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敏洋 ’s 昭和の恋物語り https://blog.goo.ne.jp/toppy_0024

[水たまりの中の青空]小夜子という女性の一代記です。戦後の荒廃からのし上がった御手洗武蔵と結ばれて…

敏ちゃん
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岐阜市
出身
伊万里市
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2014/10/10

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  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (九十一)

    「のんびりしますな、ここは」「ああ、東京の喧騒が嘘のようだ」「まったく、です。ところで、女将と話が弾んでいたようですね。で、どんな話を?」「なんだ、気になるのか?」「いや、あれだけの女傑は、そんじょそこらには居ませんて。女将でなかったら、社長の伴侶に迎えたいもんですよ」「五平もそう思うか?」我が意を得たりとばかりに身を乗り出す武蔵に、「ってことは、社長!まさか?ただですねえ。あの女将、後家さんなんです。それでもいいとおっしゃるなら、話をつけますがね」と、応じる五平に対し「ばか言うな。ここを捨ててまで、俺について来る訳がねえだろうが。おい、ちょっと待て。後家さんだと誰に聞いた?俺には旦那が居るって口ぶりだったぞ。いや待て、そう言えば生き死にの話はしなかったな。こりゃだめってことか」と、肩を落とした。「いやいや、社...水たまりの中の青空~第一部~(九十一)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (九十)

    「どういうことです?」「会社経営をなされていますお客さまが、いかに大変なご苦労をなされているか、いかに大きなご心痛をお持ちになっていらっしゃるか、思いが至りませんでした」「それを、今朝の僕に見た、と?」「はい、海を眺めていらっしゃる御手洗さまに。大変失礼なことを申し上げまして」。深々と頭を下げる、女将だった。「いやあ。女将と、一戦交えたいものですなあ」。突然、武蔵が言う。「あらあら、こんなおばさんでよろしいんですの?」と、女将は受け流した。「その色香は、そんじょそこらの女どもでは出ません。口はばったいですが、僕も年の割には遊んだと自負しています」なおも食い下がる武蔵に「まあ、まあ、まあ、どうしましょう。都会の殿方はお口が、お上手ですから。でも、おからかいもほどほどに。でないと、大やけどなさるかも」と、さらに妖艶...水たまりの中の青空~第一部~(九十)

  • お披露目! 三代目ローンレンジャー号です。

    昨日に入りました!三代目ローンレンジャー号です。どうです!この車体のカラーは。わたしとは真逆な雰囲気を漂わせていますよ。上品で、いいじゃないですか。どういう色名なんでしょう?「ライト・パープル・メタリックです」女性を意識した、いえ、女性向けのカラーですね。わたし最近、紫色に興味を持ち始めていたので、値段やら内装、そして装備を聞く前に即断していました。まあねえ、値段についてはもう40年以上の長い付き合いですから、わたしの懐具合も少しは分かっていてくれていると思いますからねえ。内装の趣味についても、先代なんかぴったりのものを用意してくれましたし。その点では安心して任せられます。装備については、さほどのこだわりもありませんし-CDプレーヤーだけ付いていればOKです。欲を言って、ナビですかね。そうだ!CDにしろナビにし...お披露目!三代目ローンレンジャー号です。

  • 日光・東北旅行、そして東京へ。 [6月11日~6月13日](二十)

    ガイドさんと別れたのが、13時少し前でした。「50分ほどです」と言われたけれども、ぴったりの時間でしたね。「さすがプロ。時間配分が素晴らしい!」ですわ。その後にもう一度縄文の世に戻って、写真をパチリパチリ。余計な人物が入り込んでいますが、確かに縄文の世に入り込んだのだと言いたいがための、証拠作りのようなものです。わたしのツアーなんですから。なんて御託を並べるくせに、日光東照宮では一枚も撮らずとは、これ如何に?前回にたっぷり撮ったから、などと己に言い訳をしたけれども、実はバスに置いてきたバッグの中にしまい込んでいたからー要するに忘れただけの話。でも、「雨の中では良い写真は撮れなかったさ」と、己を慰めました。現代に戻ったのが14時でしたから、1時間ほどうろついたことになりますか。先日に縄文女性のおしゃれ度をお話しし...日光・東北旅行、そして東京へ。[6月11日~6月13日](二十)

