤンとベルリン・フィルもムターのヴァイオリンを美しく聴かせるための裏方に徹し...ムターカラヤンベルリン・フィル「モーツアルトヴァイオリン協奏曲第3、5番」LP

  • 立花理佐 「15才神話(フィフティーン)」 LP

    1987年発売のファースト・アルバム。それほど売れなかった立花理佐であるが、この後2枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。TVドラマに2000年あたりまで出演しており、またデビューが「毎度お騒さわがせしますIII」であったたため、女優としての印象が強い。このアルバムを聴くと、「毎度おさわがします」シリーズI、IIでブレイクした中山美穂のちょっと生意気な少女役をなぞった感覚。立花理佐とはちがうんだけどなと今も思う。最後に申し分けないが、歌はうまくない。立花理佐「15才神話(フィフティーン)」LP

  • 松田聖子 「Seiko・index」 LP

    デビュー曲「裸足の季節」から8枚目「赤いスイートピー」にプラス4曲。帯に「青いページに綴った心のダイアリー、いまあなたに届けます…聖子。」なるほど、ジャケ写真の背景、ブルーのサマーセーター写真、そして帯とライトブルーに統一した涼しいパッケージ。このアルバムの発売が1982年7月1日であるから、この清涼感は分かる。このアルバムはCD、CDプレーヤーが登場する直前のアナログ・レコードの最高峰、高音質を突き詰めたソニーのマスターサウンド・シリーズの1枚。レギュラー盤2,800円に対して、これが3,000円であったので、これは「買い」だった。CDと比較しての、このLPの心地よさ、これは何もにも代えがたい。松田聖子「Seiko・index」LP

  • 山本リンダ 「Linda, Golden Album」 LP

    1973年発売のベストアルバム。キャニオンレコード盤なので、移籍前のミノルフォンの「こまっちゃうナ」などの初期シングルは収録されていないところが残念。「どうにもとまらない」「狂わせたいの」「じんじんさせて」「狙いうち」・・・とヒット曲が続く。ステージでへそ出ししてセクシーな振り付けで山本リンダが歌うTVにかじりついていたような思いがある。この5年後、ピンク・レディー登場。対象ファン層が低年齢層になったが、今思うと山本リンダの亜流だったのかもしれない。山本リンダ「Linda,GoldenAlbum」LP

  • 小柳ルミ子 「やさしさということ 小柳ルミ子NHKホールリサイタル」 LP

    1979年発売の小柳ルミ子の5枚目、最後のライブ・アルバム。LP2枚組。タイトルどおり、NHKホールで開催されたコンサートを収録。この頃はすでに人気のピークは過ぎていたが、3,800座席という大きなホールでコンサートを開催できていた。小柳ルミ子のファンの根強さを感じる。LP1枚目の裏面(B面)の途中、音揺れを感じるところがある。最初はレコードプレーヤーの不調を疑ったが、別のプレーヤーでも同様の現象あり。とすると、収録時のテープレコーダーの不調の可能性が高い。小柳ルミ子「やさしさということ小柳ルミ子NHKホールリサイタル」LP

  • Mariah Carey 「Butterfly」 LP

    マライア・キャリー1997年発売の7枚目のアルバム。2020年にリマスター、アナログ(Vinyl)として発売。中古レコードショップで発見。このジャケットは美術工芸品としてディスプレイをしたくなる。CDでは味わえないLPの良さだ。ジェケットの中にWEAREVINIL.comサイトのMP3ファイルダウンロード用のコード印刷が入っていた。試しにこのコードを入力したら、問題なくファイルを入手することができた。LPを聴いて、このアルバムの特徴、すなわちマライアの超広範囲音域とボリューム感を抑え込んだ、柔らかなボーカルを思い出した。MariahCarey「Butterfly」LP

  • 石野真子 MAKO PACK LP

    1981年発売の3枚組ベストアルバム。引退後(一時)に、デビュー曲「狼なんかこわくない」から、その時点でのラスト・シングル「バーニング・ラブ」までの16曲に加えて、アルバムからの曲を加えた全42曲を収録。聴き直して、またこの時点から40年以上の人生経験を積んでも理解らないのが1980年の「春ラ!ラ!ラ!」の伊藤アキラの詩。・春というのは三人の日と書きますここまではOK。次からが?となる・あなたと私とそして誰の日?・あなたが好きになる前にちょっと愛した彼かしら・会ってみたいな久しぶり・あなたも話が合うでしょうもう???の世界。彼とのデートに元彼も一緒の3人!そして「話が合うでしょう」とは。わがまま、自己中心の極み少女の世界としか解釈できない。男として「勘弁してください」の世界。石野真子MAKOPACKLP

  • スパイロ・ジャイラ 「モーニング・ダンス」 LP

    1980年発売のスパイロ・ジャイラ(SpyroGyra)の2枚目のアルバム。当時流行のフージョンの中でも、特に印象の深いアルバム。カセットテープに録音して、クルマのカーステレオで繰り返し聴いた。同時期に渡辺貞夫は「カリフォルニア・シャワー」「モーニング・アイランド」、日野皓正は「シティー・コネクション」他にもキーボードの本田竹曠とサックスの峰厚介達によるネイティブ・サンというグループも活躍。FMラジオからは絶えずフージョンが流れていた。このLPを聴き返すと、一音一音が耳からアタマに流れて、気がつけば身体が動いている。不思議な音楽だ。1980年前後の10年で、フージョンという音楽の金鉱が掘り尽くされたのだろうか。恐竜の絶滅のようにフージョンの衰退は早かった。スパイロ・ジャイラ「モーニング・ダンス」LP

  • 麻丘めぐみ 「アイドル伝説 たった1度のリサイタル」 LP

    1983年発売の麻丘めぐみの3枚目のライヴ・アルバム。3枚目なのに何故アルバムタイトルに「たった一度のリサイタル」とあるのか?さらにここには黒歴史がある。実はこのアルバムは1975年発売の2枚目ライヴ・アルバム「20歳麻丘めぐみリサイタル」の再発売盤である。今ならリイシューとか横文字であっても再発売を示す代物だが、このアルバムにはこの記述なし。そしてとどめが、ライヴ・アルバム1枚目は1973年発売の「夢ひらくリサイタル」があり、これをもっても「たった一度のリサイタル」とは言えない。40年前はおおらかな時代であった。タイトルを変えた再発売盤に「たった一度のリサイタル」といつわっても問題とはならなかった。麻丘めぐみ「アイドル伝説たった1度のリサイタル」LP

  • 堀ちえみ 「シングルス I」 LP

    1986年発売の堀ちえみのおそらく9枚目のベストアルバム。タイトルどおり、1982年デビューから1986年までのシングル曲を集めたアルバムになっている。気になるのはタイトルの末尾の「I」。すなわち、この時点でこの後「II」を出すことを考えていたのか?実際に19年後の2005年にCDで「シングルスII」が発売されているが、こんな先のことを見越してのタイトル決定は考えにくく、タイトルの「II」これは悪ノリのタイトルのような気がする。デビュー曲から順に収録されており、聴き進むにつれて堀ちえみのミドルティーンから二十歳までの歌唱力の広がりと女性としての成長、人間の厚みを増していく様がうかがえる。堀ちえみ「シングルスI」LP

  • 沢田聖子 「SHOKO LIVE」 LP

    1981年発売の沢田聖子の1枚目のライブアルバム。アルバムのタイトル通り、彼女の名前の読みは「さわだしょうこ」。誕生日3日違いのスーパースター松田聖子の「セイコ」とは違う。かぐや姫のファミリーのイルカの「イルカオフィス」からデビュー。このキャッチコピーが「イルカの妹」。これは今でも「なんちゅうコピー、ひどいねぇ」と思うところがある。イルカは、それまでの女性シンガーの概念を破壊した、今に至っても極めつけた個性派フォークシンガー。11歳年下としても、こういうお姉さんは持ちたくない。このライブあたりになって、「沢田聖子」の立ち位置が決まったようで、ブレが無くなった。沢田聖子「SHOKOLIVE」LP

  • 十朱幸代 「風の盆」 LP

    1977年リリースの2ndアルバム。調べたら、十朱幸代はアルバムを5枚もリリースしていた。今では考えられない、音楽産業の隆盛時代。私からすると年代的には、「年上の女」。私が生まれた翌年には映画出演されています。このアルバムリリースのとき、十朱幸代さんは三十代半ば。でも、声が若い。多くのファンを持った理由がここにもある。十朱幸代「風の盆」LP

  • うしろゆびさされ組 「ふ・わ・ふ・ら」 LP。

    1986年発売のうしろゆびさされ組のファースト・アルバム。このユニットはオリジナル・アルバム2枚、ベスト・アルバム1枚(21世紀になってから数枚のベスト盤が発売されたが、これは私はカウントしない)のリリース。うしろゆびさされ組はおニャン子クラブからTVアニメ「ハイスクール!奇面組」のために高井麻巳子と岩井由紀子が選ばれ結成したデュオ・ユニット。プロ野球で例えると1軍半の2選手を組ませて本業以外で売り出したという感じ。それでも、当時のおニャン子クラブの勢いで、おそらく秋元康の想定外の売上を叩き出した。今聴くと、妙なテンションの高さの無い、ふんわかした雰囲気を持った高井麻巳子と岩井由紀子が良い味出してる。このアルバムのタイトル「ふ・わ・ふ・ら」通りの佳作となった。うしろゆびさされ組「ふ・わ・ふ・ら」LP。

