甘えない

たとえどんなに自分が苦しくて辛かろうがそれを人に伝える意味はないへーそっか辛いねとレスポンスはあるかもしれないけど人にとって人の辛さは関係ない自分の苦しみはひとりで苦しむほかなすすべはないんだよ誰かに頼ろうとしてもその人はその人なりの苦しみを抱えてるかもしれないじゃない私の苦しみまでも背負ってもらおうなんてムシが良すぎるよがんばれ自分まだまだ足りないらしいよ甘えない

結婚

私は結婚することが本当に嬉しかった世に言うマリッジブルーなんてものはまったく感じることはなく嬉しくて嬉しくてほんと幸せだと思いましたそれは夫と一緒になれること甘々な新婚生活が送れることこれから子供を産んで楽しい家庭ができることそんなことが嬉しいんだと思っていましたが今思うと実は母から離れられることが嬉しかったんだろうなと思います今までずっと誰も愛してはくれなかった誰も助けてはくれなかったずっと我慢して頑張って生きてきたそんな人生が終わったんだとそれが1番嬉しかったんだと思いますこれから私はこの人に愛してもらえるこの人が助けてくれるもう頑張らずに自分らしく生きていいんだ言いたいこと欲しいものやりたいことなんでも言っていいんだなとま、そううまくはいかなかったんですけどね（笑）結婚

プロポーズ

そうやって育ってきた私ですがなにも24時間365日辛いことばっかりなんてことはなくそれなりに恋愛したり遊んだりはしました高校を卒業してお付き合いした彼から結婚してほしいと言われましたその彼は農家の跡取り長男で東京の農大を出た後家業を継いでいました母は「反対はしないけど苦労するのは目に見えてるよ、あそこはおじいちゃんおばあちゃんもまだ元気だし、長男の嫁としてやっていけるか心配」と言っていました一見私を心配しているようですが実は「農家の嫁」が気に入らなかったようですけっきょくその彼とは別れて何人かお付き合いした後夫になる人からプロポーズされた時のこと元の夫は国家公務員でした母は「ちゃんとしたいい人にもらってもらえる、ほんと安心した。農家の嫁になりたいと言われた時はどうしようかと思った」と言われましたから（笑）母は元...プロポーズ

今の私

さらっと思い出そうとしながらも過去を思い出していくと辛いですね（笑）うまく伝わるかどうかはわかりませんがこうやって育った私は今苦しんでいます欲しいものは欲しいと言ってはいけない痛い時も痛いと言ってはいけない苦しい時はがんばって耐える助けてと訴えても誰も助けてはくれないみんなはいいけど私はだめ弟はいいけど私はだめ夢は心の中にしまっておかなければならない私を可愛がってくれる人はいない私を愛してくれる人なんかいない私にいいことなんかあるはずがないこれが今の私今の私

進路を決める

高校を卒業するとき田舎で生まれ育ったので都会への憧れとおしゃれになりたいなどの憧れから美容系の進路に進みたいと思いましたメイクアップアーティストやネイリストスタイリストなど東京や大阪からたくさん専門学校のパンフレットを取り寄せてうっとりしながらながめていましたでも専門学校にものすごいお金がかかることその頃にはちゃんとわかっていましたし両親が長男である弟のためにお金を使いたいんだろうなということをちゃんと認識していたので専門学校に行きたいと言うことはできません都会で働きながら専門学校に通うなどそんな勇気も覚悟もありませんでした夢は心の中にしまいこんで卒業後は父のつてで地元役場の非常勤職員として働くこととなりましたその後弟は地元の県庁所在地がある市の美容専門学校に通いましたでも美容師にはならずバーテンや飲食店経営な...進路を決める