  • 断腸の思いです

    二代目ローンレーンジャー号との別れの日がとうとう来ました。断腸の想いです、慚愧の念に堪えません。前部後部車内車内ミラジーノ・クラシック初年度登録=2001月8月20年間頑張ってきたんですよね。わたしとの出逢いは、6年前になるのですが。一昨年には、福岡県中間市から12時間ほどかけて、岐阜市まで走りました。中間市をお昼の12:00頃に立って、帰り着いたのが午前0時5分ぐらいでしたかね。関門トンネルを初めて走ってのことです、いつだったかご報告しましたよね。よく頑張ってくれました。その他では、鎌倉市から山中を通って長野県の松本市だったかな、行きました。箱根山中では濃霧の中を走ったり、いろは坂をクネクネと……は、バスだったか。東京にも入ったのですが、一方通行やら首都高速での車線変更やら、色々と悩まされたものです。一番思い...断腸の思いです

  • ポエム・ポエム・ポエム =番外編= ~罪と罰~

    神は、常にそばにいてくださる。そして、正しき道へと導いてくださる。しかし、愚かにも人間はそれを、その手を邪険にはらい己の、欲望のままに生きてしまう。神は、いち度のあやまちを許してくださる。神は、に度のあやまちを許してくださる。神は、さん度のあやまちを許してくださる。神は、よん度のご度のあやまちを許してくださる。そして神は、六度目のあやまちを許して下る。なれど、あやまちを犯した人間は罰を受けねばならぬ。現世での罰をうけねばならぬ。現世での罪は現世で清めねばならぬ。獄界に行きたければ、それも良し。獄界で罰をうけたくば、それも良し。-己の罪深さは、己自身が良く知るもの。ならばそれは、己の罰は、己が決めよ。(背景と解説)この頃は、ゲーテ作の「ファウスト」とかダンテ作の「神曲」などに被れていた時期ではなかったかと、そう思...ポエム・ポエム・ポエム=番外編=~罪と罰~

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十九)

    酒の追加を命じた折に、空の徳利を下げたいという女将の言を、床の間に並べ尽くすからと拒否した武蔵だった。女将の泣き言を聞いてみたいと言う、いたずら心からのことだったが、女将はあっさりと引き下がった。「どうしました?実際のところは」「はい。番頭さんに言いつけて、他の旅館よりお借りいたしました。お恥ずかしいことでございます」女将は、涼しい顔でさらりと答えた。「ほお、そうですか。無茶な要求だと思ったのだが」「ほんとうに。ほほほ」今度は、声を上げて笑う女将だった。「気に入った!女傑だねえ、女将は。よし!徳利を進呈しよう。戻り次第、手配させる。いいんだ、そうさせて欲しいんだ。なあに、日用雑貨品は、お手の物さ」「ありがとうございます、甘えさせていただきますわ」深々と頭を下げて武蔵の申し出を受ける女将の襟足から、そこはかとなく...水たまりの中の青空~第一部~(八十九)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十八)

    「それにしても、ご酒がお強いのですね?驚きましたわ、本当に。ご用意が間に合わずに、失礼致しました」女将は、庭に設置してある椅子を勧めながら、自らも腰をおろした。「いやいや。ぼくも専務も、あれ程に飲んだのは、初めてで。何せ、床の間を埋め尽くせ!とばかりに、やりましたから」「お体の方は、大丈夫でございますか?少しは、お寝みになられましたでしょうか?」「うん、少しね。しかしこんな飲み方をしていちゃあ、先が短いでしょう。まっ、太く短くですな」「そんなこと……」「いやいや、早死にしますよ。自分の体ですからね、分かるんです」話の勢いで出た言葉だったが、何かしら予言じみたものに感じられた。死を恐れる気持ちがないわけではないが、もしも選択を迫られたら――御手洗武蔵という男に胸を張ることが出来ない状態に追い込まれたら、きっとその...水たまりの中の青空~第一部~(八十八)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十七)