  • 「泥だらけの純情」 サウンドトラック 山口百恵 LP

    1977年公開の当時の東宝のドル箱山口百恵・三浦友和の第6作。これも、1963年の吉永小百合作品のリメイク。新宿のチンピラ(ヤクザの下っ端)と外交官令嬢の棲む世界が違った二人が出会い、恋に堕ちて、最後は悲しい結末に。この作品には挿入歌が無いため、山口百恵の歌唱無し。映画のバックに流れる音楽も無いため、淡々と映画の音声を聴くという形になる。声だけで、山口百恵は世間知らずのお嬢様、三浦友和は肩を張って生きているチンピラの姿が頭に浮かぶ。ジャケットの写真も、「なりきり」がわかる。46年前の昭和の日本人の生き様が見える映画、サウンドトラック。「泥だらけの純情」サウンドトラック山口百恵LP

  • 安田成美 「安田成美全曲集」 LP

    1984年リリース。安田成美もこの当時の多くの女優と同じく、女優が歌ってレコードを出したという代物。彼女の場合は、これの極めつけというマーケティングがなされた。1984年1月に宮崎駿の映画「風の谷のナウシカ」のイメージソングで歌手デビュー。なお、この楽曲は映画本編では使用されなかった。そして同年4月にファースト・アルバムをリリース。そして、この7ヶ月後の11月に本作「安田成美全曲集」というベストアルバムをリリース。この間にシングル盤が4月、7月、10月に発売。LP1枚、シングル4枚でこの全曲集を作って売っちゃった。この後、安田成美はシングル1枚、LP1枚で新作を終了している。女優兼歌手を超短期間限定で売るマーケティング。歌ははっきり言ってうまくない。本人も本気ではないのがよく分かる。それでも、このこの当時...安田成美「安田成美全曲集」LP

  • かぐや姫「かぐや姫おんすてーじ」 LP

    1972年発売。かぐや姫(第2期)の2枚目アルバム、ライブアルバムとしては1枚目。南こうせつ、伊勢正三、山田つぐと(パンダ)の3人の声質が柔らかくて、なごむ。フォークソング全盛、良かった昭和を想い出す。帯を観て驚き。「こうせつ・パンダ・正やん」という名前順。初期は2番3番が逆だったんだ。かぐや姫「かぐや姫おんすてーじ」LP

  • 畑中葉子 「白日夢」 LP

    1981年発売。平尾昌晃とのデュエット「カナダからの手紙」で1978年にデビュー。これがヒットするが、その後このデュエットは尻すぼみのセールスになる。1980年にソロ・デビュー、清純派から転向。「後から前から」という意味深な曲をリリース、そして日活ロマンポルノに出演する。このLPのジャケット裏面も、現在では使えない写真。曲間に喘ぎ声、セクシーなセリフが入っておりゲテモノLPというように捉えられてしまうが、実はこの人は歌がうまかった。平尾昌晃が選んだだけはある。畑中葉子「白日夢」LP

  • チェリッシュ 「夢想花」 LP

    1979年発売。二十数枚目のアルバム。1971年のファースト・アルバム「なのにあなたは京都へ行くの」から8年間で25枚もしくはそれ以上のアルバムをリリース。こおうちのおよそ半分が、ベスト盤。当時のレコード会社の典型的なビジネス形態に乗せられたデュエットと言える。本作は、この当時の『ニューミュージック』のカバー集。収録曲:夢想花、天までとどけ、いい日旅立ち、夢一夜、たそがれマイ・ラブ、マイルド・ウォッカ、みずいろの雨、季節の中で、わかれうた、こおろぎ橋、青葉城恋唄、さよならだけは言わないでどれをとっても、聞き惚れてしまうチェリッシュの世界。松崎悦子の歌唱力とその声質は、うまくて嫌味のない可愛さがあって、聞き飽きることがない。チェリッシュ「夢想花」LP

  • Audi 90 Quattoro

    週末に買い出しに行くスーパーの屋上駐車場で発見。1985年頃のクルマ。それまではオフロード用途との認識が強かった四輪駆動をAudiがフルタイム四駆=超高速領域の操安性として技術開発&マーケティングして成立させたプレミアム四輪駆動セダン。GolfIと同じジウジアーロの直線基調のエクステリアデザイン。アラが目立つはずなのに、無駄な線、面に全く気づかない、天才、いや神の領域のデザイン。ジウジアーロは同時期に局面の組み合わせのPiazzaも描いている。本当にこの人はどんなアタマをしていたんだろう。こういうクルマをスーパーへの買い物という普段使いする格好良い人はどういう人なんだ?と興味が湧くが、待ち伏せは控えた。Audi90Quattoro

  • 門あさ美 「SIMULATION」 LP

    1985年発売の<疑似>ライブアルバム。ライブしない、人前では歌わないという門あさ美。これに対して、レコード会社が手持ちのボーカル・トラックを素材として、ライブ・アルバムを仕上げたというトンデモLP。ボーカルにエコーを足し、ライブ調のバック演奏を載せ、ここに拍手を重ねる。当時のアナログ機器を使った、『リミックス』と言える作品。多めのエコーをかぶせた門あさ美のボーカルが、濡れて艶っぽい。残念なのは、収録時間が25分ほどしかないこと。当時、ほとんど売れなかったアルバムなので、現在は入手困難。高価で取引されている。門あさ美「SIMULATION」LP

  • 山口百恵 「潮騒」 サウンドトラック

    三島由紀夫の同名原作、1975年の東宝の山口百恵文芸作品第2作。相手役は言うまでもなく、実の配偶者三浦友和。同世代(同年齢)であることもあり、山口百恵の映画は全て映画館で観た。ただし、高校時代、一番館へ行く小遣いが不足したこともあり、本作は3番館4本立てで観る。こんなに連続して映画を観るという贅沢をしていたんだね。この映画の主題歌(挿入歌)の「少年の海」が今聴いても、心が揺れる。素朴な、簡単極まる曲なんだけど、これが山口百恵本作の役柄とはまって、いい味出してる。実はこの曲、山口百恵の最高歌唱と思っている。山口百恵「潮騒」サウンドトラック

  • 山水(Sansui) スピーカー LM-022

    1975年発売。コーン・ツイーター擁した2ウェイシステム。シリーズは上からLM-033(25cmウーファー)、LM-022(20cm)、LM-011(16cm)の3ラインアップ。当機は中サイズ。型番のLMはLinear-Motionの略。コーン・ツイーターの背面に音道を設け、背面の音圧を積極的に利用して音質改善をするという凝った仕組みのバッフル。当時のJBLのウエストコーストの陽気な音、これを彷彿させるあっけらかんと明るく楽しく鳴ってくれるスピーカです。ヤフオクで1000円台の前半でゲット。TV脇のサブシステムで、レギュラーの地位を確保したました。山水(Sansui)スピーカーLM-022

  • 片平なぎさ ベストアルバム LP

    1979年頃の発売。LPでは唯一のベスト盤。片平なぎさの可愛さをうまくとらえたジェケット写真が素敵。片平なぎさと言うと多くの人たちは「2時間ドラマの女王」となる、それだけ女優としての大成功。でも、私の世代は背の高い(公称身長167cmであるが、それ以上と思う)スレンダーなアイドル歌手。しばらくの雌伏期があって、「スチュワーデス物語」の悪役として登場。ピアニストの夢が壊れた女が元カレの前で、白い手袋を歯に挟んで外すシーンは、そこらのホラーよりも怖かった。片平なぎさベストアルバムLP

  • フル・ハウス 「セトル・ダウン」 LP

    1979年作品。かぐや姫の山田パンダ(つぐと)がかぐや姫解散後、2枚のソロアルバムをリリース後に結成したユニット。2枚のアルバムのうちのセカンド。メンバーは山田パンダの実弟の山田智秀と公募コーディ村で選ばれた吉野恵子。ファーストアルバムと同じく、メンバーそれぞれがボーカルを担当した曲が「集められた」という感覚のアルバム。いわゆる、1作品としての統一感が不足。吉野恵子が<感じる声>を出すところがあるので、彼女をメインボーカルとして活動すれば彼女が伸びて売れたのではないかと思うところあり。このあたりの、厳しい判断をしないところが山田パンダの性格なんだろうな。フル・ハウス「セトル・ダウン」LP

