時事評論石川 2024年10月20日(第846)号
今号の紹介です。やうやく涼しい季節がやつてきた。一昨日、エアコンが壊れた。運よくといふのだらうか。苦しまずに残暑を送ることができた。四面コラムの「死刑制度」についての議論は、たいへん面白かつた。日本はもちろん死刑存置国である。それに対して世界の潮流は死刑廃止論だといふ人がゐる。果たしてさうだらうか。以前、テレビで竹田恒泰氏が語つてゐたが、フランスでは凶悪犯罪者で警察に対して発砲したり、人質を殺害しさうだったりしたときには、その場で射殺する権利があると言ふ。さういふ国で死刑制度がないといふのは分かる。しかし、それもなく、殺人者の人権だけを論ふ日本の死刑廃止論には私は与せない。「冤罪に苦しむのは死刑囚だけではない」から死刑制度は維持するといふのは理屈にもなつてゐないが、死刑制度の存置に異存はない。ご関心があり...時事評論石川2024年10月20日(第846)号
2024/10/21 21:02