    「内もね、苦しいんだ。思ったように、捌けないんだ。倉庫を見てくれよ、商品の山なんだ。事務所の廊下にまで、溢れかえっているだろう。といって、手ぶらで帰ってもらう訳にもいかんし。どうだろう?君らの給料の五掛けで、手を打ってくれないか?本来なら、社長に支払うべきものなんだ。街金に談じ込まれたら、返答に窮してしまう。その代わりと言っちゃなんだが、ほとぼりが冷めた頃にだ、富士商会に入らないか?君らなら、諸手を上げて歓迎するが」武蔵は、残金、確かに受領致しました。という、一札と引き換えに個々の従業員に手渡した。総額がいくらなのか、誰にも分からぬよう処理したこと、そしてまた残金と書かせたことで、金壱拾萬円の支払済みとしてしまった。実のところは、三萬円そこそこの金額だったのだが。その後、何人かが職を求めてやって来たが、武蔵の入...水たまりの中の青空~第一部~(八十七)

  • 日光・東北旅行 [6月11日~6月13日](十九)

    最終日、東京にUターンです。もちろん、高速夜行バス利用でした。首都高の渋滞に巻き込まれて、当初予定から20分遅れの午前8:50着です。特段に急がねばならない理由もありませんが、早く体を伸ばしたいと言う気持ちが強くありましたがね。高速バス停車場から出て鍛治屋橋交差点へと向かいます。地図には「左へ」とあるのですが、どちらを向いての左かが分からず、です。ここを直進なのかそれとも右折すべきなのか、書いてなーい!不覚、です。が、ここは直感を信じて(ものすごい不安感の中)、右折してみました。これまた正解!皆さん、ぜひとも拍手を頂戴したいものです。令和元年の話ですので、まだスマホは持っていません。もっとも昨年にスマホに切り替えましたが、まだ地図アプリは使っていません。コロナ禍で旅行には一切行っていませんから、当然と言えば当然...日光・東北旅行[6月11日~6月13日](十九)

  • ポエム・ポエム・ポエム =番外編= ~君を恋うる詩・弐~

    サラ寂しいんだ雨が降ってきたサラ寒いんだ星が凍り付いてるサラサラサラサラ花は咲いてるかい鳥たちは鳴いてるかい風は優しいかい雲はゆったりと流れているかいサラサラサラぼくもいいかいサラのそばに行きたいよその胸に顔を埋めたいその心に包まれていたいサラサラサラこんな僕を許してくれるかいサラサラサラ何度も呼ぶよ今夜も呼ぶよサラサラサラサラサラサラサラ君のいないここに未練はないそばにいたいふれていたい吐息を感じたい声を聞いていたい唇を重ねていたい肌を合わせていたいサラ君と一つになりたい……なりたかったボレロのようにはじめは静かにゆったりとそして激しく力強くたたみかけるようにきみを抱いていたいそしてきみと溶け合いたい(背景と解説)うーん、どうしょうか……。個人情報なので、控えるべきだな。でも少しだけ。ネットで知り合った女性を...ポエム・ポエム・ポエム=番外編=~君を恋うる詩・弐~

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十六)