  • アニメ・サウンドトラック 「野球狂の詩」 LP

    1978年作品。水嶋新司の少年マガジン連載野球漫画のアニメのサウンドトラック。木之内みどり主演で実写版映画も作成された。これは今でも好み。水原勇気という女性、左、アンダースローの投手として、日本初の選手の登場から、「ドリームボール」という彼女にしか投げられない変化球によるワンポイント・リリーフの活躍。水原勇気の選手活動を分析した「水原勇気0勝3敗11S」なる書籍も出版されて、これも本棚のどこかにある。日本アニメ屈指のヒロイン水原勇気。アニメ・サウンドトラック「野球狂の詩」LP

  • 太田裕美 「Hiromic World」 LP

    1985年発売の太田裕美の公式には唯一のライブアルバム。「HiromicWorld」でググると、郷ひろみのアルバムばかり出てきて、太田裕美は5ページほど下になる。それほど、この太田裕美のアルバムは知られていない。この当時は太田裕美自身も言っているような「ご乱心期」「黒歴史」の期間。新しい自分の音楽を模索していたのだろうか、米国へ渡り、テクノとロックと太田裕美の掛け算で考えたようなアルバム「Ido,Youdo」、「TAMATEBAKO」を作っていた。この営業成績は語れるものではない。この時期のライブ。従って、最初の3曲「雨だれ」「赤いハイヒール」「木綿のハンカチーフ」は別曲と思うほどアレンジが異なる。特にバスドラの「ドン、ドン、ドン」はウーファーが大きく動く、オーディオチェック用レコードのよう。好き嫌いは別...太田裕美「HiromicWorld」LP

  • 大竹しのぶ 「白鳥を見たことがありますか」 LP

    1976年発売のファーストアルバム。大竹しのぶの映画デビュー「青春の門」の翌年、18歳の時に制作。駆け出し女優の初々しさ、フレッシュさにあふれた素晴らしい作品。明石家さんまとの結婚、離婚という話題も作りながら、女優として途切れることがない活躍。その中でも、デビュー作品「青春の門」の織江役が彼女の天命であるように思う。大竹しのぶ「白鳥を見たことがありますか」LP

  • 吹田明日香 「インスピレーション」 LP

    1983年リリースの吹田明日香の唯一のアルバム。大学1年生で「スター誕生」のグランドチャンピオンになり歌手デビュー。ルックスが優れており、歌唱力はほどほど。レコードを出してアイドル・デビューするが、鳴かず飛ばず。登場が3年遅かったら、おニャン子クラブからソロデビューしてそれなりに売れただろう。その人の運命、タイミングは運・不運があると思う。吹田明日香は、高校、大学の後輩にあたる。故にメジャーになって欲しかった。吹田明日香「インスピレーション」LP

  • 多岐川裕美 「小夜」 LP

    1979年発売の多岐川裕美のファーストアルバム。歌手というよりは女優という認識を持つ多岐川裕美であるが、オリジナル・アルバムを6枚、シングルは10枚以上をリリース。シングルの最大のヒット曲「酸っぱい経験」の後に発売された同題のアルバムがファーストと思われがちであるが、本作「小夜」が1作目。この時点で、多岐川裕美の世界、多岐川ワールドの歌唱全開。ジャケットを見なおせば、半眼に開いた眼のセクシーな写真。濃い味わいの、現代では観ることができない、女優、そして歌手です。多岐川裕美「小夜」LP

  • 能瀬慶子 「ほほえみプレリュード」 LP

    1979年発売。能瀬慶子の唯一のオリジナル・アルバム。山口百恵の引退後、ホリプロが売り出したが、歌、ドラマともに空振りを連続。時の人は、「歌唱力が・・・」、「演技が・・・・」と酷評。当時は他にもたくさん下手さんがいたが、彼女は下手な歌、下手な演技の代名詞となってしまった。山口百恵のドラマ赤いシリーズの続きものの「赤い嵐」に主演したが、これが大変な状態。今でも時々聞く失敗時のボケ言葉「私は誰?ここはどこ?」を流行らせて、残した功績だけがある。あらためてLPを聴くと、やはり今でも痛い。タレントスカウトキャラバンで選んだのは誰?と聞きたい。能瀬慶子「ほほえみプレリュード」LP

  • 井上望 「シャドー・ボーイ」 LP

    1980年発売のベストアルバム。井上望はオリジナルアルバム1枚、そしてベストアルバムはこれを含んで2枚。他の1枚は2004年発売の「想い出もの」であるから、実質はオリジナルとベスト各1枚。およそ3年間の歌手活動期間で、アルバムとは縁が薄かった。今聴き返して、改めて高い歌唱力に感心する。声質も良い。キュートなルックス、スレンダーな体型と、アイドルの要素を備えているが、売れなかった。当時の松田聖子という巨星の存在。そしてこれを追いかける中森明菜、小泉今日子などのきらめき星群が存在していた。2年早く生まれていたら、山口百恵とは色合いが違う、井上望の時代が有ったかと想う。井上望「シャドー・ボーイ」LP

  • SAKIKO ITO 76/45 MEIKO NAKAHARA 76/45 伊藤咲子 中原めいこ LP

    2002年に消滅した家電量販店第一家電制作、販促用レコード。「マニアを追い越せ!大作戦」「DAM(カラオケではない。DaiichikateidenkiAuduoMember'sClubの略)」のプロモーションで制作され、店頭でカートリッジ購入するとシリーズのLPが貰えた。これは12作目。タイトルの76/45の76はスチューダーのテープレコーダーの録音再生のテープ速度が76cm/sec、45はレコードの回転数が45rpmの意。これ以外には、フラット・ディスクと称するレーベル面と音溝とグルーブガイドの厚さが同じ盤。最近の「180g重量盤」よりも遥かに重い。収録にミュージッシャンを集め、当時の第一線の機器を使用して収録、トラックダウンそして、最高のカッティングを行って作成されたレコード。カートリッジのオマケに付...SAKIKOITO76/45MEIKONAKAHARA76/45伊藤咲子中原めいこLP

  • ストコフスキー 「1812年」 LP

    レオポルド・ストコフスキー指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団チャイコフスキー序曲「1812年」。1812年はロシア史上に残るナポレオンのロシア侵攻を打ち破った年。これをモチーフとしてチャイコフスキーが1850年に作曲。このいきさつから、スペクタキュラー、ダイナミックな作品。これをオーケストラの魔術師ストコフスキーが演じると、流石こうなるよねと期待通りの演奏。特に最後の大砲は英国近衛砲兵隊による実射の音、鐘はチューリッヒとヴァチカンとオーケストラのベルを使用。ストコフスキーだから笑って許されるという世界。ジェケットもドラキュラのような青い顔写真。もう、世界を超越したとんでもないところにあるレコード。ストコフスキー「1812年」LP

  • アン・ルイス 「アン・ルイス スーパー・デラックス」 LP

    1976年発売。アン・ルイスはアメリカ海軍軍人の父親(一時アン・パパとしてTVに出演)と日本人の母親のハーフ。エキゾチックな顔立ちを売りにして1971年にデビューしたが鳴かず飛ばずが続く。1974年発売の「グッド・バイ・マイ・ラブ」がヒットして、歌手として認められるようになる。1970年代後半からは(ロック歌謡と揶揄されたが)、ロックに転向して10枚以上のアルバムを残す。このロック(?)は私の好みではない。このベストアルバムはロックに傾倒する前のアイドル系。この方向で進んだら、別の世界があっただろうなと半世紀後の今に思案。アン・ルイス「アン・ルイススーパー・デラックス」LP

  • Victor EQ-7070

    ビクターのプリアンプEQ-7070。ビクターはフォノイコライザーと称す。1977年発売のハイエンドのラボラトリーシリーズ。レギュラー版のP-3030と同じ高さ50mmという超薄型。このサイズに左右独立巻線トロイダルトランスを詰め込んでいる。とにかく、レコード再生を極上のものとするために開発されたプリアンプだけに、MMカートリッジ用に負荷抵抗、負荷容量各4段切換えのカートリッジ・ロード・セレクター、そしてMC用に高品質のヘッドアンプを内蔵している。オーディオ誌で使い尽くされた「生々しい」「ベールを剥いだ音」がする。良き個体が生存していて良かった。VictorEQ-7070

  • キャンディーズ 「キャンディーズ・ヒット全曲集」 LP

    1974年発売の最初のベストアルバム。「キャンディーズ・ヒット全曲集」のタイトルで3種類、1974年、1975年、1976年に発売されており、区別のためにこれは『1974年版」と呼ばれている。1974年は当時のオーディオ、レコード業界が更なる市場拡大(売上単価増大)を目指して4チャネル・レコードを盛んに発売した時世。それ故にこのベスト・アルバムもソニーの企画SQ方式でエンコードされている。2chステレオと完全互換という謳い文句があったが、マトリクス方式で差分信号をレコードの音溝に記録、これを針先、カートリッジが振動から電気信号に置換するわけであるから、2chへの影響が無いわけはない。実際に、2chステレオで再生するとエコーがかかったような、フォーカスの甘い音がする。一方で、SQ4chのため、このレコードに...キャンディーズ「キャンディーズ・ヒット全曲集」LP