修学旅行

小学校の修学旅行の時田舎なので制服のある小学校だったけど旅館では自由な服装でいいと言われました友達に聞くと枕投げして遊んだりするからTシャツとジャージかなと言っていましたなので私も欲しいと思い母にお願いしましたすると母は「そんなの買わなくていい。学校行事なんだからオシャレする必要ないでしょ」と言われました「でもみんなかわいいTシャツとかメーカーもののジャージとか買ってるよ」「みんなって誰と誰？名前を言いなさい。お母さんが電話して聞くから！」そんな私のせいで友達の親に電話されてみんな服を買うのはやめましょうなんてなってしまったら友達に会わせる顔がなくなりますそれ以上言うのはやめました今でも実家には旅館の部屋の中で可愛いキャラクターのTシャツとアディダスやプーマなどのジャージを着た友達と学校の体操服と制服のスカート...修学旅行

訴えられない

小さいころからADHDの私はテレビを見てはいろんなものが気になり「お母さん、あれ欲しい」「お母さん、あれ見に行きたい」「お母さん、これ食べてみたい」頭で整理して質問するのが苦手なので思ったらすぐに口に出していましたなので母からは「あんたは欲しい欲しいしか言わない」と言われるようになりましたさらに感覚過敏があった私はなんでも匂いを嗅ぐクセがありました食べ物や飲み物だけでなく手の匂いや髪の匂いなんでもすぐに匂いを嗅いでいましたそのたび母から「また嗅いでる！」とたしなめられていましたそれは小さなことですが毎日毎日続いていくうちに「欲しいと言ったら怒られる」「何かすると怒られる」ということが頭に刷り込まれて行きましたそうなると今度はうかつに要求して怒られるのは嫌だから本当に本当に頭が痛くて薬が欲しい時や友達と買い物に行...訴えられない

いじめの話

中学の時やはり同じような理由でいじめにあいましたADHDの特性から話の途中で他のこと始める話し出せば自分のことばかり大事なものをすぐ忘れてくる先輩からは挨拶しないなついてこない可愛くないということで中2の夏休みは家で一人で泣いてました2学期が始まるのが怖くてついに母に話しました「もう学校には行きたくない」と助けてほしかったいじめはなくならなくても母に味方になってほしかったつらかったねとたった一言言ってほしかっただけでも母は「何言ってるの。学校行かないとかそんなことできるわけないでしょ！行かなくてどうするつもりなの？」行きたくない理由すら聞いてくれませんでしたこのころから私は辛く苦しくても誰も助けてはくれないということを思い知ったような気がしますいじめの話

職場では

私は仕事に就くと必ずいじめにあいます程度の差はありますが毎回です原因は私にあるので仕方ないといえば仕方ないたとえば医療職の私、他の職種の人もたくさんいる中で頭に浮かんだことを整理することが苦手でどんどん口にするものだから専門用語満載（本人気づいていません）当然まわりからは「知識ひけらかして偉そう」とみられます人から嫌われたり拒否されたりすることがものすごく怖いからとりあえず笑顔「誰にでもヘラヘラして媚び売ってる」意見を出して反対されるのは怖いからあまり人の意見に口を出せない「意見も言わずに傍観してる偉そう」突発的な出来事に対応するのが苦手電話がかかると慌ててしまって避ける「電話も出ない」などなどADHDやACが原因だなと思われるようなことで途端にまわりから孤立してしまいます無視、仲間はずれ、嫌味…いつものことな...職場では

子供の頃の私

私は小さい頃ほんとに可愛くない子供でしたとなかく無愛想だって発達障害でコミュニケーションがとてつもなく苦手なのだから誰にでもニコニコと愛想良くというのはもう絶対無理なことです知らない人の前では笑顔も作れず挨拶もできないしかも注意力が悪いので話の途中でもきょろきょろしたり手遊びをしたりと話の聞けない子だったと思いますいざ話し合いとなるとADHDの特性全開で想像力豊かで妄想好きだけど物事を順序よく組み立てることが苦手頭に浮かんだことを考えずに口に出しなんとかして相手を丸め込もうとするもんだから親からはいつも「屁理屈ばっかり並べる子」と言われていました弟はそうじゃなかった2つ下の弟は小さい頃から可愛かったまず顔が可愛かった（笑）中学までは小さくてガリガリだったからまわりからすごく可愛がられてた（今は見上げるほど背が伸...子供の頃の私