    朝方近くまで痛飲した武蔵は、酔いつぶれてしまった五平を残して、そろそろ明るくなり始めた外に出た。眼前に広がる海原を、感慨深げに見つめた。一面に敷かれた芝生が、素足で歩く武蔵に心地よく感じられる。海からの風も、武蔵に心地よい。“俺も、ここまで昇りついたんだな。苗字のせいで、やれ厠だ、臭いだの、と揶揄されたもんだ。蔑まされ続けたが、何くそ!と発奮してきたんだ。運にも恵まれたが、スレスレの事もやった。潰した同業も、数多あった。テキヤ相手に啖呵も切ったし、暴力団と渡り合った事もある。そう言えば、首を縊った奴もいた。あの時は、若い者を外で待たせていたんだ。すぐにどうこうと言うことはなかったが、支払いが滞り始めたからなあ。しかしあの男も、納得ずくだったんだ”「社長!どう、ここらで楽になんない?うまく立ち回ろうよ、ねえ。酷な...水たまりの中の青空~第一部~(八十六)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十五)

    意外なことに、武蔵の表情は笑っていた。怒りを隠してのことではなく、自嘲気味でもなく心底から笑っていた。「良い勉強をさせてもらったよ。親父は反面教師で、あの従兄は、俺の先生さまだ。あの方をじっくりと観察することで、色々と勉強させてもらったからな」「それじゃ」と腰を上げかけた五平に「まだ良いだろう。ちょっと話しときたいことがある」と、小声で耳打ちした。今日は休みですし、と再度腰を下ろした。「夜逃げした店の、雇い人たちのことだ。明日にでもやって来るかもしれん。適当にあしらってくれ。口から出任せで、『従業員たちの面倒をみる』と言ってある。もしも、というか来るだろう、きっと。「知らぬ存ぜぬ」で押し通してくれ。それから残金なんだが、のらりくらりで踏み倒せ。どうせ社長は夜逃げしてるだろうから」武蔵の言い放った言葉に、相手次第...水たまりの中の青空~第一部~(八十五)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十四)

    「社長。やっぱり、首切りはすべきだったんですよ。不幸中の幸いというか、今回の社長の入院でとりあえず落ち着きはしましたがね。結果的に6人が辞めましたが、本音の部分では辞めたくなかったようです。実家に連れ戻された娘やら、親の商売を継ぐということで辞めた者、あとはやっぱり家計が持たないということでした。持ち直したら再雇用して欲しいなんて言う奴もいましたがね」「そうか、そういう気持ちか。嬉しいことを言ってくれる。しかし一旦辞めた奴を雇い直すことはしないぞ。それを許してしまったら、残った奴らに申し訳がない。はっきり言って、富士商会を見捨てた奴らだからな。しかし、残念だよ。賃金の遅配やら欠配やらの事態にまで追い込まれた、いや追い込んだのは俺だ。申し訳ない気持ちだ。社員は家族も同然だからな。家族ってのは、家長がしっかりと守っ...水たまりの中の青空~第一部~(八十四)

  • 日光・東北旅行 [6月11日~6月13日](十八)

    縄文人の食卓には、結構な品数が並んだのでしょうか?木の実類に山菜・根菜などの植物類、そして海の幸。以前にお話ししましたが、この地に魚介類を運んだとみられる道がありました。その両脇を盛り土して、ご先祖さまのお墓を並べていたということも。縄文人は狩猟民族であり、「定着することなく……」と学んだ記憶がありましたが、この三内丸山遺跡に来て、それが根底から覆されました。縄文人の四季(大野市歴史展示室資料)どうやら季節ごとに食するものが変わったようなのです。そう!現代で言う「旬」を採っていたようです。春から夏には、山で山菜類を取り海では魚介類を捕りました、秋から冬にかけては、鹿・イノシシ狩りに精を出し、木の実拾いをしていたようです。そうそう魚介類といえば、シャコのことです。シャコ縄文人が食したかどうかは知りませんが、あれを...日光・東北旅行[6月11日~6月13日](十八)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十三)