  • 研ナオコ 「愚図」 LP

    1975年発売の研ナオコの3rdアルバム。3rdであるにに、帯には「研ナオコがその歌唱力でポップス・演歌・フォークを歌い上げた期待のファーストアルバム」とある。1stなのか?3rdなのか?ウィキで調べたら、研ナオコが東宝からキャニオンへ移籍後の1st。この当時はおおらかでした。今なら商品説明に関する法律で叩かれますね。本アルバム12曲収録中、シングル盤「愚図」とそのB面の「サヨナラは嫌いな言葉」以外の10曲は当時のヒット曲のカバー。これは、帯の説明通り、ポップス、演歌、フォークのカテゴリを問わない選曲。沢田研二、小坂恭子、岡林信彦、吉田拓郎、そして八代亜紀まで。この幅ひろいジャンルの曲が研ナオコの世界に。この人も歌が上手かったです。研ナオコ「愚図」LP

  • つちやかおり 「FRAGRANCE」 LP

    1983年発売の3rdアルバム。つちやかおりと言えば「布川敏和の妻」の通りが良い。高校の時から交際を続け26歳で結婚、そして一時芸能界を引退。子供1男2女が俳優、モデルとしてデビュー。時を置いて今このLPを聞くと、発声、節回し、声質の松田聖子との相似性が明か。当時は気付かず。この時期トップを走り続けた松田聖子をプロデューサーが意識したような足跡が見つかる。松田聖子のように歌えたつちやかおりの存在を今に至って認識した。つちやかおり「FRAGRANCE」LP

  • 竹下景子 「二人だけの季節」 LP

    1978年発売のファースト・アルバム。帯にもある、デビューシングル「結婚してもいいですか」を収録。この頃の竹下景子は映画に数本、TVドラマは20本以上の出演していた売れっ子女優。それ以上に印象に深いのは「クイズダービー」という大橋巨泉司会のクイズ番組へのレギュラー出演。天才、ひらめきのはらたいらに対する論理思考にて3枠を外さない竹下景子。TVを観て、「どうしてこんなに美しくて、アタマが良いのか」とクイズ問題と違うところで頭を捻ったのを想い出す。お嫁さんにしたい女優No.1と言われ、これに便乗(?)したのか、結婚してもいいですか」という、ドラマの場面を連想する歌詞の曲でレコードデビュー。歌唱力は語るまでもないが、この人の声でその詩の場面が浮かんでくる。このあたりが、女優としての才能か。竹下景子「二人だけの季節」LP

  • 工藤夕貴 「Sensation」 LP

    1985年2月発売の1stアルバム。工藤夕貴は1971年1月生まれなので、14歳1ヶ月の作品。二十歳、18歳と言われても全く違和感なし。歌詞の解釈、歌唱力、声質、どれを取っても14歳とは信じられない。これも才能か。特にこの声質は、飛び抜けたも能力。もっと売れても良かったのではないか。同時期デビュー、同レコード会社に浅香唯が存在していたため、プロモーション投資が大きくなかったのだろうか。こうやって数十年後に工藤夕貴の記録を体感させてくれるLPに感謝。工藤夕貴「Sensation」LP

  • 桜田淳子 「淳子スーパー・ライブ リサイタル6」 LP

    1979年発売の桜田淳子6枚目のライブアルバム。1979年9月渋谷公会堂にて収録。すなわち桜田淳子21歳のライブ。桜田淳子はこの後、翌年に「私小説」という小規模なライブアルバムを発売。大規模ステージでのライブ盤はこれが最終。持ち歌ヒット曲と、ミュージカル仕立ての楽曲の構成。この盤のポイントは、「しあわせ芝居」等の歌唱。ライブとしての「崩し」歌いがはまる。こんなに歌が上手い歌手であったのか。四十数年後に気付いた。桜田淳子「淳子スーパー・ライブリサイタル6」LP

  • 渡辺桂子 「グッバイ・ガール」 LP

    1984年発売のベスト・アルバム。ベスト・アルバムと言っても、この時点でオリジナル・アルバム1枚、シングル4枚をリリースしたという状態。実は、私は渡辺桂子なる歌手をリアルタイムでTVやレコードで認識していなかった。今でも「渡辺桂子」という名前から連想するのは「演歌歌手?」、「近所のおばさん」(失礼しました)。本名が渡部桂子とのことで、安易なネーミング。これだけで、マーケティング損失が甚大。渡辺桂子は1984年3月にデビュー。そして2年後の1986年4月にTV番組で知り合った男性と渡米して結婚して引退。こういう歌手もいたのですね。このLPは中古レコード店で購入。ジェケット表面に本人直筆(と思われる)サイン入り。顕微鏡でサインを確認したところ、印刷ではなく、油性インクの筆跡であることは判明。こういうのが550円で流...渡辺桂子「グッバイ・ガール」LP

  • 南沙織 「シンシア・ラブ」 LP

    1977年発売。3枚組36曲入りベストアルバム。この時点までのシングルA面24曲全曲収録。あらためてこのLPを聴いて、南沙織の他のLPとの音質、音色の相違に気付き驚く。良く言えば「鮮明」「フレッシュ」、悪い言葉だと「中高域の強調感」。この頃にCBS/ソニーのカッティングマシンがノイマンのSX68からSX74へ更新された影響なのか。この当時バーンスターンのクラシック・レコードで従来SX68であったものが、SX74となって「とげとげしくなった」と体感したのと同傾向。カッティングマシンのエージング不足とカッティング・エンジニアが新マシンに馴染むまでの移行期間の影響か。こういうことを楽しめるもアナログ・レコードの良いところ。南沙織「シンシア・ラブ」LP

  • 木之内みどり 「十八歳の今」 LP

    1975年発売のセカンド・アルバム。木之内みどりはオリジナル・アルバムを8枚リリース。この中で、一番地味で、おそらく一番売れなかったのが本作。A面の収録曲タイトルの順が、制作者のバランス感覚を疑う。1曲目から「おやすみなさい」で始まり、2曲目が「ひと月おくれのクリスマス」すなわち1月の歌(?)、そして3曲目がチェリッシュのカバー「ひまわりの小径」これは8月。何を想って、こういう曲順にしたのか?いくら考えても答えが出てこない。木之内みどりは人気絶頂期の1978年にベーシストとの交際が発覚して、即座に会見を開催して引退。この潔さは、木之内みどりが持つ「危うさを伴う美しさ」が具現化したもののよう。交際記者会見して、1年後あたりに設定したさよならコンサートまでフル活動して利益を追うだろう。即時の引退を認めた事務所も偉い...木之内みどり「十八歳の今」LP

  • 高田みづえ 「スーパー・ヒット12/純愛さがし」 LP

    1983年発売の4枚目のベスト・アルバム。この当時、高田みづえは毎年1枚ずつのオリジナル・アルバムとベスト・アルバムをリリースしていた。このクラス(人気=ビジネス規模)の歌手はこれくらいの数のアルバムをリリースしていた。アイドルにもファンにとっても良い時代であった。この2年後、当時大関だった若嶋津との婚約を発表して、引退。その後相撲部屋のおかみさんとなったことは有名。デビュー曲「硝子坂」、3曲目「ビードロ恋細工」、そしてサザンオールスターズのカバー曲「私はピアノ」がきらめいている。高田みづえ「スーパー・ヒット12/純愛さがし」LP

  • 岩崎宏美 「ダル・セーニョ」 LP

    1984年発売のベストアルバム。ダル・セーニョ(DalSegno)とは音楽記号楽譜で、記号まで戻って繰り返すことを指示する。このアルバムは岩崎宏美の1984年の「夏に抱かれて」から1975年のデビュー・シングル「二重唱」まで遡って繰り返す、すなわちLPに収録していることを意味するものと思われる。ジャケットの中には、全てのEP(シングル)の写真を集めた写真がある。デビュー曲から順番に収録されており、聴き進むにつれて、岩崎宏美の歌唱力の成長を観るとともに、デビュー時点からの声の凄みを再認識。岩崎宏美「ダル・セーニョ」LP

  • ゴールデン・ハーフ 「ゴールデン・ハーフ 2」 LP

    1972年発売。メンバー全員がハーフという設定の5人→4人→3人の女性アイドルグループのセカンドアルバム。アメリカ、スペイン、ドイツと日本人との間のハーフの傍らでエキゾチックな顔立ち故に両親が日本人なのにハーフと詐称されたメンバーもいた。当時の芸能界のおおらかさ。夢を売るんだから、こういうのもあって良かったと思う。日本語歌詞の曲が少々、ほとんどが英語歌詞のカバー曲。歌の上手さを問うものではない。布面積の大きさとデザインが1970年を偲ばせるジャケのビキニ写真が良いね。ゴールデン・ハーフ「ゴールデン・ハーフ2」LP

  • ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア・オーケストラ 「英雄・悲愴」

    ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」とチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」を1枚のLPに収録した1979年発売のトンデモLP。クラシック音楽評論家の板倉重雄著の「カラヤンとLPレコード」2009年アルファベータによるとLPレコードの長時間収録のトップクラスLPである。「英雄」48分45秒、「悲愴」45分34秒で合計94分19秒。CDは最大80分であるから、これを大幅に凌駕している。「英雄」1953年、「悲愴」1955年のモノラル録音を疑似ステレオ化。(私は疑似ステレオはあまり好きじゃない。エコーがかかったように、ぼけた音になることが多いから)この音源のカッティングレベルを低くしてLP2枚分を1枚に詰め込んだ。この結果、レコード盤の溝の振幅幅が小さくなり、カートリッジの出力が低下。アンプのボリュームを2目盛りくらい...ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア・オーケストラ「英雄・悲愴」

  • 沢口靖子 「春よ来い」 LP

    沢口靖子「春よ来い」。1985年発売。ファースト・アルバム。(と言っても、2枚しかアルバムを作っていない)沢口靖子と言えば、今は京都府警科学捜査研究所ドラマ「科捜研の女」榊マリコの人という印象ばかりが強くなっている。1984年東宝シンデレラグランプリ受賞後、東宝映画「刑事物語3潮騒の詩」でスクリーンデビュー。私は出演2作目「ゴジラ」で初めて拝見した。その後も東宝の売り出し女優、イチオシとして映画やドラマに出演を続ける。その頃の定型売れっ子スター作りのルーチンで作られたと思われるのが本アルバム。歌は上手くない、味もない。「あの女優さんがレコードも作らはりました」という代物。ゴジラ(1984年度作品)東宝DVD名作セレクション沢口靖子「春よ来い」LP

  • 松本伊代 「エンドレス・サマー」 LP

    1983年6月発売の4thアルバム。シングル曲「チャイニーズ・キッス」を収録。松本伊代の18歳の誕生日、1983年6月21日発売であるため、帯に「松本伊代18歳誕生日記念アルバム」とある。デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」で『伊代はまだ16だから~♪』と歌ったので、ここで『18歳誕生日記念』というコピーを使ったものか。松本伊代は花の82年組なる新人歌手の豊作年の中心的存在でもあった。この同期の歌手も16~7歳でデビューしており、「18歳は○だけと20歳になったら古い、引退すべし」という空気があり、「今がピーク」ということをアピールするコピーであるとも思われる。1981年12月のデビューから1年半の間に、アルバム4枚、シングル7枚を発売。当時の売れっ子アイドルの中でも多作。前の3rdアルバム「オンリー・セブ...松本伊代「エンドレス・サマー」LP

  • 「あの青空はとっておきたい/青空十二色」 南沙織、天地真理他 LP

    1983年発売。CBSソニー(当時)の女性アイドル系歌手のシングル盤オムニバスアルバム。収録曲:南沙織「17才」、天地真理「水色の恋」、奈良富士子「はだしの恋」、朝倉理恵「あの場所から」、浅田美代子「赤い風船」、水沢アキ「娘ごころ」、平山三紀「熟れた果実」、キャンディーズ「年下の男の子」、池上希実子「あなたなら」、早乙女愛「魔法の鏡」、トライアングル「トライアングル・ラブレター」、相本久美子「涙のドライブ」。南沙織、天地真理、浅田美代子、キャンディーズという大物から、池上希実子、早乙女愛、水沢アキという女優系、そして一番新しいとことでは相本久美子というCBSソニー女性歌手総出演のアルバム。シングルのA面12枚を買うよりはLP1枚のほうが安いという企画もの。ジャケットもシングル・ジャケットを並べただけのローコスト...「あの青空はとっておきたい/青空十二色」南沙織、天地真理他LP

  • 尾崎紀世彦 「尾崎紀世彦セカンド・アルバム また逢う日まで」

    1971年リリース。この年の日本レコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞した「また逢う日まで」の他、デビューシングル「別れの夜明け」、3rd「さよならをもう一度」、4th「雪が降る」を収録。小柄な身体であったが、日本人離れしたもみあげ、彫りの深い顔つき、そして爆発するような歌唱力。この年は、街を歩けば「また逢う日まで」が聞こえてきた。あらためてジャケット写真を観て、特徴のあるマイクの持ち方を想い出した。小指の上にマイクのコードを絡める、親指をマイクの軸中心に当てて立てる。これは、マイクを自分の発声体に揺るぎなく向かわせるためなのかと当時不思議に思ってテレビ画面を観察したてた。ザ・プレミアム・ベスト尾崎紀世彦(SHM-CD)尾崎紀世彦「尾崎紀世彦セカンド・アルバムまた逢う日まで」

  • レオポルド・ストコフスキー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 ドボルザーク 交響曲第9番「新世界から」 LP

    LeopoldStokowskiNewPhilharmoniaOrchestraDvorakSymphonyNo.9"FromthenewWorld"1973年ストコフスキー91歳の録音。RCAの1,200円廉価盤。こういうレコードがこの価格で販売されていた1980年代は良き時代でした。魔術師と言われたストコフスキーによる原曲からの改変がここぞというところに登場。歌舞伎の見栄のように「待ってました!」と納得、満足します。これも、クラッシック。楽しい極みです。ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、ブラームス:大学祝典序曲、他/レオポルド・ストコフスキー、NPO、他レオポルド・ストコフスキー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団ドボルザーク交響曲第9番「新世界から」LP

  • SATIN M-117S

    1974年発売時点はシリーズは3種。M-117丸針、M-117Eダエン針、M-117Xシバタ針。その後1979年にベリリウムカンチレバーを採用したM-117Gダエン針、M-117Sサテン針(本機)を発売。初期シリーズがホワイト、後期シリーズはブラック・ボディ。サテン針なる針先形状はおそらくラインコンタクト系、すなわちシバタ針形状に近いものと思われる。これでM-117シリーズは、M-117E、M-117X、M-117Sの3台になった。あとは、輸出専用モデルのレッド・ボディが欲しいな。この写真はM-117EとM-117S。SATINM-117S

  • YAMAHA NS-670

    1973年の製品。1ヶ月ほど前に購入。師走の多忙にて放置していたものをようやく昨夜設置と配線完了して音出しにいたる。25cmウーファー、60mmソフトドームのスコーカー、30mmソフトドームのツイーターの3ウェイ密閉型。特徴はこのソフトドームと、白木仕上げのキャビネット。バッフルは25mm、サイドが20mmの響きの良い硬質な合板、リアは力を逃がすための25mmのパーチクルボードを使用。カタログ値は19Kgだが、これ以上の重量有り。床から18cmの高さに設置。中高音の美しさに唖然とする一方で低音が不足。この設置の高さで不足するはずが無いので、ウーファーのエッジの硬化を疑う。前オーナーの元で休眠していたのではないか。そうであれば、鳴らせばエッジが柔らかくなって低音が出るはず。旧車のエンジンオイルを交換して慣らすのと...YAMAHANS-670

  • ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界から」 LP

    1960年録音。先日、このLPを中古レコード店で50円で購入。傷、ノイズ無い、盤面良好、ジェケットの痛みもなく「これが50円とは」とセルとクリーヴランド管弦楽団の皆さん、CBS/ソニー(当時)、中古レコードショップさんに申し訳なく思う。セルの一分の隙も無い、完璧な演奏。音が揃うから、100人のオーケストラが室内楽のように、各パート1個の楽器の演奏のように聞こえる。この澄み切った音を、ラックスマンの管球式アンプSQ38FDとタンノイEATONで聴くと、色合いも出てきて豊潤なワインのような香りが漂う。さて、このジャケット表面の文字が気になる。1990年頃のパソコンでインストール・フォントが無くて、代替フォント表示されて、かつ文字化けしたような、デザイン。「FromTheNewWorld」を現しているのか?Symph...ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界から」LP

  • 岩崎宏美 「すみれ色の涙から・・・」 LP

    1981年発売。シングル曲「すみれ色の涙」(なんと25枚目)の他10曲は日本のヒット曲のカバー。「すみれ色の涙」に続くLP2曲目の「卒業写真」は良いのだが、その後時間が進むごとに違和感が積み重なる。B面の堺正章の「街の灯り」、小椋佳の「少しは私に愛を下さい」あたり、こんなに座り心地の悪い曲と歌手のミスマッチがあるのかというピークがやって来る。声質に合わない楽曲のレコーディングという実証実験に立ち会ったという価値があるLP。ゴールデン☆ベストデラックス岩崎宏美~TheCompleteSinglesinVictorYears岩崎宏美「すみれ色の涙から・・・」LP

  • 南沙織 「南沙織ヒット全曲集」 1974年盤 LP

    当時の4チャネル・ステレオ・ブーム(もしくはオーディオ機器メーカーとレコード会社が作ろうとしたブーム)に応じて、1974年の年末商戦にCBSソニー(当時)が自社の所属歌手のベスト盤をSQ方式4チャネル・ステレオで発売。この南沙織は全12曲中6曲がSQ方式。この頃のレコード会社は年末になると売れ筋歌手のベスト盤を毎年リリースしていた。ややこしいのは、この南沙織もそうなのだが、「南沙織ヒット全曲集」の同じタイトルで1974年、1975年リリース。ジャケットは当然のことながら、収録曲も違うのに同タイトルは管理上まずい。このLPの価値は、収録曲の何曲かがボーカル別テイク。さらに、そのテイクがCDで再発されていないというところ。あらためて聴くと、「傷つく世代」のイントロのエレキ・ギターなど、編曲の斬新かつ巧みさとバックの...南沙織「南沙織ヒット全曲集」1974年盤LP

