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パトリシアの祈り https://blog.goo.ne.jp/syoko-rina

ドラクエプレイ日記。5が一番好き。好きなモンスターはメタルキングなど。現在10中心。小説も書いてます。

ショコラ
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2014/09/28

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  • 小説ドラゴンクエスト10 トップ

    ショコラの冒険が小説になりました。読んでいただけたら幸いです。ネタバレになってしまいますので、まだプレイしていない部分を読む時はご注意くださいね。また、多少~激しくアレンジしている部分がありますのでご了承ください。更新はゆっくりですが、いつの日か書き上げたいと思っています。応援よろしくお願いします。【主要人物紹介】・ショコラエルフ女。魔法使い。生まれ変わったエテーネの民。大人しくて引っ込み思案。・アイオーガ女。戦士。剣の天才。無口。旅の途中でショコラに会い、そのまま同行。・りなプクリポ女。僧侶。行方不明のチームメンバーたちを探している。天真爛漫。・チャオドワーフ男。レンジャー。魔物使いを探して旅をしていた。頼れるおっさんアニキ。第1章エルフの少女(ツスクル編)【1】【2】【3】【4】【5】【6】第2章希望の風(...小説ドラゴンクエスト10トップ

  • 小説ドラゴンクエスト10 第63回

    →はじめから読む第7章愛と剣6ガートラントの西に広がる荒野、オルセコ高地。辺り一面は乾いた土の色が広がっている。動植物の姿はほとんど見えない代わりに、魔物たちの蠢く姿があちこちに見えた。どこを見ても同じような赤茶けた土の色をした山に囲まれ、入り組んだ台地は登り降りする道を探すことさえ難しい。出発の間際にアイの母が持たせてくれた地図を見る。ガートラント周辺が描かれていた。この広大な台地はまさに山に抱かれ、わずかな山の谷間からガートラントへと行き来できるだけで、他に道はない。もっとも、こんな所を行き来する者もいないのだが。目指すオルセコ闘技場の絵は、地図で言うと台地の南西に描かれている。台地の中心に聳え立つ剣岩と言う巨岩を目指して歩いていた。正面に見える尖った岩がおそらくそれなのだろう。だが、真っ直ぐに向かっても崖...小説ドラゴンクエスト10第63回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第62回

    →はじめから読む第7章愛と剣5目を覚ますと、目の前に太った人間の女性がいた。ぎょっとして身をすくめると、腹の傷が少し痛んだ。「あっはっは!」女性は部屋中に響き渡るほどの大声で笑う。「びっくりしたかい?」窓からは光が射し込んでいる。目に見える範囲から、どこかの室内にいるようで、ベッドに寝かされていた。アイやりな、チャオの姿が見えず、頭を動かそうとしたが、力がうまく入らない。「まだうまく動けやしないさ。傷は塞がったが、血が足りないんだ。もう少し大人しくしてるんだね!」女性はまたあっはっはと大笑いする。「あ、あの……仲間は?あなたは一体……」「あたしは癒しの賢者マリーン。お前さんの仲間たちもまだ眠ってるさ。何だか知らないけどよほど疲れたんだねぇ。さっきまでオーガの女がそこにいたんだが、少し前に出て行ったよ」アイも皆も...小説ドラゴンクエスト10第62回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第61回

    →はじめから読む第7章愛と剣4ジュリアンテは猛烈な鞭捌きで前衛二人を翻弄した。神速の鞭が二匹の龍となって襲い、地面を削った礫の軌道まで完璧にコントロールされている。その上、凍てつく波動をも操った。魔力の波動はスクルトによる防御の衣を引きはがし、肌をむき出しにする。不用意に飛び込めば大怪我を追ってしまうだろう。アイは度々鞭を切断した。だが、ジュリアンテが魔力を込めて切断面を舐めると、また生き物のように再生してしまう。ぬるりと生える触手のような鞭は、その度に先端の形を変えた。返しのついた針のような時もあれば、両刃の斧の時もあった。ショコラも離れた場所から呪文を放つが、ジュリアンテの操るメラミによってことごとく相殺されてしまう。隙を突かなければただ魔法力を無駄に使ってしまうことになりかねず、攻めあぐねていた。「うふふ...小説ドラゴンクエスト10第61回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第60回

    →はじめから読む第7章愛と剣3「いや~、なかなかやるじゃないか、キミタチ!」兵士長のスピンドルは、のんびりと拍手をしながら歩いて来る。たった今魔物の群れを蹴散らしたところだ。武闘家のマイユは華麗な足技でアイとともに前衛で戦った。剣とは違い一撃で致命傷になることはないが、素早い動きと手数は敵を翻弄し、重さの乗った蹴りは確実に動きを止めた。数十もの大群で押し寄せたあらくれチャッピーやデスパロットたちの大半は二人の攻撃とショコラの魔法で倒れ、それをかいくぐった敵はチャオや部隊の兵士たちが討った。りなは最初にスクルトを唱えたきり、回復の出番もなく戦闘が終わった。スピンドルはそんなショコラたちの背中側からやってきた。戦闘中はあらゆる方向に気を配っていたはずだが、彼が戦う姿を見なかった気がする。がちゃがちゃと鎧が擦れる大き...小説ドラゴンクエスト10第60回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第59回