    服部、山田、そして竹田の三人が、大浴場の湯船に貸し切り状態で浸かっている。他の一般客を閉め出しているわけではないのだが、時間が遅いことと富士商会の面々は夜の街に繰り出していることからのことだ。実のところは、それだけではない。服部のいたずらで「清掃中」という立て看板を立てている。五平からの多額の心付けを受け取っている仲居頭の黙認と、服部のお茶目な頼みに部屋付きの仲居が協力しているのだ。「社長、変わったよな」「どんな風に」「おとなしくなったというか、さ」服部と山田の会話に、竹田は黙って聞きいっている。「竹田、そう思わないか」またこいつ打ち沈んでいるのか、と疑った服部が竹田の顔に手で水鉄砲をかけた。「なあ、社長と加藤専務ってさ、どっちが怖い?」竹田が、その問いに答えることなく、二人に質問を投げかけた。「はあ?」と怪訝...水たまりの中の青空~第一部~(八十三)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十二)

    「これからは、五平にはキチンと話をしてから物事を進めていこうかと思ってる。今、反省している。独断過ぎたな、俺が。あのことだよ、首切りが流行っていた。俺が社員たちのそれをしなかったのには、他所に対する意地があった。けどもちろん、それだけじゃないけれどもさ」「タケさん、いや社長。これからは仕事の話なんで、社長と呼ばせてもらいます。今日はどちらに行かれたんで?今おっしゃってくださったでしょう、わたしには事前に話してくださると。社長がなんの思惑もなしに、熱海くんだりまで来られるわけがない。いや、待ってください。先に言わせてくださいな」口を挟もうとする武蔵を制して、五平が続けた。今自分の思いの丈をすべて吐き出さねば、武蔵の言葉に飲み込まれてしまうと思ったのだ。これまでにもあったことだ。特に五平に堪えたのは、やはりあの刺傷...水たまりの中の青空~第一部~(八十二)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十一)

    「俺の後継者は、五平、お前だぜ」突然の武蔵の言葉に、危うく酒を噴き出しそうになった。「何を言い出すんですか、坊ちゃんを作ってくださいよ。今、その話をしたばかりじゃないですか」「いや。運良く息子を授かったとしても、こんな商売はやらせられん。堅気の会社に勤めさせる」波々と注がれた酒を一気に飲み干し、また大きくため息を吐いた。「タケさん!怒りますよ、まったく。どうかしてる、今夜のタケさんは。堅気の会社にすればいいじゃないですか!タケさんが頑張って、坊ちゃんに安心して継がせられる会社にすればいいんだ。タケさん。あんた、今、何歳です?やっと三十を越えた若造ですぜ」「そうだな、そういうことだな」「まず、嫁さんですよ」「分かった、分かった」五平のまくし立てる剣幕に閉口した武蔵は、早々に矛を収めた。しかし本音の部分では、生き馬...水たまりの中の青空~第一部~(八十一)

  • 日光・東北旅行 [6月11日~6月13日](十七)

    一旦、現代の縄文時遊館に戻り、館内を見て回りました。時遊館マップ土偶(女性)先ずは、このお方でしょうね。おっぱいが二つに、おへその突起物がありました。縄文人は、出べそだったのでしょうか。いやいやそうではなく、「へそだよ」と強調しているのでしょう。土偶自体に丸みはなく、形状としては板状であり、いわゆる人形ではありませんね。身長図平均身長男:157cm女:147cmということです。平均寿命30歳ぐらい。短命ですね、やはり。発掘骨数大人=500体赤児=700体始めに「縄文人はお洒落」とお話ししましたが、その証拠となるものがこれらです。装身具類イヤリング(耳飾り)かんざし櫛指輪ペンダントブレスレット(腕輪)石ですけれども、ほんとの宝石ですって。さすがにダイヤはなかったですが、その殆どが黒曜石か翡翠だとのこと。それを細か...日光・東北旅行[6月11日~6月13日](十七)