  • 小柳ルミ子 「お久しぶりね」 LP

    1983年リリースのベスト盤。「わたしの城下町」、「瀬戸の花嫁」、「京のにわか雨」、「漁火恋唄」、「星の砂」などのヒット曲と、当時の最新曲「お久しぶりね」などを収録。あらためて聴くと、年を重ねた小柳ルミ子が歌う「お久しぶりね」が、豊潤な味わい。初期の初々しくフレッシュな小柳ルミ子も良いが、少し妖しい艶っぽさも良いねぇ。ところで、このジャケット写真は何なんだろうと、未だに解明できず。窓の向こうに大きな日本猫。何を言いたかったのか?謎が解けません。ゴールデン☆ベスト小柳ルミ子シングル・コレクション小柳ルミ子「お久しぶりね」LP

  • 石野真子 「石野真子さよなら公演完全収録LIVE」 LP

    1983年3月5日リリース。1981年8月30日の「さよならコンサート」のライブ収録、3枚組。この収録とリリース日のギャップ。セールスのためには、引退のコンサート・ライブはその熱が冷めないうちに発売するもの。それが2年半ほどのすれがある。マーケティングの観点ではおかしなLP発売時期である。「さよならコンサート」の翌月、石野真子は長渕剛と伴に婚約記者会見。そして、翌年(1982年)1月、石野真子20歳にて結婚。しかしながら、二人の間に何かがあって1983年に離婚。そして1983年5月に復帰の記者会見。その2ヶ月前にこのライブアルバムが発売されている。推理:離婚の前から二人は別居しており、石野真子はかなり早い時期に復帰を決めていたと考えられる。そこで、復帰の記者会見の2ヶ月前に、当時は発売の予定が無かったライブ収録...石野真子「石野真子さよなら公演完全収録LIVE」LP

  • 天地真理 「童話作家」 LP

    1976年作品。さだまさしの「童話作家」をタイトルにした、天地真理最後となる10枚目のオリジナル・アルバム。翌年の1977年には体調不調で休業に入る。今年の9月のプロ野球ジャイアンツの連敗のように、人気が急降下してブレーキが効かなくなった頃のアルバム。タイトルの「童話作家」これをさだまさしの以外が歌ってものにはならない。さだまさしだけの世界、この詩「もとよりあなたの他には・・・、さりとてこの世をみつめる・・・」のくだりは絵にならない。このアルバムに収録されたシングル曲「矢車草」は、演歌を連想させる前奏から始まる日本の歌謡曲。フォークに行くのか、濃い日本歌謡曲に行くのか?企画サイドの混乱も見て取れるアルバム。GOLDEN☆BEST天地真理天地真理「童話作家」LP

  • 桜田淳子 「マイ・ロード」 LP

    1980年リリース。桜田淳子22歳のベストアルバム。後期作品の「サンタモニカの風」「MISSKIS」「パーティ・イズ・オーバー」「LADY」「美しい夏」「暮れはラブ・ソング」「神戸で逢えたら」と、前期から「天使も夢みる」「初めての出来事」「十七の夏」、中期から「しあわせ芝居」「リップスティック」「20才になれば」など14曲を収録。桜田淳子の変化、変遷が分かるアルバム。22歳で、ここまでの成長、そして美しく熟成がするが、ファンはついて行がず離れていったという時のアルバムです。桜田淳子GOLDEN☆BEST桜田淳子「マイ・ロード」LP

  • ビクター プリアンプ P-3030

    1977年発売の超薄型プリアンプ。EIAではなくJIS規格だけど、ラックマウント1Uサイズのパネル高さ49.5mmでプリアンプを作っちゃったという製品。ペアになるメインアンプはM-3030でこちらは大きく、重かった。CD登場の4年前、オーディオのメインのソースがレコードであった時代故に、Phono入力が3系統。MM×2、MC×1。そしてMMは負荷抵抗4段階(100Ω、33kΩ、47kΩ、100kΩ)、負荷容量4段階(100pF、220pF、330pF、470pF)と充実。これとは逆にラインレベルの入力はTuner、AUXとTape×2と不足気味。実は、このP-3030は同モデルを大学の時に購入して長期間使用していた。その後、家族へ譲り、廃棄された。今回、程度の良い中古を見つけて、即時購入してしまった。Victo...ビクタープリアンプP-3030

  • 木之内みどり 「あした悪魔になあれ」 LP

    1974年作品。1974年5月シングル盤「めざめ」で歌手デビューした木之内みどりのファースト・アルバム。A面が自身の曲、B面は米国ヒットソングのカバー。この当時多かった構成。あらためて、TANNOYEATONで聴くと、一曲一曲がきちんと作られている。そしてオーケストラが上手くしっかりと演奏している。このバックに支えられて、どこか自信なさげなんだけれど、木之内みどりがこれも上手く歌っている。これも良いアルバムです。「木之内みどり」SINGLESコンプリート木之内みどり「あした悪魔になあれ」LP

  • 天地真理 「水色の恋/涙から明日へ」 LP

    1971年作品。天地真理のファースト・アルバム。発売の翌年1972年のオリコン年間アルバムチャート1位を獲得。天地真理は1971年6月TBSのドラマ「時間ですよ」のとなりのマリちゃん役で芸能界デビュー。ワンカット出るだけの、マスコット的な出演だったのが、これに火が付いた。そして、10月に「水色の恋」で歌手デビュー。アマチュアの作詞・作曲作品だったが、時間ですよとの相乗効果で、これが売れた。そして、その勢いで、アルバムを作成。これが年間1位の売上になっちゃったというシンデレラ・ストーリー。今聴くと、「下手」と揶揄されたのが嘘のよう。アルバムのほとんどが他人のカバー故に、歌唱力が分かりやすい。下手じゃない。天地真理は上手かったと認識。GOLDEN☆BEST/天地真理コンプリート・シングル・コレクション・アンド・モア天地真理「水色の恋/涙から明日へ」LP

  • 美少女倶楽部 「美少女」 LP

    1985年作品。現在希少価値が出てきたのか、中古品が数千円で取引されている。少女10人集めて美少女倶楽部。ユニットとして特段の活動は無かった。このアルバムもメンバー10人のそれぞれのソロ歌唱曲10曲。ジャケットの中には次の写真のような全メンバーのレオタード写真。同年に夕焼けニャンニャンのおにゃんこクラブがヒット、ブレイクして、高校生の放課後のアイドル活動なるものが認知された。美少女倶楽部は、これよりも一歩早かったが、企画が薄かったのか、売れずにLPはこの1枚で終わった。美少女クラブ31ファーストDVDMakingofBishoujoClub31美少女倶楽部「美少女」LP

  • YAMAHA CG-4500II MM型カートリッジ

    1970年代台の中後半のYAMAHAのプレーヤーに付属していたカートリッジ。YAMAHAらしからぬ垢抜けしないデザイン。YAMAHAと型番のロゴだけがYAMAHAのスマートさ、これ以外は「機能とコストでこの形になりました、ハイ」という造形。と言うのもこれはAudioTechnicaからのOEM。AudioTechnicaのAT-936がSONYVM-27G、ONKYODN-33、DIATONE3D-MM1、そしてこのYAMAHACG-4500IIとしてOEMされた。音質は、想定外の想定外のワイドレンジかつフラット。AudioTechnicaとしてはスピード感を若干抑えた、聴き疲れしない音色。これがあったら、特に他は不要という感覚の米と味噌汁の音を出す。付属カートリッジでここまでの性能と味付けを出していた日本の技...YAMAHACG-4500IIMM型カートリッジ

  • 西崎みどり 「旅愁 十四歳のぷろふぃーる」 LP

    1975年作品。TV時代劇必殺シリーズ「暗闇仕留人」の主題歌となった「旅愁」、この名曲をタイトルとしたファースト・アルバム。このLPのサブタイトルにあるように、当時西崎みどりは14歳の中学生。この彼女が「旅愁」という男女の別れの詩を歌って、何の違和感も感じさせない。このアルバムには他に小柳ルミ子、アグネス・チャン、浅田美代子、天地真理などのカバーが収録。全てが、オリジナルよりも格上に聴こえる。ベストアルバム~みどりに逢いたい~西崎みどり「旅愁十四歳のぷろふぃーる」LP