    →はじめから読む第7章愛と剣2ガートラント王グロスナーは、腰までもある立派な口髭を蓄えた老君であった。純白の石の玉座に上半身裸のまま腰を下ろしている。顔の皺からは相応の年齢を感じさせるものの、その肉体は鍛え抜かれており、衰えを感じさせない。腹筋は割れ、肩の角は他のオーガと比べても高く鋭い。真っ白な髭も艶やかだ。グロスナーは副兵士長の娘であるアイを見るや、緊張した表情を幾分かやわらげた。「おお、メンビルが娘アイよ。よくぞ戻った!」「ご無沙汰しております、王」アイは玉座の前に跪く。ショコラたちもその後ろに並び、頭を垂れた。「父が行方不明と聞きました」「うむ。その通りだ。かような時に戻ってくれたこと、頼もしく思う。早速捜索に参加して欲しいところだが、手がかりがなさすぎる上に、グレンの問題もある。慎重に動かねばならぬ」...小説ドラゴンクエスト10第59回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第58回

    →はじめから読む第7章愛と剣1アストルティアの中心に位置する、レンダーシア大陸。その西側にあるのが、古来よりオーガたちが住むオーグリード大陸である。大陸のほとんどが砂と岩という乾いた大地であり、特に北部は一年中雪に覆われる極寒の世界。南には多少の緑地が見られ、過ごしやすいように思えるが、凶暴な魔物たちが棲息しているため、やはり過酷な環境と言わざるをえない。オーガたちはそれぞれの地域に集落を作り、それぞれの土地を生き抜いてきた。その歴史の中で、この種族は肉体的、精神的な強さを身につけていったのである。この大陸で列車が通っているのは中部のグレンと南部のガートラントの二つの城下町である。それぞれに王を持ち、オーグリードの二大国家として繁栄してきた。同盟国として互いに助け合ってきたが、数十年前には戦争の歴史もある。そし...小説ドラゴンクエスト10第58回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第57回

    →はじめから読む第6章魔法の迷宮9レンドアの宿へと戻る途中、ちょうどりなが武器屋の主人につまみ出されたところに出くわした。ショコラを見るなり抱き付いてきたりなに話を聞くと、槍が欲しかったがお金がなく、しつこく値切っていたらつまみだされたという。武器屋の主人を訪ねると、一万二千ゴールドの商品を千ゴールドにまけろと言ったらしい。グラコスの槍という名品だそうだ。買ってあげたかったが、それほど高価だと、独断で購入するわけにはいかない。一度みんなと相談しようと、りなを連れて店を後にした。りなが不思議な迷宮での冒険の話を始めた時には驚いた。ショコラもたった今その経験をしてきたと言うと、なぜかりなは「不具合だ……」と恨めしそうにつぶやいた。レンドアの南側に入り、宿が見えてきた。同時に、道の反対側から同じく宿を目指して歩いてい...小説ドラゴンクエスト10第57回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第56回

    →はじめから読む第6章魔法の迷宮8~ショコラ~床板は黒光りに輝き、ショコラの姿をも映し出していた。素朴な漆喰の壁は、まるで訪れた者を誘うかのように、通路に点在する灯りをぼんやりと優しく反射している。通路を緩やかに下る階段を降りていくと、先に大きな空間が広がっているのが見える。正面には大きな白っぽい何かが立っていた。さらに降りると、その白っぽいものは木でできた巨大なエルフの像だとわかった。女性のエルフで、髪は広く大きく結い上げられている。羽衣のようなものを持った両手を腰のあたりで軽く広げ、ショコラを迎えてくれているようにも見えた。その像の足元に、人の姿があった。二人のエルフが何かを言い合っている。階段を降り切ると、二人はショコラに気づいた。二人とも女性のエルフで、ショコラよりも少し小柄だった。一人は美しい銀髪をふ...小説ドラゴンクエスト10第56回

  • 小説ドラゴンクエスト10 第55回

    →はじめから読む第6章魔法の迷宮7~りな~ピンクに囲まれた通路の一番奥、長い上り階段を登る。手にした槍は杖替わりにもなり、意外と便利だった。通路に闊歩するたくさんの魔物たちはりなの姿を見るや、やはり襲いかかってきた。力を高める呪文、バイキルトで自らを強化するリザードマンや、暗黒の霧を吐いて視界を奪おうとするおばけトマト、仲間を呼ぶブルベリーノたちを、りなは蹴散らしてきた。りなの身体は槍に導かれるように自然に動き、敵の攻撃を受け止め、突き刺し、薙ぎ払った。最初は振り回されるようなぎこちなさを感じていたが、一切自分の意志と関係なく動く身体と槍に身を委ねているうちに、動き方がわかってきた。敵の隙はどこで、どのタイミングで槍を繰り出せばいいか。りなの意識と、身体と槍の動きが同調することも徐々に多くなった。だが、どれだけ...小説ドラゴンクエスト10第55回

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