  • ポエム・ポエム・ポエム =番外編= ~boku wa~

    君のエガオがこわい君のナキガオがこわい君のオコリガオがこわい作り笑顔なんていらないうそ泣きなんていらない脅かしなんていらない仕事後の一杯のビール“おいしい”って言ったきみ風呂上りの一杯のビール“おいしい”って言ったきみジョギング後の一杯のビール“おいしい”って言ったきみいつでも、どこでも、なんでも[おいしい]のきみバスルームで白い湯気で見えないたっぷりの泡で隠してる湯舟に浸かってずるいぞベッドで誘うきみ“きて…”乱れるきみ“すてき…”たずねるきみ“かえるの?…”玄関で舌を出すきみ“べーだ”わらい出すきみ“バ、ハハァイ”泣きまねするきみ“アッカンベー”(背景と解説)四つだったか、年上の女性です。キス(いやベーゼと言いたいです)が、とっても上手なひとでした。もうとにかく、夢中になって貪ったものです。が、若すぎたわた...ポエム・ポエム・ポエム=番外編=~bokuwa~

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (八十)

    だだっ広い広間に、二人だけが残った。仲居たちが「よろしいでしょうか」と声をかけて片付けにかかった。「いいぞ。ただ、ここには酒をジャンジャン頼むよ」と声をかけた。二本のお銚子を持ってきた仲居に対して「面倒だろうから、冷やで良い。とに角10本ぐらいを持ってきてくれ。で呼んだら、また追加だ。今夜はここで飲み明かすから、よろしく頼むよ」と、手の中に札を握らせた。こんなに、と恐縮するが返すそぶりは見せなかった。「それじゃ、社長。あらためて、ということで」と、杯を上げて酌み交わした。「おい、五平。今だけは、タケさんでいこうや」杯じゃ面倒だと、コップ酒に切り替えた。「五平よ。俺は、どのくらいの寿命をもらってると思う。子供を持たせてもらえるだろうか」大きくため息を吐きながら、思いもかけぬ言葉が洩れた。「何を気弱になってるんです...水たまりの中の青空~第一部~(八十)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (七十九)

    二人の話が一段落したとみた服部、竹田、そして山田の三人が、「社長、お流れを頂きにきました」と、武蔵の元にやってきた。「おゝ、ご苦労だったな。三人共、良く頑張ってくれた。これからも、加藤専務を助けてやってくれよ」「もちろんです!専務同様に、我々も、社長に惚れこんでいますから」「社長の社員思いには、感激しました。みんな、喜んでます」と服部が言い「ありがたいすです。社長と言えば、どこも威張り散らすだけですから」と、山田が続けた。寡黙な竹田は、二人の言葉にただ大きく頷くだけだった。「おい、おい。これ以上は、何も出んぞ。それより、お前らも早くくり出せ。ほれっ、あそこで待ってるじゃないか。それとも気に入った芸者がいるんだったら、番頭に話を付けてやるぞ。専務に頼め、頼め」「シャチョー~!私たちにも、お流れえ~!」と、三人が立...水たまりの中の青空~第一部~(七十九)

  • 水たまりの中の青空 ~第一部~ (七十八)

    大広間に集まった社員の前で、えびす顔の武蔵が声を上げた。「みんな、ご苦労だった。良く頑張ってくれた。加藤専務には、ほんとうに苦労をかけた。感謝したい、ありがとう。みんなの入院中の頑張りについては、加藤専務から報告があった。苦しい中、良く残ってくれた。良く耐えてくれた。そのお陰で、会社は残れた。本来ならもっとお前たちに還元してやりたいんだが、この景気がいつまでも続くわけがない。以前の俺なら、どーんと弾むところだが、入院中に色々考えた。やはり、会社自体に少しは利益を残しておかないとな。もう二度と、あんな思いはたくさんだ」武蔵の顔が苦渋に満ちたものに変わった。社員たちもまた、下を向いたり上を向いたりと、それぞれに思いを馳せた。「いや、すまんすまん。楽しい席での言葉じゃなかったな。勘弁してくれ」武蔵の言葉を遮るように、...水たまりの中の青空~第一部~(七十八)

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