  • キャンディーズ 「キャンディーズ ファイナルカーニバル プラス・ワン」 LP

    1978年4月のファイナルコンサートの模様を収録したライブ録音2枚と、スタジオ録音1枚の3枚組。当時価格6,000円。ライブの2枚は、キャンディーズの最後のライブの記録というもの。音質としては、最悪とまでは行かないがガマンができないレベル。当時はLPを買って聴くしか、ファイナルコンサートに接することができなかった。このために大枚をはたいた多くのファンがいた。FINALCARNIVALPLUSONEキャンディーズ「キャンディーズファイナルカーニバルプラス・ワン」LP

  • 河合奈保子 「ハーフ・シャドウ」 LP

    1983年リリースの7枚目オリジナルアルバム。Wikipediaで調べたら、なんと河合奈保子は18枚のオリジナルアルバム、36枚のシングルをリリースしている。同時期の松田聖子、中森明菜、さらには小泉今日子と比べると、販売量は数段もしくは一桁以上小ぶりであるのにもかかわらず、このリリース数は驚き。本作はヒット曲「エスカレーション」と「UNバランス」を収録。このノリの良いポップな2曲に対して、ジャケットはしっとり、なごみ系。このギャップは何なんだろう。歌詞カードを見ると、B面5曲全曲が谷山浩子作詞作曲。なるほどです。シングル2曲とのギャップ大きく、アルバムとしては「とんでも系」です。河合奈保子ゴールデン☆ベスト~A面コレクション~河合奈保子「ハーフ・シャドウ」LP

  • 井上望 「プライベート・タイム」 LP

    1979年作品。1979年5月シングル「ルフラン」でデビュー、9月に2枚目シングル「好きだから」で日本レコード大賞新人賞を受賞。と言っても、誰も覚えていないだろうね。その後10月に発売された唯一のオリジナル・アルバムが本作。今聴くと、斜め上を行く『ありすぎた』歌唱力を想い出した。ナチュラルな癒し系キャラの風貌とこの歌唱力のギャップが魅力であったが、結果としては弱みとなってメジャーになれなかった人です。おはよう!スパンク歌と音楽集井上望「プライベート・タイム」LP

  • 岩崎良美 「LIVE〜女の子だけのコンサート〜」 LP

    1983年作品。3人姉妹の2番目が宏美さん、末っ子がこの良美さん。宏美さんの歌唱力とあれこれ比較されて、損をしていました。確かに岩崎宏美は日本を代表するボーカリスト。これと比べられたらたまりません。ところが、このライブ盤は良美さんの良いところばかり見えます。良美さんの2枚目のライブ・アルバムがこの27年後の2010年というのがいただけない。スタジオ・アルバムよりもライブで売るべきでした。「岩崎良美」SINGLESコンプリート岩崎良美「LIVE〜女の子だけのコンサート〜」LP

  • 岩崎宏美 「ベスト・ヒット・アルバム」 LP

    1978年リリース。岩﨑宏美は1976年にも全く同じタイトル「ベスト・ヒット・アルバム」のバスト・アルバムをリリースしているから、ややこしい。これは2枚目の「ベスト・ヒット・アルバム」。初期のシングル曲を中心とした14曲入り。「ロマンス」「センチメンタル」「ファンタジー」あたりの突き抜ける高域の伸びと艶のある発声とその歌唱力は、他のアイドル歌手とは一線を画す。さて、このジャケット。裏側面はトラックの古タイヤに腰掛けさせられてのショット。古タイヤに10代アイドル座らせるとはどういう発想なんだろう。表側面はVWGOLFI(第1世代)のハッチバックに座る。このGOLFは1977-78モデルの上級グレード(といっても、2クラスしかなかった)GLE。リアワイパーで分かります。テールゲートの内張無く、鉄板むき出し。ロックの...岩崎宏美「ベスト・ヒット・アルバム」LP

  • 松坂慶子 「ファーストアルバム -いま季節の中に-」 LP

    1980年作品。松坂慶子28歳にてファースト・アルバムをリリース。この前年のTVドラマ「水中花」の主題歌「愛の水中花」(本アルバムの1曲目)が大ヒット。このドラマで生まれて初めてバニーガールなる妖艶なるコスチュームを知り、脊椎に高電圧スパークが飛んだのを思い出した。ジャケット裏面の写真は、そのバニーガール。この当時、女優がレコーディングすること多し。手元に何枚もの女優さんのLPがある。歌の上手、下手はあるけれど、女優さんのLPは一曲ごとにストーリーが浮かんでくる。その詩の世界の臨場感というのか、その世界へ引き込んでくれるからたまらない。エッセンシャル・ベスト松坂慶子松坂慶子「ファーストアルバム-いま季節の中に-」LP

  • つちやかおり 「哀愁のオリエント急行」 LP

    1982年発売の1stアルバム。17歳にシングル「恋と涙の17才」歌手デビュー、その3ヶ月後18歳になった直後にこのアルバムをリリース。それほど売れなかったが(いや、ほとんど売れなかったのほうが近い)、当時のアイドル、オーディオのブームに乗って、シングル11枚、アルバムは6枚(企画ものを除く)もリリースをしている。物理的存在のLPやEPをリリースしたから、今でも記憶を呼び起こすことができるが、現在のサブスクの時代であったら「後には何も残っていな」であろう。つちやかおりと言えば結婚相手の元シブがき隊布川敏和の浮気癖。何人と、何回浮気されたのかわからないという話題を提供してくれた。つちやかおり哀愁のオリエント急行アナログLP盤つちやかおり「哀愁のオリエント急行」LP

  • SATIN M-117E SR-60

    1975年発売の高出力MC型カートリッジM-117EとSR-60というカートリッジ・ダンピング・アダプターをゲット。M-117Eは楕円針。1977年にシバタ針のM-117Xを購入しているので、M-117シリーズは2個目。今回はM-117EにSR-60がセットで売りに出ていたので、SR-60目当てで購入。サテンのカートリッジのインピーダンスは30〜60Ω。これに対して一般のアンプのPhono入力インピーダンスはMM型を想定して50KΩ。すなわち、1000倍の大きさ。これでは、サテンのカートリッジはほぼオープン状態の接続となり、制動電流が流れず、電磁制動無しの状態で使うことになる。設計者の意図通りの動作しなから、好ましいはずがない。サテンが用意したのがこのSR-60というアダプター。回路はごく簡単、抵抗2本とスルー...SATINM-117ESR-60

  • 岡田有希子 「ヴィーナス誕生」 LP

    1986年作品の4thオリジナルアルバム。岡田有希子18歳の時の作品と言うよりも、逝去の18日前のリリース作品。1986年4月にガス自殺未遂の直後、所属するプロダクションの屋上から飛び降りしたのは、各方面に大きな影響を与えた。本アルバムにはオリコン初1位を獲得した松田聖子作詞、坂本龍一作曲のカネボウのCMソング「くちびるNetwork」を収録。同じ事務所にスーパースター松田聖子がいたが故に、プロモーションに「ポスト聖子」「第ニの松田聖子」と言われていたが、これは無理が大きすぎ。ローテーションの軸となる絶対的なエースと、1軍と2軍を行き来する選手を比較するようなものであった。ザ・プレミアムベスト岡田有希子岡田有希子「ヴィーナス誕生」LP

  • レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル ベートーヴェン交響曲全集 LP

    1978〜79年録音。1〜8番ウィーン・ムジークフェラインザール、9番ウィーン国立歌劇場のライブ収録。この頃、バーンスタイン60歳。指揮者では「まだまだ駆け出し」と言われる年齢。しかしながら、若い時から全力疾走を続けてきたバーンスタインは、これは当てはまらない。マエストロの晩年の演奏というのが本作。テンポがゆったりというのを通り越して、遅い。1960年代のニューヨーク・フィルとの全集の颯爽とした疾走感とは真逆。こういう演奏も有りかとは思うが、私の好みじゃない。これを聴いた後は、ニューヨーク・フィル盤を聴き直したくなる。ベートーヴェン:交響曲全集第1番-第9番/序曲集《エグモント》序曲他レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルベートーヴェン交響曲全集LP

  • ラファエル・クーベリック ベートーヴェン交響曲集 LP

    クーベリックがベートーヴェンの9曲を9つのオーケストラを振って収録した全集。1971年〜75年の録音。第1番ロンドン交響楽団第2番アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団第3番ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第4番イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団第5番ボストン交響楽団第6番パリ管弦楽団第7番ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団第8番クリーヴランド管弦楽団第9番バイエルン放送合唱団普通はひとつのオーケストラで全集を録音するものだが、大胆なる企画をもって全て違うオーケストラ。この企画が成立した理由の要因に、この当時のDG(ドイツ・グラモフォン)のベートーベン全集が充実しすぎていたことがあるかと推測。カラヤンとベルリン・フィル、ベームとウィーン・フィル、そしてしばらく後には米国からの新参者のバーンスタインもウィー...ラファエル・クーベリックベートーヴェン交響曲集LP

  • 石野真子 「微笑」 LP

    1983年リリースのファーストアルバム。デビュー・シングル「狼なんか怖くない」とセカンド・シングル「私の首領」を収録。石野真子17歳の作品。八重歯とドングリ眼の笑顔が売り。このジャケットも、フレッシュな笑顔全開。美人じゃないけれど、可愛いという路線のど真ん中。このジャケットを今観ると、「JKの裸エプロン」。その当時、JKや裸エプロンという言葉はなかったけれど、プロデュース側はいいところをおさえてました。ゴールデン☆ベスト石野真子「微笑」LP

  • キャンディーズ1676日 LP

    1977年リリース。キャンディーズの「普通の女の子にもどりたい」宣言の後、引退まで4ヶ月となった、1977年12月に発売された5枚組LPボックス。タイトルの1676日は、歌手デビュー曲シングルの「あなたに夢中」のリリースから解散コンサート「ファイナルカーニバル」までの日数を示している。実際にはキャンディーズは1972年のNHKの歌番組でデビューしているから、活動期間はこれよりも長い。このLPボックスのリリース後の「わな」「微笑みがえし」は収録されていない。1から3枚目がヒット曲のベスト盤、5枚目が未発表曲。これは良いのだが、4枚目の洋楽カバーが「これは何のため?」と未だに疑問符がともる構成。制作者が何を狙ったのか、理解できない。キャンディーズ1676日キャンディーズ1676日LP

  • SATIN(サテン) New M-11

    サテン独自のスパイラル・コイルを使用した高出力MC型カートリッジ。1970年頃発売。0.5milの円錐針。半世紀前の製品が、全く問題なく稼働します。独特の音色。M-14、M-117、M-18へと承継されていく艶のある高域が特徴。かなり高額になるけれど、M-15が欲しくなってしまった。ソニーステレオレコードプレーヤーBluetooth対応USB出力端子搭載PS-LX310BTSATIN(サテン)NewM-11

  • 堀江美都子 「イマージュ」 LP

    1981年発売の2ndアルバム。アニメソングの女王、アニソン四天王と呼ばれ、アニメソング、特撮ソングのトップを走った堀江美都子さん。アニメソングとは別にオリジナルアルバムを8枚リリース。この「イマージュ」(IMAGE)の時点で、すでに数十曲のアニメソングを担当しておりこの分野ではトップのポジションにいた。このジャケット写真はアイドル歌手そのもの。一方でLPには、良く通る、雑音の多いお茶の間に置かれた性能の低いTVスピーカーでも聞き取りやすい声が刻まれている。憂い翳りが無いため、相対的に輝きが出ない。アイドルではなくアニメソングの女王として君臨する理由が分かる。ベスト・オブ・ベスト堀江美都子堀江美都子「イマージュ」LP

  • 桜田淳子 桜田淳子グランド・デラックス LP

    1974年リリース。6枚目のアルバム。タイトルどおり、当時盛んにリリースされていたベストアルバム。Webで調べたら、桜田淳子さんは1974年1年間に4枚のシングル、そしてなんと7枚のアルバムをリリースしていた。2ヶ月に1枚以上のペースでのアルバム・リリースです。そのうちの4枚がベスト・アルバム。これはたまげた。なんというマーケティングなんだろう。1974年5月「桜田淳子ベスト・ヒット」、7月「桜田淳子グランド・デラックス」(本作)、11月「桜田淳子ゴールデン・デラックス」、12月「桜田淳子ペストコレクション’75」。ベスト、グランド、ゴールデンでネタ切れして再びベストか。それはさておき、ジャケット写真が素晴らしい。LPジャケットサイズは映えます。当時16歳の桜田淳子さん。裏面は、この上なき「完璧なるセーラー服」...桜田淳子桜田淳子グランド・デラックスLP

  • DENON DL-103M カートリッジ

    1983年発売の製品。MC型カートリッジの定番DL-103。同じ型番のシリーズながら、このDL-103Mは異端児で評判も芳しくない。確かに、他の103シリーズとは違った音色のカートリッジ。発売当時の最先端技術を集約。アモルファスボロンカンチレバーを採用。この先に0.07×0.14角ソリッドダイヤの尖った楕円針を装着。さらに、オリジナルのDL-103からの抜本的進化、分化として、磁性体無しの空芯形アーマチュアを採用。この結果、出力電圧は0.12mVまで低くなっている。写真は上がオリジナルのDL-103、下がDL-103M。サイズが2/3くらいに縮小。DL-103を聴き慣れた耳では、高域は伸びているようだが、低音が少なくなって重心が高い再生音になってしまったという感。これもありだが、DL-103とDL-103Mの二...DENONDL-103Mカートリッジ

  • Lo-D MT-24

    Lo-DMT-24をゲット。3,000円+税という格安。1980年頃の製品。4〜5万円台のLo-D(日立)のプレーヤーに付いていたカートリッジ。通常の4Pinタイプとこのシェル一体型があった。このシェル一体型はプラスティック・モールドの軽量型。たぶん廉価なプレーヤー用だったのだろう。おおもとはミタチすなわちグランツ製のOEM。Webの先人の情報によると、ビクターのZ-1Sと同じものらしい。確かに、再生音の傾向はよく似ている。でも、このMT-24は低音のボリューム感が少なく、重心が少し高めに感じる。これはプラのボディによるところかな。2万円クラスの音がしますね。Lo-DMT-24

  • 川島なお美 「ハロー」

    1982年の川島なお美のファースト・アルバム。日本経済のバブルが始まりつつある頃、青山学院大学の女子大生としてTVデビュー。この当時を連想すると黙って持ち出した親のソアラの助手席に乗せた彼女。ようやく夏に1泊のデート。ちょっと遠出して、高級リゾートのプライベート・ビーチで撮ったというジャケ写真だよなぁ。ハロー!(NAOMIFIRST)(紙ジャケット仕様)川島なお美「ハロー」

  • 風吹ジュン 「ジュンとあなたの世界」 LP

    1974年リリースのファースト・アルバム。京都で育った風吹ジュンさん。ユニチカの初代マスコットガール(キャンペーンガール)の1年後、歌手デビュー。京都大学の学園祭に来た時の大騒動は今でも覚えています。歌手よりは女優として成功しました。1979年の松田優作主演の角川映画「蘇る金狼」のヒロイン京子役が彼女の気質、生き方に一番合っていましたね。風吹ジュンゴールデン★ベスト風吹ジュン「ジュンとあなたの世界」LP

  • ジューシィ・フルーツ 「Drink!」 LP

    1980年作品。イリアのボーカルに3人男のバンドジューシィ・フルーツの1stアルバム。デビューシングル曲「ジェニーはご機嫌ななめ」、2ndシングルのB面「恋はベンチシート」を収録。感性の裏側を舐めるようなイリアのファルセットボイスによるちょっとエッチな歌詞が心地良い。今改めて聴いても、同じ感覚を覚えさせられる。Drink!ジューシィ・フルーツ「Drink!」LP

  • Victor カートリッジ MD-1016

    正確には「MD-1016と思われるメーカー、型番不詳のカートリッジ」ヘッドシェルはVictor。しかしカートリッジ本体にはVictorのロゴ、型番無し。カートリッジの形状からMD-1016であることは間違い無し。なぜ、Victorのロゴ、そして型番シールが付いていないのか謎です。針には「S.T」のシール。純正品やJICOの互換針には「STEREO」の記述が付きますが、これはSTEREOを略したと思われるS.T。今は無き互換針メーカーの製品なのか、それともVictorのあるロットではこういう記述だったのか。針の裏側には「DT-33S」というVictorの交換針の型番シールが貼ってあります。このような出所不明カートリッジなので、シェル付きで3,300円というバーゲンプライス。さて、音は。これはまがいなきVictor...VictorカートリッジMD-1016

  • セントフォー 「The Audition(ザ・オーディション)」 LP

    1984年の1stアルバム。セントフォーと言うと、バク転するダンスの4人組。それ以上に、このLPのタイトルと同じオーディション詐欺事件が世間を賑わした。事実はどうだか分からないが、「娘さんをデビューさせるために登録料30万円振込」というような形でお金だけを集めたという事件。それとは別に彼女たち4人組は一生懸命走っていたね。コンプリート・コレクション1984-1987セントフォー「TheAudition(ザ・オーディション)」LP

  • 石野真子 「MAKO III」 LP

    1979年作品。タイトルのMAKO+番号形式は6枚目のMAKO6まで続く。シングル「ワンダー・ブギ」収録。石野真子人気のピークの頃のアルバム。声で笑顔が見えるというのは、こういうボーカル。勢いに乗っています。あまり語られることはありませんが、この頃のビクターのLPは他社を圧倒する高品質でした。このLPの頃は4チャネル・ステレオの終焉の時代でした。これは2チャネルの普通のステレオですが、ビクターのCD-4ディスクリート4チャネルの技術がこの頃のLPに反映されています。CD-4は人間の可聴領域を遙かに越える45KHzまで伸びた音溝記録が必要でした。このためテープレコーダーの高域特性拡張、レコード素材の不純物除去、高域の音溝形成のためのハーフ・スピードのマスター盤カッティングなど、CD-4ディスクリート方式4チャネル...石野真子「MAKOIII」LP

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